JPS61116549A - 液体噴射記録ヘッド - Google Patents

液体噴射記録ヘッド

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JPS61116549A
JPS61116549A JP17546185A JP17546185A JPS61116549A JP S61116549 A JPS61116549 A JP S61116549A JP 17546185 A JP17546185 A JP 17546185A JP 17546185 A JP17546185 A JP 17546185A JP S61116549 A JPS61116549 A JP S61116549A
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orifice
energy
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Ichiro Endo
遠藤 一郎
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佐藤 康志
Seiji Saito
誠二 斉藤
Takashi Nakagiri
孝志 中桐
Shigeru Ono
茂 大野
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/02Ink jet characterised by the jet generation process generating a continuous ink jet

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は記録装置、殊には記録媒体を飛翔させで記録す
る記録装置に関する。
ノンインパクト記録法は、記録時に於ける騒音の発生が
無視し得る程度に極めて小さいという点に於いて、!&
近間心を集めている。その中で、高速記録が回走であり
、而も所謂普通紙に特別の定着も理を必要とせずに記録
の行える所謂インクジェット記録法は、極めて有力な記
録法であつて、これ迄にも様々な方式が考案され、改良
が加えられて商品化されたものもあれば、現在も尚実用
化への努力が続けられているものもある。
この様なインクジェット記録法は、所;謂インクと称さ
れる記録媒体の小滴(iiroplet)流を飛翔させ
、記録部材に付着させて記録を行うものであって、この
記録媒体の小滴の発生法及び発生された記録媒体小滴の
飛翔方向を制御する為の制御方法によって幾つかの方式
に大別される。
先ず第1の方式は例えばυ5P3060429に開示さ
れているもの(Tele  type方式)であって、
記録媒体の小滴の発生を静電吸引的に行い1発生した記
録媒体小滴を記R@号に応じて電界制御し、記録部材上
に記録媒体小滴を選択的に付着させて記録を行うもので
ある。
これに就いて、更に詳述すればノズルと加速電極間に電
界を掛けて、一様に帯電した記録媒体小滴をノズルより
吐出させ、該吐出した記録媒体小滴を記録信号に応じて
電界制御可能な様に構成されたxy偏向電極間を飛翔さ
せ、電界の強度変化によって選択的に小滴を記無部材上
に付着させて記録を行うものである。
第2の方式は、例えばUSP3596275゜USP3
298030等に開示されている方式(Sweet方式
)であって、連続振動発生法によって帯電量の制御され
た記録媒体の小滴を発生させ、この発生された帯電量の
制御された小滴を、一様の電界が掛けられている偏向電
極間を飛翔させることで、記録部材上に記録を行うもの
である。
具体的には、ピエゾ振動素子の付設されている記録ヘッ
ドを構成する一部、であるノズルのオリフィスの前に記
録信号が印加される様に構成した帯電電極な所定距離だ
け離して配置し、前記ピエゾ振動素子に一定周波数の電
気信号を印加することでピエゾ振動素子を機械的に振動
させ、前記オリアイスより記録媒体の小滴を吐出させる
。この時前記帯電電極によって吐出する記録媒体小滴に
は電荷が静電誘導されて、小滴は記録信号に応じた電荷
量で帯電される。帯電量の制御された記録媒体の小滴は
、一定の電界が一様に掛けられている偏向電極間を飛翔
する時、付加された帯電量に応じて偏向を受け、記録信
号を担う小滴のみが記録部材上に付着し得る様にされて
いる。
第3の方式は例えばUSP3418153に開示されて
いる方式(Hertz方式)であって、ノズルとリング
状の帯電電極間に電界を掛け、連続振動発生法によって
、記録媒体の小滴を発生霧化させて記録する方式である
。即ちこ。
の方式ではノズルと#F電電極間に掛ける電界強度を記
録信号に応じて変調することによって小滴の霧化状Sを
制御し、記録画像の階調性を出して記録する。
第1の方式は1例えばυ5P3747120に開示され
ている方式(Stemme方式)で、この方式は前記3
つの方式とは根本的に原理が異なるものである。
即ち、前記3つの方式は、何れもノズルより吐出された
記録媒体の小滴を、飛翔している途中で電気的に制御し
、記録信号を担った小滴を選択的に記録部材上に付着さ
せて記録を行うのに対して、該Stemme方式は、記
録信号に応じてオリフィスより記録媒体の小滴を吐出飛
翔させて記録するものである。
詰り、Stemmstype方式体を吐出するオリフィ
スを有する記録ヘッドに付設されいるピエゾ振動子素子
に、電気的な記録信号を印加し、この電気的記録信号を
ピエゾ振動素子の機械的振動に変え、該機械的振動に従
って前記オリフィスより記録媒体の小職を吐出飛翔させ
て記録部材に付着させることで記録をJテうものである
これ等、従来の4つの方式は各々に特長を有するもので
あるが、又、他方に於いて解決され得る可き点が存在す
る。
即ち、第1から、第3の方式は記録媒体の小滴の発生の
直接的エネルギーが電気的エネルギーであり、又小滴の
偏向制御も電界Mmである。その為に第1の方式に於い
ては構成上はシンプルであるが、小滴の発生に高電圧を
要し。
又記録ヘッドのマルチノズル化が困難であるので高速記
録には不向きである。
第2の方式は、記録ヘッドのマルチノズル化が可能で高
速記録に向くが、構成上複雑であリ、又記録媒体小滴の
電気的制御が高度で困難であること、記録部材上にサテ
ライトドツトが生じ易いこと等の問題点がある。
wS3の方式は記録媒体小滴を霧化することによって階
調性に優れた画像が記録され得る特長を有するが、他方
霧化状態の制御が困難であること、記録画像にカブリが
生ずること及び記録ヘッドのマルチノズル化が困難で、
高速記録には不向きであること等の諸M題点が存する。
第1の方式は、第1乃至第3の方式に比べ利点を比較的
多く有する。即ち、構成上シンプルであること、オンデ
マンド(andemand)で記録媒体をノズルより吐
出して記録を行う為に、第1乃至第3の方式の様に吐出
飛翔する小滴の中1画像の記録に要さなかった小滴を回
収することが不要である喜及び@i乃至第2の方式の様
に、導電性の記録媒体を使用する必要性がなく記録媒体
の物質上の自由度が大である事等の大きな利点を有する
。面乍ら、一方に於て、記録ヘッドの加工上に問題であ
ること、所望の共&!数を有するピエゾ振動素子の小型
化が極めて困難である事等の理由から記録ヘッドのマル
チノズル化が難しく、又、ピエゾ振動素子の機械的振動
という機械的エネルギーによって記録媒体小滴の吐出飛
翔を行うので高速記録には向かない事、等の欠点を有す
る。
この様に従来法には、構成上、高速記録化上、記録ヘッ
ドのマルチノズル化上、サテライトドツトの発生及び記
録画像のカブリ発生等の点に於いて一長一短があって、
その長所を利する用途にしか適用し得ないという制約が
存在していた。
従って1本発明は、上記の諸点に鑑み、構造的にシンプ
ルであってマルチノズル化を容易にし、高速記録が可能
であって、サテライトドツトの発生がなく、カブリのな
い鮮明な記録画像の得られる新規な記録装置を提供する
ことを主たる目的とする。
本発明によれば記録液体を吐出し飛翔的液滴を形成する
為の所定の開口面積を有するオリフィスを有し、記録液
体で満たされ該記録液体の流れを生ずる互いに略々平行
に配列されたノズルの複数と、該ノズルの前記オリフィ
スの上流側に付設された電気熱変換体と、前記ノズルに
前記記録液体を供給する為の記録液体供給手段と、記録
情報信号の入力に応答して前記電気熱変換体を駆動する
為の信号を発生する信号処理手段と、を具備する事を特
徴とする記録装置が提供される。
11立11 本発明の概要を第1図を以って説明する。
