JPH02279872A - 床構成体 - Google Patents

床構成体

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JPH02279872A
JPH02279872A JP1097458A JP9745889A JPH02279872A JP H02279872 A JPH02279872 A JP H02279872A JP 1097458 A JP1097458 A JP 1097458A JP 9745889 A JP9745889 A JP 9745889A JP H02279872 A JPH02279872 A JP H02279872A
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Yasuhiro Tanaka
康博 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、情報通信機器などを設置するに適した床を構成
するために使用する床構成体に関する。
従来の技術 従来、情報通信機器などを設置するに適した床を構成す
る手段として、例えば1辺が5000から成る正方形状
の床板の下面に、脚部片を垂設して成る床部材を用い、
これをコンクリートなどにより仕上げられた床盤上に敷
設した発泡ポリエチレンなどから成る合成樹脂製のシー
ト板上に敷詰めて、シート板との間に、通信ケーブルな
どを配線できるように床を構成している。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来の床構造によれば、床部材を敷設するた
めの基準線をシート板面上に施す必要があり、特に床面
積が大きい場合に、基準線を施す作業が面倒で手数を要
し、またシート板上に通信ケーブルなどを配線した状態
で、床部材を敷設する際に、シート板上に通信ケーブル
などを保持する手段がないため、通信ケーブルなどが不
用意に移動し、これが邪魔になって床部材の敷設作業の
妨げとなる不都合を有し、この不都合を解消するために
、通信ケーブルなどを仮止めするときは、その仮止め作
業に多くの手数を要するなどの欠陥があった。
課題を解決するための手段 そこで本願は、従来のものの欠陥を解消するために、シ
ート板上に、その一方向に延び、それと直交方向で並列
する複数の支持部片を立設すると共に、その各支持部片
の上面に嵌合部を有した下部材と、床板の下面に、その
一方向に延び、それと直交方向で前記支持部片と等しい
間隔で並列する複数の脚部片を垂設すると共に、その各
脚部片の下面に、前記嵌合部と嵌合する被嵌合部を有し
た上部材とから構成したことを特徴とするものである。
上記において、必要とする床構成の高さの範囲で支持部
片の高さを高くすると共に、脚部片の高さを相対的に低
く形成する場合、または、床構成体の高さの範囲で、支
持部片の高さを低くすると共に、脚部片の高さを相対的
に高く形成する場合があり、このいづれの場合も、通信
ケーブルなどを支持部片及び脚部片を横切って配線でき
るように、少なくとも高さの高い支持部片側乃至脚部片
側に、上面乃至下面で開口して、その並列方向で連通ず
る切欠部が設けられる。上部材及び下部材は、従来の床
部材の大きさに適合するように、例えば1辺が500 
xsの正方形に形成され、これらは、支持部片及び脚部
片が延びる一方向において等断面であるから、合成樹脂
の押出し成形により作成される。また従来の床部材と同
様に、床盤の不陸を効果的に吸収できるように、上部材
の床板が、その下面から上面一部を残すように設けたス
リットにより、支持部片の並列方向で複数に区分されて
おり、またこのスリットの位置の支持力を補強するため
に、床板の下面に、スリットの位置で、これを挟んで平
行する下面に被嵌合を有した一対の脚部片を設け、かつ
、前記スリットに対向する位置の支持部片の上面に、前
記一対の脚部片の被嵌合部と嵌合する一対の嵌合部を並
設して成り、また嵌合部と被嵌合部との嵌合度合に融通
性をもたせるために、嵌合部及び被嵌合部のいづれか一
方が、弧状の凹部から成り、その他方が弧状の凸部から
成るものである。
また床板の上面には、好ましくはカーベントなどの表装
材が張設される。
作        用 しかして、コンクリートなどにより仕上げられた床盤上
に、先ず下部材を敷設する。下部材の敷設に際しては、
下部材の支持部片が同一方向に一列となるように敷設す
