JPH0228709B2 - Nainenenjinnokyuki2jikukikyokyusochi - Google Patents

Nainenenjinnokyuki2jikukikyokyusochi

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JPH0228709B2
JPH0228709B2 JP11175585A JP11175585A JPH0228709B2 JP H0228709 B2 JPH0228709 B2 JP H0228709B2 JP 11175585 A JP11175585 A JP 11175585A JP 11175585 A JP11175585 A JP 11175585A JP H0228709 B2 JPH0228709 B2 JP H0228709B2
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intake
air supply
valve
supply passage
secondary air
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Hiroaki Iwasaki
Yoshinobu Isobe
Hideo Kobayashi
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Honda Motor Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は内燃エンジンの吸気2次空気供給装置
に関する。
背景技術 排気ガス浄化のために三元触媒を排気系に備え
た内燃エンジンにおいては、供給混合気の空燃比
が理論空燃比(例えば、14.7:1)付近のとき三
元触媒がもつとも有効に作用することから空燃比
を調整すべく排気ガスの濃度及びエンジン運転状
態に応じて理論空燃比付近にフイードバツク制御
することが行なわれている。この空燃比制御を気
化器絞り弁下流に連通する吸気2次空気供給通路
を設けてその2次空気量を制御することにより行
なうフイードバツク制御用吸気2次空気供給装置
がある。
吸気2次空気供給装置においてはエンジンの低
温始動時の暖機期間にはエンジンの燃焼状態が不
安定であるので吸気2次空気の供給を停止するこ
とにより空燃比フイードバツク制御が停止され空
燃比がリツチ化されている。一般に、エンジンへ
の供給混合気の空燃比はエンジン吸気温に依存し
ていると考えられるため空燃比フイードバツク制
御を開始する際の条件を吸気温から判別すること
が望ましい。従つて、従来、吸気温が所定温度t1
(例えば、18℃)以下にあるときには吸気2次空
気の供給が停止され空燃比がリツチ化されてい
る。
また吸気温が所定温度t1以上であつてもエンジ
ン温度が低く、エンジンの冷却水温が所定温度t2
(例えば、70℃)以下でかつ車速が所定速度V1
(例えば、15Mile/h)以下であるときに空燃比
フイードバツク制御を停止して空燃比をリツチ化
せしめる装置が本出願人によつて既に実願昭58−
134919号において提案されている。これは、エン
ジンの低温時にはチヨーク弁が閉弁作動し空燃比
のリツチ化を図ることが行なわれるが、このチヨ
ーク弁の閉弁時に吸気2次空気による空燃比フイ
ードバツク制御を行なうと、吸気2次空気の供
給・供給停止の繰り返しによつてチヨーク弁閉弁
によるリツチ化が阻止されて供給混合気の空燃比
が理論空燃比に制御されることになるからであ
る。また、低車速では主吸気量に対する2次空気
量の変化量が大きくなるのでエンジン回転数のハ
ンチングを生じて運転性の悪化を招来するからで
ある。
かかる吸気2次空気供給装置においては、冷却
水温が所定温度t2以下でも吸気温が所定温度t1
上でかつ車速が所定速度V1以上のときには吸気
2次空気によつて空燃比フイードバツク制御が行
なわれる。すなわち、このときには車速が高く、
主吸気量が比較的大きな状態となる故にチヨーク
弁が完全に開弁していなくても吸気2次空気の供
給・供給停止の繰り返しによつてエンジン回転数
のハンチングが生ずることはほとんどないので排
気ガス浄化が優先されるのである。
しかしながら、積分動作の吸気2次空気供給、
又は比例動作と積分動作とを組み合せたPI動作
の吸気2次空気供給が通常行なわれているので冷
