JPH02272036A - 熱可塑性樹脂積層フイルム - Google Patents

熱可塑性樹脂積層フイルム

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JPH02272036A
JPH02272036A JP1093835A JP9383589A JPH02272036A JP H02272036 A JPH02272036 A JP H02272036A JP 1093835 A JP1093835 A JP 1093835A JP 9383589 A JP9383589 A JP 9383589A JP H02272036 A JPH02272036 A JP H02272036A
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JP
Japan
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film
thermoplastic resin
resin
formula
water
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Application number
JP1093835A
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English (en)
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Katsuhiko Nose
克彦 野瀬
Hideaki Tatsuta
龍田 英昭
Katsuro Kuze
勝朗 久世
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、易滑性で接着性に優れた熱可塑性樹脂積層フ
ィルム、特に、親水性ポリマー、疎水性ポリマーおよび
無機物のいずれにも接着性が良好で[Lつ耐久性のある
プライマーコート層を有する熱rif塑性樹脂積層フィ
ルムに関する。
(従来の技術) ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレンなどの熱可
塑性樹脂フィルム(特に、ポリエチレンテレフタレート
のようなポリエステルフィルム)は、機械的強度、耐熱
性、耐薬品性、透明性、寸法安定性に優れ、磁気テープ
用ベースフィルム、絶縁テープ、写真フィルム、トレー
シングフィルム、食品包装用フィルムなどの用途に広く
用いられている。しかし、これら熱可塑性樹脂フィルム
は、通常、親水性ポリマー、疎水性ポリマーや無機物と
の接着性に欠ける。それゆえ、このフィルムに、磁性体
、感光剤、マット剤などを積層する場合には、フィルム
表面にコロナ放電処理を施した後、アンカーコート層を
設ける必要がある。また、このフィルムを食品包装用フ
ィルムとして用い讐印刷層やヒートシール層を設けても
、これらの層と熱可塑性樹脂フィルムとの接着性が弱く
、ヒートシール強度が低ドするおそれがある。
熱可塑性樹脂フィルムの接着性を改瀉するために、フィ
ルムに対し、コロナ放電処理の他に、紫外線照射処理、
プラズマ放電処理、火炎処理、窒素雰囲気下でのコロナ
放電処理などの物理的処理を施す方法が提案されている
。アルカリ処理、プライマー処理などの化学的処理方法
や、これらと物理的処理方法との併用も行われている。
しかし、いずれの方法によっても、熱可塑性樹脂フィル
ムの接着性の改良は充分ではない。特に、親水性ポリマ
ーや疎水性ポリマーとフィルムとの接着性が不充分であ
り、プライマーコート層の耐久性の高いものほどこの傾
向が強く、さらに、上記各種処理のうち、特にプライマ
ー処理を行うと、−・般に、得られるフィルムの滑り性
が低下し、その結果、巻き取り性などの作業性に劣る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は一1ユ記従末の問題点を解決するものであり、
