JPH02279087A - Vtrの特殊再生装置 - Google Patents

Vtrの特殊再生装置

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JPH02279087A
JPH02279087A JP1100798A JP10079889A JPH02279087A JP H02279087 A JPH02279087 A JP H02279087A JP 1100798 A JP1100798 A JP 1100798A JP 10079889 A JP10079889 A JP 10079889A JP H02279087 A JPH02279087 A JP H02279087A
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head
video
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signals
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Hisayoshi Umehara
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、標準速度の172のテープ速度で記録した
ビデオ信号を、その記録速度と異なる速度で再生するP
AL方式またはSECAM方式のVTRの特殊再生装置
に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、2種類の色信号を水平走査線(以下「ライ
ン」という)毎に交互に伝送して、連続する2ライン分
の信号で色信号の1サイクルを形成するテレビジョン方
式(PAL方式またはSECAM方式)に準拠し、標準
速度で記録した時にビデオトラック上に等しい間隔りで
連続する水平同期信号の記録位置がビデオトラックと直
交して整列するように記録されるヘリカルスキャンVT
Rであって、標準速度の172のテープ速度で記録され
たテープを再生することもできるVTRの特殊再生装置
において、 各ヘッド(主ヘツド)の近傍にそれぞれ(n+0.5)
×hだけ離して同一アジマス角度の副ヘツドを設けた複
数のツインタイプヘッドを備え、標準速度の1/2のテ
ープ速度で記録されたビデオ信号を特殊再生する場合、
再生ビデオ信号またはその水平同期信号の不連続を検出
してツインタイプヘッドの主ヘツドと副ヘツドとを切り
換えると共に、その検出信号と再生方向を示す信号のレ
ベルに応じ色信号を1H遅延させるか否かを切り換えて
色信号の位相を合わせることにより、水平同期信号と色
信号の連続性を保ち、ノイズや乱れの少ない画像を得る
ものである。
〔従来の技術〕
以下、原則として、Hはライン又はその周期(時間)を
示し、hはビデオトラック(以下「トラック」という)
上に記録された1ラインの長さ(空間)を示す。
第6図及び第7図は、ヘリカルスキャン方式により、そ
れぞれ標準速度及びその1/2のテープ速度で磁気テー
プ上に記録したビデオ信号のパターンをベース面側から
見た場合の模式的展開図であり、矢示T及び矢示Hはそ
れぞれテープ及びヘッドの進行方向を示している。
一般に、ヘリカルスキャンVTRにおいては。
第6図に示したように、標準速度で記録した時にビデオ
信号の水平同期信号の記録位置がトラックと直交して整
列する「H並べ」になっている。
キュー(高速再生)、リバース(逆再生)、レビュー(
高速逆再生)等の特殊再生(トリック再生ともいわれる
)を行なった場合、第6図及び第7図において破線(5
倍速キュー)または2点鎖線(3倍速レビュー)で示し
たように、ヘッドが複数のトラックを横切ることになり
、第6図に示したようにH並べになっていれば問題ない
が、第7図に示したようにH並べになっていないと水平
同期信号の記録位置がずれているから水平同期が外れて
モニタ画面が乱れる(スキュー歪)。
標準速度でH並べになっているVTRにおいて、標準速
度の172または1/3のテープ速度(以下「半速」ま
たは「1/3倍速」という)で記録した場合、1/3倍
速ならばH並べになるが、半速の時は第7図に示したよ
うにH並べになっていない。
