JPH0228048Y2 - - Google Patents

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JPH0228048Y2
JPH0228048Y2 JP17481084U JP17481084U JPH0228048Y2 JP H0228048 Y2 JPH0228048 Y2 JP H0228048Y2 JP 17481084 U JP17481084 U JP 17481084U JP 17481084 U JP17481084 U JP 17481084U JP H0228048 Y2 JPH0228048 Y2 JP H0228048Y2
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JP
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vulcanized
layer
rubber composition
waterproof sheet
semi
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JP17481084U
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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は建築物の屋根、床、壁あるいは地下鉄
の周壁などの防水工事に使用する露出用防水シー
トに関する。 (従来の技術) 従来、コンクリート、モルタル等を防水するた
めにアスフアルト防水、ゴムアスフアルト防水等
の露出防水工法が広く採用されているが、夏期に
なると防水層下に含包した空気が膨張したり、下
地中に含まれる水分が水蒸気となつて下地表面で
膨張したりし、防水層を下地面より押し上げる現
象が生じる。この現象が反復すると防水層と下地
間の接合が破壊され、施工後2〜3年内に防水層
をふくらませることがあつた。従来、この閉じ込
められた状態の空気や水蒸気を強制的に脱気する
ために脱気塔を防水層部に取付けるなどの手段が
採用されていたが、空気や水蒸気がどの位置で多
く発生するかを見分けることは非常に困難である
ため、上記脱気塔の設定位置を誤ると脱気塔の効
果が全くなく防水層が施工後比較的短時間の内に
膨張することがあつた。又、アルミニウムペイン
トなどを用い、太陽熱反射により防水シートの表
面温度を下げ、防水シートの膨張を抑制する方法
もあるが、その効果が十分でなく、又被膜が薄い
ことから長時間にわたつてその効果が期待できな
かつた。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案は上述した欠点を改善し、その解決策を
空気や水蒸気の強制的外部への排出に求めず、空
気や水蒸気を長時間防水層と下地の間に内在せし
めながら直射日光下での太陽エネルギーの吸収に
よる防水シートの温度上昇を抑えることにより、
長時間にわたりコンクリート、モルタル等の表面
に敷設した防水層が膨出することを抑制した露出
用防水シートを提案するものである。 (問題を解決するための手段) 即ち、本考案の特徴とするところは、少なくと
も表面層が明度70以上の明るさをもつ半加硫ある
いは加硫されたゴム組成物層の裏面に粘着層を積
層しその粘着層中に目付量10〜70g/m2、引張強
さ0.5〜15Kg/5cm2からなる芯材を完全に含浸せ
しめた状態で埋設せしめた防水シートにあり、前
記ゴム組成物層は明度が70以上のため太陽輻射を
高率に反射し防水シートの温度上昇を抑え膨出す
ることを抑制し、また限定された目付量、引張強
さをもつ芯材は防水シートに適度な硬直性を付与
して施工を容易にする機能を夫々分担し、そして
粘着層は防水シートを下地に容易に敷設するため
に設けられている。 以下、本考案の防水シートを添付図面にもとず
いて詳細に説明する。 (実施例) 第1図は本考案の防水シートの一例を示す縦断
面図であり、防水シート1は明度70以上の明るさ
をもつ半加硫あるいは加硫されたゴム組成物層
2、芯材3そして粘着層4から構成されており、
上記芯材3は粘着層4中に完全に含浸した状態で
包含されている。 上記構成において前記防水シート1を構成する
ゴム組成物層2は天然ゴム、ポリブタジエン、ポ
リイソプレン、ブチルゴム、クロロプレンゴム、
スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、エチレン・
プロピレンタ−ポリマー、ハイパロンなどの汎用
ゴムあるいは熱可塑性スチレン−ブタジユン共重
合体などの熱可塑性弾性体、もしくはこれらのブ
レンド物を使用することが出来、これらに炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、シリカ、クレー、
タルク等の無機質充填剤と酸化チタン、酸化亜
鉛、リトポン、鉛白などの白色顔料を適宜混入
し、更に加硫剤、加硫促進剤等を添加したもので
明度が70以上に半加硫もしくは加硫された状態に
なつており、太陽輻射を高率に反射し、防水シー
ト1の温度上昇を抑えて膨出現象を抑制してい
る。その層厚みは0.3〜1.5mm程度である。 更に、前記粘着層4は上記ゴム組成物層2と基
本的には同一の組成物をもつて構成された未加硫
物であり粘着性を増大付与せしめるためクマロン
樹脂、石油系炭化水素樹脂などを添加し、その層
