JPH0227185B2 - - Google Patents
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- JPH0227185B2 JPH0227185B2 JP20171883A JP20171883A JPH0227185B2 JP H0227185 B2 JPH0227185 B2 JP H0227185B2 JP 20171883 A JP20171883 A JP 20171883A JP 20171883 A JP20171883 A JP 20171883A JP H0227185 B2 JPH0227185 B2 JP H0227185B2
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- JP
- Japan
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- valve
- rotor
- bore
- pair
- reaction force
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Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 106
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 15
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
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- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、パワー・ステアリングおよびその
パワー・ステアリングに使用される反力調整弁に
関する。
パワー・ステアリングに使用される反力調整弁に
関する。
一般に、車両のパワー・ステアリングは、操舵
するときの重さ、すなわち、路面からの操舵抵抗
を運転者に感じさせるため、反力を発生させ得る
ように構成されてきている。
するときの重さ、すなわち、路面からの操舵抵抗
を運転者に感じさせるため、反力を発生させ得る
ように構成されてきている。
しかし、その反力の大きさを予め小さく設定す
ると、停車時や低速走行時には、小さい操作力で
の操舵が可能になり、操舵による疲労が軽減され
るが、高速走行時には手応えが軽過ぎて、操舵が
不安定になる傾向があつた。また、逆にその反力
を予め大きく設定すると、高速走行時には安定し
た操舵が可能になるが、停車時や低速走行時に
は、手応えが重過ぎて、操舵による疲労が増す傾
向にあつた。
ると、停車時や低速走行時には、小さい操作力で
の操舵が可能になり、操舵による疲労が軽減され
るが、高速走行時には手応えが軽過ぎて、操舵が
不安定になる傾向があつた。また、逆にその反力
を予め大きく設定すると、高速走行時には安定し
た操舵が可能になるが、停車時や低速走行時に
は、手応えが重過ぎて、操舵による疲労が増す傾
向にあつた。
近年、そのような不都合を回避するために、機
関回転数感応型、あるいは、車速感応型などのよ
うに、走行条件に応じて反力を変化させるパワ
ー・ステアリングが提案されてきているが、これ
らのパワー・ステアリングにおいては、その反力
の変化の範囲が狭いことから、車両の走行条件に
応じて最も適した反力を得ることは困難であり、
加えて、そのような反力を変化させるための手段
が複雑になり、生産コストが高くなる傾向にあつ
た。
関回転数感応型、あるいは、車速感応型などのよ
うに、走行条件に応じて反力を変化させるパワ
ー・ステアリングが提案されてきているが、これ
らのパワー・ステアリングにおいては、その反力
の変化の範囲が狭いことから、車両の走行条件に
応じて最も適した反力を得ることは困難であり、
加えて、そのような反力を変化させるための手段
が複雑になり、生産コストが高くなる傾向にあつ
た。
この発明の目的は、車両の走行条件に応じて反
力を変化させ、しかも、停車時から高速走行時に
至るまでの操舵に最も適した反力を得て、安全か
つ確実な操舵を可能にし、操舵による疲労を軽減
するところのパワー・ステアリングの提供にあ
る。
力を変化させ、しかも、停車時から高速走行時に
至るまでの操舵に最も適した反力を得て、安全か
つ確実な操舵を可能にし、操舵による疲労を軽減
するところのパワー・ステアリングの提供にあ
る。
この発明の他の目的は、可変絞りとして、一対
の連絡ポート間を流れる圧油の流量を調整し、殊
に、それらポート間を流れる圧油の流量調整を行
なうためのバルブ・ロータをロータ・ボア内で半
径方向に圧力平衡させ、そのバルブ・ロータの片
寄りを回避して回転を円滑にし、極めて小さい動
力でそのバルブ・ロータを回転させるようにし、
しかも感度を上げ、バルブの静特性および動特性
を向上し、流量調整の精度を向上し、パワー・ス
テアリングにおける反力の調整に最も適するよう
にするところのパワー・ステアリングに使用され
る反力調整弁の提供にある。
の連絡ポート間を流れる圧油の流量を調整し、殊
に、それらポート間を流れる圧油の流量調整を行
なうためのバルブ・ロータをロータ・ボア内で半
径方向に圧力平衡させ、そのバルブ・ロータの片
寄りを回避して回転を円滑にし、極めて小さい動
力でそのバルブ・ロータを回転させるようにし、
しかも感度を上げ、バルブの静特性および動特性
を向上し、流量調整の精度を向上し、パワー・ス
テアリングにおける反力の調整に最も適するよう
にするところのパワー・ステアリングに使用され
る反力調整弁の提供にある。
それらを課題として、この発明のパワー・ステ
アリングは、オイル・ポンプと、フロー・コント
ロール・バルブと、コントロール・バルブ・スプ
ールの両側に一対のリアクシヨン・チヤンバを備
えるコントロール・バルブと、パワー・シリンダ
とよりなるものにして、リアクシヨン連通路がそ
の一対のリアクシヨン・チヤンバを互いに連絡
し、そして、反力調整弁が、そのリアクシヨン連
通路に配置され、また、バルブ・ボアおよびその
バルブ・ボアに開口された一対の連絡ポートを有
するバルブ・ケーシングと、それら連絡ポート間
に流れる圧油の流量を調節するように、そのバル
ブ・ボアに回転可能に配置されたバルブ・ロータ
と、そのバルブ・ボア内において、そのバルブ・
ロータを半径方向に圧力平衡させるように、互い
に連絡された一対の半径方向圧力室と、そのバル
ブ・ロータの回転動作に応じて、それら連絡ポー
トの一方にそれら半径方向圧力室の一方を連絡可
能にするように、そのバルブ・ロータに形成され
た絞り溝とを含み、さらに、アクチユエータが、
車両の走行条件に応じてその反力調整弁を駆動す
るように構成されている。
アリングは、オイル・ポンプと、フロー・コント
ロール・バルブと、コントロール・バルブ・スプ
ールの両側に一対のリアクシヨン・チヤンバを備
えるコントロール・バルブと、パワー・シリンダ
とよりなるものにして、リアクシヨン連通路がそ
の一対のリアクシヨン・チヤンバを互いに連絡
し、そして、反力調整弁が、そのリアクシヨン連
通路に配置され、また、バルブ・ボアおよびその
バルブ・ボアに開口された一対の連絡ポートを有
するバルブ・ケーシングと、それら連絡ポート間
に流れる圧油の流量を調節するように、そのバル
ブ・ボアに回転可能に配置されたバルブ・ロータ
と、そのバルブ・ボア内において、そのバルブ・
ロータを半径方向に圧力平衡させるように、互い
に連絡された一対の半径方向圧力室と、そのバル
ブ・ロータの回転動作に応じて、それら連絡ポー
トの一方にそれら半径方向圧力室の一方を連絡可
能にするように、そのバルブ・ロータに形成され
た絞り溝とを含み、さらに、アクチユエータが、
車両の走行条件に応じてその反力調整弁を駆動す
るように構成されている。
に配置されてその連絡ポートを絞るバルブ・ロー
タと、そのロータ・ボアの内周面に協働され、か
つ、その連絡ポートに連絡される一対の圧力室を
形成するように、そのバルブ・ロータの外周面に
適宜の間隔で形成された一対の吹込みと、その吹
込みを互いに連絡するように、そのバルブ・ロー
タに形成された連通路と、それら圧力室の何れか
一方に連絡されるように、そのロータ・ボアの内
周面およびそのバルブ・ロータの外周面の何れか