このようなテープを特殊再生する場合、NTSC方式な
らば、2種類の色信号すなわちB−Y信号とR−Y信号
とから合成された工信号とQ信号とで副搬送波を直角2
相変調し、そのまま輝度信号と合成してコンポジット信
号としているから、再生されるビデオ信号を水平同期信
号がずれている分だけ遅延補正すればよい。
しかしながら、2種類の色信号を1ライン毎に交互に伝
送して、連続する2ライン分の信号で色信号の1サイク
ルを形成するテレビジョン方式、例えばPAL方式とS
ECAM方式とがある。
PAL方式においては、B−Y信号とR−Y信号とから
なる色信号と、B−Y信号とY−R信号とからなる色信
号との2種類があって、1ライン毎に交互に副搬送波を
直角2相変調し、また、SECAM方式においては、B
−Y信号とR−Y信号との2種類の色信号により、1ラ
イン毎に交互に副搬送波を周波数変調(FM)L、、そ
れぞれ輝度信号と合成してコンポジット信号としている
このようなテレビジョン方式にあっては、モニタは入力
するコンポジット信号から分離した色信号を1H遅延し
、遅延しないスルーの色信号と1H遅延した(デイレ−
)色信号とから、B−Y信号とR−Y信号とを再生しな
ければならない。
すなわち、PAL方式ならばスルー信号とデイレ−信号
とを加算してB−Y信号を得、減算した後1ライン毎に
位相反転してR−Y信号が得られる。また、SECAM
方式ならばスルー信号とデイレ−信号とを1ライン毎に
交換してB−Y信号とR−Y信号とが得られる。
したがって、H並べになっていない記録を再生するVT
Rの特殊再生装置は、遅延補正と共に、以上述べた色信
号の(2ライン1サイクルの)位相も合せておかないと
、モニタ側で正しく色信号を再生することが出来ず、色
が消滅してしまう場合がある。
第6図及び第7図に示した展開図において、1トラツク
には1フィールド分のビデオ信号が、隣接トラックは互
いに逆のアジマス角度(以下「アジマス」という)のヘ
ッドでそれぞれ記録され、水平同期信号で仕切られたラ
イン毎に付された1〜625の数字はライン番号を、方
向が反転する矢印はそれぞれ色信号の位相の違いを示し
ている。
1:2インタレースのため313番目のラインは2分さ
れて、前半(313U)は第1フイールド、後半(31
3D)は第2フイールドに属している。
また、5倍速キューまたは3倍速レビュー時のヘッドの
軌跡は、それぞれ破線または2点鎖線で示したようにな
っていて、そのヘッドはそれぞれスタートトラックa又
はeの記録時と同アジマスのヘッドであり、トラックa
、a、e・・・の記録は再生するが逆アジマスのトラッ
クb、d・・・の記録は再生しない。
第6図に示した標準記録の場合は、5倍速キューの時に
ヘッドがトラックa−+c→eと移動しても、再生され
たビデオ信号の水平同期信号は連続し、色信号の位相も
揃っている(交互に反転している)から、モニタ画像は
安定している。3倍速レビューの時も同様である。
しかしながら、第7図に示した半速記録の場合は、その
パターンの一部を拡大して第8図に示すように、水平同
期信号の記録位置がそれぞれ隣接トラック間では0.2
5 h、同アジマスの隣接トラック間ではその倍の0.
5h だけずれている。
したがって、5倍速キュー又は3倍速レビューで、ヘッ
ドがトラックa−40−4e又はトラックe−4c→a
と移動してトラックが変わった時に、再生されたビデオ
信号の水平同期信号は不連続になり、モニタ画像はその
不連続部で水平同期が外れて縦線が曲がる(スキュー歪
)という問題すなわちスキュージャンプが発生する。
また、色信号の位相も不連続になって、モニタテレビに
よっては色が消えてしまう場合がある。
第9図は、このスキュージャンプを防止する装置の従来
例を示す回路図であり、スイッチ20゜21.22はそ
れぞれその制御信号がL°の時の状態を示している。
図示しない回転ヘッドの同一円周上の軸対称位置に配設
された互いに逆アジマスのヘッドIA。
1Bは、回転ドラムが1800回転する毎に交互にビデ
オ信号を再生し、同時に回転ドラムの位相を検出して+
アジマスのヘッド1A又は−アジマスのヘッド1Bによ
る再生中はそれぞれ°H°又はL°になるスイッチング
パルス(SWパルス)が出力されている。
ヘッドlA、 1Bにより再生されたビデオ信号は、そ
