JPH02269367A - 電子写真現像方法及びその現像装置 - Google Patents

電子写真現像方法及びその現像装置

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JPH02269367A
JPH02269367A JP1091219A JP9121989A JPH02269367A JP H02269367 A JPH02269367 A JP H02269367A JP 1091219 A JP1091219 A JP 1091219A JP 9121989 A JP9121989 A JP 9121989A JP H02269367 A JPH02269367 A JP H02269367A
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JP
Japan
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ink
nozzle orifice
recording
flow path
recording ink
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Application number
JP1091219A
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English (en)
Inventor
Kikuichi Sakurai
桜井 菊一
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ノンインパクトプリンティング技術に関する
ものであり、特に、記録インクを記録媒体上に飛翔させ
て記録を行う電子写真現像記録技術に用いられる電子写
真現像方法、及び電子写真現像装置に関するものである
〔従来の技術〕
従来に於ける非常に多くの電子写真現像方式では、トナ
ーと呼ばれる微粉体(直径数十μm)を電気潜像または
磁気潜像上に一様に接触させ、潜像の持つ電磁気力を用
いて潜像上にトナーを付着させて現像を行っている。
これと同様な方式として、液体現像法が挙げられる。こ
れは、液体中にトナー粒子(直径数μm以下)を分散さ
せたいわゆる液体トナーを電気潜像上に一様に塗布して
潜像の持つ電磁気力で液体トナー中のトナーを潜像上に
付着させるものである。
又ミスト現像法というものも挙げられる。これは超音波
などの加振手段を用いて液体現像剤を霧化している。こ
こで用いている液体現像剤は、上記二側と異なり染料を
溶媒(主に水)を分散させたいわゆるインクを用いるこ
とが多い、霧化した液体現像剤はグリッドなどを用いて
帯電され、電気潜像上に一様に塗布され、静電気力に依
って電気潜像上に付着する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の従来技術に於ける電子写真現像法
は、帯電または帯磁させた粉体トナー。
液体トナー;もしくはミストインクを電気または磁気潜
像上に一様に塗布している。そして電気または磁気潜像
の持つ電磁気力のみに依って粉体トナー、液体トナー、
もしくはミストインクの付着を制御している。このため
、潜像以外の不必要な箇所へのクーロン力、物理的吸着
力による粉体トナー、液体トナー、もしくはミストイン
クの付着を避けられない、この現象は、記録紙上の地か
ぶり現象と呼ばれるものであり、解像度、階調性などの
画質を低下させている。
本発明の目的は一上記の問題点を解決し、高速、高解像
度で、地かぶりのしない平面走査型電子写真現像方法及
びその装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は6つあり、その1つは、ノズルオリフィスに連
通する液路中に供給された記録インクの一部に熱エネル
ギーを供給して当該記録インクを急激に加熱・膨張させ
、前記ノズルオリフィスに、該体積膨張に基づくインク
柱を彩成し、静電気力に用いてインク柱を切断してイン
ク滴を形成し、該ノズルオリフィスより静電潜像に向っ
て該記録インク滴を飛翔させて現像プロセスを行う事を
特徴とする電子写真現像方法である。2つ目は、ノズル
オリフィスに連通する流路と該流路に連通するインク室
中とに供給された記録インクの該インク室中の該記録イ
ンクの一部に熱エネルギーを供給して当該記録インクを
急激に加熱・膨張させ、前記ノズルオリフィスに、体積
膨張に基づくインク柱を形成し、静電気力を用いてイン
ク柱を切断しインク滴を形成し、該ノズルオリフィルよ
