JPH02287611A - プリンタ・コントローラ - Google Patents

プリンタ・コントローラ

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JPH02287611A
JPH02287611A JP1107253A JP10725389A JPH02287611A JP H02287611 A JPH02287611 A JP H02287611A JP 1107253 A JP1107253 A JP 1107253A JP 10725389 A JP10725389 A JP 10725389A JP H02287611 A JPH02287611 A JP H02287611A
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JP
Japan
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information
block
command
hcb
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JP1107253A
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Inventor
Masahiro Nakanishi
昌弘 中西
Keiji Izumi
恵治 泉
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンピュータより転送されるコード化され
た印字情報を受は取り、内部のメモリに印字情報を蓄積
し、用紙1ペ一ジ分に対応する量のデータが受信される
と、1ペ一ジ分の情報を印字出力する、いわゆるページ
・プリンタに関し、更に詳細には、印字のための環境条
件をページ単位で管理できるようにしたページ・プリン
タのコントローラに関する。
〔従来の技術〕
一般にページ・プリンタにおいて、ホスト・コンピュー
タよりプリンタに転送されるASCIIコードで表現さ
れる印字情報は、実際に印字される通常文字コード(2
1H〜7EH)と、CR(復4)、LF等(改行)の1
バイトの制御コード(00H〜20H,7FH)とに大
別される。ところがASCIIコード等の1バイトによ
る情報だけでは、プリンタ諸条件の変更等の複雑な制御
ができないため、前記制御コードの中のESCコード(
I BH)をコマンド・ヘッダとして複数バイトで構成
されたコマンド群(以降ESCシーケンスと呼ぶ)を用
意し、印字における文字間隔や、行間隔の設定、マージ
ン・オフセット等の1ページ内の印字位置制御等、印字
を実行するための環境条件の制御を行っている。
また近年のプリンタには用紙両面への印字を行うものが
ある。このような両面印字を行うプリンタ・エンジンに
おいては、例えば第16図に示すように、用紙搬送及び
用紙反転のための構造上、印字された用紙を排出すると
、印字されたページの順序が逆転して排出してしまう構
成のものがある。
すなわち、第16図において、給紙トレイ1から給紙さ
れた用紙は画像形成部2において、その第1の面に画像
が形成され、定着部3を通って搬送ローラ部4の前進ロ
ーラ対を介して、−旦反転ガイドを備えた用紙反転部5
に導入される0次いで搬送ローラ部4の反転ローラ対を
介して用紙を反転搬送経路6に反転搬送し、画像形成部
2の動作とタイミングをとって再度画像形成部2に向け
て搬送する。そして画像形成部2において第2の面に画
像が形成されたのち、用紙は定着部3及び搬送ローラ部
4を通って、排出ローラ7によって用紙排出スタッカ8
に排出される。この場合第2の面を下側にして、順次排
出されるため、印字されたページの順序が逆転されるこ
とになる。
したがって、かかる構成のプリンタ・エンジンに対して
、印字するためのラスタ・データを転送するためには、
ホスト・コンピュータより受は取った印字情報をページ
毎に管理し、予めプリンタ・コントローラ内でページ類
を反転した後、ラスタ・データをプリンタ・エンジンに
転送する必要がある。つまりホスト・コンピュータより
、第1ページ、第2ページの順序で情報を受信し、第2
ページ、第1ページの順で印字出力することになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記構成のプリンタ・エンジンを用い、ペー
ジ類を反転して印字出力するように構成されているペー
ジ・プリンタにおいて、第1ページの途中で文字間隔等
の環境の変更があった場合、最初に印字出力する第2ペ
ージは、ページ先頭より第1ページ内の環境変更後の環
境を使用して(変更された文字間隔で)印字が開始され
、次に印字出力する第1ページは変更される前の環境に
基づいて(変更前の文字間隔で)印字されなければなら
ない。更に第1ページの印字出力後には、変更された環
境条件に設定する必要がある。
一方、プリンタにおいて環境変更に伴って変更内容のみ
を順次記憶し、異常発生時等にこの順次記憶された情報
を後戻りすることによって、環境を復帰するようにした
環境条件の制御方式が特公昭62−20577号に開示
されている。この環境条件の制御方式は、環境条件の再
設定処理に適用することができるが、各ページ毎に環境
変更記憶の後戻り処理が必要であり、効率のよい方式で
はない。
この環境条件の再設定処理は、前記のような両面印字の
際のページ)頓反転による環境条件の再設定に加え、プ
リンタ・エンジン内で用紙の紙詰まり等の異常が発生し
た場合のジャム・リカバリ処理において、異常の発生し
たページから印字を再度行うというような場合にも必要
な処理であり、ページ・プリンタのコントローラを設計
する際には効率のよい環境設定方式が不可欠である。
本発明は、従来のページ・プリンタにおける上記の問題
点を解決するためになされたもので、各ページにおける
環境条件に応じた画像を、容易に且つ迅速に形成するこ
とが可能なプリンタ・コントローラを提供することを目
的とする。
