JP3271024B2 - 包装材 - Google Patents
包装材Info
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- JP3271024B2 JP3271024B2 JP04064093A JP4064093A JP3271024B2 JP 3271024 B2 JP3271024 B2 JP 3271024B2 JP 04064093 A JP04064093 A JP 04064093A JP 4064093 A JP4064093 A JP 4064093A JP 3271024 B2 JP3271024 B2 JP 3271024B2
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- adhesive
- packaging material
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は香料成分を含有する内容
品を包装するのに優れた軟包装材に関する。
品を包装するのに優れた軟包装材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、香料成分を含有する内容品を包装
する包装材としては、基材層、金属箔層、２軸延伸ポリ
エステルフイルム層、熱接着性樹脂層からなる積層構成
において、２軸延伸ポリエステルフイルムと熱接着性樹
脂層をウレタン系の接着剤で積層した構成、ないしは基
材層、金属箔層、接着剤層、熱接着性ポリエステル樹脂
層からなる積層構成が一般的に知られている。
する包装材としては、基材層、金属箔層、２軸延伸ポリ
エステルフイルム層、熱接着性樹脂層からなる積層構成
において、２軸延伸ポリエステルフイルムと熱接着性樹
脂層をウレタン系の接着剤で積層した構成、ないしは基
材層、金属箔層、接着剤層、熱接着性ポリエステル樹脂
層からなる積層構成が一般的に知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者の積
層構成においては、香料成分を含有する内容物を包装し
て保管した場合に、ウレタン系接着剤が香料成分により
劣化して、２軸延伸ポリエステルフイルムと熱接着性樹
脂層との接着強度が低下するため、包装袋の開封性を悪
化させるという欠点を有し、上記後者の構成では熱接着
性ポリエステル樹脂層自体の熱接着強度が本来あまり強
くないので、強い熱接着強度を得るには厚い熱接着性ポ
リエステル樹脂層が必要であり、その結果積層体のコス
トがアツプするという欠点を有する。
層構成においては、香料成分を含有する内容物を包装し
て保管した場合に、ウレタン系接着剤が香料成分により
劣化して、２軸延伸ポリエステルフイルムと熱接着性樹
脂層との接着強度が低下するため、包装袋の開封性を悪
化させるという欠点を有し、上記後者の構成では熱接着
性ポリエステル樹脂層自体の熱接着強度が本来あまり強
くないので、強い熱接着強度を得るには厚い熱接着性ポ
リエステル樹脂層が必要であり、その結果積層体のコス
トがアツプするという欠点を有する。
【０００４】本発明の目的は、上記の従来の包装材の欠
点を改良した、袋の開封性が悪化する心配がなく、且つ
安価な香料成分を含有する内容物を包装する包装材を提
供することにある。
点を改良した、袋の開封性が悪化する心配がなく、且つ
安価な香料成分を含有する内容物を包装する包装材を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の包装材は、基材層、接着剤層、金属箔層、
接着剤層、２軸延伸ポリエステルフイルム層、アルキル
チタネート系アンカー剤層、押出コーティングによる熱
接着性樹脂層を順に積層した構成からなることを特徴と
する包装材である。
に、本発明の包装材は、基材層、接着剤層、金属箔層、
接着剤層、２軸延伸ポリエステルフイルム層、アルキル
チタネート系アンカー剤層、押出コーティングによる熱
接着性樹脂層を順に積層した構成からなることを特徴と
する包装材である。
【０００６】
【作用】上述の構成からなる包装材では、内容物と接す
る熱接着性樹脂層と２軸延伸ポリエステルフイルム層が
アルキルチタネート系アンカー剤層を介して接着されて
いるので、包装袋として香料成分を含有する内容物が充
填されて保管された場合でも接着強度の低下が生じない
ので袋の開封性が悪化する心配がない上に、内容物に接
する熱接着性樹脂層が押出コーティングにより形成され
るので、フイルム状の熱接着性樹脂層を積層するのと比
較して積層の作業性がよく低コストで積層体の製造が可
能である。
る熱接着性樹脂層と２軸延伸ポリエステルフイルム層が
アルキルチタネート系アンカー剤層を介して接着されて
いるので、包装袋として香料成分を含有する内容物が充
填されて保管された場合でも接着強度の低下が生じない
ので袋の開封性が悪化する心配がない上に、内容物に接
する熱接着性樹脂層が押出コーティングにより形成され
るので、フイルム状の熱接着性樹脂層を積層するのと比
較して積層の作業性がよく低コストで積層体の製造が可
能である。
