JPH02269645A - シールテープ付き紙容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、少なくとも容器胴部が紙容器用積層シートに
よって形成されている紙容器に関するものであり、前記
容器胴部における紙容器用積層シートの側辺部同士の重
畳、貼着によって形成されている容器胴貼り部における
少なくとも容器内面側に位置する前記側辺部の裏面Ｍと
端面とが、シールテープによって被覆、貼着されている
シールテープ付き紙容器を提供するものである。

［従来の技術］ 紙層を主体とする紙容器用積層シートによって容器胴部
が形成されている紙容器は、前記紙容器用積層シートに
おけるｌ側辺部上に他側辺部が重畳、貼着されることに
よって、筒形状をなす容器胴部が形成されている。

しかして、前記積層シートによって形成されている容器
胴部を有する紙容器は、前述の容器胴貼り部の容器内面
側に位置する積層シートの側辺部における露出端面と、
紙容器用積層シート中の紙層と容器内の内填物とが直接
接触するために、前記貼り合わせ部から内填物である液
体が浸透して液漏れが発生したり、あるいは、紙容器用
積層シート中にガスバリヤ−層として金属層が含まれて
いるような場合には、前記露出端面で前記金属層と内填
物とが接触するために、内填物に変味が発生したり、さ
らには、過酸化水素水で前記紙容器あるいは紙容器用積
層シートを予め滅菌処理したような場合には、前記積層
シートの端面から紙層内に浸透していった過酸化水素が
、徐々に内填物内に浸出してくるため、内填物に対する
衛生性が悪く、また内填物を変質させる等の欠点を有し
ている。

このため、例えば ポリエチレン樹脂Ｎ／印刷された紙層／ボッエチレン樹
脂層／Ａｌ箔／ポリエチレンｍ脂層 からなる積層構成の紙容器用積層シートを利用した容器
胴部の貼り合わせ部における積層シートの端面を、 ポリエチレン樹脂層／２軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂層／ポリエチレン樹脂層 からなる積層構成のｔＭ脂テープで、被覆、貼着させた
シールテープ付き紙容器が提案されている。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、前記した従来のシールテープ付き紙容器は、
前記紙容器用積層シートを製造する際のポリエチレン樹
脂層の形成時や紙容器の成形時、さらにはシールテープ
の製造時や該テープの取り付は時等において、ポリエチ
レン系樹脂（ポリオレフィン系樹脂）が熱分解を受けて
脂肪族炭化水素等の揮発性成分を副生ずるため、この揮
発生成分が紙容器内の内填物中に浸出、混入し、紙容器
内の内填物であるオレンジジュースや清酒等の内填物の
品質を低価させる要因となっている。

さらにまた、容器内周面層がポリエチレン樹脂層（ポリ
オレフィン系樹脂層）で形成されている前記従来のシー
ルテープ付き紙容器は、該紙容器の内周面層をなしてい
るポリオレフィン系樹脂層が、容器内の内填物であるオ
レンジジュースや清酒等に含有されている着香成分（フ
レーバー成分）を、吸着、透過させる性質を有している
ため、このことが、紙容器内の内填物の品質を更に低下
させる要因ともなっている。

これに対して本発明は、紙容器内に収容されているオレ
ンジジュースや清酒等の内填物の品質を変質させるよう
なことのない品質保持特性を有し、また、シールテープ
と紙容器との間の接着強度に優れ、しかも、紙容器胴貼
り部の接着強度にも優れた性質を有するシールテープ付
き紙容器を提供するものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明のシールテープ付き紙容器は、ポリオレフィン系
樹脂による表面層と、紙層を主体とする中間層と、ガラ
ス転移温度が４０℃以上の低結晶性の飽和ポリエステル
樹脂による裏面層とを具備する紙容器用積層シートによ
って前記積層シートにおける裏面層が容器内周面層とな
るようにして形成されている容器胴部、すなわち、前記
紙容器用積層シートにおける１側辺部上に他側辺部が重
畳、貼着されることによって形成されている筒状体から
なる容器胴部を具備するものであり、しかも、前記紙容
器用積層シ−トの前記ｆｌｌｌ＋ｌｌｌ上の重畳、貼着
によって形成されている容器胴貼り部における少なくと
も容器内面側に位置する前記側辺部の裏面層と端面とが
、表、裏両面が熱接着特性を有する飽和ポリエステル樹
脂層で形成されているシールテープで被覆、貼着されて
いるものである。