本発明の他の目的は、異常が発生した場合にも、異常の
発生したページにおける環境条件に応じた画像を、容易
に且つ迅速に形成することが可能なプリンタ・コントロ
ーラを提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用]上記問題点を解
決するため、本発明は、ページ単位で印字を行うページ
・プリンタにおいて、プリンタ・コントローラに、ソー
ス・イメージ・データをイメージ・メモリ上に配置させ
るために用いるコマンド情報を記憶する手段と、該記憶
手段に前記コマンド情報をページ単位で格納するための
手段とを備えるものである。
このように構成したプリンタ・コントローラにおいては
、ソース・イメージ・データをイメージ・メモリ上に配
置させるために用いるコマンド情報には環境情報が反映
されており、且つこのコマンド情報はページ単位で記憶
されているため、ページ順の変動に関わらず、各ページ
に対する環境情報の再設定処理が不要となり、各ページ
に対応する所定の環境条件を備えた画像を容易に且つ迅
速に形成することが可能となる。
したがって、画像転送順序を変えた画像形成の場合や、
異常発生時におけるリカバリ処理の場合においても、対
応する環境条件をもつ所定の画像を容易に且つ迅速に形
成することができる。
〔実施例〕
次に本発明に係るページ・プリンタのコントローラの実
施例について説明する。まず本実施例におけるプリンタ
・エンジン及びコントローラの構成・機能は次に示すよ
うなものである。すなわち、プリンタ・エンジンは第1
6図に示したものと同様に、両面印字において、2シー
ト、4ページの印字情報を、#1.#2.#3.#4の
順序で転送すると、用紙排出スタッカには、#2.$1
.#4、#3のページ順で排紙される機械的構成とする
。そしてコントローラは上記両面プリントにおけるペー
ジ順の狂いを補正するために、情報転送ページ順序を#
2.$1.#4.#3と自動的に変更するように構成さ
れている。
次に本実施例のハードウェア構成を、第1図に基づいて
説明する。本実施例のプリンタ・コントローラは、その
制御を行うためのCPUを有し、更に該CPUのバスに
は図に示すように下記の要素を接続している。
OI制御プログラムを格納した読み出し専用のプログラ
ム・メモリ 0 各種制御情報の書き込み・読み出しを行うワークメ
モリ 0 ホスト・コンピュータより印字情報を読み込むため
のホストI/F O画像を形成するための補助プロセッサとしてのラスタ
・プロセッサ o  DMAコントローラ Oプリンタ・エンジンに対して印字開始等の命令を送信
したり、プリンタ・エンジンの状態等の情報を受信する
ためのエンジンI/F更に前記ラスタ・プロセッサのバ
スには下記の要素を接続している。
O各種フォントの形状をビット・マツプで格納するフォ
ント・メモリ 0 ホスト・コンピュータより転送された文字コード等
の印字情報に従って、前記フォント・メモリのデータを
配列した画像情報や、ホスト・コンピュータより転送さ
れたビット・イメージ・データを格納し、その後プリン
タ・エンジンにラスタ・スキャン・データを転送するた
めのイメージメモリ CPUはホスト・コンピュータより転送された印字情報
を前記ホス)l/Fより読み込み、読み込んだ文字コー
ドに対応するフォント・メモリのアドレスと現在のカー
ソル位置に対応するイメージ・メモリのアドレス等の情
報より、前記ラスタ・プロセッサ用の内部コマンド(以
降ラスタ・コマンドと呼ぶ)を生成し、ラスタ・プロセ
ッサに転送する。ラスタ・プロセッサはこのラスタ・コ
マンドを受けて、フォント・メモリのデータをイメージ
・メモリ上に配列し、後のCPUがらの指令によりプリ
ンタ・エンジンにラスタ・スキャン・データを送出する
この実施例では、フォント・メモリのデータをイメージ
・メモリに転送する際に、上記の構成でラスタ・プロセ
ッサを使用することによって処理速度を上げているが、
フォント・メモリ及びイメージ・メモリをCPUのバス
に配置し、cPUが直接フォント・メモリのデータをイ
メージ・メモリに書き込む構成としてもよい。
次に実際の動作の説明に先立って、本実施例において使
用する各種制御情報を説明する。
まず、第2図に示すような、ホスト・コンビュ−タより
転送された印字情報を格納するためのバッファとして、
aワードの長さのホスト・コマンド・バッファ(HCB
)・ブロックをb個用意し、各ブロックにそれぞれ0か
ら(b−1)までのIDを付与する。各HCBブロック
は、ブロックの先頭の1ワードのブロック間リンク情報
エリアと(a−1)ワードの印字情報を格納するための
エリアとで構成される。リンク情報エリアには、当該H
CBブロックだけで、1ページの印字情報の格納が完結
せず、別のHCBブロックに印字情報の格納を行う際に
、続< HCBブロックのID(0〜b−1)を書き込
む。また当該HCBブロックで格納が完結しているとき
には、リンク情報として、〜1を書き込むようになって
いる。第3図にHCBブロックを、0.2,1.3の順
序で連結する態様を示している。
次に上記のHCBへの書き込み/読み出し/開放を管理
するために、1個の制御情報エリアとして、HCBコン
トロール・ブロックを用意する。
HCBコントロール・ブロックには、次の情報が含まれ
る。
0 書き込み中のHCBブロックのIDO書き込み中の
HCBブロック先頭からのオフセット値 0 読み出し中のHCBブロックのIDO読み出し中の
HCBブロック先頭からのオフセット値 次に第4図に示すような、CPUにより生成された前記
のラスタ・プロセッサ用のラスタ・コマンドを格納する
ためのバッファとして、Cワードの長さのラスタ・コマ
ンド・バッファ(RCB)・ブロックをd個用意し、各
ブロックにそれぞれOから(d−1)までのIDを付与
する。各PCBブロックは、ブロックの先頭の1ワード
のブロック間リンク情報エリアと(c−1)ワードのラ
スタ・コマンドを格納するためのエリアとで構成される
リンク情報エリアには、第5図に示すように当該PCB
ブロックだけで、1ページのラスタ・コマンドの格納が
