JPH02286942A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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JPH02286942A
JPH02286942A JP10749389A JP10749389A JPH02286942A JP H02286942 A JPH02286942 A JP H02286942A JP 10749389 A JP10749389 A JP 10749389A JP 10749389 A JP10749389 A JP 10749389A JP H02286942 A JPH02286942 A JP H02286942A
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JP
Japan
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thrust force
differential
gear
cam
clutch member
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JP10749389A
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Inventor
Sakuo Kurihara
栗原 作雄
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GKN Driveline Japan Ltd
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Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的1 (産業上の利用分野) この発明は、デフロック機構を有するデフレンジセル装
置に関する。
(従来の技術) 特公昭57−4536号公報にデフロック装置が記載さ
れている。第3図に示すように、この装置はトルクを入
力して回転するデフケース101に自転自在に支持され
たデフビニオン103に一対のデフサイドギヤ105.
105が噛合ってなるデファレンシャル装置の差動制限
装置であって、デフケース101とナイドギヤ105の
差動を制限又は停止させる多板クラッチ107とこれを
押圧し締結する液圧アクチュエータ109とこれに液圧
を与えるシリンダ装置111とからなっている。
ところが、多板クラッチ107の押圧力がデフサイドギ
ヤ105とデフビニオン103との噛合い部に入力づる
からそのバツクラッシが変化しく狭くなり)噛合いに悪
影響が生じる。
また、他にデフケースと差動歯車とをドッグクラッチで
連結するデフロック装置があるが、第4図のように、そ
のクラッチ歯113.115がストレード又は歯元より
歯末が厚い逆テーパ状であると歯末の間隔が狭く噛合い
に際して係合し難く、係合解除の際には噛合い面での摩
擦力により、又クラッチ歯115の場合はこれにテーバ
による係合方向へのスラスト力が加わり離脱し難い。ま
た、歯末が噛合った状態ではその角部が欠は易く、又厚
さが不充分であることから歯元か弱い。
(発明が解決しようとする課題) そこで、この発明は、デフロック様構が差動歯車の噛合
いに影響を与えず、デフロック動作と解除動作が円滑で
、カム部の強度が大ぎいデファレンシャル装置の提供を
目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明のデファレンシャル装置は、トルクを入力して
回転するデフケースと、このデフケースに自転自在に支
持されたピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合った一対
のサイドギヤと、デフケースとの間に設けられた第1の
カム部で常時係合しながら軸方向移動操作を受けサイド
ギヤとの間に設けられた第2のカム部で係脱を行うクラ
ッチ部材とを備え、第1と第2のカム部はクラッチ部材
に係合111i方向のスラスト力を与えるそれぞれOL
と02の噛合い圧力角を有し、ピニオンギヤとサイドギ
ヤとの噛合い圧力角をθ3とすると、θ3≧01>θ2 であることを特徴とする。
(作用) トルクが入力してデフケースが回転すると、この回転は
ピニオンギヤを介し、ビニオンギ゛ヤの自転により、各
サイドギヤに差動分配される。
クラッチ部材を移動操作してデフケースとサイドギヤと
