JPH09188820A - スポンジ用シリコーンゴム組成物 - Google Patents

スポンジ用シリコーンゴム組成物

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JPH09188820A
JPH09188820A JP29869296A JP29869296A JPH09188820A JP H09188820 A JPH09188820 A JP H09188820A JP 29869296 A JP29869296 A JP 29869296A JP 29869296 A JP29869296 A JP 29869296A JP H09188820 A JPH09188820 A JP H09188820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性および成形性が良好で、長期間にわた
って安定した発泡特性を維持することが可能な極めて優
れた貯蔵安定性を有するスポンジ用シリコーンゴム組成
物を提供する。 【解決手段】(A)下記(a-1)〜(a-4)を含むシリコーン
ゴム組成物を、(a-4)成分の分解温度より低い温度で混
合後、(a-4)成分の分解温度以上に加熱処理してなるシ
リコーンゴム組成物100 重量部 (a-1)平均重合度4000〜20000 のポリオルガノシロキサ
ン 100重量部 (a-2)末端が水酸基またはアルコキシ基で封鎖された、
重合度が6〜700 であるポリオルガノシロキサン 0.5〜
20重量部 (a-3)微粉末フュームドシリカ5〜200 重量部 (a-4)特定の熱分解性触媒0.01〜5重量部 (B) 分解温度が100 ℃以上の有機発泡剤 0.1〜10重量部 (C) 有機過酸化物 0.01 〜10重量部 からなることを特徴とするスポンジ用シリコーンゴム組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、スポンジ用シリコーンゴ
ム組成物およびこれを用いたシリコーンゴムスポンジに
係わり、更に詳しくは、作業性および成形性が良好で、
長期間にわたって安定した発泡特性を維持することが可
能な極めて優れた貯蔵安定性を有するスポンジ用シリコ
ーンゴム組成物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景とその問題点】シリコーンゴムスポ
ンジは、耐熱性、耐候性、耐寒性、電気特性、難燃性、
断熱性などに優れ、これらの特性を生かして多くの用途
に使用されている。このシリコーンゴムスポンジは、基
本的にはシリコーンゴムベースポリマーに発泡剤と硬化
剤を配合した組成物を発泡剤の分解温度以上(一般的に
は150 〜400 ℃)に加熱し、発泡させて得られる。しか
しながら、これらのスポンジ用シリコーンゴム組成物は
経時的に発泡特性が変化するという問題をかかえてい
る。即ち、湿度や温度が変化することでスポンジ用シリ
コーンゴム組成物内の含水率が変化するため、例えば、
同一発泡条件であるにもかかわらず、梅雨時などの高湿
な時期においてはシリコーンゴム組成物の含水率が高く
なるため、100 ℃以上の発泡温度においてはこの水分が
気化するため、発泡倍率が高くなってしまうとともにセ
ルも粗くなり、逆に乾燥した季節には含水率の低下から
発泡倍率が低くなってしまう。このため、季節によって
発泡特性が変化するなどの問題があり、この改善が強く
望まれていた。
【0003】
【発明の目的】本発明は、この様な課題に対してなされ
たものである。すなわち、本発明はスポンジ用シリコー
ンゴム組成物およびこれを用いたシリコーンゴムスポン
ジに係わり、作業性および成形性が良好で、長期間にわ
たって安定した発泡特性を維持することが可能な極めて
優れた貯蔵安定性を有するスポンジ用シリコーンゴム組
成物を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の構成】本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭
意検討した結果、微粉末フュームドシリカを含有するポ
リオルガノシロキサンに対し、末端が水酸基またはアル
コキシ基で封鎖されたポリオルガノシロキサンと特定の
熱分解性触媒を併用配合し、これを触媒の分解温度以上
に加熱してなるシリコーンゴム組成物に、分解温度が10
