JPH02274366A - マグネシウム合金砂型鋳造法 - Google Patents

マグネシウム合金砂型鋳造法

Info

Publication number
JPH02274366A
JPH02274366A JP9518089A JP9518089A JPH02274366A JP H02274366 A JPH02274366 A JP H02274366A JP 9518089 A JP9518089 A JP 9518089A JP 9518089 A JP9518089 A JP 9518089A JP H02274366 A JPH02274366 A JP H02274366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
sand mold
magnesium alloy
sand
inert gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9518089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2827267B2 (ja
Inventor
Takao Miyamoto
宮本 孝夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9518089A priority Critical patent/JP2827267B2/ja
Publication of JPH02274366A publication Critical patent/JPH02274366A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2827267B2 publication Critical patent/JP2827267B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、マグネシウム合金砂型鋳造法に関し、とくに
作業環境を悪化させることなく防燃効果を持続させるよ
うにした鋳造方法に関する。
[従来の技術] マグネシウムはアルミニウム等に比べて沸点が低く、溶
湯処理温度付近での蒸気圧が高いため酸化が激しい。こ
のため、鋳造に際して鋳型や水分、空気等と反応し酸化
燃焼し易い。したがって、マグネシウム合金の鋳造に当
っては鋳物砂中にV:J燃剤を添加することが行なわれ
ている。
この鋳物砂の防燃剤に関する技術の一例として、たとえ
ば特開昭56−139249号公報、特開昭56−13
9250号公報が知られている。しかし、鋳物砂に防燃
剤を添加することは、鋳造時に防燃剤から有害ガスが発
生し、作業環境を悪化させるという問題があった。
そこで、防燃剤を用いることなく、マグネジ1クム合金
の燃焼を防止することのできる鋳造法が提案されている
(特開昭55−16747M公報)。
この鋳造法は、マグネシウム合金の注湯前に鋳物砂にS
F:s(六フッ化イオウ〉ガスを吹き込むようにした方
法であり、これによる場合はアンモニアガスや、S02
ガス等の有毒ガスの発生が防止される。
[発明が解決しようとする課題1 しかしながら、特開昭55−16747号公報のように
、注湯前に砂型内にS F aガスを吹き込む方法では
、江湖時に吹き込んだガスが抜けてしまったり、鋳込用
量が大きい場合(熱容量が大ぎい場合)は、砂粒子間に
侵入したガスが溶場の熱で分解、消失し、ガスの供給が
所望のめに追いつかなくなるという事態が生じる。その
ため、防燃効果が不十分となり、砂型内でマグネシウム
合金の溶湯が燃焼してしまうという問題があった。
本発明は、上記の点に着目し、作業環境を悪化させるこ
となく、鋳造時における防燃効果を持続させることがで
きるマグネシウム合金鋳物鋳造法をI是供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本発明に係るマグネシウム合金砂型鋳造
法は、マグネシウム合金鋳物を砂型を用いて鋳造する鋳
造方法において、マグネシウム合金の注湯前から凝固完
了に至るまで前記砂型内に不粘性ガスを供給し、該不活
性ガスの一流偵を前記砂型内の温度とガスRIMに基づ
いて制御する方法から成る。
[作  用] このようなマグネシウム合金砂型鋳造法においでは、注
湯前から溶場が凝固完了するに至るまでの間、連続して
不活性ガスを供給するので、不活↑(1ガスの一部が砂
型から414プでも、防燃効果が低下するという問題は
解消される。
また、不活性ガスの流量は、砂型内の温度とガス濃庭に
基づいて制御されるので、常に必要なmのガス量を適確
に供給することができる。したがって、砂型内のガス量
が過度になったり、逆に極度に減少することはなくなり
、安定した防燃効果を持続させることが可能となる。
[実施例] 以下に、本発明に係るマグネシウム合金砂型鋳造法の望
ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図は本発明の第1実施例を示している。図中、1は