第1図は本発明の基本的原理を説明する為の説明図であ
る。
ノズル1内には、ポンプ等の適当な加圧手段によって、
それだけではオリフィス2より吐出されない程度で圧力
Pが加えられている記録媒体3が供給されている。今、
オリフィス2より見の距離のノズルl内にある記録媒体
3aが熱エネルギーの作用を受けると記録媒体3aの急
激な状態変化により、作用させたエネルギー量に応じて
ノズルlの幅見内に存在する記録媒体3bの一部分又は
全部がオリフィス2により吐出されて記録部材4方向に
飛翔して、記録部材4上の所定位置に付着する。オリフ
ィス2より吐出されて飛翔する記録媒体の小滴5の大き
さは1作用させる熱エネルギー量、ノズル2内の存在す
る記録媒体の熱エネルギーの作用を受ける部分3aの幅
Δ文の大きさ、ノズル2の内径d、オリフィス2の位置
より熱エネルギーの作用を受ける位置迄の距離見、記録
媒体に加えられる圧力P、記録媒体の比熱、熱伝導率、
及び熱膨張係数等に依存する。従って、これ等の要素の
何れか一つ又は二つ以上を変化させることにより、小滴
5の大きざを容易に制御することが出来、所望に応じて
任意のドロプレット径、スポット径を以って記録部材4
上に記録することが可能である。殊に距離見を任意に変
化させ得ることは、記録時に熱エネルギーの作用位置を
所望に応じて適宜変更し得ることであって。
従って1作用させる熱エネルギーの単位時間当りの量を
変化させなくともオリフィス2より吐出飛翔する記録媒
体小滴5の大きさを記録時に任意に制御して記録するこ
とが出来1階調性のある記録画像が容易に得られる。
本発明に於て、ノズル1内にある記録媒体3に作用させ
る熱エネルギーは時間的に連続して作用させても良いし
、又パルス的に0N−OFFして不連続に作用させても
良い。
パルス的に作用させる場合には、振動数、41幅および
パルス幅を所望に応じて任意に選択し、又変化させるこ
とが容易に出来るので、小滴の大きさおよび単位時間当
りに発生する小滴の個数NOを極めて容易に制御するこ
とが出来る。
記録媒体3に熱エネルギーを時間的に不連続化して作用
させる場合には1作用させる熱エネルギーに記録情報を
担わせることが出来る。
この場合、記録情報信号に従って、記録媒体3には熱エ
ネルギーが作用されるので、オリフィス2より吐出飛翔
する小滴5は何れも記録情報を担っており、従ってそれ
等の総てが記録部材4に付着する。
熱エネルギーに記録情報を担わせないで、不連続的に記
録媒体3に作用させる場合には、ある一定の周波数で不
連続化して作用させるのが好ましい。
この場合の周波数は、使用される記録媒体の種類及びそ
の物性、ノズルの形態、ノズル内の記録媒体体積、ノズ
ル内への記録媒体供給速度、オリフィス径、記録速度等
を考慮して所望に応じて適宜決定されるものであるが、
通常l〜1ooOKHz好適には50〜500KHzと
されるのが望ましい。
熱エネルギーを時間的に連続して作用させる場合には、
小滴の大きさ及び単位時間当りに発生する小滴の個数N
Oは、単位時間当りに作用する熱エネルギー量、ノズル
l内の記録媒体に加えられる圧力P、記録媒体の比熱、
熱膨張係数及び熱伝導率、小滴がオリフィス2から吐出
飛翔する為のエネルギーに主に依存することが木発明者
等によって確認されている。従って、これ他の中、単位
時間当りに作用する熱エネルギー量又は/及び圧力Pを
制御することによって、小滴の大きさ及び小滴の個数N
Oを制御することが出来る。
本発明に於いて、記録媒体3に作用させる熱エネルギー
は熱変換エネルギーを熱変換体に供給することによって
発生される。熱変換エネルt−としては、熱エネルギー
に変換し得るエネルギーであれば総て採用され得るが、
供給、伝達及び制御等の容易さから、通常、電気エネル
ギー、電磁波エネルギーが好ましいものとして採用され
る。電磁波エネルギーとしては、レーザー、メーザ−1
赤外線、紫外線、可視光線。
高周波、電子ビーム等のエネルギーを挙げることが出来
る。殊に、熱変換効率が大きい、伝達、供給及び制御が
容易である。装置的に小型化し得る事等の利点からレー
ザエネルギーの採用は好適とされる。
本発明に於いて熱変換エネルギーとして電気エネルギー
を採用する場合には、熱交換体は。
ノズルlに直+a接触して設けても良いし、又は、間に
熱伝導効率の良い物質を介在させて設けても良いが、何
れの場合にもノズル1に設けられI−熱交換体から発生
された熱エネルギーを記録媒体3に伝達して作用させる
又、更には、この電気エネルギーを採用する場合に於い
ては、ノズルlの少なくとも電気エネルギーの作用部分
自体を熱変換体で構成しても良い。
熱変換エネルギーとして電磁波エネルギーを採用する場
合には、熱交換体は、記録媒体3自体とし得ることも出
来るし、又ノズル1に付設した構成としても良い。
例えば、記録媒体3に電磁波エネルギー吸収発熱体物質
を含有させておけば、電磁波エネルギーを記録媒体3が
直接吸収して発熱し、状態変化を起してノズルより記録
媒体の小滴が吐出飛翔し得るし、又、例えばノズルlの
外部表面にf磁波エネルギー吸収発熱体層を設けて置け
ば、該層が電磁波エネルギーを吸収して発熱し、該発生
した熱エネルギーがノズルlを仲介して記録媒体3に伝
達され、それによって記録媒体3が状態変化を起し、小
滴がノズルl外に吐出飛翔され得る。
本発明に於いて使用される記録部材4としては、本発明
の技術分野に於いて通常使用されているものは総て有効
である。
その様な記録部材としては1例えば1紙、プラスチック
シート、金属シート、或いはこれ等をラミネートしたシ
ートものが例示されるが。
これ等の中記録性、コスト上、取扱い上等の点ψら紙が
好適とされる。この様な紙としては。
普通紙、上質紙、軽量コート紙、コート紙。
アート紙等が挙げられる。
i1ユ且1 本発明の実施態様の典型的な例の幾つかを図面を以って
説明する。
(1)第2図には、熱変換エネルギーに電気エネルギー
を利用し、記録媒体オンデマンド(recording
   medium   ondemand)で記録す
る場合の好適な実施態様の一例を模式的に説明する為の
説明図が示される。
第2図に於いて、記録ヘッド6は、ノズル7の所定位置
に例えば所謂サーマルヘッドの如き電気熱変換体8が付
設された構成とされている。ノズル7内には記録媒体供
給部9より、ポンプ10によって、所定の圧力が加えら
れた液体状の記録媒体11が供給されている。
バルブ12は、記録媒体11の流琶をm!Iしたり、或
いは記録媒体11のノズル7側への流れを遮断する為に
設けられている。
第2図の実施態様に於いては電気熱変換体8はノズル7
の先端より所定の距離な隔ててノズル7の外壁に密着し
て設けられるが、この密着の度合を一層効果的に成す為
には、熱伝導性の良い媒゛体を介在させてノズル7に付
設させても良い。
第2図の実施態様に於いては、電気熱変換体8は、ノズ
ル7に固設させたものとして示しであるが、ノズル7上
を位置移動可能な状態でノズル7に付設させて置くか或
いは別の位置に別の電気熱変換体を設置するかしておけ
ば、その発熱位置を適宜所望に応じて移動させることに
よって、ノズル7より吐出する記録媒体11の小滴の大
きさを適当に制御することが可能となる。
第2図に示される構成の実施態様の記録法を具体的に説
明すれば、記録情報信号を信号処理手段(signal
  proussingme a n s) l 4に
入力し、該信号処理手段14によって記録情報信号を0
N−OFFのパルス信号に変換して、該パルス信号を電
気熱変換体8に印加することによって成される。
電気熱変換体7に記録情報信号に応じて変換された前記
パルス信号が印加されると電気熱変換体8は瞬時に発熱
し、この発生した熱エネルギーが電気熱変換体8の付近
にある記録媒体11に作用する。熱エネルギーの作用を
受けた記録媒体11は瞬間的に状態変化を起し、該状態
変化によて、ノズル7のオリフィス15より記録媒体1
1が小滴13となって吐出飛翔し。
記録部材16に付着する。
この時のオリフィス15より吐出される小滴13の大き
さは、オリフィス15の径、電気熱変換体8の付設位置
からノズル7内に存在している記録媒体の量、記録媒体
の物性、パルス信号の大きさに依存する。
記録媒体の小滴13がノズル7のオリフィス15より吐
出すると、ノズル7内には、吐出した小滴に相当する量
の記録媒体が記録媒体供給部9より供給される。この時
の、この記録媒体の供給時間は、印加されるパルス信号
の0N−OFFの間の時間よりも短い時間であることが
必要である。
電気熱変換体8より発生された熱エネルギーが記録媒体
11に伝達されて、電気熱変換体8の付近にある記録媒
