JPH05342522A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH05342522A
JPH05342522A JP14755092A JP14755092A JPH05342522A JP H05342522 A JPH05342522 A JP H05342522A JP 14755092 A JP14755092 A JP 14755092A JP 14755092 A JP14755092 A JP 14755092A JP H05342522 A JPH05342522 A JP H05342522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track width
magnetic
magnetic head
gap
core half
Prior art date
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Pending
Application number
JP14755092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
博 山許
Yuichiro Murata
雄一郎 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP14755092A priority Critical patent/JPH05342522A/ja
Publication of JPH05342522A publication Critical patent/JPH05342522A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、トラック幅に関係なく金属磁性膜
3を薄くすることができ、これにより成膜時間を短縮し
て量産性を向上させることができ、かつコア半体1a,
1b接合時の位置ずれによる実効トラック幅の減少を防
止できる磁気ヘッドを得ることを目的とするものであ
る。 【構成】 非磁性体からなる一対のコア半体1a,1b
がトラック幅規制溝10間のフラット部でギャップを介
して対峙する非磁性ブロック2を構成し、かつ各コア半
体1a,1bの対向面に飽和磁束密度の高い金属磁性膜
3を設けた。そして、トラック幅規制溝10は、各コア
半体1a,1bのフラット部の互いに重なり合う部分が
所定のトラック幅寸法になるように設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ヘッド及びその
製造方法に関し、特に、一対のコア半体の対向面に金属
磁性膜が設けられている複合形の磁気ヘッド及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録・再生装置に用いられ、
非磁性基板間に金属磁性膜が被着形成されている磁気ヘ
ッドとして、例えば実開平2−72404号公報に示さ
れたものがある。
【0003】図9は従来の磁気ヘッドの一例を示す斜視
図、図10は図9の平面図であり、非磁性材料からなる
一対のコア半体1a,1bが、ギャップGを介して対峙
して非磁性ブロック2を構成している。コア半体1a,
1bには、それぞれスパッタ等の手法により被着されサ
ンドイッチされた金属磁性膜3a,3bが設けられてい
る。これらの金属磁性膜3a,3bは、高飽和磁束密度
を有する材料、例えばセンダスト、或はCo系アモルフ
ァス合金からなっている。また、ギャップGは、例えば
SiO2、Al23等の非磁性ギャップ材4により構成
されている。そして、コア半体1a,1bは溶融充填さ
れたガラス5により互いに接合されている。さらに、一
方のコア半体1bには、コイルを巻くための窓6が設け
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の磁気ヘッドにおいては、金属磁性膜3a,3b
の膜厚がトラック幅Twに相当するため、トラック幅T
wが大きい場合には、金属磁性膜3a,3bの膜厚を大
きくしなければならず、成膜時間が長くなり量産性が低
下するという問題点があった。また、コア半体1a,1
bの接合時に、金属磁性膜3a,3b同士の位置ずれが
生じるため、実効トラック幅Twが小さくなり、磁気ヘ
ッドの使用時に支障をきたすという問題点もあった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、トラック幅に
関係なく金属磁性膜を薄くすることができ、これにより
