JPH0228430A

JPH0228430A - 紙葉類の繰出し装置

Info

Publication number: JPH0228430A
Application number: JP17754188A
Authority: JP
Inventors: Riyuuichi Onomoto; 竜一小野本
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1988-07-15
Filing date: 1988-07-15
Publication date: 1990-01-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、例えば現金自動預金支払機で取引される紙
幣等を取扱う紙葉類の繰出し装置に関し、さらに詳しく
は紙葉類の繰出し性能を高めた繰出し装置に関する。

（ロ）従来の技術一般に使用されている紙葉類の繰出し装置は、第４図に
示すように、収納部４１内に立姿で重ねて整列収納した
多数枚の紙葉類４２・・・を後方に位置する図示しない
付勢手段によって前面側に付勢移送し、この付勢移送側
には、紙葉類４２の前端面を受止める受止め板４３を介
して紙葉類前端面に間欠的に繰出し対応する大径の繰出
し部材４４を有する繰出しローラ４５を対設している。

そして、この繰出しローラ４５と、この下部側に位置す
る繰出し分離兼用の第１分離ローラ４６との繰出し回転
力によって紙葉類４２を繰出し操作し、さらに下部繰出
し側に、第１分離ローラ４６に対設する第２分離ローラ
４７と送出し用に対設するピンチローラ４８とによって
、紙葉類４２を１枚ずつ分離して後段に繰出している。

この場合、紙葉類の繰出し調整に際しては、第５図およ
び第６図にも示すように、受止め板４３の窓部４９より
突出する繰出しローラ４５の繰出し部材４４の突出量を
調整すべく受止め板４３を前後進させて調整していた０
図中５０は連出し防止部材である。

このため、受止め板の調整度合によって、繰出し時の紙
葉類の送り量が大きく変化し、また流通紙幣によっても
、紙幣の湿度状態、新旧の差による紙質のへたりや汚れ
、あるいは印刷状態による凹凸面の相違等によって、繰
出しに大きく影響を与えてバラツキが生じ、この結果、
繰出し時の送り量が不足していると、空出しを誘起し、
逆に送り量が多過ぎると、連出しを誘起するなど繰出し
不良を発生しやすいため、この調整が微妙で、かつ手間
かかかる問題を有していた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点この発明は、紙葉類の繰出し調整を要しない繰出し構造
を有して、紙葉類を１枚ずつ確実に繰出すことができる
紙葉類の繰出し装置であることを目的としている。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明は、紙葉類を重ねて収納し、この重ね方向の一
方に紙葉類を付勢移送する収納部の付勢移送側に、付勢
移送された紙葉類の前端面を受止める受止め板を介して
紙葉類前端面に間欠的に繰出し対応する大径の繰出し部
材を有する繰出しローラを対設した紙葉類の繰出し装置
であって、前記繰出しローラと同軸上で、その近傍位置
に配設され、該ローラの繰出し部材より小径で繰出しロ
ーラの外周面と紙葉類前端面との間を一定間隔に保って
紙葉類を受止める受止めローラを備えた紙葉類の繰出し
装置で構成する。

（ホ）発明の作用この発明によれば、収納部に収納された紙葉類は、繰出
し側に付勢されて、その前方に対向する受止め板および
受止めローラに受止められ、受止めローラは繰出しロー
ラと同軸上にあって紙葉類前端面との対向間隔を一定に
保持し、繰出し時にこの一定間隔の状態で繰出しローラ
の繰出し部材が紙葉類に間欠的に接触して繰出し対応す
る。

（へ）発明の効果このように、受止めローラが紙葉類前端面を受止めて、
繰出しローラと紙葉類前端面との対向間隔を常に一定に
保つ構成のため、繰出し時は繰出し部材が、紙葉類前端
面に対゛して一定の繰出し圧で接触することになり、送
り量が常に一定となって繰出し調整が不要となる。

さらに、紙葉類の湿度状態、へたりや汚れ、凹凸状態の
影響を受けず、常に最適な繰出し対接圧のもとで繰出す
ことができ、紙葉類の空出しや連出しを確実に解消した
安定性のよい繰出し性能が得られる。

クト）実施例この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は現金自動預金支払機の入金口に装備されるような
紙幣繰出し装置を示し、第１図において、紙幣１１の入
金口１２は、この紙幣１１を立姿に重ねた状態で押圧板
１３にもたれさせて底板１４上に整列収納し、押圧板１
３は図示しないスプリングの付勢圧で、紙幣１１を繰出
し側に付勢移送する。

上述の入金口１２の繰出し側には、付勢移送された紙幣
１１の前端面を平面対応して受止める平板状の受止め板
１５と受止めローラ１６とを対設している。

上述の受止めローラ１６は、第２図および第３図に示す
ように、繰出し力を持たない薄円板状を有して繰出し口
〜う１７と同軸上で、その両側近傍位置に配設され、繰
出しローラ１７の外周面より大径で、かつその外周面の
一部に突出する後述する繰出し部材２１より小径に形成
している。

この受止めローラ１６は紙幣前端面の上部側を受止め、
紙幣前端面の下部側を受止め板１５で受止めた待機状態
にあり、この受止めローラ１６で紙幣１１を常に一定位
置で受止めることで、繰出しローラ１７の外周面と紙幣
前端面との対向間隔を一定に保つようにしている。

