JP7210878B2 - トランス - Google Patents

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本発明は、たとえばカレントトランスなどとして好ましく用いられるトランスに関する。
交流電流を電圧に変換するためのカレントトランスとしては、たとえば下記の特許文献1に示すトランスが知られている。従来のカレントトランスにおいて、一次コイルに大電流を流したい場合には、一次コイルを構成するワイヤの線径を太くすることが考えられる。
しかしながら、一次コイルを構成するワイヤの線径を太くすることにも限界があり、別の方法で大電流化を図ることが求められている。また、従来のトランスでは、一次コイルと二次コイルとの結合が悪いという課題を有している。
特開平03-180009号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、大電流化にも対応することが可能であると共に、コイル間の結合にも優れ、しかも小型化を図ることができるトランスを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るトランスは、
一対の平板コイル部から成る一次コイルと、
これらの平板コイル部の間に二次コイルが配置される巻芯部を有するボビンと、を有するトランスであって、
前記二次コイルは、前記巻芯部にワイヤが巻回されて構成され、
前記ボビンは、前記巻芯部の軸方向の両側に位置する一対の鍔部と、各鍔部から前記巻芯部の軸方向に沿って外側に延長してある台座とを有し、
それぞれの前記鍔部の内部に、前記平板コイル部が一体化してあり、
それぞれの前記平板コイル部と一体成形してある一対の平板リード部は、前記台座の内部に向けて外側に折り曲げられ、各台座の実装側底面から露出して一次端子を構成していることを特徴とする。
本発明の第1の観点のトランスでは、一対の一次コイルの間に二次コイルが配置される。したがって、一次コイルと二次コイルとの結合が向上する。また、一次コイルが2つに分離され、外部回路でこれらのコイルが接続されることで、一次コイルにトータルで流すことができる電流を増大させることができ、大電流化にも寄与する。また、平板コイル部の間に、前記一次コイルが配置してあることで、一次コイルをワイヤで構成する場合に比較して、さらに大電流を流すことが可能になると共に、一次コイルと二次コイルとの結合も向上する。さらに、ボビンの鍔部の内部に平板コイル部をインサート成形などで一体化することで、ボビンの成形も容易になると共に、トランスの小型化も図れる。
さらに、それぞれの前記平板コイル部と一体成形してある一対の平板リード部は、前記台座の内部に向けて外側に折り曲げられ、各台座の実装側底面から露出して一次端子を構成している。そのため、平板コイル部と平板リード部とを略同一面に配置する場合に比べて、鍔部を薄くしても、一次端子と二次コイルとの間の絶縁距離を十分に確保することができ、トランスの軸方向サイズの小型化に寄与する。
好ましくは、いずれかの前記台座の先端部が、前記台座の基端部と別に成形してあり接合してある。たとえば台座の先端部に、二次端子を取り付け、別体に成型してあることで、台座の長さを調節することが容易になり、二次端子と一次端子との絶縁も確保し易くなる。
本発明の第2の観点に係るトランスは、
一対の平板コイル部から成る一次コイルと、
これらの平板コイル部の間に二次コイルが配置される巻芯部を有するボビンと、を有するトランスであって、
前記二次コイルは、前記巻芯部にワイヤが巻回されて構成され、
前記ボビンは、前記巻芯部の軸方向の両側に位置する一対の鍔部と、各鍔部から前記巻芯部の軸方向に沿って外側に延長してある台座とを有し、
それぞれの前記鍔部の内部に、前記平板コイル部が一体化してあり、
いずれかの前記台座の先端部が、前記台座の基端部と別に成形してあり接合してあることを特徴とする。
本発明の第2の観点のトランスでは、一対の一次コイルの間に二次コイルが配置される。したがって、一次コイルと二次コイルとの結合が向上する。また、一次コイルが2つに分離され、外部回路でこれらのコイルが接続されることで、一次コイルにトータルで流すことができる電流を増大させることができ、大電流化にも寄与する。また、平板コイル部の間に、前記一次コイルが配置してあることで、一次コイルをワイヤで構成する場合に比較して、さらに大電流を流すことが可能になると共に、一次コイルと二次コイルとの結合も向上する。さらに、ボビンの鍔部の内部に平板コイル部をインサート成形などで一体化することで、ボビンの成形も容易になると共に、トランスの小型化も図れる。
また、本発明の第2の観点のトランスでは、たとえば台座の先端部に、二次端子を取り付け、別体に成型してあることで、台座の長さを調節することが容易になり、二次端子と一次端子との絶縁も確保し易くなる。
