JPH02285062A - 部分異材質冷延鋼板およびその製造法 - Google Patents
部分異材質冷延鋼板およびその製造法Info
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- JPH02285062A JPH02285062A JP10475389A JP10475389A JPH02285062A JP H02285062 A JPH02285062 A JP H02285062A JP 10475389 A JP10475389 A JP 10475389A JP 10475389 A JP10475389 A JP 10475389A JP H02285062 A JPH02285062 A JP H02285062A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、部分異材質冷延鋼板およびその製造法に関す
るものである。
るものである。
(従来の技術)
冷延鋼板は自動車の内外板や電気器具等に広く用いられ
ている。冷延鋼板に要求される特性は、機械的性質の面
からは、適度の強度と加工性を有することである。強度
と加工性は一般に相反する特性であり、強度が高くなる
ほど加工性は劣化する。
ている。冷延鋼板に要求される特性は、機械的性質の面
からは、適度の強度と加工性を有することである。強度
と加工性は一般に相反する特性であり、強度が高くなる
ほど加工性は劣化する。
この10年来、数多くの高強度冷延鋼板が開発され、例
えば特開昭61−19739号公報では、St、Mn。
えば特開昭61−19739号公報では、St、Mn。
Pを添加し、またC、!:Pの含有量に応じて連続焼鈍
における冷却速度を変え高強度冷延鋼板を製造すること
が提案されている。
における冷却速度を変え高強度冷延鋼板を製造すること
が提案されている。
このような高強度冷延鋼板の開発により板厚低減による
自動車等の軽量化が図られている。
自動車等の軽量化が図られている。
しかしながら、高強度化に伴う加工性の劣化は完全には
防ぎ得ないため、高強度化の上限は加工性の点から制約
を受け、十分な軽量化が達成されていないという問題が
ある。
防ぎ得ないため、高強度化の上限は加工性の点から制約
を受け、十分な軽量化が達成されていないという問題が
ある。
本発明者らは自動車の内外板等への高強度冷延鋼板の適
用において、加工を受ける部分は加工により強度が上昇
するため、加工性のみ必要で高強度は強いて必要でなく
、他方、加工を受けない部分は加工性は強いて必要でな
いが、高強度が必要であるとの知見を得、以下述べる発
明を行った。
用において、加工を受ける部分は加工により強度が上昇
するため、加工性のみ必要で高強度は強いて必要でなく
、他方、加工を受けない部分は加工性は強いて必要でな
いが、高強度が必要であるとの知見を得、以下述べる発
明を行った。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、前述の高強度冷延鋼板の問題点を解決するた
め、加工性が必要な部分には加工性を、高強度が必要な
部分には高強度を賦与した、部分異材質冷延鋼板および
その製造法の提供を目的とする。
め、加工性が必要な部分には加工性を、高強度が必要な
部分には高強度を賦与した、部分異材質冷延鋼板および
その製造法の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段および作用)本発明は加工
性が必要な部分には加工性を、高強度が必要な部分には
高強度を賦与した、部分異材質冷延鋼板およびその製造
法の提供のため検討を重ねて得られたもので、その要旨
は、冷延鋼板に、部分的に窒化層が形成され高強度化さ
れていることを特徴とする部分異材質冷延鋼板にあり、
また、冷延鋼板にNi + Sn 、 Zn 、 Cu
、 Crの1種又は2種以上からなる窒化防止金属を
部分的に付着した後、アンモニア含有雰囲気中で加熱し
て、付着を行っていない部分を窒化し高強度化すること
を特徴とする部分異材質冷延鋼板の製造法にある。
性が必要な部分には加工性を、高強度が必要な部分には
高強度を賦与した、部分異材質冷延鋼板およびその製造
法の提供のため検討を重ねて得られたもので、その要旨
は、冷延鋼板に、部分的に窒化層が形成され高強度化さ
れていることを特徴とする部分異材質冷延鋼板にあり、
また、冷延鋼板にNi + Sn 、 Zn 、 Cu
、 Crの1種又は2種以上からなる窒化防止金属を
部分的に付着した後、アンモニア含有雰囲気中で加熱し
て、付着を行っていない部分を窒化し高強度化すること
を特徴とする部分異材質冷延鋼板の製造法にある。
以下本発明について詳細に説明する。
冷延鋼板の鋼種は特に限定する必要はなく、例えばC:
0.01〜0.07%、Si : 0.05%以下、
Mn:0、O1〜0.50%、P : 0.005〜0
.030%、S : 0.005〜0.030%、Aj
!:Q、Q2〜0.10%、N : 0.0020〜0
.0100%からなるAlキルド鋼、あるいはC:0.
0010〜0.0050%、Si : 0.05%以下
、Mn : 0.01〜0.50%、P : 0.00
5〜0.030%、S : 0.005〜0.030%
、Al:o、o2〜0.10%、N : 0.0010
〜0.0060%、Ti : 0.03〜0.10%の
極低炭Ti添加鋼、あるいはBを0.0003〜0.0
060%含むB添加へ2キルド鋼、あるいはNbを0.