【０００７】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明に係わる包装材を示す縦断面
図であり、これらの図から分かるように、包装材１は、
熱接着性樹脂層２、アンカー剤層３、２軸延伸ポリエス
テルフイルム層４、接着剤層５、金属箔層６、ポリエチ
レンコート層７、印刷層８、支持体層９で構成されてい
る。
図であり、これらの図から分かるように、包装材１は、
熱接着性樹脂層２、アンカー剤層３、２軸延伸ポリエス
テルフイルム層４、接着剤層５、金属箔層６、ポリエチ
レンコート層７、印刷層８、支持体層９で構成されてい
る。
【０００９】この熱接着性樹脂層２としては、エチレン
・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合
体、アイオノマー等の極性ポリオレフィン樹脂が使用さ
れ、特に粉末の入浴剤、シヤンプー等の微粉体にはその
優れたヒートシール性を持つアイオノマーが好ましい。
更に積層方法としては作業性が良く、材料原価面でも廉
価な原料が使用出来る押出コーティング法が最適であ
る。
・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合
体、アイオノマー等の極性ポリオレフィン樹脂が使用さ
れ、特に粉末の入浴剤、シヤンプー等の微粉体にはその
優れたヒートシール性を持つアイオノマーが好ましい。
更に積層方法としては作業性が良く、材料原価面でも廉
価な原料が使用出来る押出コーティング法が最適であ
る。
【００１０】次いでアンカー剤層３としては、一般には
ポリエチレンイミン系、ポリオレフィン系、ポリブタジ
ェン系、ウレタン系などの接着剤を用いて形成される
が、該香料成分を含有する内容品を包装する包装材の場
合には加水分解、縮合反応が三次元的に進行し、平衡剥
離強度、耐熱剥離強度に優れているアルキルチタネート
系の接着剤の使用が好ましい。
ポリエチレンイミン系、ポリオレフィン系、ポリブタジ
ェン系、ウレタン系などの接着剤を用いて形成される
が、該香料成分を含有する内容品を包装する包装材の場
合には加水分解、縮合反応が三次元的に進行し、平衡剥
離強度、耐熱剥離強度に優れているアルキルチタネート
系の接着剤の使用が好ましい。
【００１１】包装材１の構成として、従来より香気成分
の金属箔面への浸透による金属箔面からの剥離現象の発
生を防止するために金属箔６と熱接着性樹脂層２との間
に２軸延伸ポリエステルフイルム４が用いられている
が、層間の接着強度の安定の為に変性ポリエステル樹脂
の混合品が望ましい。
の金属箔面への浸透による金属箔面からの剥離現象の発
生を防止するために金属箔６と熱接着性樹脂層２との間
に２軸延伸ポリエステルフイルム４が用いられている
が、層間の接着強度の安定の為に変性ポリエステル樹脂
の混合品が望ましい。
【００１２】金属箔層６は、主にガスバリヤー性や水蒸
気バリヤー機能を有するアルミニウム箔等がもちいられ
る。金属箔層６の厚さは制限されないが、６〜２０μｍ
特に７〜９μｍとすることが好ましい。
気バリヤー機能を有するアルミニウム箔等がもちいられ
る。金属箔層６の厚さは制限されないが、６〜２０μｍ
特に７〜９μｍとすることが好ましい。
【００１３】此のような金属箔層６の上には、支持体層
９が設置される。支持体層９は、主に包装材の強度を持
たせたり、印刷基材となるフイルムであり、例えば、２
軸延伸ポリプロピレンフイルム、２軸延伸ポリエステル
フイルム、２軸延伸ナイロンフイルム、紙等が適してい
る。
９が設置される。支持体層９は、主に包装材の強度を持
たせたり、印刷基材となるフイルムであり、例えば、２
軸延伸ポリプロピレンフイルム、２軸延伸ポリエステル
フイルム、２軸延伸ナイロンフイルム、紙等が適してい
る。
【００１４】実施例１厚さ１２μｍの２軸延伸ポリエス
テルフイルムの片面にグラビア印刷機にて絵柄を印刷す
る、別途にウレタン系２液型接着剤を用いてドライラミ
ネートされた厚さ７μｍのアルミニュウム箔と厚さ１２
μｍの２軸延伸ポリエステルフイルム（東洋紡製、Ｓ−
ＰＥＴ）の積層フイルムのアルミニュウム箔面と、印刷
面とをポリエチレン樹脂をメルト温度２２０℃で１５μ
ｍの厚さに押出ラミネートする。その後Ｓ−ＰＥＴ面を
アンカー剤テトライソプロピルチタネート溶液にて塗布
処理し、熱接着性樹脂サーリンを３０μｍの厚さに押出
コーティングして耐香料成分性の包装材を作製した。
テルフイルムの片面にグラビア印刷機にて絵柄を印刷す
る、別途にウレタン系２液型接着剤を用いてドライラミ
ネートされた厚さ７μｍのアルミニュウム箔と厚さ１２
μｍの２軸延伸ポリエステルフイルム（東洋紡製、Ｓ−
ＰＥＴ）の積層フイルムのアルミニュウム箔面と、印刷
面とをポリエチレン樹脂をメルト温度２２０℃で１５μ
ｍの厚さに押出ラミネートする。その後Ｓ−ＰＥＴ面を
アンカー剤テトライソプロピルチタネート溶液にて塗布
処理し、熱接着性樹脂サーリンを３０μｍの厚さに押出
コーティングして耐香料成分性の包装材を作製した。
【００１５】
【発明の効果】本発明の包装材１は以上説明したように
内容物と接する面が熱接着性樹脂層２で形成され、該熱
接着性樹脂層２を形成する際に使用するアンカー剤層３
にアルキルチタネート系の接着剤を用い、更にバリヤー