一方に形成された絞り溝とよりなり、さらに、ア
クチユエータが車両の走行条件に応じて、そのバ
ルブ・ロータを回転させる構成にしている。
タと、そのロータ・ボアの内周面に協働され、か
つ、その連絡ポートに連絡される一対の圧力室を
形成するように、そのバルブ・ロータの外周面に
適宜の間隔で形成された一対の吹込みと、その吹
込みを互いに連絡するように、そのバルブ・ロー
タに形成された連通路と、それら圧力室の何れか
一方に連絡されるように、そのロータ・ボアの内
周面およびそのバルブ・ロータの外周面の何れか
一方に形成された絞り溝とよりなり、さらに、ア
クチユエータが車両の走行条件に応じて、そのバ
ルブ・ロータを回転させる構成にしている。
さらに、そのパワー・ステアリングの反力の調
整に適するようにされたこの発明の反力調整弁
は、バルブ・ボアおよびそのバルブ・ボアに開口
された一対の連絡ポートを有するバルブ・ケーシ
ングと、それら連絡ポート間に流れる圧油の流量
を調整するように、そのバルブ・ボアに回転可能
に配置されたバルブ・ロータと、そのバルブ・ボ
ア内において、そのバルブ・ロータを半径方向に
圧力平衡させるように、互いに連絡された一対の
半径方向圧力室と、そのバルブ・ロータの回転動
作に応じて、それら連絡ポートの一方にそれら半
径方向圧力室の一方を連絡可能にするように、そ
のバルブ・ロータに形成された絞り溝とを含む構
成にしている。
整に適するようにされたこの発明の反力調整弁
は、バルブ・ボアおよびそのバルブ・ボアに開口
された一対の連絡ポートを有するバルブ・ケーシ
ングと、それら連絡ポート間に流れる圧油の流量
を調整するように、そのバルブ・ボアに回転可能
に配置されたバルブ・ロータと、そのバルブ・ボ
ア内において、そのバルブ・ロータを半径方向に
圧力平衡させるように、互いに連絡された一対の
半径方向圧力室と、そのバルブ・ロータの回転動
作に応じて、それら連絡ポートの一方にそれら半
径方向圧力室の一方を連絡可能にするように、そ
のバルブ・ロータに形成された絞り溝とを含む構
成にしている。
以下、この発明に係るパワー・ステアリングお
よびそのパワー・ステアリングに使用される反力
調整弁の望ましい具体例について、図面を参照し
て説明する。
よびそのパワー・ステアリングに使用される反力
調整弁の望ましい具体例について、図面を参照し
て説明する。
第1図はギヤブ・オーバ型トラツクに適用され
たこの発明のパワー・ステアリングの具体例10
を概略的に示し、第2ないし第4図はそのパワ
ー・ステアリング10に使用される反力調整弁1
6を示している。
たこの発明のパワー・ステアリングの具体例10
を概略的に示し、第2ないし第4図はそのパワ
ー・ステアリング10に使用される反力調整弁1
6を示している。
このパワー・ステアリング10は、ステアリン
グ・ホイール(図示せず)の操作によつてコント
ロール・バルブ13のコントロール・バルブ・ス
プール41を摺動させ、オイル・ポンプ11から
フロー・コントロール・バルブ12を経た圧油を
パワー・シリンダ14に切り換え接続して、その
パワー・シリンダ14を動作し、操舵を行なうも
ので、そのような操舵を行なう際の反力をそのコ
ントロール・バルブ・スプール41の両側に形成
されたリアクシヨン・チヤンバ53,54内の圧
油で発生させ、しかも、反力調整弁16がそのリ
アクシヨン・チヤンバ53,54内の圧力の調整
を行ない、反力を変えるように構成されている。
グ・ホイール(図示せず)の操作によつてコント
ロール・バルブ13のコントロール・バルブ・ス
プール41を摺動させ、オイル・ポンプ11から
フロー・コントロール・バルブ12を経た圧油を
パワー・シリンダ14に切り換え接続して、その
パワー・シリンダ14を動作し、操舵を行なうも
ので、そのような操舵を行なう際の反力をそのコ
ントロール・バルブ・スプール41の両側に形成
されたリアクシヨン・チヤンバ53,54内の圧
油で発生させ、しかも、反力調整弁16がそのリ
アクシヨン・チヤンバ53,54内の圧力の調整
を行ない、反力を変えるように構成されている。
すなわち、そのパワー・ステアリング10は、
オイル・ポンプ11と、フロー・コントロール・
バルブ12と、コントロール・バルブ・スプール
41の両側に一対のリアクシヨン・チヤンバ5
3,54を備えるコントロール・バルブ13と、
パワー・シリンダ14と、そのリアクシヨン・チ
ヤンバ53,54を互いに連絡するリアクシヨン
連通路15と、そのリアクシヨン連通路15に配
置された反力調整弁16と、その反力調整弁16
を開閉するアクチユエータ72とから構成されて
いる。
オイル・ポンプ11と、フロー・コントロール・
バルブ12と、コントロール・バルブ・スプール
41の両側に一対のリアクシヨン・チヤンバ5
3,54を備えるコントロール・バルブ13と、
パワー・シリンダ14と、そのリアクシヨン・チ
ヤンバ53,54を互いに連絡するリアクシヨン
連通路15と、そのリアクシヨン連通路15に配
置された反力調整弁16と、その反力調整弁16
を開閉するアクチユエータ72とから構成されて
いる。
また、そのパワー・ステアリング10における
反力の調整に適するようになされた反力調整弁1
6は、一対の連絡ポート19,20間を流れる圧
油の流量を変えるためのバルブ・ロータ21を備
え、しかも、そのバルブ・ロータ21がロータ・
ボア18内で半径方向に圧力バランスされ、その
バルブ・ロータ21の片寄りを回避して、回転を
円滑にするように構成されている。
反力の調整に適するようになされた反力調整弁1
6は、一対の連絡ポート19,20間を流れる圧
油の流量を変えるためのバルブ・ロータ21を備
え、しかも、そのバルブ・ロータ21がロータ・
ボア18内で半径方向に圧力バランスされ、その
バルブ・ロータ21の片寄りを回避して、回転を
円滑にするように構成されている。
さらに、その反力調整弁16を詳述するなら
ば、その反力調整弁16は、バルブ・ボア18お
よびそのバルブ・ボア18に開口された一対の連
絡ポート19,20を有するバルブ・ケーシング
17と、それら連絡ポート19,20間に流れる
圧油の流量を調節するように、そのバルブ・ボア
18に回転可能に配置されたバルブ・ロータ21
と、そのバルブ・ボア18内において、そのバル
ブ・ロータ21を軸方向に圧力平衡させるよう
に、そのバルブ・ロータ21の両端に協働され
て、そのバルブ・ボア18内に形成された一対の
軸方向圧力室25,26と、そのバルブ・ボア1
8内において、そのバルブ・ロータ21を半径方
向に圧力平衡させるように、互いに連絡された一
対の半径方向圧力室29,30と、そのバルブ・
ロータ21の回転動作に応じて、その一方の連絡
ポート19にその一方の半径方向圧力室29を連
絡可能にするように、そのバルブ・ロータ21に
形成された絞り溝27と、そのバルブ・ロータ2
1のバルブ・シヤフト22およびそのアクチユエ
ータ72のドライブ・シヤフト73を互いに接続
し、かつ、それらシヤフト22,73の軸間偏芯
を許容するすきまばめ継ぎ76とより構成されて
いる。
ば、その反力調整弁16は、バルブ・ボア18お
よびそのバルブ・ボア18に開口された一対の連
絡ポート19,20を有するバルブ・ケーシング
17と、それら連絡ポート19,20間に流れる
圧油の流量を調節するように、そのバルブ・ボア
18に回転可能に配置されたバルブ・ロータ21
と、そのバルブ・ボア18内において、そのバル
ブ・ロータ21を軸方向に圧力平衡させるよう
に、そのバルブ・ロータ21の両端に協働され
て、そのバルブ・ボア18内に形成された一対の
軸方向圧力室25,26と、そのバルブ・ボア1
8内において、そのバルブ・ロータ21を半径方
向に圧力平衡させるように、互いに連絡された一
対の半径方向圧力室29,30と、そのバルブ・
ロータ21の回転動作に応じて、その一方の連絡
ポート19にその一方の半径方向圧力室29を連
絡可能にするように、そのバルブ・ロータ21に
形成された絞り溝27と、そのバルブ・ロータ2
1のバルブ・シヤフト22およびそのアクチユエ
ータ72のドライブ・シヤフト73を互いに接続
し、かつ、それらシヤフト22,73の軸間偏芯
を許容するすきまばめ継ぎ76とより構成されて
いる。
オイル・ポンプ11は、そのキヤブ・オーバ型
トラツクに搭載された内燃機関(図示せず)によ
つて駆動されるもので、オイル・リザーバ(図示
せず)に溜められた油を吸い上げ、その内燃機関