その目的とするところは、親水性ポリマー、疎水v1ポ
リマーおよび無機物のいずれとも接着性が良好であり、
かつ易滑性で耐久性のあるプライマーコート層を有する
熱可塑性樹脂積層フィルムを提供することにある。
(課題を解決するための1段) 本発明は、熱可塑性樹脂フィルムの表面に、水溶性樹脂
、水乳化性樹脂および水分散性樹脂の少な(とも−・種
と、特定の有機硼素高分子化合物および/または該有機
硼素高・分子化合物とビニルアルコール系重合体との複
合体と架橋剤を主成分とする組成物を積層することによ
り、親水性ポリマー、疎水性ポリマーや無機物と熱可塑
性樹脂フィルムとの接着性が著しく改善され得、かつフ
ィルムの易滑性にも優れる、耐久性が良好である、との
発明者の知見にもとづいて完成された。
本発明の熱可塑性樹脂積層フィルムは、熱可塑性樹脂フ
ィルムの少なくとも片面に、水溶性樹脂、水乳化性樹脂
および水分散性樹脂の少なくとも一拉と、次式(I)お
よび/または(II)式で示される有機硼素高分子化合
物および/または該イf機硼素高分子化合物(I)およ
び/または(II)とビニルアルコール系重合体との複
合体と架橋剤とを主成分とする組成物が積層された熱可
塑性樹脂積層フィルムであり、そのことにより上記目的
が達成される: ここで、pは10〜1oooo:  qはOまたは1で
あり;qが1のときAは、−(X)&−(Y)、、1(
Z)n−であり、XおよびZは1個の末端エーテル残基
を有し炭素数の合計が100以下の含酸素炭化水素基、 であり、91mおよびnはそれぞれ独立して0またはl
である。
本発明の熱可塑性樹脂積層フィルムに用いられる上記複
合体を形成する有機硼素高分子化合物(I)又は(II
)は、次の方法により調製され得る。
(I)  分子末端に2個のグリセリン残基を有する下
記化合物(III)又は(IV)と、ホウ酸、ホウ酸ト
リエステルもしくは無水ホウ酸とを反応させるここで、
qはOまたはlであり;qが1のときAは、−(X)μ
 −(Y)、−(Z) n−であり、Xおよび2は1個
の末端エーテル残基を(I’L炭素数の合計が100以
下の含酸素炭化水素基、であり、9、mおよびrlはそ
れぞれ独立してOまたは1である。
上記ホウ酸トリエステルとしては、ホウ酸と、炭素数4
以下の低級アルコールとのエステルが利用される。化合
物(III)又は(■)1モルに対して、ホウ酸および
ホウ酸トリエステルは1モルの割合で、無水ホウ酸は0
.5モルの割合で反応させる。
■ ジ(グリセリン)ボラート、ジ(カテコール)ボラ
ートもしくは分子内にジ(グリセリン)ボラート残基又
はジ(カテコール)ボラート残基を含み炭素数の合計が
206以ドのジオールにエチレンオキシドなどを付加さ
せることによりポリエーテル化反応を行なう。あるいは
、ジ(グリセリン)ボラート、ジ(カテコール)ボラー
トもしくはL記ジ(グリセリン)ボラート残基又はジ(
カテコール)ボラート残基を有するジオールに対して、
炭素数3〜36のジカルボン酸;炭素数4以ドの低級ア
ルコールと1ユ記ジカルボン酸とのエステル;■−記レ
ジカルボン酸ハライド;もしくは炭素数4〜15のジイ
ソンアナートを当モル礒反応させる。
上記(I)および■のJ4製法において、使用する原料
は2種以1−が混合して用いられ得る。例えば、上記(
III)又は(rV)式の化合物は−(A)、−で示さ
れる基の異なる2種以上の化合物が併用され得る。
このようにして得られる有機硼素高分子化合物としては
、例えば、次の化合物か挙げられる:以下余白 p1=100〜10000 x  =2〜1000 P2=5〜5000 x2=1へ30 P、 =100〜10000 p、 =50〜5000 X、 =10〜1000 P6;3〜1000 P ;10〜5000 フ x3工5〜100 x4=1〜50 zl:1〜50 Z2=5〜100 P5;5〜500 P  =1〜100 X7;5〜100 P、:1〜100 上記有機硼素高分子化合物(I)又は(n)とともに複
合体を形成するビニルアルコール系重合体としては、ポ