砂型を示しており、砂型1は上型3と下型5とから構成
されている。上型3は上枠6によって造型されており、
下型5は下枠7によって造型されている。上枠5は下枠
7の上に載せられており、両者は所定位置に位置決めさ
れている。この砂型1は、水平に設置された定盤9の上
に配置されている。
砂型1の上型3と下型5内には、溶湯が注湯されるキャ
ビティ11が形成されている。キャビティ11の一側に
は水平方向に延びる湯道13が位置しており、湯道13
は上型3の頂部に開口ηる湯口15と連通されている。
キャビティ11の仙側には、同様に上型3の頂部に聞]
]する押湯16が位置している。
上型3と下型5内には、不活性ガスを砂型内に噴出させ
る複数の鉄パイプ17が埋設されている。
各鉄パイプ17には、適当な直径(たとえば1〜5mm
)をhする複数の噴射孔17aが穿設されている。
鉄パイプ17の一端は閉塞されており、(i!!端は上
枠6および下枠7から外方に突出している。
ここで、鉄バイブ17はキャビデイ11の形状に応じて
その配置が考慮されている。1なわち、厚肉部など熱容
量が大なる場合は、できるだ(プ鉄パイプ17をキャビ
デイ11に接近して配置し、予信の不活性ガスを厚肉部
に向けて噴出させるようになっている。本実施例では、
キャビティ内面より20〜30mm程度離れた位置に鉄
パイプ17が配置されている。薄肉形状など熱容量が小
さい場合は、鉄パイプ17は上述よりも多少離して配置
されている。本実施例では、薄肉部の場合は、キャビテ
ィ内面より60〜70mmFi!度離れた位置に配置さ
れている。
砂型1から突出した各鉄パイプ17の突出端には、接続
金具19(クイックシミインド)を介してフレキシブル
チューブ21が接続されている。各フレキシブルチュー
ブ21は、外部]ン]・ローラ23に接続されている。
外部コントローラ23には、たとえばSFsガス、CO
2ガス等が封入された複数本のガスボンベ25が接続さ
れている。外部コントローラ23内には、図示されない
電磁弁ヤ流量制御弁等が収納されてJ3す、各ガスボン
ベ25と各フレキシブルチューブ21はこれらの電磁弁
や流量制御弁を介して接続されている。
外部コントローラ23には、演算器27を介して温度セ
ンサ29.30とガス!!麻センサ31が接続されてい
る。一方の温度センサ29は押湯16の近傍に配置され
ており、他方の温度センサ−30は湯口15の底部近傍
に配置されている。ガス温度センサ31は、上型3の:
1−ヤビティ11の近傍に配置されている。各温度セン
サ29.30は、砂型内の温度を電気信号に変換するも
のであり、ここで検知された信号は演算器27によって
実際の測定温度に変換される。同様にガス濃度セン93
1は、砂型内のガス濃度を電気信号に変換するものであ
り、ここで検知された信号は演算器27によって実際の
測定ガスmIfに変換される。
外部コントローラ23は、演算器2γからの指令に旦づ
いて各ガスボンベ25の切替えおよびガスの流量調整を
行なうようになっている。すなわら、演算器27は、各
センサによって訂測されたガス溌mと鋳型の温度とから
最も適量なガス流量を求め、これに基づいて外部コント
ローラ23内の各電磁弁等を作動させ、砂型内に適量の
ガスを噴出さけるようになっている。
本実施例では、注湯前と注湯後では用いられる不活性ガ
スの種類が異なっており、注湯前は、SF6ガスまたは
S Otガスが用いられ、注湯後はC02ガスまたはN
2ガスが用いられる。
つぎに、マグネシウム合金砂型鋳造法について説明する
まず、マグネシウム合金の注湯前にフレキシブルチュー
ブ21が接続金具19を介して各鉄パイプ17と連結さ
れる。この時点でボンベ25からフレーキシプルチュー
ブ21を介して砂型1内の鉄パイプ11に不活性ガス(
S F eガスまたはS Otガス)Gが供給され、鉄
パイプ17の噴出孔17aから鋳物砂中に不活性ガスG
が噴出される。
つぎに、溶湯が湯口15から注湯されると、温度センサ
30によって湯口15の底部の温度が検知され、この検
知信号によって演算器21が起動される。そして、各セ
ン930.31によって測定された砂型1内の温度およ
びガス濃度に基づいて、砂型1内に供給される不活性ガ
スGの流量が制御される。この状態では鋳物砂中に噴出
される不活性ガスは、キャビティ11の厚肉部および薄
肉部に適量に配分される。鋳造時には砂型内のガス濃度
は、ガス濃度セン931によって常時測定され、その測
定舶は演算器27にフィードバックされるので、不活性
ガスGの供給量は常に所望fi[Iに維持される。した
がって、安定した防燃効果が持続され、砂型1内での溶
製の燃焼が防止される。
注湯が完了すると、演算器27からの指令により、外部
コントローラ23内の電磁弁が切換えられ、鋳型1内に
供給される不活性ガスが、SFaガスまたはS 02ガ
スからCO2ガスまたはN2ガスに切換えられる。この
場合も、各セン1Jによって測定された鋳型内の温度お
よびガス濃度に基づいて供給される不活性ガスGの流量
が制御される。この流量制御は、溶場が完全に凝固する
まで行4iわれる。