前記構成からなる本発明のシールテープ付き紙容器は、
その容器胴部が、ポリオレフィン系樹脂による表面層と
、低層を主体とする中間層と、ガラス転移温度が４０°
Ｃ以上の低結晶性の飽和ポリエステル樹脂による裏面層
とを具備する紙容器用積層シートによって、該紙容器用
積層シートにおける裏面層が容器内周面層となるように
して成形されている筒状体で形成されているものである
。

すなわち、本発明のシールテープ付き紙容器における容
器胴部は、前記紙容器用積層シートの１側辺部上に他側
辺部を重畳、貼着することによって形成されている筒状
体からなるものであり、その内周面層が前記紙容器用積
層シートにおける裏面層たるガラス転移温度が４０℃以
上の低結晶性の飽和ポリエステル樹脂層によって形成さ
れているものである。

前記容器胴部の成形に使用される紙容器用積層シートに
おける裏面層たる４０℃以上のガラス転移温度を有して
いる低結晶性の飽和ポリエステル樹脂層は、該樹脂層を
構成している前記飽和ポリエステル樹脂のガラス転移温
度未満の温度雰囲気中で優れた保香性能（フレーバー保
持性能）を具備するものであることと、容器内の内填物
が通常４０℃未満に保持されるものであることとの関係
から、本発明の紙容器においては、前記紙容器用積層シ
ートにおける裏面層の奏する優れた保香性能が使用し得
るものである。

また、前記紙容器用積層シートにおける飽和ポリエステ
ル樹脂層には、例λば３０％以下というような低結晶性
の樹脂で形成されているので、紙容器に対して接着強度
に優れた熱接着部を形成し得るものである。

前記ガラス転移温度が４０°Ｃ以上の飽和ポリエステル
樹脂層は、例えば、エチレングリコール、プロピレング
リコール、ｌ、４−ブタンジオール、１，４−ジシクロ
ヘキサンジメタツール等のアルコール成分と、アジピン
酸やセバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸
、イソフタル酸、ジフェニルカルボン酸等の芳香族ジカ
ルボン酸等によるジカルボン酸成分、具体的には、エチ
レングリコールとテレフタル酸、エチレングリコールと
イソフタル酸とテレフタル酸、１．４−ジシクロヘキサ
ンジメタツールとイソフタル酸とテレフタル酸、プロピ
レングリコールとイソフタル酸とテレフタル酸等の共縮
合重合体によるポリエステル樹脂によって形成されるも
のである。

なお、前記飽和ポリエステル樹脂における酸成分中の脂
肪族ジカルボン酸成分が１０重１％以上になっている共
縮合重合体の場合には、その保香性能が低下する傾向を
有しているので好ましくない。

なおまた、前記ガラス転移温度が４０℃以上の飽和ポリ
エステル樹脂層は、その厚さが５μ未満になると安定性
が悪くなり、また、６０μを越えるようになると、該樹
脂層が固くなり１紙容器用槽層シートによる容器成形特
性が悪化することから、厚さ５〜６０μの範囲内で形成
されていることが好ましい。

前記紙容器用積層シートにおける表面層をなしているポ
リオレフィン系樹脂層は、得られる紙容器における外側
表面層となるものであって、紙容器に光沢を付与すると
共に外部からの湿気に対する耐水性を付与するものであ
り、例λば、低密度ポリエヂレン、中密度ポリエチレン
、高密度ポリエヂレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体
、エチレン−アクリル酸共重合体。

エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−α・
オレフィン共重合体、さらにはポリプロピレン等によっ
て形成されるものであるが、熱接着特性の点から特に低
密度ポリエチレン樹脂によって形成されるのが好適であ
る。

