JPH02272247A - 蓄熱式空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

蓄熱式空気調和装置の運転制御装置

Info

Publication number
JPH02272247A
JPH02272247A JP1090973A JP9097389A JPH02272247A JP H02272247 A JPH02272247 A JP H02272247A JP 1090973 A JP1090973 A JP 1090973A JP 9097389 A JP9097389 A JP 9097389A JP H02272247 A JPH02272247 A JP H02272247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
heat
heat storage
amount
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1090973A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0814401B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Kusumoto
伸廣 楠本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP1090973A priority Critical patent/JPH0814401B2/ja
Publication of JPH02272247A publication Critical patent/JPH02272247A/ja
Publication of JPH0814401B2 publication Critical patent/JPH0814401B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、蓄熱媒体である氷を貯溜してなる蓄熱槽を備
えた蓄熱式空気調和装置に係り、特に、蓄冷熱運転時に
おける製氷対策に関するものである。
(従来の技術) 近年、開発の進んでいる蓄熱式空気調和装置において、
特に、夏期における蓄熱媒体としての氷の生成量の設定
手段には、これまで様々なものが開発されている。その
−例として、特開昭61−289249号公報に開示さ
れる如く、前日における最大負荷値前後の平均値に基づ
いて夜間蓄熱運転の目標蓄熱量を設定するようにしたも
のがある。即ち、前日の冷房付加が大きかった時、次の
日の冷房付加も大きい場合が多いことから、夜間蓄熱量
を大きく設定することで、夜間蓄熱運転時には蓄熱槽内
に多量の氷を生成貯溜しておき、次の日の冷房運転にそ
の蓄冷熱を寄与させて、空気調和装置の冷房能力の向上
を図るようにしている。
また、逆に前日の冷房付加が小さかった時、次の日の冷
房付加も小さい場合が多いことから、夜間蓄熱量を小さ
く設定することで、夜間蓄熱運転時における蓄熱槽内の
氷の生成量を少なくしておき、次の日の冷房運転後の残
水量を小さくして蓄熱槽内の基準水位を確保するように
したものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものでは、冷房付加が日によ
って大きく変化するような場合には最適な蓄熱量を得ら
れないことがある。即ち、前日の冷房付加が小さく次の
日の冷房付加が大きいときには、前日の冷房付加に基づ
いて夜間蓄熱量は小さくなっているために、次の日の冷
房運転に寄与する蓄熱量が不足し、空気調和装置の冷房
能力が不十分となる。
このような不具合を解消するために、夜間蓄熱量を予め
大きく設定することも考えられるが、この場合、日中の
冷房付加が小さくて解氷量が小さい場合には、蓄熱槽内
の残水量が多くなり、長期に渡り残氷があると水量の減
少が認識できないため過剰製氷を生じ、蓄熱槽や蓄熱熱
交換器等の各機器の変形や破損に繋がるものであった。
また、残氷を強制的に解氷させるようにしたものもある
が、このものは解氷のための動力を必要とするためにエ
ネルギーロスを生じ好ましくない。
そこで、本発明は、外気温度によって必要製氷量を設定
すると共に、蓄熱槽内の残氷の有無によって夜間蓄熱運
転時の製氷量を決定することで過不足のない氷蓄熱を可
能にした蓄熱式空気調和装置の運転制御装置を得ること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の解決手段を以下に述べ
