JP2005333623A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 連続撮影時において可能な限り多くの画像を撮影可能とする撮像装置を提供する。
【解決手段】 撮像装置は、複数の画像処理回路(11〜15)と、実アドレス空間を有するメモリ(18)と、仮想メモリ制御を行うメモリ管理装置(20)と、画像処理回路を制御するCPU(10)とを備える。各画像処理回路は所定のデータ処理機能を有し、仮想アドレス空間でメモリに対してデータの書込み、読出しを行う。メモリ管理装置は仮想アドレス空間における所定データ単位領域(仮想ページ)と、実アドレス空間における所定データ単位領域(実ページ)の対応づけを管理する対応情報を有し、画像処理回路によりメモリから所定データ単位のデータの読出しが終了したときに、その読み出したデータに関する仮想ページと実ページの対応づけを対応情報から削除する。
【選択図】 図1

Description

本発明はデジタルカメラのような撮像装置に関し、特に、仮想メモリ管理を行うメモリ管理装置を備えた撮像装置に関する。
近年、デジタルカメラの技術的進歩は目覚しく、市場では従来のフィルム式カメラを追い越すような勢いがある。連写撮影に関して、フィルム式カメラにおいては、フィルムの巻き上げに時間がかかるという問題がある。一方、デジタルカメラにおいても、連写撮影の際に、画像データを記録媒体に書き込んでいる間は撮影ができなくなるという問題がある。デジタルカメラにおける、かかる問題の対策として幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、一時記憶手段に記憶可能な最大画像数を設定しておき、一方で記憶された画像数を計測し、この計測した画像数が一時記憶手段に記憶可能な最大画像数未満の時には、撮像を許可する撮像装置が示されている。しかしながら、この方法では、撮影モードに対して予め撮影画像の最大枚数が決められてしまうので、ユーザが連写撮影したいときに、シャッタチャンスを逃すことが多くなり、また、一時記憶手段を常時最大限に利用することができない、という問題がある。
また、特許文献2には、特許文献1の構成に加えて、撮像ボタンが押されている時間長に応じて連写枚数を制御する構成が示されている。しかし、この場合には、記憶可能な最大画像数によって、最大連写枚数は制限されてしまい、また、連写枚数が微妙な指先の制御に委ねられてしまうという使い難さがある。画像データは圧縮変換され、その圧縮変換処理時間は一枚の画像を撮影するのに要する時間に比べて長い。そこで、上記の構成においては、圧縮変換回路の前後にデータを蓄える二つのメモリを設け、一方のメモリが一杯になるまでは連写できるようにしている。しかし、メモリが一杯になればシャッタが押されていても連写を停止されるというように使い難さがある。
特開2002−152573号公報 特開2001−57647号公報
上記の従来の構成は、共通して、記憶容量自体ではなく画像枚数でメモリ容量を管理するように制御しているので、連続撮影時の撮影枚数が制限されて、撮像装置の操作時の融通性に欠ける。
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、撮像装置におけるメモリ管理を工夫し、連続撮影時において可能な限り多くの画像を撮影可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するために仮想メモリ管理手法を用い、メモリ管理装置(MMU)の考えを撮像装置に特有な形で適用し、しかも、記憶装置の記憶容量をページ単位で時々刻々管理するようにものである。
本発明の第1の態様において、画像を撮像し、デジタルデータとして記録する撮像装置は、画像データを格納し、実アドレス空間を有するメモリと、所定の画像データ処理機能を有し、仮想アドレス空間を用いてメモリに対して所定データ単位でデータの書き込み及び/又は読み出しを行う画像処理回路と、実アドレス空間に仮想アドレス空間を対応づけてメモリのアドレスを管理する仮想メモリ制御を行うメモリ管理装置と、画像処理回路を制御するCPUとを備える。
メモリ管理装置は、画像処理回路から指定された仮想アドレスを実アドレスへ変換するインタフェース回路と、対応登録回路とを含む。対応登録回路は、仮想アドレス空間における所定データ単位の領域である仮想アドレス単位領域と、実アドレス空間における所定データ単位の領域である実アドレス単位領域との対応づけを管理する対応情報を有し、インタフェース回路からの問い合わせにしたがい仮想アドレス単位領域に対応する実アドレス単位領域の情報を出力する。メモリ管理装置は、画像処理回路によりメモリから所定データ単位のデータの読み出しが終了したときに、対応登録回路において、その読み出したデータに関する仮想アドレス単位領域と実アドレス単位領域との対応づけを対応情報から削除する。
本発明の第2の態様において、画像を撮像し、デジタルデータとして記録する撮像装置は、複数の画像処理回路と、画像データを格納し、実アドレス空間を有するメモリと、実アドレス空間に仮想アドレス空間を対応づけてメモリのアドレスを管理する仮想メモリ制御を行うメモリ管理装置と、画像処理回路を制御するCPUとを備える。各画像処理回路は、所定の画像データ処理機能を有し、仮想アドレス空間を用いてメモリに対して所定データ単位でデータの書き込み及び/又は読み出しを行う。
メモリ管理装置は、画像処理回路に対応して設けられ、画像処理回路から指定された仮想アドレスを実アドレスへ変換する複数のインタフェース回路と、対応登録回路と、複数のインタフェース回路間の対応登録回路へのアクセス権を調整する調停回路とを含む。対応登録回路は、仮想アドレス空間における所定データ単位の領域である仮想アドレス単位領域と、実アドレス空間における所定データ単位の領域である実アドレス単位領域との対応づけを管理する対応情報を有し、インタフェース回路からの問い合わせにしたがい仮想アドレス単位領域に対応する実アドレス単位領域の情報を出力する。メモリ管理装置は、画像処理回路によりメモリから所定データ単位のデータの読み出しが終了したときに、対応登録回路において、その読み出したデータに関する仮想アドレス単位領域と実アドレス単位領域との対応づけを対応情報から削除する。
本発明の撮像装置は、仮想メモリ管理によりメモリの実アドレス空間よりも大きな仮想アドレス空間を対応づけ、メモリからデータを読み出し後、即座に読み出したデータに関する仮想アドレス領域と実アドレス領域の対応関係を解消する。これにより、メモリに不要なデータが蓄積されることがないため、実アドレス空間の空き容量を大きくでき、多くの画像が撮影可能となる。
また、本発明の撮像装置は、メモリの空き容量をページ単位で監視し、少なくとも1枚の撮影に必要な記憶容量より大きい空き容量があれば撮影を許可してもよい。これにより、連写撮影の後などで撮影できずにシャッタチャンスを逃がすことが少なくなり、撮影できない場合でも、従来の撮像装置より短い時間で撮影可能な状態に回復する、という利点がある。
また、本発明の撮像装置は、インタフェース回路からのアクセスが無い期間に空きページテーブルにアクセスし、対応する仮想ページが存在しない実ページを常に検索して次のアクセス要求に備えるようにしてもよい。このようにインタフェース回路からのアクセスが無い期間を利用して、インタフェース回路からの要求に先立って対応する仮想ページが存在しない実ページを予め検索し用意しておくことにより、インタフェース回路から空いている実ページの検索を要求された時に直ちに実ページ番号を応答することが可能になる。これにより、実ページと仮想ページの対応の登録の際にインタフェース回路が処理を待つ時間を大幅に短縮できる、という利点がある。