の回転数にほぼ比例した圧油の吐出量が得られる
ように構成されている。
トラツクに搭載された内燃機関(図示せず)によ
つて駆動されるもので、オイル・リザーバ(図示
せず)に溜められた油を吸い上げ、その内燃機関
の回転数にほぼ比例した圧油の吐出量が得られる
ように構成されている。
そのオイル・ポンプ11は、既存のパワー・ス
テアリングに使用されるオイル・ポンプと同様に
構成されるため、その構成の説明を省略する。
テアリングに使用されるオイル・ポンプと同様に
構成されるため、その構成の説明を省略する。
フロー・コントロール・バルブ12は、そのオ
イル・ポンプ11の吐出側に接続されるポンプ・
ポート66、後述するコントロール・バルブ13
の供給ポート32側に接続されるコントロール・
バルブ・ポート67、および、そのオイル・ポン
プ11のサクシヨン側に接続されるサクシヨン・
ポート68を備えるケーシングと、そのケーシン
グ内に往復摺動可能に配置されたオイル・リター
ン・コントロール・スプール(図示せず)などよ
りなり、そのポンプ・ポート66側に送られる圧
油の流量を調整して、所定の流量をそのコントロ
ール・バルブ・ポート67側に送り、また、余剰
流量をそのサクシヨン・ポート68からそのオイ
ル・ポンプ11のサクシヨン側、すなわち、オイ
ル・リザーバ(図示せず)側に戻すように構成さ
れている。
イル・ポンプ11の吐出側に接続されるポンプ・
ポート66、後述するコントロール・バルブ13
の供給ポート32側に接続されるコントロール・
バルブ・ポート67、および、そのオイル・ポン
プ11のサクシヨン側に接続されるサクシヨン・
ポート68を備えるケーシングと、そのケーシン
グ内に往復摺動可能に配置されたオイル・リター
ン・コントロール・スプール(図示せず)などよ
りなり、そのポンプ・ポート66側に送られる圧
油の流量を調整して、所定の流量をそのコントロ
ール・バルブ・ポート67側に送り、また、余剰
流量をそのサクシヨン・ポート68からそのオイ
ル・ポンプ11のサクシヨン側、すなわち、オイ
ル・リザーバ(図示せず)側に戻すように構成さ
れている。
そのフロー・コントロール・バルブ12は、既
存のパワー・ステアリングに使用されるフロー・
コントロール・バルブと同様に構成されるため、
その構成の詳細な説明を省略する。
存のパワー・ステアリングに使用されるフロー・
コントロール・バルブと同様に構成されるため、
その構成の詳細な説明を省略する。
コントロール・バルブ13は、スプール・チヤ
ンバ31、そのフロー・コントロール・バルブ1
2のコントロール・バルブ・ポート67側をその
スプール・チヤンバ31に接続する供給ポート3
2、そのスプール・チヤンバ31をそのオイル・
ポンプ11のサクシヨン側に接続する排出ポート
33、および、パワー・シリンダ・ポート34,
35,36を備えるコントロール・バルブ・ケー
シング30と、その供給ポート32をその排出ポ
ート33、および、パワー・シリンダ・ポート3
4,35,36に切換え接続するように、そのス
プール・チヤンバ31内に往復摺動可能に配置さ
れたコントロール・バルブ・スプール41と、そ
のスプール・チヤンバ31内で、そのコントロー
ル・バルブ・スプール41の両側に形成された一
対のリアクシヨン・チヤンバ53,54とより構
成されている。
ンバ31、そのフロー・コントロール・バルブ1
2のコントロール・バルブ・ポート67側をその
スプール・チヤンバ31に接続する供給ポート3
2、そのスプール・チヤンバ31をそのオイル・
ポンプ11のサクシヨン側に接続する排出ポート
33、および、パワー・シリンダ・ポート34,
35,36を備えるコントロール・バルブ・ケー
シング30と、その供給ポート32をその排出ポ
ート33、および、パワー・シリンダ・ポート3
4,35,36に切換え接続するように、そのス
プール・チヤンバ31内に往復摺動可能に配置さ
れたコントロール・バルブ・スプール41と、そ
のスプール・チヤンバ31内で、そのコントロー
ル・バルブ・スプール41の両側に形成された一
対のリアクシヨン・チヤンバ53,54とより構
成されている。
勿論、そのスプール・チヤンバ31内には、そ
の供給および排出ポート32,33に連絡される
ようにして、リング溝39,40がそれぞれ形成
されている。
の供給および排出ポート32,33に連絡される
ようにして、リング溝39,40がそれぞれ形成
されている。
また、そのコントロール・バルブ・スプール4
1が中立位置に置かれた状態で、そのリング溝3
9,40よりも外側に位置されたそのコントロー
ル・バルブ・スプール41の両端周囲には、ラン
ド42,45がそれぞれ形成され、そのランド4
2,45間には、そのリング溝39,40に向い
合うようにしてランド43,44がそれぞれ形成
されている。
1が中立位置に置かれた状態で、そのリング溝3
9,40よりも外側に位置されたそのコントロー
ル・バルブ・スプール41の両端周囲には、ラン
ド42,45がそれぞれ形成され、そのランド4
2,45間には、そのリング溝39,40に向い
合うようにしてランド43,44がそれぞれ形成
されている。
勿論、それらのランド42,43,44,45
間には、そのパワー・シリンダ・ポート34,3
5,36に連絡され得るスプール溝46,47,
48がそれぞれ形成されている。
間には、そのパワー・シリンダ・ポート34,3
5,36に連絡され得るスプール溝46,47,
48がそれぞれ形成されている。
さらに、そのコントロール・バルブ・スプール
41の両端内側には、そのコントロール・バル
ブ・スプール42の軸方向に沿つて伸長され、か
つ、両端が開放されたボア49,50がそれぞれ
形成され、そのボア49,50は、連通孔51,
52を介して、そのスプール溝46,47にそれ
ぞれ接続されている。
41の両端内側には、そのコントロール・バル
ブ・スプール42の軸方向に沿つて伸長され、か
つ、両端が開放されたボア49,50がそれぞれ
形成され、そのボア49,50は、連通孔51,
52を介して、そのスプール溝46,47にそれ
ぞれ接続されている。
従つて、そのスプール溝46,47は、その連
通孔51,52、および、ボア49,50を介し
て、リアクシヨン・チヤンバ53,54にそれぞ
れ接続されている。
通孔51,52、および、ボア49,50を介し
て、リアクシヨン・チヤンバ53,54にそれぞ
れ接続されている。
また、そのコントロール・バルブ・スプール4
1は、ステアリング操作に応動して往復摺動する
ため、そのコントロール・バルブ・スプール41
のほぼ中央の位置には、シヤフト71の一端が固
定され、そのシヤフト71の他端は、そのコント
ロール・バルブ・ケーシング30を貫通して、ス
テアリング・シヤフト(図示せず)側に連結され
ている。
1は、ステアリング操作に応動して往復摺動する
ため、そのコントロール・バルブ・スプール41
のほぼ中央の位置には、シヤフト71の一端が固
定され、そのシヤフト71の他端は、そのコント
ロール・バルブ・ケーシング30を貫通して、ス
テアリング・シヤフト(図示せず)側に連結され
ている。
上述のように構成されたコントロール・バルブ
13の供給ポート32は、供給配管69を介し
て、フロー・コントロール・バルブ12のコント
ロール・バルブ・ポート67に接続され、また排
出ポート33は、戻り配管70を介してオイル・
ポンプ11のサクシヨン側に接続される。
13の供給ポート32は、供給配管69を介し
て、フロー・コントロール・バルブ12のコント
ロール・バルブ・ポート67に接続され、また排
出ポート33は、戻り配管70を介してオイル・
ポンプ11のサクシヨン側に接続される。
パワー・シリンダ14は、そのコントロール・
バルブ13のケーシング30に一体的に形成さ
れ、かつ、そのコントロール・バルブ13のパワ
ー・シリンダ・ポート34,35,36に接続さ
れたシリンダ・ボア58を備えるパワー・シリン
ダ・ケーシングと、そのパワー・シリンダ・ポー
ト34,35、および36に対応して接続された
一対のシリンダ室59,60をそのシリンダ・ボ
ア58内に形成するように、そのシリンダ・ボア
58内に往復摺動可能に配置されたパワー・ピス
トン61とから構成され、さらに出力部を概念的
に説明すれば、一端がそのパワー・ピストン61
に連結され、他端がそのパワー・シリンダ・ケー
シングを貫通して外側に突出された操作ロツド6