層として金属箔層６、２軸延伸ポリエステルフイルム４
と構成されているので、香料成分を含有する内容物を包
装しても、包装後の経時によって内容物の香気の逃散も
なく、又開封時の引裂き性を悪化さす事なく安定した強
度を維持する包装袋を提供する。
内容物と接する面が熱接着性樹脂層２で形成され、該熱
接着性樹脂層２を形成する際に使用するアンカー剤層３
にアルキルチタネート系の接着剤を用い、更にバリヤー
層として金属箔層６、２軸延伸ポリエステルフイルム４
と構成されているので、香料成分を含有する内容物を包
装しても、包装後の経時によって内容物の香気の逃散も
なく、又開封時の引裂き性を悪化さす事なく安定した強
度を維持する包装袋を提供する。
【図１】本発明の包装材の積層構成を示す縦断面図であ
る。
る。
１ 包装材 ２ 熱接着樹脂層 ３ アンカー剤層 ４ ２軸延伸ポリエステルフイルム ５ 接着剤層 ６ 金属箔層 ７ ポリエチレンコート層 ８ 印刷層 ９ 支持体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−279325（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−293854（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−221430（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−132241（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−126448（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−6979（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−195653（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−9084（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B32B 15/08
Claims (1)
- 【請求項１】 基材層、接着剤層、金属箔層、接着剤
層、２軸延伸ポリエステルフイルム層、アルキルチタネ
ート系アンカー剤層、押出コーティングによる熱接着性
樹脂層を順に積層した構成からなることを特徴とする包
装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04064093A JP3271024B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04064093A JP3271024B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 包装材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226911A JPH06226911A (ja) | 1994-08-16 |
| JP3271024B2 true JP3271024B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=12586164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04064093A Expired - Fee Related JP3271024B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 包装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3271024B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0626003B2 (ja) * | 1985-08-31 | 1994-04-06 | キヤノン株式会社 | 磁気記録又は再生装置 |
| KR20020017142A (ko) * | 2000-08-29 | 2002-03-07 | 성재갑 | 고광택의 필름백 및 그의 제조방법 |
| JP2002192675A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Toppan Printing Co Ltd | 包装材料 |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP04064093A patent/JP3271024B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06226911A (ja) | 1994-08-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011127 |
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