JPH0227371Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0227371Y2 JPH0227371Y2 JP1981179773U JP17977381U JPH0227371Y2 JP H0227371 Y2 JPH0227371 Y2 JP H0227371Y2 JP 1981179773 U JP1981179773 U JP 1981179773U JP 17977381 U JP17977381 U JP 17977381U JP H0227371 Y2 JPH0227371 Y2 JP H0227371Y2
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- magnetic
- core body
- alloy material
- alloy
- amorphous
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- Expired
Links
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- 229910001004 magnetic alloy Inorganic materials 0.000 claims description 18
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- 239000004071 soot Substances 0.000 claims 1
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は非晶質磁性合金材を磁気コア本体とす
る磁気ヘツドに関する。
る磁気ヘツドに関する。
非晶質磁性合金材は磁気ヘツドのコア材として
優れた特性を有しているが、厚さの大きいものを
安定して得ることが困難でこれを使う磁気ヘツド
の加工法が限られる難点がある。例えば、非晶質
磁性合金材の製法として知られる液体急冷法では
厚さが20〜40μm程度の薄帯でしか得られないた
め、これを磁気ヘツドとして使用するには耐摩耗
性を確保するため記録媒体に当接する面を拡大さ
せる手段を備える必要がある。第１図イは極く一
般的に考えられる手段で、非晶質磁性合金材より
なるコア半体１ａ，１ｂを衝き合わせてなるコア
本体１に、該コア本体の両側から該コア本体の上
部磁路に対してガラス材などの非磁性体２ａをま
た下部磁路に対してフエライト材などの磁性体２
ｂを配してなるコア補強体２，２を添設させるも
のである。これは、コア本体１を構成する非晶質
磁性合金材の厚さをそのまゝ磁気ヘツドのトラツ
ク巾とすることができるので、狭トラツク巾のビ
デオ用磁気ヘツドとして好適であるが、非晶質磁
性合金材の物理的特性に類似する組成のガラス材
を得ることが難しい欠点がある。そこで、第１図
ロに示す如く、多数（図では５枚）の薄帯を積層
して所定の媒体当接面を得る一方、所定のトラツ
ク巾に成形するためトラツク巾規定溝３，４を形
成する手法も考えられている。しかしこれは、作
業ギヤツプ５部におけるコアの衝き合わせがトラ
ツク巾に相当する非常に小さい領域で行なわれて
いるだけであり機械的強度が十分でない欠点があ
る。しかも、トラツク規定溝の加工時に作業ギヤ
ツプ５部の衝き合わせ面が剥離してしまうおそれ
がある。
優れた特性を有しているが、厚さの大きいものを
安定して得ることが困難でこれを使う磁気ヘツド
の加工法が限られる難点がある。例えば、非晶質
磁性合金材の製法として知られる液体急冷法では
厚さが20〜40μm程度の薄帯でしか得られないた
め、これを磁気ヘツドとして使用するには耐摩耗
性を確保するため記録媒体に当接する面を拡大さ
せる手段を備える必要がある。第１図イは極く一
般的に考えられる手段で、非晶質磁性合金材より
なるコア半体１ａ，１ｂを衝き合わせてなるコア
本体１に、該コア本体の両側から該コア本体の上
部磁路に対してガラス材などの非磁性体２ａをま
た下部磁路に対してフエライト材などの磁性体２
ｂを配してなるコア補強体２，２を添設させるも
のである。これは、コア本体１を構成する非晶質
磁性合金材の厚さをそのまゝ磁気ヘツドのトラツ
ク巾とすることができるので、狭トラツク巾のビ
デオ用磁気ヘツドとして好適であるが、非晶質磁
性合金材の物理的特性に類似する組成のガラス材
を得ることが難しい欠点がある。そこで、第１図
ロに示す如く、多数（図では５枚）の薄帯を積層
して所定の媒体当接面を得る一方、所定のトラツ
ク巾に成形するためトラツク巾規定溝３，４を形
