JPH02276835A - 架橋スポンジ用ゴム組成物 - Google Patents

架橋スポンジ用ゴム組成物

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JPH02276835A
JPH02276835A JP9743289A JP9743289A JPH02276835A JP H02276835 A JPH02276835 A JP H02276835A JP 9743289 A JP9743289 A JP 9743289A JP 9743289 A JP9743289 A JP 9743289A JP H02276835 A JPH02276835 A JP H02276835A
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JP
Japan
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weight
polydiorganosiloxane
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parts
rubber composition
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JP9743289A
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English (en)
Inventor
Masami Tsutsumi
正美 堤
Itsuki Umeda
梅田 逸樹
Seizo Katayama
片山 誠三
Yuichi Funahashi
裕一 舟橋
Junichiro Watanabe
純一郎 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発泡性、寸法安定性および汚れの付着防止に
優れた架橋スポンジ用ゴム組成物に関し、さらに詳細に
はエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(以下rEP
DM」という)、ポリジオルガノシロキサン、微粉末シ
リカおよび粉末フッ素樹脂を含有する架橋スポンジ用ゴ
ム組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、EPDMとポリジオルガノシロキサンとの組成物
は、シリコーンゴムに比べ機械的強度および耐熱水性に
優れ、またEPDMに比べ耐熱性に優れていることおよ
びロムル加工性に優れていることが知られている。これ
らの特性を利用して、架橋スポンジ用途での検討が試み
られるなかで、一部は製品化され使用されている。
しかしながら、単にEPDMとポリジオルガノシロキサ
ンとの組成物に、発泡剤および架橋剤を混練りし、架橋
・発泡させて得られるスポンジでは、発泡性の不足から
発生する感触不良、寸法安定性の不足に起因するスポン
ジ製品の品質不良、スポンジ表面に付着する汚れの防止
が充分ではなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記従来技術の問題点を背景になされたもの
で、EPDMとポリジオルガノシロキサンとからなる配
合ゴムの特性を損なうことなく、発泡性、寸法安定性お
よび汚れ付着防止に優れたゴム組成物を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(1
)50〜95重景%お重量ポリジオルガノシロキサン(
II)50〜5重量%からなるポリマー成分100重量
部に対して、微粉末シリカ(1)15〜100重量部、
および融点が200℃以上である粉末フッ素樹脂(■)
1〜50重量部を含有してなる架橋スポンジ用ゴム組成
物を提供するものである。
本発明で使用されるEPDM (I)において、共重合
モノマーとして用いるα−オレフィンは、炭素数3〜1
2のα−オレフィンであり、具体例としてはプロピレン
、ブテン−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1
、オクテン−1などであり、好ましくはプロピレンであ
る。
また、本発明に用いられるEPDM (1)は、非共役
ジエンを共重合させたEPDMでもよく、かかる非共役
ジエンとしては、以下の化合物を挙げることができる。
ジシクロペンタジェン、トリシクロペンタジェン、5−
メチル−2,5−ノルボルナジェン、5−メチレン−2
−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、
5−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、5−イソプ
ロペニル−2−ノルボルネン、5− (1−ブテニル)
−2−ノルボルネン、シクロオクタジエン、ビニルシク
ロヘキセン、1,5.9−シクロドデカトリエン、6−
メチル−4,7,8,9−テトラヒドロインデン、2.
2′−ジシクロペンテニル、トランス−1゜2−ジビニ
ルシクロブタン、1,4−ヘキサジエン、2−メチル−
1,4−へキサジエン、1,6−オクタジエン、1.7
−オクタジエン、1.8−ノナジェン、1.9−デカジ
エン、3.6−シメチルー1,7−オクタジエン、4.