り静電潜像に向って該記録インク滴を飛翔させて現像プ
ロセスを行う事を特徴とする電子写真現像方法である。
3つ目は、記録インクが飛び出るノズルオリフィスと、
該ノズルオリフィスに連通し記録インクが供給されるイ
ンク流路と、前記インク流路と連通し記録インクを供給
する為のインク供給孔と、前記インク流路に前記インク
供給孔を通じて記録インクを供給する為のインク供給手
段と、前記インク流路に連通ずるインク室と、前記イン
ク室中に配置した発熱部と、前記発熱部にエネルギーを
供給する手段と、前記ノズルオリフィスに形成されたイ
ンク柱を帯電する帯電手段とを少くとも備えた電子写真
現像装置である。4つ目は、記録インクが飛び出るノズ
ルオリフィスと、該ノズルオリフィスに連通し記録イン
クが供給されるインク流路と、前記インク流路と連通し
記録インクを供給する為のインク供給孔と、前記流路に
前記インク供給孔を通じて記録インクを供給する為のイ
ンク供給手段と、前記インク流路に連通するインク室と
、インク室中の記録インクの一部に電磁波を照射する電
磁波発生手段と、前記ノズルオリフィスに形成されたイ
ンク柱を帯電する帯電手段とを少くとも備えた電子写真
現像装置である。5つ目は、記録インクを飛び出させる
ノズルオリフィスと、該ノズルオリフィスに連通し記録
インクが供給されるインク流路と、前記インク流路と連
通し記録インクを供給する為のインク供給孔と、前記流
路に前記インク供給孔を通じて記録インクを供給する為
のインク供給手段と、前記ノズルオリフィス孔に連通ず
るインク流路中に設置した発熱部と、発熱部にエネルギ
ーを供給する手段と、前記ノズルオリフィスに形成され
たインク柱を帯電する帯電手段とを少くとも備えた電子
写真現像装置、6つ目は、記録インクが飛び出るノズル
オリフィスと、該ノズルオリフィスに連通し記録インク
が供給されるインク流路と、前記インク流路と連通し記
録インクを供給する為のインク供給孔と、前記流路に前
記インク供給孔を通じて記録インクを供給する為のイン
ク供給手段と、前記ノズルオリフィスに連通するインク
流路中の記録インクに電磁波を照射する手段と、ノズル
オリフィスに形成されたインク柱を帯電する帯電手段と
を少くとも備えた電子写真現像装置である。
〔作用〕
本発明の現像方法及び現像装置の作用はついて以下説明
する。
液体を急激に加熱すると、液体の体積膨張力により液体
を変位させることができる。また急激な相変化によって
も前記体積膨張がみられる。このような相変化は、例え
ば、固体→液体、液体→気体などの現象中にみられる。
具体的には、前者は溶解現象であり、後者は沸騰現象で
ある。以降は、固体の溶解現象を例にとって説明を続け
るが、前記沸騰現象についてもまったく同様な説明が成
り立つこと記憶しておいてほしい。
固体の体積膨張率は、融点から10数℃下では非常に穏
やかで直線的であるが、融点近傍に於いては急激な非線
型性を示す、更に融点より数10℃高くなると穏やかな
線型性の体積膨張を示す。
この急激な体積膨張による変位をインクオリフィス方向
へ効率よく集中することができれば、より高い柱(凸)
状のメニスカスを発生できる。
前記変位を一方向に集中するためには、前記インク流路
の断面積Sを前記体積膨張による体積■、及び柱(凸)
状メニスカスの必要な高さHを考慮して適当に小さくす
ればよい、つまり流体抵抗による損失を考慮して、 S < <V/H とすることが考えられる。前記流体損失を小さく抑える
ためには、前記インク室を設けるのは有効な手段である
と考える。前式に従って断面積を小さくし過ぎると記録
インクの供給抵抗が大きくなり、インク供給速度の低下
を招く、そこで、前記インク流路に連通したインク室を
設け、その中で前記体積膨張を発生させることが考えら
れる。前記インク室内の前記加熱箇所の近傍に流体抵抗
を持たせることにより前記インク変位を効率よくノズル
オリフィスへ伝達できる。更に前記インク室内に所望な
インク供給源を設けることにより、前記インク供給速度
の低下を防ぐことができる。
前述の急激な体積膨張を実現するために、電磁波(レー
ザ光、紫外線、赤外線、可視光線、マイクロ波など)を
レンズなどでスポット状に収束し局部的に、前記液体を
加熱すれば任意の場所に選択的かつ局所的に前記体積膨
張による柱(凸〉状メニスカスを発生させられる。同様
に、前記電磁波を一度前記発熱部に吸収させて、または
発熱部に電流を流してその発熱エネルギーを用いて前記
体積膨張を発生させても同様な柱(凸)状のメニスカス
を得ることができる。
以上の理由から、選択的にノズルオリフィスから柱(凸