2と、その操作ロツド62の反対側の位置で、そ
の操作ロツド62とほぼ同一軸心的にそのパワ
ー・シリンダ・ケーシングに固定されたロツド6
3とより構成されている。
バルブ13のケーシング30に一体的に形成さ
れ、かつ、そのコントロール・バルブ13のパワ
ー・シリンダ・ポート34,35,36に接続さ
れたシリンダ・ボア58を備えるパワー・シリン
ダ・ケーシングと、そのパワー・シリンダ・ポー
ト34,35、および36に対応して接続された
一対のシリンダ室59,60をそのシリンダ・ボ
ア58内に形成するように、そのシリンダ・ボア
58内に往復摺動可能に配置されたパワー・ピス
トン61とから構成され、さらに出力部を概念的
に説明すれば、一端がそのパワー・ピストン61
に連結され、他端がそのパワー・シリンダ・ケー
シングを貫通して外側に突出された操作ロツド6
2と、その操作ロツド62の反対側の位置で、そ
の操作ロツド62とほぼ同一軸心的にそのパワ
ー・シリンダ・ケーシングに固定されたロツド6
3とより構成されている。
勿論、そのコントロール・バルブ13のパワ
ー・シリンダ・ポート34,35は、連通路5
5,56を介してそのシリンダ室60に、また、
パワー・シリンダ・ポート36は、連通路57を
介して、そのシリンダ室59に、それぞれ接続さ
れている。
ー・シリンダ・ポート34,35は、連通路5
5,56を介してそのシリンダ室60に、また、
パワー・シリンダ・ポート36は、連通路57を
介して、そのシリンダ室59に、それぞれ接続さ
れている。
また、そのパワー・ピストン61に固定され、
そのパワー・シリンダ・ケーシングの外側に突出
された操作ロツド62の先端は、キヤブ・オーバ
型トラツクのシヤシ・フレーム(図示せず)側に
取り付けられるが、その操作ロツド62の反対側
においてそのパワー・シリンダ・ケーシングに固
定されたロツド63側は、タイヤ側の操舵抵抗を
模式的に表わすものとして図示されている。
そのパワー・シリンダ・ケーシングの外側に突出
された操作ロツド62の先端は、キヤブ・オーバ
型トラツクのシヤシ・フレーム(図示せず)側に
取り付けられるが、その操作ロツド62の反対側
においてそのパワー・シリンダ・ケーシングに固
定されたロツド63側は、タイヤ側の操舵抵抗を
模式的に表わすものとして図示されている。
リアクシヨン連通路15は、そのコントロー
ル・バルブ13における一対のリアクシヨン・チ
ヤンバ53,54を互いに連絡している。すなわ
ち、そのリアクシヨン連通路15は、一端を一方
のリアクシヨン・チヤンバ53のポート37に、
他端を他方のリアクシヨン・チヤンバ54のポー
ト38にそれぞれ接続している。
ル・バルブ13における一対のリアクシヨン・チ
ヤンバ53,54を互いに連絡している。すなわ
ち、そのリアクシヨン連通路15は、一端を一方
のリアクシヨン・チヤンバ53のポート37に、
他端を他方のリアクシヨン・チヤンバ54のポー
ト38にそれぞれ接続している。
反力調整弁16は、そのリアクシヨン連通路1
5を流れる圧油の流量を調整するように、換言す
るならば、一方のリアクシヨン・チヤンバ53か
ら他方のリアクシヨン・チヤンバ54に、もしく
は、他方のリアクシヨン・チヤンバ54から一方
のリアクシヨン・チヤンバ53に流れる圧油の流
量を調整し、操舵するときの反力を変えるよう
に、そのリアクシヨン連通路15の所定位置に配
置されている。
5を流れる圧油の流量を調整するように、換言す
るならば、一方のリアクシヨン・チヤンバ53か
ら他方のリアクシヨン・チヤンバ54に、もしく
は、他方のリアクシヨン・チヤンバ54から一方
のリアクシヨン・チヤンバ53に流れる圧油の流
量を調整し、操舵するときの反力を変えるよう
に、そのリアクシヨン連通路15の所定位置に配
置されている。
その反力調整弁16は、バルブ・ボア18およ
びそのバルブ・ボア18に開口された一対の連絡
ポート19,20を有するバルブ・ケーシング1
7と、それら連絡ポート19,20間に流れる圧
油の流量を調節するように、そのバルブ・ボア1
8に回転可能に配置されたバルブ・ロータ21
と、そのバルブ・ボア18内において、そのバル
ブ・ロータ21を軸方向に圧力平衡させるよう
に、そのバルブ・ロータ21の両端に協働され
て、そのバルブ・ボア18内に形成された一対の
軸方向圧力室25,26と、そのバルブ・ボア1
8内において、そのバルブ・ロータ21を半径方
向に圧力平衡させるように、互いに連絡された一
対の半径方向圧力室29,30と、そのバルブ・
ロータ21の回転動作に応じて、その一方の連絡
ポート19にその一方の半径方向圧力室29を連
絡可能にするように、そのバルブ・ロータ21に
形成された絞り溝27と、そのバルブ・ロータ2
1のバルブ・シヤフト22およびそのアクチユエ
ータ72のドライブ・シヤフト73を互いに接続
し、かつ、それらシヤフト22,73の軸間偏芯
を許容するすきまばめ継ぎ76とより構成されて
いる。
びそのバルブ・ボア18に開口された一対の連絡
ポート19,20を有するバルブ・ケーシング1
7と、それら連絡ポート19,20間に流れる圧
油の流量を調節するように、そのバルブ・ボア1
8に回転可能に配置されたバルブ・ロータ21
と、そのバルブ・ボア18内において、そのバル
ブ・ロータ21を軸方向に圧力平衡させるよう
に、そのバルブ・ロータ21の両端に協働され
て、そのバルブ・ボア18内に形成された一対の
軸方向圧力室25,26と、そのバルブ・ボア1
8内において、そのバルブ・ロータ21を半径方
向に圧力平衡させるように、互いに連絡された一
対の半径方向圧力室29,30と、そのバルブ・
ロータ21の回転動作に応じて、その一方の連絡
ポート19にその一方の半径方向圧力室29を連
絡可能にするように、そのバルブ・ロータ21に
形成された絞り溝27と、そのバルブ・ロータ2
1のバルブ・シヤフト22およびそのアクチユエ
ータ72のドライブ・シヤフト73を互いに接続
し、かつ、それらシヤフト22,73の軸間偏芯
を許容するすきまばめ継ぎ76とより構成されて
いる。
そのバルブ・ケーシング17はバルブ・ボア1
8を備え、さらに、そのバルブ・ケーシング17
には、そのバルブ・ボア18に連絡されるように
して、一対の連絡ポート19,20がそれぞれ形
成されている。その連絡ポート19,20は、そ
のバルブ・ボア18の側面のほぼ中央の位置に連
絡されるようにして、そのバルブ・ケーシング1
7にそれぞれ形成されているが、第3図から理解
されるように、その連絡ポート20はその連絡ポ
ート19に対して同軸心的に位置されることな
く、その連絡ポート19とほぼ平行になるように
して、半径方向の一方の側にオフセツトされてい
る。
8を備え、さらに、そのバルブ・ケーシング17
には、そのバルブ・ボア18に連絡されるように
して、一対の連絡ポート19,20がそれぞれ形
成されている。その連絡ポート19,20は、そ
のバルブ・ボア18の側面のほぼ中央の位置に連
絡されるようにして、そのバルブ・ケーシング1
7にそれぞれ形成されているが、第3図から理解
されるように、その連絡ポート20はその連絡ポ
ート19に対して同軸心的に位置されることな
く、その連絡ポート19とほぼ平行になるように
して、半径方向の一方の側にオフセツトされてい
る。
そのバルブ・ロータ21は、そのバルブ・ボア
18の上方および下方に軸方向圧力室25,26
をそれぞれ形成されるように、そのバルブ・ボア
18に回転可能に配置されている。すなわち、そ
のバルブ・ロータ21は、その軸方向圧力室2
5,26内の圧力により、軸方向において圧力平
衡されている。
18の上方および下方に軸方向圧力室25,26
をそれぞれ形成されるように、そのバルブ・ボア
18に回転可能に配置されている。すなわち、そ
のバルブ・ロータ21は、その軸方向圧力室2
5,26内の圧力により、軸方向において圧力平
衡されている。
勿論、そのバルブ・ロータ21の両端面には、
そのバルブ・ボア18の上下端の面積よりも極め
て小さい面積を有する当り面74,75をそれぞ
れ備えているが、それらの当り面74,75は軸
方向において圧力平衡されたバルブ・ロータ21
の軸方向の動きを規制している。
そのバルブ・ボア18の上下端の面積よりも極め
て小さい面積を有する当り面74,75をそれぞ
れ備えているが、それらの当り面74,75は軸
方向において圧力平衡されたバルブ・ロータ21