リ酢酸ビニルから得られる鹸化度70〜100モル%、
重合度lOO〜3000のPVAなどが用いられる。P
VAを用いる場合、鹸化度は、好ましくは85モル%以
上、重合度は200以」−である。何機硼素高分子化合
物(I)又は(n)とPVAとの複合体は、両者を溶練
もしくは懸濁液の状態で混合し、必要に応じて加熱する
ことにより形成される。このときの有機硼素高分子化合
物(I)又は(n)とPVAとの混合割合は重量比で5
=85〜95:5、好ましくは10:90〜50 : 
50である。具体的には、例えば、PVA水溶液を調装
し、これに何機硼素高分子化合物(I)又は(II)を
撹拌下で滴下しながら加える。このときの反応温度は2
0〜100℃、好ましくは50〜80℃である。形成さ
れたN合体の詳細な構造は不明であるが、例えば、PV
A鎖が有機硼素高分子化合物により架橋されたような構
造であると考えられる。
本発明フィルムに使用される組成物に含有され樹脂のう
ち、水溶性樹脂としては、天然高分子化合物、半合成高
分子化合物および合成^分子化合物のいずれもが用いら
れる。天然高分子化合物としては、例えば、澱粉類、ア
ルギン酸ナトリウム、タンパク質(ゼラチンなど)があ
る。半合成高分子化合物としては、例えば、カルボキシ
セルロースなどのセルロース系樹脂、I’ll溶性澱粉
などの澱粉系樹脂がある。合成高分子化合物としては、
例えば、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリ(メタ)アク
リル酸塩含有共重合体、ポリエチレンオキシド、および
上記ポリマーの変成体がある。さらに合成高分子化合物
としては、エチレングリコールやペンタエリスリトール
などの多価アルコールを用いて調装されるエポキシ樹1
指;スルホン酸塩基、ホスフィン酸塩基、アンモニウム
塩基などの親水性基を高含量で含有するアクリル系樹脂
、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂などが挙げられる。
水乳化性樹脂および水分散性樹脂の素材とじては、ポリ
ブタジェン、ポリ−(スチレン−ブタジェン)、ポリ(
アクリロニトリル−ブタジェン)などのゴム系樹脂;ポ
リ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンお
よびその共重合体などのビニル系樹脂;アクリル酸、メ
チルメタクリレート、ヒドロキシメチルアクリレート、
スチレン、グリシジルメタクリレート、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレートなどを用いて調装されるアク
リル系樹脂;イソフタル酸、アジピン酸、セパチン酸、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコールなどを用いて調装されるポリエステ
ル系樹脂;およびL記グリコール類と、ジイソシアネー
ト類とにより調製されるポリウレタン系樹脂などがある
水乳化性樹脂および水分散性樹脂としては、この他にも
、分子内に親水性基を有するため水系溶媒において分散
性を示すか、もしくは分子内に親水性基を有するため分
散助剤を少1’it加えることにより水系溶媒において
分散性を示す高分子化合物カ包含される。上記親水性基
としては、ホスホン酸基、ホスフィン酸基、スルホン酸
基、アンモニウム基、カルボキシル基などが挙げられる
。このような親水性基を有する樹脂としては、ポリエス
テル、ポリウレタン、ポリアミド、アクリル系樹脂、エ
ポキシ系°樹脂、ポリオレフィン系樹脂などがある。
lユ記水乳化性樹脂また1、ま水分散性樹脂は、例えば
、七ツマ−を乳化した状態で重合させる乳化重合法によ
り有利に調製される。その他の通常の方法で調装するこ
とももちろん可能であり、組成物の場合には、得られた
ポリマーを界面活性剤や有機溶媒を用いて水に乳化状態
で分散させることにより、後述のフィルム調製に都合よ
く利用され得る。
