JPH02268558A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、送信済原稿と受信済記録紙とを、同一の排紙
トレイ上に回収するファクシミリ装置に関する。

〔従来の技術〕

（１）画像原稿の読取・送信、及び、受信・再現を行う
ためのファクシミリ装置であって、送信済原稿を回収す
るためのトレイと受信済記録紙を回収するためのトレイ
とを共用するファクシミリ装置が提供されている。

（２）送信済原稿を回収するための原稿排紙トレイを、
原稿排出方向と直交する方向に移動させ得るファクシミ
リ装置が提案されている（特公昭５５−１１０２７）、
該装置は、原稿排紙トレイの停止位置を、送信エラーの
発生した原稿と正常送信された原稿とで変えることによ
り、両者を仕分けるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

送信済原稿の回収トレイと受信済記録紙の回収トレイと
を、１つのトレイによって兼用しているファクシミリ装
置では、トレイから用紙を撤去しないまま放置しておく
　（放置は、例えば、金曜日に“予約送信”をセットし
ておき、月曜日に出動して来たとき等に発生する）と、
送信済原稿と受信済記録紙、及び受信済み記録紙どうし
が、トレイ上で混在してしまう。

その場合、仕分けに手間を要するため、これらを、自動
的に仕分けたいという要請がある。

本発明は、かかる要請に応えるものである。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は、 送信済原稿と受信済記録紙とを同一の排紙トレイに回収
す、るファクシミリ装置であって、排紙トレイと用紙排
出口とを相対移動させ、所定位置に位置決めするための
駆動手段、通信の区切りを検出する手段、 排紙トレイと用紙排出口との相対位置が、先回の通信時
と異なるように、駆動手段を制御する手段、 を有するファクシミリ装置である。

上記構成によると、先回の通信（送信又は受信）と今回
の通信（送信又は受信）とで、排紙トレイの停止位！（
用紙排出口に対する相対的停止位置）が、それぞれ異な
り、用紙は、その上に排出される。このため、各通信（
送信又は受信）毎の用紙（原稿又は記録紙）は、上記相
対位置間の距離だけずれて仕分けされることになる。

〔実施例〕 以下、本発明の詳細な説明する。

説明は、 ＊装置の機構の概略 ＊トレイの移動機構 ＊操作パネル ＊制御回路 ＊ＣＰＵでの処理 の順に行う。

＊機構の概略の説明 第１図は実施例にかかるファクシミリ装置の機構を模式
的に示す概略構成図である 本ファクシミリ装置は、上段に原稿読取部が、下段に画
像記録部が、それぞれ配置された構成を成し、送信済原
稿及び受信済記録紙は、中段の排紙トレイ１０７に排出
される。

〈原稿読取部〉 原稿読取部は、原稿トレイ１１７、該原稿トレイ１１７
上に載置された原稿１２３を１枚づつ給紙するための給
紙ローラ１１８、給紙される原稿を露光する露光ランプ
１１９、原稿画像をセルフォックレンズアレイ１２０を
介して走査して電気信号に変換するイメージセンサ１２
１、走査後の原稿を搬送する原稿搬送ローラ１２２、原
稿の場合と記録紙の場合とで経路を切り換える切り換え
爪１１５（原稿排出時には実線位置、記録紙排出時には
破線位置）、用紙（原稿又は記録紙）の排出を検出する
排紙検出センサ１２４、用紙を排出する排出ローラ対１
１６、等より構成される。

く画像記録部〉 画像記録部は、図中矢印方向に回転可能に軸支された感
光体ドラム１１０、画像データに応じてＯＮ・ＯＦＦす
るレーザ光を出力するレーザ装置（半導体レーデ、ポリ
ゴンミラー等）１０８ａ、出力されたレーデ光を反射し
て感光体ドラム１１０に導くための反射鏡１０８ｂ、１
０８Ｃ，レーザ照射に先立ち感光体ドラム１１０を帯電
する帯電チャージャ１１１、レーザ光によって感光体ド
ラム１１０に形成される静電潜像をトナー現像する現Ｒ
装置ｌｌ　１２、記録紙を収納する記録紙力セラ）１０
１、カセット１０１から記録紙を給紙する給紙ローラ１
０２、給紙される記録紙を所定のタイミングで感光体ド
ラム−転写チャージャ間に送出するタイミングローラ対
１０３、感光体ドラム１１０上のトナー像を記録紙に転
写するための転写チャージャ１１３、トナー像を転写さ
れた記録紙を感光体ドラム１１０から分離するための分
離チャージャ１１４、分離された記録紙を搬送する搬送
ベル）１０４、定着ローラ対１０５、搬送ローラ対１０
６、等より構成される。

