JPH02284715A - 薄肉扁平チューブの製造方法 - Google Patents

薄肉扁平チューブの製造方法

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JPH02284715A
JPH02284715A JP10399289A JP10399289A JPH02284715A JP H02284715 A JPH02284715 A JP H02284715A JP 10399289 A JP10399289 A JP 10399289A JP 10399289 A JP10399289 A JP 10399289A JP H02284715 A JPH02284715 A JP H02284715A
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Hideaki Miura
三浦 秀明
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車のラジェータ用チューブ、ヒーター
コア用チューブ等に使用されるようなアルミニウム等の
金属材料よりなる薄肉扁平チューブの製造方法に関する
なお、こ゛の明細書において使用される「アルミニウム
」の語は、その合金を含む意味において用いられる。
従来の技術 この種の薄肉扁平チューブは、これまで主として高周波
接合法とロールフォーミング法との組合わせによる電縫
管として製造されていた。
ところで、最近では、チューブの軽量化、性能向上等を
図るために、−層の薄肉化が要請され、0.15〜0.
2#の超薄肉の扁平チューブの製造も検討されるように
なっている。このような超薄肉扁平チューブの製造方法
としては、(イ)従来の高周波接合法とロールフォーミ
ング法との組合わせによって電縫管として製造する方法
、(ロ)押出丸パイプを引抜きにより薄肉化する方法、
等が考えられる。
発明が解決しようとする課題 ところが、上記(イ)の電縫管として製造する方法にお
いては、超薄肉の素材に対する高周波接合の安定実施が
困難であること、素材の突合せ部に段差を生じ易く、i
すられた接合部に漏れ等の原因となる品質的な欠陥が発
生する危険性が高いこと、高周波接合法による場合は本
来的に接合部の耐食性に問題があるが、薄肉化に伴いそ
の問題が一層顕著なものとなり、接合部の耐食信頼性が
極めて低いものとなること、また管壁の薄肉化をせいぜ
い0.3馴程度までしか実現しえないこと、等の問題が
ある。
一方、上記(ロ)の引抜法による場合は、押出によって
製造できる丸バイブの肉厚はせいぜL’0.4rrnで
、これを0.15〜0.2mmの厚さにまで引抜くには
多くのバス数(通常は5〜7)が必要となり、しかも各
バスごとにバイブに加工硬化が惹起されるのでそれに対
処すべく繰返し焼鈍処理を実施する必要があり、結果的
に製造コストの大幅な上昇を招くという問題がある。因
みに、試算によると、前記電縫管として製造する方法に
比べ約20倍ものコスト高となる。
この発明は、上記のような従来の欠点を解消すべく、特
に超薄肉の扁平チューブを高品質にかつ低コストにて製
造しうる薄肉扁平チューブの製造方法を提V魁すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、この発明は、押出加工によ
って所定肉厚を有するものに形成されたアルミニウム等
の金属材料よりなる断面円形の押出管を素材として用い
、該素材を断面扁平板状に圧潰しかっ管壁が所定肉厚に
減少されるまで圧延したのち、得られた板状圧延管材を
その内部に流体圧を導入することによって断面円形に膨
管し、次いでロールフォーミング加圧を施すことにより
所定の求める扁平管形状に成形することを特徴とする薄
肉扁平チューブの製造方法を要旨とする。
実施例 以下、この発明の薄肉扁平チューブの製造方法を図示実
施例に基づいて説明する。
第1図に示されるように、この製造方法は、(i)押出
加工によって所定肉厚を有するものに形成されたアルミ
ニウム等の金属tオ料よりなる同図(イ)に示されるよ
うな断面真円形の押出管(1)を素材として用い、該押
出管(1)を断面扁平板状に圧潰しかつその管壁が所定
肉厚に減少されるまで圧延することによって同図(ロ)
に示されるような板状圧延管材(2)に加圧する圧潰・
圧延工程と、 (if )該板状圧延管材(2)をその内部に流体圧を
導入することによって同図(ハ)に示されるような断面
真円形の膨管材(3)に膨管する膨管工程と、 (山)該膨管材(3)にロールフォーミング加工を施す
ことにより同図(ニ)に示されるような扁平チューブ(
4)に成113する成形工程 とによって構成されている。
上記において、押出管(1)の肉厚tQは例えば0.4
〜0.3馴である。か\る押出管(1)は、第2図に示
されるように、所定の押出機(5)から上記肉厚tQを
資するものに押出され、該押出機(5)の前方位置にお
いてコイル状(6)に捲回される。
上記圧潰・圧延工程で得るべき板状圧延管材(2)の管
壁の肉厚t1は例えばO81〜0゜2 Ilmである。
か\る板状圧延管材(2)は、第3図に示されるように
、前記押出管(1)を圧潰・圧延用ロール群(7)に通
して上記肉厚t1に圧延し、該ロール群(7)の前方位
置においてコイル状(8)に捲回される。ここに、i′
)られた板状圧延管材(2)の両fJllI縁には、第
1図(ロ)に部分拡大によって示されるように、板厚の
中間に合わせ而をもたない外方突出状の耳部(9)(9
)が形成される。これは、圧潰によって折返し状態にさ
れた両側縁部が圧延に付されることにより外方に延伸さ
れることによる。この耳部(9)(9)の幅aは例えば
管壁の肉厚t1の2〜265倍である。
上記膨管工程は、第4図に示されるように、板状圧延管
材(2)の一端から内部に例えば空気等の気体、あるい
は水、浦等の液体を高圧状態で導入することにより行う
。なお、膨管を行う場合、一般に同図に示されるような
圧力遮1折用ロール(10)が使用される。この圧力遮
断用ロール(10)は板状圧延管材(2)の中途部を閉