体が状態変化を起し、電気熱変換体8の位置よりノズル
7の先端側にある記録媒体の一部又は全部が吐出される
と、記録媒体が記録媒体供給部9より瞬時に補給される
と共に、電気熱変換体B付近は、電気熱変換体8に次の
パルス信号が印加される迄、再び元の熱的定常状態に戻
る方向に進む。
記録ヘッド6が図の様にシングルノズルの場合、記録走
査法としては、記録ヘッド6の移動方向と記録部材16
の移動方向を記録部材16の平面内に於いて垂直となる
様にすることに成され、これによって記録部材16の全
領域に記録を行うことが出来る。又、後述する様に記録
ヘッド6の有するノズルをマルチ化すれば記録スピード
は一段と向上し、又は或いは、記録ヘッド6のノズルを
記録部材16の記録に要する幅の分だけ一部に並べた構
I&(バー構成)とすれば、記録ヘッド6を移動させな
がら記録する必要はなくなる。
電気熱変換体8としては、電気エネルギーを熱エネルギ
ーに変換するものであれば大概の変換体が有効に使用さ
れ、殊に通常感熱記録分野に於いて使用されている所謂
サーマルヘッドが好適に使用される。
この様な電気熱変換体は1通電すると発熱するだけのタ
イプのものであるが、記録情報信号に応じた記録媒体へ
の熱エネルギーの作用の0N−OFFを一層効果的に行
うには、ある方向に通電すると発熱し、該方向とは逆方
向に通電すると吸熱する。所謂ベルチイエー効果(Pe
ltier  effect)を示すタイプの電気熱変
換体を使用すると良い。
その様な電気熱変換体としては、例えばBiとSbの接
合素子、(Bi−3b)2Te3とBi2(Te・5e
)3の接合素子等が挙げられる。
更には又、電気熱変換体としてサーマルヘッドとベルチ
イエ素子を組合せて用いたものも有効である。
(2)第3図には本発明の別の好適な実施態様の模式的
説明図が示されている。
第3図に示されている記録ヘッド17も、第2図で示し
うた場合と同様、ノズル18に電気熱変換体19が付設
された構成とされており。
ノズル18は、記録媒体21が吐出する為に所定の径の
オリフィスを有している。
記録ヘッド17と記録媒体供給部22とはポンプ23を
介在させて記録媒体輸送管で連結されており、ノズル1
6内にはポンプ23によって所望の圧力が加えられた記
録媒体21が供給されている。
電気熱変換体19には、記録媒体の小滴24が所定の時
間間隔を於いてオリフィス20より定常的に吐出する様
に電気熱変換体19が発熱するために、電流電圧源25
が接続されている。
記録ヘッド17と記録部材26との間には、ノズル18
の前面から微小間隔を設けて、オリフィス20より吐出
する記録媒体小滴27を帯電する為の帯電電極28、帯
電された小滴27の飛翔方向を、その帯電量に応じて偏
向する為の偏向電極30がノズル18の中心を通る軸に
その中心が一致する様に配置されており、更に記録に不
要な記録媒体の小滴29が回収する為のガター31が偏
向電極30と記録部材26との間の所定位置に設置され
ている。ガター31で回収された記録媒体は再使用され
る為に濾過器32を通って再び記録媒体供給部22に戻
される。
濾過器32は、ガター31によって回収された記録媒体
中に混在している記録に悪影響(ノズル18の目詰まり
等)を及ぼす不純物を除去する為に設けられている。
帯電電極28には、入力される記録情報信号を処理して
、その出力信号を帯電電極28に印加する為の信号処理
手段33が接続されている。
今、ノズル18内にある記録媒体21七帯電電極28間
に、記録情報信号に応じた信号電圧を印加し、電気熱変
換体19に連続的に又は。
一定時間間隔で不連続的に電流を流して熱エネルギーを
発生させると、記録情報信号に応じた帯電量を有する記
録媒体小滴がオリフィス2゜より吐出して帯電電極28
間を記録部材26方向に飛翔して行き偏向電極30間を
通過する時に、その帯電量に応じて、高圧電源34によ
って偏向電極30間につくられている電界によって偏向
を受け、記録に要する記録媒体の小滴のみが記録部材2
6に付着して記録が行われる。
オリフィス20より小滴27の吐出する時間と帯電電極
2Bに印加する信号電圧の印加時とのタイミングを調整
することによって記録部材26に付着する記録媒体の小
滴としては2電荷を担った小滴とすることも出来るし、
又、電荷を担っていない小滴とすることも出来る。
記録に使用する小滴としては、電荷を担う・Cいない小
滴毫使用する場合には、小滴の吐出方向は、!i力方向
とし、各記録に要する手段は、その為に都合の良い様に
配置するのが好ましい。
(3)第1図には1本発明の更に別の好適な実施態様の
模式的説明図が示される。
第1図の実施態様の実施態様は、熱変換エネルギーとし
て電磁波エネルギーの一種であるレーザー光のエネルギ
ーを利用すること及び。
その為の構成上に相違がある以外は、第2図に示す実施
態様と根本的には同様である。
レーザー発振器40より発生されたレーザー光は、光変
調器41に於いて、光変調器駆動回路42に入力されて
電気的に悪理を受けて出力される記録情報信号に従って
パルス変調される。パルス変調されたレーザー光は走査
器43を通り、集光レンズ44によって記録ヘッド35
を構成する要素の一つであるノズル36の所定位置に焦
点が合う様に集光され、ノズル36のレーザー光の照射
を受けた部分を加熱するか又は/及びノズル36内にあ
る記録媒体45を直接加熱する。
レーザー光をノズル36の壁に集光させて加熱し、この
時の熱エネルギーを/プル35内部の記録媒体44に作
用させて状態変化を起させる場合には、ノズル36のレ
ーザー光照射部をレーザー光を効率良く吸収して発熱す
る物質で構成したり、或いは、その様な物質をノズル3
6の外表面に塗布又は巻きつける等の方法によって設け
ても良い。
この様な場合の具体的な例としては1例えばカーボンブ
ラック等の赤外線吸収発熱剤を適な樹脂結着剤と共に、
ノズル36のレーザー光照射部に塗布して設ける等があ
る。
第1図に示す実施態様に於ける顕著な特長は、走査器4
3によってレーザー光の照射位置を任意に変更すること
により、ノズル36より吐出される記録媒体の小滴46
の大きさを制御することが出来、従って記録部材39に
形成される画像濃度を任意に調整することが出来ること
である。
更に別の特長は、記録媒体の小満46が記録情報信号に
従ってオリフィス37より、帯電されることなく、吐出
飛翔そて記録部材39上に付着する為、例えば記録部材
39が移送によって帯電されている場合でも、その影響
を全く受けないということである。この点は第2図に示
される実施態様の場合と同様の特長である。
更に又、別には、熱変換エネルギーとして電磁波エネル
ギーの一種であるレーザー光エネルギーを非接触でノズ
ル36又は/及び記録媒体45に作用させ得るので、記
録ヘッド35の構造は極めてシンプル化及び低コスト化
し得。
従って、殊に記録ヘッド35のマルチノズル化の場合に
は、このメリットが最大限に発揮され得る。
このマルチノズル化記録ヘッドを使用する場合、複雑な
電気的回路を記録ヘッドの各ノズル毎に設けることなく
単に多数並べられたノズルの各々にレーザー光を照射す
るだけで各ノズル内の記録媒体に熱エネルギーを作用さ
せ得るので、記録ヘッドの保守の点からも極めてメリッ
トが大3い。
光変調器41としては、一般的にレーザ記録分野に於い
て使用されている光変調器の多くを用いる事が出来るが
、高速2鎧の場合には、殊に音響光学光変調器(AOM
)、電気光学変調器(ROM)が有効であり、これ等に
は、変調器をレーザー共振器外部に置く外部光変調方式
と、その内部に置く内部変調方式があるが本発明に於い
ては、j’!方式とも適用され得る。
走査器43には、4m械式と電子式があり、記録速度に
応じて各々適した方式のものが採用される。
機械式走査器としては、ガルバノメーターや電歪素子、
a1歪素子をミラーと連動させたもの、高速モータにミ
ラー(回転多面鏡)、レンズ或いはホログラムを連動さ
せたものがあり。
前者は低速記録、後者は高速2鎧に適している。
電子式走査器としては、音響光学素子、電気光学素子、
光IC素子等が挙げられる。
(4)第5図には1本発明の更に別の好適な実施態様の
模式的説明図が示される。
第5図の実施態様は、熱変換エネルギーとして第3図の
実施態様に於ける電気エネルギーの代りに144図に示
した実施態様で示した様な電磁波エネルギーの一種であ
るレーザー光エネルギーを利用するもので、この点によ
る構成上の差異以外は、第3図に示した実施態様の場合
と本質的には同じではあるが、第3図に示した実施態様
に較べ第1図に示した実施態様で述べた如くの利点を有
する。