)状メニスカスアレイが形成できる。
更にノズルオリフィスと対抗して近接配置された背面電
極と前記インクメニスカスとの間に静電バイアスを加え
ると背面電極と、柱(凸)状メニスカスとの間に誘導電
荷によるクーロン引力が生じる。クーロン力が記録イン
クの流体抵抗や慣性力に打ち勝つことができれば、中柱
(凸)状インクメニスカスをノズルオリフィスより離脱
させて、背面電極に向かって飛翔させることができる9
選択されていないノズルオリフィスの記録インクは柱(
凸)状にならない分り−ロンカが小さく飛翔しすらい。
前記バイアス電圧に重畳して、柱(凸)状メニスカス直
下に信号電極を設置し、記録インク滴飛翔のタイミング
に合わせてパルス電圧を印加することにより、前記誘導
電荷に加え柱(凸)状メニスカスの誘導電荷を増やすこ
とができ、故にクーロン引力も増加させることができる
。これにより、柱(凸)状記録インクの静電的選択性を
更に向上できる。
前記バイアス電圧の代わりに、前記背面電極上に電子写
真に於ける様な静電潜像を形成すれば、上記と同じ理由
に依って柱(凸)状メニスカスを前記静電潜像上に飛翔
させることができる。柱(凸)状メニスカスの帯電のタ
イミングに合わせて前記パルス電圧を加える手段を併用
すれば、上述の理由に依って更に記録インクの選択飛翔
性を増すことができるのは明白である0以上のようにし
て、背面電極上に画像を形成できる。
前記画像はそのまま記録媒体上に熱、圧力など。
に依って転写すればよい。
前記転写の終わった背面電極は、残存する前記記録イン
クを除去したのち次の現像過程で再利用される0以上が
上記の現像方法である。
〔実施例〕
第1図(a)は本発明番こ於ける電子写真現像方法を説
明するための第1の実施例の断面図で、ノズルオリフィ
ス106に連通したインク流路部分を示した図である。
基板100とノズルプレート102は記録インク104
を介して平行に相対している。ノズルプレート102に
はノズルオリフィス106が多数説けである。ここでは
その中の任意の1つを例にとって説明する。ノズルオリ
フィス106の真下の基板上には発熱部108を設けで
ある。ノズルプレートの直上には、所定の距離をおいて
感光ドラム等で成る背面電極110を設定する。背面電
極110とノズルプレート102の間には静電的なバイ
アス電圧源が設けられている。バイアス電源は直流電源
112のみ、もしくは直流電源112及び交流電源11
6より構成される0本実施例は後者の構成を取っている
。背面電極上には予め静電潜像を形成しておく、静電潜
像形成には例えば、電子写真に於ける静電潜像形成プロ
セスを用いることができる。また、背面電極110を絶
縁体で形成し、静電スタイラスをその表面に近接させて
静電誘導によって背面電極110上に静電潜像をつくる
ことなどが考えられる0発熱部108は半導体薄膜で形
成し、電極114を介して電気エネルギーを加えること
でジュール熱を発生させることができる。また背面電極
110とノズルプレートの間にはバイアス電圧がバイア
ス電源によって印加されている0次に動作を具体的に説
明する。
記録インク104と接した発熱部108に電流パルスを
印加し、上面の記録インクを急激に加熱する。印加パル
ス幅は、数μS〜100数十μSであり、印加エネルギ
ーは10μジユールである。この時に発生する前記体積
膨張力によってノズルオリフィスよりインクメニスカス
130が突出する。同時にノズルプレート102と背面
電極との間に交流電圧を発生させると、前記直流バイア
ス電圧と交流電圧とにより、インクメニスカス130表
面に静電荷が誘導される。該静電荷と背面電極上の静電
潜像118と間に発生するクーロン力によりインクメニ
スカス130を背面電極に向かって吸引しかつ付着させ
る。この時のノズルプレートと背面電極との間の距離は
、記録インク104の物性値(粘度2表面張力など)や
印加電圧によって決定されるが、本実施例では100μ
m〜1龍程度としている。またこの時の印加電圧として
は、直流バイアス電圧=1kV〜10kV、交流電圧1
00〜1kV程度とした時、安定でかつ再現性のあるイ
ンク付着が実現できた。
記録インクの成分は大別して、インクビークル、粘度調
整剤、染料/顔料、界面活性剤、キレート剤、導電率調
整剤、その他の安定剤などから構成されている。この中
の構成比が90%程度であるインクビークルに前記の体
積膨張の非線形性を持つものを用いる。この記録インク
としては温度に関して体積膨張の非線型性を有するもの
が望ましいが、同時に記録インクとしての安定性、染料
/顔料分散性、記録媒体への転写性、耐候性などを考慮
