JPH0228294Y2 - - Google Patents

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JPH0228294Y2
JPH0228294Y2 JP1983137682U JP13768283U JPH0228294Y2 JP H0228294 Y2 JPH0228294 Y2 JP H0228294Y2 JP 1983137682 U JP1983137682 U JP 1983137682U JP 13768283 U JP13768283 U JP 13768283U JP H0228294 Y2 JPH0228294 Y2 JP H0228294Y2
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arms
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arm
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  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は圧力容器の蓋締装置に関する。
《従来の技術》 既にこの種装置としては、ボルト締め形式、一
点支持蓋形式、クラツチドアー形式等種々のもの
が知られている。
しかし、上述ボルト締め形式では、締め付けボ
ルト数も多くなつて、操作性が悪かつたり、さら
には締め付けが不均等となつて漏洩事故をおこし
易い欠陥があり、また一点支持蓋形式のものは、
上述ボルト締め形式に比して操作性は格段によい
が、一点支持構造であるため、支え部材の強度を
増大しなければならず、そのため大型になり重量
も大きくなつてしまう難点がある。
これらの問題を解決したのが上述クラツチドア
ー形式のものであるが、これにも次のような欠点
がある。
また、前掲クラツチドアー形式のものにあつて
も、密閉性が悪かつたり、容器内が高圧力のとき
開蓋操作に際し、蓋が飛ばされてしまう危険もあ
る。
そこで、これらの欠陥を除去するため、実開昭
51−100908号のように、容器の開口周縁に設けた
フランジと、蓋の開口下縁に形成されたフランジ
とに被嵌させて締め付けることのできる半円弧状
とした一対の溝付きアームを設け、この両溝付き
アームを締め付けるためのアーム締め付け機構と
して、当該一対の溝付きアームから延出した対向
するフランジ間を、ボルト、ナツトにより締め付
けるようにしたものが知られている。
しかし、上記のものにあつてはボルト、ナツト
による締着であるため、ボルトの回転を阻止して
おいてナツトを回すなどの操作が必要なため、モ
ータの回転により機械的に締め付けを行うことが
難事となるだけでなく、左右一対のボルト、ナツ
ト締めが、両者均等でなく、不平衡状態となつた
場合、ボルトの回転が不能となつたり、ボルト、
ナツトが損傷を受けるといつた欠陥がある。
《考案が解決しようとする課題》 本考案は、前記従来の欠陥に鑑み検討の結果、
半円弧状とした一対の溝付きアームを用いるので
あるが、その締め付け機構にボルト、ナツトを用
いるのではなく、両端に夫々正ネジ部と逆ネジ部
とを設けたシヤフトを、上記溝付きアームに遊嵌
状態となし、当該正ネジ部と逆ネジ部とに、夫々
回り止めとしたナツトを螺合しておくことで、当
該シヤフトを螺回しさえすれば、一対の溝付きア
ームを締め付け可能となし、これよりモータなど
の動力により、機械的に当該締め付けを行い易い
ものとし、さらに上記ナツトと溝付きアーム側と
を球面と受承球面とによる摺動部で当接させるこ
とで、締め付けが左右一対のシヤフトにあつて不
平衡状態となつた際にも、上記ナツトが摺動部に
あつて回動し、このことにより当該ナツトがシヤ
フトの回転を阻止してしまつたり正ネジ部や逆ネ
ジ部を破損してしまうといつた支障を解消しよう
とするのが、その目的である。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するために、容器の
開口周縁に外装突設したフランジと、蓋の開口下
縁に外装突設したフランジとを、その両フランジ
間にパツキングを介して、被嵌により締め付ける
半円弧状とした一対の溝付きアームと、該両アー
ムの離間距離を加減自在としたアーム締め付け機
構とを具備し、上記両フランジの上下面と、前記
被嵌によりこれを当接される上記両アームの溝に
おける夫々の上下面は、その何れか一方、もしく
は両方を傾斜面に形成され、かつ、上記アーム締
め付け機構が、各溝付きアームの端部から外方へ
延出した各ブラケツトと、相対向する夫々のブラ
ケツトに遊嵌され、一端外周に正ネジ部を他端外
周に逆ネジ部を刻設した一対のシヤフトと、上記
ブラケツトの外側にあつて各シヤフトの上記正ネ
ジ部と逆ネジ部とに、回り止め状態にて螺合され
た夫々のナツトとを具備し、当該各ナツトとブラ
ケツトとが、球面と受承球面とによる摺動部によ
り当接されてなる圧力容器の蓋締装置を提供しよ
うとするものである。
《作用》 本考案によるときは、モータにより駆動される
所望の伝動機構等により、一対のシヤフトを所定
の方向に回動させれば、ナツトは回転を止められ
ているので、正ネジ部に螺合のナツト、逆ネジ部
に螺合のナツトが、何れも互いに近接する方向
か、離反する方向へ螺送され、従つて一対の溝付
きアームは容器のフランジと蓋のフランジを締着
したり、当該締着を解くこともできる。
また、一対のシヤフトが均等に回転されず、
夫々のナツトの螺進具合に不均衡が生じ、この結
果溝付きアームの相対向する一方端側の離間距離
が近接しているのに、他方端側が可成り離反して
いるといつた状態になつたときには、ナツトが球
面と受承球面との摺動により、その軸心方向を変
動し得ることとなるため、かかる場合にも、シヤ
フトの回転が保証され、ネジ部、逆ネジ部、ナツ
トなどが無理な力を受けて損傷してしまうといつ
たことも回避される。
《実施例》 本考案を図示の実施例によつて詳記すると、第
1図ないし第3図に示したように容器1と、蓋2
と二本の溝付きアーム3,4と、該両溝付きアー
ム3,4のアームの締め付け機構5とから構成さ
れている。
上記容器1の開口周縁1aには、外側へ水平板
状に突出するフランジ6が全周にわたつて設けて
ある。
上記蓋2はこの容器1と同一径に形成されてい
て、その開口下縁2aに、外側へ水平板状に突出
したフランジ7が全周にわたり、かつ上記容器1
のフランジ6上に重ね合せ可能なるよう設けられ
ている。
このフランジ7の下面7aにはパツキング8が
装着してあり、該パツキング8が上記フランジ6
の上面6aに当接してシール状態の閉蓋がなし得
るよう形成されている。
前記二本の溝付きアーム3,4は、何れも略半
円弧状に形成され、その内側面には、上記両フラ
ンジ6,7の外周曲率と略同一曲率を有し、かつ
両フランジ6,7に被嵌して、これを挟着するの
に適合した幅l及び深さhを持つた溝9が夫々凹
設されていると共に、その各端部には、外側へ向
け略水平に曲突させたブラケツト3a,3b,4
a,4bが設けてある。
前記アームの締め付け機構5は、二本の溝付き
アーム3,4を縮径方向、つまり内側へ向けて、
夫々が引きよせられるように移動させるためのも
ので、締め付け駆動手段としてはねじ式又は油圧
式等を採用できるが、図示したアームの締め付け
機構5は、上記両溝付きアーム3,4の前記各ブ
ラケツト3a,4aと3b,4bとに夫々介装さ
れている。
ここで、前記したフランジ6と7は、容器1の
開口周縁1aと、開口下縁2aに夫々溶接等によ
つて固着してある。
そして、第2図に示す実施例にあつては、フラ
ンジ6の下面と、フランジ7の上面は、第2図に
示した如く、外側へ向けて夫々上昇または下降す
る傾斜面6b,7bに形成されており一方、この
傾斜面6b,7bに当接する溝付きアーム3,4
の溝9における上面と下面は、上記両傾斜面6
b,7bに対応して、傾斜させた傾斜面9a,9
bとなつていて、溝9は開口部が拡幅に、底部が
小幅に形成されている。
次に第4図に示した実施例では、上記フランジ
6の上面と、フランジ7の下面を上述と同様な傾
斜面6b,7bに形成するが、溝付きアーム3,
4の溝9は、その上下両面を平行面9c,9dと
して均一幅に形成してある。
更に第5図にあつては、上記両フランジ6,7
の上下面を水平面6c,7cに形成し、これに対
して溝付きアーム3,4の溝9を、前例同様に傾
斜面9a,9bとしてある。
又、上記パツキング8は、フランジ7の下面7
aに溝7dを設けて嵌着するのがよい。
又、上記アームの締め付け機構5として図示し
たものは、次のようになつている。
第1図、第3図に示されているように、上記溝
付きアーム3,4の端部に設けたブラケツト3
a,3b,4a,4bの先端に夫々溝10,11
を設け、一端外周に正ネジ部12aを、他端外周
に逆ネジ部12bを刻設したシヤフト12が、上
記両溝10,11に脱着自在なるよう挿通遊嵌さ
れ、図示例の場合、上記ブラケツト3a,3b,
4a,4bの外側には、順次配設されたスラスト
ベアリング13、皿座金14を介して、上記正ネ
ジ部12a、逆ネジ部12bに螺合したナツト1
5,15が当接されている。
上記ナツト15,15として図示したものは角
状であり、これを回り止め状態とするため、上記
各ブラケツト3a,3b,4a,4bにビス止め
等の手段にて固定したホルダー16を側方から押
当させ、これにより回転を阻止している。
さらに、本考案では上記ナツト15,15を各
ブラケツト3a,3b,4a,4bに対して球面
aと受承球面bとによる摺動部cによつて当接さ
せるよう構成するのである。
第3図の実施例では、前記の如くスラストベア
リング13と皿座金14を介設して、直接でなく
間接に摺動部cが形成され、ナツト15,15に
形成の球面aが皿座金14に設けた受承球面bに
嵌り込んでいるが、もちろん球面aを皿座金14
に、受承球面bをナツト15,15に夫々形成す
ることができること当然である。
従つて、上記シヤフト12を回転させることに
よりその正、逆両ネジ部12a,12bに螺合し
たナツト15,15の螺進により、両溝付きアー
