JP3065501U - 電気回路装置 - Google Patents

電気回路装置

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JP3065501U
JP3065501U JP1999004986U JP498699U JP3065501U JP 3065501 U JP3065501 U JP 3065501U JP 1999004986 U JP1999004986 U JP 1999004986U JP 498699 U JP498699 U JP 498699U JP 3065501 U JP3065501 U JP 3065501U
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core
bobbin
gap
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electric circuit
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和彦 原田
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池田電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸湿等によるボビンの膨張によって生じるイ
ンダクタンスの変化を防止し、耐湿性を向上させる 【解決手段】 コイル装置と、当該コイル装置を収納す
るケースと、当該ケース内に充填されたコンパウンド
と、を有する電気回路装置において、前記コイル装置
は、コアと、当該コアに装着されるボビンと、当該ボビ
ンに巻かれた巻線と、を備え、前記コアは、ボビン軸方
向に分離した複数のコア片を接合して構成され、前記ボ
ビンは、その軸方向一端とコアとの間に隙間を有してコ
アに装着され、前記コンパウンドは、前記隙間には非充
填である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、放電灯点灯装置などの電気回路装置であって、トランス・チョーク コイルといったコイル装置を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
放電灯点灯装置には、トランス・チョークコイルが使用されている。図4は、 従来のトランス・チョークコイル10を示している。図4(b)に示すように、 従来のものは、巻線3の巻かれたボビン5に、2個のE型のコア片6,6を日字 状に接合して構成したコア(鉄心)を装着している。 ここで、ボビン軸方向両側のうち端子7が設けられている側をピン側と呼び、 ピン側の反対側をツバ側と呼ぶこととする。
【0003】 従来のトランス・チョークコイル10においては、部品の大きさのばらつき等 の原因により、ボビンの軸方向両端面5aとE型コア片の内底面6aとが密着し ているとは限らず、わずかな隙間9が生じていることがあった。 この隙間9は、図4においては、ピン側にあるが、隙間9は組立の都合により 生じるものであって、構造上必要な隙間ではないため、ピン側とツバ側のいずれ かに設けなければならないといった性質のものではなかった。このため、隙間9 は、大半のコイル10においてはピン側にあるが、ツバ側にある場合もあり、一 定していなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近年、放電灯点灯装置の小型化などにより放電灯点灯装置の中にコ ンパウンドを充填するものがある。 このようにコンパウンドが充填される放電灯点灯装置にあっては、トランス・ チョークコイル10のボビン5とコア6の前記隙間9にコンパウンドが入り込み 、前記隙間9が無くなっていた。 ボビン5は吸湿等により膨張する場合があるが、ボビン5膨張すると、前記隙 間9が無いため、ボビン5の膨張はコア片6,6を離反方向に移動させる。この 結果、コア片6,6が離れ、コア片6,6のギャップ11が広がり、インダクタ ンスが低下する。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであって、ボビンの膨張によ り、インダクタンスが変化しない電気回路装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、以下の技術的手段を講じた。すなわち 、本考案に対する着眼点は、コアとボビンとの間の隙間をコンパウンドで埋まら ないようにするという点にあり、具体的には、コイル装置と、当該コイル装置を 収納するケースと、当該ケース内に充填されたコンパウンドと、を有する電気回 路装置において、前記コイル装置は、コアと、当該コアに装着されるボビンと、 当該ボビンに巻かれた巻線と、を備え、前記コアは、ボビン軸方向に分離した複 数のコア片を接合して構成され、前記ボビンは、その軸方向一端とコアとの間に 隙間を有してコアに装着され、前記コンパウンドは、前記隙間には非充填である ことを特徴とする。
【0007】 この構成によれば、コンパウンドは隙間に非充填であるので、ボビンが吸湿等 で膨張しても、その膨張は隙間で吸収され、コアを押し広げることはない。した がって、インダクタンスも変化しない。 また、本考案では、電気回路装置は、コイル装置と、当該コイル装置が装着さ れた回路基板と、当該回路基板を収納するケースと、当該ケース内に充填された コンパウンドと、を有するものとして構成できる。 また、前記隙間にコンパウンドを非充填とするための更なる具体的構成に関す る着眼点としては、コイル装置のうち隙間のある部分をコンパウンド内に埋め込 まないという点にある。すなわち、前記コイル装置の隙間はコンパウンド外に配 置するのが好適である。
【0008】 このような簡単な構成によって、隙間にはコンパウンドが充填されないことが 保証される。 さらに、前記コイル装置は巻線に接続された端子を有し、当該端子はボビンの 軸方向他端側に配置されているのが好ましく、前記コイル装置は、その端子側付 近がコンパウンド内に埋め込まれていると共に、前記隙間はコンパウンド外に配 置されているのが好ましい。 この場合、コイル装置の大部分はコンパウンド内に埋めることができて好適で ある。
【0009】 また、前記コアは、2個のE型コイル片を日字状に接合して構成したものや、 E型コイル片とI型コイル片を日字状に接合して構成したものが好適である。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1及び図2は、本考案の第1実施形態に係るコイル装置1及び電気回路装置 2を示している。 このコイル装置1は、2個のE型コア片6を日字状に接合して構成されたコア (鉄心)6,6と、巻線3の巻かれたボビン5とを有している。 コア片6,6の幅方向両側部14,14の接合部15,15は接着剤で固定さ れている。またコア片6,6の幅方向中央部17,17は、両側部14,14よ り短く、互いの中央部17,17は接することなく、両中央部17,17間は、 コア6,6によって構成される磁路のギャップ11となっている。このギャップ 11は単なる空間でもよいし、接着剤等が充填されていてもよい。
【0011】 前記ボビン5は、コア片6,6の中央部17,17が挿通される中空筒体20 と、この中空筒体20の軸方向両端及び軸方向中央に一体的に設けられたツバ部 21,21,21とから構成されている。 なお、前記巻線3は、中空筒体20の外周であって、各ツバ部21,21,2 1間に巻かれている。 図2にも示すように、コイル装置1の下部には、下向きの端子7が設けられて いる。この端子7は巻線3に接続されている。
【0012】 コイル装置1の上部においては、ボビン5の上端面(最上部のツバ部21)と 、上側のコイル片6との間に隙間9が設けられている。ボビン5は、この隙間9 を維持した状態で、コイル片6,6の中央部17,17に嵌合固定されている。 このように、コイル装置1のボビン軸方向一端側(上側)とコアとの間には隙 間9が位置し、ボビン軸方向他端側(下側)に端子7が位置する。 図2は、以上のコイル装置1を有する電気回路装置2を示している。この電気 回路装置2は、放電灯点灯装置として使用されるものであって、前記コイル装置 1と、回路基板30と、ケース35とを有している。コイル装置1は、抵抗素子 25等の他の回路素子と共に回路基板30に装着され、回路基板30はケース3 5の中に収納されている。
【0013】 ケース35の中には、コンパウンド37が充填されているが、コイル装置1は 、上半分がコンパウンド37外に突出して、下半分がコンパウンド37内に埋設 されている。コンパウンド37の上半分に位置する隙間9は、コンパウンド37 外に位置し、前記隙間9にコンパウンド37が入り込むことはない。すなわち、 隙間9にコンパウンド37は非充填である。 したがって、ボビン5が吸湿等で膨張した場合、その膨張は隙間9によって吸 収され、膨張したボビン5がコア6,6を押し広げることもない。よって、ギャ ップ11も変動せず、インダクタンスも変化しない。
【0014】 図3は本考案の第2の実施形態を示している。本実施形態が第1実施形態と異 なる点は、コアがE型コア片40とI型コア片41を接合して日字状に構成され ている点にある。その他に、コア片40,41の形状の相違からギャップ11の 位置が下方よりになっているなどの相違点はあるが、隙間9がコイル装置1の上 部に配置され、端子(図示していない)が下部に配置されている点を含め、第1 実施形態と同様の構成であるので、同符号を附して説明を省略する。 なお、本考案は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0015】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、ボビンとコアの間の隙間にコンパウンドが非充填であ るので、吸湿等によるボビンの膨張によって生じるインダクタンスの変化を防止 することができ、コイル装置の耐湿性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイル装置の断面図である。
【図2】本発明の電気回路装置の断面図である。
【図3】第2の実施形態に係る電気回路装置におけるコ
イル装置の断面図である。
【図4】(a)は従来のコイル装置の正面図であり、
(b)は同コイル装置の断面図である。
【符号の説明】
1 コイル装置 2 電気回路装置 3 巻線 5 ボビン 6 コア 7 端子 9 隙間 11 ギャップ 30 基板 35 ケース 37 コンパウンド

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル装置(1)と、当該コイル装置
    (1)を収納するケース(35)と、当該ケース(3
    5)内に充填されたコンパウンド(37)と、を有する
    電気回路装置において、 前記コイル装置(1)は、コア(6,6)と、当該コア
    (6,6)に装着されるボビン(5)と、当該ボビン
    (5)に巻かれた巻線(3)と、を備え、 前記コア(6,6)は、ボビン軸方向に分離した複数の
    コア片(6)を接合して構成され、 前記ボビン(5)は、その軸方向一端(21)とコア
    (6)との間に隙間(9)を有してコア(6,6)に装
    着され、 前記コンパウンド(37)は、前記隙間(9)には非充
    填であることを特徴とする電気回路装置。
  2. 【請求項2】 コイル装置(1)と、当該コイル装置
    (1)が装着された回路基板(30)と、当該回路基板
    (30)を収納するケース(35)と、当該ケース(3
    5)内に充填されたコンパウンド(37)と、を有する
    電気回路装置において、 前記コイル装置(1)は、コア(6,6)と、当該コア
    (6,6)に装着されるボビン(5)と、当該ボビン
    (5)に巻かれた巻線(3)と、を備え、 前記コア(6,6)は、ボビン軸方向に分離した複数の
    コア片(6)を接合して構成され、 前記ボビン(5)は、その軸方向一端(21)とコア
    (6)との間に隙間(9)を有してコア(6,6)に装
    着され、 前記コンパウンド(37)は、前記隙間(9)には非充
    填であることを特徴とする電気回路装置。
  3. 【請求項3】 前記コイル装置(1)の隙間(9)はコ
    ンパウンド(37)外に配置されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の電気回路装置。
  4. 【請求項4】 前記コイル装置(1)は巻線(3)に接
    続された端子(7)を有し、当該端子(7)はボビン
    (5)の軸方向他端側に配置されていることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の電気回路装置。
  5. 【請求項5】 前記コイル装置(1)は、その端子側付
    近がコンパウンド(37)内に埋め込まれていると共
    に、前記隙間(9)はコンパウンド(37)外に配置さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の電気回路装
    置。
  6. 【請求項6】 前記コア(6,6)は、2個のE型コイ
    ル片(6)を日字状に接合して構成されていることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電気回路装
    置。
  7. 【請求項7】 前記コア(40,41)は、E型コイル
    片(40)とI型コイル片(41)を日字状に接合して
    構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の電気回路装置。
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