以下、添付の図面を参照して本発明の撮像装置の実施形態を説明する。
1. 撮像装置の構成
1.1 全体構成
図1は、本発明の撮像装置の構成例を示した図である。撮像装置は、複数の画像処理回路11〜15と、処理すべき画像データを一時的に格納するメモリ18と、メモリ18の記憶可能容量を所定のデータ単位であるページ単位で管理するメモリ管理装置(以下「MMU」という。)20と、メモリ18に対するデータの書き込み、読み出しを制御するメモリコントローラ30と、画像処理回路11、12、・・・等を制御するCPU10と、ユーザが操作を行う操作部16とを備える。画像処理回路として、具体的には、撮像回路11、YC処理回路12、圧縮処理回路13、表示処理回路14、記録回路15が含まれる。
撮像回路11は光学情報を電気信号に変換する回路であり、例えばCCDを含む。撮像回路11はCCDにより電気信号に変換されたデータにさらにホワイトバランス処理を施したデータをRAWデータとして出力する。RAWデータは、MMU20のアドレス制御に基づき割当てられたメモリ18上の記憶領域に直接格納される。
YC処理回路12は、その後の圧縮処理を容易化するために画像データ(RAWデータ)のY信号(輝度成分)とC信号(色成分)を分離する画像の前処理装置である。YC処理回路12は、撮像回路11により処理されたRAWデータをメモリ18から読み出し、YC分離し、MMU20のアドレス制御に基づき指定されたメモリ18上の領域に直接格納する。
圧縮処理回路13は、YC処理回路12によりYC分離された画像データを圧縮する。すなわち、圧縮回路13は、YC分離された後格納されている画像データをメモリ18から読み出し、例えばJPEGで画像圧縮した後、MMU20のアドレス制御に基づき指定されたメモリ18の領域に直接格納する。
表示処理回路14は例えば液晶表示装置(LCD)のような表示装置を含む。表示処理回路14は、YC処理回路12によりYC分離され格納された画像データをメモリ18から読み出し、所定の画像処理を施した後に表示装置に表示する。
記録回路15は、フラッシュメモリなど書き換え可能な半導体メモリからなるメモリカード等の記録媒体200に対してデータを記録する。すなわち、記録回路15は、例えば、撮像回路11により処理されたRAWデータ又は圧縮処理回路11によりJPEGで圧縮された画像データを、メモリ18から直接読み出し、記録媒体200に記録する処理を行う。
操作部16はユーザが本撮像装置の機能設定やシャッタ押下等の操作をするための手段である。CPU10は操作部16上の操作にしたがい、バス100を介して各画像処理回路11、12、13、14、15の処理の開始と終了を制御する。
以上のように、各画像処理回路11〜15により、メモリ18を介してアクセスしながら画像データが順次処理されていく。このとき、各画像処理回路11〜15は所定のデータ単位(ページ単位)毎にデータを処理し、メモリ18にアクセスする。画像処理回路11〜15のそれぞれはCPU10と独立に動作することが可能である。撮像回路11、YC処理回路12、圧縮回路13は、MMU20のアドレス制御に基づき、CPU10の介在なしに1画面分の処理を実行できる。
MMU20は、アドレス制御に基づきページ単位で仮想メモリ管理を行うメモリ管理装置であり、各画像処理回路11、12,13がメモリ18にアクセスする際に、仮想アドレスと実アドレス間のアドレス変換を行う。このアドレス変換において、MMU20は、アドレスの中継を保留し、アドレス変換に成功した場合のみメモリ18へのアクセスを認めるよう制御する。MMU20の詳細な構成、動作については後述する。
メモリ18は複数の画像処理回路11〜15からのアクセス要求を受付可能である。各画像処理回路11〜15は各々独立かつ並列にメモリ18にアクセスできる。
1.2 仮想メモリ管理
MMU20により実現される仮想メモリ管理について説明する。本実施形態における仮想メモリ管理では、図2に示すように、メモリ18の実際のアドレス空間(以下「実メモリ空間」という。)R40に、実メモリ空間R40よりも大きな論理的なアドレス空間(以下「仮想メモリ空間」という。)V40を対応させ、その際、実メモリ空間R40と仮想メモリ空間V40とを所定のデータ単位(ページ)で対応させる。これにより、複数の画像処理回路11、12、…からのメモリ18への同時アクセスを可能とする。
書込み番地W23と読出し番地R24はデータの保持が必要な部分と必要でない部分の境界に当る。仮想メモリ空間V40上で、画像処理毎に領域(RAW領域、YC領域、JPEG領域、表示領域)が割当てられているが、それらの領域において未だデータが書かれていない領域には実メモリ空間R40を割当てない。データが書き込まれた後、未だ読み出されていない領域V42、V43、V44、V46は、後の処理のためにデータを保持する必要があるので、実メモリ空間R42、R43、R44、R46を割当てている。書き込まれたデータのうち読み出しが終わった部分は保持が不要なので、実メモリ空間を割当てない。
MMU20は、仮想メモリ空間V40と実メモリ空間R40を「ページ」と呼ばれる64Kバイト単位に分割して管理しており、実メモリの割当てと開放は、このページ単位で行われる。本実施形態では、図3に示すように仮想メモリ空間のアドレスの上位ビットを仮想ページ番号とし、実メモリ空間のアドレスの上位ビットを実ページ番号とする。
例えば、実メモリ空間における画像のRAWデータの記憶領域R42には、最初のRAWデータが書き込まれる時に実メモリの最初の1ページが割当てられ、以後、書込みアドレスがページ境界を越える毎に新たな1ページが割当てられる。RAWデータの最初の1ページの読出しが終わると、このページの実メモリは開放され、以後、読出しアドレスがページ境界を越える毎に1ページが開放される。
実メモリ空間R40のうち仮想メモリ空間V40に割当てられていない領域が空き領域R45である。空き領域R45のページ数は割当てと開放により増減するので、後述するように、MMU20は空き領域R45のページ数を常時監視している。すなわち、MMU20はメモリ18の空き領域R45のページ数とデータ毎の割当てられたページ数を随時参照する。
撮像回路11は、撮像した画像RAWデータを、MMU20のアドレス制御に基づき割当てられたメモリ18のRAWデータ領域R44に直接格納する。YC処理回路12は、MMU20の制御により、メモリ18のRAWデータ領域R44からRAWデータを読み出し、色空間変換を行ってYCデータを得る。その後、YC処理回路12は、生成したYCデータR43を、MMU20により指定されたメモリ18の領域に書き込む。圧縮回路13はMMU20の制御により、YCデータR43をメモリ18から読み出し、JPEGデータR42に圧縮変換して、JPEGデータR42をメモリ18に直接書き込む。記録回路15はMMU20のアドレス制御に基づき、直接メモリ18の領域R42からJPEGデータを読み出して、最終的に記録媒体200に保存する。表示装置を含む表示処理回路14はメモリ18のデータ領域R43からYCデータを読み出し、液晶等からなる表示装置に表示する。これらの各処理回路によるアクセスは、全てMMU20のアドレス制御に基づき行われており、メモリ空間の記憶領域の割当て及び開放もMMU20が行う。他方、画像処理回路11、12、13、14、15は、それぞれメモリ18と直接データのやり取りを行う。