＊トレイの移動機構の説明 第２図は、排紙トレイ１０７の付近を示す一部破断斜視
図であり、第３図は、トレイ１０７の移動原理を説明す
る図である。

排紙トレイ１０７は、第２図の右上〜左下方向に、双方
向に移動可能に設置されており、１通信（送信又は受信
）の１枚目の用紙排出直前に、従前の位置から反対側の
位置ヘトレイ１０７を移動させることにより、通信毎の
仕分けが行われる。

図示のように、ステッピングモータ１５０の出力軸１５
０ａには、長尺状の平板状部材１５４の一端が固着され
ており、該平板状部材１５４の他端には、突設部１５３
が形成されている。

また、排紙トレイ１０７の下方への延設部（本体寄りの
端部からの延設部）１０７ａの端部（第３図中、左側端
部）には、貫通孔１５２が、上下方向に伸びるようにし
て、略長尺状に形成されており、該貫通孔１５２には、
前記突設部１５３が挿入されている。

このため、ステッピングモータ１５０を駆動して、前記
出力軸１５０ａを回転させると、前記突設部１５３は、
出力軸１５０ａを中心とする円弧（図中、ｉ、ｉ’）を
描くように回転する。これに伴い、貫通孔１５２の内壁
は、突設部１５３からの押圧を受ける。その結果、排紙
トレイの延設部１０７ａ［したがって、排紙トレイ１０
７）は、該押圧により、第３図の左右方向に移動する。

なお、本実施例では、排紙トレイ１０７は、第３図中、
貫通孔１５２が実線で描かれた位置（排紙トレイ１０７
が、第２図中、左下端に位置するときに対応；このとき
、ホームポジションセンサ１５１は排紙トレイ延設部１
０７ａを検出してＯＮし、また、後述するポジションカ
ウンタの値は“０”にされる）と、破線で描かれた位置
（排紙トレイ１０７が、第２図中、右上端に位置すると
きに対応；このとき、ホームポジションセンサ１５１は
○ＦＦＬ、ポジションカウンタの値は２４″にされる）
とに、交互に位置することとなる。

なお、第２図中、２００は、本ファクシミリ装置の操作
パネルである。

＊操作パネルの説明 第４図は、上記実施例装置の操作パネルの説明図である
。

図示のように、操作パネル２００上には、被呼側の番号
を指定するための数値入力用テンキー群２０１〜２１０
、他のキーとの関係で各種機能を付加するための機能キ
ー２１１，２１２、送信の開始を指令するための送信キ
ー２１３、送信の中止を指令するためのストップキー２
１４、トレイ上で記録紙を移動させるモード（シフトモ
ード）の設定・解除を指令するためのシフトキー２１５
、シフトモードが設定されていることを点灯して表示す
るシフトモードインジケータ２１６、本ファクシミリ装
置の操作手順等を表示する液晶表示パネル２１７が配置
されている。

＊制御回路の説明 第５ｒＩＡは、上記ファクシミＩＪ装置の制御回路の構
成を示すブロック図であり、第６図は、箪５図の記録部
３０７の制御ＣＰＵの信号の人出力関係を示すブロック
図である。

本ファクシミリ装置の制御回路は、読取部３０１、処理
部３０２、圧縮部３０３、メモリ３０４、伝送制御部３
０５、回線接続部３０６、伸長Ｂ５０８、記録部３０７
、操作表示部３０９、及び総合制御部３１０から成る。

読取部３０１は、原稿読取部の作動（原稿画像走査、露
光ランプの調光・点灯、イメージセンサの駆動、原稿の
搬送等）を制御する。

処理部３０２は、読取部３０１から出力される画像信号
（アナログ画像信号）に、所定の信号処理（Ａ／Ｄ変換
、シェーディング、２値化、等の処理）を施す。

圧縮部３０３は、処理部３０２からの画像データ、また
は、伸長部３０８からの画像データ（原稿読取時に被呼
側に送信されず、−旦メモリ３０４に記憶され、回線使
用料の安価な夜間等の送信時に、メモリ３０４から読み
出され、ビット伸長を施されたデータ）に、ビット圧縮
を施す。

メモリ３０４は、ビット圧縮された画像データであって
、直ちに回線に送出されない画像データを格納する。

伝送制御部３０５は、圧縮部３０３またはメモリ３０４
からの画像データの回線への送出、または、回線接続部
３０６からの画像データ（回線を介して送信されて来た
データ）のメモリ３０４への格納を制御する。