を相対回転不能に連結すると各サイドギヤへの差動分配
機能が停止されてデフロック状態となりこれらへのトル
ク配分割合が等しくなる。
又、これらの連結を解除するとデフロックが解除され差
動分配機能が回復する。
第2のカム部(係脱側)の歯先が噛合いを始めたとき、
デフケースとサイドギヤ間に回転差があると、θ1>θ
2であるからθI (第1のカム部)とθ2 (第2の
カム部)の各スラスト力の差が、移動操作力に加えて、
係合方向にクラッチ部材に働き第2のカム部を係合させ
る。また、このカム部の係合状態において、θ3≧θ1
であるからピニオンギヤとの噛合い圧力角θ3によるサ
イドギヤのスラスト力はクラッチ部材からの前記スラス
ト力差より常に大きい。従って、バックラツシへの影響
は小さくサイドギヤとピニオンギヤとの噛合いは正常に
保たれる。
(実施例) 第1図と第2図により一実施例の説明をする。
この実施例は第2図の車両の動力系に用いられている。
以下、左右の方向は第1図の左右の方向とし、その上方
は第2図の車両の前方(上方)に相当する。また、番号
を付していない部材は図示されていない。
第2図の車両はエンジン1、トランスミッション3、方
向変換歯車組5、プロペラシャフト7、リヤデフ9(こ
の実施例のデファレンシャル装置)、後車軸11,13
、左右の後輪15.17、左右の前輪19.21などか
らなっている。
第1図に示すように、リヤデフ9のデフケース23はベ
アリング25.27によりデフキャリヤ29に回転自在
に支承されている。デフキャリア29には前端がプロペ
ラシャフト7側に連結され後端にはドライブピニオンギ
ヤ31が一体に形成されたドライブピニオンシャフト3
3が回転自在支承されている。デフケース23にはこの
ギヤ31と噛合ったリングギヤ35がボルト37で固定
されている。こうしてデフケース23はエンジン1から
の駆動力により回転駆動される。
デフケース23の内周に設けられた軸方向の溝39には
ビニオンシャフト41が軸方向移動自在に又デフケース
23と一体回転するように支持されている。ビニオンシ
ャフト41にはピニオンギヤ43が自転自在に支承され
、その左右には一対のサイドギヤ45,47が噛合い圧
力角θ3で噛合っている。左のサイドギヤ45には左の
後事軸11が父君のサイドギヤ47には右の後車軸13
がそれぞれスプライン連結されている。また、デフキャ
リャ29の左端には後車軸11の車軸管49が又右端に
は後車軸13の車軸管が取付けられている。
従って、エンジン1からの駆動力によりデフケース23
が回転すると、この回転はビニオンシャフト41とピニ
オンギヤ43とを介し、このピニオンギヤ43の自転に
より、各サイドギヤ45゜47から左右の後輪15.1
7側に差動分配される。
右のサイドギヤ47とデフケース23との間にはリング
状のクラッチ部材51が軸方向移動自在に配置されてい
る。クラッチ部材51とデフケース23との間には第1
のカム部53が設けられ、クラッチ部材51とサイドギ
ヤ47との間には第2のカム部55が設けられている。
クラッチ部材51はカム部53で常時噛合いながら軸方
向に移動しカム部55の係脱を行う。従って、クラッチ
部材51が、第1図(a)下半部のように、左方に移動
するとサイドギヤ47とデフケース23とは相対回転不
能に連結されて差動分配機能が停止しデフロック状態と
なる。又、同図上半部のように右方に移動するとサイド
ギヤ47とデフケース23の相対回転が可能になりデフ
ロックが解除される。第1図(b)に示すように、カム
53.55の各噛合い角0丁、θ2はθ1>θ2にしで
ある。
デフケース23の内周には止め輪57が装着され、止め
輪57とクラッチ部材51との間にはクラッチ部材51
を右方に付勢してカム部55の係合を解除するリターン
スプリング59が配置されている。
抑圧部材61は周方向に複数本配置された軸方向の腕6
3とこれらの右端部を連結するリング状の基部65とか
らなり、腕63はデフケース23を貫通しその左端はク
ラッチ部材51に当接している。
デフキャリヤ29には断面コの字形のリング75の廻り
止め67がボルト69によりロックナツト71の廻り止
め73と共線めされている。このリング75の内部には
断面がコの字形のリング77が、互いの四部を対向させ
て、固定されリング77の固定部にはリング状のダイヤ
フラム79が内外周の縁を気密に固定されている。リン
グ77には押圧部材81が貫通した左端を押圧部材61
に当接し右端をダイヤフラム79に当接して配置されて