図4A〜図4Cは、MMU20のアドレス制御による仮想メモリ空間と実メモリ空間における領域割当ての具体例を説明した図である。
まず、図4Aに示すように、撮像回路11により撮像されたRAWデータが仮想メモリ空間の仮想ページ0に記録される。この場合、メモリ18の実メモリ空間においては、MMU20により割り当てられた実ページ0の領域にRAWデータが記録される。
続いて、図4Bに示すように、撮像回路11により、次のRAWデータが仮想ページ1に記録される。実際には、このデータは実ページ1の領域に記録される。その後、仮想ページ0に記録されたデータはYC処理回路12により処理され、処理後のデータが仮想メモリ空間のYCデータ領域におけるページmに記録される。実際には、実メモリ空間のページ2に記録される。
その後、図4Cに示すように、撮像回路11により次のRAWデータが仮想ページ2に対応する実ページ3に記録される。YC処理回路12により、仮想ページ1に記録されたRAWデータが処理され、処理後のデータが仮想ページm+1に対応する実ページ4に記録される。さらに、仮想ページmに記録されたデータが圧縮回路13により処理され、処理後のデータが仮想ぺージnに対応する実ページ5に記録される。
このように、実メモリ空間において、処理中のデータを含むページのみ、ページ単位で仮想メモリ空間との対応付けを行うことにより、実メモリ空間中の使用領域を増大させずに複数の画像処理回路からの同時アクセスを可能とする。
図5(a)、(b)は、メモリのページ単位の割当てと開放を説明した図である。図5(a)は、横軸が時間を表し、縦軸が仮想アドレスを表している。順次記憶されるべき仮想ページV1〜V9が時間経過と共に示され、これらに対する仮想メモリ空間上のメモリ使用量の合計がCvである。図5(a)には書込み仮想アドレスの軌跡Aw、読出し仮想アドレスの軌跡Ar、及び仮想ページの有効期間106が示されている。図5(b)は、横軸が時間を表し、縦軸が実アドレスを表している。実ページR1、R2、R3が順次繰返し使用され、実ページの有効期間107の間、断続的に有効になる様子を示している。実メモリ空間上のメモリ使用量はCrである。
図5(a)、(b)を参照し、メモリ18に対するページ単位の割当てと開放の動作を説明する。時刻0からメモリ18へのデータの書込みが始まると、最初の仮想メモリ空間の仮想ページV1の仮想アドレスに対して実ページR1が割当てられる。すなわち、この時に書込みが行われるページは仮想アドレス空間上では仮想ページV1であり、実アドレス空間上では実ページR1である。書込みアドレスが次のページとの境界に達すると(時刻t0)、2番目の実ページR2が仮想ページV2に対応付けられる。その後も書込みアドレスが次のページとの境界に達する毎に実ページが仮想ページに対応付けられる。
図5(a)、(b)の例では、書込みから少し遅れて読み出しを行っている。読出しは、書込み開始アドレスからスタートし、書込みと同じ速度で平行して進行する。読出しアドレスがページ境界に達すると、読み終えたデータは不要なので、実ページと仮想ページの対応関係を解消し、実ページの開放を行う。開放された実ページは、再び別の仮想ページに割当てることができる。この例では、時刻t1で実ページR1が開放された後、時刻t2で仮想ページV4に対して実ページR1が再び割当てられている。続いて時刻t3、t5で実ページR2とR3もそれぞれ開放され、これらはそれぞれ、その後、時刻t4、t6で仮想ページV5とV6に対して再び割当てられる。
このように実ページは繰返し利用されるので、仮想アドレス空間上で書込みアドレスと読出しアドレスが仮想アドレスV108の範囲、言い替えるとメモリ容量R109の範囲を動く時に、実アドレス空間上でデータが読み書きされる領域は実アドレスR109の範囲内、言い替えるとメモリ容量R109の範囲であり、これは仮想アドレス上での容量V108よりもずっと小さくなる。
1.3 メモリ管理装置(MMU)の構成
図6を参照し、MMU20の具体的な構成を示す。MMU20は、複数のインタフェース回路21、22、23、24、25と、調停回路40と、対応登録回路60とを備えている。インタフェース回路21、22、23、24、25は画像処理回路11、12、13、14、15にそれぞれ対応して設けられている。
図7に、撮像回路11に対するインタフェース回路21の構成を示す。インタフェース回路21はアドレス変換バッファ101及び制御回路58を備える。アドレス変換バッファ101は、3つのレジスタ59、61、63と、セレクタ64とを含む。アドレス変換バッファ101は、実ページと仮想ページとの対応を示す情報を格納し、その対応に従って仮想アドレスを実アドレスに変換する。制御回路58は、調停回路40との間で情報をやり取りしてメモリ18に対するアクセス権を調整するように、アドレス変換バッファ101の動作を制御する。
記録回路15に対するインタフェース回路25も、図7に示す構成と同様の構成を有する。しかし、記録回路15はメモリ15に対して読み出し動作のみを行うのに対し、撮像回路11はメモリ15に対して書き込み動作のみを行うため、撮像回路11に対するインタフェース回路21と記録回路15に対するインタフェース回路25とは同様の構成を有するが、その動作において若干異なる。
YC処理回路12、圧縮処理回路13及び表示処理回路14はメモリ18に対して読み出しと書き込みの双方の動作を行う。このため、YC処理回路12、圧縮処理回路13及び表示処理回路14に対するインタフェース回路22〜24は、図6に示すように、メモリ18からのデータ読み出し時に動作させるインタフェース回路22a〜24aと、メモリ18へのデータ書き込み時に動作させるインタフェース回路22b〜24bとを含む。
なお、通常、圧縮処理回路13がJPEG圧縮する場合には、画像のヘッダ部の処理は圧縮回路13自身が行う。しかし、圧縮回路13は必ずしもヘッダ部の処理機能を持たなくてもよく、そのような場合には、CPU10用に別にインタフェース回路(図示せず)を設け、そのインタフェース回路がヘッダ部を付加する処理を行い、CPU10がメモリ18にアクセスできるようにすればよい。また、圧縮回路13の圧縮画像に不適切なヘッダがついている場合は、同様に、CPU10用に別にインタフェース回路(図示せず)を設け、そのインタフェース回路が、CPU10がメモリ18にアクセスできるようにヘッダ部の付け替え処理を行うようにすればよい。
対応登録回路60は、アクセスされたメモリ18の全ての実ページと仮想ページの対応関係を管理する対応情報を格納する。すなわち、対応登録回路60は、図8に示すように、実ページと仮想ページの対応情報として、対応テーブル73と、有効ビットテーブル74と、空きページテーブル75と、ローダブルカウンタ82とを有する。また、対応登録回路60はセレクタ70と、制御回路71とを有する。
制御回路71はアップダウンカウンタ77を含む。アップダウンカウンタ77は実メモリ空間の空きページ数を管理する。アップダウンカウンタ77は、制御回路71が、実ページと仮想ページの対応付けを要求する「対応登録要求コード」に応答して「成功コード」を返す時には値を1だけ減らし、実ページと仮想ページの対応の解消を要求する「対応削除要求コード」に応答して「成功コード」を返す時には値を1だけ増やす。アップダウンカウンタ77は、制御回路71が「対応登録要求コード」に対して「失敗コード」を返す時には値を変えない。このようにすることにより、アップダウンカウンタ77は実メモリ空間の空きページ数の増減を逐次反映することができる。よって、アップダウンカウンタ77の値を参照することで、空きページの状態を知ることができる。