の軸方向の動きを規制している。
従つて、そのバルブ・ロータ21はそのバル
ブ・ボア18内で軸方向において圧力平衡され、
その当り面74,75とそのバルブ・ボア18の
上下端面との接触面積が極めて小さいことから、
そのバルブ・ロータ21の回転が極めて円滑にな
される。
ブ・ボア18内で軸方向において圧力平衡され、
その当り面74,75とそのバルブ・ボア18の
上下端面との接触面積が極めて小さいことから、
そのバルブ・ロータ21の回転が極めて円滑にな
される。
また、その軸方向圧力室25,26内に非圧縮
性流体、例えば、油を封入し、その軸方向圧力室
25,26内の油によつてそのバルブ・ロータ2
1を圧力平衡させることも可能である。その場
合、そのバルブ・ロータ21は非圧縮性流体とし
ての油により、軸方向の動きが規制されるなら
ば、上述の当り面74,75を省き、そのバル
ブ・ロータ21とそのバルブ・ボア18との接触
面積をさらに小さくしそのバルブ・ロータ21の
回転をより一層円滑にすることができる。
性流体、例えば、油を封入し、その軸方向圧力室
25,26内の油によつてそのバルブ・ロータ2
1を圧力平衡させることも可能である。その場
合、そのバルブ・ロータ21は非圧縮性流体とし
ての油により、軸方向の動きが規制されるなら
ば、上述の当り面74,75を省き、そのバル
ブ・ロータ21とそのバルブ・ボア18との接触
面積をさらに小さくしそのバルブ・ロータ21の
回転をより一層円滑にすることができる。
一対の半径方向圧力室29,30は、そのバル
ブ・ロータ21の外周面の所定の位置に一対の吹
込み23,24を形成することにより、そのバル
ブ・ボア18の内周面に協働されて、そのバル
ブ・ボア18内に対向するようにそれぞれ形成さ
れている。
ブ・ロータ21の外周面の所定の位置に一対の吹
込み23,24を形成することにより、そのバル
ブ・ボア18の内周面に協働されて、そのバル
ブ・ボア18内に対向するようにそれぞれ形成さ
れている。
また、その一対の半径方向圧力室29,30
は、そのバルブ・ロータ21を半径方向に貫通し
て形成された連通路28によつて互いに連絡され
ている。
は、そのバルブ・ロータ21を半径方向に貫通し
て形成された連通路28によつて互いに連絡され
ている。
さらに、そのバルブ・ロータ21の外周面に
は、一方の欠込み23に連絡され、換言するなら
ば、一方の半径方向圧力室29に連絡された絞り
溝27が形成されている。
は、一方の欠込み23に連絡され、換言するなら
ば、一方の半径方向圧力室29に連絡された絞り
溝27が形成されている。
勿論、第2および第3図は、その反力調整弁1
6の連絡ポート19,20が閉じられている状態
を示しているが、そのような状態において、その
バルブ・ロータ21の所定の回転範囲内で、その
連絡ポート20は常にその半径方向圧力室30に
連絡されている。
6の連絡ポート19,20が閉じられている状態
を示しているが、そのような状態において、その
バルブ・ロータ21の所定の回転範囲内で、その
連絡ポート20は常にその半径方向圧力室30に
連絡されている。
従つて、第3図に示された反力調整弁16にお
いて、そのバルブ・ロタ21が右側に回転される
ならば、その絞り溝27がその連絡ポート19に
連絡され、その結果、その連絡ポート19,20
が相互に連絡される。
いて、そのバルブ・ロタ21が右側に回転される
ならば、その絞り溝27がその連絡ポート19に
連絡され、その結果、その連絡ポート19,20
が相互に連絡される。
また、その絞り溝27はその欠込み23側に近
寄るに従つて順次溝の深さが深くなるようにして
いるので、そのバルブ・ロータ21の回転に応じ
て、その絞り溝27とその連絡ポート19との連
絡通路面積が変えられ、すなわち、その連絡ポー
ト19,20間の絞り量が変えられる。
寄るに従つて順次溝の深さが深くなるようにして
いるので、そのバルブ・ロータ21の回転に応じ
て、その絞り溝27とその連絡ポート19との連
絡通路面積が変えられ、すなわち、その連絡ポー
ト19,20間の絞り量が変えられる。
さらに、そのバルブ・ロータ21は、下方の端
面、すなわち、当り面75側の位置において、下
方に伸長されたバルブ・シヤフト22を備えその
バルブ・シヤフト22端がそのバルブ・ケーシン
グ17の外側に突出されるように、そのバルブ・
シヤフト22をそのバルブ・ケーシング17に貫
通させている。
面、すなわち、当り面75側の位置において、下
方に伸長されたバルブ・シヤフト22を備えその
バルブ・シヤフト22端がそのバルブ・ケーシン
グ17の外側に突出されるように、そのバルブ・
シヤフト22をそのバルブ・ケーシング17に貫
通させている。
アクチユエータ72は、そのバルブ・ロータ2
1を回転させるように滑り継ぎ76を介してその
バルブ・シヤフト22端に連絡されたステツピン
グ・モータで、そのキヤブ・オーバ型トラツクの
走行速度に応じて回転し、その反力調整弁16の
連絡ポート19,20に流れる圧油の流量を変え
るように構成されている。
1を回転させるように滑り継ぎ76を介してその
バルブ・シヤフト22端に連絡されたステツピン
グ・モータで、そのキヤブ・オーバ型トラツクの
走行速度に応じて回転し、その反力調整弁16の
連絡ポート19,20に流れる圧油の流量を変え
るように構成されている。
すなわち、そのアクチユエータ72は、車速セ
ンサ(図示せず)に電気的に接続され、その車速
センサからの出力信号に応じて、そのバルブ・ロ
ータ21を回転させるように構成されている。勿
論、そのアクチユエータ72の電気回路におい
て、そのアクチユエータ72および車速センサ間
には、アンプリフアイヤ(図示せず)を配置し、
その車速センサからの出力信号をそのアンプリフ
アイヤで増幅し、そのように増幅された出力信号
に応じてそのアクチユエータ72が駆動されるよ
うに構成されることが望ましい。
ンサ(図示せず)に電気的に接続され、その車速
センサからの出力信号に応じて、そのバルブ・ロ
ータ21を回転させるように構成されている。勿
論、そのアクチユエータ72の電気回路におい
て、そのアクチユエータ72および車速センサ間
には、アンプリフアイヤ(図示せず)を配置し、
その車速センサからの出力信号をそのアンプリフ
アイヤで増幅し、そのように増幅された出力信号
に応じてそのアクチユエータ72が駆動されるよ
うに構成されることが望ましい。
さらに、そのアクチユエータ72は、車速セン
サ、機関回転数センサなどの各種のセンサ、およ
び、入力および出力回路、記憶回路、演算回路、
制御回路、電源回路などからなるコントロール・
ユニツト(図示せず)と組合わせて使用され、そ
の反力調整弁16の制御をより高度にすることも
可能である。
サ、機関回転数センサなどの各種のセンサ、およ
び、入力および出力回路、記憶回路、演算回路、
制御回路、電源回路などからなるコントロール・
ユニツト(図示せず)と組合わせて使用され、そ
の反力調整弁16の制御をより高度にすることも
可能である。
すきまばめ継ぎ76は、そのアクチユエータ7
2のドライブ・シヤフト73をそのバルブ・ロー
タ21のバルブ・シヤフト22に連結し、しか
も、そのドライブ・シヤフト73とそのバルブ・
シヤフト22との軸間偏芯を許容している。
2のドライブ・シヤフト73をそのバルブ・ロー
タ21のバルブ・シヤフト22に連結し、しか
も、そのドライブ・シヤフト73とそのバルブ・
シヤフト22との軸間偏芯を許容している。
すなわち、そのすきまばめ継ぎ76は、そのバ
ルブ・ロータ21のバルブ・シヤフト22端に形
成された突起77と、所定の遊びをもつてその突
起77を嵌め合わせるように、そのアクチユエー
タ72のドライブ・シヤフト73端に形成された
嵌合せ溝78とより構成されている。
ルブ・ロータ21のバルブ・シヤフト22端に形
成された突起77と、所定の遊びをもつてその突
起77を嵌め合わせるように、そのアクチユエー
タ72のドライブ・シヤフト73端に形成された
嵌合せ溝78とより構成されている。
従つて、その突起77の幅およびその突起77
におけるそのバルブ・シヤフト22の半径方向に
沿つた長さは、その嵌合せ溝78の幅およびその
嵌合せ溝78におけるそのドライブ・シヤフト7
3の半径方向に沿つた長さよりも短くされ、その
突起77がその嵌合せ溝78に嵌め合せられた状
態において、所定の遊びを生じ、そのドライブ・
シヤフト73とそのバルブ・シヤフト22との軸