完結せず、別のRCBブロックにラスタ・コマンドの格
納を行う際に、続<RCBブロックのID(0〜d−1
)を書き込む、また当該RCBブロックで格納が完結し
ているときには、リンク情報として、−1を書き込むよ
うになっている。なお第5図は、PCBブロックを、0
,2゜1.3の順序で連結する態様を示している。
次に上記のRCBへの書き込み/読み出し/開放を管理
するために、1個の制御n情報エリアとして、RCBコ
ントロール・ブロックを用意する。
RCBコントロール・ブロックには、次の情報が含まれ
る。
0 書き込み中のPCBブロックのIDO書き込み中の
PCBブロック先頭からのオフセット値 o 読み出し中のPCBブロックのIDo 読み出し中
のRCBブロック先頭からのオフセ・ン ト値 次に一連の印字動作中に、−時にプリンタ内に印字過程
中として存在し得る用紙枚数eと、−枚の用紙に印字し
得る最大ページ数f (両面印字が可能な場合は2ベ一
ジ/用紙となる)との積e×fに2を加えた数、すなわ
ち印字動作中に一時にプリンタ内に存在する最大ページ
数に2を加えた数の情報ブロックを用意する。この情報
ブロックは印字に必要な各種の環境情報を格納するため
の情報ブロックであり、各ESCシーケンス解析・実行
時に、逐次環境情報を更新するためのカレントの環境情
報ブロック(E I B) 1個と、異常の発生時に前
記カレントのEIBを一時退避するエリア1個、及び各
ページの編集開始時にその時点の環境情報を格納するた
めの、格納用環境情報ブロックとで構成されている。な
おEIBのブロック数を最大ページ数の他に2つ用意し
ているのは、上記カレントEIBと退避用エリアのため
である。
このEIBの構成例を第6図に示す。
次に一連の印字動作中に、−時にプリンタ内に印字過程
中として存在し得る用紙枚数eと、−枚の用紙に印字し
得る最大ページ数f(両面印字が可能な場合は2ベ一ジ
/用紙となる)との積e×f、すなわち印字動作中に一
時にプリンタ内に存在する最大ページ数と同じ数の情報
ブロックを用意する。これをページ情報ブロック(P 
I B)と呼ぶ。このPIBには次の下位制御情報が従
属する。
すなわち当該ページと対応する前記HCBの情報、すな
わちホスト・コンピュータより転送された当該ページを
構成する印字情報が格納されたコマンド・バッファの場
所を示すための情報や、当該ページと対応する前記RC
Bの情報、すなわち生成されたラスタ・プロセッサ用の
ラスタ・コマンドが格納されたコマンド・バッファの場
所を示すための情報や、当該ページと対応する前記格納
用EIBの情報、すなわち当該ページの編集開始時の各
種環境情報を当該ページの印字の正常な終了まで格納す
るEIBのIDを示す情報や、更に当該ページに対する
一連の印字のための処理が現在どういう状態にあるかを
示すためのページ状態スイッチとして使用される制御情
報が含まれる。これを更に詳細に列挙すると次のとおり
である。
o  HCB開始ブロックID o  HCB開始ブロック先頭からのオフセット値o 
 HCB終了ブロック10 o  HCB終了ブロック先頭からのオフセット値on
個のHCBブロックそれぞれにおいて、当該ページが使
用しているHCBブロックを示すための、少なくともb
ビットの情報量を持ったフラグ()ICB使用フラグ) RCB開始ブロックID PCB開始ブロック先頭からのオフセット値RCB終了
ブロックID RCB終了ブロック先頭からのオフセット値n個のRC
Bフ゛ロックそれぞれにおいて、当該ページが使用して
いるRCBブロックを示すための、少なくともdビット
の情報量を持ったフラグ(RCB使用フラグ) O対応EIBのID Oページ状態スイッチ FREE  :開放状態 EDIT  :&I集中 EDEND :編集終了 DSPT  :イメージ形成中 DSEND :イメージ形成終了 RTOE  :エンジンへのラスタ・データ転送中 WAIT  二相紙の排出待 更に一連の印字動作中に、−時にプリンタ内に印字過程
中として存在し得る用紙枚数eと同じ数の情報ブロック
であるシート情報ブロック(31B)を用意する。この
SIBは、下記に示すように、当該ページと対応するP
IBの情報、すなわち当該シートに印字される複数のペ
ージのID、及び各IDを付与されたページのシート上
の印字位置、すなわち両面印字の際にはシートの第1面
に印字するか第2面に印字するかを示す情報として、印
字形態に応じて各ページのシート上の印字位置を管理す
るための情報を格納するために使用される。更に当該シ
ート及びSIBが現在どういう状態にあるかを示すため
のシート状態スイッチとして使用される。
0 当該シートを構成するPIBの数(片面印字−1/
両面印字=2) 0 第1プリントのPIBのID 0 第1プリントのシート上の位置情報0 第2プリン
トのPIBのID O第2プリントのシート上の位置情報 0 シート状態スイッチ FREE  :開放状態 EDIT  :編集中 EDEND :編集終了 WAIT  :用紙の排出待 SIB、PIB、HCB、RCB、EIBの管理体系を
第7図に示す。
更に上記SIBの数eと同じ長さを有するFIFO構成
のデータ・ブロックであるシート・シーケンス・キュー
(SSQ)を用意する。このSSQは各ページの印字順
序を制御するために使用されるデータ・ブロックであり
、各シート毎の編集が終了すると当該シートのID、す
なわちSIBのIDが順次書き込まれるようになってい
る。
虜に制御を実行するにあたり、8ピントの文字コードそ
れぞれに対応した各処理モジエールのアドレスを格納す
るのに充分な長さを有するデータ・ブロックを1単位と
して、このデータ・ブロックを、文字コードのそれぞれ
の処理モジュールのアドレスを格納するために文字コー
ド順に256個連結した、下記の処理アドレス・テーブ
ルを複数個用意する。更に、現在使用中の処理アドレス
テーブルを示すための処理テーブル・ポインタを用意す
る。
0 ホスト・コンピュータより最初に入力された文字コ
ード別の処理モジニールのアドレスを格納する、ベーシ
