JPH0226911A - 湿式紡糸による繊維の製造方法 - Google Patents

湿式紡糸による繊維の製造方法

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JPH0226911A
JPH0226911A JP17315488A JP17315488A JPH0226911A JP H0226911 A JPH0226911 A JP H0226911A JP 17315488 A JP17315488 A JP 17315488A JP 17315488 A JP17315488 A JP 17315488A JP H0226911 A JPH0226911 A JP H0226911A
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JP
Japan
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tow
spinning
bath
fibers
fiber
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Pending
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JP17315488A
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English (en)
Inventor
Minoru Sasaki
実 佐々木
Toshihiro Yamamoto
俊博 山本
Kenichi Toyoda
健一 豊田
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は人造繊維の湿式紡糸による製造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に湿式紡糸ではポリマー溶液(ドープ)を口金から
吐出させ凝固浴に紡出するが、紡出されたトウは繊維と
しての強力を付与しかつ脱溶媒をさせるため、少なくと
もl槽好ましくは3〜5槽の紡糸浴でローラー延伸され
る。該紡糸浴は、紡糸ドープと同一溶媒の水溶液°であ
ることが溶媒回収などから有利であり、しかも後の紡糸
浴になる程溶媒濃度が低下する一方高温度になることが
脱溶媒、延伸の両方を満足させるのに有利であり、−船
釣である。
一方、近年生産性向上の要求が急速に高まり、太デニー
ル化、高速化による生産性向上が図られてきた。しかし
ながら太デニール化すれば、紡糸浴中での溶液の侵透が
不十分になり脱溶媒が不足あるいは部分的に脱溶媒され
ずに高温度になる為、膠着を賃らす、また高速化されれ
ば紡糸浴中でのトウ浸漬時間が短くなってトウ温度が中
心まで上昇しないため、延伸斑あるいは束切、単糸切れ
を生じ、ローラー捲き付きなどの工程トラブルを引き起
こすばかりか、紡糸浴液の侵透も低下し分繊性が悪化し
膠着糸まで生ずることがある。
また非円形、非楕円形断面などの異形繊維も多く生産さ
れるようになってきた。この異形繊維のうち扁平断面、
三角断面、Y断面など直線状の辺を有する繊維は隣接繊
維と面接触をするため、特に紡糸浴中で熱や紡浴の侵透
が十分でな(太デニール化、高速化がさまたげられてき
た。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は延伸性1分繊性に優れた人造繊維の湿式
紡糸方法を提供することにある。他の目的はこのような
人造繊維を工業的有利に製造する方法を提供することに
ある。
本発明は、湿式紡糸により人造繊維を製造するに際して
従来技術のもつ欠点、すなわち延伸斑。
単糸切れ1束切などからくる製品品質上の不均一さ、工
程トラブルや分繊性不良糸や膠着系発生という湿式紡糸
法の宿命的欠点を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕すなわち本発
明方法は、湿式紡糸により繊維を製造するに際し、紡糸
浴槽中のトウがローラー又はバーにより分割されること
を特徴とする。湿式紡糸による繊維としてはアクリル繊
維、モダクリル繊維、ビニロン繊維、レーヨン繊維など
挙げられるが、アクリル繊維又はモダクリル繊維が好ま
しい。
湿式紡糸による繊維の断面は特に限定されないが、非円
形状、非楕円形状で特に扁平形、三角形。
Y断面など直線状の辺を有する繊維が好ましい。
これら直線状の辺を存する異形繊維は、隣接繊維と面接
触をするため紡糸浴中で熱や紡浴の侵透が十分でないた
め延伸性や脱溶媒が不十分になりがちである。その為、
紡糸浴槽中のトウをローラー又はバーにより分割するこ
とにより、熱や紡浴の侵透が十分になり、該異形繊維の
製造においても単糸切れや束切及びそれに起因するロー
ラー捲き付きトラブルや膠着なども著しく改善できる。
異形繊維の内でも直線状の辺を多く有す扁平繊維が特に
この発明方法に適している。
ローラー又はバーにより分割されたトウの全デニールは
小さい程湿式紡糸しやすいが、40万デニール以下が好
ましい、それ故分割前のトウの全デニールが、例えば1
20万デニールであるとすれば2本以上のローラー、又
はバーによりトウを3以上に分割することが好ましい。
本発明に使用される紡糸浴槽中のトウを分割するローラ
ー又はバーは太さ1位置1本数などは特に限定されない
、一般には紡糸浴槽の中央にあれば良く、ローラーはフ
リーローラーで、しかも上部のトウと接触しない位置、
太さであれば良い。
またバーの場合もローラーと同じことが言える。
第1図は本発明のローラー構成の一実施態様を示すもの
である0例えばl!!DMF水溶液2の入った紡糸浴槽
に導入されたトウ4は、ローラー又はバー3により分割
される事により、トウの総デニールが半分となり、トウ
の熱の侵透が十分に行なわれ、延伸斑または単糸切れが
防止出来、又脱溶媒が十分となり膠着を防止することが
出来る。
次に、本発明の好適な実施態様をまとめて記しておく。
(イ) 湿式紡糸によるmmがアクリルSaW、モダク
