JPH02276095A - 不揮発性半導体メモリ装置 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置

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JPH02276095A
JPH02276095A JP1336671A JP33667189A JPH02276095A JP H02276095 A JPH02276095 A JP H02276095A JP 1336671 A JP1336671 A JP 1336671A JP 33667189 A JP33667189 A JP 33667189A JP H02276095 A JPH02276095 A JP H02276095A
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gate
erase
transistor
source
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正 宮川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、不揮発性半導体メモリ装置に関するもので
、特に制御ゲート電極とソース領域のパターンが平行に
形成され、月つこれらのバタンと交差して消去ゲート電
極のパターンが形成されたメモリセルを持つEEPRO
Mに係わる。
(従来の技術) 電気的にデータの書込み及び消去が可能な不揮発性半導
体メモリ装置として、EEFROMが広く知られている
。このEEPROMは、通常、第1層目のポリシリコン
層からなる浮遊ゲート電極と、第2層目のポリシリコン
層からなる消去ゲート電極と、第3層目のポリシリコン
層からなる制御ゲート電極との3層の積層ケート構造を
持つたメモリセルトランジスタから構成されている。
この種のメモリ装置にあっては、メモリセルトランジス
タのサイズを縮小するために、制御ゲート電極とソース
領域のパターンが平行に形成され、消去ゲート電極のパ
ターンはメモリセルトランジスタのチャネル長方向、す
なわち上記パターンと交差する方向に沿って形成される
。上記EEPROMの構造については、例えばU、S、
P。
4.466.081に記載されている。
上述した構成のEEPROMでは、制御ゲート電極及び
ソース領域と、消去ゲート電極とが交差する部分が形成
されることは避けがたいことである。ここで問題となる
のは、ソース領域と消去ゲト電極とが交差する部分にあ
る。メモリセルの記憶データを消去する時、周知の如く
、消去ゲート電極に印加する電圧を上げて浮遊ゲート電
極内に蓄積されている電子を、浮遊ゲート電極と消去ゲ
ート電極との間に介在される薄い酸化膜のトンネル効果
を利用して、消去ゲート電極に引抜く。
このため、消去時には、消去ゲート電極に高い電圧が印
加される。一方、この消去ゲート電極と交差するソース
領域には常に接地電位、例えばOVが印加された状態に
ある。よって、例えば消去ゲト電極に印加される電圧を
20Vとすると、消去ゲート電極とソース領域の交差部
分に20Vもの高い電位差が印加され、これらの間に介
在される酸化膜が薄い(例えば厚さを300人程度とす
る)と、この酸化膜には約6.7MV/cmもの高い電
界が加わる。このため、上記酸化膜の絶縁破壊が起り易
くなり、メモリ装置の信頼性か低下する。
そこで、上記交差部分において、消去モード時に生じる
高い電位差によって生ずる問題の対策として、従来は消
去ゲート電極とソース領域との交差部分の間に介在され
る酸化膜を厚く形成することが行なわれている。消去ゲ
ート電極とソース領域との間の酸化膜の厚さを例えば厚
さ2000人程度とすると、この酸化膜に印加される電
界は約I M V / c mに低減され、酸化膜の絶
縁破壊が起り難くなる。
しかしながら、上記交差部分に選択的に厚い酸化膜を形
成する際にいくつかの問題点が生ずる。
交差部分にのみ厚い酸化膜を形成するためには、全面に
厚い酸化膜を形成した後、交差部分以外の領域の厚い酸
化膜を除去することが通常行なわれる。上記厚い酸化膜
を例えばCVD法を用いて形成する場合、半導体基板上
とフィールド酸化膜上とでは酸化膜の成長速度が異なる
ため、酸化膜はソース領域上には厚く形成されるが、フ
ィールド酸化膜上ては薄くなる。このような膜厚が不均
一な酸化膜を選択的にエツチングして除去し、交差部分
にのみ残存させる場合、膜厚が薄い部分の下に存在する
フィールド酸化膜がエツチングされて膜厚が薄くなる。
このため、素子分離領域であるフィールド酸化膜の厚さ
が薄くなってしまうことから、素子間リーク発生の恐れ
が高くなり、メモリセルの信頼性が低下する。また、フ
ィールド酸化膜のバーズビーク部分における膜厚はもと
もと薄いため、上記エツチングの際に基板表面が露出さ
れてえぐれ部分が形成される。この基板のえぐれ部分に
より、後の工程で形成される浮遊ゲート電極の幅か広が
り、設計通りのトランジスタ特性を得ることが困難にな
る。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の不揮発性半導体メモリ装置では
、ソース領域と消去ゲート電極とが交差する部分の酸化
膜に高い電界が加わり、この酸化膜の絶縁破壊が起り易
くなり、メモリ装置の信頼性が低下する欠点がある。こ
の問題を解決するために、従来は消去ゲート電極とソー
ス領域との交差部分の間に介在される酸化膜を厚く形成
することが行なわれている。しかしながら、厚い酸化膜
を形成してこの酸化膜を選択的にエツチングして除去し
、交差部分にのみ残存させる場合、膜厚が薄い部分の下
に存在するフィールド酸化膜がエツチングされて膜厚が
薄くなる。このため、素子分離領域であるフィールド酸
化膜の厚さが薄くなってしまうことから、素子間リーク
発生の恐れが高くなり、メモリセルの信頼性が低下する
という新たな問題を生ずる。また、フィールド酸化膜の
バーズビーク部分における膜厚はもともと薄いため、上
記エツチングの際に基板表面が露出されてえぐれ部分が
形成され、このえぐれ部分により、後の工程で形成され
るゲート電極の幅が広がり、設計通りのトランジスタ特
性を得ることが困難になる。
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、信頼性の高い不揮発性半導体
メモリ装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、消去ゲート電極とソース
領域とが交差する部分に厚い酸化膜形成することなく、
この交差部分の絶縁破壊耐圧を高めることができる不揮
発性半導体メモリ装置を提供することである。
この発明の更に他の目的は、フィールド酸化膜がエツチ
ングされることにより生ずる素子間のリークやメモリセ
ルトランジスタの特性の変動を抑制できる不揮発性半導
体メモリ装置を提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) すなわち、この発明においては、上記の目的を達成する
ために、半導体基板内のソース領域およびドレイン領域
と半導体基板上の浮遊ゲート、消去ゲート、制御ゲート
の三層構造ゲート電極とを有するセルトランジスタを用
いた電気的消去・再書込み可能な不揮発性半導体メモリ
セルが行列状に配列されてなるセルアレイを有する不揮
発性半導体メモリ装置において、消去時に、消去ゲート
に高電位を供給する消去回路と、セルソース電位を所定
電位に設定するソース電位発生回路とを設けている。
(作用) 上記のような構成の不揮発性半導体メモリ装置にあって
は、消去モード時に、上記ソース電位発生回路によって
ソース領域に所定のバイアス電圧が印加され、消去ゲー
トとソース領域との電位差が低減される。よって、消去
モード時に、消去ゲートとソース領域との交差部分の酸
化膜に印加される電界が低くなるので、上記酸化膜の絶
縁破壊が起こり難くなり不揮発性半導体メモリ装置の信
頼性が向上される。
また、消去ゲート電極とソース領域とが交差する部分の
酸化膜に印加される電界が小さくなるので、この酸化膜
の膜厚は薄くても良い。従って、消去ゲート電極とソー
ス領域とが交差する部分に厚い酸化膜形成することなく
、この交差部分の絶縁破壊耐圧を高めることができる不
揮発性半導体メモリ装置が提供される。
更に、消去ゲートとソース領域とが交差する部分に厚い
酸化膜を形成する必要がないので、厚い酸化膜を形成し
て選択的にエツチングする際に生ずるフィールド酸化膜
の膜厚の減少による素子間のリークや、バーズビーク部
分のエツチングにより生ずる基板表面のえぐれ部分の形
成によるメモリセルトランジスタの特性の変動を抑制で
きる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は、この発明の第1の実施例に係イ)る不揮発性
半導体メモリ装置を示すもので、メモリセルアレイとそ
の周辺回路の概略構成を示す回路図である。
メモリセルアレイMCAは、浮遊ゲート、制御ゲート及
び消去ゲートの積層ゲート構造を持ったメモリセルトラ
ンジスタMCJI〜MCmnがm行×n列のマトリック
ス状に配置されて形成される。
上記セルトランジスタM C11〜MCmnの各制御ゲ
トにはそれぞれ、ワード線WLI〜W L mが行毎に
接続される。これらのワード線WLI〜W L toは
、ロウデコーダRDにより選択される。
上記セルトランジスタMCLI〜M Ctanの各ドレ
インにはそれぞれ、データ線(ビット線)DLI〜DL
nが列毎に接続される。これらのデータ線DL1〜DL
nには、トランスファゲートトランジスタCTL〜CT
 nの電流通路の一端が接続され、トランジスタCTL
〜CT nの電流通路の他端には、センスアンプSAが
接続される。上記トランスファゲートトランジスタCT
I〜CTnの各々のゲートには、カラムデコーダCDの
出力端が接続される。上記ロウデコーダRD及びカラム
デコーダCDで選択されたセルトランジスタMCjj 
(i = 1〜m、  j = 1−n)の記憶データ
は、トランスフアゲ−)CTjがオンすることにより、
データ線DLJを介してセンスアンプSAに供給され、
このセンスアンプSAで増幅される。
上記セルトランジスタMCII−MCmnの各消去ゲー
トは、−括して消去線ELに接続され、この消去線EL
には消去回路ECの出力信号HEが供給される。また、
上記セルトランジスタMCII〜MCmnの各ソースは
一括してソース線SLに接続され、このソース線SLに
はソース電位発生回路VGの出力信号VSが供給される
。上記消去回路EC及びソース電位発生回路VGには消
去信号ERが供給され、これらの回路の動作が制御され
る。上記消去信号ERは、消去モードでは“H”レベル
、データの読み出しモード及び書き込みモードには″L
″レベルとなる。上記ソース電位発生回路VGは、デー
タ読み出しモード、書き込みモード、及び消去モードに
おける各メモリセルトランジスタMCII−MCI口の
ソースの電位を決定]4 する。
上記ソース電位発生回路VGは、Pチャネル型のMOS
トランジスタ11..15.25とNチャネル型のMO
Sトランジスタ12.16.17.19〜21,24.