ック処理アドレス・テーブル(第8図参照) 0 コマンド・ヘッダであるESCコードが人力された
後に、サポートするESCシーケンス体系に基づいて、
コマンド・ヘッダのESCコードに続く文字コード別に
それぞれの下位処理モジュールに移行するための、前記
同様に文字コード順に256個連結された第1ESC処
理アドレス・テーブル 0 更に引き続く文字コード別に、各処理モジュールに
移行するための第2 ESC処理アドレステーブル 0 サポートするESCシーケンス体系により決定する
個数nの、同様の第1ESC処理アドレス・テーブル 次に本実施例において、印字が正常に終了するまでの処
理を、第9図に示したホスト・コマンド別処理フローチ
ャートに沿って説明する。
■ ホスト・コマンドの読み込み ホスト・コンピュータよりデータ・バスにデータが出力
され、同期信号STBによりそのデータが内部のフリッ
プ・フロップにラッチされると、CPUはこのデータを
読み込み内部に取り込み、ホスト・コマンド解析部に処
理を移行する。
■ ホスト・コマンドの解析 ホスト・コマンド解析部は、処理テーブル・ポインタで
指示される処理アドレス・テーブル、ここでは最初に設
定されたベーシック処理アドレス・テーブルを参照し、
入力された文字コードそれぞれに対応した更に下位の処
理モジュールに制御を移行する。
入力されたデータが通常の印字文字コード(21H〜7
EH)である場合、文字コードに対応するフォントのイ
メージ・データをイメージ・メモリ上に展開するための
、各文字コードに共通のモジュールに移行し、更に次項
のページの1!得のための処理へ移る。
人力されたデータがESCコード以外の制御コードであ
る場合、コード別にそれぞれの処理モジュールに移行し
、当該制御コードがカレントのカーソル位置に変更を生
じるコードであれば、次項のページの獲得のための処理
へ移る。
当該制御コードがカレントのカーソル位置に変更を生じ
ないコードであれば、カレントのEIBの対応する情報
を更新した後、次項のページの獲得のための処理をスキ
ンプし、ホスト・コマンドの格納の処理に移行する。
入力されたデータがESCコードの場合、処理テーブル
・ポインタに第1 ESC処理アドレス・テーブルを設
定し、再度ホスト・コマンドの読み込みの処理を行う、
1バイトのデータの読み込みに応じて処理テーブル・ポ
インタを第2ESC処理アドレス・テーブル、第3ES
C処理アドレス・テーブルへと遷移させて順次データを
取り込み、一連のESCシーケンスが終了した後、対応
するESCシーケンス処理モジュールへと制御を移行す
る。それぞれのESCシーケンス処理モジュールは、こ
の一連のコマンドを解析し、当該コマンドがカレントの
カーソル位置に変更を生じるコードであれば次項のペー
ジの獲得のための処理へ移る。当該コマンドが文字間隔
の設定等のカレントのカーソル位置に変更を生じないコ
ードであれば、カレントのEBBの対応する情報を更新
した後、次項のページの獲得のための処理をスキップし
、ホスト・コマンドの格納の処理に移行する。
■ ページ/HCB/PCB/シートの獲得衣にページ
/HCB/RCB/シートの獲得処理を第10図に沿っ
て説明する。CPUは現在編集状態中のページがあるか
どうか、すなわちページ状態スイッチがEDITである
PIBがあるかどうかを調べる。EDIT中のページが
あれば、ページ/HCB/RCB/シートの獲得処理は
行わない。EDIT中のページがない場合、CPUはま
ずページ状態スイッチがFREEであるPIBを探し、
当該PIBを獲得する。
次にCPIJは獲得したPIB及びRCBの初期化処理
として次の作業を行う。
0 当1亥PIBのページ状態スイッチをEDITにす
る。
o  HCBコントロール・ブロックより現在のHCB
の書き込み場所を読み出し、当該PIBのHCB開始ブ
ロックID及び開始オフセットを設定する。
o  HCB終了ブロックID及びオフセットをクリア
する。
o  HCB使用フラグの中の、書き込み用に獲得した
HCBのIDに対応するビットをビットする。
o  RCBコントロール・ブロックより現在のPCB
の書き込み場所を読み出し、当該PIBのRCB開始ブ
ロック10及び開始オフセットを設定する。
o  RCB終了ブロックID及びオフセットをクリア
する。
o  RCB使用フラグの中の、書き込み用に獲得した
RCBのIDに対応するビ・ントをセントする。
PIB、HCB、RCBが獲得されると、現在編集状態
中のシートがあるかどうか、すなわちシート状態スイッ
チがEDITであるSIBがあるかどうかを調べる。E
DIT中のシートがなければ、CPLIは続いてシート
の獲得のために次の処理を行う。
0 シート状態スイッチがFREEであるSIBを探し
、当該SIBを獲得する。
0 当該SIBのシート状態スイッチをEDITにする
O現在のモード(片面印字/両面印字)に応じて、当該
シートを構成するPIB数、すなわち当該シート1枚に
印字する情報のページ単位の数(片面印字=1/両面印
字=2)を設定する。
続いて獲得されたSIBの対応する場所に、当該シート
に従属するPIBのID、及び当該ページの当該シート
上の印字位置情報(本実施例では表面印字か、裏面印字
かを示す情報)を書き込む。
最後にCPUは、開放されている格納用EIBの1つに
カレントのEIBの情報を全て格納し、前記PIB内の
格納用EIBのIDをセットする。このカレントEIB
の情報を格納用E!Bに格納する処理において、カレン
トEIBの情報をそのまま格納用EIBに格納してもよ
いし、カレン)、 E I Bの情報を圧縮した形式で
格納用EIBに格納してもよい。
以上の動作でページ/HCB/RCB/シートが獲得さ
れる。
■ ホスト・コマンド別の処理 上記の処理に続いて、入力されたホスト・コマンド別に
次の処理を行う(第9図参照)。
入力されたデータが通常の印字文字コード(218〜7
EH)である場合、CPUは当該文字コードに対応した
フォントの形状データを、前記イメージ・メモリにビッ
ト・ブロックの転送(BITB’LT)するために、前