成膜時間を短縮して量産性を向上させることができ、か
つコア半体接合時の位置ずれによる実効トラック幅の減
少を防止することができる磁気ヘッド及びその製造方法
を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る磁
気ヘッドは、非磁性体からなる一対のコア半体がトラッ
ク幅規制溝間のフラット部でギャップを介して対峙する
非磁性ブロックを構成し、かつ各コア半体の対向面に飽
和磁束密度の高い金属磁性膜を設けた。そして、トラッ
ク幅規制溝は、各コア半体のフラット部の互いに重なり
合う部分が所定のトラック幅寸法になるように設けた。
【0007】請求項2の発明に係る磁気ヘッドの製造方
法は、まず記録媒体と当接するトラック幅寸法を規制す
るためのトラック幅規制溝を、一対のコア半体に加工す
る。この加工後にギャップ面研磨し金属磁性膜を被着
後、所定の非磁性ギャップ材を形成する。次いで、コア
半体の溝間に位置するフラット部の互いに重なり合う部
分が所定のトラック幅寸法になるよう位置決めして、コ
ア半体をガラス等で互いに接合し固着する。
【0008】
【作用】この発明においては、コア半体のトラック幅規
制溝間のフラット部の重なり合う部分が所定のトラック
幅になるように位置決めしてコア半体が固着されている
ので、トラック幅相当膜厚の金属磁性膜を成膜する必要
がなく、金属磁性膜の膜厚に関係なくトラック幅を任意
に設定することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1は請求項1及び請求項2の発明の一実施
例による磁気ヘッドを示す斜視図、図2は記録媒体と当
接する磁気ヘッドの摺動面を示す平面図である。図にお
いて、セラミック等の非磁性体からなる一対のコア半体
1a,1bにより非磁性ブロック2が構成されている。
各コア半体1a,1bの対向面には、飽和磁束密度の高
い材料、例えばセンダスト、或はCo系アモルファス合
金からなる金属磁性膜3が設けられている。
【0010】非磁性ギャップ材4は、記録媒体(図示せ
ず)に信号を記録・再生するためのギャップGを構成し
ている。一対のコア半体1a,1bは、ガラス5により
互いに接合されている。一方のコア半体1bには、コイ
ルを巻くための窓6が設けられている。各コア半体1
a,1bには、フラット部の互いに重なり合う部分が所
定のトラック幅寸法になるようにトラック幅規制溝10
が設けられている。
【0011】次に、上記のように構成される磁気ヘッド
の製造方法を図3〜図8を用いて説明する。まず、図3
に示す第1工程では、非磁性材からなるコア半体1aの
ギャップ面20aに、ダイヤモンドホイルによりトラッ
ク幅規制溝10a〜10dを複数本形成し、さらに、コ
ア半体1a,1b接合時のガラス溜まり溝30aを加工
後、ギャップ面20aを研磨する。
【0012】次に、図4に示す第2工程では、コア半体
1bのギャップ面20bに巻線用の窓6とガラス溜まり
溝30bを加工後、トラック幅規制溝10e〜10hを
複数本形成し、ギャップ面20bを研磨する。
【0013】この後、図5に示す第3工程では、コア半
体1a,1bの対向面、即ちギャップ面20a,20b
とトラック幅規制溝10a〜10hとに、スパッタ等の
手法を用いて金属磁性膜3を成膜し、さらに金属磁性膜
3の表面にSiO2等の非磁性ギャップ材4を成膜す
る。
【0014】次に、図6に示す第4工程では、コア半体
1a,1bのギャップ面20a,20bを合わせ、フラ
ット部の金属磁性膜3の重なり合った部分が所定のトラ
ック幅寸法Twになるよう仮止めする。
【0015】図7に示す第5工程では、仮止めした非磁
性ブロック2を倒置してコア半体1bの巻き線窓6とコ
ア半体1a,1bのガラス溜まり溝30a,30bにそ
れぞれガラス棒40a,40bを置きこれを溶融しコア
半体1a,1bを互いに一体化する。
【0016】最後に、図8に示す第6工程では、一点鎖
線M−M、N−Nで非磁性ブロック2を切断する。その
後、ブロック2の巻き線窓6をとおして所定のコイル
(図示せず)を巻回して磁気ヘッドを完成する。
【0017】上記のような磁気ヘッドは、コア半体1
a,1bのフラット部の金属磁性膜3の重なり合う部分
でトラック幅Twを規制するため、金属磁性膜3の膜厚
に関係なくトラック幅を任意に設定できる。従って、ト
ラック幅が大きくなっても金属磁性膜3の膜厚増大が必
要なく、成膜時間が大幅に短縮でき、量産性に優れた磁
気ヘッドを得ることができる。また、コア半体1a,1