0 ℃以上の発泡剤と硬化剤を配合してなるスポンジ用シ
リコーンゴム組成物が、作業性および成形性が良好で、
長期間にわたって安定した発泡特性を維持することが可
能な極めて優れた貯蔵安定性を有することを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0005】即ち本発明は、 (A)下記(a-1)〜(a-4)を含むシリコーンゴム組成物
を、(a-4)成分の分解温より低い温度で混合後、(a-4)
成分の分解温度以上に加熱処理してなるシリコーンゴム
組成物100 重量部 (a-1)平均単位式: RaSiO(4-a)/2 (式中、R は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
a は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示される平均重合
度4000〜20000 のポリオルガノシロキサン 100重量部 (a-2)平均単位式: R1 bSiO(4-b)/2 (式中、R1は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
b は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示され、末端が水
酸基またはアルコキシ基で封鎖された、重合度が6〜70
0 であるポリオルガノシロキサン 0.5〜20重量部 (a-3)微粉末フュームドシリカ5〜200 重量部 (a-4)平均単位式: M1O(R2 cSiO)zM2 (式中、M1はテトラアルキルアンモニウム基またはテト
ラアルキルホスホニウム基であり、M2はM1と同一もしく
は水素であり、R2は置換または非置換の一価の炭化水素
基を、c は1.98〜2.02の範囲の数を示し、z は1〜1000
の数である)で示される熱分解性触媒0.01〜5重量部 (B) 分解温度が100 ℃以上の有機発泡剤 0.1〜10重量部 (C) 有機過酸化物 0.01 〜10重量部 からなることを特徴とするスポンジ用シリコーンゴム組
成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明に使用する(A) 成分は、微粉末フュームド
シリカを含有するポリオルガノシロキサンに対し、末端
が水酸基またはアルコキシ基で封鎖されたポリオルガノ
シロキサンと特定の熱分解性触媒を併用配合し、これを
触媒の分解温度以上に加熱してなるシリコーンゴム組成
物である。
【0007】(a-1)成分の、 平均単位式: RaSiO(4-a)/2 (式中、R は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
a は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示されるポリオル
ガノシロキサンは、硬化性シリコーン組成物のベースポ
リマーとなるものであって、主として直鎖状のものが用
いられるが、その一部が分岐鎖状、三次元構造を形成し
ていてもよく、また単独重合体、共重合体またはそれら
の混合物であってもよい。このポリオルガノシロキサン
のケイ素原子に結合する置換または非置換の一価の炭化
水素基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基のようなアルキル基;ビニル基、アリル基、ブタジエ
ニル基のようなアルケニル基;フェニル基、キセニル
基、ナフチル基のようなアリール基;シクロヘキシル基
のようなシクロアルキル基;シクロヘキセニル基のよう
なシクロアルヤニル基;ベンジル基のようなアラルキル
基;トリル基、キシリル基のようなアルキルアリール基
等が例示される。これらのケイ素原子に結合する一価の
炭化水素基としては、主にメチル基が用いられるが、例
えばビニル基ならば機械的強度と架橋性の点から、有機
基の全数に対して0〜5%程度含有していてもよく、特
に0.05〜3%の範囲が好ましい。なお、ポリオルガノシ
ロキサンの分子鎖末端としては、水酸基、アルコキシ基
またはトリオルガノシリル基が例示され、トリオルガノ
シリル基がより好ましい。このトリオルガノシリル基と
しては、トリメチルシリル基、ジメチルビニルシリル
基、メチルフェニルビニルシリル基、メチルジフェニル
シリル基等が例示される。上記(a-1)成分の平均重合度