る。
請求項(1)記載の発明は、第1図に示すように、圧縮
機(1)、熱源側熱交換器(3)、主減圧機構(6)及
び利用側熱交換器(7)を冷媒配管(9)で順次接続し
てなる主冷媒回路(10)と、蓄冷熱用の氷を貯溜する
蓄熱槽(11)とを備える一方、上記蓄熱槽(11)内
に配置されると共に、上記主冷媒回路(10)に接続さ
れ、冷媒と氷との熱交換を行うための蓄熱熱交換器(1
2)と、蓄冷熱用減圧機構(14)とで基本構造を成し
ており、作動時において、少なくとも通常冷房運転時に
は、熱源側熱交換器(3)で凝縮された液冷媒が主冷媒
回路(10)のみを流れて主減圧機構(6)で減圧され
、利用側熱交換器(7)で蒸発して圧縮機(1)に戻る
ように循環し、蓄冷熱運転時には、熱源側熱交換器(3
)で凝縮された液冷媒が蓄冷熱用減圧機構(14)で減
圧され、蓄熱熱交換器(12)で蒸発したのち圧縮機(
1)に戻るように循環し、蓄冷熱回収運転時には、熱源
側熱交換器(3)で凝縮された液冷媒が主冷媒回路(1
0)から蓄熱熱交換器(12)で過冷却された後、主冷
媒回路(10)の利用側熱交換器(7)で蒸発して圧縮
機(1)に戻るように回路接続を切換える切換手段(5
1)を備えた蓄熱式空気調和装置を対象とする。
そして、外気温を検知する外気温度検知手段(T ha
)と、蓄熱槽(11)内の残氷を検知する残氷検知手段
(T hv)と、上記外気温度検知手段(T ha)に
より検知された外気温に応じて必要製水量を算出する製
氷量算出手段(61)と、残氷検知手段(T hv)が
蓄熱槽(11)内の残氷を検知すると、製氷量算出手段
(61)の算出製氷量を減少補正する補正手段(62)
と、製氷量算出手段(61)及び補正手段(62)の出
力信号を受けて蓄熱槽(11)内に所定の氷が製氷され
るように蓄冷熱時の運転を制御する蓄冷熱制御手段(6
0)とを設けている。
請求項(a記載の発明では、上記請求項(1)記載の蓄
熱式空気調和装置の運転制御装置において、製氷量算出
手段(61)は、外気温度検知手段(Tha)によって
検知された製氷時の外気温を回収時の外気温に換算して
、必要製氷量を算出するように構成されている。
請求項(3)記載の発明では、上記請求項(1)または
(2J記載の蓄熱式空気調和装置の運転制御装置におい
て、補正手段(62)は、製氷量算出手段(61)が算
出する必要製氷量から所定の減少率でもって必要製氷量
を減少補正すると共に、各製氷時に残氷検知手段(Th
w)が連続して残氷を検知すると、必要製氷量からの減
少率が順次増大するように該減少率を変更する一方、残
氷検知手段(Thw)が残氷を検知しないと減少率を零
に戻すように構成されている。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、切換手段
(51)により回路接続が切換えられて、適宜、通常冷
房運転、蓄冷熱運転、蓄冷熱回収運転が行われる。そ−
して、蓄冷熱運転時には外気温度検知手段(T ha)
によって検出された外気温に応じて製氷量算出手段(6
1)が必要製氷量を算出する。そして、残氷検知手段(
T hv)によって蓄熱槽(11)内の残氷が検知され
ると、その必要製氷量を補正手段(62)によって減少
補正する。
その後、上記製氷量算出手段(61)と補正手段(62
)の出力信号は蓄冷熱制御手段(60)に送られ、該蓄
冷熱制御手段(60)の制御によって製氷運転が行われ
、所定量の氷を貯留する。従って、補正手段(62)に
よる必要製氷量の減少補正により、必要量以上の製氷が
抑制されることになると共に、残氷がないと外気温のみ
による製氷量が設定されることで必要製氷量の過不足が
抑制され、また、残水量が大きくなることに伴う装置の
変形や破損が回避される。
請求項(2]の発明では、外気温検知手段(T ha)
によって検知された製氷時の外気温を製氷量算出手段(
61)が回収時の外気温に換算して必要製氷量を算出す
ることで、製氷時の外気温を検知するという簡単な検出
手段により必要製氷量を設定できるため、簡単な構成で
請求項(1)の作用が得られる。
請求項(3)の発明では、製氷量算出手段(61)によ
って算出された必要製氷量から所定の減少率でもって必
要製氷量を減少補正すると共に、各製氷時に残氷検知手
段(T hw)が連続して残氷を検知すると、必要製氷
量からの減少率が順次増大するように該減少率を変更す
る一方、残氷検知手段(T hw)が残氷を検知しない
と減少率を零に戻すことにより、残氷がなくなるまで必
要製氷量からの減少率が順次増大するために、残氷のな