成する手法も考えられている。しかしこれは、作
業ギヤツプ５部におけるコアの衝き合わせがトラ
ツク巾に相当する非常に小さい領域で行なわれて
いるだけであり機械的強度が十分でない欠点があ
る。しかも、トラツク規定溝の加工時に作業ギヤ
ツプ５部の衝き合わせ面が剥離してしまうおそれ
がある。
本考案は非晶質磁性合金材の属性すなわち該磁
性合金材を結晶化温度以上で熱処理を行なうと結
晶化すると同時に磁気特性が極端に低下（透磁率
が10〜102倍程度低下）する特徴を利用して、こ
の結晶化した先の非晶質磁性合金材と組成の同じ
合金（以下、結晶化合金材という）をいわゆる補
強板とする磁気ヘツドを提供しようとするもので
ある。
性合金材を結晶化温度以上で熱処理を行なうと結
晶化すると同時に磁気特性が極端に低下（透磁率
が10〜102倍程度低下）する特徴を利用して、こ
の結晶化した先の非晶質磁性合金材と組成の同じ
合金（以下、結晶化合金材という）をいわゆる補
強板とする磁気ヘツドを提供しようとするもので
ある。
すなわち本考案は非晶質磁性合金材よりなる磁
気コア本体に、該磁気コア本体の記録媒体に当接
する部分の側方に該磁気コア本体の耐摩耗性を向
上させるために結晶化合金材よりなる補強板を配
してなる磁気ヘツドを提供し、もつて磁気コア本
体と補強板との摩耗がほぼ同時に進行する耐摩耗
性に関して経時変化の少ない磁気ヘツドを提供し
ようとするものである。
気コア本体に、該磁気コア本体の記録媒体に当接
する部分の側方に該磁気コア本体の耐摩耗性を向
上させるために結晶化合金材よりなる補強板を配
してなる磁気ヘツドを提供し、もつて磁気コア本
体と補強板との摩耗がほぼ同時に進行する耐摩耗
性に関して経時変化の少ない磁気ヘツドを提供し
ようとするものである。
第２図は本考案の磁気ヘツドの１実施例の斜視
図を示すものである。図において、１０は磁気コ
ア本体であり、１１，１２はそれぞれ同一構成の
補強板である。磁気コア本体１０は、非晶質磁性
合金材よりなるコア半体１０ａ，１０ｂを作動ギ
ヤツプ１３を構成する面間に非磁性のスペーサ
（図示省略）を挾んで衝き合わせて構成されてい
る。一方のコア半体例えば１０ａには作業ギヤツ
プ１３の下端を規定しかつコイルの捲回に供する
窓１４を備えている。各コア半体１０ａ，１０ｂ
はその厚さが必要なトラツク巾（例えばVTR用
の約20μm）に相当する薄帯から成形されており、
両者の結合は窓１４下方のいわゆるバツクギヤツ
プを構成する衝合面部に適当な結合材を介在させ
て行なうようにしている。補強板１１，１２は本
実施例ではその全体を結晶化合金材で構成するよ
うにしており、上記窓１４に対向してコイル巻回
孔１５を備えるようにしているが、再生効率を向
上させるため磁気コア本体１０の上部磁路に対応
する図中１点鎖線１６の上側を結晶化合金材とし
かつ該磁気コア本体１０の下部磁路に対応する該
１点鎖線の下側を適当な磁性材とする複合タイプ
の補強板としたり、或いは非晶質合金磁性材料の
該上部磁路に対向する部分をのみ結晶化処理をす
るようにしてもよい。尚、結晶化処理は、非晶質
磁性合金を、その組成で決まる結晶化温度以上の
温度で数分間保持するだけで簡単に達成される。
図を示すものである。図において、１０は磁気コ
ア本体であり、１１，１２はそれぞれ同一構成の
補強板である。磁気コア本体１０は、非晶質磁性
合金材よりなるコア半体１０ａ，１０ｂを作動ギ
ヤツプ１３を構成する面間に非磁性のスペーサ
（図示省略）を挾んで衝き合わせて構成されてい
る。一方のコア半体例えば１０ａには作業ギヤツ
プ１３の下端を規定しかつコイルの捲回に供する
窓１４を備えている。各コア半体１０ａ，１０ｂ
はその厚さが必要なトラツク巾（例えばVTR用
の約20μm）に相当する薄帯から成形されており、
両者の結合は窓１４下方のいわゆるバツクギヤツ
プを構成する衝合面部に適当な結合材を介在させ
て行なうようにしている。補強板１１，１２は本
実施例ではその全体を結晶化合金材で構成するよ
うにしており、上記窓１４に対向してコイル巻回
孔１５を備えるようにしているが、再生効率を向
上させるため磁気コア本体１０の上部磁路に対応
する図中１点鎖線１６の上側を結晶化合金材とし
かつ該磁気コア本体１０の下部磁路に対応する該
１点鎖線の下側を適当な磁性材とする複合タイプ
の補強板としたり、或いは非晶質合金磁性材料の
該上部磁路に対向する部分をのみ結晶化処理をす
るようにしてもよい。尚、結晶化処理は、非晶質
磁性合金を、その組成で決まる結晶化温度以上の
温度で数分間保持するだけで簡単に達成される。
本考案になる磁気ヘツドは、トラツク巾に相当
する厚さの薄い磁気コア本体に対してその耐摩耗