5−ジメチル−1,7−オクタジエン、1,4.7−オ
クタトリエン、5−メチル−1,8−ノナジェン。
これら非共役ジエンの中で、特に5−エチリデン−2−
ノルボルネン(ENB)、ジシクロペンタジェン(DC
P)、1.4−へキサジエンが好ましい。
これらのα−オレフィンあるいは非共役ジエンは、1種
単独で使用することも、また2種以上を併用することも
できる。
次に、本発明で使用されるポリジオルガノシロキサン(
II)は、好ましくは重合度i、ooo〜20.000
、さらに好ましくは3.000〜10.000の、実質
的に直鎖状のポリシロキサンであり、ケイ素原子に結合
した有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基
、トリフルオロプロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、デシル基などのアルキル基;2
−フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基などのア
ラルキル基;フェニル基などのアリール基が例示される
ほか、有機過酸化物などによって容易に架橋できるよう
に、ビニル基、アリル基、エチリデンノルボルニル基、
メチレンノルボルニル基、ジシクロペンテニル基、シク
ロオクテニル基、4−ペンテニル基、4−へキセニル基
などの1価の脂肪族不飽和炭化水素基を、ケイ素原子に
結合した有機基の3.0モル%以下、特に2.0モル%
以下含有することが好ましい。
このような1価の脂肪族不飽和炭化水素基としては、合
成が容易で、有機過酸化物により容易に架橋し得ること
からビニル基が好ましい。
また、ケイ素原子に結合した他の有機基としては、耐熱
性、耐候性、耐寒性をはじめ、ポリジオルガノシロキサ
ンの物性を最も良く発揮することからメチル基が好まし
く、耐寒性や耐放射線性など、特殊な性質が要求される
ときは、若干のフェニル基などが用いられる。さらに、
ポリジオルガノシロキサンの分子末端は、トリメチルシ
リル基、ジメチルビニルシリル基、ジメチルフェニルシ
リル基などのトリオルガノシリル基で閉塞されていても
よく、ケイ素原子に結合した水酸基、メトキシ基、エト
キシ基などが存在していてもよい。
次に、本発明で使用される微粉末シリカ(I[[)とし
では、乾式シリカおよび/または湿式シリカなどの補強
性シリカがあり、その比表面積は50rd/g以上、好
ましくは100〜300rrr/gのものである。これ
らのシリカは、そのまま用いても、あるいはオルガノク
ロロシラン、オルガノアルコキシシラン、ポリジオルガ
ノシロキサン、ヘキサオルガノジシラザンなどの有機ケ
イ素化合物で表面処理されたものを用いてもよい。
これらの微粉末シリカは、単独で、または2種以上を併
用してもよい。
次に、本発明で使用される粉末フッ素樹脂(IV)とし
ては、その融点が200℃以上のものであり、融点が2
00 ’C未満では発泡性に対して充分な効果が得られ
ない。
この粉末フッ素樹脂(IV)を構成するフ・ン素樹脂の
具体例としては、テトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリテト
ラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチレ
ン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレンなどが挙
げられ、特にポリテトラフルオロエチレンが好ましい。
なお、粉末フッ素樹脂(IV)の平均粒子径は、0.3
〜30μm、好ましくは1.0〜20μm程度である。
本発明において、EPDM (1)とポリジオルガノシ
ロキサン(II)との使用割合は、成分(1)50〜9
5重量%、好ましくは60〜95重量%、成分(II)
50〜5重量%、好ましくは40〜5重量%であり、ポ
リジオルガノシロキサン(II)の使用量が5重量%未
満では得られる組成物の耐熱性が劣り、一方50重量%
を超えると充分な機械的強度を得ることができない。
また、微粉末シリカ(I[[)の使用割合は、EPDM
 (I)とポリジオルガノシロキサン(II)とからな
るポリマー成分100重量部に対して15〜100重量
部、好ましくは30〜100重量部であり、15重量部
未満では得られる組成物の機械的強度が充分でなく、一
方100重量部を超えると得られる組成物が硬くなり、
発泡性を失う。
さらに、粉末フッ素樹脂(IV)の使用割合は、EPD
M (1)とポリジオルガノシロキサン(II)とから
なるポリマー成分100重量部に対して1〜50重量部
、好ましくは5〜40重量部であり、1重量部未満では
汚れの付着防止効果が充分でなく、一方50重量部を超
えると充分な機械的強度を得□ることができない。
本発明の架橋スポンジ用ゴム組成物は、前記成分(1)
〜(IV)を主成分とするが、そのほかに架橋スポンジ
を得るために、発泡剤を配合する。
この発泡剤としては、重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモ
ニウム、炭酸アンモニウムなどの無機発泡剤、N、N’
−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N、N’−ジ
メチル−N、N’−ジニトロソテレフタルアミドなどの
ニトロソ化合物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾジ
カルボンアミド、バリウムアゾジカルボキシレートなど
のアゾ化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p、p