間偏芯を許容して、そのアクチユエータ72の動
力をそのバルブ・シヤフト22に確実に伝達する
ように構成されている。
におけるそのバルブ・シヤフト22の半径方向に
沿つた長さは、その嵌合せ溝78の幅およびその
嵌合せ溝78におけるそのドライブ・シヤフト7
3の半径方向に沿つた長さよりも短くされ、その
突起77がその嵌合せ溝78に嵌め合せられた状
態において、所定の遊びを生じ、そのドライブ・
シヤフト73とそのバルブ・シヤフト22との軸
間偏芯を許容して、そのアクチユエータ72の動
力をそのバルブ・シヤフト22に確実に伝達する
ように構成されている。
次に、上述の反力調整弁16を含んで構成され
たパワー・ステアリング10を備えるキヤブ・オ
ーバ型トラツクの走行について述べるに、そのキ
ヤブ・オーバ型トラツクが低速走行する場合、車
速センサからの出力信号により、アクチユエータ
72が駆動し、反力調整弁16のバルブ・ロータ
21が回転し、一対の連絡ポート19,20は極
端に絞られることなく、絞り溝27、一対の半径
方向圧力室29,30、および、連通路28を介
して互いに連絡されている。
たパワー・ステアリング10を備えるキヤブ・オ
ーバ型トラツクの走行について述べるに、そのキ
ヤブ・オーバ型トラツクが低速走行する場合、車
速センサからの出力信号により、アクチユエータ
72が駆動し、反力調整弁16のバルブ・ロータ
21が回転し、一対の連絡ポート19,20は極
端に絞られることなく、絞り溝27、一対の半径
方向圧力室29,30、および、連通路28を介
して互いに連絡されている。
そのような状態において、オイル・ポンプ11
から供給される圧油は、フロー・コントロール・
バルブ12により流量が調整され、所定の流量の
圧油が、コントロール・バルブ13の供給ポート
32に送られる。
から供給される圧油は、フロー・コントロール・
バルブ12により流量が調整され、所定の流量の
圧油が、コントロール・バルブ13の供給ポート
32に送られる。
その供給ポート32に送られた圧油は、コント
ロール・バルブ・スプール41が中立位置に置か
れているときには、排出ポート33からオイル・
ポンプ11のサクシヨン側に戻されるが、そのコ
ントロール・バルブ・スプート41がステアリン
グ操作によつて何れか一方に摺動されれば、その
摺動方向に応じて、その圧油がパワー・シリンダ
14のシリンダ室59,60の何れか一方、およ
び、リアクシヨン・チヤンバ53,54の何れか
一方に送られる。
ロール・バルブ・スプール41が中立位置に置か
れているときには、排出ポート33からオイル・
ポンプ11のサクシヨン側に戻されるが、そのコ
ントロール・バルブ・スプート41がステアリン
グ操作によつて何れか一方に摺動されれば、その
摺動方向に応じて、その圧油がパワー・シリンダ
14のシリンダ室59,60の何れか一方、およ
び、リアクシヨン・チヤンバ53,54の何れか
一方に送られる。
例えば、そのコントロール・バルブ・スプール
41が、第1図において右側に摺動されれば、そ
の供給ポート32が、そのコントロール・バル
ブ・スプール41のスプール溝47を介してパワ
ー・シリンダ・ポート36に連絡され、圧油はパ
ワー・シリンダ14のシリンダ室59に送られ、
パワー・ピストン61が第1図において左側に、
言い換えれば、パワー・シリンダ14が右側に移
動される。
41が、第1図において右側に摺動されれば、そ
の供給ポート32が、そのコントロール・バル
ブ・スプール41のスプール溝47を介してパワ
ー・シリンダ・ポート36に連絡され、圧油はパ
ワー・シリンダ14のシリンダ室59に送られ、
パワー・ピストン61が第1図において左側に、
言い換えれば、パワー・シリンダ14が右側に移
動される。
そのように圧油が供給されるとき、その圧油の
一部は、連通孔52およびボア50を介してリア
クシヨン・チヤンバ54に送られる。
一部は、連通孔52およびボア50を介してリア
クシヨン・チヤンバ54に送られる。
そのような操舵による反力は、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ54内の圧力によつて与えられる
が、上述のように、低速走行時には、反力調整弁
16一対の連絡ポート19,20間が、極端に絞
られることなく、通路断面積が広い状態で互いに
連絡されているので、そのリアクシヨン・チヤン
バ54内の圧油は、他方のリアクシヨン・チヤン
バ53に送られる。
ン・チヤンバ54内の圧力によつて与えられる
が、上述のように、低速走行時には、反力調整弁
16一対の連絡ポート19,20間が、極端に絞
られることなく、通路断面積が広い状態で互いに
連絡されているので、そのリアクシヨン・チヤン
バ54内の圧油は、他方のリアクシヨン・チヤン
バ53に送られる。
勿論、そのコントロール・バルブ・スプール4
1が上述のように摺動されれば、排出ポート33
がスプール溝46に連絡されるので、そのリアク
シヨン・チヤンバ53内の圧油はオイル・ポンプ
11のサクシヨン側に戻される。
1が上述のように摺動されれば、排出ポート33
がスプール溝46に連絡されるので、そのリアク
シヨン・チヤンバ53内の圧油はオイル・ポンプ
11のサクシヨン側に戻される。
従つて、そのリアクシヨン・チヤンバ54内の
圧油は、そのコントロール・バルブ・スプール4
1の摺動に対して大きな抵抗とならず、低速走行
時の操舵が小さい操作力をもつてなされる。
圧油は、そのコントロール・バルブ・スプール4
1の摺動に対して大きな抵抗とならず、低速走行
時の操舵が小さい操作力をもつてなされる。
また、そのコントロール・バルブ・スプール4
1が第1図において左側に摺動されれば、供給ポ
ート32がスプール溝48に、排出ポート33が
スプール溝47に、それぞれ連絡され、連通路5
5,56を介して圧油がパワー・シリンダ14の
シリンダ室60、および、リアクシヨン・チヤン
バ53に、それぞれ送られ、パワー・ピストン6
1が第1図において右側に、すなわち、パワー・
シリンダ14が左側に移動される。
1が第1図において左側に摺動されれば、供給ポ
ート32がスプール溝48に、排出ポート33が
スプール溝47に、それぞれ連絡され、連通路5
5,56を介して圧油がパワー・シリンダ14の
シリンダ室60、および、リアクシヨン・チヤン
バ53に、それぞれ送られ、パワー・ピストン6
1が第1図において右側に、すなわち、パワー・
シリンダ14が左側に移動される。
そのリアクシヨン・チヤンバ53内の圧油は、
上述した場合と逆に、リアクシヨン連通路15を
通り、その反力調整弁16によつて極端に絞られ
ることなく、リアクシヨン・チヤンバ54に送ら
れ、そのリアクシヨン・チヤンバ54内の油は、
ボア50、連通孔52を通り、排出ポート33か
らオイル・ポンプ11のサクシヨン側に戻され
る。
上述した場合と逆に、リアクシヨン連通路15を
通り、その反力調整弁16によつて極端に絞られ
ることなく、リアクシヨン・チヤンバ54に送ら
れ、そのリアクシヨン・チヤンバ54内の油は、
ボア50、連通孔52を通り、排出ポート33か
らオイル・ポンプ11のサクシヨン側に戻され
る。
従つて、上述した場合と同様に、そのリアクシ
ヨン・チヤンバ53内の圧油は、そのコントロー
ル・バルブ・スプール41の摺動に対して大きな
抵抗とならず、低速走行時の操舵が小さい操作力
をもつてなされる。
ヨン・チヤンバ53内の圧油は、そのコントロー
ル・バルブ・スプール41の摺動に対して大きな
抵抗とならず、低速走行時の操舵が小さい操作力
をもつてなされる。
勿論、そのキヤブ・オーバ型トラツクが停車時
に操舵される場合、走行速度が零であり、反力調
整弁16における連絡ポート19,20間の通路
断面積が最大に広げられているので、リアクシヨ
ン・チヤンバ53,54の相互の圧力差が極めて
小さくなり、据切り、幅寄せ、切返しが極めて小
さい操作力をもつて可能になる。
に操舵される場合、走行速度が零であり、反力調
整弁16における連絡ポート19,20間の通路
断面積が最大に広げられているので、リアクシヨ
ン・チヤンバ53,54の相互の圧力差が極めて
小さくなり、据切り、幅寄せ、切返しが極めて小
さい操作力をもつて可能になる。
さらに、そのキヤブ・オーバ型トラツクが高速
走行する場合、車速センサからの出力信号によ
り、アクチユエータ72が駆動し、反力調整弁1