26〜28とから構成されている。消去信号ERは、P
チャネル型のMOSトランジスタIIとNチャネル型の
MO3I−ランジスタ12とから成るCMOSインバー
タ13の入力ノードに供給される。このCMOSインバ
ータ13の出力ノードNA(!:Pチャネル型MOSト
ランジスタ15のゲートとの間には、Nチャネル型MO
SトランジスタL6.17のソース、ドレイン間の電流
通路が直列接続される。上記MOSトランジスタ16の
ゲートには電源VCCが接続され、上記MOSトランジ
スタ17のゲートには高圧電源Vl)I)が接続される
。上記MO5)ランジスタ1617は、高圧電源Vl)
l)からの高電圧の印加時にCMOSインバータ13を
構成するMO8I−ランジスタ11.+2のドレインと
半導体基板とのPN接合部かブレークダウンするのを防
止するための電位差緩和回路18として働く。上記MO
3)ランジス夕15のソースには高圧電源Vppが接続
され、ドレインと接地点VS2間にはNチャネル型MO
8I−ランジスタj9〜21のドレイン、ソース間の電
流通路が直列接続される。上記MO3I−ランジスタ1
9のゲートには高圧電源Vl)pが接続され、上記MO
Sトランジスタ20のゲートには電源Vccが接続され
る。また、上記MOSトランジスタ21のゲートには、
上記MOSトランジスタ15のゲートが共通接続される
。上記MOSトランジスタL9,20は、上記MOSト
ランジスタ1B、L7と同様にMOSトランジスタ21
のドレインと半導体基板間のPN接合部がブレークダウ
ンするのを防止するための電位差緩和回路22を構成し
ている。上記MOSトランジスタ15.19〜21は、
基本的にはインバータ23を構成しており、このインバ
ータ23の出力ノードNBにはNチャネル’42M05
)ランジスタ24のゲートが接続される。また、上記M
OSトランジスタ15のゲートと高圧電源Vl)り間に
はPチャネル型MOSトランジスタ25の電流通路が接
続され、このMOSトランジスタ25のゲートには出カ
ッードロ NBが接続される。このように上記MO8)ランジスタ
15のドレインとMOSトランジスタ25のゲト、及び
上記MOSトランジスタ25のドレインとMOSトラン
ジスタ15のゲートがそれぞれ相互に接続されることに
より、MO3I−ランジスタ15のドレイン電位がMO
Sトランジスタ25のゲートにフィードバックされ、出
力ノードNBのレベルが完全にvppレベルあるいはO
Vになるように構成されている。上記MOSトランジス
タ24のドレインには高圧電源Vppが接続され、ソー
スと接地点VS2間にはNチャネル型MO8I−ランジ
スタ26〜28のドレイン、ソース間の電流通路が直列
接続される。上記MOSトランジスタ26のゲートには
高圧電源Vl)pが接続され、上記MO8I−ランジス
タ27のゲートには電源VCCが接続される。上記MO
Sトランジスタ28のゲートには、上記CMOSインバ
ータ13の出力ノードNAが接続される。上記MOSト
ランジスタ26.27は、MOSトランジスタ28を保
護するための電位差緩和回路29を構成している。上記
MOS)ランジスタ24゜26〜28は、基本的にはイ
ンバータ30を構成しており、このインバータ30の出
力ノードNCにはソース線SLが接続される。
次に、上記第1図に示された回路の動作を第2図を参照
しつつ説明する。第2図は、上記第1図に示したソース
電位発生回路VGが含まれたメモリ装置のデータ読み出
しモード、書き込みモード、及び消去モードにおける高
圧電源v pp、ソース電位発生回路VGの出力信号V
S5ノードNA。
NB、ワード線WL、データ線DL、消去回路ECの出
力信号HE、及び消去信号ERの各電位を示している。
データ読み出しモードには、高圧電源Vl)I)として
5Vが供給される。選択されたメモリセルトランジスタ
MC1j(i=1〜m、j−1〜n)には、カラムデコ
ーダCDにより選択されたデータ線DLjを介してドレ
インに2V、ロウデコーダRDにより選択されたワード
線W L iを介して制御ゲートに5Vが供給される。
消去信号ERは“L”レベル(−〇v)であり、各メモ
リセルトランジスタMCI]〜MCmnの消去ゲートに
は、消去回路ECから消去線ELを介してOV(接地電
位)の信号HEが与えられる。ソース電位発生回路VG
は、上記消去信号ERの“L″レベルより、CMOSイ
ンバータ13の出力が“H” レベル(−5V)となり
、MOSトランジスタ15.21のゲートにV cQ 
−V THl、6”なる電位が印加される。
ここで、VTR1Gは、MOSトランジスタ16の閾値
電圧である。これにより、MC8+−ランジスタ21が
オン状態となってノードNBの電位が低下し、MOSト
ランジスタ25のゲートにフィードバックがかかる。こ
れによって、MC3+−ランジスタ25がオン状態とな
り、MOSトランジスタ15のゲト電位がVppレベル
となり、MOSトランジスタ15が完全にオフして、ノ
ードNBがOvとなる。
上記ノードNBのOVにより、MOSトランジスタ24
はオフ状態となる。更に、CMOSインバータ13の出
力ノードNAが5Vであることから、MOSトランジス
タ28がオン状態となり、インバタ29の出力信号、す
なわちソース電位発生回路VGの出力信号VSのレベル
はOVとなる。従って、ソース線SLの電位はOVとな
り、データ読み出しモードにおける各メモリセルトラン
ジスタMCII〜MCmnのソース電位はOVとなる。
データ書き込みモード時には、高圧電源Vppの電圧と
して12Vが印加される。選択されたメモリセルトラン
ジスタにMC1jには、カラムデコダCDにより選択さ
れたデータ線DLjを介してドレインに8V、ロウデコ
ーダRDにより選択されたワード線W L iを介して
制御ゲートに12Vが供給される。各メモリセルトラン
ジスタMCII〜MCmnの消去ゲートには、消去回路
ECから消去線ELを介して5■の信号HEが与えられ
る。
消去信号ERは“L“レベルのままであるので、ソース
電位発生回路VGは読み出しモード時と同様に始めはM
OSトランジスタ15.21のゲートに“Vcc−Vr
lIlB“なる電圧が印加される。MOSトランジスタ
15は、ソースにvpp−12vが印加されているため
に完全にカットオフせず、MOSトランジスタ21もオ
ン状態であるため、出カッ−ドNBの電位はMOSトラ
ンジスタ15の導通抵抗とMC8+−ランジスタI9〜
21の導通抵抗の和との比で決定される電位(“L″レ
ベルとなる。上記ノードNBの“L” レベルによりM
C8+−ランジスタ25がオン状態となり、フィードバ
ックかかかってMC3)ランジスタ15のゲート電位が
Vpp−12Vとなり、このトランジスタ15が完全に
カットオフ状態となる。よって、ノードNBはOVとな
り、MC5)ランジスタ24がオフ状態となる。
ノードNAは読み出し時と同様に5Vであるので、トラ
ンジスタ28がオン状態となり、出力信号VSの電位は
OVとなる。従って、データ書き込みモードにおける各
メモリセルトランジスタM C11〜M Cmnのソー
ス電位はOVとなる。
データ消去モードでは、高圧電源Vl)I)として12
Vが供給される。本実施例では、メモリセルアレイMC
Aの全てのビット(全てのメモリセルトランジスタMC
LI〜MC+nn)が−括して消去されるタイプである
ので、ロウデコーダRD及びカラムデコーダCDの出力
に基づいて、全てのメモリセルトランジスタM C11
〜MCmnの制御ゲート、及びドレインがOV(接地電
位)に設定される。
各消去ゲートには、消去回路ECから消去線ELを介し
て20Vの消去信号HEが供給される。上記20Vの消
去信号HEの電圧は、例えば上記高圧電源Vl)I)の
電圧を図示しない昇圧回路で昇圧することにより生成さ
れる。一方、消去信号ERが”H″レベルなることによ
り、ソース電位発生回路VGでは、CMOSインバータ
13の出力ノードNAが“L“レベルとなり、MOSト
ランジスタ15がオン状態、21がオフ状態となる。よ
って、インバータ23の出力ノードNBは、Vppレベ
ル、すなわち12Vとなる。この時、ノードNBにゲト
が接続されたMC5)ランジスタ25はオフ状態である
。また、MOSトランジスタ24はオン状態、28はオ
フ状態となる。従って、ソース電位発生回路VGの出力
信号vSは、V I)I)  V TM01”(ここで
、V T1424は、MOSトランジスタ24の閾値電
圧)となる。上記MC3I−ランジスタ24は、ドレイ
ン及びゲートに高電圧が印加されているため、基板のバ
イアスが深い状態で動作するので、MO3I−ランジス
タ24の閾値電圧Vア、124を2vとすると、“Vl
)I)  VTH24= 10 V” (!: す7)
。従ッて、全てのメモリセルトランジスタMC11〜M
CmnのソースにIOVが印加される。
これによって、各メモリセルトランジスタM C11〜
MCmnにおいて、消去モード時に、消去ゲート(20
V)とソース領域(IOV)間に印加される電位差は“
20V−10V−10V”となる。このように消去ゲー
トとソース領域との間に印加される電位差を低減するこ
とにより、これらの間に介在される酸化膜の厚さが、例
えば300人の場合でも、この酸化膜にかかる電界は3
.3MV/cm程度にまで低減される。従って、消去ゲ
ートとソース領域との間には、耐圧を上げるための厚い
酸化膜は不要となる。上記消去ゲトとソース領域との間
の酸化膜としては、メモリセルトランジスタの第1のゲ
ート酸化膜(チャネル領域と浮遊ゲート間に形成される
酸化膜)の形成工程において、ソース領域上に成長する
酸化膜(例えば、上記第1ゲート酸化膜の膜厚が300
人の時、不純物濃度が高いソース領域としてのn+拡散
層上には500人程鹿の膜厚の酸化膜が形成される)と
、第2ゲート酸化膜(浮遊ゲートと消去ゲート間に形成
される酸化膜)の形成時に上記第1ゲート酸化膜上に成
長する酸化膜(はとんど成長しない)だけの約500人
の酸化膜上に消去ゲートを配線するだけで充分な耐圧が
得られる。従って、消去ゲートとソース領域との間の酸
化膜の膜厚を厚くすることなく、この部分の絶縁膜の絶
縁破壊耐圧を向上でき不揮発性半導体メモリ装置の信頼
性を高めることができる。
また、消去ゲートとソース領域との間に厚い酸化膜を選
択的に形成する際のエツチングする工程により生ずるフ
ィールド酸化膜の膜厚の大幅な目減りや、バーズビーク
部分のエツチングによる基板表面のえぐれ部分の形成等
はない。これによって、フィールド酸化膜がエツチング
されることに起因して生ずる素子間のリークやメモリセ
ルトランジスタの特性の変動を抑制できる。更に、ソー
スミ位発生回路VGから出力される信号Vsの電位は、
CMOSインバータ13の出力ノードNAの充電能力を
変えることにより、ノードNAの電圧レベルの立ち上が
りの傾斜を制御でき、メモリセルトランジスタで必要と
する特性に合わせて放電速度を調整することができる。
ところで、上記第1図に示された回路を集積回路化する
ためにパターン形成する場合、制御ゲート電極とソース
領域のパターンを平行に形成し、且つこれらのパターン
と交差させて消去ゲート電極のパターンを形成する。こ
の際、ソース配線を拡散層で形成し、この拡散層からな
るソース配線にソース電位を印加すると、ソース電位発
生回路VGから遠いメモリセルトランジスタのソース電
位は、比較的抵抗値が高い拡散抵抗の存在により電位の
設定が難しくなる。そこで、ソース領域上に絶縁層を介
してアルミニウムからなるソース配線を形成し、上記絶
縁層にコンタクトホールを形成して各ソース領域と上記
ソース配線とを接続することにより、ソース配線の抵抗
値を低減させることができる。上記ソース配線としては
、各ドレインを接続している第1層目のアルミニウム配
線層上に絶縁膜を介して形成された第2層目のアルミニ
ウム配線が用いられる。この第2層目のアルミニウム配
線のパターンは、上記第1層目のアルミニウム配線のパ
ターンと交差する方向に形成される。これによって、ソ
ース配線の抵抗値が下がり、ソース電位を所定の電位に
正しく設定することが可能となる。
第3図は、この発明の第2の実施例に係わる不揮発性半
導体メモリ装置について説明するためのブロック図であ
る。上記第1の実施例ではメモリセルアレイMCA中の
全てのビットを一括して消去するタイプを示したのに対
し、この第2の実施例ではメモリセルアレイMCAを複
数(k個)のブロックに分割し、各メモリセルに記憶さ
れたデータをブロック単位で消去するようにしている。
各々のメモリセルブロックBMC−1〜BMC−kには
それぞれ対応して、ソース電位発生回路VG−1〜VG
−k及び消去回路EC−1〜EC−kが設けられる。上
記各メモリセルブロックBMC−1〜BMC−に中には
、図示しないメモリセルトランジスタがマトリックス状
に配置されており、これらのメモリセルトランジスタの
消去ゲートには消去線SLI〜S L kが各ブロック
毎に一括して接続されている。これらの消去線SLI〜
SLkはそれぞれ各々のブロックBMC−1〜BMC−
に間で独立しており、ソース電位発生回路VG−1〜V
 C−1cの出力VS1〜VSkが供給される。上記消
去回路EC−1〜EC−kにはブロック消去デコーダ回
路BEDが接続され、この回路BEDの出力でメモリセ
ルブロックBMC−1〜BMC−にの中から消去が行な
われるメモリセルブロックが選択される。このブロック
単位での消去を行う場合、消去を行なうプロ、ツクのソ
ース線SLh (h=1〜k)の電位、すなわちソース
電位発生回路VGhの出力信号VShのみをIOV程度
まで上昇させ、消去を行なわないブロックのソース線の
電位はOVに設定される。消去を行なわないブロックに
は、消去ゲトにOVが印加されており、且つソース線の
電位もOVとなるので消去を行なわないブロックへ加わ
るストレスは最小限に抑制される。
なお、上記ソース電位発生回路VGは上記第1図に示さ
れた回路構成に限られるものではなく、種々の変形が可
能である。例えば、上記実施例ではソース電位発生回路
VG中の電位差緩和回路18.22.29としてエンハ
ンスメントタイプのMOSトランジスタ16.17,1
9,20.28.27を用いたが、第4図に示されるよ
うにデイブレーションタイプのMo3I−ランジスタ1
6D、170.19D、20D、26D、27Dで構成
しても良い。第4図に示されるような構成であっても実
質的には上記第1図に示されたソース電位発生回路VG
と同様な動作を行ない同じ効果が得られる。
第5図は、上記ソース電位発生回路VGの更に他の構成
例を示している。上記第1図に示された回路にあっては
、MOSトランジスタ28をCMOSインバータ13の
出力で導通制御していたのに対し、第5図に示される回
路では、Mo8)ラングスタ28は、入力ノードがノー
ドNBに接続されたインバータ31の出力で導通制御さ
れる。また、電位差緩和回路22.29を構成するMO
Sトランジスタ1.9,20.26.27としてデイブ
レーション型のMOSトランジスタ19D、20D、2
6D、27Dが設けられている。上記インバータ31は
、Pチャネル型MOSトランジスタ32、デイプレッシ
ョン型MOSトランジスタ33D、34D 、及びNチ
ャネル型MOSトランジスタ35とから構成されている
。上記Mo8I−ランジスタ32のソースには高圧電源
Vppが、ゲートにはノードNBがそれぞれ接続される
。MOSトランジスタ32のドレインと接地点VS2間
には、MOSトランジスタ33D、34D、35の電流
通路が直列接続される。上記MOSトランジスタ33D
、34DはMo8)ランジスタ35を保護するための電
位差緩和回路36を構成しており、Mo8Lランジスタ
330のゲートには高圧電源Vppが、34Dのゲート
には電源VCCがそれぞれ接続される。
上記MOSトランジスタ35のゲートには、上記ノドN
Bが接続される。そして、上記インバータ3Iの出力ノ
ードNDであるMo5I−ランジスタ32と33Dとの
接続点には、上記Mo8I−ランジスタ28のゲートが
接続される。
次に、上記第5図に示された回路の動作を説明する。デ
ータの読み出しモード及び書き込みモードにあっては、
消去信号ERはL” レベル(= OV)であり、CM
OSインバータ13の出力ノードNAは“H” レベル
となる。この“H” レベルが、トランスファゲートで
あるMoSトランジスタ[,17の電流通路を介してM
o5)ランジスタ15.21のゲートに伝達され、MO
Sトランジスタ15がオフ状態、21がオン状態となる
。よって、ノードNBが接地電位OVとなり、インバー
タ31の出力は“H”レベルとなる。これによって、ノ
ードNDの電位は5vとなり、Mo8)ランジスタ28
がオン状態となる。一方、ノードNBの電位はOVであ
るので、MOSトランジスタ24がオフ状態となり、出
力信号vSはOVになる。従って、メモリセルトランジ
スタMCII〜MCmnのソース電位もOVとなる。
消去モード時には、消去信号ERが“H”レベル(= 
5 V)となり、ノードNAは“L” レベル(=OV
) 、ノードNBは”H”レベル(=12V)、及びノ
ードNDは“L”レベル(= OV)となり、MOSト
ランジスタ24はオン状態、28はオフ状態となる。従
って、ソース電位発生回路VGの出力信号VSとしては
、高圧電源VpI)の電圧である12VからMOSトラ
ンジスタ24の閾値電圧V。o24分低下した電位とな
る。MOSトランジスタ24の閾値電圧VTI+24を
2■とすると、“]、]2V、−2V−IQVが各メモ
リセルトランジスタMCII〜MCmnソースに供給さ
れ、消去ゲトとソース領域との間の電位差が緩和される
上記第5図に示された回路の特徴は、ノードNDに12
Vの電圧を印加するようにした点にある。通常、データ
“ONの書込み時には、ホットエレクトロンを発生させ
、浮遊ゲートに電子を注入する。この際、メモリセルト
ランジスタのドレイン、ソース間に数mAの書き込み電
流が流れる。
従って、例えば出力が8ビツト構成であるメモリ装置で
は、最大数10mAの電流が流れる。この数10mAの
電流をMo3)ランジスタ28で駆動するためには、M
oSトランジスタ28には大きな電流駆動能力、換言す
れば大きなパターン面積が必要となる。例えば、MOS
トランジスタ28のゲト電位が5Vの場合、MOSトラ
ンジスタ28のチャネル長が3μmであるとすると、チ
ャネル幅は約10001.tmも必要である。このため
、MOSトランジスタ28は、パターンレイアウト上か
なり大きな面積を占めてしまう。上記第5図に示された
回路では、Mo3I−ランジスタ28のゲート電圧■G
が12Vであるので、このMo8I−ランジスタ28は
3極管動作しており、トランジスタ28の閾値電圧VT
I+28を例えば1■とすると、同じ電流(数10mA
)流すために必要なMOSトランジスタ28のチャネル
幅は、 となる。従って、MOSトランジスタ28のチャネル幅
は、360μmとなり、チップ占有面積の増加を抑制す
ることができる。
第6図に、上述した第5図の回路における各動作モード
と高圧電源v pp、ソース電位発生回路VGの出力信
号VS、ノードND、NB、ワード線WL、データ線D
L、消去回路ECの出力信号HE、及び消去信号ERの
各電位との関係を一括して示す。
第7図は、ソース電位発生回路VGの別の構成例を示し
ている。この回路は、上記第1図に示された回路におけ
るMOS)ランジスタ24,213〜28を削除し、ノ
ードNBの電位を回路VGの出力信号VSとして用いる
ようにしたものである。この回路は、ソース電位発生回
路VGの出力電位をMOSトランジスタ24の閾値電圧
771124分たけ低下させなくても良い場合、すなわ
ちソース線SLに高圧電源Vl)l)の電圧がそのまま
印加可能(12Vが印加可能)なメモリセルトランジス
タに対して適用される。
上記第7図に示される回路において、データの読み出し
、書き込み、及び消去の各モードにおける各メモリセル
トランジスタM C11〜MCmnの制御ゲート、ドレ
イン、消去ゲートに供給される電位は、上記第1図に示
された回路と同様であり、消去モードにおけるソース線
SLの電位のみが異なる。第8図に各動作モードでの高
圧電源v pp。
回路VGの出力信号VS1ワード線WL、データ線DL
、消去回路ECの出力信号HE、及び消去信号ERの各
電位を一括して示す。
上記第7図に示された回路構成では、消去モードにおけ
る消去ゲートとソース領域との電位差は“20V−12
V=8V″となる。例えば両者の間に介在される酸化膜
の厚さが300人であるとすると、加わる電界は約2゜
7 M V / c mとなり、酸化膜の絶縁破壊を更
に起こり難くでき、よりメモリ装置の信頼性を向上でき
る。
第9図は、上述した各ソース電位発生回路VGよりも放
電特性を改善したもので、上記第1図に示されたソース
電位発生回路VGの出力ノードに放電特性制御回路37
が設けられている。この放電特性制御回路37は、CM
OSインバータ13の出力で制御される。すなわち、C
MOSインバータ13の出力ノードNAには、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ38とNチャネルFMOSトラ
ンジスタ39とからなるCMOSインバータ4oの入力
ノードが接続される。このCMOSインバータ4oの出
力ノードには、Pチャネル型MO3I−ランジスタ41
とNチャネル型MOSトランジスタ42とからなるCM
OSインバータ43の人力ノードが接続される。
上記CMOSインバータ4oの出力ノードと接地点VS
2間には、キャパシタ44が接続される。上記CMOS
インバータ43の出力ノードには、Pチャネル型MO5
)ランジスタ45とNチャネル型MOS)ランジスタ4
6とからなるCMOSインバータ47の入力ノードが接
続される。上記CMOSインバータ43の出力ノードと
接地点VS2間には、キャパシタ48が接続される。上
記CM’OSインバータ47の出力ノードには、Pチャ
ネル型MOSトランジスタ49及びNチャネル型MOS
)ランジス、夕50のゲートが接続される。上記CMO
Sインバ一夕47の出力ノードと接地点VS2間には、
キャパシタ51が接続される。上記MO5)ランジスタ
49のソースと電源V2C間には、Pチャネル型MOS
トランジスタ52のドレイン、ソース間の電流通路が接
続される。このMOSトランジスタ52のゲートには、
消去信号ERが供給される。上記MOSトランジスタ4
9.50のドレインは共通接続され、MOSl−ランジ
スタ50のソースには接地点Vssが接続される。上記
MOSトランジスタ49.50のドレイン共通接続点(
ノードNE)と接地点Vss間には、Nチャネル型MO
S)ランジスタ53のドレイン、ソース間の電流通路が
接続される。このMOS)ランジスタ53のゲートには
、消去信号ERが供給される。ソース電位発生回路VG
の出力ノード、換言すればMOS)ランジスタ24.2
Bのドレイン共通接続点(ノードNC’)と接地点VS
2間には、Nチャネル型MOSトランジスタ54〜5G
の電流通路か直列接続される。上記MOSトランジスタ
54のゲートには高圧電源Vl)pが、55のゲートに
は電源VCCがそれぞれ接続される。上記MOSトラン
ジスタ54.55は、MOS)ランジスタ56を保護す
るための電位差緩和回路57を構成している。上記MO
3I−ランジスタ56のゲートには、上記ノードNEが
接続される。上記MOSトランジスタ49,50.52
は、消去信号ERで動作が制御されるインバータ58を
構成している。インバータ58は、消去信号ERが“L
”レベルのときアクティブ状態(インバータ動作を行な
い)、“H“レベルのときノンアクティブ状態となる。
上記各インバータ40,48,47,58 、及びキャ
パシタ44.48.51は、消去信号ERが“H”レベ