れぞれプリアンプ2A、2Bにより増幅された後、スイ
ッチングパルスに応じて切り換えられるスイッチ20に
より選択され、連続したビデオ信号となって次段に出力
される。
ノーマル再生(記録速度と同一速度による再生)時には
、スイッチ21.22は作動せず、図示したL°の状態
のままである。
したがって、ビデオ信号を構成する輝度信号及び色信号
(以下それぞれ「Y信号」及trc信号」という)は、
それぞれY信号処理回路3及びC信号処理回路4に入力
し、復調等の処理が行なわれた後、Y/C混合回路5に
よりコンポジット信号に合成され、スイッチ21を経て
出力される。
半速記録の特殊再生の場合、スキュー検出回路6はY信
号処理回路3が出力するY信号を入力し、そのY信号に
含まれる水平同期信号の不連続を検出する度にレベルが
反転する検出信号を出力する。
スイッチ21は、その検出信号のレベルに応じてY/C
混合回路5が出力するコンポジット信号をスルー(遅延
なし)か、1/2遅延回路7により0.5h遅延させる
かを切り換える。
排他的オア回路12は、順方向再生時はH。
逆方向再生時は°L°であるCUE/REV信号と、ス
キュー検出回路6が出力する検出信号とを入力して、そ
の排他的オアをT−FF (トグル・フリップフロップ
)回路13に出力し、T−FF回路13はその入力信号
の立上り毎にレベルが反転する信号を出力する。
スイッチ22は、T−FF回路13の出力信号のレベル
に応じて、C信号処理回路4が出力するC信号をスルー
させるか、1H遅延回路8により1H遅延させるかを切
り換える。
第10図及び第11図は、それぞれ半速記録の5倍速キ
ュー及び3倍速レビューの時の各信号を示す波形図であ
り、後に実施例の時に詳しく説明するが、(A)はスッ
チングパルス、(B)はスイッチ20が出力する連続し
た再生ビデオ信号、(C)は検出信号、(D)は排他的
オア回路12の論理出力、(E)はT−FF回路13の
FF出力をそれぞれ示している。
その結果、第10図(第11図)に示した5倍速キュー
(3倍速レビュー)の場合に、Y信号については、スタ
ートトラックa (e)に対して0.5Hずれているc
、h (c、z)を再生している時は、検出信号が°H
°であるからコンポジット信号は0.5H遅延されて、
水平同期信号が連続になりスキュー歪を生じない。
また、C信号については、5倍速キューの場合にトラッ
クa、a、e及びf、h、jを再生している間はそれぞ
れ遅延時間が0.0.5H,LH,1,5H,Oになり
、3倍速レビューの場合にトラックe、a、a及びす、
z、xを再生している間はそれぞれ遅延時間が0.1.
5I(、1H,0,5H,Oになって1位相のズレの発
生は水平同期信号の不連続を検出してから、たかだか数
H以内に収められ、モニタ画像の色が消えるような障害
は発生しない。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来例の回路には、2個の遅延回路7,8が使用さ
れている。
1H遅延回路8は、その取扱う信号がC信号処理回路4
により復調されたC信号で、その帯域が狭く低周波域に
あるから、遅延時間が安定しコストも安いCCD遅延素
子を使用することが出来る。
しかるに、1/2遅延回路7は、その取扱う信号がコン
ポジット信号で、その帯域が広く高周波域まで及んでい
るため、コストが高い硝子遅延素子が使用され、CCD
遅延素子に比べて温度の影響を受は易く調整が難しいの
で、トータルコストがさらに高くなるという問題があっ
た。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、こ
の1/2H遅延回路を使用せずに同等の効果が得られ、
性能が安定してコストも低い特殊再生装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記の目的を達成するため、2種類の色信
号を1ライン(水平走査線)毎に交互に伝送して、連続
する2ライン分の信号で色信号の1サイクルを形成する
テレビジョン方式に準拠し、回転ドラムの同一円周上に
設けた複数のヘッドにより隣接したそれぞれ1フィール
ド分のビデオ信号を記録するトラックが互いに逆アジマ
スのヘッドで交互に記録再生され、かつ標準速度で記録