005〜0.05%含む低炭系N’b添加鋼等いずれの
鋼種でもよい。また、本発明での冷延鋼板は再結晶焼鈍
をされたものである。
0.01〜0.07%、Si : 0.05%以下、
Mn:0、O1〜0.50%、P : 0.005〜0
.030%、S : 0.005〜0.030%、Aj
!:Q、Q2〜0.10%、N : 0.0020〜0
.0100%からなるAlキルド鋼、あるいはC:0.
0010〜0.0050%、Si : 0.05%以下
、Mn : 0.01〜0.50%、P : 0.00
5〜0.030%、S : 0.005〜0.030%
、Al:o、o2〜0.10%、N : 0.0010
〜0.0060%、Ti : 0.03〜0.10%の
極低炭Ti添加鋼、あるいはBを0.0003〜0.0
060%含むB添加へ2キルド鋼、あるいはNbを0.
005〜0.05%含む低炭系N’b添加鋼等いずれの
鋼種でもよい。また、本発明での冷延鋼板は再結晶焼鈍
をされたものである。
冷延鋼板の加工性グレードは一般用、絞り用、深絞り用
、超深絞り用のいずれでもかまわないが、窒化を防止し
た部分の加工性を発揮するには深絞り用、超深絞り用が
好ましい。
、超深絞り用のいずれでもかまわないが、窒化を防止し
た部分の加工性を発揮するには深絞り用、超深絞り用が
好ましい。
部分異材質冷延鋼板を製造するには、まず冷延鋼板に部
分的に窒化防止金属を付着させるが、窒化防止金属はN
i + Sn + Zn + Cu + Crのいずれ
でもよいが特にSn + Cu + Znの窒化防止効
果が顕著である。部分的に付着する方法はメツキ、塗布
等いずれの方法をとってもよい。窒化防止金属を部分的
に付着するパターンは第1図、第2図に示すパターンの
他どのようなパターンをとってもよい。
分的に窒化防止金属を付着させるが、窒化防止金属はN
i + Sn + Zn + Cu + Crのいずれ
でもよいが特にSn + Cu + Znの窒化防止効
果が顕著である。部分的に付着する方法はメツキ、塗布
等いずれの方法をとってもよい。窒化防止金属を部分的
に付着するパターンは第1図、第2図に示すパターンの
他どのようなパターンをとってもよい。
窒化防止金属の付着量は限定する必要はないが、少なす
ぎると窒化防止効果が少なくなり、多すぎるとコストが
高くなるので0.5〜10 g/m”が好ましい。
ぎると窒化防止効果が少なくなり、多すぎるとコストが
高くなるので0.5〜10 g/m”が好ましい。
前記窒化防止金属を冷延鋼板に部分的に付着させた後は
、アンモニアを含む雰囲気中で加熱して、前記付着をし
ていない部分を窒化させる。
、アンモニアを含む雰囲気中で加熱して、前記付着をし
ていない部分を窒化させる。
アンモニア含有雰囲気中のアンモニア量は限定の必要は
ないが、少なすぎると窒化量が不足して十分な高強度が
得られず、又多すぎると窒化量が過多となって強度が出
すぎるので、2〜20%が好ましい。残余の雰囲気はど
のような雰囲気でもよいが、窒化を安定しておこなうに
は水素と窒素を主成分とするのが好ましい。
ないが、少なすぎると窒化量が不足して十分な高強度が
得られず、又多すぎると窒化量が過多となって強度が出
すぎるので、2〜20%が好ましい。残余の雰囲気はど
のような雰囲気でもよいが、窒化を安定しておこなうに
は水素と窒素を主成分とするのが好ましい。
加熱の条件は限定する必要はないが、温度が低すぎると
窒化に時間がかかり、又温度が高すぎると窒化による高
強度効果が減少するので、400〜700℃に加熱する
のが好ましい。
窒化に時間がかかり、又温度が高すぎると窒化による高
強度効果が減少するので、400〜700℃に加熱する
のが好ましい。
この窒化により、その部分は高強度化され、他は高強度
化されず加工性がすぐれた性質を有する、部分的に異材
質の冷延鋼板が得られる。
化されず加工性がすぐれた性質を有する、部分的に異材
質の冷延鋼板が得られる。
その後、必要に応じて調質圧延される。
なお、本発明の部分異材質冷延鋼板は電気亜鉛メツキや
溶融亜鉛メツキ等を行って、表面処理鋼板として使用す
ることが出来る。
溶融亜鉛メツキ等を行って、表面処理鋼板として使用す
ることが出来る。
(実施例1)
第1表に化学成分と機械的性質を示す板厚0.8鶴の深
絞り用Alキルド鋼冷延鋼板に、第1図に示すパターン
で各種金属を塗布しく付着量1.0g/m”)、15%
アンモニア、45%水素、40%窒素の雰囲気中で、5
00℃で10時間の加熱を行った後、1.2%の!P!
