JPH054272Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH054272Y2 JPH054272Y2 JP1986092447U JP9244786U JPH054272Y2 JP H054272 Y2 JPH054272 Y2 JP H054272Y2 JP 1986092447 U JP1986092447 U JP 1986092447U JP 9244786 U JP9244786 U JP 9244786U JP H054272 Y2 JPH054272 Y2 JP H054272Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- winding
- primary conductor
- groove
- current transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 38
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 14
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 5
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は基板実装型のカレントトランスの構造
に関する。
に関する。
交流電流を検出する基板実装型の従来のカレン
トトランスを第5図に示す。図において、巻枠1
の右方の鍔2にピン端子4が一体的に垂設され、
左方の鍔3にはU字状の低圧大電流回路をなす1
次導体5が両端を下方に突出させて巻枠に挿し込
まれている。巻枠1に高圧小電流検出2次巻線6
が巻き回されてピン端子4に接続され、U型コア
(例えば基部の長さが10mmである。)が巻枠1に組
み付けられる金具8により保持されている。
トトランスを第5図に示す。図において、巻枠1
の右方の鍔2にピン端子4が一体的に垂設され、
左方の鍔3にはU字状の低圧大電流回路をなす1
次導体5が両端を下方に突出させて巻枠に挿し込
まれている。巻枠1に高圧小電流検出2次巻線6
が巻き回されてピン端子4に接続され、U型コア
(例えば基部の長さが10mmである。)が巻枠1に組
み付けられる金具8により保持されている。
第5図に示した構造のカレントトランスは1次
導体5と2次巻線6間、1次導体5および2次巻
線6とコア7間の沿面絶縁距離が小さく、そのた
めに耐圧が小さい。(例えば1500V/1分間であ
る。) 諸外国における高い水準の安全規格(例えば耐
圧3750V/1分間)に対応するカレントトランス
は、第5図に示す構造ではなく、大型のEE型コ
ア(例えば基部の長さ寸法が22mmである。)を用
い、1次導体と2次巻線とを巻枠に重ね巻きする
構造である。したがつて実装面積および高さ寸法
が大きいという問題と製造原価が高いという問
題、更に重量がかさむという問題点があつた。
導体5と2次巻線6間、1次導体5および2次巻
線6とコア7間の沿面絶縁距離が小さく、そのた
めに耐圧が小さい。(例えば1500V/1分間であ
る。) 諸外国における高い水準の安全規格(例えば耐
圧3750V/1分間)に対応するカレントトランス
は、第5図に示す構造ではなく、大型のEE型コ
ア(例えば基部の長さ寸法が22mmである。)を用
い、1次導体と2次巻線とを巻枠に重ね巻きする
構造である。したがつて実装面積および高さ寸法
が大きいという問題と製造原価が高いという問
題、更に重量がかさむという問題点があつた。
本考案によるカレントトランスは、筒状巻芯の
左右両端に肉厚の鍔を張り出し、一方の鍔にはU
字状1次導体が両脚を鍔の下辺から突出させて挿
着され、1次導体と鍔の内端面との間に通し溝が
設けられ、さらに内端面の下辺縁に下方への隔壁
を設けており、他方の鍔にはピン端子が垂設され
た巻枠本体と、断面形状がU字状で両端に屈曲部
を有し、外面には通し溝に嵌合する突片を有する
コアカバーと、2次巻線と、UU型コアとからな
ることを特徴とするカレントトランスである。
左右両端に肉厚の鍔を張り出し、一方の鍔にはU
字状1次導体が両脚を鍔の下辺から突出させて挿
着され、1次導体と鍔の内端面との間に通し溝が
設けられ、さらに内端面の下辺縁に下方への隔壁
を設けており、他方の鍔にはピン端子が垂設され
た巻枠本体と、断面形状がU字状で両端に屈曲部
を有し、外面には通し溝に嵌合する突片を有する
コアカバーと、2次巻線と、UU型コアとからな
ることを特徴とするカレントトランスである。
本考案は、諸外国の安全規格に対応する基板実
装型の小型のカレントトランスを提供することを
目的とする。
装型の小型のカレントトランスを提供することを
目的とする。
第1図乃至第4図を参照して本考案の一実施例
を説明する。第5図と同一部分には同一符号を付
している。
を説明する。第5図と同一部分には同一符号を付
している。
第4図の分解図を参照して、巻枠1は巻枠本体
10とコアカバー9とからなり、巻枠本体10は
筒状巻芯11(第3図)の左右両端に肉厚の鍔
2,3を設けている。この鍔2,3の外端面に上
辺から巻芯11の中央孔に連通するカバー溝2
1,31をそれぞれ設ける。カバー溝21,23
はコアカバー9の屈曲部91(後述する)がほぼ
嵌合できる深さである。鍔3には巻芯11をはさ
み上下に貫通する2個の貫通孔(図示しない)と
貫通孔の上方開口を互いに連絡する凹溝32とか
らなる凹部を設け、該凹溝32と内端面との間に
凹溝32と平行に通し溝33を形成し、さらに内
端面の下辺縁を貫通孔の下方開口に接する厚さで
下方に所要長延在して隔壁34が形成されてい
る。U字状1次導体5をその両端を貫通孔の下方
開口から突出させて頂部が凹溝32の底部に当接
するまで嵌挿する。鍔2はピン端子4の2本が所
要間隔を置いて一体的に垂設され、端子4の中間
部を下方に隔壁34の底面と同じ面まで延在し、
その下端は支持脚22の下端面より下方に突出せ
しめている。
10とコアカバー9とからなり、巻枠本体10は
筒状巻芯11(第3図)の左右両端に肉厚の鍔
2,3を設けている。この鍔2,3の外端面に上
辺から巻芯11の中央孔に連通するカバー溝2
1,31をそれぞれ設ける。カバー溝21,23
はコアカバー9の屈曲部91(後述する)がほぼ
嵌合できる深さである。鍔3には巻芯11をはさ
み上下に貫通する2個の貫通孔(図示しない)と
貫通孔の上方開口を互いに連絡する凹溝32とか
らなる凹部を設け、該凹溝32と内端面との間に
凹溝32と平行に通し溝33を形成し、さらに内
端面の下辺縁を貫通孔の下方開口に接する厚さで
下方に所要長延在して隔壁34が形成されてい
る。U字状1次導体5をその両端を貫通孔の下方
開口から突出させて頂部が凹溝32の底部に当接
するまで嵌挿する。鍔2はピン端子4の2本が所
要間隔を置いて一体的に垂設され、端子4の中間
部を下方に隔壁34の底面と同じ面まで延在し、
その下端は支持脚22の下端面より下方に突出せ
しめている。
コアカバー9は断面形状がU型コアの基部を所
要の深さに嵌合できるU字状であり、両端に外面
側への屈曲部91を有し、中央部外面に張り出し
た突片92を有している。屈曲部91はカバー溝
21,31に嵌合する寸法で、突片92は通し溝
33に嵌合する寸法である。
要の深さに嵌合できるU字状であり、両端に外面
側への屈曲部91を有し、中央部外面に張り出し
た突片92を有している。屈曲部91はカバー溝
21,31に嵌合する寸法で、突片92は通し溝
33に嵌合する寸法である。
なお、第4図においてコアカバー9の点の集合
で示したA部及び巻枠本体10のB部は沿面絶縁
距離を確保する為に必要である。
で示したA部及び巻枠本体10のB部は沿面絶縁
距離を確保する為に必要である。
巻枠本体10の巻芯11に2次巻線6(第4図
では一点鎖線で示す。)を巻き回し、その両端を
ピン端子4の根元にそれぞれ接続する。コアカバ
ー9の屈曲部91および突片92をカバー溝2
1,31および通し溝33に嵌合してコアカバー
9を巻枠本体10に組み付ける。次にU型コア7
の2個を両側から巻芯11の中央孔とコアカバー
9に挿入し、突き合せて金具8により締め付けて
カレントトランスが出来上る。
では一点鎖線で示す。)を巻き回し、その両端を
ピン端子4の根元にそれぞれ接続する。コアカバ
ー9の屈曲部91および突片92をカバー溝2
1,31および通し溝33に嵌合してコアカバー
9を巻枠本体10に組み付ける。次にU型コア7
の2個を両側から巻芯11の中央孔とコアカバー
9に挿入し、突き合せて金具8により締め付けて
カレントトランスが出来上る。
本考案によるカレントトランスは、U型又は
UI型コアを用いる基板実装型の小型のカレント
トランス用の巻枠に通し溝と隔壁とを設けた巻枠
本体と、突片付のコアカバーとを用いるので、1
次導体と2次巻線間の沿面絶縁距離、1次導体お
よび2次巻線とコア間の沿面絶縁距離が長く確保
でき、耐圧が向上し、小型で軽量の基板実装型カ