第5図に於いて、47は記録ヘッドで、記録媒体50を
吐出する為のオリフィス49を有するノズル48から構
成されている。記録ヘッド47内部には、記録媒体供給
部51−よりポンプ52によって所定の圧力が加えられ
た記録媒体50が供給されている。
記録媒体50に熱エネルギーを作用させて。
オリフィス49より小滴53を吐出飛翔させるにはレー
ザー発振器54より出力されたレーザー光を、場合によ
っては光変調器55によって所望の周波数のパルス光に
変調し、走査器56及び集光レンズ57によって記録ヘ
ッド47の所定位置に集光する様に照射することによっ
て成される。
第5図の実施態様の場合、光変調器55及び走査器56
、集光レンズ57は必ずしも要するものではなく、レー
ザー発振器54より出力されたレーザー光を直接記録ヘ
ッド47の所定位置に照射しても良い、レーザー発振器
54としては、+1続発振、パルス発振のいずれでも使
用することが出来る。
レーザー光の熱作用による記録媒体50の状態変化によ
ってオリフィス49より吐出された小満53は、記録情
報信号に応じて、帯電電極58によって帯電される。
この時の小滴53の帯電量は、記録情報信号を信号処理
手段59で処理することによって。
該信号処理手段59より出力され、帯電電極58に供給
される信号に従って決定される。帯it極58間を通過
して来た小滴は偏光電極60間を通過する時、該偏光電
極60間に高圧電源61によって・掛けられている電界
によって、その#F電量に従って偏向を受ける。
第5図に於いては、偏向電極60間で偏向を受けた小滴
が記録部材63に付着され、偏向を受けなかった小滴は
ガター62に衝突して、再使用される可く回収される。
ガター62によって捕獲された記録媒体は濾過器64に
よって不純物が除去され再び記録媒体供給部51に回収
される。
【」[jL遵 本発明に於いて使用される記録媒体に要求される特性と
しては通常の記録法に於いて使用されている記録媒体と
同様化学的物理的に安定である他、応答性、忠実性、曳
糸化能に優れている事、ノズルのオリフィスに於いて固
らない事、ノズル中を記録速度に応じた速度で流通し得
る事、記録後、記録部材への定着が速やかである事、記
録濃度が充分である事、貯蔵寿命が良好である事、等々
である。
本発明に於いて採用される記録媒体としては、上記の品
持性を満足するものであれば総て有効に使用され得る。
その様な記録媒体としては、本発明に係わる2鎧分野に
於いて一般に使用されている記録媒体の多くのものが有
効である。
これ等の記録媒体は、記録剤の担体としての液媒体と記
録像を形成する記録剤及び所望の特性を得る為に必要に
応じて添加される添加剤より構成され、水性、非水性、
溶解性、導電性。
絶縁性に分類される。
液媒体としては、水性媒体と非水性媒体とに大別される
本発明に於いて、非水性媒体としては、通常知られてい
る多くのものが好適に使用される。
その様な非水性媒体として具体的には、例えばメチルア
ルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール
、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、5
ec−ブチルアルコール、terL−ブチルアルコール
、イソブチルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキシ
ルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコー
ル、ノニルアルコール、デシルアルコール等の炭素数1
−10のフルキルアルコール;例えば、ヘキサン、オク
タン、シクロペンタン、ベンゼン、トルエン、キジロー
ル等の炭化水素系溶剤;例えば、四塩化炭素、トリクロ
ロエチレン、テトラクロロエタン、ジクロロベンゼン等
のハロゲン化炭化水素系溶剤;例えば、エチルエーテル
、ブチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のエーテ
ル系溶剤;例えば、7セトン、メチルエチルケトン。
メチルプロピルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン系溶剤:ギ酸エチル、メチルアセテ
ート、プロピルアセテート。
フェニルアセテート、エチレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート等のエステル系溶剤:例えばジアセト
ンアルコール等のアルコール系溶剤−石油系炭化水素溶
剤等が挙げられる。
これ等の列挙した液媒体は使用される記録剤や添加剤と
の親和性及び記録媒体としての前述の諸特性を満足し得
る様に適宜選択して使用されるものであるが更に、所望
の特性を有する記録媒体が調合され得る範囲内に於いて
、必要に応じて適宜二種以上を混合して使用しても良い
、又、上記の条件内に於いてこれ等非水性媒体と水とを
混合して使用しても良い。
上記の液媒体の中、公害性、入手の容易さ、調合のし易
さ等の点を考慮すれば、水又は水・アルコール系の液媒
体が好適とされる。
記録剤としては、長時間放置によるノズル内や記録媒体
供給タンク内での沈降、凝集、更には輸送管やノズルの
目詰まりを起さない様に前記液媒体や添加剤との関係に
於いて選択して使用される必要がある。この様な点から
して1本発明に於いては液媒体に溶解性の記録剤を使用
するのが好ましいが、液媒体に分散性又は難溶性の記録
剤であっても液媒体に分散させる時の記j2剤の粒径を
充分小さくしてやれば使用され得る。
本発明に於いて使用され得る記録剤は記録部材によって
、その記録条件に充分適合する様に適宜選択されるもの
であるが、従来より知られている染料や顔料の多くのも
のが有効である。
本発明に於いて有効に使用される染料は、調合された記
録媒体の前述の諸特性を満足し得る様なものであり、好
適に使用されるのは1例えば水溶性染料としての直接染
料、塩基性染料。
醜性染料、可溶性建染メ染料、醜性媒染染料、媒染染料
、非水溶性染料としての硫化染料。
建染メ染料、酒精溶染料、油溶染料、分散染料等の他、
スレン染料、ナフトール染料、反応染料、クロム染料、
1:2型錯塩染料、tit型錯塩染料、アゾイック染料
、カチオン染料等である。
具体的には1例えばレゾリングリルブルーPRL、 レ
ゾリンイエローPGG、 レゾリンピンクPRR,レゾ
リングリーンFB、(以上バイヤー製)、スミカロンブ
ルー5−BG、スミカロンレッドE−EBL、スミカロ
ンイエローE−4GL、 スミカロンブリリアントブル
ー5−BL (以上住友化学製)、ダイヤニックスイエ
ローHG−5E、ダイヤニックスレッドBN−5E (
以上三菱化成!l)、カヤロンポリエステルライトフラ
ピン4GL、カヤロンポリエステルブルー3R−5F、
カロヤンポリエステルイエローYL−5E、カヤセット
ターキスブルー776、カヤセットイエロー902.カ
ヤセットレッド026.プロジオンレッド上−2B、プ
ロジオンブルーH−3R(以上日本化I製)、レバフィ
ックスゴールデンイエローP−R、レバフィックスプリ
ルレッドp−m。
レバフィックスプリルオレンジP−GR(以上バイヤー
製)、スミフィックスイエローGR5、スミフィックス
レッドB、スミフィックスプリルレッドBS、スミフィ
ックスプリルブルーRB、ダイレクトブラック40(以
上住友化学!l)、ダイヤミラーブラウン3G、ダイヤ
ミテーイエローG、ダイヤミテーブル−3R、ダイヤミ
ラープリルブルーB、ダイヤミラープリルレッドBB(
以上三菱化成製)、レマゾールレツFB、レマゾールブ
ルー3R,レマゾールイエローGNL、レマゾールプリ
ルグリーン6B、(以上ヘキスト社製)、チバクロンプ
リルイエロー、チバクロンプリルレッド4GE(以上チ
バガイギー社製)、インジコ、グイレクトデープブラッ
クE・Ex、グイアミンブラックBH,フンゴーレッド
、シリアスブラック、オレンジ■、アミドブラックIO
B、オレンジRO,メタニールイエロー、ピクトリアス
カーレット、ニグロシン、ダイアモンドブラックPBB
 (以上イーター社製)、ダイアシトブルー3G、ダイ
アシトファスト・グリーンGW、ダイアシト番ミーリン
グネービーブルーR,インダンスレン(以上三菱化成製
)、ザポン染料CBASF製)、オラゾール染料(CI
BA製)、ラナシンー染料(三菱化成製)、グイアクリ
ルオレンジRL−E、グイアクリルブリリアントブルー
21−E、グイアクリルp−キスブルーB’G−EC三
菱化成製)などが好ましく使用できる。
これ等の染料は、所望に応じて適宜選択されて使用され