質圧延を行った。得られた鋼板の窒素含有量と機械的性
質を第2表に示す。
絞り用Alキルド鋼冷延鋼板に、第1図に示すパターン
で各種金属を塗布しく付着量1.0g/m”)、15%
アンモニア、45%水素、40%窒素の雰囲気中で、5
00℃で10時間の加熱を行った後、1.2%の!P!
質圧延を行った。得られた鋼板の窒素含有量と機械的性
質を第2表に示す。
本発明方法では窒化防止金属塗布なしの部分は十分な窒
化が行われ、50kg/+u+”級の高強度鋼板が得ら
れており、窒化防止金属を塗布した部分はほぼ完全に窒
化が防止されて、深絞り用冷延鋼板本来の加工性が保持
されている。
化が行われ、50kg/+u+”級の高強度鋼板が得ら
れており、窒化防止金属を塗布した部分はほぼ完全に窒
化が防止されて、深絞り用冷延鋼板本来の加工性が保持
されている。
このように、本発明の方法により、優れた部分異材質冷
延鋼板が得られる。
延鋼板が得られる。
これに対し、比較方法では金属の塗布の有無にかかわら
ず窒化が生じて高強度化し、本発明の目的を達成してい
ない。
ず窒化が生じて高強度化し、本発明の目的を達成してい
ない。
(実施例2)
第3表に化学成分と機械的性質を示す板厚1.2鶴の超
深絞り用極低炭Ti添加鋼冷延鋼板に第2図に示すパタ
ーンで窒化防止金属Cuを付着量を変えて電気メツキし
、5%アンモニア、95%水素の雰囲気中で、600℃
で5時間の加熱を行った後、0.8%の調質圧延を行っ
た(いずれも本発明の方法)、得られた鋼板のCu付着
量、窒素含有量と機械的性質を第4表に示す、 Cuメ
ツキを行っていない部分は十分な窒化が行われ、70
kg/m+n”級の高強度w4板が得られており、一方
、Cuメツキを行っ−3遍 た部分はCu付着量によらずほぼ完全に窒化が防止され
て、超深絞り用冷延鋼板本来の加工性が保持されている
。
深絞り用極低炭Ti添加鋼冷延鋼板に第2図に示すパタ
ーンで窒化防止金属Cuを付着量を変えて電気メツキし
、5%アンモニア、95%水素の雰囲気中で、600℃
で5時間の加熱を行った後、0.8%の調質圧延を行っ
た(いずれも本発明の方法)、得られた鋼板のCu付着
量、窒素含有量と機械的性質を第4表に示す、 Cuメ
ツキを行っていない部分は十分な窒化が行われ、70
kg/m+n”級の高強度w4板が得られており、一方
、Cuメツキを行っ−3遍 た部分はCu付着量によらずほぼ完全に窒化が防止され
て、超深絞り用冷延鋼板本来の加工性が保持されている
。
このように、本発明の方法により、優れた部分異材質冷
延鋼板が得られる。
延鋼板が得られる。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明により加工性が必要な部分
には加工性を、高強度が必要な部分には高強度を賦与し
た部分異材質冷延鋼板を得ることが出来るので、自動車
の車体重量の低減等に大きな効果を発揮し、その工業的
意義は大きい。
には加工性を、高強度が必要な部分には高強度を賦与し
た部分異材質冷延鋼板を得ることが出来るので、自動車
の車体重量の低減等に大きな効果を発揮し、その工業的
意義は大きい。
第1図は窒化防止金属を部分的に付着するパターンの例
を示す図、 第2図は窒化防止金属を部分的に付着する他のパターン
の例を示す図である。 1:窒化防止金属を附着した部分 2:窒化防止金属を附着しない部分 2図
を示す図、 第2図は窒化防止金属を部分的に付着する他のパターン
の例を示す図である。 1:窒化防止金属を附着した部分 2:窒化防止金属を附着しない部分 2図
Claims (2)
- (1)冷延鋼板に、部分的に窒化層が形成され高強度化
されていることを特徴とする部分異材質冷延鋼板。 - (2)冷延鋼板にNi、Sn、Zn、Cu、Crの1種
又は2種以上からなる窒化防止金属を部分的に付着した
後、アンモニア含有雰囲気中で加熱して、付着を行って
いない部分を窒化し高強度化することを特徴とする部分
異材質冷延鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10475389A JPH02285062A (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 部分異材質冷延鋼板およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10475389A JPH02285062A (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 部分異材質冷延鋼板およびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02285062A true JPH02285062A (ja) | 1990-11-22 |
Family
ID=14389252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10475389A Pending JPH02285062A (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 部分異材質冷延鋼板およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02285062A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016023344A (ja) * | 2014-07-23 | 2016-02-08 | トヨタ自動車株式会社 | 鋼材の製造方法 |
-
1989
- 1989-04-26 JP JP10475389A patent/JPH02285062A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016023344A (ja) * | 2014-07-23 | 2016-02-08 | トヨタ自動車株式会社 | 鋼材の製造方法 |
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