性を向上させるために利用する補強板を、該補強
板の少なくとも媒体当接面に対向する部分につい
て、該磁気コア本体を構成する非晶質磁性合金材
を結晶化してなる結晶化合金材としているので、
すなわち磁気コア本体と補強板とを同じ組成の合
金材で構成するようにしているので、磁気ヘツド
の使用時における該磁気ヘツドの摩耗速度が磁気
コア本体及び補強板についてほぼ同じになり磁気
ヘツドの経時変化を小さくすることができる。
する厚さの薄い磁気コア本体に対してその耐摩耗
性を向上させるために利用する補強板を、該補強
板の少なくとも媒体当接面に対向する部分につい
て、該磁気コア本体を構成する非晶質磁性合金材
を結晶化してなる結晶化合金材としているので、
すなわち磁気コア本体と補強板とを同じ組成の合
金材で構成するようにしているので、磁気ヘツド
の使用時における該磁気ヘツドの摩耗速度が磁気
コア本体及び補強板についてほぼ同じになり磁気
ヘツドの経時変化を小さくすることができる。
第１図イ，ロは従来の磁気ヘツドの異なるタイ
プのものの概略斜視図である。第２図は本考案の
磁気ヘツドの斜視図である。 主な図番の説明、１０……磁気コア本体、１
１，１２……補強板。
プのものの概略斜視図である。第２図は本考案の
磁気ヘツドの斜視図である。 主な図番の説明、１０……磁気コア本体、１
１，１２……補強板。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 非晶質磁性合金よりなるコア半体をつき合わ
せて磁気コア本体を構成し、該磁気コア本体の
磁路構成面に該磁気コア本体を補強する補強板
を固定してなる磁気ヘツドにおいて、前記補強
板の記録煤体に当接する部分を前記非晶質磁性
合金と同じ組成の合金を結晶化した非磁性合金
材とすることを特徴とする磁気ヘツド。 (2) 前記補強板は前記磁気コア本体の上部磁路に
対向する部分だけを前記非磁性合金材とし、該
磁気コア本体の下部磁路に対向する部分を磁性
材で構成しているものである登録請求の範囲第
(1)項記載の磁気ヘツド。 (3) 前記補強板はその全体が前記非磁性合金材で
ある登録請求の範囲第(1)項記載の磁気ヘツド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17977381U JPS5884614U (ja) | 1981-12-01 | 1981-12-01 | 磁気ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17977381U JPS5884614U (ja) | 1981-12-01 | 1981-12-01 | 磁気ヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5884614U JPS5884614U (ja) | 1983-06-08 |
| JPH0227371Y2 true JPH0227371Y2 (ja) | 1990-07-24 |
Family
ID=29975769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17977381U Granted JPS5884614U (ja) | 1981-12-01 | 1981-12-01 | 磁気ヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5884614U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5451505A (en) * | 1977-09-29 | 1979-04-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Production of magnetic head |
-
1981
- 1981-12-01 JP JP17977381U patent/JPS5884614U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5451505A (en) * | 1977-09-29 | 1979-04-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Production of magnetic head |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5884614U (ja) | 1983-06-08 |
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