回線接続部３０６は、公衆電話回線と本ファクシミリ装
置とのインターフェイスである。

伸長部３０８は、メモリに記憶されている画像データ（
ビット圧縮後の画像データ）を、ビット伸長する。

記録部３０７は、画像記録部の作動を制御する。

即ち、第６図図示のように、センサ群（トレイ１０７の
ホームポジションを検出するセンサ１５１等）からの検
出信号、及び、総合制御部３１０からの制御信号（シフ
トモードの設定・解除コマンド等）に応じて、画像記録
部の各種負荷群（記録紙給紙・搬送モータ、給紙クラッ
チ、レーザ装置、現像装置、定着装置、チャージャ、等
）を駆動し、上記画像データに対応する画像を、記録紙
上に再現してトレイ１０７上に排出する。また、ステッ
ピングモータ１５０を駆動制御して、トレイ１０７の移
動を制御する。

操作表示部３０９は、第４図図示の操作パネル上のキー
人力の受は付は処理、操作パネル上の表示素子の点・消
灯処理を行う。

総合制御部３１０は、上記各ブロックでの処理を、相互
にタイミングをとりつつ、制御する。

＊ＣＰＵでの処理の説明 第７図は、第６図図示のＣＰＵ　（記録部の制御ＣＰＵ
）での処理のメインルーチンを示スフローチャートであ
り、第８図は、第７図のステップＳ１１　（シフトトレ
イサブルーチン）での処理を示すフローチャートである
。

く１〉メインルーチン 記録部を制御するＣＰＵは、例えば、発呼側からのデー
タの受信によって処理を開始する。

ステップＳ１で初期設定を実行し、ステップＳ３で、１
ルーチンの時間を規定する内部タイマをスタートする。

なお、内部タイマの値は、ステップＳ１にて設定される
。

以後、作像サブルーチン（Ｓ５；レーザ装置・チャージ
ャ・現像装置・感光体ドラム等、作像を制御するルーチ
ン）、通紙サブルーチン（Ｓ７；記録紙給紙モータ・搬
送モータ・給紙クラッチ等、記録紙の供給・排出を制御
するルーチン）、定着サブルーチン（Ｓ９一定着装置を
制御するルーチン）、及び、シフトトレイサブルーチン
（Ｓｔｌ；トレイ上の記録紙の仕分けを制御するルーチ
ン、後述）、を実行し、ステップＳ１３で内部タイマの
終了を待機した後、ステップＳ３に戻り、処理を繰り返
して実行する。

〈２〉シフトトレイサブルーチン（Ｓ　１１）次に、シ
フトトレイサブルーチン（Ｓｌｌ）を説明する。

（ｉ）モード判定 ステップ＄１０１では、シフトモードが設定されている
か否かを判定する。

その結果、シフトモードである場合は（Ｓ１０１　；Ｙ
ＥＳ）　、シフトモードインジケータ２１６を点灯する
（Ｓ　１０３）。

一方、シフトモードでない場合は（ＳＩＯＩ；ＮＯ）、
シフトモードインジケータ２１６を消灯して（Ｓ　１４
１）　、メインルーチンにリターンする。

（ｉ）ステート別処理（シフトモード時）シフトモード
時には、ステップ３１０５以下に進み、ステートの値に
応じた処理を実行する。なお、ステートは、初期状態で
は“０”にリセットされている。

ａステート＝Ｏ（Ｓ　１０５　；ＹＥＳ）この場合は、
送信のための原稿読取動作（Ｓ１０７）、または、受信
による画像記録動作（Ｓｌｌ５〉の開始を待機する。

いづれかの動作が開始されると（３１０７；ＹＥＳ、ま
たは、　　Ｓ　１１５　；ＹＥＳ）　、ステー、プ５１
０９に進み、トレイ１０７の位置を示すポジションカウ
ンタの値を判定する。

ポジションカウンタ＝０は、第３図に実線で示す位置、
即ち、第１位置に対応し、 ポジションカウンタ＝２４は、第３図に破線で示す位置
、即ち、第２位置に対応する。

ステップ５１０９で、ポジションカウンタ＝０である場
合（Ｓ　１０９　；ＹＥＳ）　、即ち、トレイ１０７が
第１位置（第２図中、左下端）にある場合は、ステート
を２にして（Ｓｉｌｌ）、）レイ１０７を第２位置に移
動させる処理（Ｓ　１３１〜３１３７；後述）に移行す
る。