レントトランスを提供することができる。
UI型コアを用いる基板実装型の小型のカレント
トランス用の巻枠に通し溝と隔壁とを設けた巻枠
本体と、突片付のコアカバーとを用いるので、1
次導体と2次巻線間の沿面絶縁距離、1次導体お
よび2次巻線とコア間の沿面絶縁距離が長く確保
でき、耐圧が向上し、小型で軽量の基板実装型カ
レントトランスを提供することができる。
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図は外観図、第2図は正面図、第3図は第1
図のA−A線による断面図、第4図は分解斜視図
であり、第5図は従来例の正面図である。 1……巻枠、10……巻枠本体、2,3……
鍔、21,31……カバー溝、32……凹溝、3
3……通し溝、34……隔壁、4……ピン端子、
5……U字状1次導体、6……2次巻線、7……
U型コア、9……コアカバー、91……屈曲部、
92……突片。
第1図は外観図、第2図は正面図、第3図は第1
図のA−A線による断面図、第4図は分解斜視図
であり、第5図は従来例の正面図である。 1……巻枠、10……巻枠本体、2,3……
鍔、21,31……カバー溝、32……凹溝、3
3……通し溝、34……隔壁、4……ピン端子、
5……U字状1次導体、6……2次巻線、7……
U型コア、9……コアカバー、91……屈曲部、
92……突片。
Claims (1)
- 中空の筒状巻芯部の両端に夫々鍔を持つ巻枠
と、前記巻枠の鍔を夫々挾みながら該筒状巻芯部
を貫通する1対のコアと、前記巻枠の一方の鍔を
挿通させた被検出用U字型1次導体と、前記筒状
巻芯部に巻回された2次巻線とを備え、前記1次
導体に流れる電流を前記2次巻線に励磁され電圧
に変換して検出するカレントトランスにおいて、
前記一方の鍔には該1次導体と該筒状巻芯部との
間に通し溝が設けられ、該通し溝に嵌挿される突
片を持つコアカバーを有することを特徴とするカ
レントトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986092447U JPH054272Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986092447U JPH054272Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62204314U JPS62204314U (ja) | 1987-12-26 |
JPH054272Y2 true JPH054272Y2 (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=30954162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986092447U Expired - Lifetime JPH054272Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054272Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0754991Y2 (ja) * | 1990-06-06 | 1995-12-18 | 田淵電機株式会社 | トランス |
JP7210878B2 (ja) * | 2017-12-07 | 2023-01-24 | Tdk株式会社 | トランス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5725968A (en) * | 1980-07-22 | 1982-02-10 | Canon Inc | Liquid jet recorder |
-
1986
- 1986-06-19 JP JP1986092447U patent/JPH054272Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5725968A (en) * | 1980-07-22 | 1982-02-10 | Canon Inc | Liquid jet recorder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62204314U (ja) | 1987-12-26 |
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