JPH0226800A - スエード調転写シート - Google Patents

スエード調転写シート

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JPH0226800A
JPH0226800A JP17872888A JP17872888A JPH0226800A JP H0226800 A JPH0226800 A JP H0226800A JP 17872888 A JP17872888 A JP 17872888A JP 17872888 A JP17872888 A JP 17872888A JP H0226800 A JPH0226800 A JP H0226800A
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Isao Yoshimura
功 吉村
Yoshiaki Aota
青田 良明
Takashi Taruya
樽谷 隆至
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、物品の表面にスェード調のツヤ消し塗膜を成
形するための転写シートに関する。 [従来の技術] たとえばエアコンやテレビのような家電機器のキャビネ
ット類は、木質のものが好まれたり、メタリックなもの
が流行したりさまざまであるが、最近はツヤ消し、とく
にスェード調のものに対する要求がある。 これらのキャビネット類にツヤ消しの外観を与える手段
のひとつに、転写法がある。 転写は、ブラスト加工と
かツヤ消し塗装のような面倒な工程を要することなく、
任意の対象に品質の安定したツヤ消し表面を与えること
ができるという点で、工業生産に有利な技術である。 
使用する転写シートは、微細な凹凸を設けた基材フィル
ムにインキを印刷してその凹凸を写しとるものや、いわ
ゆる「マット材」を添加したインキを基材フィルムに印
刷したものなどである。 基材フィルムの凹凸を写すものは、凹凸が微細なだけに
ツヤ消しの程度に限界がある。 マット材を添加する場
合は、シリカやポリエチレンの微粉末が使用されるが、
これらを含むインキを基材フィルムに印刷したものは印
刷層に弾力性がなく、曲面をもつ対象物に転写するのが
困難であるし、ツヤ消しの効果が小ざく、見る方向によ
ってはツヤ消しにならない。 近年、着色ツヤ消し材として「ビーズ顔料」、すなわち
顔料の微粉末の外側を合成樹脂で被覆したものが使用さ
れるようになってきた。 ビーズ顔料を添加した塗料は
、ツヤ消し効果が高く、どの方向からみてもツヤ消しに
なっていて、ソフトな質感のスェード調塗膜を形成する
ことができる。 被覆する合成樹脂に弾力のあるものを採用すれば、ツヤ
消し塗膜に物が当っても復元力があって、外観上キズが
つかないという利点がある。 ところが、このような塗料の塗装で品質の均一な製品を
得ることは難しいうえ、転写法にくらべると設備が大が
かりになる。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、物品にどの角度からみても十分なツヤ
消し効果があり、印象がソフトで凹凸が大きいスェード
調の塗膜であって耐久性の高いものを、転写技術により
形成可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成する本発明のスェード調転写シートは、
代表的には第1図に示すように、基材フィルム(1)上
に、ビーズ顔料(21)をビヒクル(22)に添加した
ツヤ消し塗料の塗膜(2)、および接着剤の層(3)を
設けてなる。 基材フィルムは、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリアミド、アクリル、ポリカーボネート、
ボリアリレートまたはポリ塩化ビニルなどのプラスチッ
クフィルム、あるいはこれらを積層したフィルムを使用
する。 塗膜を設ける面にあらかじめメラミン樹脂やウ
レタン樹脂をコーティングして硬化させ、転写後は基材
フィルム側へ残る離型層を設(プでおくと、転写時に基
材フィルムがはがれやすくて好都合でおる。 所望によ
り基材フィルムにエンボス加工、ヘアライン加工、サン
ドブラスト加工、またはツヤ消し材練り込みなどの凹凸
加工を施してあくと、表面のツヤ消しとは別の模様をも
った塗膜を形成できる。 ビーズ顔料は、前記したように、Fe2Q3、TlO2
、CaCO3、キナクリドンなと常用の顔料の微粉末の