また、前記紙容器用積層シートにおける中間層は紙層を
主体とするものであり、低層の単独層であっても良いが
、通常は、Ａ１箔、エチレン−ＰＶＡ共重合体樹脂フィ
ルム、２軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フイル
ム、塩化ビニリデン樹脂フィルム、塩化ビニリデンコー
ト樹脂フィルム、　Ａ１等の金属やシリカ等の無機物質
が蒸着されている蒸着フィルム等によるガスバリヤ−付
層と紙層との複合層からなる中間層が利用される。

ｉｉｉ′ｉ記構成からなる紙容器用積層シートの具体的
な積層構成は、 １１　　ＰＥ／紙／接看性ＰＥ／低結晶性飽和ボッエス
テル樹脂（Ｔｇ：４０°Ｃ以上）２１　　ＰＥ／紙／Ｐ
Ｅ／接着性ＰＥ／低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ
：４０℃以上）３］　　ＰＥ／紙／ポリオレフィン系樹
脂またはアイオノマー樹脂／ガスバリヤ−付層／／接着
性ＰＥ／低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ・４０℃
以上） ４）　　ＰＥ／紙／ポリオレフィン系樹脂またはアイオ
ノマー樹脂／ガスバリヤ−付層／／ＰＥ／接着性ＰＥ／
低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ・４０℃以上） ５）　　ＰＥ／紙／ポリオレフィン系樹脂またはアイオ
ノマー樹脂／ガスバリヤ−付層／／接着剤／延伸フィル
ム／接着性ＰＥ／低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ
：４０°Ｃ以上） ６１　　ＰＥ／紙／ポリオレフィン系１８４脂またはア
イオノマー樹脂／ガスバリヤ−付層／／接着剤／延伸フ
ィルム／ＰＥ／接着性ＰＥ／低結晶性飽和ポリエステル
樹脂 （Ｔｇ：４０℃以上） 等である。

なお、前述の紙容器用積層シートにおける具体的な構成
中の延伸フィルムには、ガスバリヤ−性１機械的強度、
防湿性、耐熱性等において優れた性質を有する延伸フィ
ルム、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン。

ナイロン等による１軸または２軸延伸 フイルムが利用されるのが好ましい。

前記紙容器用積層シートのｌ側辺部と他側辺部との間の
重畳、貼着によって形成されている容器胴貼り部におい
て、少なくとも容器内面側に位置する前記積層シートの
側辺部の裏面層と端面とを？１　ｍしているシールテー
プは、その表、裏両面が熱接着特性を有する飽和ポリエ
ステル樹脂Ａで形成されているものであり、熱接着特性
を有する飽和ポリエステル樹脂による単層テープをはじ
め、熱接着特性を有する飽和ボッエステル樹脂による表
面層と裏面層とを具備する積層テープ等が利用される。