る液媒体中に溶解又は分散されて使用される。
本発明に於いて有効に使用される顔料としては、無機顔
料、有機顔料の中の多くのものが使用され、殊に熱変換
エネルギーとして赤外線と使用する場合には赤外線吸収
効率の高いものが好適に使用される。その様な顔料とし
て具体的に例示すれば無機顔料としては、硫化カドミウ
ム、 ![餞、セレン、硫化亜鉛、スルホセレン化カド
ミウム、黄鉛、ジンククロメート、モリブデン赤、ギネ
ー・グリーン、チタン白、亜鉛華、弁柄、酸化クロムグ
リーン、鉛丹、酸化コバルト、チタン酸バリウム、チタ
ニウムイエロー、鉄黒、紺青、リサージ、カドミウムレ
ッド、硫化銀、硫酸鉛、硫酸バリウム、群青、炭厳カル
シウム、炭酸マグネシウム、鉛白、コバルトバイオレッ
ト、コバルトブルー、エメラルドグリーン、カーボンブ
ラック等が挙げられる。
有機顔料としては、その多くが染料に分類されているも
ので染料と重複する場合が多いが。
具体的には次の様なものが本発明に於いて好適に使用さ
れる。
a) 不溶性アゾ系(ナラトール系) ブリリアントカーミンBS、 レーキカーミンFB、ブ
リリアントファストスヵーレッド、レー午レッド4R,
バラレッド、パーマネントレッドR、ファストレッドF
OR、レーキボhドー5B、バーミリオンNo、1゜バ
ーミリオンNO,2,)ルイジンブルーンb) 不溶性
7ゾ系(7ニライド系) ジアゾイエロー、ファストイエローG、ファストイエロ
ー10G、ジアゾオレンジ。
パルカンレンジ、ピラゾロンレッド C) 溶性アゾ系 レニキオレンジ、ブリリアントカーミン3B、  ブリ
リアントカーミノ8B、ブリリアントスカーレツドGル
−キレツドC、レーキレツFD、レーキレッl’R,+
オッチングレツド、レーキボルドーloB、ボンマルー
ンL、ボンマルーンM d) フタロシアニン系 フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、フタロ
シアニングリーン e) 染色レーキ系 イエローレーキ、エオシンレーキ、ローズレーキ、バイ
オレットレーキ、ブルーレーキ、グリーンレーキ、セピ
アレーキ f) 媒染系 アリザリンレーキ、マダーカーミン g) 建染系 インダスレン系、ファストブルーシーキ(GGS) h) 塩基染料レーキ、系 ローダミンレーキ、マラカイトグリーンレーキ i) 酸性染料レーキ系 ファストスカイブルー、キノリンエローレーキ゛−、キ
ナクリドン系、ジオキサンジン系本発明に於ける上記液
媒体と記録剤との量的関係は、ノズルの目詰まり、ノズ
ル内での記録媒体の乾燥、記録部材への付与された時の
滲みや乾燥速度等の条件から、!11部で液媒体100
部に対して記録剤が通常1〜50部、好適には3〜30
部、最適には5〜10部とされるのが望ましい。
記録媒体が分散系(記録剤が液媒体中に分散されている
系)の場合、分散される記録剤の粒径は、記録剤の種類
、2鎌条件、ノズルの内径、オリフィス径、記録部材の
種類等によって、適宜決定されるが、粒径が余り大きい
と。
貯蔵中に記録剤粒子の沈降が起って、濃度の不均一化が
生じたり、ノズルの目詰まりが起ったり或いは2鎚され
た画像に濃度斑が生じたり等して好ましくない。
この様なことを考慮すると本発明に於いては、分散系2
鎧媒体とされる場合の記録剤の粒径は、通常0.000
1〜30終、好適には0、0001〜20終、最適には
0.0001〜8ILとされるのが望ましい、更に分散
されている記録剤の粒径分布は、出来る限り狭い方が好
適であって1通常はD±3蜘、好適にはD±1.5.と
されるのが望ましい(但しDは平均粒径を表わす)。
°   本発明に於いて使用される記録媒体は、上記の
様に液媒体と記録剤とを基体構成成分として調合ぐれ・
るが、一層顕著な前述の諸記綴特性を具備し得る様にす
る為に種々の添加剤が添加されても良い。
その様な添加剤としては、粘度調整剤2表面張力ml剤
、pH調整剤、比抵抗rIRM剤、湿潤剤及び赤外線吸
収発熱剤等が挙げられる。
粘度調整剤や表面張力調整剤は、主に、2鎧速度に応じ
て充分なる流速でノズル内を流通し得る事、ノズルのオ
リフィスに於いて2鎧媒体の回り込みを防止し得る事、
記録部材へ付与された時の滲み(スポット径の広がり)
を防止し得る事等の為に添加される。
粘度!Il整剤及び表面張力m!剤としては、使用され
る液媒体及び記録剤に悪影響を及ぼさないで効果的なも
のであれば通常知られているものの中の総てが使用可能
である。
具体的には、粘度all剤としては、ポリビニールアル
コール、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチル
セルロース、水溶性アクリル樹脂、ポリビニルピロリド
ン、アラビアゴムスターチ等が好適なものとして例示出
来る。
本発明に於いて好適に使用される表面張力調整剤として
は、7ニオン系、カチオン系及びノニオン系の界面活性
剤が挙げられ、具体的には、7ニオン系としてポリエチ
レングリコールエーテル硫酸、エステル塩等、カチオン
系としてポリ2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニ
ルピリジン誘導体等、ノニオン系としてポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンフルキルエステル
、ポリオキンエチレンソルビタンモノアルキルエステル
、ポリオキシエチレンアルキルアミン等が挙げられる。
これ等の界面活性剤の他、ジエタノール7ミ/、プロパ
ツールアミン、モルホリン酸等のアミン厳、水酸化アン
モニウム、水酸化ナトリウム等の塩基性物質、N−メチ
ル−2−ピロリドン等の置換ピロリドン等も有効に使用
される。
これ等の表面張力a整調は、所望の値の表面張力を有す
る記録媒体が調合される様に、互いに又は他の構成成分
に悪影響を及ぼさない範囲内に於いて必要に応じて二種
以上混合して使用しても良い。
これ等表面張力調整剤の添加量は種類、調合される記録
媒体の他の構成成分種及び所望される記録特性に応じて
適宜決定されるものであるが、記録媒体1重量部に対し
て、はo、ooot〜0.1 g歪部、好適には0.0
01−0.01 fi量部とされるのが望ましい。
PH調整剤は、調合された記録媒体の化学的安定性、例
えば、長時間の保存による物性の変化や記録剤その他の
成分の痺降や凝集を防止する為に所定のpH値となる様
に適時適当量添加される。
本発明に於いて好適に使用されるpH14!!i剤とし
ては、調合される記録媒体に悪影響を及ぼさずに所望の
pH値に制御出来るものであれば大概のものを挙げるこ
とが出来る。
その様なpHa19M剤として具体的に例示すれば低級
アルカノールアミン、例えばアルカリ金属水酸化物等の
一価の水酸化物、水酸化アンモニウム等が挙げられる。
これ等のpHm整剤整調W合される記録媒体が所望のP
H値を有する様に必要量添加される。記録媒体小滴を帯
電して記録する場合には、記録媒体の比抵抗が、その帯
電特性に重要な因子として作用する。*ち、記録媒体小
滴が良好な記録が行える様に帯電される為には、比抵抗
値が通常10−3〜1011Ωcmとなる様に記録媒体
が調合される必要がある。
従って、この様な比抵抗値を有する2儲媒体を得る為に
所望に応じて必要量添加される比抵抗調整剤としては、
例えば、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム、*化カリ
ウム等の無機塩、トリエタノールアミン等の水溶性アミ
ン類及び第1級アンモニウム塩等が具体的に挙げられる
記録媒体小滴に帯電を要しない記録の場合には、記録媒
体の比抵抗値は任意であって良いものである。
本発明に於いて使用される湿潤剤としては、本発明に係
わる技術分野に於いて通常知られているものの多くが有
効であるが、その様なものの中で殊に熱的に安定なもの
が好適に使用される。この様な湿潤剤としては具体的に
示せば。
例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレンクリコ
ール等のポリアルキレングリコール例えばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレンゲリコール、
ヘキシレングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭
素原子を含むアルキレングリコール;例えばエチレング
リコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチル
エーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエ
チレングリコールエチルエーテル等のジエチレングリコ
ールの低級フルキルエーテル:グリセリン;例えばメト
オキシトリグリコール、エトオキシトリグリコール等の
低級アルコオキシトリグリコール:N−ビニル−2−ピ
ロリドンオリゴマー;等が挙げられる。
これ等の湿潤剤は、記録媒体に所望される特性を満足す
る様に所望に応じて必要量添加されるものであるが,そ
の添加量は記録媒体全重量に対して,通常は0. 1 
#1 0 w t%.好適には0、 1 〜8 w t
%、最適には0.2 〜7wL%とされるのが望ましい
又、上記の湿潤剤は,単独で使用される他、互いに悪影
を及ぼさない条件に於いて二種以上混用しても良い。
本発明に於いて使用される記録媒体には、上記の様な添
加剤が所望に応じて必要量添加されるが、更に記録部材
に付着する場合の.記録媒体被膜の形成性,被膜強度に
優れたものを得る為に、例えばアルキッド樹脂.アクリ
ル樹脂.アクリルアミド樹脂、ポリビニールアルコール
ポリビニルピロリドン等の樹脂重合体が添加されても良
い。
本発明に於いて、電磁波エネルギー、殊に赤外線を使用
する場合には、エネルギーの作用を一層効果的にする為
に記録媒体中に赤外線吸収発熱剤を添加するのが望まし
い、赤外線吸収発熱剤としては、その多くは前記の記録
剤に含まれるが殊に赤外線吸収度の高い染料や顔料が好
適なものとして挙げられ、具体的には染料として例えば
水溶性ニグロシン、変性水溶性ニグロシン、水溶性にさ
れ得るアルコール可溶性ニグロシン、等が、顔料として
はカーボンブラック、n青、カドミウムイエロー、ベン
ガラ、クロムイエロー等の無機顔料、及びアゾ系、トリ
フェニルメタン系、キノリン系、アントラキノン系、フ
タロシアニン系等の有機顔料等が好適なものとして示さ
れる。
本発明に於いて、赤外線吸収発熱剤の添加量は記録剤と
別に添加する場合には、記録媒体の全重量に対して、通
常は0.01〜Low−t%。
好適には0.1〜5wt%とされるのが望ましい。
殊に使用する液媒体に不溶性である場合には、その分散
させる場合の粒径にもよるが記録媒体の保存中や滞留時
に沈降や凝集及びノズルの目詰りを起こす恐れがあるの
で、Il著な効果を示す範囲内に於いて最小限量とする
のが望ましい。
本発明に於いて使用される記録媒体は、前述した諸記録
特性を具備する為に、比熱、熱膨張係数、熱伝導率、粘
性9表面張力、PH及び帯電された2鐘媒体小滴を使用
して記録する場合には比抵抗等の特性値が特定の条件範
囲内にある様に調合される。
即ち、これ等の諸物性は、曳糸現象の安定性、熱エネル
ギー作用に対する応答性及び忠実性1画像濃度、化学的
安定性、ノズル内での流動性等に重要な関連性を有して
いるので1本発明に於いては記録媒体の調合の際、これ
等に充分注意を払う必要がある。
本発明に於いて有効に使用され得る記録媒体の上記諸物
性としては、下記の第1表に示される如きの値とされる
のが望ましいが1列挙された物性の総てが第1表に示さ
れる如き数値条件を満足する必要はなく、要求される記
録特性に応じて、これ等の物性の幾つかが第1表の条件
を満足する値を取れば良いものである。面乍ら比熱、熱
膨張係数、熱伝導率に関しては、第1表の値に規定され
る必要がある。勿論、調合された記録媒体の上記諸物性
の中で第1表に示される値を満足するものが多い程良好
な記録が行われることは云う迄も無い。
:j4を表 本記録媒体小滴を帯電して使用する場合の条件社1ごと
乙ま 本発明に於いて使用され得る最も基本的な記録ヘッドの
構成を第6図と第7図に示す。
第6図は、熱変換エネルギーとして電気エネルギーを採
用する場合に使用される最も基本的な記録ヘッドの一実
施態様を説明する為の模式的構成図である。
第6図に示されている記録ヘッド65は、記録媒体の小
滴が吐出する為のオリフィス66を有するノズル67と
、その外表面上に設けられた電気熱変換体68を有して
いる。
電気熱変換体68の最も一般的な構成は1次の様である
。ノズル!!69の外表面上に発熱抵抗体70を設け、
該発熱抵抗体70の両側に各々1通電する為の電極71
.72を付設する。電極71.72の付設された発熱抵
抗体70表面上には通常発熱抵抗体70の酸化を防止す
る為の耐酸化層73、機械的摺擦などによる殺傷を防止
する為の耐摩耗層74が設けられる。
発熱抵抗体70は、例えばZrB2等の硅素含有化合物
Ta2N、W、Ni−Cr、5n02、或いはPd−A
gを主成分にしたものやRuを主成分としてたもの、更
にはSi拡散抵抗体。
半導体のPN結合体等から成り、これ等の発熱抵抗体は
例えば蒸着、スパッタリング等の方法で形成される。
耐酸化層73としては1例えば5i02等とされスパッ
タリング等の方法で形成される。
耐摩耗層74としては例えばTa205等とされ、これ
も又、スパッタリング等の方法で形成される。
第6図に示す記録ヘッド65の様に電気熱変換体68を
ノズル67に固設した構成とする場合には、熱エネルギ
ーの作用部を変更出来る様に、ノズル67に複数個の電
気変換体を設けても良い、更には発熱抵抗体70に多数
のリード電極を設ける構成とすることにより、これ等リ
ード電極の中から必要なリード電極を選択してこれより
発熱抵抗体70に通電することで、適当な発熱容量に分
割出来、熟エネルギーの作用部を変更することが出来る
ばかりか発熱容量も変化させることが出来る。
又、更には、第6図に於いては、電気熱変換体68をノ
ズル67の片側だけに設けであるが1両側に設けても良
く、或いはノズル67の外周に沿って全域に設けても良
い。
ノズル67を構成する材料としては、電気熱変換体68
から発生される熱エネルギーによって非可逆的な変形を
受けずに効率良くノズル67内にある記録媒体に伝達し
得るものであれば、大概のものが好ましく採用される。
その様な材料として代表的なものを挙げれば、セラミッ
クス、ガラス、金属、耐熱プラスチック等が好適な、も
のとして例示される。殊に、ガラスは加工上容易である
こと、適度の耐熱性、熱膨張係数熱伝導性を有している
ので好適な材料の1つである。
ノズル67を構成する材料の熱膨張係数は比較的小さい
方がオリフィス66より記録媒体の小滴を効果的に吐出
することが出来る。
ノズル67のオリフィス66の周り、殊にオリフィス6
6の周りの外表面は記録媒体で濡れて、記録媒体がノズ
ル67の外側に回り込まない様に、記録媒体が水系の場
合には撥油処理を施した方が良い。
その様な処理を施す為の処理剤としては、ノズルの材質
及び記録媒体の種類によって種々選択して使用する必要
はあるが、通常その様な処理剤として市販されているも
のの多くが有効である。具体的には、例えば3M社製の
FC−721、FC−706等が挙げられる。
第7図は、熱変換エネルギーとして電磁波エネルギーを
採用する場合に使用される最も基本的な記録ヘッドの一
実施態様を説明する為の模式的構成図である。
第7図に示される記録ヘッド75には、ノズル76の外
周壁に電磁波エネルギーを吸収して発熱し、その熱エネ
ルギーをノズル76の記録媒体に供給する為の発熱体7
7が設けられている、この発熱体77は、記録媒体自体
が電磁波エネルギーを吸収し発熱しでオリフィス78か
ら記録媒体小滴が吐出飛翔する程の状態変化を起すには
充分ではないか又は殆んど或いは全く吸収発熱しない場
合に設けられるもので、記録媒体自体が電磁波エネルギ
ーを吸収し発熱して、オリフィス7Bから記録媒体が吐
出飛翔する程充分状態変化を起す場合には必ずしも設け
ることはない。
発熱体77は1例えば電磁波エネルギーとして赤外線エ
ネルギーを採用する場合には、赤外線吸収発熱剤を、そ
れ自体に被膜性、接着性がある場合には、そのままノズ
ル76の外壁の所定部分に塗膜形成すれば良いし、又赤
外線吸収発熱剤だけでは被膜性、接着性がないが又は偶
い場合には、被膜性、vt着性があって且つ耐熱性のあ
る適当な結着剤中に混合分散させて塗膜゛形成すれば良
い、この時に使用される赤外線吸収発熱剤としては1例
えば記録媒体の添加剤として前記した赤外線吸収発熱剤
が挙げられ、又上記結着剤としては、ポリテトラフルオ
ルエチレン、ポリフルオルエチレンプロピレン、テトラ
フルオルエチレン、バーフルオルアルコキシ置換パーフ
ルオルビニル共重合体等の耐熱性弗素樹脂又はその他の
耐熱性合成樹脂が好適なものとして挙げられる。
発熱体77の厚さは、採用される電磁波エネルギーの強
度、形成される発熱体の発熱効率及び使用される記録媒
体の種類等によって適宜決定されるが、通常の場合t−