い熱回収が必ず生じることになり、残水量を抑制した正
確な必要製氷量を設定することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に基
づき説明する。
第2図は本実施例に係る空気調和装置の全体構成を示し
、室外ユニット(X)に対して、複数の室内ユニット(
A)、(B)、・・・が接続された所謂マルチ形空気調
和装置である。
上記室外ユニット(X)において、(1)は圧縮機、(
2)は冷房運転時には図中実線のごとく切換わり、暖房
運転時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁、(3
)は冷房運転時には凝縮器として、暖房運転時には蒸発
器として機能する熱源側熱交換器としての室外熱交換器
、(4)は冷房運転時には冷媒流量を調節し、暖房運転
時には冷媒を減圧する減圧機構として機能する室外電動
膨張弁、(5)は凝縮された液冷媒を貯溜するためのレ
シーバ、(8)は吸入冷媒中の液成分を除去するための
アキュムレータである。
一方、各室内ユニット(A)、  CB)、・・・は同
一構成を有し、(6)は冷房運転時には減圧機構として
機能し、暖房運転時には冷媒流量を調節する主減圧機構
としての室内電動膨張弁、(7)は冷房運転時には蒸発
器として、暖房運転時には凝縮器として機能する利用側
熱交換器としての室内熱交換器である。
そして、上記各機器(1)〜(8)は冷媒配管(9)に
より冷媒の流通可能に順次接続されていて、室外空気と
の熱交換により得た熱を室内空気に放出するヒートポン
プ作用を有する主冷媒回路(10)が構成されている。
また、(Y)は上記主冷媒回路(10)を流れる冷媒と
の熱交換により蓄冷熱、蓄暖熱を、或いはその蓄冷熱、
蓄暖熱の利用をするための蓄熱ユニットである。該蓄熱
ユニット(Y)において、(11)は冷熱及び暖熱の蓄
熱可能な蓄熱媒体たる水(W)を貯溜した蓄熱槽、(1
2)は該蓄熱槽(11)内に配置され、水(W)と冷媒
との熱交換を行うための蓄熱熱交換器であって、該蓄熱
熱交換器(12)と主冷媒回路(10)の上記室外電動
膨張弁(4)−室内電動膨張弁(6)間の液ライン(9
a)との間は、第1バイパス路(13a)及び第2バイ
パス路(13b)により、室内電動膨張弁(6)側から
順に冷媒の流通可能に接続されている。そして、上記第
1バイパス路(13a)には、水(W)に冷熱を蓄える
ときに冷媒を減圧する蓄冷熱用減圧機構としての蓄熱電
動膨張弁(14)が介設され、上記第2バイパス路(1
3b)には、第2バイパス路(13b)を開閉する第1
開閉弁(15)が介設されている。
また、第2バイパス路(13b)の上記第1開閉弁(1
5)−蓄熱熱交換器(12)間の途中配管と主冷媒回路
(10)のガスライン(9b)とは第3バイパス路(1
3c)によって、冷媒の流通可能に接続されていで、該
第3バイパス路(13c)には、バイパス路(13c)
を開閉する第2開閉弁(16)が介設されている。
一方、主冷媒回路(10)の液ライン(9a)における
上記第1.第2バイパスm(13a)。
(13b)の2つの接合部間には、冷媒の流量を可変に
調節するための流量制御弁(17)が介設されている。
即ち、各運転状態に応じて回路接続を切換える切換手段
(51)が上記第1開閉弁(15)、第2開閉弁(16
)、流量制御弁(17)によって構成され、該6弁(1
5)、  (16)(17)はコントローラ(C)が出
力する制御信号により制御されるように構成されている
また、主冷媒回路(10)等にはセンサ類が配置されて
いて、(Thw)は上記蓄熱槽(11)の水中に配置さ
れ、水温Tνを検出することで蓄熱槽(11)内の残氷
の有無を検知する残氷検知手段としての水温センサ、(
T ha)は室外熱交換器(3)の空気吸込口に配置さ
れ、外気温度Taを検出する外気温度検知手段としての
外気温センサ、(Thi)は液ライン(9a)の第2バ
イパス路(13b)との接合部の冷房運転時における上
流側に配置された冷却人口センサ、(T ho)は液ラ
イン(9a)の第1バイパス路(13a)との接合部の
冷房運転時における下流側に配置された冷却出ロセンサ
、(Ths)は吸入ライン(9d)に配置され、吸入管
温度を検出するための吸入管センサ、(S p)はガス
ライン(9b)に配置され、暖房サイクル時には高圧T
as冷房サイすル時には低圧(吸入圧力)Teを検出す
る圧力センサ、(CR)は蓄熱槽(11)内の水面付近
に配設され、製解氷に伴う水面の上下移動によって蓄熱
槽(11)内の製氷量を検出する水位センサであり、そ