このように、マグネシウム合金の注湯前から凝固完了(
至るまで、キャビティ11の厚肉部および薄肉部に向け
て適量の不活性ガスが絶えることなく供給されるため、
従来方法に比べて極めて高い防燃効果が持続される。
なお、本発明では鋳物砂に防燃剤を添加する必要がない
ので、注瀉峙に防燃剤によるガスの発生も解消され、ガ
スの巻き込みによる鋳造欠陥の発生が防止される。
第2実施例 第2図は、本発明の第2実施例を示している。
第2実施例が第1実施例と異なるところは、厚肉部にお
ける不活性ガスの流れと温度センサの配置位置であり、
その仙の部分は第1実施例に準じるので、準じる部分に
第1実施例と同一の符号を付すことにより準じる部分の
説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
第2図において、温度セン1J29は押し潟16の下部
に位置する厚肉部41の近傍に配置されており、厚肉部
41の近傍の温度を常時測温するようになっている。下
型5における鉄パイプ11と押し揚16の下部の間には
、細径のガス噴孔43が形成されている。このガス噴孔
43は、鉄パイプ17と連通されており、直径はたとえ
ば11nM以下に設定されている。
本実施例では、ガス噴孔43は1本のみ図示されている
が、肉厚部の程度によって複数本設ける構成にして−b
よい。
このような砂型の場合では、鉄パイプ17に供給された
不活性ガスの一部が噴出孔17aからガス噴孔43に向
かって噴出される。そのため、厚肉部41の溶湯が不活
性ガスGによって冷却され、凝固が促進される。これに
より溶湯の凝固終了部の位置がしだいに湯口15側へ移
動する指向性凝固が得られ、ひけ巣の発生が防止される
なお、砂型1内にガス噴孔43を適宜設置ノることによ
り、冷却効果をざらに高めることが可能となり、溶湯の
凝固時間の短縮がはかれる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係るマグネシウム合金砂
型鋳造法によるときは・、マグネシウム合金の江湖前か
ら凝固完了に至るまで砂型内に不活性ガスを供給し、こ
の不活性ガスの流量を砂型内の温度とガス11度に基づ
いて制御するようにしたので、作業環境を悪化させるこ
となく、鋳造時(おける防燃効果を持続させることが可
能となり、鋳型内での溶湯の燃焼を確実に防止すること
ができる。その結果、鋳造作業の安全性を向上させるこ
とができる。
また、鋳物砂に防燃剤を添加する必要がないので、防燃
剤によるガスの発生が防止され、ガスの巻き込みによる
鋳造欠陥を防止することができる。
さらに、砂型内への不活性ガスの供給による冷却効果に
よって厚肉部の凝固を促進させることが可能となる。し
たがって、指向性凝固を得ることができ、しかも凝固時
間の短縮により鋳造サイクルの短縮化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るマグネシウム合金砂
型鋳造法に用いられる鋳造装置の概略構成図、 第2図は本発明の第2実施例に係るマグネシウム合金砂
型鋳造法に用いられる鋳造装置の要部断面図、 である。 1・・・・・・・・・砂型 11・・・・・・・・・キャビティ 15・・・・・・・・・湯口 16・・・・・・・・・押湯 11・・・・・・・・・鉄パイプ 23・・・・・・・・・外部コントローラ25・・・・
・・・・・ガスボンベ 27・・・・・・・・・演粋器 29.3G・・・・・・温Wセンリ 31・・・・・・・・・ガスi8!aセンリ43・・・
・・・・・・ガス噴孔 G・・・・・・・・・不活性ガス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、マグネシウム合金鋳物を砂型を用いて鋳造する鋳造
    方法において、マグネシウム合金の注湯前から凝固完了
    に至るまで前記砂型内に不活性ガスを供給し、該不活性
    ガスの流量を前記砂型内の温度とガス濃度に基づいて制
    御することを特徴とするマグネシウム合金砂型鋳造法。
JP9518089A 1989-04-17 1989-04-17 マグネシウム合金砂型鋳造法 Expired - Fee Related JP2827267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9518089A JP2827267B2 (ja) 1989-04-17 1989-04-17 マグネシウム合金砂型鋳造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9518089A JP2827267B2 (ja) 1989-04-17 1989-04-17 マグネシウム合金砂型鋳造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02274366A true JPH02274366A (ja) 1990-11-08