1031L、好適には10〜5ooxとされるのが望ま
しい。
ノズル材料としては1発熱体が設けられる場合には第6
図の実施態様の場合に記したのと同様に適度の熱伝導性
及び熱膨張係数を有するものが使用され、ノズルの厚み
も電磁波エネルギーが作用した部分の直下にある記録媒
体に発生した熱エネルギーの殆んど総ての熱エネルギー
が伝達される様に、例えば薄く加工する等の工夫をする
のが好ましい。
本発明に於いて使用される更に別の記録ヘッドのノズル
の断面図が第8図に示される。
第8図(&)の記録ヘッド79は、ノズル80内に複数
本の中空細管81(例えばファイバーガラス管等)を有
する構成とされているもので、各、中空細管81には記
録媒体が供給される。この記録ヘッド79の特長とする
ところは1作用させる熱エネルギーの量に応じてノズル
80のオリフィスより吐出する記録媒体自体の大きさを
制御することが出来る為に、記録情報信号に応じて作用
させる熱エネルギー量を制御し1階調性に優れた記録画
像を得ることが出来ることである。
詰り、f!4えば作用させる熱エネルギー量が小さい場
合には、ノズル80内の中空−管81の中の一部の中空
細管の中の記録媒体がノズルのオリフィスより吐出され
るが1作用させる熱エネルギー量が充分大きいとノズル
80内の全部の中空細管81の中の記録媒体がノズル外
に吐出される。
第8図(a)に於いては、ノズル80の断面は丸形とさ
れているが、これに限定されることはなく1例えば正方
形、長方形等の角形、半円弧形等とされても良い、殊に
、ノズル80の外表面に熱変換体を付設する場合には、
少なくとも熱変換体を付設するノズルの外表面部は平面
状とする方が熱変換体を付設し易いもので好適とされる
第8図(b)の記録ヘッド82は、第8図(&)の記録
ヘッド79とは異なり、ノズル83内に複数本の内部の
詰った円柱状細棒B4が設けられているものである。こ
の様な構成の2課ヘッド82とすることによって1例え
ばノズル83をガラス等の比較的破損し易い材料で形成
した場合の機械的強度を増大させたものとすることが出
来る。
この記録ヘッド82では、ノズル83内の中空部85に
記録媒体が供給され、これかi熱エネルギーの作用を受
けてノズル83外に吐出する。
第8図(C)に示される記録ヘッド86は。
エツチング等の加工法によって凹形に加工された部材8
7の溝の開放部を熱変換体88で覆ったもので、この様
な構成とすることによって。
記録媒体に熱変換体より発生された熱エネルギーを直接
作用させることが出来るので、熱エネルギーの浪費を少
なくし得る。
尚、第8図(C)に示される断面構造は、少なくとも記
録ヘッド86の熱変換体88を設ける部分が、その様に
設計−されていれば良いもので;必ずしも記録ヘッド8
6全体構造が図示される断面構造毫してなくても良い。
即ち、記録ヘッド86のノズルの記録媒体の吐出するオ
リフィス近傍は、部材87に相当する部分が凹形ではな
く凹形の又はO形の形状等としても良いものである。
本発明に於いては、これ迄に説明して来た様に記録ヘッ
ドの構造、殊に熱変換エネルギーとして電磁波エネルギ
ーを採用する堝の記録ヘッドの構成は、従来の記録ヘッ
ドに較べ、極めてシンプルな為に、記録ヘッド及びその
ノズルの形状を種々設定し得、それに伴って記録画像の
画質向上を工することが出来る利点がある。
殊に1本発明に於いては、記録ヘッドのマルチノズル化
が極めて容易で、且つ、その構造自体もシンプルな為、
加工上、量産上に於いてその多大なる有利がある。
第9図には、マルチノズル化記録ヘッドの好適な実施態
様の一例が示される。
(a)図は、記録ヘッド89の記録媒体の吐出する側(
オリフィス側)の模式的正面図であり、(b)図は記録
ヘッド89の模式的側面図、(C)図は記録ヘッド89
のxY部に於ける模式的断面図である。      ・
記録ヘッド89は、(a)図に示される様に記録媒体の
吐出部が15本のノズルが一3行5列に配列されている
一方、XY部に於いては(C)図に示される様に各ノズ
ルが一列に配列されている。この様な構造の記録ヘッド
は、記録時に記録ヘッドそのものをそれ程移動させるこ
となく、或いはノズル数を更に殖すことによって全く移
動させることなく記録を行うことが出来、高速記録に極
めて向くのものである。
更に、この記録ヘッドの特長はxY部に於いて各ノズル
を一列に配することによって熱変換体91の角ノズルへ
の付設を容易にしであることである。
即ち、各ノズルに熱変換体を付設する場合。
記録ヘッド89の熱変換体を付設する部分が(1k)図
の様な構造となっていると、その付設が困難であるばか
りか、付設されたとしても構造上複雑となって加工上に
問題が生ずるが、記録ヘッド89のxY部を(C)図に
示す様に各ノズルを一列に配列した構造とすれば、各ノ
ズルへ付設する熱変換体(A l 、 A 2 、−−
−−−−B 1−−−−−−CI −−−−−−D I
 −−−−−−E t −−−−−−)は、シングルノ
ズル記録ヘッドを作成するのと同様な技術的程度を以っ
て各ノズルに付設することが出来るので甚だ右利である
又、熱変換体91を設ける場合の電気配線的J[もシン
グルノズル記録ヘッドとそれ程の差違がない等の利点も
有する。
第9r14に示される記録ヘッド89の各ノズルの配列
は、記録媒体吐出部側がC1k)図の様になっていると
した時に、熱変換体91の付設されるxY部に於いては
、各ノズルの配列順は(aza2a3btb2b3ct
c2c3dxd2d3ste2e3)となっているもの
であるが、更には、又別に(arbtctdxsta2
b2c2d2e2a3b3c3d3e3)と0った配列
順とすることも出来る。この様な各ノズルの配列順は、
各記録走査法に従って適宜設定変更され得るものである
xY部に於いて各ノズル間が極めて狭く、隣接するノズ
ルに付設され、た熱変換体の発生する熱エネルギーの影
響(クロストーク)を受ける恐れがあると思われる、場
合には、各ノズル間又は各ノズル間及び各熱変換体間に
断熱体92を設けても良い、この様にすると、各ノズル
には、各ノズルに付設された熱変換体の発生する熱エネ
ルギーのみが作用し得る様になって、所謂、カブリのな
い良好な記録画像が得られる様になる。
第9図に示した記録ヘッド89の記録媒体吐出部側の各
ノズルの配列は、第9図(a)に示す様に各ノズルが行
列ともに揃った配列とされているが、これに限定されけ
ることはなく、例えば、千鳥格子状に配列する。路行、
各列のノズルの数を変えて配列する等、各々所望に応じ
て適宜構造設計すれば良い。
第1O図には1本発明に於いて使用される更に別の好適
な記録ヘッドが示される。
第1θ図に於いて、(&)は記ゑヘッド93の構成を模
式的に示した斜視図、(b)は記録ヘッド93の点線x
’y”で示した部分に於ける断面を示す模式的断面図で
ある。
第10図に示される記録ヘッド93は、オリフィス95
を有するノズル94と、ノズル94・に連結されている
記録媒体収容室96とノズル94偏に記録媒体が流入す
る為の流入路97と熱変換体98とを有するシングルノ
ズル記録へラドが樅数個−列に連結されたマルチノズル
化構造となっている。記録ヘッド93を構成する各シン
グルノズル記録ヘッドの熱変換体には各々独立して熱変
換エネルギーが与えられ、各オリフィスより記録媒体の
小滴が吐出する。
この記録ヘッド93の特長とするところは記録媒体収容
室96を設けると共に記録媒体収容室96の容積をノズ
ル94の容積に対して比較的大きくとって、記録媒体収
容室96の背面に熱変換体98を設けることによって、
熱エネルギーの作用を受けて状態変化する記録媒体の体
積が大きくなり応答性が改良されるこ2である。
尚、熱変換エネルギーとして電磁波エネルギーを採用す
る場合には、熱変換体98は必ずしも付設することはな
く1g4えばレーザー光等を記録媒体収容室96の背面
から照射じて、記録媒体収容室96内にある記録媒体に
熱エネルギーを作用させて状態変化を起させても良いも
のである。
実施例1 第11図に模式的に示しである装置を用いて画像記録を
行った。第11図に於いて、ノズル99はその先端部に
於いて電気熱変換体lOOの発熱部と接触して設置され
、その一方の端部には記録媒体をノズル99内に供給す
る為のポンプ101が連結されている。102は記録媒
体を、記録媒体貯蔵タンク(図示されていない)よりポ
ンプ101に輸送する為のパイプである。電気熱変換体
10Gには、ノズル99への熱エネルギー作用位置を変
動させる為に、ノズル99の中心軸方向に6個の発熱体
(ノズル99の下部で図面では見えない)が独立して一
例に付設され各発熱体には選択電極103(A1.A2