した時にトラック上に等しい間mhで連続する水平同期
信号の記録位置がトラックと直交して整列するように記
録されるヘリカルスキャンVTRであって、標準速度の
172のテープ速度で記録されたテープを再生すること
もできるVTRの特殊再生装置において、 回転ドラムの同一円周上に、各ヘッドを主ヘツドとして
、その主ヘツドの近傍にそれぞれ(n+0.5)×h 
(nは任意の整数)だけ離して同一アジマスの副ヘツド
を設けた複数のツインタイプヘッドと、これらのヘッド
により再生されたビデオ信号またはその水平同期信号の
不連続を検出して検出信号を出力する不連続検出手段と
、この不連続検出手段が出力する検出信号に応じて、ツ
インタイプヘッドの主ヘツド及び副ヘツドによりそれぞ
れ再生されたビデオ信号を切り換える主副ヘッド切換手
段と、再生方向が順方向か逆方向がを示す再生方向信号
と検出信号との状態に応じて、ビデオ信号の色信号を1
H遅延させるか否がを切り換える1H遅延切換手段とを
設けたものである。
〔作 用〕
この発明は、上記のように構成することにより、標準速
度の1/2のテープ速度で記録されたビデオ信号を特殊
再生する場合、再生ビデオ信号又はその水平同期信号の
不連続を検出してツインタイプヘッドの主ヘツドと副ヘ
ツドとを切換え、水平同期信号が連続するようにしてス
キュー歪を防止する。
また、その検出信号と再生方向を示す信号のレベルに応
じ色信号を1H遅延させるか否かを切り換えて色信号の
位相を合わせることにより、1/2H遅延回路を使用せ
ずに水平同期信号と色信号の連続性を保ち、性能が安定
してコストも低い特殊再生装置を提供することが出来る
〔実施例〕
以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第3図は、この発明に使用されるツインタイプヘッドを
構成する主ヘツドと副ヘツドの配置例を説明するための
拡大図であり、対応する半速記録のトラックを2点鎖線
で示している。
このツインタイプヘッドIOAは、互いに(n+0.5
)×hの間隔で配置された共に+アジマスの主ヘツド1
Aと副ヘツドIA’ とから構成され、図示しないそれ
ぞれ対をなすツインタイプヘッド10B、主ヘッドIB
、副ヘッドIB’は、−アジマスである以外は同等の配
置になっている。
この例では、n=1すなわち間隔=1.5h であるが
、n=−2で間隔=−1,5h すなわち左右逆であっ
ても(対をなすツインタイプヘッド10Bの配置順も揃
っていれば)差支えない。
第1図及び第2図は、それぞれこの発明による第1及び
第2の実施例を示す回路図であり、第9図に示した従来
例と同一部分又は同等の機能を有する部分には、同−符
号又は関連する符号を付しである。
また、スイッチ20,22,23ia、23b (以上
第1図)及びスイッチ20at 20b、 22゜23
(以上第2図)は、いずれも制御信号がL。
の時の状態を示している。
第1図に示した第1実施例において、ツインタイプヘッ
ドIOAを構成する主ヘッド1A、副ヘツド1A′によ
り再生されたビデオ信号は、それぞれプリアンプ2A、
2A’により増幅された後、スイッチ23aの入力端子
に入力され、スイッチ23aの出力端子はスイッチ20
の一方の入力端子に接続されている。
同様に、ツインタイプヘッドIOBを構成する主ヘッド
IB、副ヘッドlB’ により再生されたビデオ信号は
、それぞれプリアンプ2B、2B’により増幅された後
、スイッチ23bの入力端子に入力され、スイッチ2”
5bの出力端子はスイッチ20の他方の入力端子に接続
されている。
スイッチ20の出力端子から出力される(連続した)ビ
デオ信号を構成するY(輝度)信号及びC(色)信号は
、それぞれY信号処理回路3及びC信号処理回路4に入
力する。
Y信号処理回路3は、入力するY信号を復調等の処理を
行なった後、Y/C混合回路5とスキュー検出回路6に
出力する。
また、C信号処理回路4は、入力するC信号を復調等の
処理を行なった後、直接にスイッチ22の一方の入力端
子と、1H遅延回路8を介してスイッチ22の他方の入
力端子とに出力する。スイッチ22の出力端子からは、
スルー又は1H遅延されたC信号がY/C混合回路5に
出力される。
Y/C混合回路5は、Y信号処理回路3から入力するY
信号と、スイッチ22の出力端子から入力するC信号と
を混合し、コンポジット信号として出力する。
一方、不連続検出手段であるスキュー検出回路6は、入
力するビデオ信号の構成要素であるY信号の不連続又は
Y信号に含まれる水平同期信号の不連続を検出すると、
レベルが°H°→°L°またはL°→”H−に反転する
検出信号を排他的オア回路12と、制御信号としてスイ
ッチ23a。
23bとに出力する。
1H遅延切換手段11は、排他的オア回路12とT−F
F回路13とスイッチ22とから構成されている。
排他的オア回路12は、再生方向がIIFt方向°H°
か逆方向゛L°かを示す再生方向信号であるCUE/R
EV信号と、スキュー検出回路6が出力する検出信号と
の排他的オアをとり、T−FF回路13に出力する。
T−FF回路13は、排他的オア回路12から入力する
信号の立上りによってレベルが反転する信号をスイッチ
22に出力する。
スイッチ22は、T−FF回路13が出力する信号によ
り制御され、°H°の時は1H遅延されたC信号を、°
L°の時はスルーの(遅延されない)C信号を選択して
、Y/C混合回路5に出力する。
スイッチ20は、スイッチングパルスにより制御され、
H゛の時は+アジマスのツインタイプヘッドIOAを、
L°の時は−アジマスのツインタイプヘッドIOBを選
択して、そのビデオ信号を出力する。
主副ヘッド切換手段であるスイッチ23a。
23bは、スキュー検出回路6が出力する検出信号によ
り制御され、°H°の時は副ヘツドIA’1B′を、°
L°の時はlA、lBをそれぞれ選択する。
ノーマル再生(記録速度と同一速度による再生)時には
、スイッチ22,23a、23bは作動せずに図示した
°L°の状態のままであって、副ヘツド1A’   i
B’および1H遅延回路8は使用されないから、従来例
のノーマル再生と同等であり説明は省略する。
半速記録の特殊再生時には、各部の信号波形は第10図
及び第11図に示した従来例の信号波形と同じになる。
第10図に示した5倍速キューの場合、同図(A)に示
したスイッチングパルスが°H°の間はスイッチ20に
より+アジマスのツインタイプヘッドIOAが選択され
て主ヘツド1Aまたは副へラドlA’ によりトラック
a、c、e(第7図)から再生されたビデオ信号が、ス
イッチングパルスが°L°の間は−アジマスのツインタ
イプヘッド10Bが選択されて主ヘツド1Bまたは副ヘ
ツドlB’ によりトラックft h* Jから再生さ
れたビデオ信号が、連続したビデオ再生信号として同図
CB)に示したようにスイッチ20から出力される。
各ヘッドがそれぞれ逆アジマスのトラックb。
dまたはトラックg、lと重なった時に、再生信号のレ
ベルは極小になって水平同期信号の不連続すなわちスキ
ュージャンプが発生する。
スキュー検出回路6は、この再生信号レベルの極小(殆
んど0)または水平同期信号の不連続を検出して、第1
0図(C)に示したように検出信号のレベルを反転する
キュー(及びノーマル)の時には、CUE/REV信号
が°H°になっているから、排他的オア回路12は、こ
の°H゛と検出信号レベルとの排他的オアをとって出力
する。すなおち、第10図(D)に示した論理的出力は
、同図(C)に示した検出信号のレベルが反転したもの
になる。
T−FF回路13は、入力信号レベルの立上りを検出し
てその出力レベルを反転するから、その出力信号は第1
0図(E)に示したようにQ −+ e。
h→j間のスキュージャンプで反転する。
検出信号、FF出力信号は、ノイズ等により誤まって反
転すると以後の各部の作動が狂ったままになるから、第
10図(A)に示したスイッチングパルスの立上りでそ
れぞれL°になるようになっている。
第10図に示し、以上説明したように各部の信号波形が
変化しているから、Y信号及び水平同期信号について見
れば、各トラックに記録されたビデオ信号は、スイッチ
23a、23bとスイッチ20とにより、トラックa、
eは主ヘツドIA。
トラックfy jは主ヘツド1Bによりそれぞれ再生さ
れ、主ヘツドIA、1Bにより再生されると位相が1/
2Hずれるトラックc、hはそれぞれ副ヘツドlA’ 
、lB’により再生される。
各主ヘツドと副ヘツドとの間隔は165h にとられて
いるから、1/2Hのずれは補正され、スイッチ20の
出力端子から水平同期信号が連続したビデオ信号が出力
される。
C信号については、さらに位相を揃える(1H毎に正し
く位相反転する)必要があり、この順序が狂うと色が正
しく再生されないことになるから、位相の順序の狂いは
短時間(数H以内)に修正しなければならない。
水平同期信号の位相ずれは、Hの整数倍だけ進めるか遅
らせれば修正出来るが、C信号の位相を揃えるためには
、Hの偶数倍だけ進めるか遅らせる必要がある。
第3図に示した配置例では、副ヘツドlA’(IB’)
は主ヘツドIA(IB)に対して1.5hだけヘッドの
進行方向に離れているから、位相は1.5H進んでいる
また、第7図及び第8図に示したように、各トラック間
B−40、Q −) 6 、 f −) h、 )14
 jでは色信号の位相はそれぞれ0.5H進んでいる。
したがって、(主ヘツド1Aによる)トラックaのトレ
ースから(副ヘツドlA’ による)トラックCのトレ
ースに移る際には、0.5H+1.5H=2H(進み)
になるから位相の連続性は保たれる。
トラックCのトレースから(主ヘツド1Aによる)トラ
ックeのトレースに移る際には、0.5H−1,5H=
−1H(遅れ)になるからスイッチ20の出力では位相
の連続性が崩れているが、スイッチ22が°H°側に切
換えられてC信号が1H遅延する結果、Y/C混合回路
5の出力は一2Hになって位相の連続性が保たれる。
トラックeのトレースから(主ヘツド1Bによる)トラ
ックfのトレースに移る際は、水平同期信号の位相も連
続していて問題がない。
トラックfのトレースから(副ヘツドIB’ による)
トラックhのトレースに移る際には、2Hになって位相
の連続性が保たれる。
トラックhのトレースから(主ヘツド1Bによる)トラ
ックjのトレースに移る際には、−1Hになるがスイッ
チ22が°L°側に切換えられC信号が1H遅延からス
ルーに戻るがら0すなわち遅れなしになって問題がない
つぎに、再び主ヘツド1Bから主ヘツド1Aに戻る際は
、水平同期信号とC信号が連続していて問題がない。
以上説明したように、この第1実施例においては、水平
同期信号とC信号の位相とが共に連続しているから、モ
ニタ画面上のスキュー歪や色の消滅が起らないが、更に
、従来例との差を第4図及び第5図により説明する。
第4図及び第5図は、5倍速キュー及び3倍速レビュー
の場合のC信号の位相の変化を、横軸に時間をとり従来
例と第1実施例を比較して示す説明図である。
第4図(A)は再生されたビデオ信号にスキュージャン
プが発生する位置を示し、同図(B)、(C)は従来例
(第9図)のスイッチ20.21から、同図(D)、(
E)は実施例(第1図)のスイッチ20゜Y/C混合回
路5から、それぞれ出力されるC信号の位相を示してい
る。
また、第4図(BL(C)間および同図(D)、(E)
間の矢印は、遅延により上段の各ラインが下段の各ライ
ンにそれぞれ移行する関係を示し、実線はスキュージャ
ンプ前、破線はスキュージャンプ後の移行関係を示して
いる。
第5図(A)乃至(E)及びその間の矢印も同様に、そ
れぞれ第4図(A)乃至(E)及び矢印に対応している
5倍速キューの場合は第10図(C)、(E)に示した
信号波形に応じて、従来例では、第4図(B)に示した
ようにスキュージャンプが発生する毎にC信号の遅れは
O,0,5H,LH,1,5H,0と順に変り、最終出
力されるC信号の位相の変化は同図(C)に示したよう
になって、水平同期信号で区切られた各ラインの右下に
☆印を付した4本のライン以外は1H毎に位相が正しく
反転している。
実施例の場合、第4図(D)に示したように、スイッチ
20の出力において既に水平同期信号の修正は済んで連
続しているが、トラックc−48のスキュージャンプか
らトラックh→jのスキュージャンプの間はC信号の位
相の順序が反転している。
この反転は、スイッチ22が1H遅延側に切換えられて
いることにより修正されて、第4図(E)に示したよう
にY/C混合回路5の出力においては、同様に★印を付
した2本のライン以外は正しくなっている。
3倍速レビューの場合は、CUE/REV信号がL°に
なっているから、第11図(D)に示した論理出力信号
が同図(C)に示した検出信号と同相になり、そのため