本発明に使用される樹脂組成物は、1−配水溶性樹脂、
水乳化性樹脂および水分散性樹脂(これらを水性樹脂と
総称する)の少なくとも−・種と、l−記有機硼素高分
子化合物(I)および/または(n)およびビニルアル
コール系重合体との複合体とを主成分とする。水性樹脂
と1−2複合体との含有割合は、9615〜5/95 
(w/w) 、好ましくは80/20〜20/80 (
w/w)である。水性樹脂が6重置%をドまわると、得
られるフィルムと疎水性ポリマーとの接着性がやや悪い
。逆に複合体が5重量%をドまわると、得られるフィル
ムと親水性ポリマーとの接着性がやや悪い。
更に本発明の特徴は架橋剤を併用することにある。架橋
剤はエポキシ基、ハロヒドリン基、アジリニル基、イン
シアナート基及びそのブンテ塩、ブロックイソシアナー
ト基、アルコキシル基、アルキロール基、ビニルスルホ
ン基、ビニルスルホン基発生体、アクロイル基または活
性ノ)ロゲン基を同一分子内に2つ以1―有する化合物
であるのが通常である。
エポキシ基をイ「する化合物としてはエチレングリコ−
lレジグリシジルエーテル、トリエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル ルコールジグリシジルエーテル、i.eヘキサンジオー
ルジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル
、ビスフェノールAジグリシジル、水添ビスフェノール
Aジグリシジルエーテル、ビスフェノールAプロピレン
オキサイド付加物ジグリシジルエーテルなどが例示され
る。
ハロヒドリン基を有する化合物としてはlユ記化合物の
プリカーサ−がある。
アルキロール基及びアルコキシル基を有する化合物とし
ては、ジメチロール尿素、メチル化トリメチロールメラ
ミン、ジメチロールエチレン尿素、ジルチロールアルキ
ルトリアゾン、メチル化ジメチロールウロン、ヘキサメ
チロールメラミン、ジメチロールプロピレン尿素、ジメ
チロールヒドロキシエチレン尿素、テトラメチロールア
セチレンジ尿素、4メトキシ5ジメチルプロピレン尿素
ジメチロール化物、ジメチロールエチルカーバメートな
どが示される。
アジリニル基をイfする化合物としては、トリス−2−
メチルートアジリジニル、ホスフィンオキサイドなどが
ある。
イソシアナート基をイrする化合物としては、トリレン
ジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート
、ヘキサメチレンジイソシアナート、トリフェニルメタ
ントリイソシアナート、トリス(p−イソシアナートフ
ェニル)チオホスファイト、ポリメチレンポリフェニル
イソシアナート、インホロンジイソシアナート、キシリ
レンジイソシアナート、トリメチロールプロパンのトリ
レンジイソシアナート3モル付加物、そのブロック物と
しては上記インシアナート化合物とフェノール、及びフ
ェノール誘導体、ラクタムケトオキシムなどとの反応物
など゛が示される。又、そのブンテ塩としては上記イン
シアナート化合物と亜硫酸ソーダとの反応物がある。
ビニルスルホン基を有する化合物としては、ジビニルス
ルホン、ジヒドロキシエチ7レスルホン、ジビニルスル
ホンと亜跪酸ソーダ又はピリジンの付加体などがある。
アクロイル基を有する化合物としては,1.3。
5−トリアクロイルへキサヒドロ−S−)リアジンなど
がある。
活性ハロゲン基を有する化合物としては、ジクロロトリ
アジン、ジフルオロモノクロルピリミジン、ジクロロキ
ノキザリン、ジクロロピリミジンなどがある。
更に有機シラン、有機チタネート、ジルコニウム化合物
などの含金属系架橋剤なども挙げられる。
有機シラン化合物としてはテトライソプロオキシシラン
およびポリマー ビニルトリクロロシラン、ビニ7レト
リエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γーメタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、γーメタクリロキ
シプロピルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、β
−(3。
4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
、γ−グリシドキシプロピ!レトリメトキシシラン、ビ
ニルトリアセトオキシシラン、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピル
メトキシシラ7などがあげられるがこれらに限定される
ものではない。
また(B)有機チタネートとしてはテトラn−ブトキン
チタンおよびポリマー テトラキス(2エチルヘキシル
)チタン、ジイソプロオキシビス(アセチルアセトナー
ト)チタン、ジ−n−ブトキシビス(トリエタノールア
ミナート)チタン、ジヒドロキシビス(ラフタート)チ
タンおよびその塩、チタニウムイソープロボキシオクチ
レングリコレート、(エチレングリコラド)チタンビス
(ジオクチルフオマフエート)、オキソチタンビス(ア
ンモニウムオキサレート)、トリrl−ブトキシチタン
モノステアレート、イソプロポキシチタンジメタアクリ
レートイソステアレート、イソプロポキシチタントリス
(4アミノベンゾエート)などがあげられるがこれらに
限定されるものではない。−rましくはジヒドロキシビ
ス(ラフタート)チタンおよびその塩やオキソチタンビ
ス(モノアンモニウムオキサレート)、ジ−n−ブトキ
シビス(トリエタノールアミナート)チタン、イソプロ
ポキシチタントリイソステアレートなどである。
ジルコニウム化合物としては炭酸ジルコニウムアンモニ
ウム、酢酸ジルコニウム、鎖酸ジルコニウム、硫酸ジル
コニウム、酸塩化ジルコニウム、硅ジルコン酸ソーダ、
酸化ジルコニウム、ステアリン酸ジルコニル、オクチル
酸ジルコニルなどが挙げられるがこれらに限定されるも
のではない。
史にジルコニウム系ポリマーも含まれる。
しかしながら、これらに限定されるものでない。
前記樹脂組成物に対して1・、記した架橋剤は化合物の
種類によっても異なるが、1〜200 iT(M%併用
する1rが好ましく、史に好ましくは5〜50…■%併
用する方法であり、1屯1讐(%以ドでは架橋効果が少
なく、200屯を訛%以1−では、接着性、易滑性が大
幅に低ドするため好ましくない。
組成物には、さらに必要に応じて、着色剤、静電防IL
剤、耐ブロッキング剤、無機または有機素材の粒子など
を用いた滑材、その他の重合体、紫外線吸収剤、劣化防
11−剤などが、得られるフィルムの特性を損なわない
程度の割合で含有されていてもよい。
1−記組成物が積層される熱可塑性樹脂フィルム(ベー
スフィルム)としては、ポリエステルフィルム、ポリア
ミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリフェニ
レンサルファイドフィルム、ポリエーテルイミドフィル
ム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリオレフィン系
フィルム、セルロース系フィルム、PVA系フィルム、
アクリル系フィルム、塩化ビニル系フィルムなどが挙げ
られ、最終的に得られる積層フィルムの用途および必要
とされる特性に応じて最適な素材が選択される。最も一
般的に用いられるのはポリエステルフィルム、ポリアミ
ドフィルム、ポリカーボネートフィルム、セルロース系
フィルムなどである。
L 記ベースフィルムは、その素材である熱I’ll塑
性樹脂を通常、溶融−押出により、あるいは該樹脂を溶
剤に溶解させてキヤステングすることにより、得られる
。このような未址伸フィルムを必殻に応じて−・軸もし
くは一軸延伸した後に、その表面に1−記組成物が後述
の方法により付与、(塗[−)される。未延伸もしくは
・軸延伸したベースフィルムに組成物を塗1ニジ、これ
を必要に応じてさらに延伸する方法が、ベースフィルl
、と組成物との密n性、易滑性付tyおよび得られたフ