.A3.A4.A5.A6)と共通電極104が接続さ
れている。105は記録部材を取付けて回転させる為の
回転自在なドラムであって、ノズル99の走査スピード
とその回転スピードは適度にタイミングがとれる様にな
っている。
m像記録を行うに際し9使用した記録媒体は商品名B1
ack16−1000 (A、B。
[1ick社製)であり又、記録条件は第2表に示す。
第3表には、電気熱変換体100の各発熱体を駆動して
画像記録を行った場合に得られた記録部材上の記録媒体
上のスポット径を示す、第3表の結果よりノズル99の
熱エネルギー作用位置を変化させることによって記録部
材上に形成される記録媒体のスポット径な変えることが
出来ることが判った。
次に、記録情報信号の入力レベルに応じて6個の発熱体
の何れか所定の発熱体一つに、その入力信号に応じた信
号が入力される様に、電気熱変換体100を!I!II
して画像記録を行ったところ、極めて階調性に優れた鮮
明な画質を有する画像が得られた。
実施例2 第121#liに模式的に示しであるプリンター装置を
用いて画像記録を行ったところ鮮明な画像が得られた。
第12図に於いて、106は記録ヘッドであって記録媒
体を吐出させる為のオリフィスを有するノズル108と
該ノズル108の一部を包囲して設けられた電気熱変換
体107とで構成されている。記録ヘッド106は、パ
イプ継手109で記録媒体奄ノズル108に供給する為
のポンプ110と接続され、ポンプ110には図の矢印
方向より記録媒体が輸送されて来る様になっている。
111はノズル108のオリフィスより吐出飛躍する記
録媒体の小満を記録情報信号に応じて帯電する為の帯電
電極であり、112a、112bは帯電された記録媒体
の小滴の飛翔力1を偏向する偏向電極である。113は
記録に不要の記録媒体小滴を回収する為のガター、11
4は記録部材である。
画像記録を行うに際し使用した記録媒体は、Ca5io
C,J、P用インクであり、又、記録条件は第1表に示
す。
14表 実施例3 第13図によって本実施例で用いられた装置に就て説明
する。
第13図は1本実施例に於いて用いられた装置の構成を
説明する為の模式的斜視図である。
図に於いてレーザー発振器115より発振されたレーザ
ービームは、音響光学豹変glil16の入口開口に導
かれる。変調1!116に於いてレーザービームは変調
器118への記録情報信号の入力に従って強弱の変調を
受ける。変調を受けたレーザービームは反射光117に
よってその光路毫ビームエキスパンダー118方向に屈
曲され、ビームエキスパンダー118に入射する。変調
を受けたレーザービームはビームエキスパンダー118
により平行光のままビーム径が拡大される0次いでビー
ム径の拡大されたレーザービームはポリゴン119に入
射される。ポリゴン119はヒステリシスシンクロナス
モーター120の回転軸に取付けられていて定速回転す
る様になっている。ポリゴン119により水平に掃引さ
れるレーザービームはf−θレンズにより1反射鏡12
2を介してマルチノズル記録ヘッド123の先端に整列
されているノズル列124の各ノズルの所定位置に結像
される。レーザービームのノズル列124への結像によ
って、各ノズル内にある記R&体は熟エネルギーの作用
を受け、ノズルのオリフィスから記録媒体の小滴が吐出
飛翔して記録部材125上に記録が行われる。記録ヘッ
ド123の各ノズルには輸送管126を介して記録媒体
が供給される0本実施例で用いられた記録ヘッド123
はノズル列の全長20cm、ノズル数4木/ m m、
オリフィス径約40JLであった。その他の記録条件を
第5表に又、使用した録媒体を下記に示す。
第  5  表 記録媒体:エチレングリフール4重量部に対しアルコー
ル可溶性ニグロシン染料(オリエント化学社製5pir
ft  Black  5B)1重量部を加えて混合溶
解した。この溶液60重量部を0−IW%ジオキシン(
商品名)含有水94重量部中に注ぎ充分攪拌した。この
様にして得られた溶液を平均孔径10pのミリポアフィ
ルタ−濾過器を使用して2度濾過し水性の記録媒体とし
た。
実施例4 本実施例は、第14図に模式的に部分斜視図として示し
たマルチノズル記録ヘッド127を使用して画像記録を
行った。
第14図に就で説明すれば、記録ヘッド127は記録媒
体を吐出する為のオリフィスを有するノズル128を多
数本平行に整列させてノズル保持部材129,130,
131,132によって保持して形成されたノズル列1
33を有し、各ノズルには共通の記録媒体供給室134
が連絡されている。記録媒体供給室134には輸送管1
35によって図の矢印方向より記録媒体が供給される。
今、第14図の点線X″Y″で切断した場合の部分断面
図が第15図に示される。
ノズル12Bの表面にはノズル毎に独立して電気熱変換
体136は付設されている。
電気熱変換体136は、ノズル128の表面に発熱体1
37、該発熱体137の両端に電極138.139.電
極138より各ノズル間で共通する共通リード電極14
0.電[139より選択リード電極141及び耐酸化1
1i142で構成されている。
143.144は電気絶縁性シート、145゜148.
147,148はノズル12gの機械的破壊を防止する
為のゴムクッションである。
今、電気熱変換体13Bに記録情報に応じた信号が入力
されると発熱体137が発熱し、該熱エネルギーの作用
でノズル128内にある記録媒体149が状態変化を起
してノズル12Bのオリフィスより記録媒体の小滴15
Gが吐出して記録部材151に付着し記録が行われる。
本実施例に於ける記録条件を第6表に示す。
本実施例に於いて得られた配縁画像も極めて鮮明で画、
質の良好なものであった。又記録画像の平均スポット径
は約60.であった。
?lS6表 実施例5〜9 下記に示される記録媒体(No、5〜N o 、 9)
を各冬用い、第11図の記録装置を使用して画像記録を
行ったところ何れの場合も極めて素晴しい画質の記録画
像が普通紙土に得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明する為の模式的説明図、第
2図乃至第5図は1本発明の好適な実施態様を各々説明
する為の模式的説明図、:i46図、第7図は本発明に
於いて使用される記録ヘッドの典型的な例を示す模式的
構成図、第8図(a)、(b)、(c)は各々本発明に
使用される別の好適な記録ヘッドのノズルの模式的断面
図、第9図は1本発明に於いて使用される好適なマルチ
ノズル記録ヘッドの一態様別を示す模式図で、(a)は
正面図、(b)は側面図、(C)は(b)図に於けるx
Yで切断した場合の切断面図、sio図は更に別の好適
なマルチノズル記録ヘッドの態様を示す模式図で、(a
)は模式的斜視図、(b)は(a)図に於けるKY’で
切断した場合の切断面図、第11図乃至第13図は本件
実施例に於いで用いた本発明の記録装置の構成を示す為
の模式的斜視図、第14図は本件実施例に於いて用いた
本発明に係わる記録ヘッドの構成を示す為の部分斜視図
、第15図は!!14図のX″Y“切断面図である。 l・・・・・・ノズル、 2・・・・・・オリフィス、
 3・・・−・記録媒体 。 4・・・・・・記録部材、 5・・・・・−4−a。 6.17,35.47・・・・・・記録ヘッド。 8.19,68,77.88,91.98・−・・蟻変
検体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録液体を吐出し飛翔的液滴を形成する為の所定
    の開口面積を有するオリフィスを有し、記録液体で満た
    され該記録液体の流れを生ずる互いに略々平行に配列さ
    れたノズルの複数と、該ノズルの前記オリフィスの上流
    側に付設された電気熱変換体と、前記ノズルに前記記録
    液体を供給する為の記録液体供給手段と、記録情報信号
    の入力に応答して前記電気熱変換体を駆動する為の信号
    を発生する信号処理手段と、を具備する事を特徴とする
    記録装置。
  2. (2)前記ノズルは、少なくともその一部がセラミック
    スで構成されている特許請求の範囲第1項に記載の記録
    装置。
  3. (3)前記ノズルは、少なくともその一部がガラスで構
    成されている特許請求の範囲第1項に記載の記録装置。
  4. (4)前記ノズルより吐出される記録に要しない記録液
    体を捕獲するガターを有する特許請求の範囲第1項に記
    載の記録装置。
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