好ましくは、前記二次コイルを構成する前記ワイヤの両端であるワイヤリード部がそれぞれ接続される一対の二次端子の内の少なくとも一方が、前記巻芯部の軸方向に沿って、少なくともいずれか一方の前記一次コイルの外側に配置されるように、いずれかの前記台座に取り付けてある。二次コイルの二次端子を一次コイルの外側に配置することにより絶縁距離を良好に確保することができる。さらに、トランスの小型化を実現することもできる。
好ましくは、前記ワイヤリード部は、一対の前記平板リード部の間に位置する前記実装側底面を通り、前記二次端子にそれぞれ接続してある。ワイヤリード部が、実装側底面を通して二次端子方向に引き延ばされることで、ワイヤリード部と磁性コアとの絶縁を確保し易い。また、ワイヤリード部と一次端子との絶縁も確保し易い。
好ましくは、前記ワイヤリード部が通る前記実装側底面には、前記平板リード部と前記ワイヤリード部との絶縁を向上させるリード用凸部が形成してある。このように構成することで、平板リード部とワイヤリード部(一次端子)との絶縁を向上させることができる。
好ましくは、前記実装側底面には、前記二次コイルと前記一次端子との絶縁を向上させるコイル用凸部が形成してある。このように構成することで、二次コイルと前記一次端子との絶縁を向上させる。
好ましくは、前記第1台座の実装側底面には、前記一次端子と前記二次端子との間の絶縁を向上させる端子用凸部が形成してある。このように構成することで、一次端子と二次端子との間の絶縁を向上させることができる。
好ましくは、一対の前記鍔部の実装側底面と反対側に位置する反実装面には、天板が装着してある。天板の上面に吸着ヘッドが吸着し、トランスの搬送が容易になる。
好ましくは、前記ボビンには、前記一次コイルの軸芯と一対の前記二次コイルの軸芯とを通過する貫通孔が形成してあり、前記貫通孔には、磁性コアの中脚部が挿入されている。磁性コアがボビンに取り付けられることで、トランスの磁気特性が向上する。
図1Aは本発明の一実施形態に係るトランスの斜視図である。 図1Bは図1Aに示すトランスの正面図である。 図1Cは図1Aに示すトランスの底面図である。 図2は図1Aに示すトランスの分解斜視図である。 図3Aは図1Aに示すIIIA-IIIA線に沿う断面図である。 図3Bは図1Aおよび図3Aに示すIIIB-IIIB線に沿う断面図である。 図4は図2に示すボビンに一体化されている一次コイルと一次端子の斜視図である。 図5は図2に示すボビンに一体化されている二次端子の斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1Aに示す本実施形態に係るトランス10は、たとえばEV(Electric Vehicle:電動輸送機器)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)、あるいはコミュータ(車両)用の車載用充電器、あるいは家庭用または産業用電気機器の電源回路、あるいはコンピュータ機器の電源回路などにおいて、たとえばカレントトランスとして用いられられる。
図2に示すように、このトランス10は、ボビン20と、第1コア401および第2コア402から成るコア部(磁性コア)40と、を有する。なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直であり、Z軸は、トランス10の高さ(厚み)に対応する。また、X軸は、後述するコイル部の巻軸に平行であり、ボビン20の第1台座22と第2台座23とが並ぶ方向に一致するようになっている。
ボビン20は、ボビン本体21と、ボビン本体21のX軸方向の相互に反対側に位置するようにボビン本体21に一体に成形してある第1台座22および第2台座23とを有する。なお、第1台座22は、先端部22aと基端部22bとからなり、先端部22aは、基端部22bとは別に成形してあり、分割面22cで接合してある。接合のための手段としては、特に限定されず、たとえば凹凸嵌合および/または接着剤などが例示される。第1台座22の基端部22bは、ボビン本体21と一体成形される。
ボビン20のボビン本体21は、ワイヤ34が巻回される巻芯部28と、巻芯部28のX軸方向の両側に位置する第1鍔部24と第2鍔部26とを有する。ボビン本体21には、第1鍔部24と巻芯部28と第2鍔部26とをX軸方向に貫通するコア脚用貫通孔29が形成してある。
コア401,402は、本実施形態では、同じ形状であり、X-Y断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。なお、コア401,402の態様は図2に示す態様に限定されるものではなく、たとえばコア401,402は、それぞれ一体に成形してあってもよく、または、コア401,402は、それぞれ複数に分割されていてもよい。
コア401,402は、それぞれY軸方向に延びるベース部44と、ベース部44のY軸方向の両端からX軸方向に突出している一対の側脚部48,48と、これらの側脚部48,48の間でY軸方向の中央からX軸方向に突出する中脚部46とを有する。