ルから“L“レベルへの変化時のノードNAの電位の立
ち上がりを遅らせるための遅延回路59を構成している
。これによって、MOSトランジスタ56のオフ状態が
らオン状態への変化が遅らされる。一方、消去信号ER
が“L“レベルから”H” レベルへ変化する時には、
MOS)ランジスタ52がオフ状態、53がオン状態と
なることにより、ノードNEの電位が高速に“L″レベ
ルなり、MOS)ランジスタ56は急速にオフ状態とな
る。
第10図には、上記第9図に示された回路における消去
信号ER,ノードNA、NEの電位、信号VS、及び出
力信号HEの各タイミングチャートが示されている。
上記第9図に示される回路においては、MOSトランジ
スタ28と56との間で電流駆動能力(放電能力)に差
をつけている。具体的には、MOSトランジスタ56の
電流駆動能力をMOSトランジスタ28よりも大きく設
定している。また、出力信号VSの電位が、信号HEの
電位の変化に対応して変化するように設定されている。
これは、消去ゲトの電位(=信号HEの電位)と、ソー
ス領域との間で電位の立ち上がり及び立ち下がりにアン
バランスが生じると、消去ゲートとソース領域との間の
酸化膜に印加される電界を緩和する効果が半減してしま
うからである。例えば消去動作の開始時、消去信号ER
が立ち上がると同時に、信号HEの電位と信号VSの電
位が立ち上がるが、信号VSの電位が立ち上がる前に信
号HEの電位が立ち上がってしまうと、信号VSの電位
が立ち上かる前の期間には消去ゲートとソース領域間に
介在される酸化膜に高い電界が加わってしまう。
方、消去動作の終了時に、消去信号ERが立ち下がると
同時に信号HEの電位及び信号VSの電位が立ち下がる
。しかしながら、信号HEの電位が下がる前に、信号V
Sの電位が急激に下がると、酸化膜には信号HEの電位
が低下するまでの期間に高電界が加わり、信号VSの電
位を各メモリセルトランジスタのソース領域に印加した
効果か薄れてしまう。よって、信号VSの立ち上がりは
信号HEの立ち−Lがりよりも早く、且つ立ち下がりは
信号HEの立ち下がりよりも遅くする必要がある。信号
VSの立ち上がりについては、特に問題を生じない。な
ぜなら、信号HEはメモリセルトランジスタMCの全ビ
ットの消去ケートを充電するので、大きな容量を充電す
るために立ぢ上がりが遅れ、しかも図示しない昇圧回路
を用いて比較的ゆっくり充電するため更に立ち上がりが
遅れるためである。これに対し、信号VSの電位の立ち
下がりは、信号HEの立ち下がりより遅らせ、且つ遅過
ぎなくするために、電流駆動能力がやや小さいMo8)
ランジスタ28(例えばチャネル長が3μmの時、チャ
ネル幅は200μm)と電流駆動能力が大きいMO3I
−ランジスタ5B(例えばチャネル長3μmの時、チャ
ネル幅は1000μm)とを用いて所定の時間差をもっ
て2段階に放電させることにより行なう。まず、Mo8
)ランジスタ28が先にオンして出力ノードを徐々に放
電し、遅延回路59による遅延時間経過後にMOSトラ
ンジスタ56がオンして出力ノードの放電を加速する。
このようにすれば、信号VSの電位は信号HEの電位よ
りも遅れて徐々に低下し始め、信号HEの電位が低下し
てから立ち下がりが遅れ過ぎることなく放電することが
できる。
なお、上記遅延回路59は、インバータの駆動能力や数
、及びキャパシタの容量値や数、寄生抵抗、寄生容量等
を適切に選択あるいは調節して必要とする遅延特性を得
ることができる。
第9図に示された構成のソース電位発生回路VCによれ
ば、消去信号ERの変化時においても、消去ゲートとソ
ース領域との間に介在される酸化膜に、高電界が印加さ
れることを常に防止できる。
従って、消去信号の過渡状態であっても確実な動作が期
待でき、信頼性をより向上できる。
第11図乃至第13図はそれぞれ、上記第1図にボされ
たソース電位発生回路VGの更に別の構成例を示してい
る。
まず、第11図に示されたソース電位発生回路VGの構
成について説明する。消去信号ERは、Pチャネル型M
OSトランジスタ70(!:Nチャネル型MOSトラン
ジスタ71とからなるCMOSインバータ72の入力ノ
ード、Nチャネル型MOSトランジスタ73のゲート、
Pチャネル型MO3)ランジスタフ4とNチャネル型M
OSトランジスタ75とからなるCMOSインバータ7
6の入力ノード、Pチャネル型MOSトランジスタ77
とNチャネル型MOSトランジスタ78とからなるCM
OSインバータ79の入力ノード、及びNチャネル型M
OSトランジスタ80のゲートにそれぞれ供給される。
上記CMOSインバータ72の出力ノードにはNチャネ
ル型MOSトランジスタ81のゲートが接続される。こ
のMOS)ランジスタ81のソースは接地点VSSに接
続され、ドレインと高圧電源vpp間にはデイプレッシ
ョン型のMo8)ランジスタ82゜Pチャネル型MO8
+−ランジスタ83の電流通路が直列接続される。上記
MO3)ランジスタフ3のソースは接地点VSSに接続
され、ドレインと高圧電源VpI)間にはデイプレッシ
ョン型のMOS)ランジメタ84.Pチヤネル型MOS
トランジスタ85の電流通路が直列接続される。上記M
OSトランジスタ82.84のゲートにはそれぞれ電源
vccが接続される。上記Mo8I−ランジスタ83の
ゲートにはMOS)ランジスタ84と85の共通接続点
(ノードNG)が接続され、上記MO8)ランジスタ8
5のゲートにはMOSトランジスタ82と83の共通接
続点(ノードNF)が接続される。上記ノードNGには
、Pチャネル型MOSトランジスタ86のゲートが接続
される。このMOSトランジスタ86のソースと高圧電
源VpI)間には、ゲートが高圧電源Vl)l)に接続
されたNチャネル型MOSトランジス夕87のソース、
ドレイン間の電流通路が接続される。また、上記MO3
)ランジスタ86のドレインと接地点Vss間には、ゲ
ートが上記CMOSインバータ7Gの出力ノードNHに
接続されたNチャネル型MO3I−ランジスタ88のド
レイン、ソース間の電流通路が接続される。上記CMO
Sインバータ79の出力ノードには、遅延回路89の入
力端が接続される。この遅延回路89は、4つのCMO
Sインバータ90〜93と3つのキャパシタ94〜9G
とから成る。すなわち、CMOSインバータ79の出力
ノードには、Pチャネル型MOSトランジスタ97とN
チャネル型MOS)ランジスタ98とからなるCMOS
インバータ90の入力ノードが接続される。
上記CMOSインバータ90の出力ノードには、Pチャ
ネル型MOSトランジスタ99とNチャネル型MO3I
−ランジスタ100とからなるCMOSインバータ91
の入力ノードが接続される。また、上記CMOSインバ
ータ90の出力ノードと接地点Vss間には、キャパシ
タ94が接続される。上記CMOSインバータ91の出
力ノードには、Pチャネル型MO3+−ランジスタ10
1とNチャネル型MOSトランジスタ102とからなる
CMOSインバータ92の入力ノードが接続される。上
記CMOSインバータ91の出力ノードと接地点VS2
間には、キャパシタ95が接続される。上記CMOSイ
ンバータ92の出力ノードには、Pチャネル型MOSト
ランジスタ103とNチャネル型MOSトランジスタ1
04とからなるCMOSインバータ93の入力ノードが
接続される。上記CMOSインバータ92の出力ノード
と接地点Vss間には、キャパシタ96が接続される。
上記CMOSインバータ93の出力ノードNIには、上
記MOSトランジスタ80のドレイン及びNチャネル型
MOS)ランジスタ105のゲートが接続される。上記
MOSトランジスタ80のソースは接地点VSSに接続
されており、上記MO3)ランジスタ105のドレイン
 ソース間の電流通路は、上記MO3)ランジスタ86
と88との共通接続点(ノードNJ)と接地点Vss間
に接続される。そして、上記ノードNJから出力信号V
Sが出力される。
上記第11図に示された回路において、MOSトランジ
スタ86は出力ノードNJの充電用であり、MOS)ラ
ンジスタ88と105は出力ノードNJの放電用である
。充電用MOSトランジスタ86は、MOS)ランジス
タフ0.7+、73.81〜85からなり、ノードNG
を消去信号EHのレベルに基づいて高圧電源Vl)I)
の電位と接地点VSSの電位(OV)とに切り換える切
換回路106の出力でオン/オフ制御される。上記放電
用MOSトランジスタ88の電流駆動能力は小さく、上
記放電用MO5)ランジスタ105の電流駆動能力は大
きく設計されている。
上記電流駆動能力の小さいMOSトランジスタ88は、
CMOSインバータ76の出力信号で高速にオン/オフ
制御される。上記電流駆動能力の大きいMOS)ランジ
スタ105は、消去信号ERの”L”レベルから“H“
レベルへの立ち上がり時には、MOSトランジスタ80
がオンすることにより高速にオフされ、“H”レベルか
ら“L″レベルの立ち下がり時には、遅延回路89の存
在により所定の遅延時間を持ってゆっ(りとオンされる
次に、上記第11図に示された回路の動作を詳しく説明
する。消去モードにおいて、消去信号ERが“H″レベ
ルなると、切換回路106の出力ノードNGが“L“レ
ベル(接地電位)となり、MOSトランジスタ86はオ
ン状態となる。
CMOSインバータ76の出力ノードNHは“L″レベ
ルなるので、MOS)ランジスタ88はオフ状態となる
。また、MOS)ランジスタ80がオンすることにより
、MOSトランジスタ105はオフ状態となる。これに
よって、出力ノードNJは、高圧電源VIIpからMO
Sトランジスタ87.86の電流通路を介して充電され
る。上記出力ノードNJの電位、換言すれば出力信号V
Sの電位は、高圧電源VI)I)の電位からNチャネル
型MO3I−ランジスタ87の閾値電圧V、1.87分
低下して” V 1)I)  V T1187“となる
なお、上記MO8)ランジスタ87として閾値電圧が0
■付近にあるイントリンシックタイプを用いたり、この
MOSトランジスタ87を省略すれば、高圧電源■pp
のレベルをほぼそのまま出力できる。
また、MOSトランジスタ86のソースと高圧電源Vp
p間に、ゲートとドレインとが接続された複数(X個)
のMOS)ランジスタの電流通路を直列接続して設けれ
ば、出力信号VSの電位を“V pp−x V 、、″
の値に設定可能である。
消去が終了し、消去信号ERが“L“レベルとなると、
ノードNGが“H″レベル V pp)となり、MOS
)ランジスタ86はオフ状態となる。
CMOSインバータ76の出力は“H”レベルとなり、
MOSトランジスタ88がオンしてノードNJの放電が
開始される。この際、MOSトランジスタ88の電流駆
動能力は小さいので、ノードNJは徐々に放電される。
MOSトランジスタ8oがオフ状態となるので、ノード
Nlの電位は遅延回路89による遅延時間の経過後に“
H”レベルとなる。
これによって、MOSトランジスタ105がオン状態と
なり、ノードNJは電流駆動能力の大きいMOSトラン
ジスタ】05によって放電される。
上記のような構成によれば、ノードNJの放電の初期に
は電流駆動能力の小さなMOSトランジスタ88によっ
て徐々に放電が行われ、遅延回路89の遅延時間経過後
にはMOSトランジスタ88に加えて電流駆動能力の大
きなMO8I−ランジスタ105によって急速に放電さ
れる。これによって、消去ゲートの電位か充分に放電さ
れる前にソース線SLの電位が低下して、消去ゲートと
ソース領域との間に介在される絶縁膜に高電界が加わる
のを確実に防止できる。更に、トランジスタ88と10
5とが時間差を持ってオンし、放電が行われるので、ノ
ードNJの放電時におけるピーク電流も抑制できる。一
方、ノードNJの充電、換言すればソース線SLの充電
は、高速に行なわれ、消去ゲートに供給される信号HE
の立ち上がりよりも早く設定されている。
なお、上記第11図に示された回路では、遅延回路89
として4つのCMOSインバータ90〜93と3つのキ
ャパシタ94〜96を設けたが、この構成に限らず種々
の構成の遅延回路を用いることができるのは言うまでも
ない。
第12図は、上記第11図に示された回路におけるMO
5I−ランジスタ105の制御方法を変えたものである
。上記第11図に示された回路では消去信号ERを遅延
した信号でMOS)ランジスタ105をオンさせていた
のに対し、ノードNJの電位の低下を検出してMOSト
ランジスタ105をオンさせるようにしている。すなわ
ち、MOSトランジスタ105は、消去信号ERとノー
ドNJの電位とのNORをとってMOSトランジスタ1
05をオンさせている。消去信号ERは、Pチャネル型
MOSトランジスタ107及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ108のゲートに供給される。上記MOSトラ
ンジスタ107,108のドレインは共通接続され、M
OSトランジスタ107のソースと電源vce間にはP
チャネル型MOSトランジスタ128のドレイン、ソー
ス間の電流通路が接続される。
上記MOSトランジスタ108のソースには接地点が接
続される。上記MO3I−ランジスタ107,108の
ドレイン共通接続点(ノードNK)と接地点Vss間に
は、Nチャネル型MOSトランジスタ109のドレイン
、ソース間の電流通路が接続され4つ る。MOS)ランジスタ128,109のゲートには、
ノードNJが接続される。上記ノードNKには、Pチャ
ネル型MO8!−ランジスタ110とNチャネル型MO
Sトランジスタ111とからなるCMOSインバータ1
12の入力ノードが接続される。このCMOSインバー
タ112の出力ノードには、CMOSインバータ79の
入力ノードが接続される。
上記のような構成において、消去モードにおけるノード
NJの充電動作は上記第11図に示された回路と同様で
ある。消去モードが終了して消去信号ERが“L”レベ
ルとなると、切換回路106の出力ノードNGが“H″
レベル V I)II)レベル)となり、MOSトラン
ジスタ86はオフ状態となる。
一方、CMOSインバータ76の出力ノードNHが“H
” レベルとなり、MOSトランジスタ88がオンして
ノードNJの電位が低下し始める。ノードNJの電位が
高いときには、MOSトランジスタ128がオフ状態、
109がオン状態となっているので、ノードNKは“L
”レベルとなる。従って、CMOSインバータ112の
出力ノードは“H”しベルとなり、MOS)ランジスタ
8oがオン状態となる。よって、ノードNlは“L“レ
ベルとなり、MOS)ランジスタ105はオフ状態とな
っている。
上記MO5)ランジスタ88のオンによりノードNJの
電位が徐々に低下し、IV程度となると、MOSトラン
ジスタ12gがオンし、109がオフする。消去信号E
Rが“L”レベルであることがら、MOS)ランジスタ
107がオン、108がオフし、ノードNKが“H″レ
ベルなる。これによって、CMOSインバータ112の
出力ノードは“L“レベルとなり、MOS)ランジスタ
8oはオフ状態となる。遅延回路89による遅延時間経
過後ノードNIが“H” レベルとなり、MOSトラン
ジスタ1o5がオンしてノードNJの放電が加速される
このような構成によれば、MO3I−ランジスタ105
による放電をノードNJの電位に基づいて制御するので
、遅延回路89を構成するMosトランジスタ97〜1
04の閾値電圧の製造ばらつきなどによる素子パラメー
タ変動の影響を受けることなくMOSトランジスタ1o
・5にょるノードNJの放電を制御できる。
第13図は、上記第12図に示された回路におけるノー
ドNJの放電特性をさらに改良したものである。すなわ
ち、出力ノードNJと接地点Vss間にNチャネル型M
OS)ランジスタ113のドレイン、ソース間の電流通
路を接続し、このMOSトランジスタ113のゲートを
CMOSインバータ79の出力ノードNLに接続してい
る。上記MOSトランジスタ113の電流駆動能力は、
上記MOSトランジスタ88の電流駆動能力とMOSト
ランジスタ105の電流駆動能力の中間に設定される。
上記のような構成において、消去モードにおけるノード
NJの充電動作、及び消去モードが終了してMO8I−
ランジスタ88がオンし、ノードNJの放電が開始され
るまでの動作は上記第12図に示された回路と同様であ
る。MOSトランジスタ88がオンしてノードNJの電
位が低下し始め、この電位か1V程度となると、MOS
)ランジスタ128がオンし、109かオフする。消去
信号ERが“L” レベルであることから、MOSトラ
ンジス夕107がオン、108がオフし、ノードNKが
“H”し′ベルとなる。これによって、CMOSインバ
ータ112の出力ノードは“L”レベルとなり、MOS
)ランジスタ8oはオフ状態となる。上記CMOSイン
バータ112の出力ノードが“L”レベルとなることに
より、CMOSインバータ79の出力ノードNLが“H
”レベルとなると、MOSトランジスタ月3がオン状態
となる。これによって、ノードNJの放電が加速される
。更に、遅延回路89による遅延時間経過後ノードNI
が“H”レベルとなると、MOSトランジスタ1.05
がオンしてノードNJの放電が更に加速される。
上記のような構成では、MOSトランジスタ88がオン
してノードNJの放電が開始され、MOSトランジスタ
105がオンしてこの放電が加速されるまでの間にMO
Sトランジスタ113がオン状態となってノードNJの
放電が行なわれる。従って、第13図に示される回路構
成では、ノードNJは、3つのMOSトランジスタ88
,113.LO5によって、所定の時間差で且つ加速さ
れながら放電される。
第13図に示される構成は、大容量のメモリ装置(特に
IMbit以上)に好適なものである。
なぜなら、例えばIMbitのメモリ容量では、メモリ
セルのソースの容量が400〜500pFに増大し、第
12図に示されたように2段階でノドNJを放電しても
放電時のピーク電流は数10mAとなる。第13図に示
される回路構成であれば、容量が数100pFでもピー
ク電流は数mA程度となり、ピーク電流を抑えてより確
実な動作を行なうことができる。
第14図乃至第16図はそれぞれ、この発明の第10乃
至第12の実施例に係わる不揮発性半導体メモリ装置に
ついて説明するための回路図である。第17図は、上記
第14図乃至第16図に示された回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。上記各実施例では、
ソース電位発生回路VGを消去信号ERで制御していた
のに対し、これらの実施例ではソース電位発生回路VG
を消去回路ECの出力信号HEで制御している。
すなわち、第14図に示される回路では、ソース電位発
生回路VGの入力ノードには、信号HEの電位の変化を
検知するための消去ゲート電位検知回路EVDが設けら
れる。この検知回路EVDは、Pチャネル型MOS)ラ
ンジスタロ2,63とNチャネル型MOSトランジスタ
60,61.84とから構成されている。消去回路EC
から出力される信号HEは、ゲートに高圧電源Vl)I
)が接続されたMOSトランジスタ60の電流通路の一
端に供給される。このMOSトランジスタ60の電流通
路の他端には、ソースが接地点VSS接続されたMOS
トランジスタ61のゲートが接続される。上記MOSト
ランジスタ60は、MOSトランジスタ61のゲートに
高電圧が印加されて絶縁破壊を起さないために設けられ
た電界緩和用である。上記MO3)ランジスタロ1のド
レインと電源V2C間には、MOSトランジスタ62の
ドレイン、ソース間の電流通路が接続され、このMOS
トランジスタ62のゲートには接地点VSSが接続され
る。上記MO3I−ランジスタB1.62のドレイン共
通接続点には、MOSトランジスタ63.64からなる
CMOSインバータ65の人カノードが接続され、この
インバータ65の出力ノードには上記ソース電位発生回
路VGの入力ノードが接続される。
上記のような構成において、信号HEの電位の変化の検
知は、MOS)ランジスタロ1と62とで構成されるイ
ンバータG6のレシオで決まり、MOSトランジスタ6
1のゲート電位が8〜IOVの時、次段のCMOSイン
バータ65が動作するように設定されている。このイン
バータ65の出力で、ソース電位発生回路VGの動作が
制御される。すなわち、消去動作開始時に消去信号ER
が“H”レベルになる(時刻10)と、消去回路EC及
び図示しない昇圧回路が動作し、信号HEの電位がゆっ
くりと立ち上がる。この信号HEの電位が8〜IOV程
度に上昇すると、ソース電位検知回路EVDが消去モー
ドとなったことを検知し、時刻t1にソース電位発生回
路VGが動作して、信号VSをIOVまで上昇させる。
消去動作の終了時には、消去信号ERが“L″レベルな
り(時刻t2)、信号HEの電位が徐々に低下する。信
号HEの電位が8〜IOV以下になると、ソース電位検
知回路EVDによって消去電位が下がったことが検知さ
れ、時点t3にソース電位発生回路VGが動作してその
出力信号VSがOVに設定される。このようにして、ソ
ース電位発生回路VGを消去回路ECの出力信号HEの
電位に基づいて制御することができる。
第15図は、上記消去ゲート電位検知回路EVDの他の
構成例を示している。この回路は、上記第14図に示さ
れた回路におけるインバータ66を高圧電源vppで動
作するインバータに変えたものである。すなわち、MO
S)ランジスタロ2のソースには高圧電源Vl)l)が
、ゲートには接地点VSSがそれぞれ接続される。上記
MO8)ランジスタロ2のドレインと接地点Vss間に
は、Nチャネル型MOSトランジスタ67、01のドレ
イン、ソース間の電流通路が直列接続される。上記MO
Sトランジスタ67のゲートには高圧電源Vppが、6
1のゲートにはMOSトランジスタ60の電流通路の他
端が接続される。上記MO5I−ランジスタG2,67
のドレイン共通接続点には、CMOSインバータ65の
入力ノードが接続される。上記MOSトランジスタ67
は、MOSトランジスタ61のドレインに高電圧が印加
されたときにドレイン領域と半導体基板との間のPN接
合部がブレークダウンするのを防止するための電界緩和
用である。このMOSトランジスタ67には、デイブレ
ーションタイプを用いても良い。
上記第15図に示されたような構成であっても基本的に
は上記第14図に示された回路と同様な動作が行なわれ
、同じ効果が得られる。
第16図は、上記消去ゲート電位検知回路EVDの更に
他の構成例を示している。この回路は、上記第14図に
示された回路におけるMOSトランジスタ61と62と
の間の電流通路に、消去信号ERで導通制御されるMO
S)ランジスタロ8の電流通路を挿入したものである。
CMOSインバータ65の入力ノードは、上記MO8)
ランジスタロ2と68のドレイン共通接続点に接続され
る。
上記第16図に示される回路は、消去信号ERと信号H
Eとの論理和を取ってソース電位発生回路VGを動作さ
せるようにしたものである。信号HEが8〜IOV以上
で且つ消去信号ERが“H”レベルのときにのみ回路V
Gが動作する。これによって、データの読み出しモード
と書き込みモード時における検知回路EVDの誤動作が
防止される。特にデータ書き込みモード時に信号HEの
電位を5Vに設定した時に検知回路EVDが誤動作する
と、信号vSがovてはなく、1.0 Vに設定される
ので、正しい書き込み動作ができなくなるが、第16図
に示される回路構成ではこのような誤動作が防止される
上記第16図の回路では、MOS)ランジスタロ2のソ
ースを電源Vccに接続したが、第15図に示された回
路と同様に高圧電源V’l)りに接続しても良い。
なお、上記第14図乃至第16図に示されたソース電位
発生回路VGとしては、上記第1図、第4図、第5図、
第7図、第9図、及び第11図乃至第13図に示された
、いずれのソース電位発生回路VGでも適用可能である
。また、上記各実施例では電界緩和用のMOSトランジ
スタ60としてエンハンスメントタイプか用いられてい
るがデイブレーションタイプを用いても良い。
第18図は、この発明の第13の実施例に係わる不揮発
性半導体メモリ装置について説明するための回路図であ
る。第18図に示される回路は、基本的には上記第3図
に示された回路と同様にメモリセルアレイMCAをに個
のメモリセルブロックBMC−1〜BMC−kに分割し
ている。上記第3図に示された回路では上記各メモリセ
ルブロックBMC−1〜BMC−kに対応して消去回路
EC−1〜EC−k及びソース電位発生回路VG−1〜
VG−kを設けたのに対し、第18図に示される回路で
は上記各メモリセルブロックBMC−1〜BMC−kに
対応して消去回路EC−1〜EC−kを設け、ソース電
位発生回路VGは各メモリセルブロックBMC−1〜B
 M C−kで共用している。
すなわち、メモリセルブロックBMC−1〜BMC−に
は、複数のワード線を単位としてメモリセルアレイMC
Aがkgに分割されて形成される。各々のメモリセルブ
ロックBMC−1〜BMC−kには、各対応して消去回
路EC−1〜EC−kが設けられ、これらの回路EC−
1〜EC−kがブロック消去デコーダ回路BEDにより
選択されることによりブロック単位の消去及び全ブロッ
クの一括消去が行なわれる。また、上記各メモリセルブ
ロックBMC−1〜BMC−kには各対応してメモリセ
ルトランジスタMCの消去ゲートの電位を検知するため
の消去ゲート電位検知回路EV−1〜EV−kが設けら
れている。これらの回路EV−1〜EV−kには、共通
パスラインCBLが接続され、この共通パスラインCB
Lにはバイアス回路EBCから所定のバイアス電圧が印
加される。上記パスラインCBLにはインバータ114
の入力ノードが接続され、このインバータ114の出力
ノードにはソース電位発生回路VGの第1の制御入力端
が接続される。上記回路VGの第2の制御入力端には消
去信号ERが供給されており、その出力信号VSはメモ
リセルブロックBMC−1〜BMC−に中の各メモリセ
ルトランジスタMCのソースに供給される。
第19図は、上記第18図に示された回路における消去
ゲート電位検知回路EV−1及びバイアス回路EBCの
構成例を示している。なお、消去ゲート電位検知回路E
V−1の構成を代表的に詳細に示すが、回路EV−2〜
EV−にも回路EV−1と同じ構成である。消去ゲート
電位検知回路EVは、デイブレーション型のMOSトラ
ンジスタ115,118とNチャネル型のMO3I−ラ
ンジスタ117を含んで構成される。上記MOS)ラン
ジスタロ5の電流通路の一端にはメモリセルブロワ28
MC−1中の消去線ELが接続され、ゲートには高圧電
源vppが接続される。上記MOSトランジスタ116
の電流通路の一端には上記MOSトランジスタ+15の
電流通路の他端が接続され、ゲートには電源VCCが接
続される。上記MO5I−ランジスタ117のソースに
は接地点VSSが、ドレインには共通パスラインCBL
が、ゲートには上記MO3I−ランジスタ]16の電流
通路の他端がそれぞれ接続される。
上記バイアス回路EBCは、Pチャネル型MO5)ラン
ジスタ118から構成される。上記MO3I−ランジス
タ]18のソースには電源VCCが、トレインには上記
共通パスラインCBLが、ゲトには接地点VSSがそれ
ぞれ接続される。このMOS)ランジスタ常時オン状態
に設定されている。
第20図には、上記第18図に示された回路におけるソ
ース電位発生回路VGの構成例が示されている。この回
路VGは、消去信号ERと消去ゲート電位検知回路EV
−1〜E V−にの検出出力に基づくインバータ114
の出力信号SHEにより制御される。基本的な回路構成
は上記第13図に示された回路と同様であるので同一構
成部分には同じ符号を付して詳細な説明は省略し、異な
る部分のみ説明する。消去信号ERは、Pチャネル型M
O3)ランジスタ119及びNチャネル型MOSトラン
ジスタ120のゲートに供給される。上記MOSトラン
ジスタ119のソースには電源VCCが接続され、ドレ
インと接地点VSS間には上記MOSトランジスタ12
0のドレイン、ソース間の電流通路及びNチャネル型M
O3I−ランジスタ121のドレイン、ソース間の電流
通路が直列接続される。上記MOSトランジスタ119
と120のドレイン共通接続点と電源Vce間には、P
チャネル型MO3+−ランジスタ122のドレイン、ソ
ース間の電流通路が接続される。上記MOSトランジス
タ121.122及びCMOSインバータ76の入力ノ
ードには、上記信号SHEが供給される。また、上記M
O8)ランジスタ119と120のドレイン共通接続点
には、Pチャネル型MOSトランジスタ123及びNチ
ャネル型MOSトランジスタ124とからなるCMOS
インバータ125の入力ノードが接続される。このCM
OSインバータ125の出力ノードには、CMOSイン
バータ72の入力ノード及びMO8I−ランジスタフ3
のゲートが接続される。
次に、上記第18図乃至第20図に示された回路の動作
を説明する。消去モード時には、ブロワり消去デコーダ
回路BEDによって選択された消去回路EC−h (h
=1〜k)の出力が“H”レベルとなる。これによって
、対応するメモリセルブロックBMC−h中の各メモリ
セルトランジスタMCの消去ゲートに、昇圧回路の出力
信号HEが供給される。この電位が消去ゲート電位検知
回路EV−hにより検知されると共通パスラインCBL
の電位が低下する。すなわち、信号HEの電位は、検知
回路EV−h中のMOSトランジスタ115,116の
電流通路を介してMOS)ランジスタ117のゲートに
供給される。これによって、MOS)ランジスタ117
がオン状態となり、共通パスラインCBLの電位が低下
する。上記共通パスラインCBLの電位がインバータ1
14の回路閾値(例えば2V)よりも低下すると、イン
バータ114の出力信号SHEが“Hルベルとなり、回
路VGが動作を開始する。
第20図に示されたソース電位発生回路VGは、以下の
ような動作を行なう。まず、データの読み出しあるいは
書き込みモード時には、消去信号ER及びインバータ1
14の出力信号SHEが共に″L″レベルである。この
状態では、MOSトランジスタ121がオフ状態、12
2がオン状態となり、CMOSインバータ125の入力
ノードが“H“レベルとなる。よって、このCMOSイ
ンバータ125の出力ノードは“L”レベル、ノードN
Gはvppレベルとなる。一方、CMOSインバータ7
6の出力ノードNHは“H“レベルとなる。よって、M
O3I−ランジスタ86がオフ状態、88がオン状態と
なり、出力ノードNJは接地電位Vssとなる。
この状態では、MOSトランジスタ128がオン状態、
+09かオフ状態となり、消去信号ERの“L″レベル
よりノードNKは″H″レベルである。
従って、ノードNL、NIが“H“レベルであり、MO
S)ランジスタ113,105もオン状態である。
消去モードにおいて消去信号ERが“H”レベルとなり
、インバータ114の出力信号SHEがまだ”L″レベ
ルあると、MOSトランジスタ121がオフ状態、MO
Sトランジスタ122がオン状態となるので、CMOS
インバータ125の出力が“L“レベルとなる。また、
信号SHEの“L“レベルによりCMOSインバータ7
6の出力ノードNHが“H” レベルとなる。従って、
消去信号ERと信号SHEが共に“L″レベル同じ状態
となり、出力ノードNJの接地電位VSSが維持される
次に、消去ゲート電位検知回路EV−hによってメモリ
セルフ0フ28 トランジスタMCの消去デー1−電位が」二昇したこと
が検知されることにより、この回路EV−h中のMO3
I−ランジスタ117がオン状態となって共通パスライ
ンCBLの電位が低下すると、インバータ114の出力
信号SHEが″H″レベルとなる。
消去信号ERが“H”レベルの状態で信号SHEが“H
”レベルとなると、MOSトランジスタ121がオン状
態、122がオフ状態となる。よって、CMOSインバ
ータ125の入力ノードは“L” レベル、出力ノード
は″H″レベルとなる。これによって、ノードNGが“
L″レベルなり、MOSトランジスタが86がオン状態
となる。一方、CMOSインバータ7Gの出力ノードN
Hは“L″レベルなるので、MOSトランジスタ88は
オフ状態となる。これによって、ノードNJは、高圧電
源Vl)I)からMOSトランジスタ87.86を介し
て充電され“V pI)  V TM01”の電位とな
る。
続いて、消去動作が終了し、消去信号ERが“L”レベ
ルとなると、CMOSインバータ125の入力ノードが
“H”レベルとなる。CMOSインバータ125の出力
ノードは“L” レベル、切換回路106の出力ノード
NGはVl)l)レベルとなり、MOSトランジスタ8
6がオフする。この時、信号SHEはまだ“H”レベル
のままであるので、CMOSインバータ7Bの出力ノー
ドNHは“L”レベルであり、MOSトランジスタ88
はオフしている。同様に、MOSトランジスタ113,
105のオフ状態も維持される。
消去モードの終了によってメモリセルフ0フ2去ゲート
の電位が低下し、所定の電位以下になると、この電位の
低下が消去ゲート電位検知回路EV−hによって検知さ
れる。すなイっち、検知回路EV−h中のMOS)−ラ
ンジスタ117がオフ状態となる。これによって、共通
パスラインCBLがバイアス回路EBCにより充電され
て電位か上昇し、この電位がインバータ114の回路閾
値(例えば2V)より高くなると、インバータ114の
出力信号SHEが″L″レベルとなる。
上記信号SHEの“L“レベルにより回路VGの出力ノ
ードNJの放電が開始される。すなわち、信号SHEが
“L” レベルに遷移することにより、MOS)ランジ
スタ121がオフ状態、MOS)ランジスタ122がオ
ン状態となる。これによって、CMOSインバータ12
5の入力ノードのH”レベル、出力ノードの“L”レベ
ルが維持される。
よって、ノードNGはVl)I)レベルが維持され、M
OSトランジスタ86はオフ状態のままである。
上記(d号SHEの“L” Iノベルにより強制的にC
MOSインバータ125の入力ノードが“H”レベルと
なるので、何等かの原因により消去信号ERのレベルが
変動してもMOSトランジスタ86のオフ状態は維持さ
れる。一方、信号SHEの“L″レベルよりCMOSイ
ンバータ76の出力ノードNHが“H”レベルとなり、
MOS)ランジスタ88がオンしてノードNJの放電が
開始される。ノードNJの電位が低下してMOSトラン
ジスタ128,109の閾値電圧を越えると、MOSト
ランジスタ128がオン状態、109がオフ状態となる
これによって、ノードNKがH” レベルとなり、CM
OSインバータ+12の出力ノードは“L″レベルなり
、MOSトランジスタ80がオフ状態となる。また、C
MOSインバータ79の出力ノードが“H″レベルなり
、MOS)ランジスタ113がオンして出力ノードNJ
の放電が加速される。
遅延回路89による遅延時間経過後にノードNIが“H
″レベルなり、MOSトランジスタ105がオンして出
力ノードNJの放電が更に加速される。
上述した説明では、メモリセルブロックBMC−hを選
択し、このブロック中のメモリセルトランジスタMCの
記憶データを消去する場合を例にとって説明した。しか
しながら、ブロック消去デコーダ回路EBDにより複数
のメモリセルブロックBMCを選択することにより、上
記と同様にして複数のメモリセルブロックBMCの消去
を同時に行なっても良い。また、全てのメモリセルブロ
ックBMCを選択することにより、メモリセルアレイM
CA中の全てのメモリセルトランジスタMCの記憶デー
タを一括して消去することもできる。
上記第18図乃至第20図に示された構成によれば、消
去ゲートの電位を検出し、この消去ゲートの電位が所定
の電位に達したときにメモリセルトランジスタMCのソ
ース電位を昇圧することができる。また、消去ゲートの
電位が所定の値以下になったときにはソース電位を低下
させることができる。このように消去ゲートの電位を検
出してソース電位を設定すれば、プロセスパラメータの
ばらつきの影響が最小限に抑えられるので、消去ゲート
とソース領域との間の電位差V8.を常に一定の値以下
にできる。例えば、消去ゲートの電位が20Vまで上昇
され、回路VGの出力電圧が10V、消去ゲート電位検
知回路EVは消去ゲートの電位(信号HE)が2Vの時
に検知信号を出力するものとすると、メモリセルトラン
ジスタMCのソースから見た消去ゲートの電位は、消去
開始時に消去ゲートが2vになるとソースが1、 OV
に充電されるので、電位差VESは一8vとなる。消去
の終了時にはこの逆となり、消去ゲートの電位が2Vに
下がるまでソース電位はIOVが維持され、2V以下と
なると始めてソース電位がOVとなるので、電位差VF
、Sは最大でも10Vとなる。ソース領域と消去ゲート
電極間に介在される醇化膜が500人の膜厚であるとす
ると、ソース電位発生回路VGを用いない時にこの酸化
膜に加わる電界は“201500xlO−8−4MV/
 c m”であるのに対し、本発明を適用(ソース電位
発生回路VGを設ける)することにより同一膜厚で“1
0/ 500 X 10−8= 2MV/ c mと半
分になる。従って、消去モード時におけるソース領域と
消去ゲート電極間に介在される酸化膜の絶縁破壊を防止
でき、メモリ装置の信頼性を大幅に向上できる。
なお、上記第18図及び第19図に示された回路では、
消去線電位検知回路EV−1〜E V −1cをメモリ
セルアレイMCAを挟んで消去回路EC1〜EC−にと
反対側に設け、消去線SLの末端部で電位を検出するよ
うに構成した。これは、消去ゲート及び消去線SLをポ
リシリコンで形成した場合、抵抗成分と容量成分とによ
り、消去回路EC−1〜EC−kに近い部分と遠い部分
とて消去線SLの電位の変化に遅延時間による差が生じ
るためである。遠い部分で検知することにより、消去線
SLの電位が確実に検知レベルを越えてからでソース電
位発生回路VGを動作させるようにしている。しかしな
がら、上記遅延時間による電位の差は予め算出可能であ
るので、検知回路EV−1〜EV−にの検知電位レベル
を補正することにより、検知回路EV−1〜EV−kを
消去回路EC−1〜E(ニーkに隣接して設けることも
できる。また、上記検知回路EV−1〜E V −kを
消去回路EC−1〜EC−kに隣接する部分と遠い部分
の両方に配置しても良い。上記実施例ではソース電位検
知回路VGを1個設けたが、各メモリセルブロックBM
C−1〜BMC−に毎にに個設けても、k個以下の複数
個設けても良い。k個設けた場合、検知回路EV−1〜
EV−にの出力ノードにそれぞれソース電位検知回路V
Gが設けられるので、共通パスラインCBLは不要であ
る。k個以下の複数個設けて共通パスラインCBLに接
続し、これらを同時にあるいは所定の時間差をもって動
作させても良い。
更に、上記第20図に示された構成では、出力ノードN
Jを3つのMOS)ランジスタ88 、1.13 。
105で徐々に放電するようにしたが、1個または2個
、あるいは4個以上のMOS)ランジスタで放電するよ
うに構成しても良いのは勿論である。
次に、上記第1図に示された各メモリセルトランジスタ
M C11〜MCmnの消去ゲートとソース領域との間
に介在される酸化膜の形成方法について説明する。
まず、半導体基板上に素子分離領域としてのフイールド
酸化膜が、例えばLOCO5法等による基板表面の選択
酸化により形成される。次に、消去ゲート電極の形成予
定領域下の基板中に、写真蝕刻法で形成された所定の形
状のレジストパターンをマスクにして、ソース領域を形
成するためのn型不純物がイオン注入される。引き続き
、基板表面が熱酸化され、第1ゲート酸化膜が形成され
る。この第1ゲート酸化膜は、基板表面が露出している
部分において、膜厚が300人程変成なるように形成す
る。この際、上記n型不純物がイオン注入されている部
分は不純物濃度が高いため、酸化膜は600人程変成長
する。次に、この第1ゲート酸化膜上に第1ポリシリコ
ン層が堆積形成され、写真蝕刻法により形成されたマス
クを用いて反応性イオンエツチングが行なわれ、この第
1ポリシリコン層が所定の形状にパターニングされて浮
遊ゲート電極が形成される。この反応性イオンエツチン
グ工程では、酸化膜とポリシリコンとの選択比が約8=
1であるため、3096のオーバエツチングを行なう場
合、ソース領域であるn“型拡散層上の酸化膜が150
人程変成ツチングされて450人程鹿ので減少する。次
に、上記構造上に第2ゲート酸化膜が形成される。この
時、酸化膜上には酸化膜はほとんど成長しないため、上
記n゛型型数散層二の酸化膜の膜厚は450人程鹿のま
まである。次に、上記第2ゲート酸化膜上に第2ポリシ
リコン層が堆積形成され、写真蝕刻法により形成された
マスクを用いて反応性イオンエツチングが行なわれ、こ
の第2ポリシリコン層がパターニングされて消去ゲート
電極が形成される。
上述したように、消去ゲート電極とソース領域との間の
酸化膜は、第1ポリシリコン層のエツチング工程で、エ
ツチングされるため膜厚の調節が困難であり、メモリセ
ルトランジスタのサイズが縮小された場合には特に難し
くなる。このように、酸化膜の膜厚が必要以上に薄くな
り、信頼性の低下が生じた場合の対策法として、第1ゲ
ート酸化膜の形成後に堆積形成する第1ポリシリコン層
をパターニングして浮遊ゲート電極を形成する際、ソー
ス領域と消去ゲート電極との交差予定領域に予め残存さ
せておく方法がある。この方法によれば、第1ポリシリ
コン層をエツチングする際に交差部分の酸化膜かエツチ
ングされることがなく、信頼性を損うことがない。
次に、第21図、第22図(a)、第22図(b)、第
23図、第24図(a)及び第24図(b)を参照して
上記第1図に示されたメモリセルアレイMCAの構成例
について説明する。
第21図は、上記第1図に示された回路におけるメモリ
セルアレイMCAの一部のパターン構成例を示す平面図
である。第22図(a)は、上記第21図に示されたパ
ターンのa−a−線に沿った断面構成図、第22図(b
)は、上記第21図に示されたパターンのb−b−線に
沿った断面構成図である。
第22図(a)に示されるように、p型半導体基板20
0の主表面領域中にはn+型不純物領域201−1,2
01−2が所定の間隔に離隔して形成される。
これらの領域201−1,20L−2間には、n型不純
物領域202が形成される。上記領域201−1.20
1−2,202はソース領域203として働き、第21
図に示されるようにメモリセルアレイの行方向に沿って
形成される。上記基板200上には、第1ゲート酸化膜
204が形成される。上記第1ゲート酸化膜204の上
記n型不純物領域202上には、保護用ポリシリコン層
205が形成される。上記ポリシリコン層205上には
、第2のゲート酸化膜206が形成される。この酸化膜
206上には、消去ゲート電極207が形成される。上
記消去ゲート電極207は、メモリセルアレイの列方向
に沿って、換言すれば上記ソース領域203と交差する
方向に形成される。上記構造上には、酸化膜−窒化膜一
酸化膜の積層構造からなる絶縁膜208が形成される。
上記絶縁膜208上には、層間絶縁膜209が形成され
る。上記層間絶縁膜209上には、例えばアルミニウム
層からなるデータ線210−1,210−2が形成され
る。これらのデータ線210−1,210−2は、メモ
リセルアレイの列方向に沿って、上記消去ゲート電極2
07の両側に形成される。
また、第22図(b)に示されるように、p型半導体基
板200の主表面上には、素子分離用のフ。イールド酸
化膜211が選択的に形成される。上記フィールド酸化
膜211で区画された基板200の表面領域中には、上
記n型不純物領域202が形成されており、この領域2
02上には第1ゲート酸化膜204示形成される。上記
酸化膜204上及び上記フ・イールド酸化膜211の一
部領域上には、上記保護用ポリシリコン層205が形成
されている。このポリシリコン層205の表面には、上
記第2のゲート酸化膜206が形成される。上記構造上
には消去ゲート電極207が形成される。上記消去ゲー
ト電極207上には、酸化膜−窒化膜一酸化膜から成る
3層構造の絶縁膜208が形成される。この絶縁膜20
8上には、制御ゲート電極212−1.212−2が形
成される。これらの制御ゲート電極212−1 、21
2−2は、第21図に示されるようにメモリセルアレイ
の行方向に沿って、ソース領域203の両側に形成され
る。
なお、第21図に示されるように、n+型の不鈍物領域
からなるドレイン領域213−1〜213−4は、上記
データ線210−1,210−2の下の基板200の主
表面領域中に形成される。これらのドレイン領域213
−1及び2+3−3と上記ソース領域203とに挟まれ
た位置には上記制御ゲート電極212−1が配置され、
ドレイン領域21.3−2及び213−4と上記ソース
領域203とに挾まれた位置には上記制御ゲート電極2
12−2が配置される。上記ドレイン領域213−1゜
21.3−2には、コンタクトホール2.14−1,2
14−2を介してデータ線210−1が接続され、上記
ドレイン領域213−3,213−4には、コンタクト
ホール214−3゜21.4−4を介してデータ線21
0−2が接続される。また、浮遊ゲート電極215−1
は、上記ドレイン領域213−1と上記ソース領域20
3とに挟まれた上記制御ゲート電極2+2−1の下に図
示しない絶縁膜を介して配置され、浮遊ゲート電極21
5−2は、上記ドレイン領域213−2と上記ソース領
域203とに挟まれた上記制御ゲート電極2+2−2の
下に図示しない絶縁膜を介して配置される。同様に、浮
遊ゲート電極215−3は、上記ドレイン領域213−
3と上記ソ−ス領域203とに挾まれた上記制御ゲート
電極212−1の下に図示しない絶縁膜を介して配置さ
れ、浮遊ゲート電極215−4は、上記ドレイン領域2
13−4と上記ソース領域203とに挟まれた上記制御
ゲート電極212−2の下に図示しない絶縁膜を介して
配置される。上記各浮遊ゲート電極215−1〜215
−4の一部の領域は、上記消去ゲート電極207の一部
上とオーバーラツプして形成されており、これらのオー
バーラツプ部分にはトンネル絶縁膜(図示せず)が介在
されている。
このような構成によれば、ソース領域203と消去ゲー
ト電極207との間に保護用ポリシリコン層205が設
けられているので、これらの間に介在されている第1ゲ
ート酸化膜204の絶縁破壊耐圧を高めることができる
。また、交差部の第1ゲート酸化膜204上にポリシリ
コン層205が形成されており、この第1ゲート酸化膜
204が保護されるので、メモリ装置の製造時において
、消去ゲート電極207をパターニングする際に、交差
部分の第1ゲート酸化膜204がエツチングされること
がなく、酸化膜204の膜厚の減少による信頼性の低下
を防止できる。
第23図は、上記第1図に示された回路におけるメモリ
セルアレイMCAの一部の他のパターン構成例を示す平
面図である。第24図(a)は、上記第23図に示され
たパターンのC−C″線に沿った断面構成図、第24図
(b)は、上記第23図に示されたパターンのd−d−
線に沿った断面構成図である。第23図、第24図(a
)。
第24図(b)に示される構造は、メモリセルトランジ
スタMCのソース領域とこのメモリセルトランジスタM
Cに隣接するメモリセルトランジスタMCのドレイン領