れぞれ検出信号をコントローラ(C)に出力するように
構成されている。
ここで、装置の各運転モードにおける6弁の開閉(もし
くは開度調節)と、冷媒の循環経路について、第3図〜
第11図に基づき説明する。
通常冷房運転時には、第3図矢印に示すように、四路切
換弁(2)が図中実線のように切換わり、室外電動膨張
弁(4)、流量制御弁(17)、室内電動膨張弁(6)
、・・・が開き、他の弁はいずれも閉じた状態で運転が
行われ、室外熱交換器(3)で凝縮された冷媒が主冷媒
回路(10)のみを循環し、各室内電動膨張弁(6)、
・・・で減圧され、各室内熱交換器(7)、・・・で蒸
発して圧縮機(1)に戻る。
蓄冷熱運転時には、第4図矢印に示すように、室外電動
膨張弁(4)、流量制御弁(17)、蓄熱電動膨張弁(
14)及び第2開閉弁(16)が開き、室内電動膨張弁
(6)、・・・及び第1開閉弁(15)が閉じた状態で
運転が行われ、室外熱交換器(3)で凝縮された液冷媒
が、第1バイパス路(13a)にバイパスして流れ、蓄
熱電動膨張弁(14)で減圧され、蓄熱熱交換器(12
)で蒸発して圧縮機(1)に戻るように循環する。その
とき、蓄熱熱交換器(12)で冷媒との熱交換により、
蓄熱媒体たる水(W)を製氷し、冷熱を蓄える。
そして、本空気調和装置は通常冷房及び蓄冷熱同時運転
が行えるものであり、この同時運転時には、第5図矢印
に示すように、室外電動膨張弁(4)、流量制御弁(1
7)、室内電動膨張弁(6)、・・・、蓄熱電動膨張弁
(14)笈び第2開閉弁(16)が開き、第1開閉弁(
15)が閉じて、室外熱交換器(3)で凝縮された液冷
媒の一部が・主冷媒回路(10)を流れ、室内電動膨張
弁(6)、・・・で減圧されて室内熱交換器(7)。
・・・で蒸発する一方、液冷媒の残部が第1バイパス路
(13a)側に流れ、蓄熱電動膨張弁(14)で減圧さ
れて蓄熱熱交換器(12)で蒸発する。
そして、これらのガス状態となった冷媒がそれぞれガス
ライン(9b)で合流して圧縮機(1)に戻るように循
環する。
上記蓄冷熱運転で蓄えた冷熱を利用する蓄冷熱回収運転
時には、第6図矢印に示すように、室外電動膨張弁(4
)、流量制御弁(17)、室内電動膨張弁(6)、・・
・、蓄熱電動膨張弁(14)及び第1開閉弁(15)が
開き、第2開閉弁(16)が閉じた状態で運転が行われ
、室外熱交換器(3)で凝縮された液冷媒の一部が主冷
媒回路(10)から第2バイパス路(13b)側にバイ
パスして流れ、蓄熱熱交換器(12)で水(W)(又は
氷)との熱交換により過冷却されて第1バイパス路(1
3a)から主冷媒回路(10)に戻る一方、液冷媒の残
部は流量制御弁(17)を経てそのまま主冷媒回路(1
0)の液ライン(9a)を流れる。そして、合流後、各
室内電動膨張弁(6)。
・・・で減圧され、各室内熱交換器(7)、・・・で蒸
発したのち圧縮機(1)に戻るように循環する。そのと
き、流量制御弁(17)と蓄熱電動膨張弁(14)の相
対的な開度調節により、冷媒の分流量が調節され、冷却
人口センサ(Th1) 、冷却出口センサ(T ho)
で検出される液冷媒温度T、171Tρ2の差温ΔTg
としての冷媒の過冷却度が適切に調節される。
次に、通常暖房運転においては、第7図矢印に示すよう
に、四路切換弁(2)が図中破線側に切換わり、各室内
電動膨張弁(6)、・・・、流量制御弁(17)、室外
電動膨張弁(4)が開き、他の弁がいずれも閉じた状態
で運転が行われ、吐出ガスが各室内熱交換器(7)、・
・・で凝縮され、室外電動膨張弁(4)で減圧されて室
外熱交換器(3)で蒸発したのち圧縮機(1)E戻るよ
うに循環する。
蓄冷熱運転時には、第8図矢印に示すように、第2開閉
弁(16)、蓄熱電動膨張弁(14)、流量制御弁(1
7)、室外電動膨張弁(4)が開き、各室内電動膨張弁
(6)、・・・、第1開閉弁(15)が閉じた状態で運
転が行われ、吐出ガスが主冷媒回路(10)から第3バ
イパス路(13C)にバイパスして流れて、蓄熱熱交換
器(12)で凝縮された後、第1バイパス路(13a)
から主冷媒回路(10)に流れ、室外電動膨張弁(4)
で減圧されて室外熱交換器(3)で蒸発したのち圧縮機
(1)に戻るように循環する。そのとき、蓄熱熱交換器
(12)で冷媒との熱交換により、蓄熱槽(11)内の
水(W)が暖められ、暖熱が蓄えられる。
通常暖房及び蓄暖熱同時運転時には、第9図矢印に示す
ように、各室内電動膨張弁(6)、・・・第2開閉弁(
16)、蓄熱電動膨張弁(14)、流量制御弁(17)
、室外電動膨張弁(4)が開き、第1開閉弁(15)が