する必要がある。このためにインクビークルとしてはた
とえばエステル系脂肪酸の中で融点が約10℃、沸点が
約100℃であり、他のインク構成物との混合が容易な
ものをもちいている。具体的にはワックス系材料が有効
である6本実施例では、パラフィンワックス、モンタン
ワックスなどの石油系ワックスを用いている。
粘度調整剤としては、ポリビニールアルコール、ヒドロ
キシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース
、水溶性アクリル樹脂、ポリビニールピドリドンなどが
挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン系、ノニオン系、カチオ
ン系のものがあり、アニオン系としては、ポリエチレン
グルリコールエーテル硫酸、エステル酸、カチオン系と
しては、ポリ2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニ
ルピリジン誘導体ノニオン系としては、ポリオキシエチ
レンアルキエーテル、ポリオキシアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキ
シエチレンアルキアミン、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノアルキルエステル等が挙げられる。この他、ジェ
タノールアミン、プロパツールアミン、水酸化アンモニ
ウム、などの塩基性物質、Nメチル2ピロリドンなども
有効である。これらの界面活性剤は単独または複数を一
緒に用いてもよい。
染料としては、水溶性染料としては、塩基性染料、酸性
染料、媒染染料、酸性媒染染料、非水溶性染料としては
、硫化染料、酒精用染料、油溶染料、分散染料の他、ス
チレン染料、ナフトール染料、反応染料、クロム染料、
1:2型錯塩染料、1:1型錯塩染料、アゾイック染料
、カチオン染料などが挙げられる。これらの染料は適便
選択されて、使用されるインク溶媒中に溶解または分散
されて使用される。
顔料としては、無機顔料、有機顔料の中で耐熱性、分散
性などを考慮して数多く選択可能である。具体的には、
無機顔料としては、硫化カドミウム、スルホセレン力カ
ドミウム、硫黄、セレン、ジンククロメート、モリブデ
ン赤、ギネーグリーン、チタンホワイト、モリブデンレ
ッド、弁柄、酸化クロムグリーン、酸化コバルト、チタ
ン酸バリウム、チタニウムイエロウ、鉄黒、リサージ、
カドミウムレッド、硫化銀、群青、硫酸バリウム、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、鉛白、コバルトバイオ
レット、コバルトブルー、エメラルドグリーン、カーボ
ンブラックなどが挙げられる。
有機顔料としては、ナフトール系として例えば、ブリリ
アントカーミンBS、レーキカーミンFB、ブリリアン
トファーストスカーレット、レーキレッド4R、パラレ
ッド、パーマネントレッドR、ファーストレッドフオR
,レーキボルドー5B、バーミリオンNo、1、バーミ
リオンNo2などがあり、アニライド系としては、ジア
ゾイエロー、ファーストイエロウG、ファーストイエロ
ウ10G、ジアゾオレンジ、パイ力ルンジ、ピラゾロン
レッドなどがあり、溶性アゾ系としては、レーキレッド
、ブリリアントカーミン3B、ブリリアントスカーレト
G、レーキレッドC,レーキレッドD、レーキレッドR
,ウオッチングレッド、レーキボルドー10B、ボンマ
ルーンL・ボルマルーンMなどがある。
更にフタロシアニン系としては、フタロシアニンブルー
 ファーストスカイブルー フタロシアニングリーンな
ど、染色レーキ系としてはイエローレーキ、エオシンレ
ーキ、ローズレーキ、バイオレットレーキ、ブルーレー
キ、グリーンレーキ、セピアレーキなと、媒染系として
アリザリンレーキ、マダーカーミンなど、酸性染料レイ
キ系としては、ファーストスカイブルー、キノリンイエ
ロウレーキ、キナクリドン系、“ジオキサジン系などが
あげられる。
記録インクを帯電させるためには、記録インクの導電率
をコントロールする必要がある。実際には導電率を10
−” −10’  (Ω・口)1とするとよい、このよ
うな導電率を得るためには記録インク中に、導電率調整
剤を添加している0例えば塩化アンモニウム、塩化ナト
リウム、塩化カリウム等の無機塩、トリエタノールアミ
ン等の水溶性アミン類、第4級アンモニウム塩等が挙げ
られる。
記録媒体に付着した記録インクの強度を上げるために、
被覆強度剤を添加する。具体的には、アルキッド樹脂、