域とが共通である構造を持ったメモリ装置に本発明を適
用したものである。
p型半導体基板230の主表面領域中には、n+型のソ
ース、ドレイン共通領域231−1〜231−3が所定
の間隔に離隔して形成される。これらの領域231−1
〜23+−3は、メモリセルアレイの列方向に沿って形
成される。上記基板230上には、第1ゲート酸化膜2
32が形成される。この酸化膜232の上記ソース、ド
レイン共通領域231−2,231〜1間の一部領域上
には、浮遊ゲート電極233−1が、上記ソース、ドレ
イン共通領域23+−3,231−2間の一部領域上に
は、浮遊ゲート電極233−2かそれぞれ形成される。
上記構造上には、酸化膜−窒化膜一酸化膜の3層構造の
絶縁膜234が形成される。上記絶縁膜234上には、
制御ゲート電極235が形成される。この制御ゲート電
極235は、メモリセルアレイの行方向に沿って形成さ
れる。上記構造上には、層間絶縁膜236が形成される
第24図(b)に示される構成において、p型半導体基
板230の主表面領域中には、n+型のソース、ドレイ
ン共通領域231.−2が形成されており、この領域2
31−2と接してn型不純物領域237が形成される。
上記基板230上には、第1ゲート酸化膜232が形成
される。この酸化膜232の上記n型不純物領域237
の一部上には、消去ゲート電極238が形成される。上
記構造」−には、酸化膜−窒化膜一酸化膜の3層構造の
絶縁膜234が形成される。上記絶縁膜234の上記消
去ゲート電極23B上及び上記ソース、ドレイン共通領
域231−2上の一部に対応する領域上には、制御ゲー
ト電極235が形成される。上記構造上には、層間絶縁
膜236が形成される。
上記第23図、第24図(a)、第24図(b)に示さ
れたように、メモリセルトランジスタのソース領域とこ
のメモリセルトランジスタに隣接するメモリセルトラン
ジスタのドレイン領域とが共通である構造のメモリ装置
にも本発明を適応できるのは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、消去モード時に
、ソース電位発生回路によってソース領域に所定のバイ
アス電圧が印加され、消去ゲトとソース領域との電位差
が低減される。よって、消去モード時に、消去ゲートと
ソース領域との交差部分の酸化膜に印加される電界が低
くなるので、上記酸化膜の絶縁破壊が起こり難くなり信
頼性が向」ニされた不揮発性半導体メモリ装置が得られ
る。
また、消去ゲート電極とソース領域とが交差する部分の
酸化膜に印加される電界が小さくなるので、この酸化膜
の膜厚は薄くても良い。従って、消去ゲート電極とソー
ス領域とが交差する部分に厚い酸化膜形成することなく
、この交差部分の絶−縁破壊耐圧を高めることができる
不揮発性半導体メモリ装置が提供される。
更に、消去ゲートとソース領域とが交差する部分に厚い
酸化膜を形成する必要がないので、厚い酸化膜を形成し
て選択的にエツチングする際に生ずるフィールド酸化膜
の膜厚の減少による素子間のリークや、バーズビーク部
分のエツチングにより生ずる基板表面のえぐれ部分の形
成によるメモリセルトランジスタの特性の変動を抑制で
きる不揮発性半導体メモリ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例に係わる不揮発性半導
体メモリ装置の概略構成を示す回路図、第2図は上記第
1図に示された回路における各動作モードと各信号及び
各ノードの電位との関係を示す図、第3図はこの発明の
第2の実施例に係わる不揮発性半導体メモリ装置につい
て説明するためのもので、ブロック単位で記憶データが
消去されるメモリ装置のブロック図、第4図はこの発明
の第3の実施例に係わる不揮発性半導体メモリ装置につ
いて説明するためのもので、上記第1図に示された回路
におけるソース電位発生回路の他の構成例を示す回路図
、第5図はこの発明の第4の実施例に係わる不揮発性半
導体メモリ装置について説明するためのもので、上記第
1図に示された回路におけるソース電位発生回路の更に
他の構成例を示す回路図、第6図は上記第5図に示され
た回路の動作を説明するためのもので、各動作モードと
各信号及び各ノードの電位との関係を示す図、第7図は
この発明の第5の実施例に係わる不揮発性半導体メモリ
装置について説明するためのもので、上記第1図に示さ
れた回路におけるソース電位発生回路の別の構成例を示
す回路図、第8図は上記第7図に示された回路の動作を
説明するためのもので、各動作モードと各信号及び各ノ
ードの電位との関係を示す図、第9図はこの発明の第6
の実施例に係わる不揮発性半導体メモリ装置について説
明するためのもので、上記第1図に示された回路におけ
るソース電位発生回路の更に別の構成例を示す回路図、
第10図は上記第9図に示された回路の動作を説明する
ためのタイミングチャド、第11図乃至第13図はそれ
ぞれこの発明の第7乃至第9の実施例に係わる不揮発性
半導体メモリ装置について説明するためのもので、上記
第1図に示された回路におけるソース電位発生回路の更
に別の構成例を示す回路図、第14図乃至第16図はそ
れぞれこの発明の第10乃至第12の実施例に係わる不
揮発性半導体メモリ装置について説明するための回路図
、第17図は上記第14図乃至第16図に示された回路
の動作を説明するためのタイミングチャート、第18図
はこの発明の第13の実施例に係わる不揮発性半導体メ
モリW tllについて説明するためのもので、ブロッ
ク単位で記憶データが消去されるメモリ装置のブロック
図、第19図は上記第18図に示された回路における消
去ゲート電位検出回路とバイアス回路の構成例について
説明するための回路図、第20図は上記第18図に示さ
れた回路におけるソース電位発生回路の構成例を示す回
路図、第21図は上記第1図に示された回路におけるメ
モリセルアレイのパターン構成例を示すパターン平面図
、第22図(a)は上記第21図に示されたパターンの
a−a−線に沿った断面構成図、第22図(b)は上記
第21図に示されたパターンのb−b −線に沿った断
面構成図、第23図は上記第1図に示された回路におけ
るメモリセルアレイの他のパターン構成例を示すパター
ン平面図、第24図(a)は上記第23図に示されたパ
ターンのC−C−線に沿った断面構成図、第24図(b
)は上記第23図に示されたパターンのcl−cl −
線に沿った断面構成図である。 、 200,230・・・半導体基板、203・・・ソ
ース領域、2+3−1〜213−4・・・ドレイン領域
、231−1〜231.−3・・・ソース、ドレイン共
通領域、215−1〜215−4,233−1,233
−2・・・浮遊ゲート、207,238・・・消去ゲー
ト、112−1,212−2,235−・・制御ゲート
、MCII〜MCnm・・・メモリセルトランジスタ、
MCA・・・メモリセルアレイ、E C,E C−1−
E C−1c =##去回路、VG・・・ソース電位発
生回路、59・・・遅延回路、EV1〜EV−k・・・
消去電位検知回路、205・・・多結晶半導体層、88
,105.113・・・放電トランジスタ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板内のソース領域およびドレイン領域と
    半導体基板上の浮遊ゲート、消去ゲート、制御ゲートの
    三層構造ゲート電極とを有するセルトランジスタを用い
    た電気的消去・再書込み可能な不揮発性半導体メモリセ
    ルが行列状に配列されてなるセルアレイを有する不揮発
    性半導体メモリ装置において、 消去時に、消去ゲートに高電位を供給する消去回路と、
    セルソース電位を所定電位に設定するソース電位発生回
    路とを具備することを特徴とする不揮発性半導体メモリ
    装置。
  2. (2)半導体基板内のソース領域およびドレイン領域と
    半導体基板上の浮遊ゲート、消去ゲート、制御ゲートの
    三層構造ゲート電極とを有するセルトランジスタを用い
    た電気的消去・再書込み可能な不揮発性半導体メモリセ
    ルが行列状に配列されてなるセルアレイを有する不揮発
    性半導体メモリ装置において、 消去時に、消去ゲートに高電位を供給する消去回路と、
    セルソース電位を所定電位に設定するソース電位発生回
    路とを具備し、前記消去ゲート電位と前記セルソース電
    位との電位差を消去電位以下の一定電位に保つことを特
    徴とする不揮発性半導体メモリ装置。
  3. (3)半導体基板内のソース領域およびドレイン領域と
    半導体基板上の浮遊ゲート、消去ゲート、制御ゲートの
    三層構造ゲート電極とを有するセルトランジスタを用い
    た電気的消去・再書込み可能な不揮発性半導体メモリセ
    ルが行列状に配列されてなるセルアレイを有する不揮発
    性半導体メモリ装置において、 消去時に、消去ゲートに高電位を供給する消去回路と、
    セルソース電位を所定電位に設定するソース電位発生回
    路とを具備し、前記ソース電位発生回路は、放電能力の
    小さいトランジスタと、放電能力の大きいトランジスタ
    と、遅延回路とを含んで構成され、前記放電能力の小さ
    いトランジスタと前記放電能力の大きいトランジスタを
    前記遅延回路によって所定時間だけ遅延させて動作させ
    ることを特徴とする不揮発性半導体メモリ装置。
  4. (4)半導体基板内のソース領域およびドレイン領域と
    半導体基板上の浮遊ゲート、消去ゲート、制御ゲートの
    三層構造ゲート電極とを有するセルトランジスタを用い
    た電気的消去・再書込み可能な不揮発性半導体メモリセ
    ルが行列状に配列されてなるセルアレイを有する不揮発
    性半導体メモリ装置において、 消去ゲートに高電位を供給する消去回路と、セルソース
    電位を所定電位に設定するソース電位発生回路と、消去
    ゲートの電位を検知する消去ゲート電位検知回路とを具
    備し、前記消去ゲート電位検知回路により前記ソース電
    位発生回路を駆動することを特徴とする不揮発性半導体
    メモリ装置。
  5. (5)半導体基板内のソース領域およびドレイン領域と
    半導体基板上の浮遊ゲート、消去ゲート、制御ゲートの
    三層構造ゲート電極とを有するセルトランジスタを用い
    た電気的消去・再書込み可能な不揮発性半導体メモリセ
    ルが行列状に配列されてなるセルアレイを有する不揮発
    性半導体メモリ装置において、 消去時に、消去ゲートに高電位を供給する消去回路と、
    セルソース電位を所定電位に設定するソース電位発生回
    路とを具備し、前記ソース電位発生回路は、複数個の放
    電能力の異なる放電トランジスタと、ソース電位検出回
    路とを含んで構成され、前記ソース電位検出回路により
    前記放電トランジスタの一部を駆動することを特徴とす
    る不揮発性半導体メモリ装置。
  6. (6)前記メモリセル内のソース領域と消去ゲートの交
    差する領域に挟まれて存在する絶縁膜中に多結晶半導体
    層が存在することを特徴とする請求項(1)乃至(5)
    のいずれかに記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  7. (7)消去ゲートの電位を検知する消去ゲート電位検出
    回路を更に具備し、前記消去ゲート電位検出回路と前記
    ソース電位検出回路とにより、前記放電トランジスタの
    一部または全部を駆動することを特徴とする請求項(5
    )に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
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