は、4000〜20000 の範囲であり、好ましくは6000〜1000
0 である。この重合度が小さすぎると十分な機械的強度
が得られにくく、逆に大きすぎると系への配合が困難に
なる。
【0008】本発明に使用する(a-2)成分は、 平均単位式: R1 bSiO(4-b)/2 (式中、R1は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
b は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示され、末端が水
酸基またはアルコキシ基で封鎖された、重合度が6〜70
0 、好ましくは10〜300 、より好ましくは15〜200 であ
るポリオルガノシロキサンであり、主として直鎖状のも
のが用いられるが、その一部が分岐鎖状、三次元構造を
形成していてもよい。このポリオルガノシロキサンに使
用される置換または非置換の一価炭化水素基としては、
例えばメチル基、エチル基、プロピル基のようなアルキ
ル基;ビニル基、アリル基、ブタジエニル基のようなア
ルケニル基;フェニル基、キセニル基、ナフチル基のよ
うなアリール基;シクロヘキシル基のようなシクロアル
キル基;シクロヘキセニル基のようなシクロアルヤニル
基;ベンジル基のようなアラルキル基;トリル基、キシ
リル基のようなアルキルアリール基等が例示されるが、
ベースポリマーとなる(a-1)成分のポリオルガノシロキ
サンとの馴染み性を考慮し、(a-1)成分で用いた一価の
炭化水素基と同様な基であることが望ましい。さらにポ
リオルガノシロキサンの分子鎖末端は、水酸基、アルコ
キシ基のいずれかである。また、(a-2)成分の分子量
は、高分子量になると処理剤としての効果が少なくな
り、低分子量すぎると得られるコンパウンドのロール作
業性が悪化するため、重合度を6〜700 、好ましくは10
〜300 、より好ましくは15〜200 の範囲とする。(a-2)
成分の配合量は、多すぎると得られるコンパウンドが粘
着質になり、少なすぎると本来の目的である発泡特性の
経時変化の抑制効果が得られなくなるため、(a-1)成分
100重量部に対して 0.5〜20重量部の範囲で使用され
る。
【0009】(a-3)成分の微粉末フュームドシリカは、
一般的にシリコーンゴムなどに配合されている公知のも
のでよい。これらフュームドシリカの好ましい粒径は20
μm以下である。これらのフュームドシリカは、表面処
理されていないもの、あるいは、オルガノシラン、オル
ガノクロロシラン、オルガノシロキサン、オルガノシラ
ザンなどで表面処理されていてもよい。湿式シリカは、
含水率が高く、(a-4)成分の触媒作用を低下させるため
好ましくない。この(a-3)成分の配合量は、多すぎると
発泡して得られるシリコーンゴムスポンジの機械的性質
が低下し、また、少なすぎても機械的性質が低下するた
め、(a-1)成分100 重量部に対して5〜200 重量部の範
囲で使用される。
【0010】本発明に使用する(a-4)成分は、 平均単位式: M1O(R2 cSiO)zM2 (式中、M1はテトラアルキルアンモニウム基またはテト
ラアルキルホスホニウム基であり、M2はM1と同一もしく
は水素であり、R2は置換または非置換の一価の炭化水素
基を、c は1.98〜2.02の範囲の数を示し、z は1〜1000
の数である)で示される熱分解性触媒である。(a-4)成
分は、重合度z が1〜1000の範囲のものが使用される
が、好ましくは5〜100 のものである。重合度z が1000
を越えると粘度が高くなり、取扱いが困難となり作業性
が低下する。この(a-4)成分は、テトラアルキルアンモ
ニウムハイドロキサイド、テトラアルキルホスホニウム
ハイドロキサイドとポリオルガノシロキサンとを公知の
方法で反応させることにより得られる。ここで、これら
ハイドロキサイドを本目的で使用することも考えられる
が、これらは通常、50重量%以下の水溶液として存在し
ており、このためシリコーンゴムコンパウンドへの分散
性が非常に悪くなり、目的とする混練時間の短縮が達成
されず、また、たとえ分散させたとしても触媒作用を低
下させる水を組成物中に含有させてしまうことから反応
のコントロールが難しく、シリコーンゴムコンパウンド
のまとまりがなくなり、ばらけてしまって製造不可能な
状況に陥ることもあり、安定した特性を得るのは非常に
難しい。尚、50重量%を越える水溶液は調製できず、こ
