JPH0227266Y2 - - Google Patents

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JPH0227266Y2
JPH0227266Y2 JP1983030109U JP3010983U JPH0227266Y2 JP H0227266 Y2 JPH0227266 Y2 JP H0227266Y2 JP 1983030109 U JP1983030109 U JP 1983030109U JP 3010983 U JP3010983 U JP 3010983U JP H0227266 Y2 JPH0227266 Y2 JP H0227266Y2
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JP
Japan
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inlet port
valve
temperature
valve element
sensitive
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JP1983030109U
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JPS59136080U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車用内燃機関の冷却装置等に組
込まれる感温弁に係り、特にボトムバイパス方式
の内燃機関用冷却装置に組込まれる感温弁に係
る。
ボトムバイパス方式の機関冷却装置に組込まれ
る感温弁は、一般に、一方の端部に第一の入口ポ
ートを有し前記一方の端部とは反対の端部に第二
の入口ポートを有し前記第一の入口ポートと前記
第二の入口ポートとの間の中間部に出口ポートを
有しこれらポートに連通する弁室を郭定する弁ハ
ウジングと、前記第一の入口ポートより離れるこ
とにより該第一の入口ポートを開き該第一の入口
ポートへ近付くことにより該第一の入口ポートを
閉じる要領にて該第一の入口ポートを開閉する第
一の弁要素と、前記第一の弁要素による前記第一
の入口ポートの開閉に相反的に前記第二の入口ポ
ートを開閉する第二の弁要素と、前記弁室内にて
前記第一の入口ポートと前記第二の入口ポートと
の間に延在し内蔵している感温要素の温度上昇に
より前記第一の弁要素を閉弁方向へ駆動し且前記
第二の弁要素を開弁方向へ駆動する感温型アクチ
ユエータとを有し、前記第一の入口ポートを冷却
水バイパス通路を経て内燃機関のウオータジヤケ
ツトの冷却水出口ポートに、前記第二の入口ポー
トをラジエータの冷却水出口ポートに、前記出口
ポートを冷却水ポンプの吸入口に各々接続され
る。
上述の如き感温弁に於ては、低温時には第二の
入口ポートが第二の弁要素によつて閉じられてお
り、この時には弁室には第一の入口ポートより内
燃機関のウオータジヤケツトよりの冷却水のみが
流入し、感温型アクチユエータはこの冷却水の温
度に感応し、該冷却水の温度の上昇に伴い第一の
弁要素を閉弁方向へ駆動して第一の入口ポートの
開度を減少し且第二の弁要素を開弁方向へ駆動し
て第二の入口ポートを開くが、第一の入口ポート
に対して出口ポートがその一方の側にあり、感温
アクチユエータの感温部が第一の入口ポートに対
向して設けられた第一の弁要素により前記第一の
入口ポートより遮られているため、第一の入口ポ
ートより弁室に流入した冷却水の多くは前記感温
部の周りを巡回することなく冷却ポンプの吸引力
により出口ポートより流出し、このため前記冷却
水の温度が前記感温部に適切に伝達されず、前記
冷却水温度が設定温度よりかなり高くならない
と、前記第二の弁要素の開弁が行われないことが
ある。
本考案は、第一の入口ポートより弁室に流入し
た冷却水の如き流体が感温型アクチユエータの感
温部の周りを十分に巡回するように構成され、第
一の入口ポートより弁室に流入した流体の温度に
応答性よく感応して作動するよう改良された感温
弁を提供することを目的としている。
かかる目的は、本考案によれば、上述の如き感
温弁に於て、前記弁ハウジングは前記第一の入口
ポートのうちの前記出口ポートが設けられている
側とは反対の側にポート開口を拡大し前記第一の
弁要素が該第一の入口ポートに近付いたとき該第
一の弁要素との間にノズル開口を形成する通水溝
を有している如き感温弁によつて達成される。
かかる構成によれば、通水溝が設けられている
ことにより、第一の弁要素が第一の入口ポートに
近付き、第一の入口ポートを通つて弁室へ流入す
る冷却水の流量が減少した時には、第一の入口ポ
ートを通つて流れる冷却水は主として通水溝によ
つて第一の弁要素との間に形成されたノズル開口
を通つて流れるようになり冷却水の如き流体が第
一の入口ポートより出口ポートが設けられている
側とは反対の側の部分の弁室へ流れ易くなり、第
一の入口ポートよりの流体が感温アクチユエータ
の感温部の周りを巡回する流量が増大し、これに
よつて第一の入口ポートが絞られこれを通つて流
れる冷却水の流量が小さいときにも感温アクチユ
エータが前記流体の温度に応答性よく作動し、弁
の開閉が前記流体温度に応じて適切に行われる。
尚、通水溝は第一の弁要素によりその全体が開閉
されても、その一部が開閉されても良い。
以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
添付の図は本考案による感温弁を内燃機関のボ
トムバイパス方式の冷却装置に組込んだ一つの実
施例を示している。
第1図に於て、1は感温弁の弁ハウジングを示
しており、該弁ハウジングは、その一方の端部に
入口ポート2を、前記一方の端部の反対の端部に
もう一つの入口ポート3を、前記二つの入口ポー
ト2と3との間の一方の側周部に出口ポート4を
各々有し、これら各ポートに連通する弁室6を郭
定している。
入口ポート2は冷却水バイパス通路5を経て図
示されていない内燃機関のウオータジヤケツトの
冷却水出口ポートに連通接続され、入口ポート3
は導管7を経て図示されていないラジエータの冷
却水出口に接続され、出口ポート4は図示されて
いない冷却水ポンプの冷却水吸入口に接続されて
いる。
弁室6内には弁フレーム8が配設されている。
弁フレーム8は円環状フランジ部9にて弁ハウジ
ング1に固定され、該円環状フランジ部9の内側
に入口ポート3を開閉するための弁座部10を郭
定している。
弁フレーム8は感温型アクチユエータ11を支
持している。感温型アクチユエータ11は、互い
に対向する入口ポート2と3との間に延在し、サ
ーモワツクスの如き熱膨張性物質(感温要素)1
2を内蔵したケース13と、ゴム或いはゴム類似
品により構成されたゴム状弾性部材14を介して
ケース13に対しその軸線方向に移動可能に設け
られたステーロツド15とを含み、ステーロツド
15の先端部にて弁フレーム8に固定されてい
る。ケース13の一端部にはばね16及びスナツ
プリング17によつて弁要素18が取付けられて
おり、該弁要素は入口ポート2の周りに形成され
た弁座部19に選択的に着座して入口ポート2を
閉じるようになつている。またケース13の他端
部には弁座部10に選択的に着座して入口ポート
3を閉じるもう一つの弁要素20が取付けられて
いる。弁要素20は圧縮コイルばね21により閉
弁方向に付勢されている。
弁ハウジング1は入口ポート2のうちの出口ポ
ート4が設けられている側とは反対の側の部分に
通水溝22を有している。通水溝22は、入口2
の一部を拡大しており、弁要素18が入口ポート
2に近付いたとき弁要素18との間にノズル開口
を形成するようになつている。また図示の実施例
に於ては、弁ハウジング1は入口ポート2より出
口ポート4へ冷却水が直接流れることを防止する
ための堰23を弁室6内に有している。
低温時には、図示されている如く、弁要素18
が弁座部19より離れて入口ポート2が開かれ、
弁要素20が弁座部10に着座して入口ポート3
が閉じられている。この時には弁室6には入口ポ
ート2より内燃機関のウオータジヤケツトよりの
冷却水が流入し、熱膨張性物質12はその冷却水
の温度に感応する。入口ポート2よりの冷却水の
一部は通水溝22を経てケース14を隔てて出口
ポート4とは反対の側のケース13の周りを巡回
する冷却水流量が増大し、これにより熱膨張性物
質12は冷却水温度に応答性よく感応する。入口
ポート2より弁室6内に流入するウオータジヤケ
ツトよりの冷却水の温度が上昇し、それが所定値
以上に達すると、熱膨張性物質12が熱膨張を開
始し、これによりケース13がステーロツド15
に対して図にて上方へ移動する。このケース13
の移動により弁要素18が弁座部19に近付いて
入口ポート2の開度が減少し、これと同時に弁要
素20が弁座部10より離れて入口ポート3が開
かれる。入口ポート2より弁室6に流入するウオ
ータジヤケツトよりの冷却水の温度が引続き上昇
している時には、熱膨張性物質12が更に熱膨張
することにより弁要素18が更に弁座部19に近
付いて入口ポート2の開度を更に減少し、またこ
れと同時に弁要素20が弁座部10より更に離れ
て入口ポート3の開度を増大し、この開度の増大
に伴いウオータジヤケツトを流れる冷却水の流量
が増大する。これにより内燃機関のウオータジヤ
ケツトへ冷たい冷却水が流れ、内燃機関の冷却が
適切に行われる。
第2図は本考案による感温アクチユエータの他
の一つの実施例を示している。尚、第2図に於て
第1図に対応する部分は第1図に付した符号と同
一の符号により示されている。かかる実施例に於