閉じた状態で運転が行われ、吐出ガスの一部が主冷媒回
路(10)から第3バイパス路(13c)側にバイパス
して流れ、蓄熱熱交換器(12)で凝縮される一方、吐
出ガスの残部が主冷媒回路(10)側を流れて各室内熱
交換器(7)、・・・で凝縮される。そして、両者が合
流後、室外電動膨張弁(4)で減圧され、室外熱交換器
(3)で蒸発したのち圧縮機(1)に戻るように循環す
る。
さらに、蓄暖熱回収デフロスト運転時には、第10図矢
印に示すように、四路切換弁(2)が図中実線側に切換
わり、室外電動膨張弁(4)、流量制御弁(17)、各
室内電動膨張弁(6)、・・・蓄熱電動膨張弁(14)
 、第2開閉弁(16)が開き、第1開閉弁(15)が
閉じた状態で運転が行われ、吐出ガスが室外熱交換器(
3)で凝縮され、凝縮された液冷媒の一部が主冷媒回路
(10)から第1バイパス路(13a)側にバイパスし
て流れて、蓄熱電動膨張弁(14)で減圧され、蓄熱熱
交換器(12)で蒸発する一方、液冷媒の残部が主冷媒
回路(10)の各室内電動膨張弁(6)・・・で減圧さ
れ、各室内熱交換器(7)、・・・で蒸発する。そして
、それぞれガスライン(9b)で合流して圧縮機(1)
に戻るように循環する。そのとき、吐出ガス(ホットガ
ス)により、室外熱交換器(3)の除霜を行うとともに
、蓄熱槽(11)の蓄暖熱を利用して室外熱交換器(3
)における凝縮能力を増大せしめ、デフロスト運転時間
を短縮するようになされている。
そして、本発明が特徴とする所は、上述した蓄冷熱運転
時における製氷量設定の制御に係る。
上記コントローラ(C)には、外気温センサ(T ha
)の検知信号に基づいて必要製氷量を算出する製氷量算
出手段(61)と、水温センサ(Thw)の検知信号に
より必要製氷量を補正する補正手段(62)と、上記製
氷量算出手段(61)および補正手段(62)の出力信
号により圧縮機(1)などを制御する蓄冷熱制御手段(
60)とが備えられている。そこで、この製氷量制御の
構成並びに作用を第11図のフローチャートに基づいて
説明する。
蓄冷熱運転時において、ステップS1で製氷量算出手段
(61)が外気温センサ(T ha)によって蓄熱運転
時(夜間)の外気温TGNを検知し、この検知された夜
間外気温TGNに基づいて該外気温TGNを回収運転時
の外気温TGDに換算して必要製氷量lPP5を算出す
る。即ち、この回収運転時の外気温T’coと必要製氷
量lPP5との関係は、一般に、第12図のグラフに示
されるようになり、このステップS1で算出される必要
製氷量lPP5はこのグラフに基づいて設定された次式
によって求められる。
lPP5=c+  +ITcN+c2°°0゛°0■尚
、ここで求められる必要製氷ff1iPPsは下限を1
5%上限を55%としている。また、この必要製氷量は
、蓄熱槽中の体積百分率で表されている。
そして、上記0式における定数CI+02は上述した蓄
熱運転時の外気温TGNより回収運転時の外気温TGD
への換算を考慮された数値に設定されていると共に、冷
房運転される部屋によってその設定値が異なる。即ち、
コンピュータルーム等のように外気温の影響が比較的小
さい部屋においては以下に示す第1表および第4図のグ
ラフのHで示すように設定され、一方、その他、外気温
の影響を受けやすい部屋においてはMで示すように設定
される。
第1表 次に、必要製氷量が算出されると、ステップS2に移り
、蓄熱槽(11)内の残氷の有無を検知する。この残氷
の検知は蓄熱槽(11)内に配設されている水温センサ
(T hv)で行われ、そして、残氷がある場合には、
ステップS3において初期値が0に設定されている定数
01;2を加算してステップS4に移る。ステップS4
では残氷がある場合の必要製氷量を補正手段(62)に
よってステップS1で得られた必要製氷量から2%減少
させて実行製氷量とした後、ステップS6で蓄冷熱制御
手段(60)による製氷運転に移る。つまり、残氷があ
ると、製氷量算出手段(61)が算出した必要量より2
%減算した値を実際の必要量に設定し、この必要量分蓄
熱運転する。尚、上記定数Cの値は前日の値がメモリさ
れて次の日の定数Cに繰越される構成とされている。一
方、上記ステップS2で残氷がない場合にはステップS
5において定数CがOにクリアされてステップS1で得
られた必要製氷量のままステップS6で製氷運転される
更に、この様な製氷量の設定制御をしていることで、外
気温による製氷量の設定のみではなく、蓄熱槽内の残氷
の有無によってもこの製氷量が制御されるので、残氷が
連続して検知された場合には漸次2%の減少加算率でも