ィルムの耐久性などの点から、より好ましい。二軸延伸
したベースフィルムは、フィルム中が広く、かつこのベ
ースフィルム−1−に組成物を薄く塗−[するためには
、フィルムの走行速度を1ユげる必要があるため、均一
に塗工するのがやや難しい。
本発明の熱可塑性樹脂積層フィルムは、例えば、次の方
法により調製される。まず、1−記組成物を、水もしく
は水系溶媒に溶解、分散もしくは乳化させる。これは、
例えば、ラテックスに有機硼素高分子化合物とポリビニ
ルアルコールとの複合体を添加する方法;樹脂と該複合
体とを溶融状態で混綽しながら水もしくは水系溶媒を添
加する方法などにより行われ得る。−1−配水系溶媒と
は、例えば、水の他に50 m 11%以ドの割合でア
ルコール類(例えば、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール)などの有機溶媒を含有
する溶媒である。有機溶媒は、組成物を含む塗工岐のベ
ースフィルムへのコーテイング性を向ヒさせるLI的で
、さらに塗工後の乾燥性を向−1−させる目的で添加さ
れる。有機溶媒の含有酸が50i’fi量%以Fであれ
ば、塗工板が引火もしくは爆発する危険がない。コーテ
イング性の向]−などを目的として、組成物に添加剤と
して、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、界面活性剤な
どを含有させることも推奨される。この組成物を含む塗
1″、液はl―記ベースフィルム表面に、通常、0.0
03〜5g/l/、好ましくは0.01〜3g/wlの
割合で中玉される。0.003g/=/をドまわると、
得られたフィルムと、接着を目的とする他の樹脂との接
着性に劣り、5g/I/をヒまわると、得られたフィル
ムの滑り性および耐ブロッキング性に劣る。
;−記塗り液を調製してこれをベースフィルムに塗[:
するコーティング法の他に、例えば、共押出しコート法
、押出しラミネート法、ドライラミネート法、ホットメ
ルト接着法なども採用され得る。
It記樹脂組成物を塗1−などの方法により積層する前
に、もしくは積層後に、ベースフィルム表面に、空気も
しくは窒素雰囲気ドにてコロナ放電処理または紫外線闇
討処理を打なうことも可能である。これらの処理を施す
ことにより、ベースフィルムと樹脂組成物層との密着性
、あるいは、得られたフィルムと他の樹脂との接着性が
さらに向1−する。
本発明のフィルムに使用する組成物中には、特定の構造
をイYするイr機硼素高分子化合物および/または該有
機硼素高分子化合物とビニルアルコール系重合体との複
合体と、水性樹脂とが含有されるため、該組成物は、疎
水性ポリマー、親水性ポリマーおよび無機物のいずれと
も[妾着性が良好である。従って、この樹脂組成物層が
設けられた本発明の熱i11塑性樹脂積層フィルムは、
疎水性ポリマーおよび親水性ポリマーのいずれとも良好
な接着性を示す。さらに、上記複合体と水性樹脂とを含
有する樹脂組成物被膜は、その表面に微細な凹凸が形成
されている。そのため、本発明のフィルムは滑り性も良
好である。
(実施例) 以ドに本発明の実施例について延べる。
実施例1 (I)  熱可塑性樹脂積層フィルムの調製ジカルボン
酸単位が、テレフタル酸50モル%、イソフタル酸45
モル%および5−ナトリウムスルホイソフタル酸5モル
%から構成され、そしてグリコール単位が、エチレング
リコール80モル%およびネオペンチルグリコール20
%から構成されるスルホン酸変性ポリエステルを合成し
た。このポリエステルを10重量%の割合で水に分散し
た鹸化度が88%で重合度が500のポリビニルアルコ
ール水溶液にjf機硼素高分Y化合物(I) −1(P
t =1000)をPVAと有機硼素高分子化合物との
重量比が1:4となるように加え、40〜50℃で30
分間撹拌して複合体水溶液を得た。この複合体水溶液を
、得られたスルホン酸変性ポリエステル分散液に、該ポ
リエステルに対して複合体が固形分換算で5 Q i[