bのずらし量でトラック幅を調整するため、トラック幅
を精度よく規制でき、位置ずれによる実効トラック幅の
減少が防止される。
【0018】なお、上記実施例ではギャップ面20a,
20bに対して平行にトラック規制溝30a,30bを
加工したが、斜めに加工してもよい。また、上記実施例
ではギャップGの両側に金属磁性膜3を成膜したが、片
側に形成したものについても適用できる。さらに、上記
実施例ではギャップGがアジマスを有しない場合につい
て述べたが、この発明の技術思想はこれに限らずビデオ
ヘッドの如くアジマスを有する場合についても適用でき
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
磁気ヘッドは、各コア半体のフラット部の互いに重なり
合う部分が所定のトラック幅寸法になるように、各コア
半体にトラック幅規制溝を設けたので、トラック幅に関
係なく金属磁性膜を薄くすることができ、これにより成
膜時の金属磁性膜の剥離が軽減されて、信頼性を向上さ
せることができるとともに、成膜時間を短縮して量産性
を向上させることができ、またコア半体接合時の位置ず
れによる実効トラック幅の減少を防止することができる
などの効果を奏する。
【0020】また、請求項2の発明の磁気ヘッドの製造
方法は、コア半体の溝間に位置するフラット部の互いに
重なり合う部分が所定のトラック幅寸法になるよう位置
決めして、コア半体を互いに接合し固着するようにした
ので、トラック幅に関係なく金属磁性膜を薄くでき、こ
れにより成膜時の磁性膜の剥離が軽減され信頼性が高
く、量産性に優れ、また実効トラック幅の減少を防止し
た磁気ヘッドを得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2の発明の一実施例による
磁気ヘッドを示す斜視図である。
【図2】図1の磁気ヘッドの平面図である。
【図3】図1の磁気ヘッドの製造方法の第1工程を示す
(a)正面図、(b)平面図、(c)側面図である。
【図4】図1の磁気ヘッドの製造方法の第2工程を示す
(a)正面図、(b)平面図、(c)側面図である。
【図5】図1の磁気ヘッドの製造方法の第3工程を示す
正面図である。
【図6】図1の磁気ヘッドの製造方法の第4工程を示す
(a)正面図、(b)側面図である。
【図7】図1の磁気ヘッドの製造方法の第5工程を示す
(a)正面図、(b)側面図である。
【図8】図1の磁気ヘッドの製造方法の第6工程を示す
(a)正面図、(b)側面図である。
【図9】従来の磁気ヘッドの一例を示す斜視図である。
【図10】図9の磁気ヘッドの平面図である。
【符号の説明】
1a コア半体 1b コア半体 2 非磁性ブロック 3 金属磁性膜 4 非磁性ギャップ材 10 トラック幅規制溝 10a トラック幅規制溝 10b トラック幅規制溝 10c トラック幅規制溝 10d トラック幅規制溝 10e トラック幅規制溝 10f トラック幅規制溝 10g トラック幅規制溝 10h トラック幅規制溝 20a ギャップ面 20b ギャップ面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体からなる一対のコア半体がトラ
    ック幅規制溝間のフラット部でギャップを介して対峙す
    る非磁性ブロックを構成し、上記コア半体の対向面に飽
    和磁束密度の高い金属磁性膜が設けられている複合形の
    磁気ヘッドであって、上記トラック幅規制溝は、上記各
    コア半体のフラット部の互いに重なり合う部分が所定の
    トラック幅寸法になるように設けられていることを特徴
    とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 非磁性体からなる一対のコア半体がトラ
    ック幅規制溝間のフラット部でギャップを介して対峙す
    る非磁性ブロックを構成し、上記コア半体の対向面に飽
    和磁束密度の高い金属磁性膜が設けられている複合形の
    磁気ヘッドの製造方法であって、上記トラック幅規制溝
    を加工後に上記フラット部をギャップ面研磨し上記金属
    磁性膜及び非磁性ギャップ材を被着する工程と、上記フ
    ラット部の互いに重なり合う部分が所定のトラック幅寸
    法になるように上記一対のコア半体を位置決めした後に
    互いに接合し固着する工程とを備えていることを特徴と
    する磁気ヘッドの製造方法。
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