却水温が所定温度t2以下でも吸気温が所定温度t1
以上でかつ車速が所定速度V1以上である運転状
態に減速又は変速のためにクラツチペダルを操作
してエンジンの動力伝達系を遮断することにより
エンジン無負荷状態にすると、供給混合気の空燃
比がオーバーリーンとなり、エンジン回転数のハ
ンチングが生じて運転性の悪化を招来することに
なる。
発明の概要 本発明の目的は、チヨーク弁が完全に開弁して
いないようなエンジン低温時におけるエンジン無
負荷状態の運転性の向上を図つた吸気2次空気供
給装置を提供することである。
本発明の吸気2次空気供給装置は内燃エンジン
の排気成分濃度から空燃比を判定し該判定結果を
表わす空燃比信号を発生する判定手段と、気化器
絞り弁下流吸気通路に連通する第1及び第2吸気
2次空気供給通路と、第1吸気2次空気供給通路
に設けられ受圧室内の気体圧の大きさに応じて第
1吸気2次空気供給通路の流路断面積を変化せし
める空気制御弁と、第2吸気2次空気供給通路に
設けられた空燃比信号の内容に応じて第2吸気2
次空気供給通路を開閉する第1開閉弁と、第2吸
気2次空気供給通路の第1開閉弁の配設位置によ
り上流に設けられた第1空気供給遅延手段と、第
2吸気2次空気供給通路の第1開閉弁と前記第1
空気供給遅延手段との間と受圧室とを連通する圧
力供給通路と、該圧力供給通路に設けられた第2
空気供給遅延手段と、エンジンが低温でかつ無負
荷状態にあることを検出したときに圧力供給通路
の第2圧力供給遅延手段と受圧室との間に空気制
御弁の開度を減少させる気体圧を供給する圧力制
御手段とからなることを特徴としている。
実施例 第1図に示した本発明の一実施例たる車載吸気
2次空気供給装置においては、吸入空気が大気吸
入口1からエアクリーナ2、気化器3を介してエ
ンジン4に供給される。気化器3には絞り弁5が
設けられ、絞り弁5の上流にはベンチユリ6が形
成され、ベンチユリ6より更に上流にはチヨーク
弁7が設けられている。絞り弁5近傍には負圧検
出孔8が形成され、負圧検出孔8は絞り弁5の閉
弁時に絞り弁5の上流に位置し、絞り弁5の開弁
時には絞り弁5の下流に位置する。
また絞り弁5の下流、すなわち吸気マニホール
ド10とエアクリーナ2の空気吐出口近傍とは2
つの吸気2次空気供給通路11,12によつて連
通される。吸気2次空気供給通路11には空気制
御弁16が設けられ、空気制御弁16は負圧室1
6a、弁室16b、ダイアスラム16c、弁ばね
16d及びテーパ状の弁体16eとからなり、負
圧室16aに作用する負圧の大きさに応じて吸気
2次空気供給通路11の流路断面積変化せしめ負
圧の大きさが大になるに従つて流路断面積が大き
くなる。
一方、吸気2次空気供給通路12には電磁開閉
弁18が設けられ、電磁開閉弁18はそのソレノ
イド18aの非通電時に吸気2次空気供給通路1
2を閉塞し、通電時に吸気2次空気供給通路12
を連通せしめる。吸気2次空気供給通路12の電
磁開閉弁18より上流には絞り19が設けられて
いる。なお、2つの吸気2次空気供給通路11,
12は図の如く吸気マニホールド10内に連通し
た分流路として夫々形成しても良い。
電磁開閉弁18と絞り19との間の吸気2次空
気供給通路12は空気制御弁16の負圧室16a
と圧力供給通路17を介して連通されている。圧
力供給通路17には負圧室16aから吸気2次空
気供給通路12に向つてサージタンク20、逆止
弁21そして絞り22が設けられている。逆止弁
21は負圧室16a方向への気体流に対してのみ
弁体21aが移動して開弁し、また弁体21aに
はリーク孔21bが形成されている。
また圧力供給通路17の逆上弁21と絞り22
との間は大気圧供給通路26を介して大気と連通
し、大気圧供給通路26の絞り27及びその上流
には電磁開閉弁28が設けられている。電磁開閉
弁28はそのソレノイド28aへの通電時に開弁
して大気圧供給通路26を連通せしめる。
ソレノイド18a,28aは駆動回路30又は
31を介して制御回路32に接続されている。制
御回路32には排気マニホールド33に設けられ
た酸素濃度センサ34が接続されている。酸素濃
度センサ34は排気ガス中の酸素濃度に応じたレ
ベルの出力電圧V02を発生し、酸素濃度がリツチ
になるに従つて出力電圧V02が上昇する。
また制御回路32には駆動回路30,31及び
酸素濃度センサ34の他に回転数スイツチ35、