6のバルブ・ロータ21が上述と逆の方向に回転
し、連絡ポート19がそのバルブ・ロータ21に
よつて絞られ、通路断面積が狭くされる。
走行する場合、車速センサからの出力信号によ
り、アクチユエータ72が駆動し、反力調整弁1
6のバルブ・ロータ21が上述と逆の方向に回転
し、連絡ポート19がそのバルブ・ロータ21に
よつて絞られ、通路断面積が狭くされる。
上述の場合と同様に、コンクリート・バルブ・
スプール41が何れか一方に摺動されれば、シリ
ンダ室59,60の何れか一方に圧油が送られて
パワー・ピストン61が摺動され、その圧油の一
部は、リアクシヨン・チヤンバ53,54の何れ
か一方に送られるが、その反力調整弁16の連絡
ポート19,20間が絞られ、通路断面積が狭く
されているので、反力調整弁16による圧力降下
が大きくなり、左右のリアクシヨン・チヤンバ5
3,54内の圧力差が大きくなつて、そのコント
ロール・バルブ・スプール41の摺動に対して大
きな抵抗となり、高速走行時の操舵に比較的大き
な操作力が要求され、走行安定性が向上する。
スプール41が何れか一方に摺動されれば、シリ
ンダ室59,60の何れか一方に圧油が送られて
パワー・ピストン61が摺動され、その圧油の一
部は、リアクシヨン・チヤンバ53,54の何れ
か一方に送られるが、その反力調整弁16の連絡
ポート19,20間が絞られ、通路断面積が狭く
されているので、反力調整弁16による圧力降下
が大きくなり、左右のリアクシヨン・チヤンバ5
3,54内の圧力差が大きくなつて、そのコント
ロール・バルブ・スプール41の摺動に対して大
きな抵抗となり、高速走行時の操舵に比較的大き
な操作力が要求され、走行安定性が向上する。
上述のようにして、その反力調整弁16のバル
ブ・ロータ21が回転することにより、そのキヤ
ブ・オーバ型トラツクの走行条件に最も適した反
力が得られるが、軸方向圧力差25,26によつ
て、そのバルブ・ロータ21は、バルブ・ボア1
8内で軸方向に圧力平衡され、そのバルブ・ロー
タ21の上下端面における接触面積を極めて小さ
くしているので、そのバルブ・ロータ21の摩擦
抵抗が少なくなり、回転が円滑になされ、その結
果、極めて小さい動力でそのバルブロータ21を
回転させることができ、換言するならば、そのバ
ルブ・ロータ21を回転させるアクチユエータ7
2の小型化を図ることが可能になる。
ブ・ロータ21が回転することにより、そのキヤ
ブ・オーバ型トラツクの走行条件に最も適した反
力が得られるが、軸方向圧力差25,26によつ
て、そのバルブ・ロータ21は、バルブ・ボア1
8内で軸方向に圧力平衡され、そのバルブ・ロー
タ21の上下端面における接触面積を極めて小さ
くしているので、そのバルブ・ロータ21の摩擦
抵抗が少なくなり、回転が円滑になされ、その結
果、極めて小さい動力でそのバルブロータ21を
回転させることができ、換言するならば、そのバ
ルブ・ロータ21を回転させるアクチユエータ7
2の小型化を図ることが可能になる。
さらに、そのバルブ・ロータ21は、そのバル
ブ・ボア18の内周面に協働されて、一対の半径
方向圧力室29,30をそれぞれ形成する一対の
欠込み23,24を備え、かつ、その欠込み2
3,24を連通路28で互いに連絡し、しかも、
そのバルブ・ロータ21の所定の回転範囲におい
て、その圧力室30を一方の連絡ポート20に常
に連絡するようにしているので、そのバルブ・ロ
ータ21が僅かに回転され、絞り溝27が連絡ポ
ート19に連絡されるならば、実質的に同一の圧
力がその半径方向圧力室29,30にそれぞれ加
えられ、換言するならば、そのバルブ・ロータ2
1がそのバルブ・ボア18内で半径方向に圧力平
衡され、そのバルブ・ロータ21の片寄りが回避
され、そのバルブ・ロータ21の回転が極めて円
滑になされる。
ブ・ボア18の内周面に協働されて、一対の半径
方向圧力室29,30をそれぞれ形成する一対の
欠込み23,24を備え、かつ、その欠込み2
3,24を連通路28で互いに連絡し、しかも、
そのバルブ・ロータ21の所定の回転範囲におい
て、その圧力室30を一方の連絡ポート20に常
に連絡するようにしているので、そのバルブ・ロ
ータ21が僅かに回転され、絞り溝27が連絡ポ
ート19に連絡されるならば、実質的に同一の圧
力がその半径方向圧力室29,30にそれぞれ加
えられ、換言するならば、そのバルブ・ロータ2
1がそのバルブ・ボア18内で半径方向に圧力平
衡され、そのバルブ・ロータ21の片寄りが回避
され、そのバルブ・ロータ21の回転が極めて円
滑になされる。
また、そのバルブ・ロータ21のバルブ・シヤ
フト22は、軸間偏芯を許容するすきまばめ継ぎ
76によつてアクチユエータ72のドライブ・シ
ヤフト73に連結されているので、そのアクチユ
エータ72の動力がそのバルブ・ロータ21に確
実に伝達されることはもとより、そのアクチユエ
ータ72の取付けばらつきにより、そのバルブ・
ロータ21とそのアクチユエータ72との間に相
対的なずれを生じている場合に、そのようなずれ
がそのすきまばめ継ぎ76によつて吸収される。
従つて、そのアクチユエータ72の取付けの際
に、高い精度が要求されることなく、そのアクチ
ユエータ72を容易に取り付けることができ、そ
のアクチユエータ72の駆動によつてそのバルブ
ロータ21が適正に回転し、操舵されるときの反
力の調整が適正になされる。
フト22は、軸間偏芯を許容するすきまばめ継ぎ
76によつてアクチユエータ72のドライブ・シ
ヤフト73に連結されているので、そのアクチユ
エータ72の動力がそのバルブ・ロータ21に確
実に伝達されることはもとより、そのアクチユエ
ータ72の取付けばらつきにより、そのバルブ・
ロータ21とそのアクチユエータ72との間に相
対的なずれを生じている場合に、そのようなずれ
がそのすきまばめ継ぎ76によつて吸収される。
従つて、そのアクチユエータ72の取付けの際
に、高い精度が要求されることなく、そのアクチ
ユエータ72を容易に取り付けることができ、そ
のアクチユエータ72の駆動によつてそのバルブ
ロータ21が適正に回転し、操舵されるときの反
力の調整が適正になされる。
如上のこの発明によれば、バルブ・ボアおよび
そのバルブ・ボアに開口された一対の連絡ポート
を有するバルブ・ケーシングと、それら連絡ポー
ト間に流れる圧油の流量を調整するように、その
バルブ・ボアに回転可能に配置されたバルブ・ロ
ータと、そのバルブ・ボア内において、そのバル
ブ・ロータを半径方向に圧力平衡させるように、
互いに連絡された一対の半径方向圧力室と、その
バルブ・ロータの回転動作に応じて、それら連絡
ポートの一方にそれら半径方向圧力室の一方を連
絡可能にするように、そのバルブ・ロータに形成
された絞り溝とを含み、その半径方向圧力室によ
つて、そのバルブ・ロータがそのバルブ・ボア内
で半径方向に圧力平衡されるように構成されてい
るので、そのバルブ・ロータの片寄りが回避さ
れ、回転が円滑になり、極めて小さい動力でその
バルブ・ロータが回転され、しかも、感度が高く
なり、バルブの静特性および動特性が向上され、
流量調整の精度が向上され、パワー・ステアリン
グにおける反力の調整に最も適するようになり、
極めて実用的になる。
そのバルブ・ボアに開口された一対の連絡ポート
を有するバルブ・ケーシングと、それら連絡ポー
ト間に流れる圧油の流量を調整するように、その
バルブ・ボアに回転可能に配置されたバルブ・ロ
ータと、そのバルブ・ボア内において、そのバル
ブ・ロータを半径方向に圧力平衡させるように、
互いに連絡された一対の半径方向圧力室と、その
バルブ・ロータの回転動作に応じて、それら連絡
ポートの一方にそれら半径方向圧力室の一方を連
絡可能にするように、そのバルブ・ロータに形成
された絞り溝とを含み、その半径方向圧力室によ
つて、そのバルブ・ロータがそのバルブ・ボア内
で半径方向に圧力平衡されるように構成されてい
るので、そのバルブ・ロータの片寄りが回避さ
れ、回転が円滑になり、極めて小さい動力でその
バルブ・ロータが回転され、しかも、感度が高く
なり、バルブの静特性および動特性が向上され、
流量調整の精度が向上され、パワー・ステアリン
グにおける反力の調整に最も適するようになり、
極めて実用的になる。
さらに、その反力調整弁を含んで構成されたこ
の発明のパワー・ステアリングは、オイル・ポン
プと、フロー・コントロール・バルブと、コント
ロール・バルブ・スプールの両端に一対のアクシ
ヨン・チヤンバを備えるコントロール・バルブ
と、パワー・シリンダとを基本的な構成にし、リ
アクシヨン連通路がその一対のリアクシヨン・チ
ヤンバを互いに連絡し、そして、上述の反力調整
弁がそのリアクシヨン連通路に設けられ、さら
に、アクチユエータが車両の走行条件に応じてそ
の反力調整弁のバルブ・ロータを回転させるよう
にしているので、その車両の走行条件に応じて操
舵するときの反力が変化し、しかも、停車時から
高速走行時に至るまでの操舵に最も適した反力が
得られ、安全かつ確実な操舵が可能になり、加え
て、操舵による疲労が軽減され、極めて実用的に
なる。
の発明のパワー・ステアリングは、オイル・ポン
プと、フロー・コントロール・バルブと、コント
ロール・バルブ・スプールの両端に一対のアクシ
ヨン・チヤンバを備えるコントロール・バルブ
と、パワー・シリンダとを基本的な構成にし、リ
アクシヨン連通路がその一対のリアクシヨン・チ
ヤンバを互いに連絡し、そして、上述の反力調整
弁がそのリアクシヨン連通路に設けられ、さら
に、アクチユエータが車両の走行条件に応じてそ
の反力調整弁のバルブ・ロータを回転させるよう
にしているので、その車両の走行条件に応じて操
舵するときの反力が変化し、しかも、停車時から
高速走行時に至るまでの操舵に最も適した反力が
得られ、安全かつ確実な操舵が可能になり、加え
て、操舵による疲労が軽減され、極めて実用的に
なる。
先のように、図面を参照しながら説明されたこ
の発明の具体例からして、この発明を属する技術
の分野における通常の知識を有する者にとつて、
種々の設計的修正や変更は容易に行なわれること
であり、さらには、この発明の構成が、その発明
と本質的に同一の課題を充足し、この発明と同一
の効果を達成するというこの発明と本質的に同一
の態様に容易に置き換えられるでしよう。
の発明の具体例からして、この発明を属する技術
の分野における通常の知識を有する者にとつて、
種々の設計的修正や変更は容易に行なわれること
であり、さらには、この発明の構成が、その発明
と本質的に同一の課題を充足し、この発明と同一
の効果を達成するというこの発明と本質的に同一
の態様に容易に置き換えられるでしよう。
第1図はキヤブ・オーバ型トラツクに適用され
たこの発明のパワー・ステアリングの具体例を示
す概説図、第2図は第1図に示すパワー・ステア
リングに使用されたところのこの発明の反力調整
弁の具体例を示す縦断面図、第3図は第2図にお
ける反力調整弁の3−3線に沿つて示した横断面
図、および第4図は第2図における反力調整弁の
軸間偏芯を許容するすきまばめ継ぎを示す斜視図
である。 10……パワー・ステアリング、11……オイ
ル・ポンプ、12……フロー・コントロール・バ
ルブ、13……コントロール・バルブ、14……
パワー・シリンダ、15……リアクシヨン連通
路、16……反力調整弁、17……バルブ・ケー
シング、18……ロータ・ボア、19,20……
連絡ポート、21……バルブ・ロータ、23,2
4……欠込み、27……絞り溝、28……連通
路、29,30……半径方向圧力室、72……ア
クチユエータ。
たこの発明のパワー・ステアリングの具体例を示
す概説図、第2図は第1図に示すパワー・ステア
リングに使用されたところのこの発明の反力調整
弁の具体例を示す縦断面図、第3図は第2図にお
ける反力調整弁の3−3線に沿つて示した横断面
図、および第4図は第2図における反力調整弁の
軸間偏芯を許容するすきまばめ継ぎを示す斜視図
である。 10……パワー・ステアリング、11……オイ
ル・ポンプ、12……フロー・コントロール・バ
ルブ、13……コントロール・バルブ、14……
パワー・シリンダ、15……リアクシヨン連通
路、16……反力調整弁、17……バルブ・ケー
シング、18……ロータ・ボア、19,20……
連絡ポート、21……バルブ・ロータ、23,2
4……欠込み、27……絞り溝、28……連通
路、29,30……半径方向圧力室、72……ア
クチユエータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 オイル・ポンプと、フロー・コントロールバ
ルブと、コントロールバルブ・スプールの両側に
一対のリアクシヨン・チヤンバを備えるコントロ
ールバルブと、パワー・シリンダとよりなり、操
舵するものにおいて、 リアクシヨン連通路が、その一対のリアクシヨ
ン・チヤンバを互いに連絡し、そして、 反力調整弁が、そのリアクシヨン連通路に配置
され、また、バルブ・ボアおよびそのバルブ・ボ
アに開口された一対の連絡ポートを有するバル
ブ・ケーシングと、それら連絡ポート間に流れる
圧油の流量を調節するように、そのバルブ・ボア
に回転可能に配置されたバルブ・ロータと、その
バルブ・ボア内において、そのバルブロータを半
径方向に圧力平衡させるように、互いに連絡され
た一対の半径方向圧力室と、そのバルブ・ロータ
の回転動作に応じて、それら連絡ポートの一方に
それら半径方向圧力室の一方を連絡可能にするよ
うに、そのバルブ・ロータに形成された絞り溝と
を含み、さらに、 アクチユエータが、車両の走行条件に応じてそ
の反力調整弁を駆動する ことを特徴とするパワー・ステアリング。 2 バルブ・ボアおよびそのバルブ・ボアに開口
された一対の連絡ポートを有するバルブ・ケーシ
ングと、 それら連絡ポート間に流れる圧油の流量を調整
するように、そのバルブボアに回転可能に配置さ
れたバルブ・ロータと、 そのバルブ・ボア内において、そのバルブ・ロ
ータを半径方向に圧力平衡させるように、互いに
連絡された一対の半径方向圧力室と、 そのバルブ・ロータの回転動作に応じて、それ
ら連絡ポートの一方にそれら半径方向圧力室の一
方を連絡可能にするように、そのバルブ・ロータ
に形成された絞り溝 とを含むパワー・ステアリングに使用される反力
調整弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20171883A JPS6092969A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | パワ−・ステアリングおよびそのパワ−・ステアリングに使用される反力調整弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20171883A JPS6092969A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | パワ−・ステアリングおよびそのパワ−・ステアリングに使用される反力調整弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6092969A JPS6092969A (ja) | 1985-05-24 |
JPH0227185B2 true JPH0227185B2 (ja) | 1990-06-14 |
Family
ID=16445775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20171883A Granted JPS6092969A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | パワ−・ステアリングおよびそのパワ−・ステアリングに使用される反力調整弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6092969A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5291962A (en) * | 1989-11-07 | 1994-03-08 | Hino Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Power steering device for use in motor vehicles |
-
1983
- 1983-10-27 JP JP20171883A patent/JPS6092969A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6092969A (ja) | 1985-05-24 |
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