対応テーブル73は図9Aに示すように、仮想ページ番号と実ページ番号の対応を格納する。対応テーブル73は、選択された仮想ページ番号に対応する実ページ番号を、対象のインタフェース回路に出力する。
有効ビットテーブル74は図9Bに示すように、仮想ページ毎に、各仮想ページに対応する実ページの有無を示す情報を格納する。有効ビットテーブル74は仮想ページに対応して設けられた複数の有効ビットを含み、その有効ビットの値を制御回路71に出力する。有効ビットが「1」のときは、そのビットに対応する仮想ページが、それに対応する実ページを有してないことを示す。
空きページテーブル75は図9Cに示すように、実ページ毎に、各実ページに対応する仮想ページの有無を示す情報を格納する。言い換えると、空きページテーブル75は、各実ページが空きであるか否かを示す情報を格納する。空きページテーブル75は、実ページ番号をアドレスとするビット列からなる。ビットの値が「1」の場合は、対応する実ページが空きであることを示す。ビットの値が「0」の場合は、対応する実ページが使用中であること、すなわち、そのページに有効なデータが格納されていることを示す。空きページテーブル75は32ビット幅のデータ線を有するRAMで構成される。1ビットが1ページに対応し、空きページテーブル75からは、32ページ分の実ページについて、それらに対応する仮想ページの有無を一度に参照できる。
ローダブルカウンタ82は、空きページテーブル75に対する読み出しアドレスを与える。ローダブルカウンタ82の値は、空きページ番号の上位ビットとなる。より具体的には、制御回路71は、ローダブルカウンタ82の示す値を、アドレスとして空きページテーブル75に与えて、空きページテーブル75のデータを32ビット毎に読み出し、32ビット中の1であるビットの位置から空きページ番号の下位ビットを得る。ローダブルカウンタ82は、制御回路71からの指示により「ロード」と「インクリメント」のどちらか一方の動作を行う。インクリメントの場合は、カウントアップ毎に32ページ分の空きページ情報が得られるので、高速に空きページの番号を取得できる。制御回路71は、空きページを発見するとローダブルカウンタ82のインクリメントを停止し、空きページの番号を保持させる。
セレクタ70は複数のインタフェース回路21〜25からの入力のうち、有効な要求コードを伴う1つの入力を選択する。選択された入力に含まれる仮想ページ番号は、対応テーブル73と有効ビットテーブル74に対してアドレスとして入力される。インタフェース回路21〜25は対応登録回路60にアクセスする前に、調停回路40に対してアクセス権を要求する。
調停回路40は、複数の画像処理回路11〜15から同時にアクセス要求があった時にそれらを調停し、インタフェース回路21〜25の中の一時に一つだけに対応登録回路60へのアクセス権を与える。例えば、アクセス権を得たインタフェース回路21は対応登録回路60にアクセスして実ページと仮想ページとの対応情報を取得する。複数のアクセス要求が同時に発生することが稀にあるので、撮像回路11のように特にリアルタイム性が要求される画像処理回路のインタフェース回路に高い優先順位を与えておくのが好ましい。これにより、撮像回路11は、アクセス権獲得の待ち時間が最短になり、ユーザがシャッタチャンスを逃すことが少なくなり、リアルタイム処理を実現できる。このようにして、複数の画像処理回路11〜15が個別に仮想メモリ空間にアクセスでき、画像データをメモリ18と複数の画像処理回路11〜15との間で、それぞれ直接に伝送する。
インタフェース回路21〜25は、実ページと仮想ページの対応付けを要求し、対応登録回路60は直ちに対応付けを登録するので、CPU10の介在を待つ必要がない。従って、実ページと仮想ページとの対応の登録操作が処理速度上のボトルネックになることが無くなる。本発明はこのような利点を実現する。言い替えると、複数の画像処理回路11〜15が仮想メモリ空間にアクセスできるメモリ管理装置(MMU)20を用い、仮想メモリ空間へのアクセス処理におけるアドレス変換の負荷が画像処理回路11〜15に対応するインタフェース回路21〜25にそれぞれ分散されている。これにより、仮想ページから実ページへのアドレス変換が処理速度上のボトルネックにならない、という利点を有する。
インタフェース回路21〜25の中の少なくとも一つ、例えば、インタフェース回路21は、CCDを含む撮像回路11が過去にアクセスした仮想ページの番号を記憶する機能と、この記憶した仮想ページの番号と、撮像回路11がアクセスを要求している仮想ページの番号とを比較する機能とを有している。この比較結果に基づいて、インタフェース回路21は、アクセスする仮想ページに対応した実ページを記憶していない場合に限って対応登録回路60にアクセスして実ページと仮想ページの対応を登録する。その結果、対応登録回路60の対応登録処理は、アドレスがページの境界を超えた時にだけ発生するので、実ページと仮想ページの対応の登録処理は処理速度上のボトルネックにならない。
本撮像装置において、インタフェース回路21〜25の中の少なくとも一つのインタフェース回路は、アクセスが終わった実ページについて、調停回路40の調停結果に従って対応登録回路60にアクセスし、画像処理回路11〜15の中の該当の画像処理回路が過去にアクセスした仮想ページと実ページの対応を抹消する機能を有する。これにより、アクセスが終わった実ページを該当のインタフェース回路21〜25が直ちに開放するため、不必要な期間にわたって実ページが拘束されることがなくなる、という利点を有する。
また、対応登録回路60の制御回路71は空きページテーブル75にアクセスし、対応する仮想ページが存在しない実ページを検索する。この場合、制御回路71を対応テーブル73と一体化することによりページ検索の為の回路の総和を小さくし、かつ検索速度を高速化することが出来る、という利点を有する。
また、対応登録回路60の制御回路71は、インタフェース回路21〜25からのアクセスがない期間に、空きページテーブル75にアクセスし、対応する仮想ページが存在していない実ページを検索し、検索により発見した実ページの番号を空きページ番号として保持しておき、次の対応付けに備えている。インタフェース回路21〜25からのアクセスがない期間を利用して、インタフェース回路21〜25からの要求に先立って対応する仮想ページが存在しない実ページを予め検索して用意おくことにより、インタフェース回路21〜25から、対応付けを要求された時に、直ちに実ページ番号を応答することが可能になり、実ページと仮想ページとの対応の登録の際に、インタフェース回路21〜25が処理を待つ時間を大幅に短縮できる、という利点を有する。
2. 撮像装置の動作
最初に、調停回路40の役割を説明する。インタフェース回路21〜25のそれぞれは個別にアドレス変換を行い、その結果にしたがい対応登録回路60にアクセスする。各々の画像処理回路11〜15は独立に動作するため、対応登録回路60へのアクセスが同時に発生することがある。調停回路40は、そのような場合に、同時の複数のアクセス要求を調停し、一度に一つずつアクセスを実行させる。
例えば、画像処理回路11、12から同時に2つのアクセス要求があると、インタフェース回路21、22から、調停回路40に調停依頼が伝えられる。調停回路40における優先順位の制御は各種の方法があるが、本実施形態では、各インタフェース回路について事前に設定した固定の優先順位を使用する。要求したインタース回路21、22中最も優先順位が高いものに対してアクセス権を与えるよう制御している。