PC負圧スイツチ36、PB負圧スイツチ37、吸
気温スイツチ38、冷却水温スイツチ39、車速
スイツチ40及び無負荷スイツチ41が接続され
ている。回転数スイツチ35はエンジン回転数
N1(例えば1600r.p.m.)以上であるときオンとな
る。PC負圧スイツチ36は負圧検出孔8におけ
る負圧PCの大きさが所定圧力P1(例えば30mmHg)
以下にあるときオンとなり、PB負圧スイツチ3
7は吸気マニホールド10内の負圧PBの大きさ
が所定圧力P2(例えば430mmHg)以上にあるとき
オンとなる。吸気温スイツチ38は吸気温TA
所定温度T1(例えば18℃)以上であるときオンと
なり、冷却水温スイツチ39はエンジン冷却水温
TWが所定温度T2(例えば70℃)以上であるとき
オンとなり、車速スイツチ40は車速Vhが所定
速度V1(例えば15Mile/h)以上であるときオン
となる。また無負荷スイツチ41はクラツチスイ
ツチからなり、車両のクラツチペダルが踏み込ま
れたときオンとなる。これらのスイツチ35ない
し41はオン時に電圧VHの高レベル信号を発生
する。
制御回路32は第2図に示すように酸素濃度セ
ンサ34の出力電圧V02をバツフア42を介して
理論空燃比に対応する所定電圧Vrと比較する比
較器43と、PC負圧スイツチ36の出力に接続
されたインバータ44と、無負荷スイツチ41の
出力に接続されたインバータ53と、冷却水温ス
イツチ39及び車速スイツチ40の各出力レベル
の論理和を採るOR回路45と、冷却水温スイツ
チ39及びインバータ53の各出力レベルの論理
和を採るOR回路46と、吸気温スイツチ38、
比較器43、インバータ44及びOR回路45,
46の各出力レベルの論理積を採るAND回路4
7とを有し、AND回路47の出力信号が駆動回
路30に供給される。更に制御回路32は冷却水
温スイツチ39の出力に接続されたインバータ4
8と、無負荷スイツチ41及びインバータ48の
各出力レベルの論理積を採るAND回路49と、
回転数スイツチ35の出力に接続されたインバー
タ50とPB負圧スイツチ37及びインバータ5
0の各出力レベルの論理積を採るAND回路51
と、AND回路49,51の各出力レベルの論理
和を採るOR回路52とを有し、OR回路52の
出力信号が駆動回路31に供給される。
はお、排気マニホールド33の酸素濃度センサ
34の配設位置より下流には三元触媒コンバータ
54が設けられている。
次に、かかる構成の本発明による吸気2次空気
供給通路の動作を設明する。
先ず、制御回路32においては、酸素濃度セン
サ34の出力電圧V02が所定電圧Vrより大(V02
≧Vr)となる場合には空燃比がリツチであり、
比較器43の出力レベルは高レベルとなる。出力
電圧V02が所定電圧Vrより小(V02<Vr)となる
場合には空燃比がリーンであり、比較器43の出
力レベルは低レベルとなる。
今、エンジン暖機完了後であるとすると、吸気
温TAが所定温度T1以上になるので吸気温スイツ
チ38がオンとなり吸気温スイツチ38から高レ
ベル信号がAND回路47に供給される。また冷
却水温TWが所定温度T2以上になるので冷却水温
スイツチ39がオンとなり冷却水温スイツチ39
から高レベル信号がOR回路45,46を介して
AND回路47に供給される。よつて、AND回路
47の出力レベルは比較器43の出力レベル変化
に等しくなる。
酸素濃度センサ34の出力レベルから空燃比が
リツチであると判断された場合にはAND回路4
7の出力が高レベルとなり、その高レベルがリツ
チ信号として駆動回路30に供給される。また空
燃比がリーンであると判断された場合にはAND
回路47の出力レベルが低レベルとなり、その低
レベルがリーン信号として駆動回路30に供給さ
れる。
駆動回路30はリツチ信号に応じてゾレノイド
18aへの通電により電磁開閉弁18を開弁駆動
して吸気2次空気供給通路12を連通せしめ、リ
ーン信号に応じてソレノイド18aの非通電によ
り電磁開閉弁18の開閉駆動を停止して吸気2次
空気供給通路12を開塞せしめる。
エンジン4の高負荷時においては吸気マニホー
ルド10の負圧PBの大きさが所定圧力P2以下と
なる。PB<P2のときにはPB負圧スイツチ37が
オフとなるのでAND回路51のPB負圧スイツチ
37からの入力ラインは低レベルとなり、AND
回路51の出力レベルも低レベルとなる。また吸
気マニホールド10内の負圧PBの大きさが所定
圧力P2以上となるようなエンジン低負荷時には
PB負圧スイツチ37がオンとなる。PB負圧スイ
ツチ37のオンによりPB負圧スイツチ37から
高レベル信号がAND回路51に供給される。こ
のとき、エンジン回転数が所定回転数N1より高
いならば、回転数スイツチ35がオンとなり、回
転数スイツチ35から高レベル信号が出力され
る。この高レベル信号はインバータ50によつて
反転されてAND回路51に供給される。よつて
PB負圧スイツチ37がオンでもAND回路51の
出力レベルは低レベルとなる。
エンジン冷却水温TWが所定温度T2以上である
ときには冷却水温スイツチ39がオンとなり、冷
却水温スイツチ39から高レベル信号が出力され
る。この高レベル信号はインバータ48によつて
反転されてAND回路49に供給される。またク
ラツチが係合しエンジン4の動力伝達系が成立し
ているときには無負荷スイツチ41がオフである
のでAND回路49の無負荷スイツチ41からの
入力ラインは低レベルとなる。AND回路49の
2つの入力ラインのいずれか一方が低レベルにな
ると、その出力レベルが低レベルとなる。このよ
うにAND回路49,51の出力レベルが共に低
レベルになるときにはOR回路52の出力レベル
が低レベルとなり、駆動回路31が電磁開閉弁2
8を開弁駆動しないので電磁開閉弁28の閉弁に
より大気圧供給通路26が閉塞される。
電磁開閉弁28の閉弁時に電磁開閉弁18が開
弁すると、2次空気が吸気2次空気供給通路12
の絞り19、そして電磁開閉弁18を介して吸気
マニホールド10内に流入する。同時に、吸気マ
ニホールド10内の負圧PBが吸気2次空気供給
通路12の電磁開閉弁18、圧力供給通路17の
絞り22、逆止弁21のリーク孔21b及びサー
ジタンク20を負圧室16aに供給される。負圧
室16a内の圧力は負圧室16a及びサージタン
ク20内の残留圧及びリーク孔21bにより徐々
に負圧PBに近づくので空気制御弁16の開度、
すなわち吸気2次空気供給通路11の流路断面積
が徐々に増大して吸入空気量も増大する。よつ
て、吸気2次空気供給通路11,12を流れる吸
気2次空気が加算されてエンジン4に供給される
ので混合気の空燃比はリーン方向に制御され、エ
ンジン4に供給される吸気2次空気量は時間と共
に増大する。また、このとき、負圧PBは吸気2
次空気供給通路12のエアクリーナ2側から流入
する大気によつて稀釈されるが、絞り19により
その稀釈量は僅かである。
次に、電磁開閉弁28の閉弁時に電磁開閉弁1
8が閉弁すると、直ちに吸気2次空気供給通路1
2が閉塞されるので大気が吸気2次空気供給通路
12の絞り19、圧力供給通路17の絞り22、
逆止弁21及びサージタンク20を介して負圧室
16aに供給される。負圧室16a内の圧力は大
気圧に急速に近づくので空気制御弁16の開度、
すなわち吸気2次空気供給通路11の流路断面積
が急速に減少し吸気2次空気量も減少する。よつ
て、吸気2次空気供給通路12が閉塞されても吸
気2次空気は吸気2次空気供給通路11を介して
エンジン4に供給され、その吸気2次空気量は時
間と共に減少するのである。
従つて、空燃比をフイードバツク制御する場
合、リツチ信号とリーン信号とが交互に連続して
発生するので吸気2次空気供給通路11において
は吸気2次空気量がリツチ信号の存在時には増大
し、リーン信号の存在時に減少するので積分
()制御が行なわれる。また吸気2次空気供給
通路12においては吸気2次空気が断続的に流れ
るので比例(P)制御が行なわれる。よつて、吸
気マニホールド10内に供給される吸気2次空気
量は比例制御分と積分制御分とが加算された量と
なる。
次に、エンジン低温始動後の暖機時において、
先ず、吸気温TAが所定温度T1以下にあるときに
は吸気温スイツチ38がオフとなりAND回路4
7の吸気温スイツチ38からの入力レベルが低レ
ベルとなる。よつて、AND回路47は比較器4
3の出力レベル、すなわち酸素濃度センサ34の
出力レベルに拘らず低レベル信号を駆動回路30
に供給する。駆動回路30はリーン信号が供給さ
れた場合と同様に電磁開閉弁18の駆動を停止す
るので電磁開閉弁18は閉弁状態となる。故に、
空気制御弁16の負圧室16aに大気圧が供給さ
れ続けるので吸気2次空気供給通路11,12が
閉塞され、空燃比のフイードバツク制御の停止と
共に空燃比がリツチ化される。
また、吸気温TAが所定温度T1以上にあつて冷