そして、下部の繰出し側にあっては、繰出し分離兼用の
分離ローラ１８を入金口１２側に臨ませて対設し、かつ
分離ローラ１８の下部繰出し側には、小径の分離促進用
の摩擦ローラ１つとピンチローラ２０とを対設しており
、この入金口１２の紙幣前面に対向する繰出しローラ１
７の繰出し作用と、分離ローラ１８と摩擦ローラ１９と
の１枚出し制御作用と、分離ローラ１８とピンチローラ
２０との挟持送り作用とで、紙幣１１を入金口１２より
１枚ずつ後段側へ取込み操作する。

上述の繰出しローラ１７は、外周面の一部に、ゴム材等
の摩擦係数の高い繰出し部材２１を外周面より大径にし
て周設し、この繰出し部材２１の回転接触作用で紙幣１
１を繰出すように設けている。この場合、繰出しローラ
１７の外周面は、受止めローラ１６の位置より入金口１
２側に突出しない紙幣１１と非接触の位置に設定されて
おり、回転時に大径の繰出し部材２１のみが突出するよ
うに設けている。また、この繰出し部材２１の待機位置
に際しては、繰出し対応後に入金口１２側より没入した
ときを繰出し部材２１の回転停止位置に設定している。

上述の分離ローラ１８は、分離専用に設定して、ローラ
外周面を凹凸ローラ面に形成し、このローラ面を紙幣１
１の繰出し幅に対応させて配設し、この分離ローラ１８
と同凹凸ローラ面を有する摩擦ローラ１９とを、オーバ
ラップ形に凹凸対応させて、紙幣の分離性能を持たせて
確実に１枚出し規制するように設けている。

一方、摩擦ローラ１９およびピンチローラ２０は、外周
面をゴム材等の摩擦係数の高い繰出し部材で形成してい
る。

このように構成された紙幣繰出し装置は、入金口１２に
位置する紙幣１１が、押圧板１３の付勢力を受けて受止
め板１５および受止めローラ１６に付勢対接された状態
にあって、繰出し信号に基づいて繰出しローラ１７およ
び分離ローラ１８等の繰出し処理系が駆動されると、こ
れらローラ１７．１８が繰出し方向に回転し、このとき
繰出しローラ１７の繰出し部材２１が受止めローラ１６
の位置より入金口１２１ＦＩに一定量突出して紙幣１１
と繰出し対応することで、前面側に位置する紙幣１１は
確実にこの繰出しローラ１７の繰出し回転力によって繰
出し方向に引き出され、次に分離ローラ１８と対向する
摩擦ローラ１９との凹凸ローラ面間のオーバラップによ
る分離作用を受けて紙幣は、１枚ずつ後段へと繰出され
る。

このとき、受止めローラ１６は繰出しローラ１７と同軸
上にあって紙幣前端面を受止めるため、繰出しローラ１
７と紙幣前端面との対向間隔を常に一定に保った状態で
繰出し許容する。このため、繰出し時は繰出し部材２１
が、紙幣前端面に対して常に走間隔離れた状態より接触
して、紙幣前端面に対して一定の繰出し圧で接触するこ
とになり、現状のように適正な接触圧を得るための高精
度の繰出し調整が不要で、受止めローラ１６を配設する
だけで、最適な繰出し送り量が得られる。

さらに、紙葉類の湿度状態、へたりや汚れ、凹凸状態、
紙幣同志の密接あるいは折れ癖等の影響を受けず、常に
最適な繰出し対接圧のもとで繰出すことができ、紙葉類
の空出しや連出しを確実に解消した安定性のよい繰出し
性能が得られる。

そして、繰出し後は繰出し部材２１が入金口１２側より
内方に没入した待機位置で回転停止されて、次の紙幣の
繰出しに備えられる。

この発明と、上述の一実施例の構成との対応において、この発明の紙葉類は、上述の実施例の紙幣１１に対応し
、以下同様に、収納部は、入金口１２に対応するもこの発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は紙幣繰出し装置の要部側面図、第２図は受止め
ローラの使用状態を示す平面図、第３図は受止めローラ
の使用状態を示す側面図、第４図は従来の紙幣繰出し装
置の要部側面図、第５図は従来の受止めローラの使用状
態を示す平面図、第６図は従来の受止めローラの使用状態を示す側面図で
ある。１１・・・紙　幣１５・・・受止め板１７・・・繰出しローラ１２・・・入金口１６・・・受止めローラ２１・・・繰出し部材１１・・・低暗１２・・・入念口１５・・・受止め緩１６・・・受止めローラ１７・・・繰出しローラ７・・・繰出し州Ｍ才第１区紙堅預闇し装置の要笥櫂羅租昭第２図受止めローラのｅ尼状態と、示ＪＪＰ面図第４図従来の、ａｈａ出し蒙百の号部割面図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）紙葉類を重ねて収納し、この重ね方向の一方に紙
葉類を付勢移送する収納部の付勢移送側に、付勢移送さ
れた紙葉類の前端面を受止める受止め板を介して紙葉類
前端面に間欠的に繰出し対応する大径の繰出し部材を有
する繰出しローラを対設した紙葉類の繰出し装置であっ
て、前記繰出しローラと同軸上で、その近傍位置に配設され
、該ローラの繰出し部材より小径で繰出しローラの外周
面と紙葉類前端面との間を一定間隔に保って紙葉類を受
止める受止めローラを備えた紙葉類の繰出し装置。