同図(E)に示したT−FF回路13の出力の位相が変
化しているが、これらの信号によるスイッチ22,23
a、23bの作動は同一であり、従ってその作用も同様
である。
3倍速レビューの場合は、第11図CC’)t (E)
に示した信号波形に応じて、従来例では第5図(B)に
示したようにスキュージャンプが発生する毎にC信号の
遅れは0,1.5H,1H,0,5H。
0と順に変り、最終出力されるC信号の位相の変化は同
図(C)に示したように、2本のライン以外は位相が正
しく反転している。
実施例では第5図(D)、(E)に示したように、5倍
速キューと同様に、最終出力では1本のライン以外は位
相が正しく反転している。
第2図に示した第2実施例は、第1実施例(第1図)に
おいてツインタイプヘッド10A、10Bを切換えるス
イッチ20と、主副ヘッドを切換えるスイッチ23at
 23bとの配置順序を交換したものであり、それに供
って、ツインタイプヘッドIOA、IOHの切換えは2
個のスイッチ20a、20bにより行なわれ、主副ヘッ
ド切換え手段は1個のスイッチ23により構成される。
スイッチ20aの入力端子にはプリアンプ2A。
2Bの出力信号がそれぞれ入力し、その出力端子はスイ
ッチ23の一方の入力端子に接続されている。
スイッチ20bの入力端子にはプリアンプ2A’ 、2
B’の出力信号がそれぞれ入力し、その出力端子はスイ
ッチ23の他方の入力端子に接続されている。
スイッチ20a、20bはともにスイッチングパルスに
より、スイッチ23はスキュー検出回路6が出力する検
出信号により、それぞれ制御されている。
以上3個のスイッチ20&、20b、23の他は第1実
施例と同様に構成されているから、説明は省略する。
したがって、この第2実施例の各部信号波形は、第10
図及び第11図に示した第1実施例(及び従来例)の信
号波形と同一であり、そのC信号の位相の変化も、第4
図及び第5図の(D)、(E)にそれぞれ示した第1実
施例のものと同一である。
以上の説明を整理し、若干補足し、ながらこの第1及び
第2の実施例と従来例とを比較する。
回路構成について実施例(第1図、第2図)と従来例(
第9図)とを見ると、1/2H遅延回路7がなくなった
代りに副ヘツドIA’   iB’ とプリアンプ2A
’ 、2B’ が増え、スイッチ21がなくなった代り
にスイッチ215a、23b又はスイッチ20at 2
0bと1個増えているように見える。
しかしながら、標準速度による標準記録の他に半速、1
73倍速による2倍、3倍の長時間記録が出来る最近の
VTRにおいては、そのトラック幅に合せてそれぞれ少
くとも1対の士アジマスの専用ヘッドとその各ヘッド毎
に専用プリアンプとを備えている機種が多く、それらの
モード切換えのために数多くのスイッチが使用されてい
る。
第3図に示したツインタイプヘッドIOAの配置例では
正副ヘッドiA、iA’ が同じ幅であったが、この発
明は例えば副ヘツドlA’の幅が正ヘッド1Aの幅より
広い場合にも適用することが出来る。
この場合は、標準記録用のヘッドを副ヘツドとして使用
すればよいから、この発明のためにヘッドやスイッチが
増えることはない。
従来例の回路は、このような半速による2倍の長時間記
録も再生出来るVTRについて、半速記録の特殊再生回
路の部分のみを示したものである。
従来例の1/2H遅延回路7は、コンポジット信号を取
り扱うから、直流から変調副搬送波までの広帯域信号を
遅延出来る例えば硝子遅延素子(超音波遅延素子)のよ
うな高価な素子でなければならず、これが不要になった
ことによるコストダウンの効果が大きい。
最終出力信号に対する効果を実施例と従来例とについて
見ると、それぞれ第4図及び第5図の(E)と(C)で
示したように、C信号の位相が崩れる場所は、5倍速キ
ューの場合に従来例では3箇所4ライン、実施例では1
箇所2ラインであり、3倍速レビューの場合に従来例で
は2箇所2ライン、実施例では1箇所lラインである。
1ライン崩れるとその復旧には数Hを要するから、1箇
所の崩れが1ラインでも2ラインでも殆んど差はないが
、崩れる箇所が少なくなれば安定性は向上したといえる
実際のモニタ画面上では、スキュージャンプが発生する
附近すなわち再生信号レベルが小さい所ではノイズバー