って製氷量を減少させ、つまり、2.4.6、・・・%
と減少率が積算されていき、残氷がなくなると減少率が
クリア(C■0)され、外気温のみの算出による製氷量
になる。従って、従来のようなその日の蓄冷熱回収時の
外気温のみによる製氷量の設定ではなく、数日前からの
必要製氷量の減少率によってもある程度支配される制御
であることから、隔日に冷房付加が変動するような部屋
においても最適な蓄冷熱量を得ることができるものであ
り、蓄熱量の不足や多量の残氷による機器の破損などが
回避されるものである。
尚、本発明のような外気温度と残溜蓄熱量とによる蓄熱
運転制御は冷房専用機への適用も可能である。また、本
実施例では残氷検知手段として蓄熱槽内の温度を検知す
る水温センサを採用したが、その他の手段によって残氷
の有無を検知するようにしても良い。更に、本例のもの
は残氷の有無によって必要製氷量の減少補正を行ったが
、残水量を検知できるように構成し、その残水量に応じ
て必要製氷量の減少補正を行うようにしても良い。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、蓄
熱運転時に外気温度検知手段によって検知された外気温
に応じて製氷量算出手段が必要製氷量を算出する一方、
残氷検知手段によって蓄熱槽内の残氷が検知されると、
その必要製氷量を補正手段によって減少補正して、上記
製氷量算出手段と補正手段の出力信号が蓄冷熱制御手段
に送られ、該蓄冷熱制御手段によって製氷運転が制御さ
れる。
従って、補正手段による必要製氷量の減少補正により、
残氷を考慮した製氷が行われて、必要以上の製氷が抑制
されると共に、残氷がなくなると外気温のみによる製氷
量が設定されることで必要製氷量の過不足が抑制され、
蓄熱量の不足による冷房能力の低下が回避される。また
、余剰の残氷の発生が少なくなるために従来のように強
制的に解氷する手段は不要であり、構成の簡略化、エネ
ルギーロスの解消が図れるばかりでなく、残水量が多く
なることによる各機器の変形や破損が回避される。
請求項(aの発明によれば、外気温検知手段によって検
知された製氷時の外気温を製氷量算出手段が回収時の外
気温に換算して必要製氷量を算出するようにしたことで
、製氷時の外気温を検知するという簡単な検出手段によ
り必要製氷量を設定できるため、簡単な構造で請求項(
1)の作用が得られ、製氷制御の信頼性の向上が図れる
請求項(3)の発明によれば、製氷量算出手段によって
算出された必要製氷量から所定の減少率でもって必要製
氷量を減少補正すると共に、各製氷時に残氷検知手段が
連続して残氷を検知すると、必要製氷量からの減少率が
順次増大するように該減少率を変更する一方、残氷検知
手段が残氷を検知しないと減少率を零に戻す。従って、
残氷がなくなるまで必要製氷量からの減少率が順次増大
するために、残水量を抑制した正確な必要製氷量を設定
することができる。
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図〜第12図は本発明の一実施例を示し、第2図は
装置の全体構成を示す冷媒配管系統図、第3図〜第6図
はそれぞれ冷房運転における各運転モードを示し、第3
図は通常冷房運転、第4図は蓄冷熱運転、第5図は通常
冷房及び蓄冷熱同時運転、第6図は蓄冷熱回収運転にお
ける冷媒の循環を示す説明図である。第7図〜第10図
はそれぞれ暖房運転における各運転モードを示し、第7
図は通常暖房運転、第8図は蓄暖熱運転、第9図は通常
暖房及び蓄冷熱同時運転、第10図は蓄暖熱回収デフロ
スト運転における冷媒の循環経路を示す説明図、第11
r!!Jはコントローラの制御内容を示すフローチャー
ト図、第12図は蓄冷熱回収時の外気温度と、それに適
した蓄冷熱量との関係を示した図である。 (1)圧縮機 (3)室外熱交換器(熱源側熱交換器)(6)室内電動
膨張弁(主減圧機構) (7)室内熱交換器(利用側熱交換器)(9)冷媒配管 (10)主冷媒回路 (11)蓄熱槽 (12)蓄熱熱交換器 (14)蓄熱電動膨張弁 (51)切換手段 (60)蓄冷熱制御手段 (蓄冷熱用減圧機構) (T hv) (T ha) 製氷量算出手段 補正手段 水温センサ(残氷検知手段) 外気温センサ(外気温度検知手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧縮機(1)、熱源側熱交換器(3)、主減圧機
    構(6)及び利用側熱交換器(7)を冷媒配管(9)で
    順次接続してなる主冷媒回路(10)と、蓄冷熱用の氷