いる。ダイヤフラム79とリング75の間に形成された
圧力室83には管路85を介してエアポンプ87がら空
気圧が供給される。空気圧が供給されると圧力室83は
彫版し押圧部材81゜61を介してクラッチ部′!A5
1を左方のデフロック側へ移動させる。こうして空気ア
クチュエータ89が構成されている。このような給圧操
作は運転席から手動操作可能か又は操舵条件あるいは路
面条件に応じて自動操作可能に構成されている。
なお、デフケース23の外周には止め輪91が装着され
リング75とデフケース23及び止め輪91の間にはワ
ッシャ93.93が配置されている。
このようにして、クラッチ部材51が左方へ移動操作さ
れ第2のカム部55が噛合いを始めたとき、デフケース
23とサイドギヤ47との間に回転差があれば各カムB
II53.55においてそれぞれクラッチ部材51を押
し戻すスラスト力が生じる。このとき、θ1>θ2であ
るからカム部53からのスラスト力がカム部55からの
スラスト力より大きく、その差だけのスラスト力が左方
(デフロック側)に働く。アクチュエータ89の押圧力
にこのスラスト力が加わるからカム部55は円滑に係合
するとともにクラッチ部材51はこの位置に安定に保持
される。
また、θ3≧θ1であるからピニオンギヤ43との噛合
いによりサイドギヤ47に掛る右向きのスラスト力は前
記のスラスト力差より常に大きい。
従って、バックラッシへの影響は微少であり、その上、
とニオンシャフト41は溝39に沿って移動可能である
からピニオンギヤ43と左右のサイドギヤ45.47と
の各バックラッシは常に等しくなりこれらの噛合いは正
常に保たれる。なお、デフケース23側とアクチュエー
タ89側の摺動は押圧部材61.81の接触部で行われ
る。
アクチュエータ8つへの給圧を停止するとクラッチ部材
51はリターンスプリング59の付勢力により右方へ移
動しカム部55の係合は解除される。この付勢力はカム
部53で発生するスラスト力より大きくしておく。
第1図(b)のようにカム部55の歯の角部95.97
は鈍角であるからこの部分に力が集中する噛合いの初期
においても欠けることはない。又カム部53.55の歯
はいずれも歯元の幅が広く従って強度が大きい。また、
上記のように、カム部55における係合は円滑であり、
噛合い圧力角θ2による後退方向のスラスト力により離
脱も円滑である。デフロックを解除すると、後輪15゜
17の差動回転が可能になり車両は円滑な旋回が行える
。デフロック状態にするとこの差動回転が停止され直進
安定性が向上するとともに各後輪15.17への伝達駆
動力が等しくなり、悪路などで一方の後輪だけがスリッ
プして走破性を失うことはない。
[発明の効果] 以上のように、この発明のデファレンシャル装置はデフ
ロック機構が差動歯車の噛合いに影響を与えず、デフロ
ックの作動と解除とが円滑でカム部の強度が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は一実施例の断面図、(b)は(a)のA
−A断面図、第2図はこの実施例を用いた車両の動力系
を示すスケルトン機構図、第3図は従来例の断面図、第
4図は伯の従来例の部分断面図である。 23・・・デフケース 43・・・ピニオンギヤ 45.47・・・サイドギヤ 51・・・クラッチ部材 53.55・・・カム部 代理人 弁理士  三 好 秀 和 第3図 第 図(C1) 第 図(b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 トルクを入力して回転するデフケースと、このデフケー
    スに自転自在に支持されたピニオンギヤと、ピニオンギ
    ヤと噛合つた一対のサイドギヤと、デフケースとの間に
    設けられた第1のカム部で常時係合しながら軸方向移動
    操作を受けサイドギヤとの間に設けられた第2のカム部
    で係脱を行うクラッチ部材とを備え、第1と第2のカム
    部はクラッチ部材に係合離脱方向のスラスト力を与える
    それぞれθ_1とθ_2の噛合い圧力角を有し、ピニオ
    ンギヤとサイドギヤとの噛合い圧力角をθ_3とすると
    、θ_3≧θ_1>θ_2 であることを特徴とするデファレンシャル装置。
JP1107493A 1989-04-28 1989-04-28 デファレンシャル装置 Expired - Fee Related JPH0826931B2 (ja)

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