中脚部46は、ボビン20のコア脚用貫通孔29の内部にX軸方向の両側から挿入されるようになっている。図3Aに示すように、ボビン20のコア脚用貫通孔29の内部において、中脚部46,46の先端は、接触して付き合わされていてもよいし、所定のギャップを挟んで向き合うように構成してもよい。なお、ギャップを形成することにより、ギャップの幅に応じてリーケージ特性を調整することができる。
図2に示すように、中脚部46,46は、コア脚用貫通孔29の内周面形状に一致するように、略四角柱形状を有しているが、その形状は、特に限定されず、コア脚用貫通孔29の形状に合わせて変化させても良い。また、側脚部48,48は、鍔部24,26のY軸方向端面形状に合わせた形状を有し、その外面は、XZ平面(X軸とZ軸を含む平面)に平行な平面を有している。本実施形態では、各コア401,402の材質は、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。
第1台座22は、第1鍔部24のZ軸方向の下方から、X軸方向の外側(ボビン20の中心から見て判断/以下同様)に延長しており、第1台座22のZ軸上面が貫通孔29の底面と略面一になっている。また、第1台座22のY軸方向の幅は、第1鍔部24のY軸方向幅よりも大きく、鍔部24のY軸方向の両端面から所定幅で飛び出している。
鍔部24のY軸方向の両端面から第1台座22がY軸に沿って飛び出している所定幅は、コア401の側脚部48のY軸方向幅と略同じであることが好ましく、その飛び出している所定幅の部分に、側脚部48が載置されるようになっている。また、第1台座22の先端部22aにおける先端面22a1が鍔部24の外端面からX軸方向に沿って飛び出している長さX1は、コア401のベース部44のX軸方向の幅よりも大きい。この長さX1は、図1Bに示す二次端子36(35)の外部接続部362(352)と一次端子となる第1平板リード部313(312)との間の距離X2が所定長さ以上となるように決定される。この距離X2は、好ましくは5mm以上である。本実施形態では、長さX1および距離X2は、基端部22bとは別に成形される先端部22aのX軸方向長さを調節することで制御することができる。
第2台座23は、第2鍔部26のZ軸方向の下方から、第1台座22とは反対側でX軸方向の外側に延長しており、第2台座23のZ軸上面が貫通孔29の底面と略面一になっている。また、第2台座23のY軸方向の幅は、第2鍔部26のY軸方向幅よりも大きく、鍔部26のY軸方向の両端面から所定幅で飛び出している。
鍔部26のY軸方向の両端面から第2台座23がY軸に沿って飛び出している所定幅は、コア401の側脚部48のY軸方向幅と略同じであることが好ましく、その飛び出している所定幅の部分に、側脚部48が載置されるようになっている。また、第2台座23の先端部23aが鍔部26の外端面からX軸方向に沿って飛び出している長さは、コア401のベース部44のX軸方向の幅と同程度であり、その部分に、ベース部44が載置されるようになっている。
図3Aに示すように、本実施形態では、第1鍔部24と第2鍔部26との間に位置する巻芯部28の外周部に、ワイヤ34が巻回してあり、ワイヤコイル部341から成る二次コイルが形成してある。ワイヤ34は、単線で構成されてもよく、あるいはリッツ線などの撚り線で構成されてもよい。ワイヤ34の線径は、特に限定されないが、好ましくは0.1~0.4mmの範囲である。ワイヤ34は、金属線などの導電線で構成されるが、絶縁被覆ワイヤであってもよい。ワイヤ34の巻き数(ターン数)は、特に限定されないが、たとえば一次コイルのターン数の数十倍から数千倍の巻き数である。
また、第1鍔部24には、第1平板導体31の第1平板コイル部(一次コイル)311が埋め込まれており、第2鍔部26には、第2平板導体32の第2平板コイル部(一次コイル)321が埋め込まれている。図4に示すように、第1平板導体31の第1平板コイル部311は、略1ターン分(より詳細には、略3/4ターン分)のリング板形状を有し、その部分が、図3Aに示すように、第1鍔部24の内部に埋め込まれている。また図4に示すように、第2平板導体32の第2平板コイル部321は、略1ターン分(より詳細には、略3/4ターン分)のリング板形状を有し、その部分が、図3Aに示すように、第2鍔部24の内部に埋め込まれている。
図4に示すように、第1平板導体31は、第1平板コイル部311と、その両端部に一体的にそれぞれ形成してある第1平板リード部312,313とを有する。第1平板リード部312,313は、第1外側折曲片312a,313aと、第1側方拡張片312b,313bと、第1垂下片312c,313cと、第1実装片312d,313dとを有する。