記のラスタ・プロセッサ用のラスタ・コマンドを生成す
る。
1つのラスタ・コマンドは下記の情報より構成される。
0 転送されるデータ(ソース・データ)の格納先アド
レス 0 ソース・データの輻 Oソース・データの長さ 0 転送されたソース・データのイメージ・メモリ上の
格納先アドレス CPUは現在使用中のフォント・セットのIDと、入力
された文字コードより、各文字コード毎の情報テーブル
を参照し、当該文字コードに対応したフォントの格納先
アドレス、及び当該文字コードに対応したフォントの幅
・長さの情報を得る。更に前記カレントEIBに登録さ
れたX方向(通常プリンタ・エンジンにラスタ・イメー
ジ・データを転送する際の主走査方向)と、これに直行
するY方向それぞれのカーソル値より、イメージ・メモ
リ上の格納先アドレス(当該文字の印字位置)を求める
。これらの情報より、CPUは当該文字コードに対応す
る前記ラスタ・プロセッサ用のラスタ・コマンドを生成
する。
CPUは、RCBコントロール・ブロックより書き込み
用のRCBブロックID RCBブロック・オフセット
を読み出す0次に両ポインタで示される場所に前記のラ
スタ・コマンドを書き込み、PCBブロック・オフセッ
ト値に1ヲ加える。続いて更新されたオフセット値をチ
ェフクし、この値が1個のPCBブロックの長さを越え
ていると、CPUは下記の手順で新たなRCBブロック
の獲得処理を行う。
CPUは第11図に示すように、全てのPIBのPCB
使用フラグの論理和を求め、現在開放されているPCB
のIDを求める。このIDを現在書き込み中のPCBブ
ロック先頭の、RCBブロック・リンク情報エリアに書
き込むことによって、これまで書き込んでいたRCBブ
ロックの連結光を明らかにする。次にRCBコントロー
ル・ブロックのPCBブロンクID及びオフセット値を
、新たに獲得したRCBブロックに基づき更新する。更
に現在編集中のページのPIB内のRCB使用フラグを
更新する。
以上の手順で入力された文字コードに対応するラスタ・
コマンドの生成を行った後、次の文字の印字開始位置を
前記カレン1−EIB内のカーソル値に設定する。
入力されたデータがESCコード以外の制御■コードで
ある場合、例えば当該制御コードがLF(改行)コード
の時は、前記カレントEIBに登録されたY方向のカー
ソル値に、カレントEIBに登録された行間隔の値を加
えるというような、フォント・データの展開等の処理は
行わず環境情報を更新する処理のみを実行する。
人力されたデータがESCシーケンスの場合、各ESC
シーケンス別に環境情報の更新等の処理を実行する。
上記のホスト・コマンド別のそれぞれの処理を行った後
、次のホスト・コマンドの格納処理を行う。
■ ホスト・コマンドの格納処理 CPUは、現在ページが獲得されているかどうかを調べ
る。獲得されていない場合は、入力されたホスト・コマ
ンドはカレントのカーソル位置に変更を生じないコマン
ドであり、前項の各コマンド別処理において前記カレン
トのEIB内の各種環境情報を更新するだけで、当該ホ
スト・コマンドに対する処理を終了する。ページが獲得
されていると、続いて以下のホストコマンドの格納処理
を行う。
CPUは、HCBコントロール・ブロックより、書き込
み用のHCBブロックID、HCBブロック・オフセッ
トを読み出す。次に両ポインタで示される場所にホスト
・コンピュータから受は取った印字情報を書き込み、H
CBブロック・オフセット値に1を加える。続いて更新
されたオフセット値をチェフクし、この値が1個のHC
Bブロックの長さを越えていると、CPUは下記の手順
で新たなHCBブロックの獲得処理を行う。
CPUは第12図に示すように、全てのPIBのHCB
使用フラグの論理和を求め、現在開放されているHCB
のIDを求める。このIDを現在書き込み中のHCBブ
ロック先頭の、HCBブロック・リンク情報エリアに書
き込むことによって、これまで書き込んでいたHCBブ
ロックの連結光を明らかにする。次にHCBコントロー
ル・ブロックのHCBブロックID及びオフセット値を
、新たに獲得したHCBブロックに基づき更新する。更
に現在編集中のページのPIB内のHCB使用フラグを
更新する。
■ ページ/シート終了処理 CPUは、ホスト・コンピュータより改ページコマンド
(F F)が転送されるか、改行コマンド(L P)に
より1ページの許容行数を越えるまで、ここまでの処理
を繰り返し、その後下記の手順で当該ページの終了処理
を行う。
0 当該ページのPIBのページ状態スイッチをEDE
NDにする。
0 当該ページのPIBのHCB終了ブロックID及び
HCB終了ブロック・オフセットを書き込む。
0 当該ページのPIBのRCB終了ブロックID及び
RCB終了ブロック・オフセットを書き込む。
本実施例では片面印字のモードであるため、続いて下記
の手順で当該シートの終了処理を行う。
0 当該シートのSIBのIDをSSQに登録する。
θ 当1亥シートのSIBのシート状態スイッチをED
ENDにする。
■ イメージ・データの形成・転送処理CPUは、前の
ページのイメージ転送等のためのイメージ・メモリの専
有が終了し、イメージ・メモリが開放されていると、前
記SIB内のページ位置情報を参照し、当該シートの第
1面に印字すべきページの10を検出する。続いて検出
されたページのPIBのページ状態スイッチをDSPT
にセットし、前記DMAコントローラを用いてRCBに
格納されたタスク・コマンドを、1ブロツクずつ前記タ
スク・プロセッサにDMA転送し、イメージ・メモリ上
にフォント・イメージ等の展開を行う、全てのデータの
展開処理が終了すると、続いてCPUは対応するページ
のPIBのページ状態スイッチをDSENDにセットし
、プリンタ・エンジンからの要求に基づいて、形成した
タスク・イメージ・データをプリンタ・エンジンに転送
する。
1画面分のタスク・イメージ・データの転送が終了する
と、続いてCPUは対応するシート及びページの各状態
スイッチをWAITにセットし、プリンタ・エンジンか