    を貯溜する蓄熱槽(11)とを備える一方、上記蓄熱槽
    (11)内に配置されると共に、上記主冷媒回路(10
    )に接続され、冷媒と氷との熱交換を行うための蓄熱熱
    交換器(12)と、蓄冷熱用減圧機構(14)とを備え
    、 少なくとも通常冷房運転時には、熱源側熱交換器(3)
    で凝縮された液冷媒が主冷媒回路(10)のみを流れて
    主減圧機構(6)で減圧され、利用側熱交換器(7)で
    蒸発して圧縮機(1)に戻るように循環し、蓄冷熱運転
    時には、熱源側熱交換器(3)で凝縮された液冷媒が蓄
    冷熱用減圧機構(14)で減圧され、蓄熱熱交換器(1
    2)で蒸発したのち圧縮機(1)に戻るように循環し、
    蓄冷熱回収運転時には、熱源側熱交換器(3)で凝縮さ
    れた液冷媒が主冷媒回路(10)から蓄熱熱交換器(1
    2)で過冷却された後、主冷媒回路(10)の利用側熱
    交換器(7)で蒸発して圧縮機(1)に戻るように回路
    接続を切換える切換手段(51)を備えた蓄熱式空気調
    和装置であって、 外気温を検知する外気温度検知手段(Tha)と、蓄熱
    槽(11)内の残氷を検知する残氷検知手段(Thw)
    と、上記外気温度検知手段(Tha)により検知された
    外気温に応じて必要製氷量を算出する製氷量算出手段(
    61)と、残氷検知手段(Thw)が蓄熱槽(11)内
    の残氷を検知すると、製氷量算出手段(61)の算出製
    氷量を減少補正する補正手段(62)と、製氷量算出手
    段(61)及び補正手段(62)の出力信号を受けて蓄
    熱槽(11)内に所定の氷が製氷されるように蓄冷熱時
    の運転を制御する蓄冷熱制御手段(60)とを備えたこ
    とを特徴とする蓄熱式空気調和装置の運転制御装置。
  2. (2)上記請求項(1)記載の蓄熱式空気調和装置の運
    転制御装置において、製氷量算出手段(61)は、外気
    温度検知手段(Tha)によって検知された製氷時の外
    気温を回収時の外気温に換算して、必要製氷量を算出す
    るように構成されていることを特徴とする蓄熱式空気調
    和装置の運転制御装置。
  3. (3)上記請求項(1)または(2)記載の蓄熱式空気
    調和装置の運転制御装置において、補正手段(62)は
    、製氷量算出手段(61)が算出する必要製氷量から所
    定の減少率でもって必要製氷量を減少補正すると共に、
    各製氷時に残氷検知手段(Thw)が連続して残氷を検
    知すると、必要製氷量からの減少率が順次増大するよう
    に該減少率を変更する一方、残氷検知手段(Thw)が
    残氷を検知しないと減少率を零に戻すように構成されて
    いることを特徴とする蓄熱式空気調和装置の運転制御装
    置。
JP1090973A 1989-04-11 1989-04-11 蓄熱式空気調和装置の運転制御装置 Expired - Fee Related JPH0814401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1090973A JPH0814401B2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 蓄熱式空気調和装置の運転制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1090973A JPH0814401B2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 蓄熱式空気調和装置の運転制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02272247A true JPH02272247A (ja) 1990-11-07
JPH0814401B2 JPH0814401B2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=14013454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1090973A Expired - Fee Related JPH0814401B2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 蓄熱式空気調和装置の運転制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0814401B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065584A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置及び空気調和装置の制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917332A (ja) * 1982-07-21 1984-01-28 株式会社日立製作所 医用画像重ね合わせ方式