る場合と、支持部片が隣接相互間で直交するように敷設
する場合がある。
このようにして、下部材を敷設することにより、各支持
部片が、上部材を敷設する場合の基fIA線となり、こ
の状態で上部材を、その下面に有する脚部片の被嵌合部
が夫々対応する支持部片の嵌合部に嵌合するように、下
部材上に載置して床を構成する。
通信ケーブルなどを配線する場合には、上部材を取り外
した状態で、支持部片の相互間或いはその並列方向で連
通ずる切欠部を利用して通信ケーブルなどを配線する。
この通信ケーブルなどは、支持部片の相互間に形成され
た配線スペース内に介在して保持され、従って通信ケー
ブルが、上部材の敷設に邪魔となることはなく、上部材
の敷設作業を容易に行うことができる。
実    施    例 以下本願の実施例を図面にもとづいて詳述すると、(1
)は方形状のシート板(2)上に、その一方間に延び、
それと直交する方向に一定の間隔で並列する高さの高い
複数の板状の支持部片(3)を立設すると共に、その各
支持部片(3)の上面に、円弧状に窪んだ嵌合凹部(4
)を有して成る下部材であって、前記複数の支持部片(
3)のうち、その両側に位置する支持部片(3)は、シ
ート板(2)の両側縁部に位置すると共に、その並列方
向のほぼ1/3の間隔に位置する支持部片(3)aの上
面には、一対の嵌合凹部(4)が並行して設けてあり、
また前記各支持部片(3)には、上面で開口して、その
並列方向で連通ずる切欠部(5)が設けである。(6)
は床板(7)の下面に、その一方向に延び、それと直交
する方向に、前記支持部片(3)の間隔と等しい間隔で
並列する高さの低い複数の脚部片(8)を垂設すると共
に、その各脚部片(8)の下面に、前記嵌合凹部(4)
と嵌合する円弧状の嵌合凸部(9)を有して成る上部材
で、前記床板(8)には、脚部片(8)の並列方向のほ
ぼ1/3の間隔毎に位置して、その下面から床板(8)
の上面一部を残すようにスリット(10)が設けてあり
、このスリット(10)の位置には、該スリット(10
)を挟んで平行し、かつ、下面に嵌合凸部(9)を有し
た一対の脚部片(8)が設けである。
上記した下部材(1)及び上部材(6)は、支持部片(
3)及び脚部片(8)の延びる一方向で等断面であり、
従って合成樹脂の押出し成形により作成され、その大き
さは、従来の床部材と同じく、1辺が500tmの正方
形に形成される。
(11)は前記床板(7)の上面に接着剤などにより張
着されたカーペットである。
しかして、コンクリートなどにより仕上げられた床盤上
に、先ず多数の下部材(1)を、それらに設けた支持部
片り3)同士が同一方向に一列となるように、或いは隣
接する下部材(1)の支持部片(3)同士が互いに直交
するように敷設する。この下部材(1)の敷設によって
、各支持部片(3)が、その上部に載置する上部材(6
)の敷設基準綿となり、従って改めて敷設基準線を施す
必要はなく、この敷設状態で、通信ケーブルなどを支持
部片(3)間に形成された配線スペース内に介在し、か
つ、支持部片(3)の並列方向で連通ずる切欠部(5)
に渡架するなどして、シート板(2)上に配線する。こ
の場合、通信ケーブルなどは、支持部片(3)の相互間
及び切欠部(5)によって保持されて、シート板(2)
上を乱りに移動することはない。
次いで、この状態で、上部材(7)を、その下面に有す
る脚部片(8)の嵌合凸部(9)が、下部材(1)の上
面に有する支持部片(3)の嵌合凹部(4)に嵌合する
ように、下部材(1)上に載置して、上部材(7)の敷
設により床が構成される。
第4.5図は他の実施例を示しており、前記した第1乃
至第3図における床構成体と相違するところは、脚部片
(8)の高さを下方に延長して高くすると共に、支持部
片(3)の高さを相対的に低く形成し、かつ、脚部片(
8)と、支持部片(3)とに、その並列方向で連通ずる
下面で開口する切欠部(12)と、上面で開口する切欠
部(13)とを夫々対向状に設けて成る点にあり、その
他の構成並びに作用については、基本的に相違するとこ
ろはない。
発明の効果 本願は叙上のように構成されるものであるから、従来の
ように床部材を敷設するための基準線をシート板上に施
す必要はないし、通信ケーブルなどの配線スペースは、
支持部片により確保できて、通信ケーブルなどが上部材
を敷設する際に邪魔になることはなく、また配線換えす
る場合等においても、従来の床部材に比し重量の軽い上