調停回路40は、調停した結果、インタフェース回路21にアクセス権を与えることをインタフェース回路21、22に伝える。その結果、インタフェース回路21だけがアクセス権を得て対応登録装置60にアクセスできる。
この場合、撮像回路11に最高位の優先順位を付与されており、アクセスした仮想ページに対応する実ページが無い場合にも調停回路40から優先的に遅滞無くアクセス権を与えられる。アクセス権を得ると、制御回路58は、対応登録回路60に仮想ページ番号と同時に対応登録要求コードを出力する。対応登録回路60は対応登録要求コードに応じて対応関係の存在していない実ページを、要求された仮想ページに対応付ける。
2.1 メモリへのデータ書き込み時の動作
図10を参照してMMU20によるメモリ18へのデータ書き込み時の動作を説明する。ここでは、画像処理回路として撮像回路11からデータ書き込み要求があった場合を例として説明する。
撮像回路11からライトアクセス要求があると(S11)、ライトアクセス要求とともに指定されたアドレスの上位ビットすなわちページが、前回処理されたときのページと同じであるか否かを判断する(S12)。具体的には、インタフェース回路21の制御回路58は、撮像回路11が出力する仮想アドレスのアドレス有効信号を制御線上で監視し、アドレスが有効である場合にはその仮想アドレスの上位ビットとレジスタ59が記憶する仮想ページ番号を比較する。ここで、レジスタ59には、制御回路58の制御により、直前のアクセスにおける仮想アドレスの上位ビットが仮想ページ番号として記憶されている。従って、比較結果が一致している場合には、仮想アドレスの上位ビットが前回のアクセスと同じであることを意味する。
今回指定されたページ番号が前回のページ番号と同じであれば、前回の実ページのページ番号を用いてメモリ18への書き込みを行う(S16)。具体的には、レジスタ61は制御回路58の制御により、前回のアクセスにおける実ページ番号を記憶しているので、この実ページ番号を、実アドレスの上位ビットとしてメモリ18に出力する。つまり、比較結果が一致する場合、直ちに実アドレスの有効信号をメモリ18に出力する。その結果、メモリ18は実アドレスの有効信号に基づいてアクセスが可能となる。
一方、先の比較結果が不一致である場合、すなわち、仮想アドレスの上位ビットが前回のアクセスと異なる場合(S12でNO)、指定された仮想ページ番号に対応する新しい実ページ番号を取得する必要がある。そこで、インタフェース回路21は対応登録回路60へのアクセスが必要になる。
制御回路58は先ず調停回路40にインタフェース回路21のアクセス権を要求し、アクセス権が得られるまで待つ(S13)。調停回路40からアクセス権が付与されると(S13でYes)、指定された仮想ページに対応する実ページを、対応登録回路60に対して要求する対応登録処理を行う(S14)。対応登録処理(S14)の詳細は後述する。
対応登録回路60から、仮想ページに対応する実ページ番号を得ると、制御回路58は、この実ページ番号をレジスタ61に格納する(S15)。同時に、制御回路58は仮想アドレスの上位ビット(ページ)をレジスタ59に格納する。これにより仮想アドレスの上位ビットと、レジスタ59の出力は一致するので、この時点で、対応登録回路60は実アドレスの有効信号を、メモリコントローラ30を介してメモリ18に出力する。メモリ18はメモリコントローラ30の制御にしたがい、撮像回路11から出力されたデータを書き込む(S16)。
図11を用いて、図10中の対応登録処理(S14)の詳細を説明する。対応登録処理において、制御回路58は、セレクタ64を制御して仮想アドレスの上位ビットを仮想ページ番号として対応登録回路60に出力し、同時に、「対応登録要求コード」を対応登録回路60に出力する。
対応登録回路60の制御回路71は、インタフェース回路21から「対応登録要求コード」を受信すると、先ず有効ビットテーブル74を参照し(S20)、書き込みを行おうとする仮想アドレスに対応の実アドレスがあるか否かを判断する。具体的には、有効ビットが「1」(対応実ページあり)であれば、「成功コード」を応答コードとして、対応参照要求コードを送信したインタフェース回路21に出力する。応答コードは、セレクタ70を介して、インタフェース回路21〜25中の有効な要求コードを出力している一つのインタフェース回路だけに出力される。実ページ番号は、対応テーブル73から、全てのインタフェース回路21〜25に出力される。前述のように、全インタフェース回路の中の1つだけが成功コードを受取る。
同時に、有効ビットが「1」であれば(S21でYES)、対応テーブル73から、実ページ番号を出力する(S26)。
一方、有効ビットが「0」であれば(S21でNO)、対応登録回路60により、仮想アドレスと実アドレスの新たな対応付けが実施される(S22〜S25)。
すなわち、対応登録回路60の制御回路71は、有効ビットが「0」であれば(S21でNO)、ローダブルカウンタ82の値と空きページテーブル75の出力から得た空きページ番号を実ページ番号として出力する。(S22)。具体的には、制御回路71は、ローダブルカウンタ82から読み出した値をアドレスとして空きページテーブル75に与え、空きページテーブル75から、32ビットデータを読み出し、そのビット列において値が「1」となるビットの有無を判断する。値が「1」のビットが含まれる場合、値が「1」のビットのうち最も下位のビットのビット位置を下位5ビットとし、空きページテーブル75に与えられたアドレスを上位ビットとして、空いている実ページ番号を求める。求めた実ページ番号を仮想ページと対応づけて対応テーブル73に登録する(S23)。
同時に、制御回路71は、有効ビットテーブル74において、指定された仮想ページに対応する位置のビットに「1」を書き込む(S24)。さらに、制御回路71は、空きページテーブル75から読み出した32ビットのデータにおいて、値が「1」であるビットのうちの最も下位のビットを「0」にして、空きページテーブル75の同じ番地に書き戻す(S25)。これにより、実メモリ空間において、空きページが一つ減ることになる。同時に対応テーブル73は実ページ番号を各インタフェース回路21〜25に出力する(S26)。それと同時に、制御回路71は「成功コード」をインタフェース回路21〜25中の有効な要求コードを出力している一つのインタフェース回路だけに出力する。前述のように、全インタフェース回路の中の1つだけが成功コードを受取る。
なお、このとき、ローダブルカウンタ82は、空きページテーブル75から読み出した32ビットのデータが全て「0」であれば、インクリメントされ、空きページテーブル75から次の32ビットのデータを読み出して、「1」であるビットが有れば上記の操作を行う。次に読み出した32ビットのデータに「1」であるビットが含まれていなければ、ローダブルカウンタ82は、一巡する回数を上限としてインクリメントが繰り返される。ローダブルカウンタ82が一巡しても「1」であるビットが無ければ、その時点で制御回路71は、インタフェース回路21〜25中の有効な要求コードを出力している一つのインタフェース回路だけに失敗コードを出力する。
2.2 メモリからのデータ読み出し時の動作
図12を参照し、データ読み出し時の処理を説明する。ここでは、画像処理回路として記録回路15からデータ読み出し要求があった場合を例として説明する。
記録回路15からリードアクセス要求があると(S41)、リードアクセス要求とともに指定されたアドレスの上位ビット(ページ)が、前回処理されたときのページと同じであるか否かを判断する(S42)。今回指定されたページが前回のアクセス時のページと同じであれば、前回の実ページを用いてメモリ18からデータを読み出す(S47)。