j 144%となるような割合で添加し、史にジフェニ
ルメタンジイソシアナート・メチルエチルケトオキシム
ブロック体の乳化物を樹脂組成物に対して固形分として
20屯1a%添加し中1−岐を調整した。
別に、ポリエチレンテレフタレートを280〜300℃
で溶解押出し、15℃の冷却ロールで冷却して厚さ10
00μmの未址伸フィルムを得、この未延伸フィルムを
周速の兄なる85℃の一対のロール間を通して縦方向に
3.3倍に延伸した。このフィルム表面に1−記中玉液
をエアナイフ方式で塗r、L、、70℃の熱風で乾燥し
、樹脂組成物層を形成した。このフィルムをテンターで
、98℃にて横方向に3.3倍鉦伸し、さらに200〜
210℃で熱固定し、厚さ100μm(樹脂組成物層0
.15/zm)の二輛延伸コーティングボリエステルフ
イルムを得た。
■ 熱可塑性樹脂積層フィルムの評価 1)lia性 ポリビニルアルコール(PVA。
親水性ポリマー)の10%水溶液、およびポリ塩化ビニ
ル(PVC1疎水性ポリマー)の10% DMF(ジメ
チルホルムアミド)溶液を調装した。谷溶液を赤色染料
で着色し、(監)項で得た熱可塑性樹脂積層フィルム2
枚の樹脂組成物層側に、いずれも塗J:fi12g/+
/となるように、別々に印刷した。
得られた印刷層にカッターナイフでls−間隔に詐盤目
伏に切り込みを入れ、100個の掛目を形成した。
この熱可塑性樹脂積層フィルムの各印刷面に、セロハン
テープ(Lパック、ニチバン社製)を均一に貼着した後
、このテープを180度方向に速やかに引き剥がした。
3回剥離テストを繰り返した後の印刷面において、枡1
1の残存個数を数えた。
2)滑り性 ASTM−1894に準じて行なった。
3)アンカーコート層の耐久性 ■ 耐摩耗性 水(pH= l O) 、イソプロピルアルコール、酢
酸エチル、トルエンに各々30分浸漬後、ふきとり、綿
棒の先で強く10回擦り、その残存状況をEI視判定し
、全く変化なかったものを5とし、全部とれたものを1
としてランク付けした。
■ 耐溶剤性 上記溶剤に50℃で24時間浸漬後、室温で乾燥し■と
同様に評価した。
実施例2〜3 実施例1において架橋剤をヘキサメチレンジイソシアナ
ート・εカプロラクタムブロック体及びジフェニルメタ
ンビス−4,4’−N、N’エチレン尿素に各々替えた
以外は実施例1と同様にして行なった。
比較例1 実施例1において架橋剤を用いなかった以外は実施例1
と同様にして行なった。
比較例3〜4 A社及びB社説水性ポリマー門構着タイプポリエステル
フィルムを実施例1と同様にして評価した。
比較例2 実施例1において有機硼素化合物とPVAの複合体を用
いなかった以外は実施例1と同様にして評価した。
以ド余自 表1から、架橋剤を用いないと(比較例1)耐久性は低
く、有機硼素化合物とPVAの複合体を用いないと(比
較例2)、滑り性および接着性が悪く、他社品は耐久性
は良好であるが親水性ポリマーには特に接着性が悪い。
一方、本発明のフィルムは接着性、滑り性及び耐久性と
もに比較例に比べて良好であることがわかる。
実施例4 (I)熱可塑性樹脂積層フィルムの調製実施例1と同様
の方法により、反応時間を短くして、分子量4000の
スルホン酸変性ポリエステルの10%水分散液を調製し
た。このポリエステル100ffua部を、メチルエチ
ルケトン72屯1d部およびトルエン72重量部に溶解
させた後、この溶液に4.4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート21主眼部およびジブチル錫ジラウレート
0.05重M部を加え、70〜80℃にて3時間反応さ
せた。溶剤を蒸発させて、ポリエステルポリウレタンを
含む氷分散岐を得た。これに、有機硼素高分子化合物(
(I )  2 ; x l= 9、P2=IO)を、
該ポリエステルポリウレタン100重量部に対して50
屯14部及び炭酸ジルコニウムアンモニウムを15 %
 fit部の割合で添加して塗工岐を得、これを用いて
、実施例1と同様の方法により、熱1工塑性樹脂積層フ