第1外側折曲片312a,313aは、それぞれ平板コイル部311の両端部からX軸方向の外側(図1Bに示すワイヤコイル部341のX軸方向の中心から遠くなる方向)に向けて略直角に一体的に折り曲げられている部分である。第1側方拡張片312b,313bは、第1外側折曲片312a,313aのX軸方向の外側端部からY軸方向の外側(図1Bに示すワイヤコイル部341の巻軸の中心から遠くなる方向)に延びるように一体成形してある。第1側方拡張片312b,313bは、X軸方向の外側およびZ軸の上側に向けて凸状の曲面形状を有する。
第1垂下片312c,313cは、第1側方拡張片312b,313bのY軸方向の外側端部からZ軸方向の下側に向けて延長してある。第1垂下片312c,313cのZ軸方向の下側端部には、第1実装片312d,313dが一体成形してある。第1実装片312d,313dは、第1垂下片312c,313cのZ軸方向の下側端部から、第1外側折曲片312a,313aとX軸の反対方向(内側)で略平行に折曲成形してある。また、第1実装片312d,313dは、第1垂下片312c,313cのY軸方向幅よりも幅広に形成してあり、Y軸方向の外側に飛び出している。これらの第1実装片312d,313dは、一次端子として、外部基板などの外部回路との実装接続部となる。
図3Aおよび図3Bに示すように、第1平板導体31の第1平板コイル部311は、ボビン本体21の第1鍔部24の内部に一体化して埋め込まれている。コイル部311の頂部314は、ワイヤコイル部341のZ軸方向高さと同程度の高さ位置にあり、鍔部24の外側には飛び出していない。第1外側折曲片312a,313aは、第1鍔部24と一体成形してある第1台座22の基端部22bの内部に一体化されて埋め込まれている。第1側方拡張片312b,313bも同様に、第1台座22の基端部22bの内部に一体化されて埋め込まれている。
第1垂下片312c,313cは、それらのZ軸方向の下端部が第1台座22の基端部22bの実装側底面221から飛び出すように、基端部22bの内部に一体化されて埋め込まれている。第1垂下片312c,313cのZ軸方向の下端に一体成形してある第1実装片312d,313dも、実装側底面221から飛び出しており、本実施形態では、X軸方向の内側に折り曲げられているが、X軸方向の外側に折り曲げられていてもよい。
図4に示すように、第2平板導体32は、第2平板コイル部321と、その両端部に一体的にそれぞれ形成してある第2平板リード部322,323とを有する。第2平板リード部322,323は、第2外側折曲片322a,323aと、第2側方拡張片322b,323bと、第2垂下片322c,323cと、第2実装片322d,323dとを有する。
第2外側折曲片322a,323aは、それぞれ平板コイル部321の両端部からX軸方向の外側(図1Bに示すワイヤコイル部341のX軸方向の中心から遠くなる方向)に向けて略直角に一体的に折り曲げられている部分である。第2側方拡張片322b,323bは、第2外側折曲片322a,323aのX軸方向の外側端部からY軸方向の外側(図1Bに示すワイヤコイル部341の巻軸の中心から遠くなる方向)に延びるように一体成形してある。第2側方拡張片322b,323bは、X軸方向の外側およびZ軸の上側に向けて凸状の曲面形状を有する。
第2垂下片322c,323cは、第2側方拡張片322b,323bのY軸方向の外側端部からZ軸方向の下側に向けて延長してある。第2垂下片322c,323cのZ軸方向の下側端部には、第2実装片322d,323dが一体成形してある。第2実装片322d,323dは、第1垂下片322c,323cのZ軸方向の下側端部から、第2外側折曲片322a,323aとX軸の反対方向(内側)で略平行に折曲成形してある。また、第2実装片322d,323dは、第2垂下片322c,323cのY軸方向幅よりも幅広に形成してあり、Y軸方向の外側に飛び出している。これらの第2実装片322d,323dは、一次端子として、外部基板などの外部回路との実装接続部となる。
図3Aおよび図3Bに示すように、第2平板導体32の第2平板コイル部321は、ボビン本体21の第2鍔部26の内部に一体化して埋め込まれており、X軸に沿って第1平板コイル部311と第2平板コイル部321とが向き合い、これらの間に、ワイヤコイル部341を配置してある。コイル部321の頂部324は、ワイヤコイル部341のZ軸方向高さと同程度の高さ位置にあり、鍔部26の外側には飛び出していない。第2外側折曲片322a,323aは、第2鍔部26と一体成形してある第2台座23の内部に一体化されて埋め込まれている。第2側方拡張片322b,323bも同様に、第2台座23の内部に一体化されて埋め込まれている。
第2垂下片322c,323cは、それらのZ軸方向の下端部が第2台座23の実装側底面231から飛び出すように、第2台座23の内部に一体化されて埋め込まれている。第2垂下片322c,323cのZ軸方向の下端に一体成形してある第2実装片322d,323dも、実装側底面231から飛び出しており、本実施形態では、X軸方向の内側に折り曲げられているが、X軸方向の外側に折り曲げられていてもよい。ただし、第2実装片322d,323dは、X軸方向の内側に折り曲げられている方が、トランス10の小型化に寄与する。
