JPH02279622A - 矯味経口製剤及びその製造方法 - Google Patents

矯味経口製剤及びその製造方法

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JPH02279622A
JPH02279622A JP1100817A JP10081789A JPH02279622A JP H02279622 A JPH02279622 A JP H02279622A JP 1100817 A JP1100817 A JP 1100817A JP 10081789 A JP10081789 A JP 10081789A JP H02279622 A JPH02279622 A JP H02279622A
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JP
Japan
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preparation
drug
taste
suspended
flavored
Prior art date
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Pending
Application number
JP1100817A
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English (en)
Inventor
Ikuo Koyama
小山 郁夫
Kimihide Shimano
島野 公秀
Eri Makabe
真壁 江理
Yasuo Ozawa
小沢 康雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は矯味経口製剤及びその製造方法に関し、更に詳
しくは薬物の不快な味のマスキングに優れた矯味経口製
剤及びその製造方法に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題従来、種々
の矯味経口製剤が知られているが、十分なものは未だ得
られていない。
未発明の目的は、薬物の不快な味のマスキングに優れた
矯味経口製剤を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前記目的を達成すべく鋼息努力した結果
、融解させた油脂性基剤中に不快な味を呈する薬物を分
散懸濁さけた液を微小粒子とし、得られた微小粒子をポ
リビニルアセクールジエチルアミンアセテート(以下、
AEAと略称する。)の冷水溶液に懸濁させた懸濁液を
噴霧乾燥する方法により製造した製剤が、目的とする矯
味経口製剤として優れていることを見いだし、本発明を
完成した。
すなわち、本発明は前記矯味経口製剤の製造方法及びそ
の方法により製造した矯味経口製剤である。
本発明において、不快な味を呈する薬物としてハ抗生6
fh 質(エリスロマイシン、6−メチルニリスロマイ
シンA5りロラムフエニコールなど)。
抗炎症鎮痛剤(ケトプロフェン、ケトフェニルブタゾン
など)、抗ヒスタミン剤(塩酸プロメタシンなど)、鎮
咳剤(塩酸クロブチノール、タンニン酸オキセラジンな
ど)、止瀉剤(塩酸ベルベリンなど)、鎮痙剤(臭化プ
ロバチリン、塩酸ババベリンなど)、血小板凝集阻害剤
(塩酸ナタロピジンなど)、抗リウマチ剤(メフェナム
酸、フルフェナム酸など)、精神安定剤(塩酸クロロプ
ロマシン、塩酸プロメタシンなど)1強心剤(ジギトキ
シン、アミノフィリンなど)、胆石溶解剤(ケトデオキ
シコールなど)、陣痛誘発促進剤(ジノブロストロンな
ど)が挙げられる。
油脂性基剤とは目的とする薬物が溶解しない高級脂肪酸
とグリセリンとのエステルである。高級脂肪酸は、炭素
原子数11〜18の脂肪酸であり、これらは飽和のもの
でも、不飽和のものでもよい。
この高級脂肪酸とグリセリンとのエステルは多種類の混
合物でもよい(例えば、カカオ脂など)。
以下、本発明の製造方法を詳細に説明する。
まず、融解させた前記油脂性基剤中に前記不快な味を呈
する薬物を分散懸濁きせ、次いでこの懸濁液を微小粒子
とする。
この工程において、懸濁液を微小粒子とする方法には、
懸濁液を定量ポンプでアトマイザ−に導き噴霧し冷却固
化させる方法、懸濁液を冷却後機械的に粉砕する方法、
薬物を懸濁させた氷中油滴系のエマルジョンを形成させ
た後、冷却固化させて篩別する方法などがあるが、AE
Aの皮膜性状をよくするためには、できる限り球形に近
