JPH02283552A - 車両用アウトサイドミラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、フェンダ−ミラー　ドアミラーといった車
両用のアウトサイドミラーに係り、詳しくはミラーの表
面に付着した雨滴あるいは雪等を除去することが可能な
アウトサイドミラーに関するものである。

（従来の技術） 自動車等のアウトサイドミラーは後方と側方の情報を運
転者に提供するためのものであり、従来より個々の運転
者に適合できるように、ミラー面については手動操作に
であるいは自動的に角度調整をなしうるようにして視界
確保のための工夫がされている。しかし、アウトサイド
ミラーは車両の外部に設置される性質上、ミラー面に雨
滴や雪が付着することは避けることができない。こうし
た場合の対策については、従来のアウトサイドミラーは
何等の工夫がされていないのが現状である。

（発明が解決しようとする課題） したがって、雨降りや雪降りの日には、ミラー面に付着
した雨滴等によって後方あるいは側方視界が著しく妨げ
られ、安全運転に支障を来たすことになっていた。

そこで、本発明は簡易な構成でありながら、ミラー面に
付着した雨滴あるいは雪を有効に除去することができる
アウトサイドミラーを提供する事を目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本発明のアウトサイドミ
ラーはミラーボディの一部を車両の前後方向に貫通する
ことにより走行風を取込む窓部とするとともに、この窓
部におけるミラー面側の開口縁部には、同ミラー面に付
着した雨滴等を除去するために、前記走行風をミラー面
へ導風可能な案内縁を張出し形成したのである。

（作用） 上記のように構成されたアウトサイドミラーにおいて、
車両が走行すると走行風が窓部より取込まれる。そして
、この走行風は窓部を通過する際に案内縁によって風向
きが変更されてミラー面に沿った流れとなるため、ミラ
ー面に付着した雨滴あるいは雪を吹き飛ばし、これによ
って後方および側方視界が有効に確保される。

（実施例） 以下、本発明を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。第１図および第２図は本発明の第１実施
例を示すものであり、自動車のドアミラーに適用したも
のである。

図面において、１は自動車の運転席側のドアに装着され
たドアミラー全体を示しており、図示しないミラースタ
ンドによる公知の方式によって、格納および張出しが可
能な状態で取り付けられている。このミラーボディ２の
後面（自動車の進行方向と反対側の面）にはミラー３が
縦向きに取付けられている。但し、図では説明の簡単の
ためにミラーボディ２に固定的に取付けられているもの
を示したが、リモコンによる可動式のものとしても良い
。

また、ミラーボディ２の上部には適当長さ範囲に亘り幅
方向に沿ってスリット状の窓部４が貫通されており、ミ
ラーボディ２の内部に導風路を形成し、ここを通して走
行風を取込むことができるようになっている。

ミラーボディ２の後面側における上縁には窓部４を通過
した走行風の風向きを変更してミラー３の表面に沿った
流れとするための案内縁５が一体に形成されている。こ
の案内縁５は前記窓部４の上方を庇状に覆うように延出
されるとともに、下向きに断面弧状に屈曲して形成され
ている。そしてこの案内縁５は、その内壁面によって案
内された走行風が、ミラー３の表面に付着した雨滴等を
吹き飛ばすのに有効な流れとなるような高さ位置まで下
方に伸びている。さらに、案内縁５はその左右両端がカ
バー壁６によって閉止されており、取込まれた走行風が
両側へ漏れ出るのを規制している。

上記のように構成された第１実施例によれば、自動車が
走行を開始すると、前方からの走行風がミラーボディ２
の窓部４から取込まれる。そして、窓部４を通過する際
、走行風は第１図に示すように案内縁５の内壁面に当た
り、ここで風向きが強制的に変更される。この場合、取
込まれた走行風が両力バー壁６によって両サイドへ直ち
に漏れ出ないようにしであることから、走行風の大半を
下向きに吹き下ろす流れとすることができる。したがっ
て、走行風はミラー３の表面に沿って流れることになり
、ここに雨や雪が付着している場合には、これらを吹き
飛ばしミラー３の表面から除去する。これによって、運
転者に対する後方および側方視界が有効に確保され、安
全運転に寄与することができる。

第３図から第６図は本考案の第２実施例を示すものであ
る。第２実施例のものはドアガラス７に付着した雨滴等
をも併せて除去するようにしたものである。

すなわち、第２実施例においては案内縁５がその中央部
からややドアガラス７側へ寄った位置を基端としてドア
ガラス７側へ向けて次第に後方への張出し幅が増すよう
なラッパ状の拡開部５ａが形成されている。そして、こ
の拡開部５ａの端部にはカバー壁６が設けられておらず
、ドアガラス７に対する吹き付は口８として開口してい
る。但し、この吹き付は目８は、少なくとも運転者の目
とミラー３を結んだ際にドアガラス７上に形成される所
定の領域に走行風を導くことができるように、その開口
する方向および開口面積等が設定されている。

上記のように構成された第２実施例では窓部４を通して
取込まれた走行風は、ミラー３の表面に沿って流下する
流れと、吹き付は目８から噴出しドアがラス７へ吹き付
けられる流れとに分流する。

このため、ミラー３に付着した雨滴の除去と同時にドア
ガラス７に付着した雨滴をも有効に除去することができ
る。したがって、より一層ミラー３が見易くなり、雨や
雪の日における後方および側方視界がよりクリアとなる
。

他の構成は第１実施例と同様であるため、同一部材につ
いては同一符号を付して、説明を省略する。

なお、いずれの実施例においても、次のような構成を追
加あるいは変更することが可能であり、フェンダ−ミラ
ーなど他のアウトサイドミラーへの適用も可能である。

■窓部４の前面をフィルターで覆い、空気は通過させる
ものの、雨や雪の侵入を防止するようにする。

■窓部４の前面側開口部にエアーの噴出口を開口させ、
これをエアー配管を介してコンプレッサと接続すること
で、ミラー３に付着した雨滴等を走行前に予め除去する
ようにする。

■窓部および案内縁を有したアタッチメントを、既存の
ミラーボディに装着して一体化を図るようにしても、よ
い。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によればミラーに付着した
雨滴等を有効に除去することができるため、後方および
側方視界を有効に確保する。また、車両の走行に伴って
生じる走行風を利用して雨滴等の排除を行うようにした
ため、構成も簡易であり、既存のアウトサイドミラーの
構成に僅かに変形を加えるだけで適用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は第１実施例に係るアウトサイドミ
ラーを示すものであり、第１図は第２図の１−１線断面
図、第２図はドアミラーの装着状態を示す斜視図、第３
図から第６図は第２実施例を示すものであり、第３図は
装着状態を示す斜視図、第４図は平面図、第５図は正面
図、第６図は側面図である。 １・・・ドアミラー ２・・・ミラーボディ ３・・・ミラー ４・・・窓部 ５・・・案内縁 出願人　　株式会社ノースランド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ミラーボディの一部を車両の前後方向に貫通することに
   より走行風を取込む窓部とするとともに、この窓部にお
   けるミラー面側の開口縁部には、同ミラー面に付着した
   雨滴等を除去するために、前記走行風をミラー面へ導風
   可能な案内縁を張出し形成したことを特徴とする車両用
   アウトサイドミラー。