図3Aに示すように、平板コイル部311を鍔部24の内部に埋め込むと共に、平板リード部312の基端部を第1台座22の基端部22bの内部に埋め込むために、平板導体31は、ボビン本体21および第1台座22の基端部22bと共にインサート成形してある。また、同様に、平板コイル部321を鍔部26の内部に埋め込むと共に、平板リード部322の基端部を第2台座23の内部に埋め込むために、平板導体32は、ボビン本体21および第2台座23と共にインサート成形してある。なお、鍔部24、鍔部26および巻芯部28から成るボビン本体と、第1台座22の基端部22bと、第2台座23とは、平板導体31および32を金型内にインサートしてある状態で樹脂などで一体成形される。
また、ボビン本体21の内部の所定位置に平板導体31,32のコイル部311,321を位置決めすると共に、第1台座22の基端部22bの内部に平板リード部312,322の基端部を位置決めするために、第1台座22の基端部22bの内部と、第2台座23の内部には、Z軸方向に延びる型抜き穴241,261が形成してある。
各平板導体31,32の外側折曲片312a,313a,322a,323aのZ軸方向の下面に、図示省略してある金型内位置決めピンが当接し、金型の内部で平板導体31,32が位置決めされ、ボビン20のボビン本体21および第1台座22の基端部22bと第2台座とが成形される。ボビン20が成形された後には、位置決めピンは、型抜き穴241,261に沿って引き抜かれ、ボビン20には、型抜き穴241,261が残る。また、平板導体31,32のコイル部311,321は、各鍔部24,26の内部に位置決めされて一体化される。なお、図3Bに示すように、平板コイル部311は、貫通孔29の約3/4周を囲むように、ボビン20の内部に一体化される。図4に示す平板コイル部321も平板コイル部311と同様である。
図5に示すように、一対の第2端子35,36は、それぞれX軸方向に突出するワイヤ接続部351,361と、Y軸方向の相互に反対方向に突出する外部接続部352,362とを有する。各端子35,36におけるワイヤ接続部351,361と外部接続部352,362との間には、Z軸方向の段差状に折曲げられた中間部が一体に成形してある。
各端子35,36の段差状の中間部は、図1Aに示すように、第1台座22のX軸方向の先端部22aの内部に埋め込まれており、各端子35,36のワイヤ接続部351,361が、第1台座22の先端部22aの先端面22a1からX軸方向の外側に飛び出している。また、各端子の外部接続部352,362は、第1台座22の先端部22aにおいて、底面221からZ軸方向に飛び出し、Y軸方向の相互に外側に曲げられている。各端子35,36も、図3Aに示す平板導体31,32と同様にして、ボビン20の第1台座22の先端部22aの成形の際にインサート成形により第1台座22の先端部22aに一体化される。
本実施形態では、平板導体31,32は、たとえば銅、アルミニウム、スズ、ニッケルなどの金属、またはこれらの合金などの導電性板材で構成してある。平板導体31,32の厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.3~0.8mmである。平板導体31,32の表面、特に、実装片312d,313d、322d,323dの表面には、ハンダなどの接合部材との密着性を向上させるためなどの目的でメッキ処理や粗面化処理が施されていてもよい。なお、端子35,36の材質は、平板導体31,32と同様である。
図1Cに示すように、ワイヤ34の両端部である一対のワイヤリード部342,343は、第1台座22の底面221に形成してあるリード通路223を通り、それぞれ一対の二次端子35,36のワイヤ接続部351,361に絡げられて接続してある。ワイヤリード部342,343がそれぞれ絡げられたワイヤ接続部351,361には、ハンダによる接合、あるいはレーザによる接合、あるいは抵抗溶接などのその他の接合手段による接合がなされてもよい。
第1台座22の底面221に形成してあるリード通路223は、第1台座22の底面221のY軸方向の中央部をX軸方向に直線状に延びる一対のリード用凸部222の間に溝状に形成してある。リード用凸部222は、リード通路223を通過する一対のワイヤリード部342,343と、第1端子となる平板リード部312,313との間の沿面距離を確保して絶縁を向上させることができる。また、同様に、リード用凸部222は、リード通路223を通過する一対のワイヤリード部342,343と、第2端子35,36の外部接続部352,362との間の沿面距離を確保して絶縁を向上させることができる。