’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ト
ルエンスルホニルヒドラジドなどのスルホニルヒドラジ
ドがあり、これらのうちでもアゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾジカルボンアミドが好ましい。これらの発泡剤
は、1種単独であるいは2種以上を併用することができ
る。
この発泡剤の使用割合は、EPDM (1)とポリジオ
ルガノシロキサン(II)とからなるポリマー成分10
0重量部に対して、通常、1〜20重量部、好ましくは
3〜15重量部である。
また、発泡助剤としては、亜鉛華、三塩基性硫酸鉛など
の無機塩、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸鉛などの金
属セッケン、尿素化合物などが挙げられるが、架橋性の
面から金属セッケンが好ましい。
この発泡助剤の使用割合は、EPDM (1)とポリジ
オルガノシロキサン(II)とからなるポリマー成分1
00重量部に対して、通常、1〜20重量部、好ましく
は3〜15重量部である。
さらに、架橋剤としては、耐熱性、着色防止およびスポ
ンジの感触の面から、有機過酸化物が好ましい。
有機過酸化物としては、例えば2.5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3,2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン、α、α′−ビス(t−ブチルパーオキシ)−p−
ジイソプロピルベンゼン、ジクミルパーオキサイド、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベ
ンゾエート、1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−
3,3,5−)リメチルシクロヘキサン、2.4−ジク
ロルベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド、p−クロルベンゾイルパーオキサイドなどが挙げ
られ、これらのうちでも2゜5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
α、α′−ビス(t−ブチルパーオキシ)−p−ジイソ
プロピルベンゼンが好ましい。これらの有機過酸化物は
、1種単独であるいは2種以上を併用することができる
この架橋剤の使用割合は、EPDM (1)とポリジオ
ルガノシロキサン(U)とからなるポリマー成分100
重量部に対して、通常、061〜10重量部、好ましく
は0.5〜5重量部である。
さらに、架橋助剤としては、アリル化合物、メタクリレ
ート類、ジビニル化合物などの官能性七ツマ−1さらに
はポリブタジェンなどの官能性ポリマーなどの反応性不
飽和化合物、あるいはオキシム化合物、イオウ化合物な
ど、広範囲のものが採用可能であるが、架橋性あるいは
配合時の混練り性などの見地から、反応性不飽和化合物
が好ましく、そのうちでも特に圧縮永久歪性、耐熱性な
どの架橋物の特性の面から、多アリル化合物、l。
2−ポリブタジェンなどの多官能性化合物が好ましい。
この架橋助剤の使用割合は、EPDM (I)とポリジ
オルガノシロキサン(II)とからなるポリマー成分1
00重量部に対して、通常、0.1〜10重量部、好ま
しくは1〜7重量部である。
本発明のゴム組成物には、さらに充填剤、増量剤、分散
助剤、可塑剤、軟化剤、老化防止剤、耐熱剤などの通常
のゴム配合に使用される各種の配合剤を添加することが
できる。
これらの配合剤は、必要に応じて本発明のゴム組成物を
製造する過程において添加してもよい。
この充填剤および増量剤としては、例えばカーボンブラ
ック、石英微粉末、ケイソウ土、亜鉛華、塩基性炭酸マ
グネシウム、活性炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム
、ケイ酸アルミニウム、二酸化チタン、タルク、雲母粉
、末、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、アスベスト、ガラス繊維、有機補強剤、有機充填剤
などを挙げることができる。
分散助剤としては、高級脂肪酸、その金属塩およびアミ
、ド:可塑剤としては、例えばフタル酸誘導体、アジピ
ン酸誘導体;軟化剤としては、例えば潤滑油、プロセス
オイル、コールタール、ヒマシ油;老化防止剤としては
、例えばフェニレンジアミン類、フォスフェート類、キ
ノリン類、クレゾール類、フェノール類、ジチオカルバ
メート金属塩類;耐熱剤としては、例えば酸化鉄、酸化
セリウム、水酸化カリウム、ナフテン酸鉄、ナフテン酸
カリウム;そのほか着色剤、紫外線吸収剤、難燃剤、ス
コーチ防止剤、粘着付与剤、滑剤などを任意に配合する
ことができる。
本発明のゴム組成物を配合する方法としては、通常の混
練り方法が採用でき、例えばEPDM(I)、ポリジオ
ルガノシロキサン(■)、微粉末シリカ(I[)および
粉末フッ素樹脂(IV)の所定量を同時に混練りする方
法、成分(I)、成分(■)、成分(III)および成
分(IV)のうち、2つの成分を最初に混練りし、次に
残りの成分を加えて混練りする方法などがある。
また、各種添加剤、充填剤などを前記混練り中に必要に
応じて加えてもよく、あるいはこれらの配合剤をあらか
じめ成分(I)、成分(■)、成分(III)または成
分(IV)に加えておいたものを混練りしてもかまわな
い。
混合は、各種押し出し機、バンバリーミキサ−ニーグー
、ロールなどを用い、20〜250 ’C1好ましくは
50〜200℃の温度で1分間〜1時間、好ましくは3
〜45分間程度の時間、混練りすることによって行うこ
とができる。
そのなかでも好ましい混練り方法は、バンバリーミキサ
−、ニーダ−などのインターナルミキサーを用いる方法
である。
また、本発明のゴム組成物を架橋・発泡させる方法とし
ては、通常の混練り架橋方法が採用でき、例えば80〜
250℃で数分間〜3時間、20〜200kgf/c4
の加圧下で一次架橋および一次発泡、さらに80〜25
0℃で1〜48時間、無加圧下で二次架橋および二次発
泡させ、さらに必要に応じて20〜200℃で1〜48
時間、縮み取りしてゴム製品とする。
以上のように、本発明のゴム組成物は、前記のようなバ
ンバリーミキサ−、ニーダ−1二本ロールなどの混練り
機器で均一に混練りすることができ、その後容易に架橋
および発泡が行なえる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はその主旨を越えない限り、以下の実施例に限
定されるものではない。
なお、実施例および比較例中、ゴム組成物の評価は、下
記の方法に拠った。
すなわち、発泡性および寸法安定性は、以下に示す計算
方法に基づき評価した。
O ao ;−次架橋、−次発泡前の試料寸法a1 ;二次
架橋、二次発泡後の試料寸法at ;縮み取り終了後の
試料寸法 ここで、発泡性における数値は大きいほど好ましく、一
方寸性安定性における数値は小さいほど好ましい。
また、汚れの付着防止およびスポンジの感触の評価につ
いては、20人の女性のモニター評価により実施した。
さらに、ロール作業性は、配合物を10インチロールに
巻きつけ、ロールニップ幅を変更し、配合物がタイトに
巻きつく最大ニップ幅(mo+)を、以下のように級別
し、評価を行った。
1W未満;× 1m以上、2s未満;Δ 2M以上、3mm未満;0 3flII11以上;◎ 実施例1〜5、比較例゛1〜5 それぞれ、第1表に示す配合処方に従って(発泡剤、架
橋剤を除り)、順次、インターナルミキサー(神戸製鋼
所■製、ミクストロン)に投入して混練りしく70〜1
00℃、60rpm)、均一状態になった時点で(10
〜30分)、ゴム組成物を排出した。
次に、排出されたゴム組成物を、二本ロールに巻きつけ
て、第1表に示す発泡剤、架橋剤を加えて混練りしたも
のについて、プレス架橋しく100〜.150kgf/
d、170℃で10分加熱・加圧、金型寸法200X2
00X5am)、さらにギアオーブンで150℃,2時
間の条件で二次架橋、二次発泡させたのち、室温(20
〜30℃)まで放冷し、寸法測定(a、)を行い、その
後、さらにギアーオーブンで70℃110時間の条件で
縮み取りを行い、室温放冷後、寸法測定(a2)を行っ
た。
次いで、スポンジスキ機を用いて、スポンジ外皮を除去
し、厚みを5閣とし、打抜き刃して60×40ffi1
1の寸法に裁断したのち、汚れの付着防止、スポンジの
感触について評価を行った。
結果を併せて第1表に示す。
第1表から明らかなように、本発明のゴム組成物から得
られる架橋スポンジは、従来のEPDMおよびポリジオ
ルガノシロキサンから得られるゴム組成物に比べて、発
泡性、寸法安定性および汚れの付着防止が顕著に改善さ
れているとともに、スポンジの感触も良好なものである
これに対し、比較例1は、粉末フッ素樹脂を用いない例
であり、汚れの付着防止に劣る。
比較例2は、粉末フッ素樹脂の融点が200℃未満の例
であり、発泡性および汚れ付着防止性が劣る。
比較例3は、EPDMの使用量が本発明の範囲未満の例
であり、スポンジの感触性、ロール作業性に劣る。
比較例4は、微粉末シリカの使用量が本発明の範囲を超
えた例であり、汚れ付着防止性、スポンジの感触性、ロ
ール作業性に劣る。
比較例5は、EPDM (1)のみの場合であり、発泡
性、スポンジの感触、ロール作業性に劣る。
(以下余白) 〔発明の効果〕 本発明の架橋スポンジ用ゴム組成物は、優れた発泡性、
寸法安定性および汚れ付着防止効果を有し、またEPD
Mとポリジオルガノシロキサンとからなる組成物が有す
る耐熱性、耐寒性、耐候性、電気特性を維持しており、
化粧用パフのほか、各種クツションの構造部材、浮材、
保温保冷材、衝撃吸収材などに利用できる。
特許出願人  日本合成ゴム株式会社 同   東芝シリコーン株式会社 代理人  弁理士  白 井 重 隆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム( I )
    50〜95重量%およびポリジオルガノシロキサン(I
    I)50〜5重量%からなるポリマー成分100重量部
    に対して、微粉末シリカ(III)15〜100重量部、
    および融点が200℃以上である粉末フッ素樹脂(IV)
    1〜50重量部を含有してなる架橋スポンジ用ゴム組成
    物。
  2. (2)ポリジオルガノシロキサン(II)の有機基中のビ
    ニル基含有量が0〜3.0モル%である請求項1記載の
    架橋スポンジ用ゴム組成物。
JP9743289A 1989-04-19 1989-04-19 架橋スポンジ用ゴム組成物 Pending JPH02276835A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002179825A (ja) * 2000-12-13 2002-06-26 Nitto Denko Corp Epdm系発泡体及びその製造方法
GB2521995A (en) * 2013-08-16 2015-07-15 Thermoseal Group Ltd Elastomeric blend composition and use in window spacers

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