JPS6438543A (en) * 1987-07-31 1989-02-08 Sanyo Electric Co Control method for freezing system
JPH0293234A (ja) * 1988-09-28 1990-04-04 Sanyo Electric Co Ltd 空調システムの制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917332A (ja) * 1982-07-21 1984-01-28 株式会社日立製作所 医用画像重ね合わせ方式
JPS6438543A (en) * 1987-07-31 1989-02-08 Sanyo Electric Co Control method for freezing system
JPH0293234A (ja) * 1988-09-28 1990-04-04 Sanyo Electric Co Ltd 空調システムの制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065584A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置及び空気調和装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0814401B2 (ja) 1996-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0799297B2 (ja) 空気調和機
JP3352469B2 (ja) 空気調和装置
JPH0762569B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP3267187B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2006242506A (ja) 蓄熱式空気調和装置
JPH08254376A (ja) 空気調和装置
JP3319676B2 (ja) 蓄熱式空気調和機およびその運転制御方法
JP2522065B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH06257868A (ja) 空調用ヒートポンプ式氷蓄熱装置
JPH07190534A (ja) 蓄熱式空気調和装置
JP2503659B2 (ja) 蓄熱式空気調和装置
JPH02272247A (ja) 蓄熱式空気調和装置の運転制御装置
JPH0833245B2 (ja) 冷凍装置の運転制御装置
JP3994722B2 (ja) 蓄熱式空気調和装置
JP2523534B2 (ja) 空気調和機
JPH0395343A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP3906398B2 (ja) 蓄熱式空気調和装置
JP2757685B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP2757660B2 (ja) 蓄熱式空気調和装置
JPH0914802A (ja) 空気調和装置
JPH0784954B2 (ja) 空気調和装置の冷媒滞溜抑制装置
JPH07117261B2 (ja) 蓄熱式空気調和装置の運転制御装置
JPH0730959B2 (ja) 空気調和装置
JP2719456B2 (ja) 空気調和装置
JPH0849938A (ja) 蓄熱式空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080214

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090214

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees