JPH022815Y2 - - Google Patents

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JPH022815Y2
JPH022815Y2 JP1982134123U JP13412382U JPH022815Y2 JP H022815 Y2 JPH022815 Y2 JP H022815Y2 JP 1982134123 U JP1982134123 U JP 1982134123U JP 13412382 U JP13412382 U JP 13412382U JP H022815 Y2 JPH022815 Y2 JP H022815Y2
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JP
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roof
roof panel
protrusion
connecting member
edge
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JP1982134123U
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  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は組立建物における屋根パネルの連結
装置に関し、さらに詳しくいえば、既存家屋の壁
外面に設けられるとともに傾斜屋根を有してお
り、かつ前後に隣接する屋根パネルが左右方向に
伸びる連結部材により連結されるとともに、左右
に隣接する屋根パネルが屋根桟により連結される
組立建物における屋根パネルの連結装置に関す
る。
この明細書において、前後は屋根の傾斜方向下
方、すなわち第4図左側を指し、後とはこれと反
対側を指すものとする。また、左右とは後方に向
つていうものとする。
従来技術とその問題点 従来の傾斜屋根を有する組立建物における屋根
パネルの連結装置は、第1図に示すように、後側
屋根パネル31の前縁部が前側屋根パネル32上
に載せられていたが、前側屋根パネル32が下方
にたわんだ場合に両パネル31,32の間に隙間
が生じて、この隙間から風や雨が屋内に吹き込む
おそれがあつた。また、従来の同連結装置におい
ては、第2図に示すように、後側屋根パネル41
の前縁部および前側屋根パネル42の後縁部が、
それぞれ略逆T形連結部材43上に受けられ、両
パネル41,42と連結部材43との間にコーキ
ング材44が充填されることもあつた。ところ
が、この連結装置では、上記屋根パネルのたわみ
による隙間の発生を防止することができたが、コ
ーキング材44が外部に露出しているので、長期
間の使用によりコーキング材44が劣化して亀裂
が生じ、この亀裂から雨水が浸入するおそれがあ
つた。
この考案の目的は、上記の問題点を解決した組
立建物における屋根パネル連結装置を提供するこ
とにある。
問題点を解決するための手段 この考案による屋根パネルの連結装置は、上記
の目的を達成するために、傾斜屋根を有し、かつ
前後に隣接する屋根パネルが左右方向に伸びる連
結部材により連結されるとともに、左右に隣接す
る屋根パネルが前後方向に伸びる屋根桟により連
結される組立建物において、前後に隣接する2枚
の屋根パネルのうち後側屋根パネルの前縁部に前
方突出部が、同左右両側縁部に側方突出部がそれ
ぞれ設けられ、連結部材に前後に突出した腕部が
設けられるとともに、屋根桟に左右側方に突出し
た腕部が設けられ、連結部材の前方突出腕部に前
側屋根パネルの後縁部が、同後方突出腕部に後側
屋根パネルの前方突出部がそれぞれ受けられ、前
側屋根パネルと連結部材との間および後側屋根パ
ネルの前方突出部と連結部材との間にコーキング
材が充填せられ、後側屋根パネルの上面全体が被
覆板で覆われ、被覆板の前縁部が後側屋根パネル
の前縁より連結部材を越え前方に突出せしめられ
て前側屋根パネルの上面に密接せられ、被覆板の
左右両側縁部が屋根パネルの側方突出部に受けら
れてさらにその下面に巻き込まれ、巻込み縁部が
側方突出部と屋根桟の側方突出腕部とで挾まれ、
前側屋根パネルの両側縁部が屋根桟の側方突出腕
部で受けられるものである。
上記において、最後方に左右に並べられる屋根
パネルとしては、木、金属、ガラス、プラスチツ
ク等からなる板状のものならびにこの板状体を枠
に組込んだものが用いられる。
作 用 この考案の組立建物における屋根パネルの連結
装置によれば、前後に隣接する2枚の屋根パネル
のうち後側屋根パネルの前縁部に前方突出部が、
同左右両側縁部に側方突出部がそれぞれ設けら
れ、連結部材に前後に突出した腕部が設けられる
とともに、屋根桟に左右側方に突出した腕部が設
けられ、連結部材の前方突出腕部に前側屋根パネ
ルの後縁部が、同後方突出腕部に後側屋根パネル
の前方突出部がそれぞれ受けられ、後側屋根パネ
ルの上面全体が被覆板で覆われ、被覆板の左右両
側縁部が屋根パネルの側方突出部に受けられてさ
らにその下面に巻き込まれ、巻込み縁部が側方突
出部と屋根桟の側方突出腕部とで挾まれ、前側屋
根パネルの両側縁部が屋根桟の側方突出腕部で受
けられるから、両屋根パネルは下方にたわまな
い。
また前側屋根パネルと連結部材との間および後
側屋根パネルの前方突出部と連結部材との間にコ
ーキング材が充填せられ、被覆板の前縁部が後側
屋根パネルの前縁より連結部材を越え前方に突出
せしめられて前側屋根パネルの上面に密接せられ
るので、連結部材部分にある充填材は被覆板の前
方突出部で覆われる。
さらに、上述のように、被覆板の左右両側縁部
が屋根パネルの側方突出部に受けられてさらにそ
の下面に巻き込まれ、巻込み縁部が側方突出部と
屋根桟の側方突出腕部とで挾まれるので、被覆板
は剥がれない。
実施例 この考案は、以下実施例を示す図面を参照しな
がら説明する。この実施例においては、この考案
による屋根パネルの連結装置が適用せられる組立
建物は、組立式サンルームである。
第3図において、サンルーム1は、後端が既存
家屋の壁Wに固定されるものであり、その前面お
よび側面にはアルミニウム押出型材製枠にガラス
板等の透明板が嵌め止められてなる複数の窓2,
3が配されている。サンルーム1の屋根は前方に
向つて下方に傾斜しており、その前側に、複数の
線入り透明ガラス板製屋根パネル4が左右方向に
並んで配され、後側に、各屋根パネル4の後方、
すなわち既存屋根側に隣接して複数の不透明屋根
パネル5が左右方向に並んで配されている。
この考案による屋根パネルの連結装置は、上記
サンルーム1の傾斜屋根において、第4図ないし
第6図に示すように、前後に隣接する屋根パネル
4,5が、左右方向に伸びるアルミニウム押出型
材製連結部材6により連結されるとともに、左右
に隣接する屋根パネル4,4,5,5は、前後方
向に伸びるアルミニウム押出型材製屋根桟17に
より連結されるものである。
後側屋根パネル5は、4本の角材8aを額縁状
に組むことにより形成された枠8と、周縁部が枠
8上に載せられた耐水合板9と、枠8の前面およ
び左右両側面を覆うように配置されかつ上縁に前
方突出部10aおよび左右側方突出部10bを有
するアルミニウム押出型材製カバー10と、枠8
に底打ちされたプリント合板製底板11とよりな
る。耐水合板9の上面全体は着色アルミニウムか
らなる被覆板12により覆われている。被覆板1
2の前縁部は、耐水合板9の前縁よりも前方に突
出しかつ連結部材6を越えて前方に突出せしめら
れる。図中この前方突出部を7で示す。そして、
前方突出部7の前縁がパツキン28を介して前側
の透明屋根パネル4の上面に密接される。また、
被覆板12の左右両縁部は後側屋根パネル5の側
方突出部10b、すなわちカバー10の側方突出
部10bに受けられてさらにその下面に巻き込ま
れるとともに、巻込み縁部12aが側方突出部1
0bと後述する屋根桟17の側方突出腕部17b
とで挾まれる。
連結部材6は、横断面I形で、垂直壁6aと、
垂直壁6aの上縁部に連なつて設けられて前後に
突出した腕部6bと、垂直壁6aの上縁に設けら
れて左右に伸びるとともに上方に開口している溝
6cと、垂直壁6aの下縁部に連なつて前後に分
岐した脚部6dとを備えている。そして、屋根パ
ネル4の後縁部が塩ビ製角材13を介して連結部
材6の前方突出腕部6bに受けられるとともに、
後側屋根パネル5の前方突出部10a、すなわち
同屋根パネル5の前端に位置するカバー10の前
方突出部10aが塩ビ製角材14を介して連結部
材6の後方突出腕部6bに受けられ、前側屋根パ
ネル4と連結部材6との間および後側屋根パネル
5の前方突出部10aと連結部材6との間にそれ
ぞれコーキング材15,16が充填されて、両屋
根パネル4,5が連結部材6を介して連結され
る。
両屋根パネル4,5の左右両側縁部および連結
部材6の左右両端部は、前後方向に伸びる屋根桟
17に支持されている。屋根桟17は、横断面略
I形のアルミニウム押出型材よりなり、垂直壁1
7aと、垂直壁17aの上縁部に連なつて左右側
方に突出した腕部17bと、垂直壁17aの上縁
に設けられて前後に伸びるとともに上方に開口し
ている溝17cと、垂直壁17aの下縁に連なつ
て左右に分岐した脚部17dとを備えている。こ
の屋根桟17は、後端において、サンルーム1が
設けられた家屋の壁Wに取付けられている左右方
向に伸びる棟木18に固定されている。すなわ
ち、屋根桟17の垂直壁17aの後端部両面には
2つの垂直部19a,19bからなるアングル形
金具19が、一方の垂直部19aを垂直壁17a
に接せしめた状態でボルト・ナツトにより取付け
られ、他方の垂直部19bは棟木18にねじ止め
られている。屋根桟17の前端部は屋根の前枠部
材20に取付けられている(第3図参照)。前側
屋根パネル4の左右両側縁部は屋根桟17の側方
突出腕部17bに受けられ、前側屋根パネル4と
屋根桟17との間にコーキング材21が充填され
ている。後側屋根パネル5は、その両側方突出
部、すなわちその左右両側のカバー10の側方突
出部10bが屋根桟17の側方突出腕部17bに
受けられ、後側屋根パネル5の側方突出部10b
と屋根桟17の側方突出腕部17bとの間にコー
キング材22が充填され、屋根桟17上に帯状の
キヤツプ23が被せられ、これを貫通したねじ2
4が溝17cにねじ入れられることにより後側屋
根パネル5が屋根桟17に固定される。そして、
被覆板12の左右両側縁の巻込み縁部12aは後
側屋根パネル5の側方突出部10bと屋根桟17
の側方突出腕部17bとで、コーキング材22を
介して挾まれる。連結部材6の左右両端部は屋根
桟17の脚部17dのはね上り状先端部に載せら
れ、アングル形固定金具25を介して屋根桟17
に固定されている。
後側屋根パネル5の下面の後縁部には、目隠し
部材26が取付けられ、この目隠し部材26によ
つて、後側屋根パネル5と棟木18との間の隙間
が隠されている。
なお、サンルーム1の屋根と家屋の壁Wとの連
接部には雨押え27が取付けられている。
上記実施例においては、前後に隣接する屋根パ
ネルは、透明ガラス板製屋根パネルと、枠に合板
を組込んでなる屋根パネルであるが、これに限る
ものではない。
考案の効果 この考案の屋根パネル連結装置によれば、前後
に隣接する両屋根パネルが下方にたわまないの
で、従来のような屋根パネルのたわみに起因して
隙間が発生し、この隙間から雨や風が吹き込むと
いうようなことはない。
また連結部材部分のコーキング材が被覆板の前
方突出部で覆われるので、従来のようにコーキン
グ材が外部に露出していることに基づき、これが
劣化して亀裂が生じ、この亀裂から雨水が浸入す
るというようなこともない。
さらに後側屋根パネルの被覆板は剥がれる心配
が全くないため、長期にわたり被覆の役目を確実
に果たす。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサンルームの屋根パネルの連結
部を示す断面図、第2図は従来の他のサンルーム
の屋根パネルの連結部を示す断面図、第3図はこ
の考案による屋根パネルの連結装置を用いたサン
ルームの斜視図、第4図は第3図の−線にそ
う拡大断面図、第5図は第3図の−線にそう
拡大断面図、第6図は第3図の−線にそう拡
大断面図である。 1……サンルーム(組立建物)、4……前側屋
根パネル、5……後側屋根パネル、6……連結部
材、6b……連結部材の前方および後方突出腕
部、7……被覆板の前方突出部、10a……後側
屋根パネルの前方突出部、10b……後側屋根パ
ネルの側方突出部、12……被覆板、12a……
巻込み縁部、15,16……コーキング材、17
……屋根桟、17b……屋根桟の側方突出腕部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾斜屋根を有し、かつ前後に隣接する屋根パネ
    ル4,5が左右方向に伸びる連結部材6により連
    結されるとともに、左右に隣接する屋根パネル
    4,4,5,5が前後方向に伸びる屋根桟17に
    より連結される組立建物において、前後に隣接す
    る2枚の屋根パネル4,5のうち後側屋根パネル
    5の前縁部に前方突出部10aが、同左右両側縁
    部に側方突出部10bがそれぞれ設けられ、連結
    部材6に前後に突出した腕部6bが設けられると
    ともに、屋根桟17に左右側方に突出した腕部1
    7bが設けられ、連結部材6の前方突出腕部6b
    に前側屋根パネル4の後縁部が、同後方突出腕部
    6bに後側屋根パネル5の前方突出部10aがそ
    れぞれ受けられ、前側屋根パネル4と連結部材6
    との間および後側屋根パネル5の前方突出部10
    aと連結部材6との間にコーキング材15,16
    が充填せられ、後側屋根パネル5の上面全体が被
    覆板12で覆われ、被覆板12の前縁部が後側屋
    根パネル5の前縁より連結部材6を越え前方に突
    出せしめられて前側屋根パネル4の上面に密接せ
    られ、被覆板12の左右両側縁部が屋根パネル5
    の側方突出部10bに受けられてさらにその下面
    に巻き込まれ、巻込み縁部12aが側方突出部1
    0bと屋根桟17の側方突出腕部17bとで挾ま
    れ、前側屋根パネル4の両側縁部が屋根桟17の
    側方突出腕部17bで受けられる組立建物におけ
    る屋根パネルの連結装置。
JP13412382U 1982-09-02 1982-09-02 組立建物における屋根パネルの連結装置 Granted JPS5938319U (ja)

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JP13412382U JPS5938319U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 組立建物における屋根パネルの連結装置

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JP13412382U JPS5938319U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 組立建物における屋根パネルの連結装置

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JPS5938319U JPS5938319U (ja) 1984-03-10
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370521A (en) * 1976-12-06 1978-06-23 Mitsuo Sakamoto Heat insulating panel for roof
JPS57905A (en) * 1980-01-22 1982-01-06 Daimler Benz Ag Heating and ventilating device for automobile

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370521A (en) * 1976-12-06 1978-06-23 Mitsuo Sakamoto Heat insulating panel for roof
JPS57905A (en) * 1980-01-22 1982-01-06 Daimler Benz Ag Heating and ventilating device for automobile

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JPS5938319U (ja) 1984-03-10

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