今回指定されたページが前回のものと異なるときは(S42でNo)、調停回路40にアクセス権を要求し、調停回路40からアクセス権が付与されると(S43でYes)、指定された仮想ページに対応する実ページがあるか否かを対応登録回路60に要求する(S44)。このため、制御回路58は対応登録回路60に対して対応参照要求コードを出力する。
対応登録回路60は、仮想ページに対応する実ページがなければ、対応がない旨を回答する(S48)。すなわち、応答として失敗コードを送信する。対応の実ページがあれば、その実ページをレジスタ61に格納する(S46)。同時に、レジスタ59の値をレジスタ63に退避する。レジスタ63は、データが処理され、不要になった仮想ページと実ページの対応関係を消去するために参照される。その後、レジスタ59に、仮想アドレスの上位ビット(ページ)を格納する。そのレジスタ61の値を用いて、メモリ18からデータを読み出す(S47)。
その後、1ページ分の読み出しが終了したか否かを判断し(S49)、終了していれば、対応テーブル73においてそのページに関する対応登録を解消する(S50)。これは、読み出し終えた仮想ページにはそれ以降アクセスする必要が無いからである。そのため、インタフェース回路25は、直ちに直前にアクセスした実アドレスに対応する、アクセスし終えた実ページを開放する。レジスタ63は、直前のアクセスに使用された仮想ページ番号を格納しており、制御回路58は、実ページ番号の保存後、直ちにセレクタ64をレジスタ63の出力に切替えて直前の仮想ページ番号を対応登録回路60に出力する。それと同時に、制御回路58は、対応登録回路60に「対応削除要求コード」を出力する。対応登録回路60は、対応削除要求コードに応じて、仮想ページ番号に関する対応を解消する。
「対応削除要求コード」を受信した場合の対応登録回路60の動作の詳細を説明する。
対応登録回路60が「対応削除要求コード」を受信すると、制御回路71は有効ビットテーブル74における、削除を要求するページに該当するビットに「0」を書き込む。それと同時に、対応テーブル73は、実ページ番号をローダブルカウンタ82にロードする。
前述のように、空きページテーブル75からは、32ページ分の実ページについて、それらに対応する仮想ページの有無を一度に参照できる。
次に、制御回路71は、有効ビットテーブル74に続いて、空きページテーブル75を参照する。空きページテーブル75は32ビット幅のRAMで構成され、1ビットが1ページに対応する。各ビット値は「0」であれば、実ページと仮想ページとが「対応している」ことを示す。アドレス線83のアドレスのビット位置は、実アドレスに対応する。「対応削除要求コード」に対して、制御回路71は、空きページテーブル75から、32ビットのデータを読み出し、その読み出した32ビットのデータにおいて、消去すべき実ページ番号の下位5ビットが指す位置のビットを「1」にした値を、空きページテーブル75の同じ番地に書き戻す。その結果、指定の仮想ページに対応していた実ページは空きページとなり登録は削除されるので、制御回路71は、成功コードを対応削除要求コードを送信したインタフェース回路に出力する。
なお、制御回路71は、インタフェース回路から有効な要求コードを受けていない時に、常に空きページテーブル75から32ビットのデータを読み出し、32ビット全てが「0」(実ページに対応する仮想ページがない)であれば、ローダブルカウンタ82をインクリメントする操作を常に繰り返している。その結果、値が「1」のビットがあると(すなわち、対応の仮想ページがない実ページがあると)、ローダブルカウンタ82は空きページ番号の上位アドレスを指して停止する。このとき、値が「1」のビットの位置が空きページ番号の下位アドレスを指す。このようにして空きページに関する情報を予め保持してあるので、必要が生じた時に遅滞なく実アドレスの指定が可能となる。また、この構成では、空きページを1ページずつ探すのではなく、空きページを32ページ分まとめて検索できるので、短い時間で検索を終えることができる。
以上のような構成と動作により、対応登録回路60は対応の参照または削除の要求に対して必ず一定時間内に操作を完了することができ、登録の要求に対しても空きページがある限り一定時間内に操作を完了することができる。従って、撮像装置からのデータの取り込みのように遅滞が許されない極めてリアルタイム性の高い処理にも本発明の撮像装置にMMU20を適用することにより、使用済みの実ページは各々のインタフェース回路の働きにより遅滞無く開放されるので、メモリ18を効率的に利用することが可能である。
2.3 撮影許可動作
撮像装置における撮影許可動作について説明する。その動作説明の前にメモリ18の実メモリ空間上でのメモリ容量の変化について説明する。
図13は各データが撮影時に実メモリ空間上でメモリの占める容量の時間変化を表した図である。横軸は時間、縦軸は容量を表す。同図において、曲線C31はRAWデータによるメモリ使用量、曲線C32はYCデータによるメモリ使用量、曲線C33はJPEGデータによるメモリ使用量、曲線C34は総メモリ使用量である。同図において、メモリ18全体の記憶容量から総メモリ使用量C34を除いた部分、すなわち、破線Ctの値から曲線C34の値を除算した容量がメモリ18の空き容量を示す。
撮像回路11がRAWデータ領域R42に対してRAWデータ出力を開始すると、メモリ使用量C31が増加を始める。
YC処理回路12は、撮像回路11がRAWデータ領域R44にRAWデータ出力を開始後、それから少し遅れて処理を開始する。YC処理回路12がRAWデータを処理する速度は撮像回路11がRAWデータを出力する速度と同じであり、RAWデータに割当てられたページは処理済みのものから開放される。そのため、撮像回路11から一定量ずつRAWデータ領域R44にRAWデータが出力される場合は、実メモリ空間上でのRAWデータのRAWデータ領域R44のメモリ使用量C31は、YC処理回路12が処理を開始してから一定になる。しかし、図13では、説明の便宜上、YC処理回路12の処理開始後、撮像回路11からのRAWデータ領域R44への継続的なデータ供給はない例を示しており、よって、RAWデータ領域R44のメモリ使用量C31は、YC処理回路12が時刻taにて処理を開始してから減少している。
圧縮処理回路13は、YC処理回路12がYCデータ領域R43のYCデータ出力を開始すると、少し遅れて(時刻tbにて)変換を開始する。圧縮処理回路13の変換速度はYC処理回路12の処理速度と同じなので、実メモリ空間上でのYCデータのYCデータ領域R43のメモリ使用量C32は、圧縮処理回路13が変換を開始してから一定になる。
記録回路15は、圧縮処理回路13がJPEGデータ領域R42へJPEGデータ出力を開始すると、少し遅れて転送を開始する。しかし、記録媒体への転送は速度が遅いので、JPEGデータが生成されるのと同じ速度では転送できない。従って、JPEGデータに割当てられたページの開放速度は、JPEGデータにページが割当てられる速度に及ばない。そのため、圧縮処理回路13の動作中にはJPEGデータのJPEGデータ領域R42のメモリ使用量C33は増加する。時刻tcにて圧縮処理回路13が停止してからは、開放だけが進行するので、JPEGデータのJPEGデータ領域R42のメモリ使用量C33は減少し、最後にはゼロになる。