厚みは一般的に0.2〜1.5mm程度であり、明度は特
に限定されるものではない。 又、上記芯材3は厚さが0.005〜0.5mm程度の極
めて薄いもので、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リオレフイン、ポリビニルアルコール、芳香族ポ
リアミド、ガラス繊維等を素材とする公知の手段
によつて得られる織布、不織布、ブレーカ等であ
り、その目付量は10〜70g/m2そして引張強さは
0.5〜15Kg/5cmとする。 かかる物質値をもつ芯材3の存在によつて防水
シート1は硬直性を有し、またこれによつて下地
への敷設施工性が容易となる。 第2図は本考案に係る防水シート5の変形実施
例の断面図であり、ゴム組成物層6は第1図に係
るゴム組成物層2とは異なり表面層7と裏打層8
から形成され、上記裏打層8の厚さを変えること
によつて防水シート5の厚さが調節される。上記
表面層7は明度70以上の明るさをもつ半加硫ある
いは加硫された実施例と同種の白色のゴム組成物
からなり、他方裏打層8は半加硫あるいは加硫さ
れた明度69以下のゴム組成物からなつている。上
記裏打層8に明度を除ければ表面層7のゴム組成
物と基本的に同じである。 また、芯材9は粘着層10中に完全に含浸した
状態で包含されており、これは実施例1と全く同
じである。 尚、本考案に係る防水シート1,5において粘
着層4,10の表面に離型紙が粘着されている。
(図示せず) (作用) しかして、本考案の防水シートを初めとする各
シートを、プライマーを塗付したコンクリート、
モルタル等の下地面に約1m2敷設し日中最高気温
35.5℃の直射日光下での防水シート裏面温度を測
定したところ第1表に示されているように実施例
では比較例1,2よりも明度が大きいため、防水
シート裏面温度が低く、又上記敷設下で2ケ月間
放置した時の膨れの発生は認められなかつた。従
つて、かかる防水シート1は太陽輻射を高率に反
射し温度上昇を抑え膨出することを抑制する。
【表】 尚、明度の測定方法はJIS Z 8722、表示方法
はJIS Z 8729に準じて行つた。また、防水シー
トの膨れの判断は下地へ密着させていない部分の
高さが局部的に大きくなつた場合を膨れ有りと
し、変化しない場合を膨れ無しとした。また、膨
れの程度はその高さで示した。 一方芯材3は目付量10〜70g/m2、そしてこれ
に伴つて引張強さが0.5〜15Kg/5cmになるとゴ
ム組成物層2単独の防水シートにおける欠点、即
ち可撓性が大きすぎて風等の影響によつて敷設が
困難である問題点を改善できる。 (考案の効果) 以上より明らかな如く、本考案の露出用防水シ
ートは太陽軸射を高率に反射し、温度上昇を抑え
て膨出することを抑制し、一方特定の物定値を持
つ芯材を介在させることによつて防水シートに適
当な硬直性を付与して、下地への敷設作業を容易
にする効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防水シートの縦断面図、第2
図は本考案に係る防水シートの変形実施例でその
縦断面図を示す。 1……防水シート、2……ゴム組成物、3……
芯材、4……粘着層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも表面層が明度70以上の明るさをも
    つ半加硫あるいは加硫されたゴム組成物層の裏
    面に粘着層を積層し、その粘着層中に目付量10
    〜70g/m2、引張強さ0.5〜15Kg/5cmの芯材
    を完全に含浸せしめた状態で埋設せしめたこと
    を特徴とする露出用防水シート。 2 ゴム組成物層が明度70以上の明るさをもつ半
    加硫あるいは加硫された単一のゴム組成物から
    形成されている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の露出用防水シート。 3 ゴム組成物が明度70以上の明るさをもつ半加
    硫あるいは加硫されたゴム組成物からなる表面
    層と半加硫あるいは加硫された明度69以下のゴ
    ム組成物からなる裏打層の2層から形成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の露出
    用防水シート。
JP17481084U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPH0228048Y2 (ja)

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JPS6187929U JPS6187929U (ja) 1986-06-09
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JPH0735107B2 (ja) * 1992-02-28 1995-04-19 三ツ星ベルト株式会社 防水シート
JP2006143314A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Risu Pack Co Ltd 合成樹脂製品の運搬用容器
JP5178155B2 (ja) * 2006-11-16 2013-04-10 株式会社ダイフレックス 遮水材の形成方法

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