ては、バイパス通路5が弁室6に対し出口ポート
4より遠去かる方向に傾斜しており、また入口ポ
ート2のうちの出口ポート4が設けられている側
とは反対の側に通水溝22が設けられている。
かかる実施例に於ては、通水溝22が設けられ
ている上に、バイパス通路5が上述の如く傾斜し
ていることによりバイパス通路5より弁室6内に
流入する冷却水がケース13の周りを巡回する流
量がより一層増大し、感温弁の作動応答性がより
一層改善される。
以上に於ては本考案を特定の実施例について詳
細に説明したが、本考案は、これらに限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例
が可能であることは当業者にとつて明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は各々本考案による感温弁を
内燃機関のボトムバイパス方式の冷却装置に組込
んだ一つの実施例を示す縦断面図である。 1……弁ハウジング、2,3……入口ポート、
4……出口ポート、5……入口ポート、6……弁
室、7……導管、8……弁フレーム、9……円環
状フランジ部、10……弁座部、11……感温型
アクチユエータ、12……熱膨張性物質、13…
…ケース、14……ゴム状弾性部材、15……ス
テーロツド、16……圧縮コイルばね、17……
スナツプリング、18……弁要素、19……弁座
部、20……弁要素、21……圧縮コイルばね、
22……通水溝、23……堰。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の端部に第一の入口ポートを有し前記一方
    の端部とは反対の側の端部に第二の入口ポートを
    有し前記第一の入口ポートと前記第二の入口ポー
    トとの間の一方の側周部に出口ポートを有しこれ
    らポートに連通する弁室を郭定する弁ハウジング
    と、前記第一の入口ポートより離れることにより
    該第一の入口ポートを開き該第一の入口ポートへ
    近付くことにより該第一の入口ポートを閉じる要
    領にて該第一の入口ポートを開閉する第一の弁要
    素と、前記第一の弁要素による前記第一の入口ポ
    ートの開閉に相反的に前記第二の入口ポートを開
    閉する第二の弁要素と、前記弁室内にて前記第一
    の入口ポートと前記第二の入口ポートとの間に延
    在し感温要素を内蔵し該感温要素の温度上昇によ
    り前記第一の弁要素を閉弁方向へ駆動し且前記第
    二の弁要素を開弁方向へ駆動する感温型アクチユ
    エータとを有する感温弁に於て、前記弁ハウジン
    グは前記第一の入口ポートのうちの前記出口ポー
    トが設けられている側とは反対の側にポート開口
    を拡大し前記第一の弁要素が該第一の入口ポート
    に近付いたとき該第一の弁要素との間にノズル開
    口を形成する通水溝を有している感温弁。
JP3010983U 1983-03-01 1983-03-01 感温弁 Granted JPS59136080U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3010983U JPS59136080U (ja) 1983-03-01 1983-03-01 感温弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3010983U JPS59136080U (ja) 1983-03-01 1983-03-01 感温弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59136080U JPS59136080U (ja) 1984-09-11
JPH0227266Y2 true JPH0227266Y2 (ja) 1990-07-24

Family

ID=30160980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3010983U Granted JPS59136080U (ja) 1983-03-01 1983-03-01 感温弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59136080U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55144267U (ja) * 1979-04-05 1980-10-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59136080U (ja) 1984-09-11

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