JPH02282120A - 搬送台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、中高層ビル等の建築工事現場における各階の
フロアで、工事用リフトなどによって陽重された荷をフ
ロア内の所定箇所に運搬する（水平運ＩＩ）などに用い
られる搬送台車に関する。

〈従来の技術〉 上述のような荷の運搬を行うものとしては、従来、次の
ような手段が採用されていた。

Ａ、第１従来例 フォークリフトを各階のフロアに揚重しておき、揚重さ
れた荷を所定箇所にフォークリフトで搬送する。

Ｂ、第２従来例 台車上に荷を積載した状態で、工事用リフトなどによっ
て台車ごと所定階まで陽重し、その台車を降ろしてから
、各階に予め揚重しておいた牽引車に連結し、その牽引
走行によって荷を所定箇所に搬送する。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来例では、次のような欠点があっ
た。

ａ、第１従来例の欠点 積載能力を高（しようとすると、カウンターバランスウ
ェイトの重量を増大しなければならず、それに連れて、
荷の積載時に、前輪による接地圧が増大し、フロアなど
に対して、車体重量に荷の重量が加わった大きな重量が
局部的にかかり、床スラブ等のｔ負傷を招（虞があるな
ど安全性が低下する欠点があった。

また、鉄筋等の長尺物を搬送しようとするときに、その
長尺物の長手方向に対して走行方向が直交するため、方
向転換がしにくく操縦性が悪くて作業性が低下する欠点
があった。殊に、建築現場では、荷を揚重するリフトが
エレベータシャフトを利用して据え付けられることが多
く、エレベータホールへの出入り口が狭くて運搬できな
いような場合もあり、そのような場合は人手に頼らざる
を得す、より一層作業性を低下するとともに、人件費が
高くなって不経済になる欠点があった。

ｂ、第２従来例の欠点 台車上の荷を降ろすときに多くの人手を必要とし、人件
費が高くついて不経済になる欠点があった。

また、牽引車に台車を連結するために、車体全長が走行
方向に長くなり、方向転換がしにくく、操縦性が悪くて
作業性が低下する欠点があった。

本発明に係る第１の搬送台車は、このような事情に鑑み
てなされたものであって、搬送しようとする荷の重量が
フロアに局部的にかかることを回避するとともに荷の積
み込みおよび降ろし作業を人手少なく容易に行なうこと
ができるようにし、かつ、スペースの狭い箇所でも長尺
の荷の積み陪ろしおよび搬送を行なうことができながら
、フォークの対向間隔変更により、荷の大きさのいかん
にかかわらず、フォークによって荷を安定支持できるよ
うにすることを目的とし、そして、本発明に係る第２の
搬送台車は、フォークを荷の下部に出退するための構造
を簡略化することを目的とする。

〈ｙ１題を解決するための手段〉 本発明に係る第１の搬送台車は、上述のような目的を達
成するために、複数個の車輪を備えた第１の走行フレー
ムと、少なくとも一個の車輪を備えた第２の走行フレー
ムの上部どうしを横フレームによって連結し、前記第１
および第２の走行フレームと前記横フレームとにより荷
の抱き込み空間を形成し、前記横フレームに、第１およ
び第２の走行フレームそれぞれの対向方向に駆動摺動変
位可能にフォーク支持フレームを設けるとともに、前記
フォーク支持フレームに上下方向に変位可能にフォーク
を設け、前記フォークを水平方向に変位する水平駆動機
構と前記フォークを上下方向に駆動変位する上下駆動機
構とを設け、かつ、走行用駆動機構とステアリング機構
とを備えて構成する。

そして、本発明に係る第２の搬送台車は、前述のような
目的を達成するために、上記本発明に係る第１の搬送台
車における水平駆動機構を、フォーク支持フレームを駆
動摺動変位する機構で構成する。

く作用〉 本発明に係る第１の搬送台車の構成によれば、工事用リ
フトなどによって揚重された荷を第１および第２の走行
フレームで跨ぐように走行するとともに、横フレームを
ガイドとしてフォーク支持フレームを駆動摺動変位させ
、フォーク支持フレームに取り付けられたフォークの対
向間隔を運搬しようとする荷の幅に合わせるとともにフ
ォークを荷の下に突入し、その状態でフォークを上方に
駆動移動することにより荷を持ち上げ、抱き込み空間内
に保持した状態で荷を運搬し、そして、所定箇所に運搬
するに伴い、上述の場合と逆の動作によりフォークを抜
き出して荷を降ろすことができる。