アクリル樹脂、アクリルアミド樹脂、ポリビニールアル
コール、ポリビニールピロリドンなとである。
本実施例では発熱部108として半導体薄膜材料を用い
たものを示す。
半導体薄膜材料としては、Ti、Mo、JV、Nbjr
Ta、If、Bなどの珪化物、炭化物、窒化物、はう化
物または、ニクロム等を用いている。基板106として
は、St、ガラスなどを用いている。又基板100と半
導体薄amには熱/電気絶縁層を設けている。基板上に
は半導体薄膜がフォトリソグラフィ技術を用いて形成さ
れている。半導体薄膜の上には、電極、保護層が各々1
8.17の厚みで形成されている。材料としては、無機
系では例えば、シリコンの炭化物、窒化物、酸化物、ま
た有機系としてはポリイミド、ポリベンズイミダゾール
およびそのプレポリマー、ポリキサリン、ポリパラフェ
ニレン、ポリフェニレンサルファイドなどを用いている
。また半導体薄膜の下には熱絶縁層が厚さ19で形成さ
れている。材料としては、無機系では例えば、シリコン
の炭化物、窒化物、酸化物、または有機系としてはポリ
イミド、ポリベンズイミダゾールおよびそのプレポリマ
ー、ポリキサリン、ポリパラフェニレン、ポリフエニリ
パラフェニド、ポリピロール、ポリチェニレンなどを用
いている。また、ポリビニールアルコール、ポリイミド
、ボリビニレンナメートなどの絶縁性感光樹脂を用いる
とバターニングが簡単にでき製造が簡単になる。
第1図(b)は本発明における第2の実施例である。こ
の例は、発熱部108に加えるエネルギーとして電気エ
ネルギー(電流)のかわりに電磁波エネルギーを用いた
ことを特徴としている。
この他の点は第1の実施例と同じである。ここでは電磁
波エネルギーとしてエネルギー密度が高く制御性に秀れ
たレーザー光を用いた。
静電潜像118がノスルオリフィス106の近傍に接近
するタイシングに同期してレーザーダイオード126を
発振させ、レーザ光を発生させる。該レーザー光は偏向
器124に導かれ、所望のノズルオリフィス近傍の記録
インク104を発熱させるように偏向される。該偏向さ
れたレーザー光は集光レンズ系122によって平行光の
ままスポット状に絞られ、発熱部108に集光される。
スポット径は、ノズルオリフィスの直径、インク物性、
印加電圧などにより決定されるが、本実施例では10〜
100μmφ程度としている。
本実施例で示したレーザー偏向方法以外にもたとえば、
一般のレーザービームプリンタ内で用いられているポリ
ゴンミラー、ビームエキスパンダw、f−θレンズなど
を用いた光学系を流用することも可能である0発熱部1
08材料としてはTi、No、If、V、Nb、Zr、
Ta、Hf、IIなどの珪化物、炭化物、窒化物、はう
化物またはニクロムなどを用いることができる。
上記実施例は発熱部にレーザー光を照射しているが、発
熱部に照射しないで記録インクにレーザー光を照射して
直接インクを加熱する方法を採ってもよい、このように
電磁波(赤外線、可視光線、赤外線)を用いて記録イン
クを直接加熱するときは、それらの電磁波エネルギーの
吸収効率のよい発熱剤を記録インクに添加する必要があ
る。
特に、赤外線を用いて加熱するときは1、記録インク中
の顔料、染料に赤外線吸収特性をもたせることは有効で
ある。具体的には、顔料としては、カーボンブラック、
群青、カドミウムイエロウ、弁柄、クロムイエロウ等の
無機顔料、または、アゾ系、トリフェニルメタン系、キ
ノリン系、アントラキノン系、フタロシアニン系などの
有機顔料が有効である。また染料としては、水溶性にグ
ロシン、変性水溶性ニグロシン、アルコール可溶性にグ
ロシンなどが有効である。
第2図(a)は本発明における第3の実施例であり、イ
ンク流路内で記録インクの体積膨張を発生させているこ
とを特徴とする。インク流路208は2枚のノズルプレ
ート212をギャップhをなもって対向させることによ
って形成される。またインク流路208はインク室21
0と連通している0発熱部202は一方のノズルプレー
ト上に形成されている。ここでは前述の半導体薄膜を用
いた例を示しである。ノズルプレートの先端には帯電電
極200が形成しである。これと対向して背面電極21
8を設ける。該対向距離は約1100At程度である。
背面電極218と帯電電極200との間には直流電源2
22、交流電源2−20が接続されている。その他の構
成要素及び動作については第1の実施例と同様なので省
略する。
第2図(b)は発熱部を発熱させる方法とにレーザー光
を用いた第4の実施例である。第2の実施例で示したよ
うにレーザー光以外の電磁波ネルギーを用いることも可