図13において、RAWデータ領域R44におけるRAWデータのメモリ使用量C31と、YCデータ領域R43におけるYCデータのメモリ使用量C32と、JPEGデータ領域R42におけるJPEGデータのメモリ使用量C33との和が、総メモリ使用量C34である。総メモリ使用量C34は図13に示すように時々刻々と変化している。図13で明らかなように、総メモリ使用量C34は、撮像回路11がRAWデータR42の出力を終了した時点(時刻ta)で最大値をとり、この時点での総メモリ使用量C34が、撮影に要する記憶容量である。
記録回路15による転送を行わない場合と比較すると、撮影に要する記憶容量は、記録回路15が転送を開始してから撮像回路11がRAWデータの出力を終了するまでに転送されたJPEGデータの分だけ小さくなっている。従って、撮影に要する記憶容量は、記録媒体への転送速度に依存し、記録媒体200への転送速度をより速くすれば、より小さくなる。よって、撮影に要する記憶容量C35は、記録媒体200への転送速度が十分に速ければ、撮影画像1枚のJPEGデータ量よりも小さくなる。
以上のように、撮影に要する記憶容量は、積み上げ算で求められるが、MMU20のアップダウンカウンタ77による空き領域のページ数をカウントする機能を用いれば、より簡単に求められる。
上記のメモリ容量の変化を踏まえて、以下に、撮像装置における撮影許可動作について図14のフローチャートを用いて説明する。
撮影開始前に、CPU10はメモリ18の空き容量(空きページ数)をアップダウンカウンタ77から取得し、記憶する(S61)。撮影開始後、撮像回路11がRAWデータを出力し終えた時点で、空きページ数をアップダウンカウンタ77から取得し、記憶する(S63)。RAWデータ出力時点で取得した空きページ数を、撮影開始前の空きページ数から差し引くことで、撮影に要する記憶容量(すなわち、撮影に要するページ数)を求める(S64)。なお、記録媒体200への転送速度は同一の記録媒体であっても必ずしも一定とならないので、求めた値に1より少し大きい適当な計数を乗じて余裕を持たせるとよい。
以上のようにして求めた撮影に要するページ数を、読み出した空きページ数と比較し、その時点で撮影可能かどうかを判断する(S65)。撮影に要するページ数が、MMU20から読み出した空きページ数よりも大きいときは、撮影不可能であると判断する。
なお、転送速度は記録媒体200によって変わる場合があるので記録媒体200を交換した直後では、撮影に要するページ数が正確には予測できない。しかし、メモリ18にJPEGデータが残ったまま記録媒体200を交換することはないので、メモリ18全体が空に近い場合は、無条件に撮影可能と判断できる。撮影を短い間隔で繰り返した後は、撮影に要するページ数が測定済みであり、これとMMU20から読み出した空きページ数を比較すればその時点で撮影可能かどうかを的確に判断できる。
CPU10は、判断した結果、撮影不可能である場合は、MMU20から空きページ数の読出しを続け(S66)、撮影に要するページ数を上回った時点で撮像回路11に対し撮影を許可する(S67)。アップダウンカウンタ77は空きページ数を時々刻々計数しているので、アップダウンカウンタ77を用いることで撮影可能かどうかを即座に判断できる。
さらにまた、MMU20は、撮影開始前の空き容量C37を空きページ数として時々刻々記憶し、それに基づいて空き容量C37の増減を予測し、空き容量C37が常に負にならないと予測した場合に(すなわち、空き容量が常にゼロ以上を維持できると予測した場合に)、撮像回路11に対し撮像を許可する、すなわち、撮像回路11の撮像動作の開始を許可するよう制御してもよい。この予測は、撮像回路11がRAWデータを送り出す速度と、空き容量C37の変化とを監視しておくことにより実現できる。
以上のように、撮像装置は、メモリ18の空き容量をページ数で監視し、空き容量のページ数と1枚の撮影に要する記憶容量に該当するページ数とを比較し、少なくとも1枚の画像撮影に必要な記憶容量より大きい空き容量があれば撮影を許可する。これにより、連写撮影の後などに撮影できないことが少なくなり、撮影できない場合でも、直ちに最短の時間で再び撮影可能になる。
なお、本撮像装置において、メモリ18のメモリ容量が不足すると判断される場合、MMU20により、表示処理回路14に割当てられているメモリ18の記憶領域を、RAWデータ保存用に割当てるようにしてもよい。また、撮像回路11に含まれるCCDを一時的にメモリ18の代わりに活用してもよい。すなわち、操作部16で撮影が指示された時には先ず撮影を行い、1枚の画像撮影に必要なページ数まで空きページ数が回復までの間、撮像回路11に含まれるCCDからのメモリ18へのデータ出力を停止させることで、CCDをRAWデータ保存用に使用することができる。このようにすれば、メモリ18のメモリ容量が不足する場合も、これを補填して撮影を行うことが可能になり、さらにシャッタチャンスを逃すことを少なくできる。
また、上記説明では、MMU20において複数の画像処理回路11〜15に対応してインタフェース回路21〜25を設けていたが、ページを格納するレジスタ59、61、63をそれぞれの画像処理回路に対して設ければ、インタフェース回路は1つだけでもよい。
本発明は、撮像機能を有する電子機器に適用できる。例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、アナログカメラ、カメラ付き携帯電話端末、カメラ付きPHS端末等に適用できる。
本発明によるメモリ管理装置を用いた撮像装置の構成を示すブロック図 実メモリ空間と仮想メモリ空間の対応を説明した図 仮想アドレスと実アドレスの対応を説明した図 本発明による仮想メモリ管理における仮想ページと実ページの対応を説明した図 本発明による仮想メモリ管理における仮想ページと実ページの対応を説明する図 本発明による仮想メモリ管理における仮想ページと実ページの対応を説明する図 仮想アドレス空間及び実アドレス空間におけるページ単位の割当てと開放を説明する図 メモリ管理装置(MMU)の構成を示す図 インタフェース回路の構成を示す図 対応登録回路の構成を示す図 対応テーブルの構成を示す図 有効ビットテーブルの構成を示す図 空きページテーブルの構成を示す図 データ書き込み処理のフローチャート 対応登録処理のフローチャート データ読み出し処理のフローチャート メモリの記憶容量の時間的変化を示した図 撮影許可動作のフローチャート
符号の説明
10 CPU
11 撮像回路
12 YC処理回路
13 圧縮処理回路
14 表示処理回路
15 記録回路
16 操作部
18 メモリ
20 メモリ管理装置(MMU)
21〜25 インタフェース回路
40 調停回路
60 対応登録回路
73 対応テーブル
74 有効ビットテーブル
75 空きページテーブル
77 アップダウンカウンタ
82 ローダブルカウンタ
200 記録媒体(メモリカード)

Claims (17)

  1. 画像を撮像し、デジタルデータとして記録する撮像装置において、
    画像データを格納し、実アドレス空間を有するメモリと、
    所定の画像データ処理機能を有し、仮想アドレス空間を用いて前記メモリに対して所定データ単位でデータの書き込み及び/又は読み出しを行う画像処理回路と、
    実アドレス空間に仮想アドレス空間を対応づけて前記メモリのアドレスを管理する仮想メモリ制御を行うメモリ管理装置と、
    前記画像処理回路を制御するCPUとを備え、
    前記メモリ管理装置は、
    前記画像処理回路から指定された仮想アドレスを実アドレスへ変換するインタフェース回路と、