らの用紙の正常な排出を待つ。
実際にはイメージ・メモリが開放されていると、あるペ
ージに対するホスト・コマンドを受けてイメージ展開用
のタスク・コマンドを生成する処理と、生成された当該
ページのタスク・コマンドをタスク・プロセッサに転送
しイメージ・メモリ上にフォント・イメージを形成する
処理が、マルチ・タスク処理として時分割で行われてい
る。また、エンジンに対するタスク・イメージ・データ
の転送中にも、次のページに対するイメージ展開用のタ
スク・コマンドを生成する処理が、時分割で行われてい
る。
■ シート/ページ/HCB/RCB開放処理プリンタ
・エンジン内の用紙への画像形成が終了し、用紙が正常
に排出されると、CPUは下記の手1頭でシート、ペー
ジ、HCB、RCBの開放処理を行う。
o  SSQよりデータを取り出し排出されたシートの
SIBの10を検出する。
0 当該シートのSIBのシート状態スイッチをF・R
EEにセットする。
0 当該シートのSIBのPIB情報より従属する全て
のページに対し下記の手順でページの開放処理を行う。
00  当該ページのPIBのページ状態スイッチをF
REEにセットする。
oO当該ページのPIBの対応するHCB使用フラグを
リセットする。
00  当該ページのPIBの対応するPCB使用フラ
グをリセットする。
以上の手順でプリント・モードとして片面印字が選択さ
れ、ホスト・コンピュータより入力された印字情報の、
用紙への印字が正常に終了する。
ここまでの処理の大きな流れを第13図に示す。また片
面印字において、ホスト・コンピュータよりデータが転
送されてから印字された用紙が正常に排出されるまでの
間の、用紙の搬送態様及び前記PIB、SIB、SSQ
の状態遷移を第14図に示す。なお第14図において、
数字はページ及びシート順位を示している。
次にプリント・モードとして両面印字が選択された際に
、コントローラ内でホスト・コンピュータからのページ
単位の印字情報のページ順を反転し、印字を行う場合に
ついて説明する。
ホスト・コンピュータからデータを受信すると、片面印
字の時と同様に受は取ったデータを解析し、当該データ
がカーソルの移動を伴うものであれば、ページ/HCB
/RCBをA1得し、引き続いてシートの獲得処理を行
う。シート獲得処理において、両面印字モードの時には
ホスト・コンピュータより受けた最初のページのPIB
の10は、第2プリント用の情報として、前記SIBに
登録される。
その後各コマンド別にカレントのEIBの更新、イメー
ジ展開用タスク・コマンドの生成及び対応するRCBへ
の格納等のそれぞれの処理を実行する。
ところがこの時、マルチ・タスクで動作しているイメー
ジ・データ形成処理において、現在ラスタ・コマンド生
成中のページは第2プリント用のデータとして認識され
るため、イメージ・メモリ上へのフォント・データの展
開は行われない。
前記の処理を繰り返し、片面印字モードと同様に、改ペ
ージコマンド(F F)等によりページ/シート終了処
理へと移行し、第1ページに対する編集処理を終了する
続いてホスト・コンピュータより第2ページ(第1プリ
ント)のデータが転送されると、同様にページ/)Ic
B/RcBの)1得が行われ、続いて第1プリント用デ
ータとして獲得されたP I BのIDがSIBに登録
される。前記の第1ページの1!I集処理は通常通りに
実行されているため、この時点のカレン)EIB内の各
種環境情報は、全て第2ページの編集開始にあたって必
要な値に更新されている。したがって前記と同様にカレ
ントE!Bの各種環境情報を格納用EIBに格納し、こ
のIDをFIBに登録する。
その後受信した各コマンドに対応したカレン!−〇EI
Bの更新、イメージ展開用タスク・コマンドの生成及び
対応するPCBへの格納等のそれぞれの処理を実行する
この第2ページの編集中には、マルチ・タスクで動作し
ているイメージ・データ形成処理において、現在タスク
・コマンド生成中のページは第1プリント用のデータと
して認識され、イメージメモリが開放されていると、フ
ォント・データの展開等のイメージ・データの形成処理
が行われる。
この処理を改ページコマンド(F F)等を受信するま
で繰り返し、当該ページのイメージ・データをプリンタ
・エンジンに転送し、その後火の第1ページ(第2プリ
ント)の処理に移行する。
CPUはまず当該ページのPIBのページ状態スインチ
をDSPTにセットする。続いて当慮亥ページのPIB
のRCB開始ブロック10.RCB開始ブロック・オフ
セットの情報を、PCBコントロール・ブロックの読み
出し用のPCB開始ブロックID、PCB開始ブロック
・オフセットにセントする。その後前記第2ページ(第
1プリント)の時と同様に、格納されたタスク・コマン
ドをDMAコントローラ壱用いて前記タスク・プロセッ
サに転送し、イメージ・メモリ上に画像の形成を行う。
なお、この時点でPCBに格納されているタスク・コマ
ンドは、当該第1ページに対応するホスト・コマンドが
ホスト・コンビ1−夕より転送されている時に、各種環
境情報を更新しながら生成されたものである。換言する
とタスク・コマンド自体に環境情報による影響が全て含
まれているため、ページ順反転による環境情報の再設定
等を行う必要がなく、当該PCBに格納されたタスク・
コマンドをタスク・プロセッサに転送するだけで、正し
い画像を得ることができる。
先に処理を行った、第2ページ(第1プリント)に対す
る印字動作が終了し、用紙がプリンタ・エンジン内の反
転用紙待機位置に達し、次の印字のための準備が整うと
、形成した第1ページ(第2プリント)のイメージ・デ
ータをプリンタ・エンジンに転送する。
以上の手順で用紙両面に対する画像形成が終了し、用紙
が正常に排出されると、前記の片面印字モードと同様に
、シート、ページ、HCB、RCBの開放処理を実行し
、一連の処理が終了する。
両面印字において、ホスト・コンピュータよりデータが
転送されてから印字された用紙が正常に排出されるまで
の間の、用紙の搬送態様及び前記PIB、SIB、SS
Qの状態遷移を第15図に示す。