ィルムを調製した。実施例1と同様にして、接着性と耐
摩耗性を評価したところ、実施例2と同レベルの結果を
得た。
実施例5 アクリル酸エチル45モル%、メタアクリル酸メチル5
0モル%、メタクリル酸グリシジル5モル%よりなるア
クリル系共In合体ラテックス(固形分50%)100
市14部と有機硼素化合物(■−1) 2011 Fi
t 部、)リメチロールメラミン7市晴部、及び水50
0取i1部よりなる中工液を調整し、実施例1と同様に
して積層フィルムを得た。
川に11空蒸着法でアルミニウムを500人積層し、父
、スパッタ法で二酸化61素を800人積層し、実施例
1と同様に耐溶剤性テストを行なったところ、極めて良
好な耐久性を示した。
実施例6〜7 実施例5において、トリメチロールメラミンの代すにオ
キソチタンビス(モノアンモニウムオキサレート)及び
γグリシドキシプロビルトリメトキシシランを用いた以
外は実施例5と同様にしてフィルムを作成し耐溶剤性テ
スト行なった結果、極めて良好な結果を得た。
実施例8 実施例1において、ジフェニルメタンジイソシアナート
・メチルエチルケトオキシムブロック体の代りにトリメ
チロールプロパンのトリレンジイソシアナート等モル反
応物に酸性亜硫酸ソーダを付加させたブロックイソシア
ナートを用いた以外は実施例1と同様にしてフィルムを
作成した。実施例1と同様に接着性をテストしたところ
PVA。
PVC共に100であった。滑り性は0.41であり、
トルエン耐摩耗性及び耐溶剤性のランクは5であり良好
であった。
(発明の効果) 本発明の熱可塑性樹脂積層フィルムは、このように、熱
可塑性樹脂フィルムに特定の有機硼素高分子化合物とポ
リビニルアルコールとの?L?体、および樹脂を含有す
る組成物を積層して構成されるため、親木性ポリマー、
疎水性ポリマーおよび無機物のいずれとも接着性が良好
であり、かつ滑り性が極めて良好である。そのため、こ
の熱可塑性樹脂積層フィルムは、オーディオ・ビデオ・
コンピュータ用の磁気テープ、マイクロフィルム、磁気
カード、リーダーテープ、フロッピーディスクなどの記
録媒体用途や食品、薬品、肥料、蒸着包装、梱包材など
の包装用途や製版、トレーシング、メンブレンスイッチ
、スタンピング、粘着テープ、ラベル、ネーマー OH
Pシート、ラミネートカード、銘板、ミラー、印刷感材
、プリンターリホン、ソーラーコントロール、貼込ミベ
ース、遮光フィルム、印画紙、PPCフィルム、白板、
ステッカ−などの・般に業用途に、史に農業ハウスなど
の農業用途や金銀系などの装飾用途などに好適に用いら
れる。又、フィルムの加I−時においてもブロッキング
などを引き起こすことなく作業性に極めて優れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも片面に、水溶性樹脂
    、水乳化性樹脂、水分散性樹脂の少なくとも一種と、次
    式( I )および/または(II)で示される有機硼素高
    分子化合物および/または該有機硼素高分子化合物(
    I )および/または(II)とビニルアルコール系重合体
    との複合体と、架橋剤とを主成分とする組成物が積層さ
    れた熱可塑性樹脂積層フィルム。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ここで、pは10〜10000;qは0または1であり
    ;qが1のときAは、−(X)_l−(Y)_m−(Z
    )_n−であり、XおよびZは1個の末端エーテル残基
    を有し炭素数の合計が100以下の含酸素炭化水素基、 Yは▲数式、化学式、表等があります▼基(但し、Rは
    炭素数1〜34の炭化水素基)もしくは、 ▲数式、化学式、表等があります▼基(但し、R′は炭
    素数2〜13の炭化水素基) であり、l、mおよびnはそれぞれ独立して0または1
    である。
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