の場合はソリッド状となってしまい、これも分散させる
のが非常に困難となる。一方、本発明の(a-4)成分は、
シリコーンゴムコンパウンドへの分散性が非常に良く、
また水分を含まないため反応のコントロールが容易で、
簡単に短時間で本目的のシリコーンゴム組成物を得るこ
とが可能となる。尚、触媒の安定性の面からは、テトラ
アルキルアンモニウムシラノレートのほうが好ましい。
この(a-4)成分は、(a-2)成分の水酸基またはアルコキ
シ基と(a-3)成分上の水酸基とを縮重合させ、フィラー
処理を行なうと同時に、(a-2)成分同士の縮重合もおこ
し、さらに、(a-3)成分が有する微量な水分によりシリ
コーンゴム組成物の若干の平衡化も同時に促すと考えら
れる。これにより、本シリコーンゴム組成物内の残存水
酸基およびアルコキシ基は非常に少なく、かつ、(a-1)
成分と(a-3)成分のなじみが非常によくなり、作業性お
よび成形性が良好で、経時的な発泡特性の変化が少ない
貯蔵安定性に優れたシリコーンゴム組成物を得ることが
できる。(a-4)成分の配合量は、(a-1)成分100 重量部
に対して0.01〜5重量部が好ましく、0.01重量部より少
ないと反応が十分に進まず、5重量部より多いと触媒分
解物質の臭気が問題となる。また、(a-4)成分の分解温
度に特に限定はないが、安定性の面からは70℃以上が好
ましく、また、反応温度の面からは130 ℃以下が好まし
い。
【0011】(A) 成分のシリコーンゴム組成物は、(a-
1)高分子量ポリオルガノシロキサンと(a-2)末端が水酸
基またはアルコキシ基で封鎖された低粘度のポリオルガ
ノシロキサンと(a-3)フュームドシリカを配合したシリ
コーンゴム組成物に、前述した(a-4)熱分解性触媒を添
加し反応させるだけで得られる。(A) 成分のシリコーン
ゴム組成物の製造にあたっては、(a-1)〜(a-4) 成分を
一括混合してもよく、または、(a-1)〜(a-3) 成分を混
合した後に(a-4) 成分を添加してもよい。ただし、(a-
4) 成分は、その分解温度以下で添加する必要があり、
添加後は、分解温度以上にする必要がある。ただし、こ
こに示した製造工程は、通常のシリコーンゴム組成物の
製造方法に(a-4) 成分を加えただけのものであり、当業
者においては、特別に製造装置を導入したりすることな
く容易に製造することが可能である。
【0012】(B) 成分の有機発泡剤は、(A) 成分のシリ
コーンゴム組成物をスポンジ状に発泡させるためのもの
である。この有機発泡剤としては、従来よりシリコーン
ゴムスポンジの製造に使用されているものであればよ
く、アゾビスイソブチロニトリル、1,1'−アゾビス−1
−アセトキシ−1−フェニルエタン、アゾジカルボンア
ミド、ジアゾアミノベンゼンなどのアゾ系化合物、ジニ
トロソペンタメチレンテトラミン、N,N −ジメチル−N,
N −ジニトロソテレフタルアミドなどのニトロソ化合物
などが例示される。これらの化合物は分解温度以上の温
度に加熱されると分解してN2もしくはCO2 ガスを発生す
る。(B) 成分の有機発泡剤の配合量は、(A) 成分 100重
量部に対して 0.1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部
である。配合量が 0.1重量部未満ではスポンジが得られ
ず、また、10重量部を超えると得られるスポンジに変形
が起こりやすくスポンジの品質が悪化するおそれがあ
る。
【0013】(C) 成分の有過酸化物は加硫剤である。こ
の(C) 成分の有機過酸化物は、通常この種のシリコーン
ゴム組成物に用いられているものであればよく、ベンゾ
イルパーオキサイド、2,4 −ジクロロベンゾイルパーオ
キサイド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、ジク
ミルパーオキサイド、2,5 −ビス(t−ブチルパーオキ
シ)−2,5 −ジメチルヘキサン、2,5 −ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキシン、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシ
ジカーボネートなどが例示される。これらの有機過酸化
物は、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を混
合して使用してもよい。一般に、スポンジを製造するた
めに、スポンジの泡の大きさ、表面状態あるいは発泡倍
率を考慮して、複数種の有機過酸化物を併用することが
あるのはよく知られている。(C) 成分の有機過酸化物の
配合量は、(A) 成分100 重量部に対して 0.01 〜10重量
部、好ましくは0.1 〜5重量部である。配合量が 0.01
重量部未満では加硫が困難になり、また10重量部を超え
ると耐熱性などの特性が低下する。
【0014】本発明に用いるスポンジ用シリコーンゴム
組成物には、以上の成分の他に本発明による効果を阻害
しない範囲で半補強性ないし非補強性の充填剤を配合す
ることができる。この半補強性ないし非補強性の充填剤
としては、粉砕シリカ・ケイソウ土・金属炭酸塩・クレ
ー・タルク・マイカ・酸化チタンなどをあげることがで
きる。また、シリコーンゴム組成物に従来から用いられ
ている耐熱添加剤、難燃剤、酸化防止剤、加工助剤など
も配合することができる。さらに、カーボン・フェライ
ト粉末などを配合し、高周波誘電加熱により成形も可能
である。
【0015】
【発明の効果】本発明で得られたスポンジ用シリコーン
ゴム組成物は、作業性および成形性が良好で、作業性お
よび成形性が良好で、長期間にわたって安定した発泡特
性を維持することが可能な極めて優れた貯蔵安定性を有
し、常に安定した特性のシリコーンゴムスポンジを得る
ことが可能となる。そして、得られたシリコーンゴムス
ポンジは、これらの優れた特性により、使用温度範囲の
広いガスケット、断熱材、クッション材、シール材など
として非常に有用である。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例について説明するが、本
発明は、下記実施例に制限されるものではない。また、
例中における部は、重量部を表す。 実施例1 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がシラノール基で閉鎖され、重合度が50である
ポリジオルガノシロキサン5部、フュームドシリカ(AE
ROSIL 130)45部をニーダーミキサーで均一になるまで混
練し、テトラメチルアンモニウムシラノレート(z =2
0) 0.2部を添加し混練した。このときの温度は、60℃
であった。この後 130℃×30分間加熱処理してシリコー
ンゴム組成物を得た。得られたシリコーンゴム組成物
(A-1)の可塑度は 270であり、ベタツキもなく、作業性
は良好であった。この(A-1)100 重量部に対し、有機発
泡剤としてアゾビスイソブチロニトリル(分解温度103
℃)を1.8 部、有機過酸化物としてパラメチルベンゾイ
ルパーオキサイド0.5 部とジクミルパーオキサイド0.8
部を配合し、シリコーンゴムコンパウンドを得た。上記
シリコーンゴムコンパウンドを毎分5mで連続押出しを
行い、外径18mmφのダイを取り付けた押出機に供給し、
比重0.39の微細なセルの中空のスポンジチュープを得
た。この断面形状を確認したところ、ほぼ丸い形状であ
り、押出した時の形状が保持されていた。
【0017】実施例2 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がシラノール基で閉鎖され、重合度が50である
ポリジオルガノシロキサン2部、末端がトリメチルシリ
ル基で閉鎖され、重合度が20であるポリジオルガノシロ
キサン2部、表面処理フュームドシリカ(AEROSIL R-97
4)50部をニーダーミキサーで均一になるまで混練し、テ
トラメチルアンモニウムシラノレート(z =25) 0.3部
を添加し混練した。このときの温度は、70℃であった。
この後 150℃×30分間、加熱処理してシリコーンゴム組
成物を得た。得られたシリコーンゴム組成物(A-2)の可
塑度は 310であり、ベタツキもなく、作業性は良好であ
った。この(A-2)100 重量部に対し、有機発泡剤として
1,1'−アゾビス−1−アセトキシ−1−フェニルエタン
(分解温度106 ℃)を3.5 部、有機過酸化物としてパラ
メチルベンゾイルパーオキサイド0.6 部とジクミルパー
オキサイド0.8 部を配合し、シリコーンゴムコンパウン
ドを得た。次に実施例1と同様に連続押出しを行い、比
重0.38の微細なセルの中空のスポンジチュープを得た。
この断面形状を確認したところ、ほぼ丸い形状であり、
押出した時の形状が保持されていた。
【0018】比較例1 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がトリメチルシリル基で閉鎖され、重合度が50
であるポリジオルガノシロキサン5部、フュームドシリ
カ(AEROSIL 130)45部をニーダーミキサーで均一になる
まで混練し、この後 150℃×30分間加熱処理してシリコ
ーンゴム組成物を得た。得られたシリコーンゴム組成物
(A'-1) の可塑度は 260であり、ベタツキが少し感じら
れた。次いで、実施例1と同様に(A'-1) に対し有機発
泡剤及び有機過酸化物を加えてシリコーンゴムコンパウ
ンドを得て、連続押出しを行い、比重0.40の微細なセル
の中空のスポンジチュープを得た。この断面形状を確認
したところ、ほぼ丸い形状であり、押出した時の形状が
保持されていた。
【0019】比較例2 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がトリメチルシリル基で閉鎖され、重合度が50
であるポリジオルガノシロキサン5部、フュームドシリ
カ(AEROSIL 130)45部をニーダーミキサーで均一になる
まで混練し、ヘキサメチルジシラザン2部を添加し混練
した。このときの温度は、50℃であった。この後 150℃
×3時間加熱処理してシリコーンゴム組成物を得た。得
られたシリコーンゴム組成物(A'-2) の可塑度は 210で
あり、かなりベタツキがあり、ロール作業性はかなり悪
いものであった。次いで、実施例1と同様に(A'-2) に
対し有機発泡剤及び有機過酸化物を加えてシリコーンゴ
ムコンパウンドを得て、連続押出しを行い、比重0.38の
微細なセルの中空のスポンジチュープを得た。この断面
形状を確認したところ、楕円状であり、押出した時の形
状は全く保持されていなかった。
【0020】次に、実施例1〜2、比較例1〜2のシリ
コーンゴムコンパウンドを25℃、湿度90%の条件下に1
週間放置した後、実施例1と同様に押出し成形を行い、
スポンジ比重およびセルを評価した。結果を表1に示
す。
【0021】
【表1】
【0022】表1の結果からも明らかなように、実施例
1〜2は比重の変化が少なく、最初に押出し成形したも
のにかなり近い状態であったのに対し、比較例1〜2は
比重の変化が大きく、セルも粗くなっていた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記(a-1)〜(a-4)を含むシリコーン
    ゴム組成物を、(a-4)成分の分解温度より低い温度で混
    合後、(a-4)成分の分解温度以上に加熱処理してなるシ
    リコーンゴム組成物100 重量部 (a-1)平均単位式: RaSiO(4-a)/2 (式中、R は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
    a は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示される平均重合
    度4000〜20000 のポリオルガノシロキサン 100重量部 (a-2)平均単位式: R1 bSiO(4-b)/2 (式中、R1は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
    b は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示され、末端が水
    酸基またはアルコキシ基で封鎖された、重合度が6〜70
    0 であるポリオルガノシロキサン 0.5〜20重量部 (a-3)微粉末フュームドシリカ5〜200 重量部 (a-4)平均単位式: M1O(R2 cSiO)zM2 (式中、M1はテトラアルキルアンモニウム基またはテト
    ラアルキルホスホニウム基であり、M2はM1と同一もしく
    は水素であり、R2は置換または非置換の一価の炭化水素
    基を、c は1.98〜2.02の範囲の数を示し、z は1〜1000
    の数である)で示される熱分解性触媒0.01〜5重量部 (B) 分解温度が100 ℃以上の有機発泡剤 0.1〜10重量部 (C) 有機過酸化物 0.01 〜10重量部 からなることを特徴とするスポンジ用シリコーンゴム組
    成物。
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