図において、SSQにおける数字はシート順位を示し、
他の数字はホスト・コンピュータから入力されたページ
順位を示している。
以上、PCBに格納されたイメージ展開用のタスク・コ
マンドを使用することによって、ページ順を反転出力す
る手順を説明した。
ところが本実施例では、前記タスク・コマンドはホスト
・コンピュータより入力された1文字あたり5ワード(
10バイト)の情報で構成されている。
このためホスト・コンピュータより入力された文字コー
ド(1バイト/1文字)を格納する場合に比べ、10倍
の記憶容量が必要になる。すなわち印字する内容によっ
ては、1ページの印字データに対応するタスク・コマン
ドをRCBに全て格納することができなくなる。プリン
ト・モードとして片面印字が選択され、ホスト・コンピ
ュータから転送された文字コードを逐次処理する過程で
、PCBの容量が足りなくなった場合の処理の方法を次
に説明する。
ホスト・コンピュータよりデータが出力されると、前記
と同様の方法でデータを読み込み、ページ・HCB −
RCB・シートを獲得し、イメージ展開用タスク・コマ
ンドの生成、及びRCBへの格納を各ホスト・コマンド
に対して逐次実行する。
この時、あるRCBブロックへのタスク・コマンドの格
納が終了し、当該RCBブロックが一杯になると、前記
のようにRCB使用フラグを用いて開放されているRC
Bブロックを探し、複数のRCBブロックを次々とリン
クさせて、タスク・コマンドを格納する。この処理中に
、開放されたRCBブロックがなくなり、次のRCBブ
ロックをリンクできないことを検知すると、CPUは次
の方法でその後の処理を実行する。
まずCPUは、ホスト・コンピュータに対するBUSY
信号をアサートすることで、これ以上のデータ転送を一
時停止する。
先に説明したように、イメージ展開のためのタスク・コ
マンドの生成格納と、生成し終えたタスク・コマンドの
タスク・プロセッサへの転送は、DMAを用いてマルチ
・タスクで実行されている。
通常はプリンタ・エンジンからの用紙の正常排出により
、1ペ一ジ単位でRCBを開放するが、RCBの容量が
足りない場合は、lブロック単位のDMA転送が終了し
た時点で、RCBを1ブロツクずつ開放する。1ブロツ
クでもRCBが開放されると、CPUは当該PIBのR
CB情報をリセットし、その後前記のBUSY信号をネ
ゲートし、各文字コードに対する処理を継続する。すな
わち、これまではホスト・コンピュータからのデータ受
信から用紙排出までの間、当該ページの印字情報を記憶
するための目的で使用されていたRCBを、lブロック
ずつDMA転送を行うための一時格納用エリアとして使
用することになる。
その後ここまでの処理を1ページのデータが終了するま
で繰り返し、前記と同様にイメージ・メモリへの画像の
形成の終了後、プリンタ・エンジンにタスク・イメージ
・データを転送し、用紙の排出を待つようにする。
用紙排出後に通常の場合と同様にシート、ページ、HC
Bを開放しくこの時点ではRCBはすでに1ブロツクず
つ開放されている)、印字のための処理を終了する。
次にプリント・モードとして両面印字が選択され、ホス
ト・コンピュータから第1ページのデータ(第2番目に
印字を行うデータ)の転送中に、上記のようなRCBの
容量不足が発生した場合の処理について説明する。
片面印字時においては、RCBの容量不足が発生すると
、マルチ・タスクで動作するlブロック単位のタスク・
コマンドのタスク・プロセッサへのDMA転送の終了に
よりRCBを開放することで、以降のホスト・コマンド
に対する処理を継続するようにしたが、両面印字におい
ては、生成格納中のタスク・コマンドは第2プリント用
のコマンドであり、この時点では、当該ページに対する
イメージ生成処理は起動していない。つまりラスタ・コ
マンドの転送は行われておらず、いくら待ってもRCB
の開放は行われないことになる。そこでこのように両面
印字時の第1ページの編集中にRCB不足が発生した時
には、次のような処理を行う。
CPUは、当該ページのEIB内のRCB使用フラグ及
び、他のRCBに関する情報を全てリセットし、当該ペ
ージに従属するRCBを全て開放する。その後当該ペー
ジが終了するまで、逐次入力されるホスト・コマンドに
対してラスタ・コマンドの生成は行わずに、前記の環境
情報に対する処理だけを実行する。当該ページに対する
ホスト・コマンドが終了すると、前記と同様にページ終
了処理を行い、第2ページ(第1プリント)のための印
字の処理に移行する。
第2ページに対しては、通常と同様の方法でラスタ・コ
マンドの生成格納を実行する。当該ページの編集中にR
CB不足が発生すると、前記の片面プリント時と同様に
ラスタ・コマンドの1ブロック単位の転送終了後、PC
Bを次々と開放することで処理を実行する。第2ページ
のデータが全て終了すると、同様のページ終了処理を行
い、プリンタ・エンジンにラスタ・イメージ・データを
転送する。
続いてCPUは第1ページ(第2プリント)の処理を下
記の手順で実行する。
CPUはまず当該ページのPIBのページ状態スイッチ
をEDITにセットする。次に当該PIBのEIB情報
を参照し、当該ページに対応する環境情報を格納用EI
Bから読み出し、カレン]・EIBにセットする。この
処理で、変更された一連の環境情報を逐次後戻りするこ
となく、全ての環境情報を、当該ページに対応するホス
ト・コマンドがプリンタに転送された時と同じ情況に戻
すことになる。更に当該ページのPIBの)i CB開
始ブロックID、HCB開始ブロック・オフセットの情
報を、HCBコントロール・ブロックの読み出し用のH
CBブロックID、HCBブロック・オフセットにセッ
トする。
通常の印字中はホスト・コンピュータI/Fのデータ・
ラッチより印字情報を読み取り、編集を行っていたが、
両面印字時におけるリワインド処理中はラッチの代わり
に、HCBコントロール・ブロック内の読み出し用のH
CBブロックIDHCBブロック・オフセットで示され
るアドレスから、1バイトずつホスト・コマンドの読み
出しを行い、読み出したホスト・コマンドに基づいて、
ラスタ・コマンドの作成格納、環境情報の更新等の編集
作業を行う。
次にHCBコントロール・ブロック内の読み出し用のH
CBブロック・オフセット値に1を加える。そして更新
されたオフセット値をチエツクし、この値が1個のH,
CBブロックの長さを越えていると、CPUは当該フ゛
ロックのHCBフ゛ロック・リンク情報を参照すること
によって連結するHCBブロックを認識し、新たなHC
BブロックのlDをHCBコントロール・ブロック内の
読み出し用のHCBブロックIDに登録すると共に、読
み出し用のHCBブロック・オフセットを初期化する。
通常の印字中には、ホスト・コンピュータより改ページ
コマンド(F F)が転送されるか、改行コマンド(L
F)により1ページの許容行数を越えることによって、
当該ページ、シートの終了処理へと移行したが、両面印
字に伴うHCBの読み出し中は、HCBコントロール・
ブロック内の読み出し用のHCBブロックID、HCB
プロ・ンク・オフセットの両イ直が、当8亥ページのP
IBのHCB終了ブロックID、HCB終了ブロック・
オフセットの情報と一致することによって、当該ページ
の終了を検知する。
上記の処理の終了後、引き続きイメージ・データの形成
・転送処理を実行し、当該第1ページ(第2プリント)
に対する処理を全て終了する。
上記の説明は全て、両面印字によるページ順反転に伴う
各バッファの読み出しのリワインド処理について行った
が、プリンタ・エンジン内で発生する用紙の紙詰まりの
際の、バッファのりワインド処理においても同様の方法
で容易にジャム・リカバリが実現できる。
〔発明の効果〕
以上実施例に基づいて説明したように、本発明によれば
、ソース・イメージ・データをイメージ・メモリ上に配
置させるために用いるコマンド情報には環境情報が反映
されており、且つこのコマンド情報はページ単位で記憶
されているため、ページ順の変動に関わらず、各ページ
に対する環境情報の再設定処理が不要となり、各ページ
に対応する所定の環境条件を備えた画像を容易に且つ迅
速に形成することが可能となる。
したがって、画像転送順序を変えた画像形成の場合や、
異常発生時におけるリカバリ処理の場合においても、対
応する環境条件をもつ所定の画像を容易に且つ迅速に形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るプリンタ・コントローラの一実
施例のハードウェア構成を示すブロック構成図、第2図
は、HCBブロックの構成を示す図、第3図は、HCB
ブロックの連結構成を示す図、第4図は、RCBブロッ
クの構成を示す図、第5図は、RCBブロックの連結構
成を示す図、第6図は、EIBの構成例を示す図、第7
図は、SIB、PIB、HCB、RCB、EIBの管理
体系を示す図、第8図は、ベーシック処理アドレス・テ
ーブルを示す図、第9図は、ホスト・コマンド別処理を
示すフローチャート、第1C1図は、ページ/HCB/
RCB/シートの獲得処理を示すフローチャート、第1
1図は、RCB使用フラグの態様を示す図、第12図は
、HCB使用フラグの態様を示す図、第13図は、ホス
ト・コンピュータからの入力から印字出力までの処理手
順を示すフローチャート、第14図は、片面印字時にお
けるPIB、SIB、SSQの状態遷移を示す図、第1
5図は、両面印字時におけるPIB、SIB、SSQの
状態遷移を示す図、第16図は、両面印字を行うプリン
タ・エンジンの構成例を示す図である。 図において、1は給紙トレイ、2は画像形成部、5は用
紙反転部、6は反転搬送路、8は用紙排出スタッカを示
す。 第1図 特許出願人 オリンパス光学工業株式会社第2図 第3図 第4図 第5図 第7図 第6図 第8図 対応文字コード処理アドレス 摘10図 第 1図 第 6図 6反耘搬送路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ページ単位で印字を行うページ・プリンタにおいて
    、ソース・イメージ・データをイメージ・メモリ上に配
    置させるために用いるコマンド情報を記憶する手段と、
    該記憶手段に前記コマンド情報をページ単位で格納する
    ための手段とを備えていることを特徴とするプリンタ・
    コントローラ。 2、ページ単位で印字を行うページ・プリンタにおいて
    、ページ単位の環境情報を記憶する手段と、ホスト・コ
    ンピュータからの文字情報と前記環境情報記憶手段に格
    納された環境情報に基づき、ソース・イメージ・データ
    をイメージ・メモリ上に配置するために用いるコマンド
    情報を形成する手段と、該コマンド情報をページ単位で
    記憶する手段とを備えていることを特徴とするプリンタ
    ・コントローラ。
JP1107253A 1989-04-28 1989-04-28 プリンタ・コントローラ Pending JPH02287611A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1107253A JPH02287611A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 プリンタ・コントローラ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06320805A (ja) * 1993-05-17 1994-11-22 Nec Corp 印刷システムのページ管理方式
JP2005333623A (ja) * 2004-04-23 2005-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
US7920177B2 (en) 2004-04-23 2011-04-05 Panasonic Corporation Imaging apparatus

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