部材の持ち上げることになるので、床の構成並びに通信
ケーブルなどの配線作業に極めて有効であり、さらに床
盤の不陸を充分に吸収できると共に、脚部片の下端が、
シート板上に立設した支持部片に嵌合支持されるので、
脚部片の先端が荷重によって開くのを抑制することがで
き、さらにまた床板の下面に、スリットの位置で、これ
を挟んで平行する下面に被嵌合を有した一対の脚部片を
設け、かつ、前記スリットに対向する位置の支持部片の
上面に、前記一対の脚部片の被嵌合部と嵌合する一対の
嵌合部を並設して成るときは、不陸を吸収するために設
けられたスリット部分の機械的強度が補強されて、全体
として耐荷重性に優れた床構成体が提供できるなどの利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は一部省略し
た正面図、第2図はその一部省略した側面図、第3図は
第1図P部の拡大図、第4図は他の実施例における一部
省略した正面図、第5図はその一部省略した側面図であ
る。 図中、(1)は下部材、(2) はシート板、(3) 
は支持部片、(4)は嵌合凹部、(5) 、 (12)
、 (13)は切欠部、(6)は上部材、(7)は床板
、(8)は嵌合凸部、(10)はスリット、(11)は
カーペットである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート板上に、その一方向に延び、それと直交方
    向で並列する複数の支持部片を立設すると共に、その各
    支持部片の上面に嵌合部を有した下部材と、床板の下面
    に、その一方向に延び、それと直交方向で前記支持部片
    と等しい間隔で並列する複数の脚部片を垂設すると共に
    、その各脚部片の下面に、前記嵌合部と嵌合する被嵌合
    部を有した上部材とから構成したことを特徴とする床構
    成体。
  2. (2)床構成体の高さの範囲内で、支持部片の高さを高
    く、脚部片の高さを相対的に低く形成し、かつ、少なく
    とも各支持部片に、上面に開口してその並列方向で連通
    する切欠部を設けて成る請求項1記載の床構成体。
  3. (3)床構成体の高さの範囲で、支持部片の高さを低く
    、脚部片の高さを相対的に高く形成し、かつ、少なくと
    も各脚部片に、下面で開口して、その並列方向で連通す
    る切欠部を設けて成る請求項1記載の床構成体。
  4. (4)上部材及び下部材が夫々等しい(例えば1辺が5
    00mmの正方形)大きさから成る請求項1、2または
    3記載の床構成体。
  5. (5)上部材及び下部材が合成樹脂の押出し成形体から
    成る請求項1、2、3または4記載の床構成体。
  6. (6)上部材の床板が、その下面から上面一部を残すよ
    うに設けたスリットにより、支持部片の並列方向で複数
    に区分されている請求項1、2、3、4または5記載の
    床構成体。
  7. (7)床板の下面に、スリットの位置で、これを挟んで
    平行する下面に被嵌合を有した一対の脚部片を設け、か
    つ、前記スリットに対向する位置の支持部片の上面に、
    前記一対の脚部片の被嵌合部と嵌合する一対の嵌合部を
    並設して成る請求項6記載の床構成体。
  8. (8)嵌合部及び被嵌合部のいづれか一方が、弧状の凹
    部から成り、その他方が弧状の凸部から成る請求項1乃
    至7のいづれか1項記載の床構成体。
  9. (9)床板の上面に、カーペットなどの表装板を張設し
    て成る請求項1乃至8のいづれか1項記載の床構成体。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58156930U (ja) * 1982-04-14 1983-10-20 東洋リノリュ−ム株式会社 床パネル
JPS6171734U (ja) * 1984-10-17 1986-05-16
JPS6213650A (ja) * 1985-07-10 1987-01-22 未来工業株式会社 床材
JPS62101942U (ja) * 1985-12-16 1987-06-29
JPS633745U (ja) * 1986-06-26 1988-01-11

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