JPH0227543Y2 - - Google Patents

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JPH0227543Y2
JPH0227543Y2 JP10212885U JP10212885U JPH0227543Y2 JP H0227543 Y2 JPH0227543 Y2 JP H0227543Y2 JP 10212885 U JP10212885 U JP 10212885U JP 10212885 U JP10212885 U JP 10212885U JP H0227543 Y2 JPH0227543 Y2 JP H0227543Y2
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JP
Japan
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core
coil bobbin
mounting bracket
center
holding piece
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JP10212885U
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JPS6210423U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は取付金具を有する外鉄型の変圧器に関
する。
《従来技術》 取付金具を有する外鉄型変圧器としては、例え
ば本出願人が先に提案した、実公昭60−17872号
や実開昭59−176121号に示されたものがある。
実公昭60−17871号に示されたもの(以下従来
例Aという)は、一枚の金属製基板における一組
の対向辺の中間部からコイルボビンの中央孔に挿
通する位置決め用舌片を上向きに折曲げ連出する
とともに、残る一組の各対向辺の中間部からコア
の側脚に接当するコア保持片を一対づつ上向きに
折曲げ連出して取付金具を形成し、取付金具の位
置決め用舌片をコイルボビンの中央孔内に挿入し
てコイルボビンを取付金具に対して位置決め固定
する構造になつている。
また、実開昭59−176131号に示されたもの(以
下従来例Bという)は、金属製基板の一側壁から
位置決め用舌片とコア保持片とを折曲げ連出した
一対の金属板を各片が対向する状態で配置し、位
置決め用舌片をコイルボビンの中央孔内に挿入
し、その上端部をコイルボビン中央孔の側壁上端
部に係止させる構造になつている。
《解決しようとする問題点》 ところが、従来例Aのものでは、取付金具が一
枚の金属製基板の外側縁部を折曲げることにより
位置決め用舌片及びコア保持片を形成しているこ
とから、コイルボビン中央孔の下側に底壁部が位
置することになるうえ、位置決め用舌片に係合部
が設けられていないことから、コアを取付金具と
共にコイルボビンに装着しなければならず、又、
従来例Bでは、取付金具が二部品で形成されてい
ることから、コアを取付金具と共にコイルボビン
に装着しなければならなかつた。この結果、自動
化の対応が難かしく、作業性が悪かつた。
また、両従来例のものでは、取付金具のコア保
持片とコアとを溶接により一体化している。とこ
ろが、取付金具は一般に亜鉛メツキ鋼板が用いら
れ、コアには磁気特性のよい硅素鋼板が用いられ
ることから、異種金属の溶接となり、溶接性が悪
いうえ、溶接機の電極に取付金具の亜鉛が蒸気と
なつて付着して溶接の安定性を悪化させる。この
結果、取付金具とコアの溶着面でコアの接合面が
浮いてウナリの原因となる。さらに、電極に亜鉛
蒸気が電極に付着すると連続作業が行なえず、こ
の面でも作業性が悪いという問題があつた。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、上記問題点を解消して、自動化の可
能な取付金具付きの変圧器を提供するもので、そ
のために、一枚の金属製基板の中央にコア組込用
窓孔が開口する状態に位置決め用舌片とコア保持
片とを点対称状に折曲げ連出して取付金具を形成
し、位置決め用舌片の上端部にコイルボビンの中
央孔側壁上端部に係合する係合部を形成し、コア
保持片をE型積層コアの側脚の長さよりも短く形
成したことを特徴とするものである。
《作用》 本考案では、一枚の金属製基板の中央に窓孔が
開口する状態でコア保持片と位置決め用舌片とを
折曲げ連出し、この位置決め用舌片の先端部にコ
イルボビン係合部が形成してあるので、位置決め
用舌片をコイルボビンの中央孔に装着することに
よりコイルボビンを取付金具に位置決めされた状
態で固定することができ、この位置決めされたコ
イルボビンにその中央孔両側から一対のE型積層
コアを挿入することができる。これにより、取付
金具へのコイルボビンの組付け及びコイルボビン
へのコアの組付けを自動化することができる。
《実施例》 第1図は分解斜視図、第2図は組付けた状態で
の斜視図、第3図は第2図X−X線断面図、第4
図は第3図Y−Y線断面図を示す。
この変圧器は、コイルボビン1に巻回されたコ
イル部2と一対のE型積層コア3及び取付金具4
とからなつている。
コイルボビン1は一次コイル5を巻回する一次
巻枠6と、二次コイル7を巻回する二次巻枠8と