能である0発熱部202に電極を設ける替りに発熱部に
電磁波を照射する照射系(レーザダイオード224、偏
向器226、′集光レンズ系228で構成)を設けた魚
具外は第3の実施例と同様の構成である。動作は第2の
実施例と同じである0発熱部への供給する電磁波エネル
ギーとしてマイクロ波を用いる場合は、ノズルプレート
の周囲に高周波加熱用のコイルを設ける、あるいは空洞
共振器を設ければよい。
ノズルプレート212のうち発熱部202を形成するプ
レートは、入射させる電磁波エネルギーを良く透過する
材料を用いるべきである0本実施例では500〜1μm
程度の波長帯を用いるので、一般に用いられている光学
レンズで十分であるが、工業上基板として入手可能な合
成石英を該ノズルプレートとして用いている。また発熱
部202を設ける替りに、記録インク204中に電磁波
エネルギー吸収剤を添加して、電磁波エネルギーで直接
記録インクを加熱することができるのは前述と同様であ
る。
第3図(a)は本発明に於ける電子写真現像装置の第5
の実施例についてのノズル近傍の断面図、第3図(b)
は第3図(a)のA−A’での断面図である0発熱部3
02としては前述の半導体薄膜を用いている。ノズルプ
レート312上にはインク室324が形成されている。
該インク室付ノズルプレートは電気メツキ法により形成
している。インク室324は記録インク328がインり
供給孔303からノズルオリフィス301までメニスカ
スの力で供給される際の流体抵抗を小さくし、供給スピ
ードを速めるためのものであり、発熱部302から10
〜500μm離れて平行に、幅100〜5龍、下方のノ
ズルプレートからの高さは20〜200μmで形成され
ている。また、インク流路308内の発熱部302に隣
接して流体抵抗である壁326が形成されている。これ
により発熱部近傍で発生させた体積膨張によるインク変
位をより効率よくノズルオリフィス301の方向へ伝達
することができる。該壁326の寸法形状(W−H−L
)は W=10〜100μm 8210〜100μm L=50〜1000μm 程度であれば十分である(第3図(b)参照)。
帯電電極300等上記以外の構成及び動作については第
2図(a)で示した実施例と同様である。
第3図(c)は発熱部に加えるエネルギーとして電磁波
エネルギー(ここではレーザー光)を用いた、第6の実
施例を示す図である。インク室324を備えた点及び壁
326を設けた点を除けば第2図(b)で示した例と同
じ構成動作である。
尚、実施例ではいずれもインク流路内で記録インクを加
熱する構成になっているが、発熱部をインク室内に設け
、インク室内で記録インクを加熱する構成にしても実施
例と同様の効果が得られる。また、実施例では発熱部を
発熱させて記録インクを加熱する構成になっているが、
発熱部を設けず、電磁波を直接記録インクに照射して記
録インクを直接加熱する構成としてもよい、この場合も
加熱する部位はインク流路内でもインク室内でも効果は
同じである。
実施例で説明及び図系を省略した部分は従来用いられて
いるインクジェット記録ヘッドのものと同じである。
〔発明の効果〕
上記の構成による本発明に依れば、従来の電子写真現像
法に用いられるトナー攬氾プロセス、磁気ブラシ法、電
気泳動法にみられるトナー濃度調整機構、またパウダー
クラウド法に見られるトナージャンピング機構が不用と
なり、高速、高解像度で、地かぶりのしない現像が可能
となる。
また、インクジェット記録法と同様な転写原理により、
マジェンタ、シアン、イエロウの3色の記録インクを液
体状に、して同時に飛翔させ背面電極上に画像を形成す
ることができるので、電子写真記録方式、熱転写記録方
式のように多数回の転写プロセスを用いず、1回のプロ
セスでフルカラー画像を容易に形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の発熱部に半導体薄膜を用いた電
子写真現像方法を説明する断面図である。第1図(b)
は本発明の電子写真現像方法において、その発熱部に電
磁波を照射した実施例を説明する断面図である。第2図
(a)は本発明における第3の実施例を説明するための
断面図であり、第2図(b)は電磁エネルギーを発熱部
に照射した第4の実施例を説明する断面図である。第3
図(a)、(b)はインク室を設けた第5の実施例であ
り、第3図(c)は第6の実施例である。 100・・・基板、102・・・ノズルプレート、1゜
6・・・ノズルオリフィス、108・・二発熱部、12
6・・・レーザダイオード、200・・・帯電電極、3