リード用凸部222,222のX軸方向の途中には、Y軸方向に延びる端子用凸部225,225が各リード用凸部222,222と交差して一体化して形成してある。端子用凸部225,225は、リード用通路223では途切れており、ワイヤリード342,343の通過を邪魔しないようにしてある。端子用凸部225,225は、一次端子としての第1平板リード部312,313と二次端子35,36の外部接続部352,362との間に形成され、これらの沿面距離を確保して絶縁を向上させる。本実施形態では、端子用凸部225,225は、第1台座22の基端部22bに一体成形してあるが、先端部22aに一体成形してあってもよい。
また、ワイヤコイル部341と第1平板リード部312,313との間に位置する第1台座22(基端部22b)の底面221には、コイル用凸部224,224が、リード用凸部222,222に交差して一体化して形成してある。Y軸方向に延びるコイル用凸部224,224は、リード用通路223では途切れており、ワイヤリード342,343の通過を邪魔しないようにしてある。コイル用凸部224,224は、一次端子としての第1平板リード部312,313とワイヤコイル部341との間に形成され、これらの沿面距離を確保して絶縁を向上させる。
また、ワイヤコイル部341と第2平板リード部322,323との間に位置する第2台座23の底面231には、コイル用凸部234が、Y軸方向に沿って形成してある。Y軸方向に延びるコイル用凸部234は、一次端子としての第1平板リード部322,323とワイヤコイル部341との間に形成され、これらの沿面距離を確保して絶縁を向上させる。
図1Bに示すように、各凸部222,225,224,234が底面221,231からZ軸の下方に突出する高さは、平板リード部312,313,322,323および外部接続部352,362が底面221,231から突出する高さよりも低くなるように設定してある。これらの平板リード部312,313,322,323および外部接続部352,362が、凸部222,225,224,234に邪魔されることなく、図示しない外部基板の実装面に接続することができるようにしてある。
図3Aおよび図3Bに示すように、リード通路223のZ軸方向の溝深さは、各凸部222,225,224,234の底面221,231からの突出高さよりも大きくなっている。リード通路223を通過するワイヤリード342,343と一次端子としての第1平板リード部312,313との絶縁を向上させるためである。
ボビン20のボビン本体21および第1台座22の基端部22bと第2台座23は、たとえばPPS、PET、PBT、LCP、ナイロンなどのプラスチックで一体的に成形してあるが、その他の絶縁部材で構成されても良い。ただし、本実施形態では、ボビン20としては、たとえば1W/m・K以上に熱伝導率が高いプラスチックで構成することが好ましく、たとえばPPS、ナイロンなどで構成してある。
なお、第1台座22の先端部22aは、ボビン20を構成するその他の部材とは別に成形してあり、上述した絶縁部材とは異なる材料で構成してもよく、同じ材料で構成してもよい。第1台座22の先端部22aは、基端部22bに一体成形してある嵌合用凸部に嵌合されて組み合わされることが好ましい。第1台座22の基端部22bに取り付けられる先端部22aは、客先などの要請に応じて、長さの異なるものや、二次端子35,36の取付構造が異なるものを交換して取り付けることができる。
本実施形態に係るトランス10は、図2に示す各部材を組み立てると共に、ボビン20の巻芯部28にワイヤ34を巻回することによって製造される。以下に、トランス10の製造方法の一例を、図2などを用いて説明する。トランス10の作製においては、まず、ボビン20を準備する。
ボビン20のボビン本体21および第1台座22の基端部22bと第2台座23には、前述したように、平板導体31,32の平板コイル部311,321が各鍔部24,26の内部に埋め込まれるように、インサート成形により一体化してある。また、端子35,36の中間部が埋め込まれるようにボビン20の第1台座22の先端部22aにインサート成形により一体化してある。先端部22aは、予め基端部22bに取り付けられて固定されていてもよい。
次に、図3Aに示すボビン20の巻芯部28の外周にワイヤ34を巻回し、ワイヤコイル部341を形成する。ワイヤ34としては、特に限定されないが、リッツ線等が好適に使用される。また、ワイヤ34の両端部であるワイヤリード部342,343は、図1Cに示すように、リード通路223を通して、一対の端子35,36のワイヤ接続部351,361にそれぞれ絡げられた後に、たとえばハンダ付けで接続される。
巻回作業の後に、必要に応じて、平板導体31,32の平板リード部312,313,323,322の実装片312d,313d,323d,322dと二次端子35,36の外部接続部352,362を折り曲げ加工する。なお、実装片312d,313d,323d,322dと外部接続部352,362とは、予め折り曲げられていてもよい。ワイヤ34の巻回作業の邪魔にならないからである。
次に、図2に示すように、X軸方向の両方向からコア401,402を取り付ける。すなわち、コア401,402の中脚46,46の先端同士の間にギャップを持たせつつ、側脚48,48の先端同士を接合する。なお、ギャップは0であっても良い。コア401,402から成るコア部40をボビン20に取り付けた後に、コア401,402のベース部44と鍔部24,26のX軸方向の外端面との間には、接着剤を塗布してもよい。
その前後に、第1鍔部24と第2鍔部26とのZ軸上面を掛け渡すように、天板50をボビン20に取り付ける。天板50は、ボビン本体21のZ軸方向の上面を全体的に覆う天板本体部52と、そのX軸方向の両端に具備してある係止片54とを有する。係止片54には、嵌合孔が形成してあり、その嵌合孔に、鍔部24,26のX軸方向外端面のZ軸方向上部に形成してある嵌合凸部が嵌合し、天板50は、ボビン20の上部に取り付けられる。天板50を構成する材質としては、特に限定されないが、ボビン20と同様な合成樹脂、あるいはセラミックなどが例示される。
本実施形態に係るトランス10では、図3Aに示すように、一対の一次コイルとしての平板コイル部311,321の間に二次コイルとしてのワイヤコイル部341が配置される。したがって、一次コイルと二次コイルとの結合が向上する。また、一次コイルが平板コイル部311,321として2つに分離され、外部回路でこれらのコイル部311,321が接続されることで、一次コイルにトータルで流すことができる電流を増大させることができ、大電流化にも寄与する。また、二次コイルとしてのワイヤコイル部341の二次端子35,36を一次コイルとしての第1平板コイル部311のX軸方向の外側に配置することにより絶縁距離も確保することができる。さらに、トランスの小型化を実現することもできる。
また、一次コイルは、平板コイル部311,321と一対の平板リード部312,313,322,323とを有し、平板コイル部311,321の平坦面の間に、一次コイルとしてのワイヤコイル部341が配置してある。このように構成することで、一次コイルをワイヤで構成する場合に比較して、さらに大電流を流すことが可能になると共に、一次コイルと二次コイルとの結合も向上する。
また、平板コイル部311,321は、巻芯部28のX軸方向の両側に位置する鍔部24,26の内部にそれぞれ一体化してある。ボビン20の鍔部24,26の内部に平板コイル部311,321をインサート成形などで一体化することで、ボビン20の成形も容易になると共に、トランス10の小型化も図れる。
また平板リード部312,313,322,323は、鍔部24,26の実装面側の底面221,231からそれぞれ外部に飛び出して一次端子を構成しているので、一次端子の形成が容易である。
さらに第1台座22の基端部22bは、第1鍔部22と一体化してあり、ワイヤリード部342,343は、一対の平板リード部312,313の間に位置する実装側の底面221に形成してあるリード通路223を通り、二次端子35,36にそれぞれ接続してある。ワイヤリード部342,343が、実装面側の底面221を通して二次端子35.36の方向に引き延ばされることで、ワイヤリード部342,343と磁性コア40との絶縁を確保し易い。
さらに、本実施形態では、一対の鍔部24,26の実装面側の底面221,231と反対側に位置する反実装面(Z軸方向の上面)には、天板50が装着してある。天板50の上面に吸着ヘッドが吸着し、トランスの搬送が容易になる。また、図1Aに示すように、磁性コア40は、熱伝導性に優れたベルト70などでボビン20と共に固定してあってもよい。
さらに、それぞれの平板コイル部311,321と一体成形してある一対の平板リード部312,313,322,323は、台座22,23の内部に向けてX軸方向の外側に折り曲げられ、各台座22,23の実装側底面221,231から露出して一次端子を構成している。そのため、平板コイル部311(321)と平板リード部312,313(322,323)とを略同一面に配置する場合に比べて、鍔部24,26をX軸方向に薄くすることができる。また、一次端子としての実装片312d,313d(322d,323d)と二次コイルとしてのワイヤコイル部341との間の絶縁距離を十分に確保することができ、トランス10の軸方向サイズの小型化に寄与する。