本発明の紙容器に使用される前記シールテープの具体的
な構成は、 １）低結晶性飽和ポリエステルｆＢｔ脂（Ｔｇ・４０℃
以上）による単層テープ ２）低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ：４０°Ｃ以
上）／結晶性ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂、接着性ポリエステル樹脂等による中芯層／
低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ：４０℃以上）に
よる３層共押し出し積層樹脂テーブ ３）　低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ・４０°Ｃ
以上）／結晶性ポリエステル樹脂、ボノエチレンテレフ
クレート樹脂等による中芯層／低結晶性飽和ポリエステ
ル樹脂（Ｔｇ二４０°Ｃ以上）による３Ｌ共押し出し積
層樹脂シートを２軸延伸した積層樹脂テープ をはしめ、 ａ）　合成樹脂の延伸フィルムと低結晶性飽和ポリエス
テル樹脂（Ｔｇ：４０°Ｃ以上）によるフィルムとを接
着剤で貼着した積層フィルム ｂ）　合成樹脂の延伸フィルムと、低結晶性飽和ポリエ
ステル樹脂（Ｔｇ・４０℃以上）／結晶性ポリエステル
樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、接着性ポリエ
ステル樹脂等による中芯層／低結晶性飽和ボッエステル
樹脂（Ｔｇ：４０℃以上）による３層共押し出し積層樹
脂フィルムとを接着剤で貼着した積層フィルム Ｃ）合成樹脂の延伸フィルムの表面にアンカーコート層
を形成した後、前記アンカーコート層面に、接着性ポリ
エチレン／低結晶性飽和ポリエステル（ｂ４脂（Ｔｇ：
４０℃以上）の共押し出し樹脂層を形成した積層フィル
ム ｄ）　低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ：４０°Ｃ
以上）と結晶性ポリエステル樹脂との２層共押し出し積
層フィルムを２軸延伸した積層フィルム 等を適宜組み合わせることによって得られるところの、
表、裏両面が低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ・４
０℃以上）層で構成されている積層樹脂テープ、例えば
、 ４）　低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ＋４０℃以
上）による単層シート／接着剤／合成樹脂の延伸フィル
ム／接着剤／低結晶性飽和ポリエステル（耐脂（Ｔｇ：
４０°Ｃ以上）による単１シート 低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ：４［１℃以上）
による単層シート／接菅剤／合成樹脂の延伸フィルム／
接着剤／　（低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ：４
０℃以上）／結晶性ポリエステル樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、接着性ポリエステル樹脂等による中
芯層／低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ：４０℃以
上）による３層共押し出し積層樹脂層）からなる積層テ
ープ 低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ：４０℃以上）に
よる単層シート／接着剤／合成樹脂の延伸フィルム／ア
ンカーコート層／　（接着性ＰＥ／低結晶性飽和ポリエ
ステル樹脂（Ｔｇ二４０℃以上）の共押し出し積層樹脂
層）からなる積層テープ ７）低結晶性飽和ポリエステル樹脂（Ｔｇ・４０°Ｃ以
上）による単層シート／接着剤７含成崩脂の延伸フィル
ム／接着剤／　（結晶性ポリエステル樹脂／低結晶性飽
和ポリエステル樹脂（Ｔｇ：４０℃以上）の共押し出し
積層樹脂シートを２軸延伸したシート）からなる積層テ
ープ 等が利用される。

なお、前述の紙容器用積層シートおよびシールテープの
具体的な構成において使用される接着性ＰＥ（ポリエチ
レン）には、不飽和カルボン酸またはその誘導体によっ
てグラフト変性（クラフト量：０．０１〜５重量％）さ
れている低結晶性または非品性のエチレン−α・オレフ
ィンランダム共重合体９９〜５０重量％と、粘着付与剤
、例えば、粘着付与樹脂として粘着テープ、塗料、ホッ
トメルト接着剤等に通常に利用されている固体の非品性
ポリマーからなる粘着付与剤５０〜１重量％との混合物
、または、低結晶性あるいは非品性のエチレン−α・オ
レフィンランダム共重合体４０〜９７重量％と、不飽和
カルボン酸またはその誘導体によってグラフト変性（グ
ラフト量：Ｏ，０１〜１０重量％）されているポリエチ
レン０．１〜２０重量％と、固体の非品性ポリマーから
なる粘着付与剤１〜５０重量％との混合物が使用される
のが好ましい。

なおまた、前述のグラフト変性ポリオレフィン重合体を
得る際に使用される前記不飽和カルボン酸またはその誘
導体は、例えば、アクリル酸、マレイン酸、フマール酸
、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン酸、
クロトン酸、インクロトン酸等の不飽和カルボン酸、お
よびその誘導体、例えば酸ハライド、アミド。

イミド、無水物、エステル等であり、また、低結晶性ま
たは非品性のエチレン−α・オレフィン重合体における
α・オレフィン類には、例えば、プロピレン、１−ブテ
ン、１−ヘキセン。