が現れるので、崩れる箇所が減つた効果の差は眼では認
められないが、理論的にはこの実施例の方が従来例より
安定であることが分る。
以上、この発明によるVTRの半速記録の特殊再生装置
について説明したが、PAL方式もSECAM方式も色
信号の伝送方式が異なるだけで、フレーム数(25フレ
一ム/秒)も走査線数(625本)も同じであるから、
C信号処理回路4の内容を変えるだけで、この発明をい
ずれの方式にも適用することが出来る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、高価な1/2
H遅延回路を使用せずに同等の効果が得られ、性能が安
定してコストが低いVTRの特殊再生装置を提供するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明による第1及び第2実施例
の構成を示す回路図。 第31i!!lは同じくそのツインタイプヘッドの配置
例を説明するための拡大平面図、 第4図及び第5図は特殊再生の時の色信号の位相の変化
を、従来例と実施例とを比較して示す説明図。 第6図及び第7図はそれぞれ標準記録及び半速記録によ
るビデオ信号のテープ上の記録パターンを示す模式的展
開図、 第8図は第7図に示した展開図の部分拡大図、第9図は
従来例の構成を示す回路図、 第10図及び第11図は回路各部の信号を示す波形図で
ある。 1A、IB・・・主ヘツド iA’   lB’・・・副ヘツド 6・・・スキュー検出回路(不連続検出手段)10A、
IOB・・・ツインタイプヘッド11・・・1H遅延切
換手段 23.23a、23b=スイツf (主副ヘッド切換手段) す^中 (1:)F F出力 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2種類の色信号を水平走査線毎に交互に伝送して、
    連続する2水平走査線分の信号で色信号の1サイクルを
    形成するテレビジョン方式に準拠し、回転ドラムの同一
    円周上に設けた複数のヘッドにより隣接したそれぞれ1
    フィールド分のビデオ信号を記録するビデオトラックが
    互いに逆アジマス角度を有するヘッドで交互に記録再生
    され、かつ標準速度で記録した時に前記ビデオトラック
    上に所定の間隔hで連続する水平同期信号の記録位置が
    前記ビデオトラックの方向と直交して整列するように記
    録されるヘリカルスキャンVTRであつて、標準速度の
    1/2のテープ速度で記録されたテープを再生すること
    もできるVTRの特殊再生装置において、 前記回転ドラムの同一円周上に、前記各ヘッドを主ヘッ
    ドとして、その主ヘッドの近傍にそれぞれ(n+0.5
    )×h(nは任意の整数)だけ離して同一アジマス角度
    の副ヘッドを設けた複数のツインタイプヘツドと、 これらのヘッドにより再生されたビデオ信号またはその
    水平同期信号の不連続を検出して検出信号を出力する不
    連続検出手段と、 この不連続検出手段が出力する前記検出信号に応じて、
    前記ツインタイプヘツドの主ヘッド及び副ヘッドにより
    それぞれ再生されたビデオ信号を切り換える主副ヘッド
    切換手段と、 再生方向が順方向か逆方向かを示す再生方向信号と前記
    検出信号との状態に応じて、前記ビデオ信号の色信号を
    1H遅延させるか否かを切り換える1H遅延切換手段と
    を設けたことを特徴とするVTRの特殊再生装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630375A (en) * 1979-08-20 1981-03-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Video signal recording and reproducting device
JPS59101984A (ja) * 1982-12-01 1984-06-12 Mitsubishi Electric Corp 磁気録画再生装置

Patent Citations (2)

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