そして、本発明に係る第２の搬送台車の構成によれば、
フォーク支持フレームを駆動摺動変位することによって
、対向するフォークの間隔を荷の幅に合わせると同時に
荷の下に突入させることができる。

〈実施例〉 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

〈第１実施例〉 第１図は、搬送台車の第１実施例の全体正面図、第２図
は全体側面図、第３図は全体平面図である。

これらの図において、ｌは第１の走行フレーム、２は第
２の走行フレームをそれぞれ示し、第１および第２の走
行フレーム１．２の上部どうしが一対の横フレーム３，
３によって連結され、第２図に示すように、第１および
第２の走行フレーム１゜２ならびに横フレーム３，３に
よって囲まれる状態で荷の抱き込み空間Ｓが形成されて
いる。

第１の走行フレーム１において、その下部の長手方向両
端側それぞれに駆動車輪４が取り付けられている。

第２の走行フレーム２において、その下部の長手方向両
端側それぞれにキャスター車輪５が取り付けられている
。

横フレーム３．３にわたって一対のフォーク間隔調整用
フレーム６．６が水平方向に変位可能に取り付けられる
とともに、そのフォーク間隔調整用フレーム６．６と第
１および第２の走行フレーム１．２それぞれとにシリン
ダ７が連動連結されている。

そして、フォーク間隔調整用フレーム６．６それぞれに
わたって、ラフクザピニオン方式によって互いに同調す
る状態でフォーク支持フレーム８が上下方向に駆動変位
可能に取り付けられるとともに、フォーク支持フレーム
８とフォーク間隔調整用フレーム６．６それぞれとにわ
たって上下駆動機構としてのシリンダ９が連結されてい
る。

フォーク支持フレーム８．８それぞれの下端部に、水平
駆動機構としてのシリンダｌＯ・・・によって水平方向
に駆動変位可能にフォーク１１・・・が設けられている
。

以上の構成により、シリンダ７・・・を作動し、フォー
ク支持フレーム８．８を駆動変位することによって、フ
ォーク１１・・・の対向間隔を運搬しようとする荷の幅
に合わせるとともに、シリンダ１０・・・を作動するこ
とによりフォーク１１・・・を荷の抱き込み空間Ｓ側に
突出するように水平方向に変位して荷の下方に突入させ
、その状態でシリンダ９・・を作動することにより、フ
ォーク１１・・・をフォーク支持フレーム８・・・とと
もにＥ下方向に駆動変位して荷を持ち上げることができ
る。一方、荷を降ろすときには、上述の場合と逆の動作
によって行う。

駆動車輪４．４それぞれは一対の車輪４ａ、４ａによっ
て構成され、そして、その車輪４ａ・・・それぞれに、
専用の正逆転可能な電動モータ１２がチェーン式伝動機
構１３を介して連動連結され、これによってステアリン
グ機構兼用の走行用駆動機構が構成され、両車軸４ａ、
４ａを互いに逆方向に駆動回転することにより、車輪４
ａ、４ａを床面に摺接させることなく走行方向を容易に
変更できるとともに、その車輪４ａ、４ａを同調して駆
動することにより走行できるようになっている。

上記走行駆動構成およびステアリング構成としては、例
えば、走行用駆動機構としての電動モータを駆動車輪４
に連動連結し、それらを車輪ホルダに保持させるととも
に、その車輪ホルダを第１および第２の走行フレーム１
，２に鉛直方向の軸芯周りで回転可能に設け、その車輪
ホルダをステアリング機構としての電動モータやシリン
ダなどによって駆動回転するように構成し、走行用駆動
機構とステアリング機構とをそれぞれ専用に構成しても
良い。

前記搬送台車の所定箇所に、前記シリンダ７・・・９・
・・、ｌＯ・・・、電動モータ１２・・・に対するハン
テリが搭載されるとともに、受信アンテナを備えた制御
装置が設けられ、走行やステアリング、ならびに、フォ
ーク１１・・・の動作を遠隔操作によって行うことがで
きるようになっている。

〈第２実施例〉 この第２実施例は、本発明に係る第２の搬送台車の実施
例を示しており、第４図は、搬送台車の第２実施例を示
す全体平面図、第５図は全体正面図、第６図は一部切欠
全体側面図である。

第１実施例と異なっている点は次の通りである。

すなわち、第２の走行フレーム２の長手方向長さが、第
１の走行フレームｌよりも短く構成され、第１の走行フ
レームｌの長手方向両端それぞれに駆動車輪４が取り付
けられ、一方、第２の走行フレーム２に一対のキャスタ
ー車輪５，５が取り付けられている。このキャスター車
輪５を１個にして、全体として三輪に構成しても良い。

両横フレーム３．３をガイドとしてフォーク間隔調整用
フレーム６．６がシリンダ７ａによって駆動移動可能に
設けられるとともに、そのフォーク間隔調整用フレーム
６．６それぞれに、シリンダ９によって駆動昇降可能に
フォーク支持フレーム８が設けられ、そのフォーク支持
フレーム８の下端にフォーク１１が一体的に取り付けら
れ、シリンダ７ａをしてフォーク１１・・・に対する水
平駆動機構を兼用構成して前述第１実施例におけるシリ
ンダ１０を省略し、シリンダ７ａ・・・の作動のみによ
って、フォーク１１・・・の水平方向の移動とフォーク
支持フレーム８の移動とを一挙に行うように構成されて
いる。

本発明の搬送台車は、ラック倉庫や工場における狭い通
路での資材運搬とか、マリーナにおけるヨツトやクルー
ザーのｉＭ搬など、各種の用途に通用できる。

〈発明の効果〉 本発明の第１の搬送台車によれば、複数のフォークによ
って、荷を両側から抱きかかえるようにして保持し、そ
の荷の重量を３個以上の車輪に分散するから、車輪によ
る接地圧を減少でき、また、積載能力を高くするために
カウンターバランスウェイトの重量を増大するといった
ことをする必要が無く、従来のフォークリフトの場合に
比べて、運搬しようとする荷の重量の割に接地圧が小さ
く、接地圧増大に起因する床スラブ等の損傷を回避でき
て安全性を向上できるようになった。

また、長尺物であっても、その長手方向と同し方向に運
搬走行するから、第１の走行フレームと第２の走行フレ
ームとが対向する間隔分だけの幅が有りさえすれば走行
でき、操縦を容易にできて作業性を向上できるようにな
った。

しかも、フォークを水平方向および上下方向に駆動移動
することによって、人手を要することなく荷の積み降ろ
しを容易に行うことができ、人件費が安価になって経済
性を向上できるようになった。

そのうえ、第１および第２の走行フレームと横フレーム
とによって台車全体としての剛性を保ちながら、フォー
ク支持フレームの対向間隔を変更することにより、それ
らに設けられたフォークの対向間隔を運搬しようとする
荷の幅に合わせることができるから、幅が小さくて重量
の大きい荷であっても、フォークの先端に載せるといっ
たこと無く、安定した状態で載せて良好に運搬できる。

そして、本発明の第２の搬送台車によれば、フォーク支
持フレームを駆動摺動変位することによって、フォーク
の対向間隔を荷の幅に合わせるとともに、フォークを荷
の下方に対して出退できるように構成するから、フォー
ク支持フレームを水平方向に駆動移動するための構成と
フォークを水平方向に駆動移動するための構成とをそれ
ぞれ個別に構成する場合に比べて、駆動機構の数を半減
できるとともに構成が簡略化でき、搬送台車を安価に構
成できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る搬送台車の実施例を示し、第１図
は、搬送台車の第１実施例の全体正面図、第２図は全体
側面図、第３図は全体平面図、第４図は、搬送台車の第
２実施例を示す全体平面図、第５図は全体正面図、第６
図は一部切欠全体側面図である。 １・・・第１の走行フレーム ２・・・第２の走行フレーム　３・・・横フレーム８・
・・フォーク支持フレーム

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個の車輪を備えた第１の走行フレームと、少
   なくとも一個の車輪を備えた第２の走行フレームの上部
   どうしを横フレームによって連結し、前記第１および第
   ２の走行フレームと前記横フレームとにより荷の抱き込
   み空間を形成し、前記横フレームに、第１および第２の
   走行フレームそれぞれの対向方向に駆動摺動変位可能に
   フォーク支持フレームを設けるとともに、前記フォーク
   支持フレームに上下方向に変位可能にフォークを設け、
   前記フォークを水平方向に変位する水平駆動機構と前記
   フォークを上下方向に駆動変位する上下駆動機構とを設
   け、かつ、走行用駆動機構とステアリング機構とを備え
   たことを特徴とする搬送台車。
2. （２）請求項第（１）項に記載の水平駆動機構が前記フ
   ォーク支持フレームを駆動摺動変位する機構である搬送
   台車。