４・メチルートペンテン、ｌ−オクテン、デセン、ｌ−
テトラデセン、１−オクタデセン等が利用される。

［実施例］ 以下本発明のシールテープ付き紙容器の具体的な構成を
実施例に基づいて説明する。

第１図において、本発明の１実施例品たるシールテープ
付き紙容器は、符号１で表示される紙容器用積層シート
によって形成されている筒状体からなる容器胴部におけ
る貼着部に、符号ａで表示されるシールテープが介装、
貼着されているものである。

前記容器胴部は、カートン用原紙２とＡＩ箔３とを接着
剤層Ｓ１を利用して貼り合わせた積層材４と、前記積層
材４におけるカートン川原紙２面に形成されている厚さ
２０μの低密度ポリエチレン樹脂層からなる表面層５と
、前記積層材４におけるＡｌｌ箔面面、イソシアネート
系の接着剤ＩＪＳ２によって貼着されている積層樹脂層
６とからなるものであり、前記積層樹脂層６が、厚さ４
０μの接着性ポリエチレン樹脂層７と厚さ２０μの飽和
ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１　℃の低結晶性
の飽和ポリエステル樹脂：　ＰＥＴ　６７６３　ｒゴー
ス８フ２３フ９２社」）による裏面層８との共押し出し
積層樹脂層で形成されているものである。

なお、前記紙容器用積層シートｌにおいては、積層材４
と接着性ポリエチレン樹脂層７とが紙容器用積層シート
ｌ中の中間層９をなしているものである。

前記紙容器胴部の胴貼り部は、紙容器用積層シートｌの
ｌ側辺部に他側辺部が重畳、貼着されることによって、
前記積層シートｌの裏面層８が容器内周面層となるよう
にして成形されている筒状体における貼着部であり、前
記筒状体の内周面側、すなわち、容器内面側に位置する
前記積層シートの側辺部における裏面層と端面とが、前
述の符号ａによって表示されているシールテープで被覆
され、熱接着されているものである。