で構成されており、二次巻枠8の内側に一次巻枠
6を挿嵌することにより、一次コイル5と二次コ
イル7とを内外に位置させている。一次巻枠6に
はE型積層コア3の中央脚9が挿入する中央孔1
0が形成してある。
取付金具4は、第5図に示すように切欠き加工
した一枚の金属製を、基板部11の中央にコア組
込用窓孔12が開口する状態に折曲げ加工して形
成してあり、コア組込用窓孔12の側縁から上向
きに折曲げ連出された連出片部は、コア3の側脚
13に接当するコア保持片14と、コイルボビン
1の中央孔10内に挿入される位置決め用舌片1
5と、コイルボビン1を基板部11上に適当間隔
隔てて位置させるための間隔保持部16とで形成
してある。これら連出片部は基板部11の中央を
対称中心とする点対称状に形成してあり、位置決
め用舌片15の連出先端部はコイルボビン中央孔
10の側壁17の上端部と係合するように、それ
ぞれ外向きに折曲げ形成して係合部18が形成し
てある。なお、コア保持片14と高さは、E型積
層コア3の側脚13の長さより短く形成してあ
る。
次に、組付け手順を説明する。
取付金具4の位置決め用舌片15をコイルボビ
ン1の中央孔10に挿通させ、位置決め用舌片1
5の先端部に形成した係合部18をコイルボビン
中央孔10の側壁上端部に係合させることによ
り、取付金具4とコイルボビン1とを一体化させ
る。しかるのち、コイルボビン1の中央孔10の
両側から積層E型コア3を挿入し、コアの各脚部
9,13同士を突合せ接当させ、この脚部同士の
接当部のうち、側脚13の端面部に生じる接合線
部をTIG溶接やプラズマ溶接等により溶着する。
このとき、取付金具4のコア保持片14はE型積
層コア3の側脚13よりも短く形成してあること
から、この溶接作業時に取付金具4が溶融するこ
とはなく、亜鉛蒸気が電極に付着することがな
い。
《効果》 以上詳述したように、本考案では一枚の金属板
の中央にコア組込用窓孔が開口する状態でコア保
持片と位置決め用舌片とをコア組込用窓孔の側縁
から折曲げ形成して取付金具とし、位置決め用舌
片の連出先端部にコイルボビン中央孔の側壁上端
部と係合する係合部を形成していることから、コ
イルボビンと取付金具とを一体化した状態でコア
を組込むことができ、変圧器の製造を自動化する
ことができる。
しかも、コア保持片を積層コアの側脚長よりも
短く形成してあることから、積層コアの溶着時に
異種金属であるコア保持片まで溶着することがな
くなり溶接性が向上するうえ、アークも安定し、
溶接信頼性が高くなる。
また、コア溶着時にコア保持片を一緒に溶接す
ることがないので、電極に亜鉛等の蒸気が付着す
ることがなく、溶接作業を長期間連続して行うこ
とができ、作業性が向上する。
さらに、溶接性が良くなるために、変圧器の使
用時にウナリが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は分解斜視図、第2図は組付けた状態で
の斜視図、第3図は第2図X−X線断面図、第4
図は第3図Y−Y線断面図、第5図は板取り状態
を示す基板の平面図である。 1……コイルボビン、2……コイル部、3……
積層コア、4……取付金具、10……1の中央
孔、11……金属製基板、12……窓孔、13…
…3の側脚、14……コア保持片、15……位置
決め用舌片、18……係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属製基板11からコア3の側脚13に接当す
    るコア保持片14とコイルボビン1の中央孔10
    に挿通する位置合せ用舌片15とを一体に折曲げ
    連出してなる取付金具4と、コイルボビン1に巻
    回されたコイル部2と、コイルボビン1の中央孔
    10に嵌まり合う中央脚9を有する積層コア3と
    からなる取付金具付きの外鉄型変圧器において、 一枚の金属製基板11の中央にコア組込用の窓
    孔12を開口する状態でコア保持片14と位置合
    せ用舌片15を点対称状に折曲げ連出して取付金
    具4を形成し、位置合せ用舌片15の連出先端部
    にコイルボビン中央孔10の側壁上端部と係合す
    る係合部18を形成し、コア保持片14をE型積
    層コア3の側脚13の長さよりも短く形成し、コ
    イルボビン4の両側から組付けたE型積層コア3
    の側脚13同士をその外端面の接当線に沿つて溶
    着することにより一体化したことを特徴とする取
    付金具付き外鉄型変圧器。
JP10212885U 1985-07-03 1985-07-03 Expired JPH0227543Y2 (ja)

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JP10212885U JPH0227543Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JP10212885U JPH0227543Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JPS6210423U JPS6210423U (ja) 1987-01-22
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