表面を、ポリウレタン、アクリル樹脂、エポキシ、ポリ
エステル、ナイロン、フッ素樹脂、塩ビー酢ビ共重合体
など弾力性のめる樹脂で被覆したものであって、その粒
径は、形成しようとする塗膜の厚さによっても異なるか
、分布の範囲が5〜80μであって、かつ分15の極大
が10〜35μの範囲のものがとくに好ましい。 ビーズ顔料の色は、所望に応じて選択すればよい。 た
とえば、はぼ無色透明なビーズ顔料を用いれば深みのめ
るツヤ消し塗膜ができるし、二色以上のビーズ顔料を組
み合わせても、変化に富んだツヤ消し面がつくれる。 ビヒクルは、通常のインキに使用しているものでよいが
、塗膜の風合いや強度を考えると、ウレタン系の樹脂が
好ましい。 接着剤は、アクリル、ポリスチレン、塩ビー酢ビ共重合
体、ポリエステルまたはポリウレタンなど既知のもので
よく、被転写材に応じてえらぶ。 転写時の基材フィルムの剥離を容易にするため、第2図
に示すように、基材フィルム(1)と塗膜(2)との間
に、転写後は被転写体へ移行する剥対H3(4)を設け
てもにい。 剥離剤は既知のものでよいが、転写後に保
護層として機能させるためには、耐摩耗性や耐擦傷性な
ど表面物性のすぐれたものを使用する。 転写体の表面物性の向上という見地から、転写後に保護
層となる剥離層、それがない場合は塗料自体に、フッ素
樹脂パウダー(一般にテフロンパウダーとよばれる)を
添加したり、電離放射線硬化性樹脂を使用したりするこ
とは、推奨される態様である。 同じく第2図に示すように、ツヤ消しの効果を高めるた
め、塗膜(2〉と接着剤の層(3)との間に隠蔽層(5
)を設けてもよい。 隠蔽層は、従来と同様、アクリル
樹脂、塩ビー酢ヒ共巾合体またはポリエステルなどを使
用し、チタンホワイトなどの隠蔽材を加えた通常のイン
キで形成すればよい。 本発明のスェード調転写シー1〜は、基材フィルムに各
層を順に、既知の方法でコーティングすることにより形
成できる。 ただし、塗膜の形成に当っては、比較的大
きい粒径のビーズ顔料を使用する場合には膜厚よりビー
ズ顔料の粒径のほうが大きくなることがあるので、ロー
ルコート、リバースコート、キスコート、スクリーン印
刷など、それを可能にする手法をえらぶ。 なあ、塗膜の形成は直接基材フィルム上で行なわず、い
ったん別のプラスチックフィルム上で形成しておいて、
それを基材フィルムに移すことによってもよい。
【作 用】
ビーズ顔料をビヒクルに添加したツヤ消し塗料は、シリ
カ粉末など在来のマット材を用いた従来のツヤ消し塗料
にくらべて粒子の径が大きく、その大径の粒子が表面に
突出して凹凸を形成することによって、ツヤ消し効果が
出る。 この凹凸は大ぎく、深いから、ツヤ消しの程度
は十分でおる。 顔料粒子は弾力性のある樹脂に覆われているので、外力
が加えられても、粒子が変形してそれを吸収し、外力が
とり去られれば粒子の形状が復元するから、ツヤ消しの
外観が変化することはない。 塗膜は軟らかい感触をもつので、外観的にも触感的にも
、高級なスェード調の感じを出すことができる。 一般に、平滑な基材フィルム上に塗料の塗膜を形成した
とき、その塗膜を転写して得られる表面は、基材フィル
ムの表面に従って平滑で、光沢のあるものでめる。 ビ
ーズ顔料を添加したツヤ消し塗料をフィルムに塗布した
ときも、同様になると思われていた。 しかし、発明者らが実験したところ、上記塗料の塗膜を
転写法で被転写体に設けた場合にも、吹きつけ塗装した
塗膜と同様のツヤ消し効果が得られることが見出された
。 このような効果か1nらえるは構は明らかではない
が、発明者らはつぎのように推測している。 そのひとつは、基材フィルムに塗膜を形成したときに、
塗膜の内側面すなわち転写したときに被転写体側になる
面に、ビーズ顔料による凹凸ができ、塗膜を転写すると
上記の凹凸面が被転写体の平滑な面に密着する結果、そ
れまで平滑であった塗膜の外側面にその凹凸が移動する
ことである。 いまひとつは、基材フィルム上の塗膜から溶剤が揮発し
てビヒクルか収縮して厚さが簿くなり、ビーズ顔料が突
出したがたらになって、塗j漠の外側面に凹凸が形成さ
れるということである。 前記した、いったん別のプラスチックフィルム上に塗膜
を形成し、それを基材フィルムに移して転写シートを製
造する態様をとれば、上記第二の薇構により当初から凹
凸をもつ表面か基材フィルムに而して転写シートかでき
るので、塗装によって設けた塗膜と同じようなツS’消
し面を被転写体に設けることができる。 いずれにせよ、ビーズ顔料は塗膜の厚さに対して在来の