一方、ステップ５１０９で、ポジションカウンタ≠０で
ある場合（Ｓ１０９；Ｎｏ）、換言すれば、トレイ１０
７が第１位置にない場合は、ステートを１にして（Ｓ１
１３）、第１位置に移動させる処理（Ｓ　Ｌ　２１〜５
１２９；後述）に移行する。

ｂステート＝１　　（Ｓ　１２１　；ＹＥＳ）この場合
は、トレイ１０７を第１位置に移動させるための処理が
実行される。

まず、トレイ１０７が第１位置に達してホームポジショ
ンセンサ１５１がＯＮするまで、ステッピングモータ１
５００位相を１ステツプづつ正転させ（Ｓｉ２０；Ｎｏ
、５１２９）、）レイ１０７を第２図の左下方向く第３
図の左方向）へ移動させる。

その結果、トレイ１０７が第１位置に達してホームポジ
ションセンサ１５１がＯＮすると（Ｓ１２３；ＹＥＳ）
、ポジションカウンタを“０”にする（Ｓ１２５）。

さらに、ステートを“０”にして、送信のための原稿読
取動作（Ｓ１０７）、または、受信による画像記録動作
（Ｓｉｌｌ）の開始の待機状態となる。

ｃステート＝２　　（Ｓ　１２１　；Ｎｏ）この場合は
、トレイ１０７を第２位置に移動させるための処理が実
行される。

まず、トレイ１０７が第２位置に達してポジションカウ
ンタの値が２４”となるまで、ステッピングモータ１５
０の位相を１ステツプづつ正転させるとともに、その都
度、ポジションカウンタの値をインクリメントする（Ｓ
１３１；ＮＯ，５１３５，５１３７）。これにより、ト
レイ１０７は第２図の右上方向（第３図の右方向）へ移
動する。

さらに、トレイ１０７が第２位置に達してポジションカ
ウンタの値が１２４”となると（Ｓ１３１　；ＹＥＳ）
　、ステートを１０″にして（Ｓ１３３）、送信のため
の原稿読取動作（Ｓ１０７）、または、受信による画像
記録動作（Ｓ　１１１）の開始の待機状態となる。

以上のようにして、本サブルーチンによるトレイ１０７
の位置決め制御が行われ、トレイ１０７は、送信又は受
信による用紙排出に先豆ち、従前の位［（第１位置又は
第２位置）から反対側の位置（第２位置又は第１位置）
へ移動する。

な右、本実施例では、排紙トレイ１０７を用紙排出方向
と直交する方向に移動する構成を示したが、これに限ら
ず、用紙排出方向に移動するようにしてもよく、さらに
、直線運動だけでなく、回動的な運動でもよい。

〔発明の効果〕

以上、本発明は、排紙トレイと用紙排出口とを相対移動
させて所定位置に位置決めするための駆動手段と、通信
の区切り（開始又は終了）を検出する手段と、いずれか
一方の通信の区切り毎に排紙トレイを先回の通信時の位
置と異なる用に相対移動させる駆動制御手段とを存し、
各通信の用紙を同一の排紙トレイ上で仕分けるファクシ
ミリ装置である。

実施例に述べたように、本発明によると、送信または受
信による排紙の開始又は終了毎に、排紙トレイは従前の
位置とは異なる位置に位置決めされる。

即ち、通信毎の用紙は、相互に仕分けされる。

したがって、ある程度長時間トレイ上からの用紙撤去を
行えない場合にも、各通信毎の用紙は自動的に仕分けさ
れているため、両者を仕分ける手間が不要である。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例にかかるファクシミリ装置の機構の概略
を示す模式図、第２図は上記装置のトレイ移動機構を説
明する一部破断斜視図、第３図は上記装置のトレイ移動
機構の説明図、第４図は上記装置の操作パネルの説明図
、第５図は上記装置の制御回路のブロック図、第６図は
上記制御回路の記録部の入出力を示すブロック図、第７
図は第６図の制御ＣＰＵでの処理のメインルーチンを示
すフローチャート、第８図（ａ）（ｂ）（ｃ）は第７図
のシフトトレイサブルーチンを示すフローチャートであ
る。 １０７・・排紙トレイ、１０７ａ・・トレイ延設部、１
５０・・ステッピングモータ、１５１・・トレイのホー
ムポジション検出センサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）送信済原稿と受信済記録紙とを同一の排紙トレイ
   に回収するファクシミリ装置であって、排紙トレイと用
   紙排出口とを相対移動させ、所定位置に位置決めするた
   めの駆動手段、 通信の区切りを検出する手段、 排紙トレイと用紙排出口との相対位置が、先回の通信時
   と異なるように、駆動手段を制御する手段、 を有するファクシミリ装置。