い造粒物を得ることが望ましい。
次いで、前記工程により生成した微小粒子を、冷水にA
EAを溶解させた溶液に懸濁させ、次いで噴霧乾燥する
ここで、冷水とは10℃以下のものを指し、これにAE
Aを溶解させる濃度としては1〜30重量%である。
また、噴霧乾燥する方法としては、通常の方法でよいが
、アトマイザ−の出口近傍まで十分冷却して行う。
本発明により製造した矯味経口製剤はそのまま顆粒剤、
散剤、カプセル剤、錠剤などの固形経口製剤として服用
することができる他、シロップなどとし、小児用製剤と
しても利用できる。
発明の効果 本発明の製造方法により製造した矯味経口製剤は薬物の
不快な味のマスキングに優れ、かつ、バイオアベイラビ
リティ−が薬物の原末と同等によい。
試験例 試験例1  [苦味マスキング試験] 後記実施例1で製造した製剤を用いて苦味試験を実施し
た。方法は、30%砂糖水2.5ae中に、薬物量とし
て200mgになる様に製剤を量り取り、懸濁シロップ
とした。これを約30分間放置してから男女各1°0人
の被験者に、1分間口中に含んでもらた後、口外に吐き
出させ、その後5分経過した時点での苦味の程度を次の
5段階で評価した。
全く苦くない ほとんど苦くない やや苦い 苦い 大変苦い この結果を第1表に示した。
第  1  表 試験例2 [バイ゛オアベイラビリティー試験]試験例
1と同じ検体を用いて雄性ピーグル犬4頭に対するバイ
オアベイラビリティ−試験を実施した。方法は、試験前
に18時間絶食させた後、水50m1!と共に経口投与
した。投与量はピーグル大1頭当りe−o−メチルエリ
スロマイシンA(以下、TE−031と略称する。)と
して100mgとなるように調製した。
投与後経時的に前肢より採血し、薬物の血中濃度を高速
液体クロマトグラフ法により求めた。コントロールとし
てTE−031の原末11001IIを水50−と共に
経口投与し、同様の方法で血中濃度を求めた。
この結果を第1図に示す。
第1図かられかるように、TE−031の原末と本発明
の製造方法によるTE−031製剤は、同様の血中濃度
を示しており、本発明の製造方法により製造した製剤は
、バイオアベイラビリティ−が原末と同等によいことが
わかる。
実施例 以下、実施例を挙げて本発明の詳細な説明するゆ 実施例1 けん化価188〜195.ヨウ素価35〜43のカカオ
詣15kgを35〜50℃に加熱し融解させた。この液
に、撹拌しながらTE−03112kgを加え、分散懸
濁させた。この液を定温に保ちながら定量ポンプでアト
マイザ−に導き噴霧し微小液滴とした後、冷却固化させ
微小粒子を得た。次に、別に準備1゜た0℃の7重量%
AEA水溶液260kg中に、先の微小粒子15kgを
撹拌しながら加え、分散懸濁させた。この液を定温に保
ちながら定量ポンプでアトマイザ−に導き噴霧乾燥し、
目的の矯味経口製剤を得た。この矯味経口製剤中の薬物
含有量は19,7%であった。
実施例2 ライテップゾルH−15(飽和脂肪酸;・リグリセット
の商品名、ダイナミツトノーベル社製) 10kgを実
施例1と同様の方法により融解させた液中に、クロラム
フェニコール10kgを撹拌しながら分散懸濁させた後
、噴霧、冷却固化させて微小粒子を得た0次に別に準備
した0℃の5重量%AEA水溶液190kg、中に、先
の微小粒子1 skgを撹拌しながら加え、分散懸濁さ
せた。この液を定温に保ちながら定量ポンプでアトマイ
ザ−に導き噴霧乾燥し、目的の矯味経口製剤を得た。こ
の矯味経口製剤中の薬物含有量は31,0%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法により製造した製剤のバイオ
アベイラビリティ−を示す図で、縦軸は血中濃度、横軸
は経過時間を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)融解させた油脂性基剤中に不快な味を呈する薬物
    を分散懸濁させた液を微小粒子とし、得られた微小粒子
    をポリビニルアセタールジエチルアミノアセテートの冷
    水溶液に懸濁させた液を噴霧乾燥することを特徴とする
    矯味経口製剤の製造方法。
  2. (2)請求項(1)の方法により製造した矯味経口製剤
JP1100817A 1989-04-20 1989-04-20 矯味経口製剤及びその製造方法 Pending JPH02279622A (ja)

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