前記構成からなるシールテープ付き紙容器において、次
に説明する構成のシールテープａを利用した各紙容器を
得た。

実施例１ エチレングリコールと１．４−シクロヘキサンメタノー
ルとテレフタル酸との共縮合重合体からなる低結晶性飽
和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１　”Ｃ：　Ｐ
ＥＴ　Ｇ　６７６３　ｒイーストフン３フ９２社Ｊ）に
よる厚さ６０μの単層テープ実施例２ エチレングリコールと１．４−シクロヘキサンメタノー
ルとテレフタル酸との共縮合重合体からなる低結晶性飽
和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度７１”Ｃ：シーラ
ーＰＴ　　ｒ三井デュポンポリケミカル社」）による厚
さ６０μの単層テープ実施例３ 低結晶性飽和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１　
”Ｃ：　ＰＥＴ　Ｇ　６７６３　ｒゴース８フ２３フ９
９社」）層／接着性ポリエステル樹脂（パイロンＧ　Ｍ
　−９９Ｏｒ東洋紡績」）層／低結晶性飽和ポリエステ
ル樹脂（ガラス転移温度８１℃：　ＰＥＴ　Ｇ　６７６
３　ｒゴース８フ２３フ９９社」）層 の積層構成からなる厚さ６０μの３層共押し出し積層樹
脂テープ 実施例４ 低結晶性飽和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１　
”Ｃ：　ＰＥＴ　Ｇ　６７６３　ｒゴース８フ２３フ９
９社」）層／ポリエチレンテレフタレート樹脂（ＰＥＴ
　Ｊ　１２５　　ｒ三井ペット」）層／低結晶性飽和ポ
リエステル樹脂（ガラス転移温度８１　’Ｃ：　ＰＥＴ
　Ｇ　６７６３　ｒイーストマンコグ９２社Ｊ）層 の積層構成からなる厚さ６０μの３層共押し出し積層樹
脂テープ 実施例５ （低結晶性飽和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１
　”Ｃ：　ＰＥＴ　Ｇ　６７６３　ｒゴース８フ２３フ
９９社」）層／ポリエチレンテレフタレート樹脂（ＰＥ
Ｔ　Ｊ　１２５　　ｒ三井ペット」）層）による２層共
押し出し積層シートの２軸延伸フイルム（厚さ２０μ）
／接着剤層／　（ポリエチレンテレフタレート樹脂（Ｐ
ＥＴ　Ｊ　１２５　　ｒ三井ベット」）層／低結晶性飽
和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１　”Ｃ：　Ｐ
ＥＴ　６７６３　ｒゴース８フ２３フ９９社」）層）に
よる２層共押し出し積層シートの２軸延伸フイルム（厚
さ２０μ） の積層構成からなる積層樹脂テープ 実施例６ 低結晶性飽和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１℃
：　ＰＥＴ　Ｇ　６７６３　ｒゴース８フ２３フ９９社
」）層／ポリエチレンテレフタレート樹脂（ＰＥＴ　Ｊ
　１２５　　ｒ三井ペット」）層／低結晶性飽和ポリエ
ステル樹脂（ガラス転移温度８１’Ｃ・ＰＥＴ　Ｇ　６
７６３　ｒゴース８フ２３フ９９社」）層 の積層構成からなる厚さ４０μの３層共押し出し積層樹
脂テープ 実施例７ 低結晶性飽和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１℃
：　ＰＥＴ　Ｇ　６７６３　ｒゴース８フ２３フ９９社
」）フィルム層（厚さ４０μ）／接着剤層／２軸延伸ポ
リエステルフィルム層（厚さ１２μ）／接着剤層／低結
晶性飽和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１　’Ｃ
：　ＰＥＴ　Ｇ６７６３　ｒゴース８フ２３フ９９社」
）フィルム層（厚　さ４０μ） の積層構成からなるからなる積層樹脂テープ実施例８ （低結晶性飽和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度８１
℃：　ＰＥＴ　Ｇ　６７６３　ｒゴース８フ２３フ９９
社」）層（厚さ２０μ）／接着剤層（アトマーＡＴ−５
３７ｒ三井石油化学」　：厚さ２０μ））による２層共
押し出し積層樹脂層／２軸延伸ポリエステルフィルム層
（厚さ１２μ）／接着剤層（アトマーＡＴ−５３７、厚
さ２０μ）／低結晶性飽和ポリエステル樹脂（ガラス転
移温度８１℃：　ＰＥＴ　Ｇ　６７６３　ｒゴース８フ
２３フ９９社」）層（厚さ２０μ））による２層共押し
出し積層樹脂層 の積層構成からなる積層樹脂テープ 前記各実施例にて説明したシールテープをそれぞれ前記
した紙容器用積層シートの側辺部に貼着する際のシール
テープの機械適性と、紙容器用の胴貼り部に対するシー
ル性とを表にて説明する。

（＊ｌ　） ・・・・やや弱いが実用上問題は ない 以上第１図示実施例においては、紙容器の胴貼り部にお
ける容器内周面側の側辺部の裏面層と端面とがシールテ
ープで被覆されている場合を説明したが、例えば、第２
．３．４図等に示されるように、本発明のシールテープ
付き紙容器におけるシールテープは、前記側辺部の裏面
層と端面と表面層とを被覆するようにして貼着されるも
のであっても良いことは勿論である。

なお、前記第２．３．４図において、符号Ａは、紙容器
胴貼り部において容器内面側に位置する紙容器用積層シ
ートの側辺部、符号Ｂは。

容器外面側に位置する紙容器用積層シートの側辺部、符
号Ｃは、紙容器用積層シートに付されている折り曲げ用
のフリーズであり、また、符号ｌは前記紙容器用積層シ
ートにおける裏面層、符号ｍは中間層、符号ｎは表面層
をそれぞれ表わし、さらに、符号Ｘは多層樹脂層からな
るシールテープを表示するものである。