24・・・インク室。 代理人 弁理士  内 原  晋 箭  /n≧l (bン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ノズルオリフィスに連通する液路中に供給された
    記録インクの一部に熱エネルギーを供給して当該記録イ
    ンクを急激に加熱・膨張させ、前記ノズルオリフィスに
    、該体積膨張に基づくインク柱を形成し、静電気力を用
    いて該記録インクのインク柱を切断してインク滴を形成
    し、該ノズルオリフィスより静電潜像に向って該記録イ
    ンク滴を飛翔させて現像プロセスを行う事を特徴とする
    電子写真現像方法。
  2. (2)ノズルオリフィスに連通する液路と該液路に連通
    するインク室中とに供給された記録インクの該インク室
    中の該記録インクの一部に熱エネルギーを供給して当該
    記録インクを急激に加熱・膨張させ、前記ノズルオリフ
    ィスに、該体積膨張に基づくインク柱を形成し、静電気
    力を用いて該記録インクのインク柱を切断してインク滴
    を形成し、該ノズルオリフィルより静電潜像に向って該
    記録インク滴を飛翔させて現像プロセスを行う事を特徴
    とする電子写真現像方法。
  3. (3)記録インクが飛び出るノズルオリフィスと、該ノ
    ズルオリフィスに連通し記録インクが供給されるインク
    流路と、前記インク流路と連通し記録インクを供給する
    為のインク供給孔と、前記インク流路に前記インク供給
    孔を通じて記録インクを供給する為のインク供給手段と
    、前記インク流路に連通するインク室と、前記インク室
    中に配置した発熱部と、前記発熱部にエネルギーを供給
    する手段と、前記ノズルオリフィスに形成されたインク
    柱を帯電する帯電手段とを少くとも備えた電子写真現像
    装置。
  4. (4)記録インクが飛び出るノズルオリフィスと、該ノ
    ズルオリフィスに連通し記録インクが供給されるインク
    流路と、前記インク流路と連通し記録インクを供給する
    為のインク供給孔と、前記流路に前記インク供給孔を通
    じて記録インクを供給する為のインク供給手段と、前記
    インク流路に連通するインク室と、前記インク室中の記
    録インクの一部に電磁波を照射する電磁波発生手段と、
    前記ノズルオリフィスに形成されたインク柱を帯電する
    帯電手段とを少くとも備えた電子写真現像装置。
  5. (5)記録インクが飛び出るノズルオリフィスと、該ノ
    ズルオリフィスに連通し記録インクが供給されるインク
    流路と、前記インク流路と連通し記録インクを供給する
    為のインク供給孔と、前記流路に前記インク供給孔を通
    じて記録インクを供給する為のインク供給手段と、前記
    ノズルオリフィス孔に連通するインク流路中に設置した
    発熱部と、前記発熱部にエネルギーを供給する手段と、
    前記ノズルオリフィスに形成されたインク柱を帯電する
    帯電手段とを少くとも備えた電子写真現像装置。
  6. (6)記録インクが飛び出るノズルオリフィスと、該ノ
    ズルオリフィスに連通し記録インクが供給されるインク
    流路と、前記インク流路と連通し記録インクを供給する
    為のインク供給孔と、前記流路に前記インク供給孔を通
    じて記録インクを供給する為のインク供給手段と、前記
    ノズルオリフィスに連通するインク流路中の記録インク
    に電磁波を照射する手段と、ノズルオリフィスに形成さ
    れたインク柱を帯電する帯電手段とを少くとも備えた電
    子写真現像装置。
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US6282392B1 (en) 1999-03-11 2001-08-28 Nec Corporation Image formation apparatus
JP2021026066A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 凸版印刷株式会社 パターン形成方法およびパターン形成装置

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JPS625282A (ja) * 1985-06-29 1987-01-12 Toshiba Corp 記録装置
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