JPH02277219A - 固体電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
固体電解コンデンサ及びその製造方法Info
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- JPH02277219A JPH02277219A JP9826489A JP9826489A JPH02277219A JP H02277219 A JPH02277219 A JP H02277219A JP 9826489 A JP9826489 A JP 9826489A JP 9826489 A JP9826489 A JP 9826489A JP H02277219 A JPH02277219 A JP H02277219A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、弁作用金属及びそれらの合金を焼結して焼結
体を作成する、電解コンデンサ及びその製造方法に関す
るものである。
体を作成する、電解コンデンサ及びその製造方法に関す
るものである。
従来の技術
周知のように、弁作用金属及びそれらの合金からなる固
体電解コンデンサは、次のようにして製造される。まず
、弁作用金属を所望の形状９寸法にプレス成形したのち
、真空雰囲気中で１５００℃以上の温度で焼結して焼結
体を得る。この焼結体を陽極とし、陽極酸化によって、
焼結体を構成する粒子の表面に酸化タンタル皮膜を生成
させる。次に、この酸化皮膜上に、陰極となる二酸化マ
ンガン層、グラファイト層、半田層を順次形成させ、最
後に樹脂等により外装している。この際、成形後の焼結
において、−段階で焼結していたため、焼結体の密度は
均一となっていた。
体電解コンデンサは、次のようにして製造される。まず
、弁作用金属を所望の形状９寸法にプレス成形したのち
、真空雰囲気中で１５００℃以上の温度で焼結して焼結
体を得る。この焼結体を陽極とし、陽極酸化によって、
焼結体を構成する粒子の表面に酸化タンタル皮膜を生成
させる。次に、この酸化皮膜上に、陰極となる二酸化マ
ンガン層、グラファイト層、半田層を順次形成させ、最
後に樹脂等により外装している。この際、成形後の焼結
において、−段階で焼結していたため、焼結体の密度は
均一となっていた。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、従来の固体電解コンデンサのように、焼
結体の密度が均一であると、できた素子の表層部におい
て、もれ電流特性及び耐圧特性の劣下が起こり易い。
結体の密度が均一であると、できた素子の表層部におい
て、もれ電流特性及び耐圧特性の劣下が起こり易い。
つまり、コンデンサは等価的には、第１図、第２図に示
すように酸化層１によるコンデンサ分Ｃと半導体層２．
グラファイト層３の抵抗分Ｒとの直列回路として表わす
ことができるものであるが、焼結体４が極（微細な多孔
質に構成されていることもあって、それの深層部におけ
る酸化層ｌによって構成されるコンデンサの一方の電極
としてのグラファイト層３の電極引出し層５に至るまで
の経路が長く、その分だけ直列抵抗分も増加することに
なるし、特にグラファイト層３が充分に形成されていな
い場合には、さらに増加する。その反面、表層部におい
てはグラファイト層３の電極引出し層５に至る経路がそ
れの膜厚程度ないしそれの近似する程度となるために、
グラファイト層３による直列抵抗分は深層部に比べ格段
に小さ（なる。従って、焼結体４に陽極リード６及び電
極引出し層５を介して直流電圧を印加した場合、直列抵
抗分の大きい深層部よりむしろ直列抵抗分の小さい表層
部のコンデンサ部における電圧分担が太き（なると考え
られる。このために、焼結体４に欠陥部が存在する場合
には深層部よりむしろ電圧分担の大きい表面層において
、もれ電流特性、耐圧特性が損なわれ易い。
すように酸化層１によるコンデンサ分Ｃと半導体層２．
グラファイト層３の抵抗分Ｒとの直列回路として表わす
ことができるものであるが、焼結体４が極（微細な多孔
質に構成されていることもあって、それの深層部におけ
る酸化層ｌによって構成されるコンデンサの一方の電極
としてのグラファイト層３の電極引出し層５に至るまで
の経路が長く、その分だけ直列抵抗分も増加することに
なるし、特にグラファイト層３が充分に形成されていな
い場合には、さらに増加する。その反面、表層部におい
てはグラファイト層３の電極引出し層５に至る経路がそ
れの膜厚程度ないしそれの近似する程度となるために、
グラファイト層３による直列抵抗分は深層部に比べ格段
に小さ（なる。従って、焼結体４に陽極リード６及び電
極引出し層５を介して直流電圧を印加した場合、直列抵
抗分の大きい深層部よりむしろ直列抵抗分の小さい表層
部のコンデンサ部における電圧分担が太き（なると考え
られる。このために、焼結体４に欠陥部が存在する場合
には深層部よりむしろ電圧分担の大きい表面層において
、もれ電流特性、耐圧特性が損なわれ易い。
一方、もれ電流特性及び耐圧特性とは密接な関係があり
、もれ電流特性と耐圧特性を上げるためには、焼結体４
の密度を上げる必要があるが、その場合、重量が小さく
なるという問題があった。
、もれ電流特性と耐圧特性を上げるためには、焼結体４
の密度を上げる必要があるが、その場合、重量が小さく
なるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するもので、容量
が大きく、かつ、もれ電流特性および耐圧特性の優れた
固体電解コンデンサを提供することを目的とするもので
ある。
が大きく、かつ、もれ電流特性および耐圧特性の優れた
固体電解コンデンサを提供することを目的とするもので
ある。
課題を解決するための手段
この課題を解決するために、本発明はコンデンサ素子を
構成する弁作用金属及びそれらの合金からなる焼結体の
深層部密度を小さ（、表層部密度を大きくするもので、
その焼結体を作成するために、低温長時間焼結した後、
高温短時間焼結を行うことを特徴とするものである。
構成する弁作用金属及びそれらの合金からなる焼結体の
深層部密度を小さ（、表層部密度を大きくするもので、
その焼結体を作成するために、低温長時間焼結した後、
高温短時間焼結を行うことを特徴とするものである。
作用
これにより、表層部でのもれ電流特性及び耐圧特性が大
幅に改善され、かつ、容量の大きな電解コンデンサを得
ることができた。
幅に改善され、かつ、容量の大きな電解コンデンサを得
ることができた。
実施例
以下、本発明をタンタル固体電解コンデンサを例にとり
説明する。
説明する。
タンタル粉末を周知の方法で成形し、重量１５０■、直
径３閤、長さが４．２ｍの円柱状の成形体を作成する。
径３閤、長さが４．２ｍの円柱状の成形体を作成する。
これを、真空度Ｉ Ｘ １０−５ｔｏｒｒの真空中で、
１６００℃３０分間焼結して得た焼結体を従来例とする
。
１６００℃３０分間焼結して得た焼結体を従来例とする
。
この実施例では、先の成形体を真空度
Ｉ Ｘ １０−５ｔｏｒｒの真空中で１５００℃３０分
間焼結した後、１７００℃１分間焼結し、焼結体を作成
した。
間焼結した後、１７００℃１分間焼結し、焼結体を作成
した。
従来例及び本実施例により作成した焼結体を、９０ ’
Ｃ０，０２ｖｏ１％リン酸水溶液中で、ｌ ０ＯＶ１時
間陽極酸化し、以下同条件で、陰極となる二酸化マンガ
ン層、グラファイト層、半田層を順次形成させ、最後に
樹脂等により外装して、完成品とした。これらの完成品
に、電圧７０Ｖを印加し、３分後のもれ電流を測定し、
さらに１２０ Ｈｚでの静電容量及び耐圧を測定した。
Ｃ０，０２ｖｏ１％リン酸水溶液中で、ｌ ０ＯＶ１時
間陽極酸化し、以下同条件で、陰極となる二酸化マンガ
ン層、グラファイト層、半田層を順次形成させ、最後に
樹脂等により外装して、完成品とした。これらの完成品
に、電圧７０Ｖを印加し、３分後のもれ電流を測定し、
さらに１２０ Ｈｚでの静電容量及び耐圧を測定した。
その結果を下表に示す。
表に示したように、本発明により作成した固体電解コン
デンサは、従来例よりも静電容量が大きく、かつ、もれ
電流特性及び耐圧特性も優れている。
デンサは、従来例よりも静電容量が大きく、かつ、もれ
電流特性及び耐圧特性も優れている。
発明の詳細
な説明したように、低温長時間焼結した後、高温短時間
焼結を行うことにより、焼結体の深層部密度を小さく表
層部密度を太き（することができ、コンデンサ特性を著
しく改善できる上、量産工程へも容易に適用することが
できる。
焼結を行うことにより、焼結体の深層部密度を小さく表
層部密度を太き（することができ、コンデンサ特性を著
しく改善できる上、量産工程へも容易に適用することが
できる。
第１図は固体電解コンデンサの概略図、第２図はその等
価回路を示す図である。 １・・・・・・酸化層、２・・・・・・半導体層、３・
・・・・・グラファイト層、４・・・・・・焼結体、５
・・・・・・電極引出し層、 ６・・・・・・陽極リード。
価回路を示す図である。 １・・・・・・酸化層、２・・・・・・半導体層、３・
・・・・・グラファイト層、４・・・・・・焼結体、５
・・・・・・電極引出し層、 ６・・・・・・陽極リード。
Claims (2)
- （１）弁作用金属及びそれらの合金からなる焼結体を有
し、その焼結体の深層部密度を小さく、表層部密度を大
きくした固体電解コンデンサ。 - （２）弁作用金属及びそれらの合金からなる焼結体を作
成する際、低温長時間焼結した後、高温短時間焼結する
ことを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9826489A JPH02277219A (ja) | 1989-04-18 | 1989-04-18 | 固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9826489A JPH02277219A (ja) | 1989-04-18 | 1989-04-18 | 固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02277219A true JPH02277219A (ja) | 1990-11-13 |
Family
ID=14215088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9826489A Pending JPH02277219A (ja) | 1989-04-18 | 1989-04-18 | 固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02277219A (ja) |
-
1989
- 1989-04-18 JP JP9826489A patent/JPH02277219A/ja active Pending
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