［発明の作用、効果］ 本発明のシールテープ付き紙容器は、ポリオレフィン系
樹脂による表面層と、紙層を主体とする中間層と、ガラ
ス転移温度が４０℃以上の低結晶性の飽和ポリエステル
樹脂による裏面層とを具備する紙容器用積層シートによ
って、該紙容器用積層シートにおける裏面層が容器内周
面層となるようにして形成されている容器胴部を具備す
るものであって、前記紙容器用積層シートの側辺部同士
の重畳、貼着によって形成されている胴貼り部の少なく
とも容器内面側に位置する前記積層シートおける側辺部
の裏面層と端面とが、表、裏両面が熱接着特性を有する
飽和ポリエステル樹脂層で形成されているシールテープ
で被覆、貼着されているものである。

しかして、前記構成からなる本発明のシールテープ付き
紙容器は、該紙容器の容器胴部の内周面層が、４０℃未
満の雰囲気中で保香性能においてきわめて優れた作用を
奏するｔ耐脂層、すなわち、ガラス転移温度が４０°Ｃ
以上の飽和ポリエステル樹脂層で形成されているので、
容器内の内填物であるオレンジジュースや清酒等の品質
保持特性において極めて優れた作用を奏するものである
。

また、本発明のシールテープ付き紙容器は、紙容器用積
層シートの側辺部同士の重畳、貼着によって形成される
胴貼り部における容器内面側の側辺部の端面が、表、裏
両面が飽和ポリエステル樹脂層で形成されているシール
テープで被覆、貼着されているものであるから、紙容器
内に積層シート中の側辺部の端面が露出することがない
ため、紙層内に内填物である液体が浸透するようなこと
がなく、紙層内に浸透した液体が原因で発生する貼着部
の破壊がなく、また、紙容器用積層シート中に金属層が
含まれているような場合にも、前記金属層と内填物が直
接接触するようなことがなく、さらには、過酸化水素水
による滅菌処理が施される場合にも、紙層内に浸透して
いる過酸化水素が内填物中に浸出してきたり、あるいは
、前記滅菌処理高低に先立ってシールテープの貼着工程
を行なう場合には、紙層内に過酸化水素水が浸透してゆ
（ようなことがなく、衛生性および品質保持性において
優れた作用を奏するものである。

また、本発明のシールテープ付き紙容器は、前記シール
テープに起因するポリ臭の発生がなく、すなわち、シー
ルテープの存在によって内填物に変味を生ずるようなこ
とがなく、斯かる点においても、内填物の品質保持特性
において優れた作用、効果を奏するものである。

さらにまた１本発明のシールテープ付き紙容器は、前記
シールテープの表、裏両面の飽和ボＪエステル樹脂層が
熱接着特性を有するものであることと、紙容器内周面層
が低結晶性の飽和ポリエステル樹脂層で形成されている
ものであることとによって、容器内周面層とシールテー
プとの間の接着部に、極めて優れた接着強度が形成され
る等の作用、効果をも有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシールテープ付き紙容器における容器
胴部の胴貼り部の部分を示す模型断面図、第２〜４図は
本発明のシールテープ付き紙容器における容器胴部の胴
貼り部に貼着されているシールテープの状態を説明する
模型断面図である。 ｌ・・・・・・紙容器用積層シート、 ２・・・・・・カートン用原紙２． ５・・・・・・紙容器用積層シート１における表面層（
ポリエチレン樹脂 層）。 ８・・・・・・飽和ポリエステル樹脂（ガラス転移温度 °Ｃの低結晶性の飽 和ポリエステル樹脂） による裏 面層、 ・シールテープ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ポリオレフィン系樹脂による表面層と、紙層を主体とす
   る中間層と、ガラス転移温度が４０℃以上の低結晶性の
   飽和ポリエステル樹脂による裏面層とを具備する紙容器
   用積層シートによって、該紙容器用積層シートにおける
   裏面層が容器内周面層となるようにして形成されている
   容器胴部を具備する紙容器において、前記紙容器用積層
   シートの側辺部同士の重畳、貼着によって形成されてい
   る容器胴貼り部における少なくとも容器内面側に位置す
   る前記側辺部の裏面層と端面とが、表、裏両面が熱接着
   特性を有する飽和ポリエステル樹脂層で形成されている
   シールテープで被覆、貼着されていることを特徴とする
   シールテープ付き紙容器。