    仮想アドレス空間における所定データ単位の領域である仮想アドレス単位領域と、実アドレス空間における所定データ単位の領域である実アドレス単位領域との対応づけを管理する対応情報を有し、前記インタフェース回路からの問い合わせにしたがい前記仮想アドレス単位領域に対応する実アドレス単位領域の情報を出力する対応登録回路とを含み、
    前記画像処理回路により前記メモリから所定データ単位でデータの読み出しが終了したときに、前記対応登録回路において、その読み出したデータに関する仮想アドレス単位領域と実アドレス単位領域との対応づけを前記対応情報から削除する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記インタフェース回路は、前記画像処理回路が以前にアクセスした仮想アドレス単位領域の情報を記憶し、その記憶した仮想アドレス領域と前記画像処理回路が新たにアクセスを要求している仮想アドレス領域とを比較し、その比較結果に従って前記対応登録回路の対応情報に、実ページと仮想ページの対応を登録することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記対応登録回路は、前記対応情報として、実アドレス単位領域と仮想アドレス単位領域との対応を記憶する対応テーブルを含み、さらに、該対応テーブルを参照して、対応する仮想アドレス単位領域がない実アドレス単位領域を検索する制御回路を含むことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記対応登録回路は、前記対応情報として、実アドレス単位領域毎に、実アドレス単位領域が有効なデータを格納するか否かを示す空きページテーブルを含み、さらに、対応する仮想アドレス単位領域がない実アドレス単位領域を検索する制御回路を含むことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記対応登録回路は、前記インタフェース回路からのアクセスが無い期間に前記空きページテーブルにアクセスし、対応する仮想アドレス単位領域を持たない実アドレス単位領域を検索し、その検索結果を所定の記憶領域に格納することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記CPUは、前記メモリの空き容量と画像撮影に必要な容量とを求め、前記空き容量が前記画像撮影に必要な容量以上ある場合に撮影を許可する、ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 前記画像処理回路を複数含み、さらに、複数の画像処理回路間の前記対応登録回路へのアクセス権を調整する調停回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  8. 前記画像処理回路の1つとして表示装置を含み、前記メモリにおいて、その表示装置に割当てられている記憶領域を、他の画像処理回路により処理されたデータの格納用に割当てることを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記画像処理回路は光学情報を電気信号に変換するCCDを含み、該CCDを一時的に前記メモリの代わりに使用することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  10. 画像を撮像し、デジタルデータとして記録する撮像装置において、
    画像データを格納し、実アドレス空間を有するメモリと、
    所定の画像データ処理機能を有し、仮想アドレス空間を用いて前記メモリに対して所定データ単位でデータの書き込み及び/又は読み出しを行う複数の画像処理回路と、
    実アドレス空間に仮想アドレス空間を対応づけて前記メモリのアドレスを管理する仮想メモリ制御を行うメモリ管理装置と、
    前記画像処理回路を制御するCPUとを備え、
    前記メモリ管理装置は、
    前記画像処理回路に対応して設けられ、前記画像処理回路から指定された仮想アドレスを実アドレスへ変換する複数のインタフェース回路と、
    仮想アドレス空間における所定データ単位の領域である仮想アドレス単位領域と、実アドレス空間における所定データ単位の領域である実アドレス単位領域との対応づけを管理する対応情報を有し、前記インタフェース回路からの問い合わせにしたがい前記仮想アドレス単位領域に対応する実アドレス単位領域の情報を出力する対応登録回路と、
    前記複数のインタフェース回路間の前記対応登録回路へのアクセス権を調整する調停回路とを含み、
    前記画像処理回路により前記メモリから所定データ単位でデータの読み出しが終了したときに、前記対応登録回路において、その読み出したデータに関する仮想アドレス単位領域と実アドレス単位領域との対応づけを前記対応情報から削除する
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 前記インタフェース回路は、前記画像処理回路が以前にアクセスした仮想アドレス単位領域の情報を記憶し、その記憶した仮想アドレス領域と前記画像処理回路が新たにアクセスを要求している仮想アドレス領域とを比較し、その比較結果に従って前記対応登録回路の対応情報に、実ページと仮想ページの対応を登録することを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  12. 前記対応登録回路は、前記対応情報として、実アドレス単位領域と仮想アドレス単位領域との対応を記憶する対応テーブルを含み、さらに、該対応テーブルを参照して、対応する仮想アドレス単位領域がない実アドレス単位領域を検索する制御回路を含むことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  13. 前記対応登録回路は、前記対応情報として、実アドレス単位領域毎に、実アドレス単位領域が有効なデータを格納するか否かを示す空きページテーブルを含み、さらに、対応する仮想アドレス単位領域がない実アドレス単位領域を検索する制御回路を含むことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  14. 前記対応登録回路は、前記インタフェース回路からのアクセスが無い期間に前記空きページテーブルにアクセスし、対応する仮想アドレス単位領域を持たない実アドレス単位領域を検索し、その検索結果を所定の記憶領域に格納することを特徴とする請求項13記載の撮像装置。
  15. 前記CPUは、前記メモリの空き容量と画像撮影に必要な容量とを求め、前記空き容量が前記画像撮影に必要な容量以上ある場合に撮影を許可することを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  16. 前記画像処理回路の1つとして表示装置を含み、前記メモリにおいて、その表示装置に割当てられている記憶領域を、他の画像処理回路により処理されたデータの格納用に割当てることを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  17. 前記画像処理回路は光学情報を電気信号に変換するCCDを含み、該CCDを一時的に前記メモリの代わりに使用することを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
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