JP2827267B2 JP2827267B2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=14130553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9518089A Expired - Fee Related JP2827267B2 (ja) 1989-04-17 1989-04-17 マグネシウム合金砂型鋳造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2827267B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132512A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Sintokogio Ltd 鋳物製品の鋳造方法および該方法に用いられる下鋳型収納機構、ならびに鋳造用プレス装置
WO2014112364A1 (ja) 2013-01-17 2014-07-24 権田金属工業株式会社 鋳造棒・管製造装置及びその装置により得られる金属材料
CN105344742A (zh) * 2015-11-30 2016-02-24 贵州航天风华精密设备有限公司 一种高强耐热镁合金管件锻造工艺
US11148194B2 (en) * 2018-05-10 2021-10-19 Adolf Hetke Casting system

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132512A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Sintokogio Ltd 鋳物製品の鋳造方法および該方法に用いられる下鋳型収納機構、ならびに鋳造用プレス装置
WO2014112364A1 (ja) 2013-01-17 2014-07-24 権田金属工業株式会社 鋳造棒・管製造装置及びその装置により得られる金属材料
KR20150107588A (ko) 2013-01-17 2015-09-23 곤다 긴조쿠 고교 가부시키가이샤 주조봉/주조관 제조 장치 및 그 장치에 의해 얻어지는 금속 재료
CN105344742A (zh) * 2015-11-30 2016-02-24 贵州航天风华精密设备有限公司 一种高强耐热镁合金管件锻造工艺
US11148194B2 (en) * 2018-05-10 2021-10-19 Adolf Hetke Casting system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2827267B2 (ja) 1998-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7100672B2 (en) Device for cooling die casting metallic pattern
JP3490188B2 (ja) 真空ダイカストにおける真空制御方法およびその装置
JP4150764B2 (ja) 鋳造法
US8191608B2 (en) Device for low-pressure casting, a method for filling inert gas in the device, and method for producing a cast
JP2007075862A5 (ja)
JPS62168654A (ja) ダイカスト装置
US20100071865A1 (en) Casting method
JPH02274366A (ja) マグネシウム合金砂型鋳造法
JPH06122062A (ja) 連続差圧鋳造法
JPH11138250A (ja) 金属低圧鋳造炉
CA1075874A (en) Method and apparatus for pore-free die casting
US6698494B1 (en) Casting method and apparatus
JPH11156529A (ja) 差圧鋳造法及びその溶湯保持方法並びに差圧鋳造装置
JP2783503B2 (ja) ダイカスト鋳造機の給湯方法およびダイカスト鋳造機
JPH0890197A (ja) ダイカスト鋳造装置及びダイカスト鋳造方法
JP3271678B2 (ja) ダイカストマシーン
JP3414831B2 (ja) 低圧鋳造装置
JPH0426935B2 (ja)
JPH0324300B2 (ja)
JPS61135470A (ja) 低圧鋳造装置
JPH11156530A (ja) 差圧鋳造装置及びその差圧制御方法
JP2014121719A (ja) 鋳型の冷却装置および冷却方法
JP3481671B2 (ja) 低圧鋳造装置
JP3739561B2 (ja) 連続鋳造用ロングノズルにおけるスラグ吹上げ防止方法
JPH05363A (ja) 圧力鋳造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees