JPH02270814A - 油性固型化粧料 - Google Patents

油性固型化粧料

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JPH02270814A
JPH02270814A JP9419989A JP9419989A JPH02270814A JP H02270814 A JPH02270814 A JP H02270814A JP 9419989 A JP9419989 A JP 9419989A JP 9419989 A JP9419989 A JP 9419989A JP H02270814 A JPH02270814 A JP H02270814A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一茄性固型化栢、斜に関し、更にill’細に
は新規な油剤を含有し、体型性、塗ii時の光沢及び使
用感に優れ、かつ皮j市、粘膜等に対する保湿効果に優
れた油性固型化粗石に関する。。
〔従来の技術〕
油性固型化粧料は、通常、固形化剤、液体〜ペースト状
の油基剤、及び必要により着色剤(顔料)などを添加し
て構成されるものであり、代表的な製品として口紅、リ
ップクリーム等が挙げられる。従来、口紅の固形化剤と
してカルナバワックス、キャンデリラワックス、ビーズ
ワックス、及び硬化動植物脂等の極性ワックスと固J[
2パラフイン、セレシン、マイクロクリスタリンワック
ス、及びポリエチレンワックス等の炭化水素系ワックス
が知ら゛れている。一方、油基剤としては、流動パラフ
ィン、スクワラン、ワセリンなどの非極性油剤とヒマシ
油、オリーブ油浸び各種合成ニスデル油などの極性油剤
が使用されてきた。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、これらの従来使用され−Cきた固形化剤
と油基剤を組み合わせて]」紅を製造する場合、保型性
、塗布時の光沢及び使用感を同時に満足し、さらには保
湿効果を併せ持った10紅の調製は困難であった。ずな
わら、固形化剤を減らし油性基剤を増やすと、のびが軽
く、タッチのソフトな、使用感に優れた口紅が得られ、
また塗布時の光沢も高い口紅が得られるが、保型性は悪
く、スティックが折れ易くなったり、極端な場合にはス
ティック成型できないという問題が生じる。又、反対に
、固形化剤を堆やし油性基剤を減らすと、保型性はよく
なるが、のびが重く使用感がハード、ざらつくなどの使
用感の劣化及び塗布時の光沢の低下が起こる。
一方、油性基剤の種類あるいは固形化剤との比によって
、組成物の経皮水分損失抑制効果が異なることは知られ
ている。
以」二の如く、従来使用され−Cきた固形化剤と油性基
剤との組み合せだけでは、必要な性能である保型性、使
用感、塗布時の光沢を同時に満足し、さらには、保湿効
果もイノ1せ持−7た油性固型化粧料を調製するのは困
難であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者はこうした実情に鑑み、」1記課題を解決すべ
く鋭意研究した結果、固形化剤りしての炭化水素系ワッ
クスと液体油性成分として下記の一般式(I)で表され
る特定の分岐飽和脂肪酸と直鎖飽和脂肪酸のアシル残基
を有する新規なジアシルグリセリンを配合することによ
り、保型性、塗布時の光沢及び使用感に優れ、かつ保湿
効果の高い油性固型化粧料が得られることを見い出し、
本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の成分(A>および(B)、 (A)実質的に次の一般式(I) %式% 〔式中、R1、R2及びR3のうち、1つは炭素数11
〜17の直鎖飽和脂肪酸残基を、他の1つは炭素数10
〜18の分岐飽和脂肪酸残基を、残余は水素原子を示す
〕 で表わされるジアシルクリセリンよりなる液状油剤 (B)成分(△)に対して0.01〜10重量倍の炭化
水素系ワックス を含有することを特徴とする油性固型化粧料を提供する
ものである。
本発明の(△)成分である、実質的に一般式(I)で示
されるジアシルグリセリンよりなる液状油剤は、室温で
液状を呈し、酸化安定性に優れ、皮膚、粘膜に対して低
刺激性で、かつ感触も良好な新規油剤である。
上記式(I)中、炭素数11〜I7の曲順飽和脂肪酸と
は具体的には、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン
酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸
又はヘプタデカン酸の残基が挙げられる。直鎖飽和脂肪
酸残ノiLが炭素数10以下の場合は、加水分解が激し
く液状油剤として適さない。また、直鎮飽和脂肪酸残基
が炭素数18以」二の場合、凝固点の」―昇をもたらし
、液状= 4 = 油剤として適さない。
本発明に用いる炭素数1(〕〜1Hの分岐飽和脂肪酸残
基としては例えばジメチル調りタン酸、トリメチルへブ
タン酸、ブチルメチルへ二トザン酸、エチルメチルノナ
ン酸、プロピルメチルノナン酸、トリメチルデカン酸、
ペンチルメチル」ククン酸、ブチルメチルノナン酸、プ
ロピルドデカン酸、ペンチルデカン酸、ヘキシルデカン
酸、ブチルペンチルへブタン酸、ヘキシルドデカン酸又
はペンチルウンデカン酸等の残基が挙げられる。イソデ
カン酸、イソトリデカン酸、イソミリスチン酸、イソパ
ルミチン酸及びイソステアリン酸は日量化学■より市販
されている。
本発明で用いる(A)成分の液状油剤には、−般式(I
)で示されるジアシルクリセリン以外に、モノアシルグ
リセリン、トリアジルグリセリンおよび一般式(I)以
外のジアシルクリセリンが含まれているが、本発明の1
」的を達成するには、これらの不純物は少ないほど良好
である。本発明で用いる油剤(A)中のジアシルグリセ
リン含量は70重量%(以下、単に%でボず)以」二、
さらに80%以上、特に90%以上が好ましく、このジ
アシルグリセリン中の式(I)で示されるジアシルグリ
セリン、ずなわぢ2個の゛rシル基のうらの一方が炭素
数11〜17の直鎖飽和脂肪酸残基で、他方が炭素数1
0〜18の分岐飽和脂肪酸残基であるものの含量は70
%以上、さらに80%以上、特に90%以上が好ましい
かかる(A)成分たるジアシルグリセリン(I)は、例
えば上記脂肪酸残基に対応する分岐飽和脂肪酸及び直鎖
飽和脂肪酸とグリセリンから通常のアシルグリセリンを
製造する方法によって製造される。
まず、第一の方法としては、例えば、」−記の分岐飽和
脂肪酸及び直鎖飽和脂肪酸とグリセリンを等モル配合し
、200〜230℃に加熱し、生成する水を減圧下で除
くことによって、これらのアシルグリセリン混合物が生
成する。この生成物を蒸留もしくはカラムクロマト処理
することによって、ジアシルグリセリンフラクションを
得ることができる。ただし、このジアシルグリセリンは
ランダム混合物であるため、つまり、分岐飽和脂肪酸残
基のみから成るジアシルグリセリン、分岐飽和脂肪酸残
基と直鎖飽和脂肪酸残基とから成るジアシルグリセリン
及び直鎮飽和脂肪酸残基のみから成るジアシルグリセリ
ンの混合物であるため、これらの融点差を利用して、更
にヘキサン等の溶剤を用いた再結晶化法により目的とす
る本発明のジアシルグリセリン(I)を得る。
より有利な製造法として、分岐飽和脂肪酸もしくは直鎮
飽和脂肪酸のいずれか一方のモノアシルグリセリンに、
他方の脂肪酸の反応性の高い誘導体を用いてエステル化
する方法が挙げられる。かかる反応性の高い誘導体の一
つは、脂肪酸の酸ハライドであり、これを経る場合の好
ましい具体例においては、先ず、原料分岐飽和脂肪酸に
、この分岐飽和脂肪酸1モル当り1〜5モル、好ましく
は1〜2モルの塩化チオニル、臭化チオニル、三塩化リ
ン等のハロゲン化試薬を0〜100℃、好ましくは20
〜80℃で反応せしめて酸ハライドに導く。片や直1′
“飽和脂肪#1モルとグリセリン1モルとを200〜2
30t:に加熱し、生成する水を減圧下で除くことによ
って直鎮飽和脂肪酸のアシルグリセリンが得られる。こ
のものを、分子蒸留することによって、直鎖飽和脂肪酸
の千ノアシルグリセリンを得る。そこで前述した分岐飽
和脂肪酸ハライドと、分岐飽和脂肪酸ハライド1モル当
たり0.5〜3モル、好ましくは1〜15モルの直鎮飽
和脂肪酸のモノアシルグリセリンとを、酸ハライドに対
して1〜3モル、好ましくは1〜1.5モルのピリジン
、キノリン等の脱ハロゲン化水素剤を用い、例えばベン
ゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン等の適当な不活性
溶剤中(酸ハライドに対して1〜10倍容量、好ましく
は3〜5倍容量)で50〜100℃、好ましくは60〜
80℃で加熱攪拌しながら反応させる。生成するハロゲ
ン化水素アミン塩を除去したアシルグリセリンを、分子
蒸留もしくはカラムクロマト処理することによって目的
とする分岐飽和脂肪酸残基と直鎮飽和脂肪酸残基とを含
むジアシルグリセリンを得ることができる。
更に有利な製造方法として反応性の高い誘導体を経るこ
となく、リパーゼを用いて製造する方法を挙げることが
できる。ずなわら、先ず、分岐飽和脂肪酸1モルとグリ
セリン1モルとを200〜230℃に加熱し、生成する
水を減圧下で除くことによって、分岐飽和脂肪酸残基を
有するアシルグリセリンを得て、分子蒸留を行い分岐飽
和脂肪酸残基を有するモノアシルグリセリンを得る。次
いでこのモノアシルグリセリンと直鎖飽和脂肪酸を等モ
ル量配合し、リパーゼを触媒としてニスデル化反応を行
うことによって目的とする分岐飽和脂肪酸残基と直鎮飽
和脂肪酸残基とを含むジアシルグリセリンが得られる。
エステル化の程度に応じて、後処理として分子蒸留を行
う。例えば直鎖飽和脂肪酸のエステル化率が低い場合は
、残余の直鎮飽和脂肪酸及び千ノアシルグリセリンを除
去する必要がある。また、トリアジルグリセリンの副生
も分子蒸留カラムクロマトにより除去することができる
。リパーゼを触媒として用いる場合、α−位選択性を有
するりバーゼあるいは部分グリセリドに選択的なリパー
ゼは最もイ」効である。
本発明化粧料に用いる炭化水素系ワックス(B)として
は、例えば固形パラフィン、セレシン、マイクロクリス
タリンワンクス、tlごは分J’−量が700〜2.0
00の高密度ポリエチレンワックス等が挙げられる。
炭化水素系ワックス(B)は、成分(A)に対して、0
,01〜10重量倍配合される力へ島に01〜1.0重
量倍配合されるのが好ましい。
本発明の油性固型化粧料には−に記成分(A)および(
B)以外に、他の液状油剤、他の固形化剤、顔料及びそ
の他の任意成分を配合することができる。
成分(A)以外の液状油剤としては、α−オレフィンオ
リゴマー、イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラ
ン等の炭化水素類;オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油等
のトリグリセリド;ホホバ油、イソプロピルミリステー
ト、I、オベンチルグリコールエステル等のエステル油
:ジメチルボリシロキザン、環状シリコン等のンリコン
油;その他ジグリセリド、アルコール、酸等天然および
合成の各種液状油が挙げられる。な4i1液状油剤とし
て成分(A)以外にこれらの油剤を使用する場合、成分
(A>は油剤全体中20〜100%、特に30〜90%
用いるのが好ましい。
成分(B)以外の固3b化剤とし−Cは、カルナウバワ
ックス、ライスワックス、モクロウ、ミツロウ、キャン
デリラワックス、ヒマワリワックス、ゲイロウ、モンタ
ンワックス等が挙げられる。なお、固形化剤として成分
(B)以外にこれらの固形化剤を用いる場合、成分(B
)は全固形化剤中50%以上、特に70%以上用いるの
が好ましい。
用いられる顔料としては、タルク、マイカ、セリサイト
、硫酸バリウム、酸化鉄、酸化チタン、レーキ顔料、ナ
イロンパウダー等の+nc機および有機の体質顔料もし
くは着色顔料が挙げられ、その配合量は本発明化粧料中
5〜20%が好ましい1゜また、この他必要に応じ、酸
化防止剤、防腐剤、消炎剤、紫外線防止剤、保湿剤、ビ
タミン類等を配合することができる。
〔発明の効果〕
本発明に用いるジアシルグリセリン(成分(A))は、
酸化安定性に優れ、分解性も極約で低く、低刺激性で皮
膚、粘膜に対する感触も優れたものである。そして、こ
のジアシルグリセリンと炭化水素系ワックスを含有する
本発明の油性固型化粧料は、保型性、塗布時の光沢及び
使用感に優れ、かつ保湿効果をも有する優れた化粧料で
ある。また、本発明の組成物は、極性的に高い組成物で
あり、極性の高い他の成分を配合するに有利となる。例
えば、パラアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸誘導体、
ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤は、高極性物質で
あり、極性的な相性が良く本発明の油性固型化粧料へ安
定に配合できる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
参考例1 温度計、窒素キャピラリー、還流冷却機(水分離管付)
、攪拌器を備えた容ffi 2 j2の反応容器に、7
−メチル−2−(3−メチルヘキシル)デカン酸568
g(2,0モル)、精製グリセリン184g(2,0モ
ル)及び水酸化カルシウム1.2gを仕込み、窒素ガス
通気下で230〜240℃にてエステル化を行った。約
10時間後、水の生成が殆ど認められなくなったことを
確認し、減圧蒸留に切り替え、210〜b 条件°下で未反応のグリセリンを除去した。留出グリセ
リンがほとんど認められなくなった後、反応混合物を薄
膜式分子蒸留器にて蒸留を行い、170〜b gを得た。このものは7−メチル−2−(3−メチルヘ
キシル)デカン酸のモノアシルグリセリンであった。
水酸基価309.0 合成例1 温度計、還流冷却器、攪拌器を備えた容量211の反応
容器に7−メチル−2−(3−メチルへキシJし)テ°
カン酸のモノアシルグリセリン358g(Iモル)、テ
トラデカン酸(ミリスチン酸)274g(I,2モル)
及び市販リパーゼ製剤し1ρozyme  3A  (
陰イオン交換樹脂に固定化したムコール・ミーハイ (
Mucor m1eh旧)起源のリパーゼ、ノボインダ
ストリー・八 ・S >Jlllul  80 gを加
えた。50℃に加熱し、100〜30 fl n+m1
1gの減圧下で5時間攪拌しエステル化反応を11つだ
反応終了後、リパーゼ製剤を姉過し、濾液の反応物を1
90〜195℃、0. [I:(−0,O5mn111
gの条イシ1下で薄膜式分子蒸留器を用いて蒸留し、過
剰のミリスチン酸及び未反応のモノアシルグリセリンを
除去し、目的とする7−メチル−2−(3−メチルヘキ
シル)デカン酸とミリスチン酸を残基とするジアシルグ
リセリン548gを得た。
合成例2 7−メチル−2−(3−メチルブチル)オクタン酸のモ
ノアシルグリセリン302g(I,0モル)とミリスチ
ン酸274g<1.2モル)を用いて、合成例1と同様
の反応操作を行い7−メチル−2−(3−メチルブチル
)オクタン酸とミリスチン酸(テトラデカン酸)を残基
とするジアシルグリセリン492gを得た。
合成例3 イソデカン酸(ジメチルオクタン酸とトリメヂルペブタ
ン酸の混合物)の千ノアシルグリセリン246g(I,
0モル)とミリスチン酸274g(I,2モル)を用い
て、合成例1と同様の反応操作を行いイソデカン酸とミ
リスチン酸を残基とするジアシルグリセリン367gを
得た。
合成例4 温度計、還流冷却器、攪拌器を備えた容量21の反応容
器に5.7.7−ドリメチルー2− (I゜3.3−)
リメニルブチル)オクタン酸の千ノアシルグリセリン3
56g(Iモル)、ドデカン酸240g(I,2モル)
及び市販リパーゼ製剤Lipozyme  3 A  
(陰イオン交換樹脂に固定化したムコール・ミーハイ 
(Mucor m1ehei)起源のリパーゼ、ノボイ
ンダストリー・八 ・S社製)80gを加えた。50℃
に加熱し、l OO〜300mm11gの減圧下で5時
間攪拌しエステル化反応を行った。
反応終了後、リパーゼ製剤を泣過し、濾液の反応物を1
90〜195℃、0.0:(〜0.05mm l1gの
条件下で薄膜式分子蒸留器を用いて蒸留し、過剰のドデ
カン酸及び未反応のモノアシルグリセリンを除去し、目
的とする5、7.7−)ジメチル−?−(I,3,3−
)ジメチルブチル)オクタン酸とドデカン酸を残基とす
るジアシルグリセリン464gを得た。
合成例5 5.7.1−)ジメチル−2−(I,3,3−トリノチ
ルブチル)オクタン酸の千ノアシルグリセリン356g
(Iモル)とヘキサデカン酸307g(I,2モル)を
用いて、合成例4と同様の反応操作を行い、5,7.7
−)ジメチル−2−(I,3,3−) IJメチルブチ
ル)ツクタン酸とヘキサデカン酸を残基とするジアシル
グリセリン521gを得た。
合成例6 合成例5のへイソデカン酸をテトラデカン酸274g(
I,2モル)に代える以外は、合成例4と同様の反応操
作を行い、5.7.7−)IJメチル−2−(I,3,
3−)ジメチルブチル)オクタン酸とテトラデカン酸を
残基とするジアシルグリセリン506gを得た。
合成例7 (比較) 温度計、還流冷却器、攪拌器を備えた容量2βの反応容
器に2−ヘプチルウンデカン酸の千ノアシルグリセリン
358g(Iモル)、オクタテ′カン酸(ステアリン酸
)340g(I,2モル及び市販リパーゼ製剤しipo
zyme  3^ (ノボインダストリー・^・S社製
)80gを加えた。70℃に加熱し、100〜300 
mm11gの減圧下で5時間攪拌しエステル化反応を行
った。反応終了後、リパーゼ製剤を濾過し、濾液の反応
物を19()〜195℃、0.03〜0.05m11g
の条件下で薄膜式分子蒸留器を用いて蒸留し、過剰のス
テ°f IJン酸及び未反応のモノアシルグリセリンを
除去し、2−ヘプチルウンデカン酸とステアリン酸を残
基とするジアシルグリセリン530gを得た。
合成例8(比較) 合成例7と同様の反応容器に、2−エチルへキサン酸の
モノアシルグリセリン218g(Iモル)、オクタン酸
173g(I,2モル)及び市販リパーゼ製剤LJpo
zyme  3へ80gを加えた。
40℃に加熱し、l OO〜300mm11gの減圧下
で5時間攪拌しエステル化反応を行った。反応終了後、
リパーゼ製剤を濾過し、濾液の反応物を90〜100℃
、0.05〜0.07關11gの条件下で薄膜式分子蒸
留器を用いて蒸留し、過剰のオクタン酸及び未反応のモ
ノアシルグリセリンを除去し、2−エチルヘキサン酸と
オクタン酸を残基とするジアシルグリセリン265gを
得た。
合成例1〜8で得られたジアシルグリセリンの純度、物
性値を表1に示す。
以下余白 実施例1 口紅 以下に示した各成分を12 +I t:に加熱して均一
に混合し、成型用型に流し込み、冷却固化しL目1を製
造した。
(%) セレシン               5ポリエチレ
ンワツクス(平均分子ff1850)  8マイクロク
リスタリンワツクス     5ヰ十ンデリラワツクス
          2ミツロウ          
      5流動パラフイン           
10ホホバ油               10合成
例1〜8の液状油剤       40ヒマシ油   
              5酸化チタン     
         2赤色204号         
    1黄色4号アルミニウムレーキ      3
紫外線吸収剤(Parsol MI:X )     
  4合成例1〜6の液状2山剤を配合した口紅は合成
例7の液状油剤を配合した口紅よりのび、なめらかさ、
べとつきのなさ、しっとり感において優れ;また合成例
8の液状油剤を配合した口紅とくらべ、刺激感のなさ、
分解臭のなさにおいて優れていた。
実施例2 リップクリーム 以下に示す各成分を120℃に加熱して均一に混合し、
成型用型に流し込み、冷却固化しリップクリームを製造
した。
(%) セレシン              i。
マイクロクリスタリンワックス     3ポリエチレ
ンワツクス(平均分子量100(I) 5カルナウバワ
ツクス           4流動パラフイン   
        10ワセリン           
    15合成例1〜8で得た液状油剤     5
0紫外線吸収剤(Parsol 1789)     
  3合成例1〜6の液状油剤を配合したリップクリー
ムは、合成例7の液状油剤を配合したリップクリームよ
り、いずれものび、なめらかさ、べとつきのなさ、しっ
とり感において優れ、また、合成例8の液状油剤を配合
したリップクリームとくらべ、刺激感、分解臭のなさに
おいて優れていた。
以  上 出願人  花  王  株  式  会  社手続補正
書(自発) 1、事件の表示 平成1年特許願第94199号 2、発明の名称 油性固型化粧料 3、補正をする者 事件との関係  出願人 名称 (091)花王株式会社 4、代理人 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (I)明細書中、第11頁第6行 「700〜2.00月とあるを、 [500〜2,0OOJと訂正する。
(2)同第12頁第2行 「アルコール、酸等」とあるを、 「高級アルコール、高級脂肪酸等」と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の成分(A)および(B)、 (A)実質的に次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1、R_2およびR_3のうち、1つは炭
    素数11〜17の直鎖飽和脂肪酸残基を、他の1つは炭
    素数10〜18の分岐飽和脂肪酸残基を、残余は水素原
    子を示す〕 で表わされるジアシルグリセリンよりなる液状油剤 (B)成分(A)に対して0.01〜10重量倍の炭化
    水素系ワックス を含有することを特徴とする油性固型化粧料。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63230618A (ja) * 1987-03-19 1988-09-27 Kao Corp 固型化粧料

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JPS63230618A (ja) * 1987-03-19 1988-09-27 Kao Corp 固型化粧料

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