また、本実施形態では、第1台座22の先端部22aが、台座22の基端部22bと別に成形してある。台座22の先端部22aには、二次端子35,36が取り付けられて別体に成型してあることで、台座22の長さを調節することが容易になり、二次端子35,36と一次端子としての実装片312d,313dとの絶縁も確保し易くなる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、一対の二次端子351,361をボビン20のX軸方向の一方の端部に配置してある第1台座22の先端部22aに装着してあるが、いずれか一方の二次端子351を第1台座22の先端部22aに配置し、いずれか他方の二次端子361を第2台座23のX軸方向の先端部に配置してもよい。なお、その場合には、第2台座23も、第1台座22と同様に、ボビン20のボビン本体21からX軸方向に飛び出していることが好ましい。また、その場合には、図1Cに示す第2台座23の背面231にも、第1台座22の背面221と同様なリード通路223、リード用凸部222、端子用凸部225が形成してあることが好ましい。さらに、第1台座22と同様に、第2台座23のX軸方向の先端部を、別体に成形して取り付けられる構造としてもよい。
さらに、上述した実施形態では、図2に示すように、コア部40を同じE型のコア401,402を組み合わせて構成したが、一方のコアをE型コアとし、他方のコアをI型コアなどに構成し、相互に異なる形状のコアを組み合わせて構成してもよい。
さらにまた、上述した実施形態では、一次コイルを、一対の平板導体31,32のコイル部311,321で構成してあるが、一対のワイヤコイル部で構成してもよい。
10…トランス
20…ボビン
21…ボビン本体
22…第1台座
22a… 先端部
22a1… 先端面
22b… 基端部
221… 実装側底面
222… リード用凸部
223… リード通路
224… コイル用凸部
225… 端子用凸部
23…第2台座
231… 実装側底面
234… コイル用凸部
24…第1鍔部
241… 型抜き穴
26…第2鍔部
261… 型抜き穴
28…巻芯部
29…コア脚用貫通孔
31… 第1平板導体
311… 第1平板コイル部(一次コイル)
312,313… 第1平板リード部(一次端子)
314… 頂部
32… 第2平板導体
321… 第2平板コイル部(一次コイル)
322,323… 第2平板リード部(一次端子)
324… 頂部
34… ワイヤ
341… ワイヤコイル部(二次コイル)
342,343… ワイヤリード部
35,36… 二次端子
351,361… ワイヤ接続部
352,362… 外部接続部
40… 磁性コア(コア部)
401… 第1コア
402… 第2コア
44… ベース部
46… 中脚部
48… 側脚部
50… 天板
52… 天板本体部
54… 係止片
60… ベルト

Claims (9)

  1. 一対の平板コイル部から成る一次コイルと、
    これらの平板コイル部の間に二次コイルが配置される巻芯部を有するボビンと、を有するトランスであって、
    前記二次コイルは、前記巻芯部にワイヤが巻回されて構成され、
    前記ボビンは、前記巻芯部の軸方向の両側に位置する一対の鍔部と、各鍔部から前記巻芯部の軸方向に沿って外側に延長してある一対の台座とを有し、
    それぞれの前記鍔部の内部に、前記平板コイル部が一体化してあり、
    それぞれの前記平板コイル部と一体成形してある一対の平板リード部は、
    前記台座の内部で、前記巻芯部の軸方向に沿って外側に折り曲げられている外側折曲片と、
    各台座の下側に向けて延長し、各台座の実装側底面から露出している垂下片と、を有する一次端子を構成してあるトランス。
  2. 前記二次コイルを構成する前記ワイヤの両端であるワイヤリード部がそれぞれ接続される一対の二次端子の内の少なくとも一方が、前記巻芯部の軸方向に沿って、少なくともいずれか一方の前記一次コイルの外側に配置されるように、いずれかの前記台座に取り付けてある請求項1に記載のトランス。
  3. 前記ワイヤリード部は、前記一次コイルの前記平板コイル部と一体成形してある一対の平板リード部の間に位置する前記台座の実装側底面を通り、前記二次端子にそれぞれ接続してある請求項2に記載のトランス。
  4. 前記ワイヤリード部が通る前記台座の実装側底面には、前記平板リード部と前記ワイヤリード部との絶縁を向上させるリード用凸部が形成してある請求項3に記載のトランス。
  5. 前記実装側底面には、前記二次コイルと前記平板リード部との絶縁を向上させるコイル用凸部が形成してある請求項3または4に記載のトランス。
  6. 前記台座の実装側底面には、前記平板リード部と前記二次端子との間の絶縁を向上させる端子用凸部が形成してある請求項3~5のいずれかに記載のトランス。
  7. 一対の前記鍔部の実装側底面と反対側に位置する反実装面には、天板が装着してある請求項1~6のいずれかに記載のトランス。
  8. 前記ボビンには、前記一次コイルの軸芯と一対の前記二次コイルの軸芯とを通過する貫通孔が形成してあり、
    前記貫通孔には、磁性コアの中脚部が挿入されている請求項1~7のいずれかに記載のトランス。
  9. 前記平板リード部は、前記巻芯部の軸方向に平行な方向に折り曲げられている実装片を有する請求項1~8のいずれかに記載のコイル装置。

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