JPH02274385A - 溶接条件時間変化監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、溶接機の溶接状態を連続的に監視する溶接
条件時間変化監視装置に関するものである。

［従来の技術］ 金属を溶接する方法の一つに抵抗溶接がある。

これは溶接しようとする金属を重ね、その重ねた箇所に
電極を押し付けて被溶接材料に溶接電流を流し、そのと
きに発生するジュール熱によって被溶接材料を溶融して
溶接するものである。

このようにして溶接された溶接部分が正常な強度をもっ
て溶接されたか否かは、これを目視で観察するだけでは
判別できないので、溶接時の電流あるいは電圧を検出し
て、溶接の良否を判定している。これは溶接条件（電流
、電圧、通電時間）の上限値、下限値を決定し、溶接状
態をモニタすることによって、溶接時の電圧または電流
が許容範囲内にあるか否かを判定している。溶接モニタ
はこの判定結果を表示器で表示するとともに、判定結果
の信号を外部出力したり、内蔵プリンタで記録したりす
るものである。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながらこのような従来のモニタでは、１回溶接し
たとき（その試料の溶接１始から溶接終了の期間）の全
サイクルの最大値または平均値によって判定を行うので
、通電時間の経過に伴う電正値や、電流値の変化の様子
は不明である。そのために溶接がモニタ上で正常に行わ
れていても電圧または電流の通電時間の経過における変
化の様子が判別できず、半サイクル単位で見ると、適正
範囲から外れてしまう状態についてまでは追従できない
ので、異常を検出できなかった。なお、全サイクルとは
溶接の開始時点から終了時点までにわたる全ての交流波
形の周期のことである。

［課題を解決するための手段］ このような課題を解決するためにこの発明は、時々朗々
の基準値と許容値の両方を記憶させ、測定値とリアルタ
イムに比較して判定する。

［作用］ 溶接時における溶接条件の時間的変化を基準値と比較し
、刻々変わる溶接条件の全ての状態について良否が判定
される。

［実施例コ 図はこの発明の一実施例を示すブロック図である０図に
おいて１は波形整形回路、２はＡ／Ｄ変換回路、３は制
御回路、４はキースイッチ、５は記ｆ！部、６は表示部
である。

このような装置において先ず準備段階として、実際に溶
接する金属をサンプルとして取り出し、数回〜数十回試
し溶接を行い、この操作によって得られた各時間毎にお
ける溶接電流値を波形整形回路１、Ａ／Ｄ変換回路２を
介して制御回路３に供給し、そのデータを基に各時間毎
の溶接電流の平均値（以下、基準値と称する）を演算し
、記憶部５に記憶させる。

あるいは過去に同一条件で溶接した各時間毎における溶
接電流の平均値のデータがあれば、そのデータをキース
イッチ４によって入力し、制御回路３を介して記憶部５
に記憶させる。準備段階ではこの何れかの方法を選択し
て基準値の記憶を行う０以上の操作の終了後、被溶接材
料の条件により各時間毎の基準値の許容範囲を決定して
、キースイッチ４によって制御回路３を介して記憶部５
に記憶させる。このとき基準値は記憶データに対して自
動的に演算され、許容値は操作者が設定する０以上の操
作で準備段階として必要な条件を入力したことになる。

次に実際に溶接を行った場合のモニタの動作について説
明する。被溶接材料を溶接すると図示しないトロイダル
コイルを介して溶接電流検出信号が検出され、波形整形
回路１、Ａ／Ｄ変換器２を介して制御回路３に供給され
る。制御回路３では準備段階で記憶部５に記憶させてお
いた基準値の時間変化の各時間に対応する溶接電流との
差を算出して、記憶部５に供給すると同時に、前述した
基準値の時間変化の各時間に対応する溶接電流との差と
、準備段階で記憶部６に記憶させた基準値の許容範囲を
記憶部５から読み出して表示部６に供給する。

表示部６においては、この２つの信号が表示されるとと
もに、基準値の時間変化の各時間に対応する溶接電流と
の差が規定した許容範囲を超過したものに対しては、ブ
ザーおよび表示器で警告される。

また記憶部５に記憶された各データはプリンタに供給し
、記録しても良い。

以上の説明は電流についてであるが、時間変化のモニタ
対象は電流、電圧、抵抗であるので、そのうちどれをモ
ニタするかはその目的によって選定すれば良い。

第２図から第４図はこの動作をＣＰＵで制御するときの
制御動作の一実施例を示すフローチャートであり、それ
ぞれが半サイクル毎に処理される。

第２図に示すステップ１００〜１０５は基準値の平均を
演算する処理であり、ステップ１００のＡは変数、ステ
ップ１０５のＢが平均値である。またステップ１０３で
は「入力」キーが押されればｒＹＥＳ、と判断する。第
３図のステップ１１０゜１１１は基準値と測定値の差の
処理を行うフローチャート、第４図のステップ１２０〜
１２６は許容値から外れたことを判定するフローチャー
トである。

［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明は、測定値を時々刻々基準
値と比べるようにしたために、従来のように全サイクル
では良くても、半サイクルでは適正範囲から外れてしま
うという不都合が発生しないという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
から第４図は動作を示すフローチャートである。 ■・・・・波形整形回路、２・・・・Ａ／Ｄ変換回路、
３パ・・・制御部、４・・・・キースイッチ、５−・−
・記憶部、６−・・・表示部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 溶接機の溶接状態を監視する溶接条件時間変化監視装置
   において、 溶接条件の時々刻々の基準値およびこの基準値に対する
   許容値を記憶する記憶部と、 現実の溶接条件と基準値との差を時々刻々演算する誤差
   演算部と、 その差が許容値を越えたときにアラーム信号を送出する
   判定手段とを備えたことを特徴とする溶接条件時間変化
   監視装置。