塞するもので、該ロール(10)によって、管内の流体
圧がロール(10)と流体導入部との間の空間に集中さ
れるものとなり、もって板状圧延管材(2)を所期する
ところの断面真円形に確実に膨管しうるものとなる。な
お、得られた膨管材(3)はコイル状(11)に捲回さ
れる。
ここに、前記板状圧延管材(2)の両側縁に形成された
耳部(9)(9)は膨管による作用を受けないので、第
1図(ハ)に示されるように、結果的に膨管材(3)の
両側部に外方突出状の耳部(9)(9)が残存顕在化さ
れる。
また、ロールフォーミング加工による上記成形工程は、
第5図に示されるように、複数対前後方向に配設した成
形用ロール(12)・・・に前記膨管材(3)を通し、
最終的に例えば幅すが13〜16mm、高さhが1,3
〜1.5tntnの扁平チューブ(4)になるように、
徐々に扁平化していくものである。この過程で管材は加
工硬化するものとなり、得られる扁平チューブ(4)の
強度が向上される。なお、最終の成形用ロール(12)
通過後は、適宜切断機(13)により所定の長さに切断
される。また上記膨管材(3)の両側部における耳部(
9)(9)は、そのまま扁平チューブ(4)の両側部に
同様の耳部(9)(9)として残存させるものとする。
発明の効果 以上の次第により、この発明の薄肉扁平チューブの製造
方法は、押出加工によって所定肉厚を有するものに形成
されたアルミニウム等の金属材料よりなる断面円形の押
出管を素材として用い、該素材を断面扁平板状に圧潰し
かつ管壁が所定肉厚に減少されるまで圧延したのち、膨
管、成形するものであるから、従来の電縫管に製造する
方法の場合のような接合部が存在せず、そのため超薄肉
の板材の両側縁を高周波によって接合することに起因す
る製品の品質面での問題を生じることがなく、高品質の
超薄肉扁平チューブを製造できる。また同時に、従来の
引抜法におけるような引抜きと焼鈍処理との繰返しに起
因する製造コストの上昇を招くこともなく、低コストに
て超薄肉扁平チューブの製造を行うことができる。
加えて、圧延によって得られた板状圧延管材については
、まずその内部に流体圧を導入することによって一旦断
面円形に膨管し、次いでロルフォーミング加工を施すこ
とにより所定の求める扁平管形状に成形するものとして
いるから、成形工程において管材に加工硬化が惹起され
るものとなり、従って超薄肉にして高強度の扁平チュー
ブを得ることができる。即ち、板状圧延管材を直接扁平
状に膨管することも考えられるが、完成品の精度、強度
等の観点から必ずしも満足いくものを得ることができな
いことが実験的に判明しており、か\る問題点を上記工
程の結合によりU効に解決しうる。
また、従来の方法によって製造された扁平チューブは、
その上下の管壁を連接する左右両側部が土壁から下壁へ
と滑かに大きく湾曲する断面横U字状管壁となされてお
り、そのためこのチューブを例えば第7図に示されるよ
うに、フィン(54)と組合わせて自動車用ラジェータ
(51)のチューブ(52)として適用したような場合
、ラジェータ(51)の前面部に上記のようなU字状管
壁部(53)が位置するものとなり、これに直接外部か
らの衝撃、例えば小石や小技等が当たると、その衝撃で
チューブ(52)そのものが変形したり、甚だしくは管
壁が破れて孔が開くというような危険性がある。これに
対し、本発明の方法によれば、押出管に対する圧潰・圧
延によって得られる板状圧延管材の両側縁に外方突出状
の耳部が延伸形成され、か\る耳部が後の膨管工程、成
形工程を経たのちもそのまま残存されるので、このよう
にして製造された扁平チューブを、例えば第6図に示さ
れるように、フィン(23)と組合わせて自動車のラジ
ェ夕用扁゛[也チューブ(21)として使用した場合、
ラジェータ(22)の前面部にチューブ(21)の耳部
(9)が位置するものとなり、これが補強リブとしての
役目を示すとともに、外部衝撃に対するバンパーないし
はプロテクターとしての役目を示すため、前記従来品の
ようにチューブ(21)が外的衝撃によって容易に大き
く変形したり、またチューブ壁面が破れて孔が開くとい
った事故の発生を大幅に減少し、−層耐久性に優れたも
のとすることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の実施例を示すもので、
第1図(イ)〜(ニ)は扁甲チュブの各製造工程におけ
る溝断面図、第2図は押出工程を示す概略側面図、第3
図は圧潰・圧延工程を示す概略側面図、第4図は膨管工
程を示す概略側面図、第5図は成形工程を示す概略側面
図である。第6図はこの発明方法によって製造された扁
平チューブを適用した自動車用ラジェータの一部を示す
断面図、第7図は従来の扁平チューブを適用【7た自動
車用ラジェータの一部を示す断面図である。 (1)・・・押出管(素材)、(2)・・・板状圧延管
材、(3)・・・膨管材、(4)・・・薄肉扁平チュー
ブ。 以上 第4図 膨腎肴 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 押出加工によって所定肉厚を有するものに形成されたア
    ルミニウム等の金属材料よりなる断面円形の押出管を素
    材として用い、該素材を断面扁平板状に圧潰しかつ管壁
    が所定肉厚に減少されるまで圧延したのち、得られた板
    状圧延管材をその内部に流体圧を導入することによって
    断面円形に膨管し、次いでロールフォーミング加工を施
    すことにより所定の求める扁平管形状に成形することを
    特徴とする薄肉扁平チューブの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0972680A (ja) * 1995-09-05 1997-03-18 Akutoronikusu Kk 多孔扁平管の構造とその製造方法
WO2019031155A1 (ja) * 2017-08-08 2019-02-14 サンデンホールディングス株式会社 熱交換器

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