ム3,4が第1図において矢印が示した容器1の
中心方向へ移動し、これによつて、その各溝9が
前記両フランジ6,7に被嵌され、それらに設け
られた傾斜面6b,7bと9a,9b、又は6
b,7bと水平面9c,9d、更には6c,7c
と9a,9bがせり合うことにより、両フランジ
6,7相互がパツキング8を介して締め付けられ
ることになり、このようにして容器1の開口部
に、蓋2が気密に締着される構成となつている。
又、上記シヤフト12を上述とは反対方向へ回
転することで上述締め付けは緩められ、開蓋され
る。
《考案の効果》 本考案は上記のようにして構成されるものであ
るから、一対のシヤフトを回動させれば、確実に
四箇の回り止めとしたナツトが螺進するから、手
作業でなくモータの稼動による伝動機構により蓋
締めを行うことが容易となり、しかも、この際ナ
ツトと溝付きアームから延出したブラケツトが、
球面と受承球面とによる摺動部にあつて当接され
ているから、一方のシヤフトによる蓋締めに対
し、他方のシヤフトによる蓋締めが先行してしま
つたような場合にあつても、ナツトはシヤフトと
共にブラケツトに対し摺動することとなり、この
結果ナツトの螺進が不能となつて蓋締めができな
くなつたり、ナツトとか正、逆ネジ部が損傷を受
けるといつたことを回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧力容器の蓋締装置を示
した平面図、第2図は同装置の要部縦断側面図、
第3図は同装置の締め付け機構例を示した拡大縦
断平面図、第4図、第5図は同装置における容
器、蓋のフランジと、溝付きアームの溝との関係
を示した他実施例による各縦断側面図である。 1……容器、1a……開口周縁、2……蓋、2
a……開口下縁、3,4……溝付きアーム、3
a,3b,4a,4b……溝付きアームのブラケ
ツト、5……アームの締め付け機構、6,7……
フランジ、6b,7b,9a,9b……傾斜面、
8……パツキング、9……溝、12……シヤフ
ト、12a……正ネジ部、12b……逆ネジ部、
15……ナツト、a……球面、b……受承球面、
c……摺動部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の開口周縁に外装突設したフランジと、蓋
    の開口下縁に外装突設したフランジとを、その両
    フランジ間にパツキングを介して、被嵌により締
    め付ける半円弧状とした一対の溝付きアームと、
    該両アームの離間距離を加減自在としたアーム締
    め付け機構とを具備し、上記両フランジの上下面
    と、前記被嵌によりこれを当接される上記両アー
    ムの溝における夫々の上下面は、その何れか一
    方、もしくは両方を傾斜面に形成され、かつ、上
    記アーム締め付け機構が、各溝付きアームの端部
    から外方へ延出した各ブラケツトと、相対向する
    夫々のブラケツトに遊嵌され、一端外周に正ネジ
    部を他端外周に逆ネジ部を刻設した一対のシヤフ
    トと、上記ブラケツトの外側にあつて各シヤフト
    の上記正ネジ部と逆ネジ部とに、回り止め状態に
    て螺合された夫々のナツトとを具備し、当該各ナ
    ツトとブラケツトとが、球面と受承球面とによる
    摺動部により当接されてなる圧力容器の蓋締装
    置。
JP13768283U 1983-09-05 1983-09-05 圧力容器の蓋締装置 Granted JPS6045969U (ja)

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JP13768283U JPS6045969U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 圧力容器の蓋締装置

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JPS6045969U JPS6045969U (ja) 1985-04-01
JPH0228294Y2 true JPH0228294Y2 (ja) 1990-07-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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ITVI20040157A1 (it) * 2004-06-29 2004-09-29 Positec Group Ltd Elettroutensile con impugnatura ergonomica ed utensile rotativo
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JPS4997810U (ja) * 1972-12-15 1974-08-23
JPS51100908U (ja) * 1975-02-12 1976-08-13

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