却水温TWが所定温度T2以下にありかつ車速Vが
所定速度V1以下にあるときには冷却水温スイツ
チ39及び車速スイツチ40が共にオフとなるの
でOR回路45の2つの入力レベルが共に低レベ
ルとなる。よつてOR回路45から低レベル信号
がAND回路47に供給されるためにAND回路4
7の出力レベルが低レベルとなるので吸気温TA
が所定温度T1以下にあるときと同様の動作によ
つて吸気2次空気供給通路11,12が閉塞され
る。故に、空燃比フイードバツク制御が停止され
て空燃比がリツチ化される。
次いで、冷却水温TWが所定温度T2以下になる
ようなエンジン低温時にクラツチペダルが踏まれ
てクラツチの開放により動力伝達系が遮断される
と、無負荷スイツチ41がオンとなり、無負荷ス
イツチ41から高レベル信号がインバータ53に
供給される。故に、インバータ53から低レベル
信号がOR回路46に供給され、OR回路46の
冷却水温スイツチ39からの入力レベルも低レベ
ルであるのでOR回路46から低レベル信号が
AND回路47に供給される。よつて、AND回路
47の出力レベルが低レベルとなるので、このと
きも吸気温TAが所定温度T1以下にあるときと同
様の動作が行なわれる。
一方、冷却水温TWが所定温度T2以下にあると
きにはインバータ48の出力レベルが高レベルと
なる。またクラツチの開放により無負荷スイツチ
41がオンになると、無負荷スイツチ41から高
レベル信号がAND回路49に供給されるので
AND回路49の出力レベルが高レベルとなり、
この高レベルがOR回路52を介して駆動回路3
1に供給される。
駆動回路31はOR回路52からの高レベル信
号に応じて電磁開閉弁28を開弁駆動して大気圧
供給通路26を連通せしめる。大気圧供給通路2
6の連通により大気が大気圧供給通路26の電磁
開閉弁28及び絞り27を介して圧力供給通路1
7の絞り22と逆止弁21との間に供給され、更
に逆止弁21そしてサージタンク20を介して負
圧室16aに供給される。故に、負圧室16a内
の圧力は急速に大気圧に等しくなるので空気制御
弁16は電磁開閉弁28が開弁すると電磁開閉弁
18の開閉に拘らず急速に閉弁状態となり、吸気
2次空気供給通路11が閉塞される。
よつて、冷却水温TWが所定温度T2以下にあり
かつ車速Vが所定速度V1以上にあるときには空
燃比フイードバツク制御が行なわれるが、このと
きクラツチが開放されると、吸気2次空気供給通
路11,12が直ちに閉塞されて空燃比フイード
バツク制御が停止され、空燃比が急速にリツチ化
されるのである。
また、負圧PBの大きさが所定圧力P2以上でも
エンジン回転数が所定回転数N1より低い場合に
は回転数スイツチ35がオフとなりインバータ5
0の出力レベルが高レベルとなるのでAND回路
51の入力レベルが全て高レベルとなる。故に、
AND回路51の出力レベルが高レベルとなり、
この高レベルがOR回路52を介して駆動回路3
1に供給される。よつて、負圧PBの大きさが所
定圧力P2以上でかつエンジン回転数Neが所定回
転数N1以下となる低負荷運転状態では電磁開閉
弁28が開弁するので空燃比フイードバツク制御
が行なわれるならば、吸気2次空気は電磁開閉弁
18の開閉により吸気2次空気供給通路12を断
続的に流れるだけとなり、比例制御のみが行なわ
れる。
次いで、エンジン4の運転状態が絞り弁5の閉
弁によつて例えば減速状態になると、負圧検出孔
8から負圧スイツチ36に供給される負圧PC
大きさは所定圧力P1以下となり負圧スイツチ3
6から高レベル信号がインバータ44に供給さ
れ、インバータ44の出力レベルは低レベルとな
る。よつて、AND回路44は比較器42の出力
レベル、すなわち酸素濃度センサ34の出力レベ
ルに拘らず低レベルを駆動回路30に供給するの
で空燃比フイードバツク制御が停止されて供給混
合気の空燃比がリツチ化される。
なお、上記した本発明の実施例においては、エ
ンジンの無負荷状態をクラツチの作動状態から検
出するようにしたがMT(マニユアルトランスミ
ツシヨン)車の場合には変速シフト位置がN(ニ
ユートラル)レンジにあるときを検出することも
でき、またAT(オートマチツクトランスミツシ
ヨン)車の場合には変速シフト位置がP(パーキ
ング)レンジ及びN(ニユートラル)レンジにあ
るときを検出すれば良い。
発明の効果 以上の如く、本発明の内燃エンジンの吸気2次