マット材よりは相対的に大きなi¥をもってあり、それ
を使用することで転写によるツヤ消しが可能になったわ
けでおる。 [実施例1] ポリウレタンで青色の顔料を被覆した、粒径分侑が5〜
80μ、分布の極大が約30μのビーズ顔料を含むツヤ
消し塗料を用意した。 配合割合はつぎのとa3りで、
溶剤は酢酸エチルとトルエンの]対]混合物を使用した
。 ビ − ズ 顔 料        17重笛部ポリウ
レタン樹脂        13 //離型層を焼付は
コーティングしである厚さ25μのポリエチレンテレフ
タレートフィルム1F#100」 (パナックT業■製
)を基材フィルムとし、その上に上記塗料をリバースコ
ート法で塗布して、厚さ40μの塗膜を設けた。 塗膜
の上に、同じ手法で、アクリル樹脂系の接着剤を塗布し
て本発明の転写シートを得た。 この転写シートを用い、ABS樹脂板に塗膜をロール転
写した。 転写温度は210℃でおる。 得られた成形品(ユ、スェード調の深いツヤ消しの外観
をもったしのであった。 [実施例21 実施例1において、ビヒクルとしてポリウレタンに代え
電離放射線硬化型樹脂「ユビマー」 (三菱油化ファイ
ン■)を15重ω部加えたほかは、実施例1と同じよう
にして基材ノイルムに塗膜を形成した。 紫外線を照射
して塗膜を硬化させたのち、実施例1と同様に接着剤の
層を設(プた。 この転写シートを用いて製造した成形品は、上記した外
観をもち、塗膜の表面物性がすぐれたものであった。 [発明の効果] 本発明の転写シートを用いれば、十分なツヤ消し効果と
軟らかい感触をもったスェード調の塗膜を、転写により
得ることができる。 従って、テレビやエアコンの外装
を、気品のあるものにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の代表的な転写シートを示す、模式的
な断面図でおる。 第2図は、本発明の好ましい態様の転写シートを示す、
第1図と同様な断面図である。 1・・・基材フィルム 2・・・塗 膜 21・・・ビーズ顔料   22・・・ビヒクル3・・
・接着剤 4・・・剥離剤 5・・・隠蔽層 第1図 第2図 特許出願人   人日本印制株式会社 代理人  弁理士  須 買 総 夫

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材フィルム上に、ビーズ顔料をビヒクルに添加
    したツヤ消し塗料の塗膜、および接着剤の層を設けてな
    るスエード調転写シート。
  2. (2)基材フィルムと塗膜との間に、転写後は被転写体
    へ移行してその表面保護層となる剥離層を設けた請求項
    1のスエード調転写シート。
  3. (3)塗膜と接着剤の層との間に隠蔽層を設けた請求項
    1または2のスエード調転写シート。
  4. (4)粒径分布が5〜80μの範囲で、かつ分布の極大
    が10〜35μの範囲にあるビーズ顔料を含有するツヤ
    消し塗料を用いた、請求項1ないし3のいずれかのスエ
    ード調転写シート。
  5. (5)二色以上のビーズ顔料を含有する塗料を用いた、
    請求項1ないし3のいずれかのスエード調転写シート。
  6. (6)フッ素樹脂パウダーを添加した塗料または剥離剤
    を用いた、請求項1ないし3のいずれかのスエード調転
    写シート。
  7. (7)塗料または剥離剤に電離放射線硬化性樹脂を用い
    た、請求項1ないし3のいずれかのスエード調転写シー
    ト。
  8. (8)表面に凹凸膜様が賦型された基材フィルムを用い
    た、請求項1ないし3のいずれかのスエード調転写シー
    ト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0379399A (ja) * 1989-08-21 1991-04-04 Nissha Printing Co Ltd 転写材
JP2009241539A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 印刷物及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63114700A (ja) * 1986-10-31 1988-05-19 日本写真印刷株式会社 艶消し転写材および艶消し成型品の製造方法

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