リル繊維である特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
(ロ) 湿式紡糸による繊維の断面が非円形状。
非楕円形状である特許請求の範囲第1項記載の製造方法
(ハ) 湿式紡糸による繊維断面が扁平状である特許請
求の範囲第1項記載の製造方法。
(ニ) ローラー又はバーにより分割されたトウのデニ
ールが40万デニール以下である特許請求の範囲第1項
記載の製造方法。
〔実施例〕
以下本発明を実施例を挙げ具体的に説明する。
実施例1 アクリロニトリル二メチルアクリレート:メタリルスル
ホン酸ソーダー91.4 : 8.0 : 0.6重量
%の組成のアクリル系重合体24重量部をジメチルホル
ムアミド(以下DMFと略す)74重量部。
水2重量部の混合溶液に溶解し、次いでDMF/水=6
0/40重量%、25℃の凝固浴に58,300ホール
、0.05mmxO,20mmの扁平口金を4錘用いて
20m/分の捲取速度で紡出した。
紡出したアクリル繊維トウ(単糸デニール 3デニール
のトウ、70万デニール)をDMF/水−40/60重
量%、、i度60℃の第1図に示す第2紡糸浴槽でロー
ラーを用いて2分割して2倍延伸した。更に第3紡糸浴
槽(DMF、/水−30770重量%、温度80℃)、
第4紡糸浴槽(DMF/水= 20/80重量%、95
℃)で第2紡糸浴槽同様トウを2分割してそれぞれ1.
5倍ずつ延伸した。
更にこのトウをバイブロワッシャ式水洗槽(6槽)にて
水洗した後、油剤を0.2%付与し160℃で乾燥緻密
化させた。該乾燥緻密化トウを渾然1)0℃で2倍延伸
させて、アクリル系繊維を製造した。
第1表に紡糸浴槽、水洗槽、乾燥機及び延伸機ローラー
に捲き付いた回数/1日、単糸デニール斑、トウ残存D
MF量、単糸切れ束切状態観察。
トウ残存DMF;トウを熱水で1時間抽出してガスクロ
分析にて残存DMF 量を測定する。
単糸切れ1束切状態;凝固浴及び第2〜第4紡糸浴槽で
の単糸切れ及び束切 状態を観察し、4段階評価し た。
◎・・・・・・単糸切れ1束切状態皆無○・・・・・・
単糸切れが数本ある程度Δ・・・・・・単糸切れが数本
あり束切がわずかにあるもの ×・・・・・・単糸切れ多く、束切もみられるもの膠着
糸;製品を5 / m mカットしその15gをシャー
レミニチュアカード機に掛けて 膠着糸の本数をかぞえ、4段階評価し た。
◎・・・・・・膠着糸 0本 ○・・・・・・膠着糸 5本以上 Δ・・・・・・膠着糸 6〜30本 ×・・・・・・膠着糸 31本以上 第1表かられかるように、操業トラブルは少なく、また
品質的にも斑が少なく残存DMF量、膠着糸も特に問題
なく良好であった。
比較例1 第2〜第4紡糸浴槽の中心でローラーによりトウを2分
割しない以外は、実施例1とまったく同第2表の如く、
紡糸捲取速度が上昇すれば、熱や紡浴の侵透が不十分に
なり単糸切れ1束切が観察され、そのためかローラー捲
き付きトラブルや膠着糸がみられた。更に製品のデニー
ル斑や残存DMFも段々多くなり品位が損われた。
実施例2 アクリロニトリル;塩化ビニル:アリルスルホン酸ソー
ダー47.5 : 50 : 2.5重量%の組成のポ
リマー26重量部、DMF72重量部及び水2重量部か
らなる紡糸ドープをDMF/水=55/45重量%、2
2℃の凝固浴に90,000ホール、0.05mmφの
丸型口金を4錘用いて捲取速度を第3表の如く変化させ
紡出した。紡出したモダクリル繊維トウ(単糸デニール
2デニールのトウで72万デニール)を第2紡糸浴槽か
ら第4紡糸浴槽において36万デニールになるように2
0mmφのバーで2分割して紡糸浴中6倍延伸した。
更にこのトウをバイブロワッシャ式水洗槽(6槽)にて
水洗した後、油剤を0.2%付与し160℃で乾燥緻密
化させた。該乾燥緻密化トウを、蒸熱1)0℃で165
倍延伸させて、モダクリル繊維を製造した。なおテス)
No、13はバーなし以外は全て同じ条件とした。
第3表の如く、丸断面繊維でもテス)No。
13の如く紡糸捲取り速度が上昇すれば熱や紡浴の侵透
が不十分になり、ローラー捲付き回数、デニール斑や残
存DMFが悪(なるが、本発明のようにバーを入れると
紡糸捲取り速度が上昇しても操業性9品質的にも良好で
あった。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、湿式紡糸浴槽中のトウがローラー
又はバーにより分割されることによりトウへ熱及び浴液
の侵透が容易かつ即座に行われ、太デニール化、高速化
による生産性向上にも操業性9品質とも低下することな
く対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は紡糸浴ローラー構成の一実施態様を示す説明図
である。 第1図 1:引。取ローラー 2:整DMF水滲液 3:ローツース1コバ゛− 4:トウ 5:ニヅ710−ラ 6:51取ローフー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)湿式紡糸により繊維を製造するに際し、紡糸浴槽
    中のトウがローラー又はバーにより分割されることを特
    徴とする繊維の製造方法。
JP17315488A 1988-07-11 1988-07-11 湿式紡糸による繊維の製造方法 Pending JPH0226911A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05156511A (ja) * 1991-12-06 1993-06-22 Toray Ind Inc 太物アクリル系糸条の浴中延伸方法
JP2002242025A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Asahi Kasei Corp ポリケトン繊維及びその製造方法
WO2017076374A1 (en) 2015-11-06 2017-05-11 Vysoké Učení Technické V Brně Polymer-made fibre preparation method

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