空気供給装置においては、エンジンが低温かつ無
負荷状態にあることが検出されると空気制御弁の
受圧室に大気圧等の第2制御圧が急速供給される
ので空気制御弁が急速に閉弁されて第1吸気2次
空気供給通路が閉塞される。すなわち、空気制御
弁によつて行なわれる吸気2次空気供給量を空燃
比判別結果に応じて徐々に増減する積分動作が停
止される。またエンジンが低温かつ無負荷状態に
あるときには第1吸気2次空気供給通路が直ちに
閉塞されると共に開閉弁によつて第2吸気2次空
気供給通路が直ちに閉塞されて空燃比フイードバ
ツク制御が停止される。よつてエンジン低温にお
ける変速及び減速開始時に供給混合気の空燃比が
オーバリーンになることが回避されるのでエンジ
ン回転数のハンチングが防止され、運転性の向上
が図れるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す構成図、第2図
は第1図の装置中の制御回路の具体的構成を示す
ブロツク図である。 主要部分の符号の説明、2……エアクリーナ、
3……気化器、5……絞り弁、6……ベンチユ
リ、7……チヨーク弁、8……負圧検出孔、10
……吸気マニホールド、11,12……吸気2次
空気供給通路、16……空気制御弁、17……圧
力供給通路、18,28……電磁開閉弁、19,
22,27……絞り、20……サージタンク、2
1……逆止弁、26……大気圧供給通路、33…
…排気マニホールド、34……酸素濃度センサ、
36,37……負圧スイツチ、54……三元触媒
コンバータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃エンジンの排気成分濃度から空燃比を判
    定し該判定結果を表わす空燃比信号を発生する判
    定手段と、気化器絞り弁下流吸気通路に連通する
    第1及び第2吸気2次空気供給通路と、前記第1
    吸気2次空気供給通路に設けられ受圧室内の気体
    圧の大きさに応じて前記第1吸気2次空気供給通
    路の流路断面積を変化せしめる空気制御弁と、前
    記第2吸気2次空気供給通路に設けられ前記空燃
    比信号の内容に応じて前記第2吸気2次空気供給
    通路を開閉する第1開閉弁と、前記第2吸気2次
    空気供給通路の前記第1開閉弁の配設位置より上
    流に設けられた第1空気供給遅延手段と、前記第
    2吸気2次空気供給通路の前記第1開閉弁と前記
    第1空気供給遅延手段との間と前記受圧室とを連
    通する圧力供給通路と、該圧力供給通路に設けら
    れた第2空気供給遅延手段と、エンジンが低温で
    かつ無負荷状態にあることを検出したとき前記圧
    力供給通路の前記第2圧力供給遅延手段と前記受
    圧室との間に前記空気制御弁の開度を減少させる
    気体圧を供給する圧力制御手段とからなることを
    特徴とする吸気2次空気供給装置。 2 前記圧力制御手段は前記圧力供給通路の前記
    第2圧力供給遅延手段と前記受圧室との間に連通
    する大気圧供給通路と、該大気圧供給通路に設け
    られて前記エンジンが低温でかつ無負荷状態にあ
    ることを検出したときに開弁する第2開閉弁と、
    前記大気圧供給通路に設けられた第3空気供給遅
    延手段とからなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の吸気2次空気供給装置。 3 前記無負荷状態はクラツチが開放作動状態に
    あるときであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の吸気2次空気供給装置。 4 前記無負荷状態は自動変速機の変速シフトが
    P(パーキング)レンジ及びN(ニユートラル)レ
    ンジのいずれか一方にあるときであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の吸気2次空気
    供給装置。 5 前記第1開閉弁は前記エンジンが低温でかつ
    無負荷状態にあることが検出されたときには閉弁
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の吸気2次空気供給装置。
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