JPH02267350A - シリンダ・ヘッド・ガスケット - Google Patents

シリンダ・ヘッド・ガスケット

Info

Publication number
JPH02267350A
JPH02267350A JP8866589A JP8866589A JPH02267350A JP H02267350 A JPH02267350 A JP H02267350A JP 8866589 A JP8866589 A JP 8866589A JP 8866589 A JP8866589 A JP 8866589A JP H02267350 A JPH02267350 A JP H02267350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
holes
oil
gasket
gasket body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8866589A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Akita
宏明 秋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUUSAN GASKET KK
Original Assignee
YUUSAN GASKET KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YUUSAN GASKET KK filed Critical YUUSAN GASKET KK
Priority to JP8866589A priority Critical patent/JPH02267350A/ja
Publication of JPH02267350A publication Critical patent/JPH02267350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンのシリンダ・ヘッドとシリンダ・ブ
ロックとの間に介装されるシリンダ・ヘッド・ガスケッ
トに関する。
〔従来の技術〕
近年、エンジンは高馬力化、高回転化の傾向にあり、こ
の傾向は、燃焼圧力の増大および熱的負荷の増大をもた
らしている。また同時に、近年、エンジンは軽量化の傾
向にあり、この傾向はヘッドおよびブロックの剛性の低
下をもたらしている。
このため、ヘッドおよびブロックにおける燃焼圧力によ
る構造的変形および熱的負荷による熱変形は、ますます
増大している。そして、このような環境条件下において
は、シリンダ・ヘッド・ガスケットは、ヘッドおよびブ
ロックに単純に静的に接触するのではなく、動的に接触
することとなる。
したがって、その環境条件は極めて苛酷なものとなって
いる。
そこで、本出願人は、上述のような苛酷な環境条件下に
おいても優秀な性能を発揮するシリンダ・ヘッド・ガス
ケットとして、先に特開昭59−113372号におい
て、「金属板に、圧縮性繊維とエラストマーとの混合物
からなる被覆材の薄い層を被覆してなるガスケット本体
と、このガスケット本体に貫通された水孔、油孔および
シリンダ孔と、前記ガスケット本体に、プレス加工によ
り、前記水孔および前記油孔の周囲を囲むように形成さ
れた突条(ビード)と、前記ガス炉・ソト本体のうちの
、前記シリンダ孔の周辺に装着された金属製のグロメッ
トとを有してなるシリンダ・ヘッド・ガスケット」を提
案した。
〔発明が解決しようとする課題〕
第5図は、前記本出願人の提案に係るシリンダ・ヘッド
・ガスケットにおける油孔周辺の部分の従来構造を示し
、1は鋼板、2は被覆材層、3は油孔、4は油孔3の周
囲を囲む突条(ビード)である。このような従来構造に
おいては、シリンダ・ヘッドの剛性が比較的弱く、かつ
油孔3がボルト孔(図示せず)より離れている場合、該
ボルト孔付近の部分では、前述のようなシリンダ・へ・
ンドおよびブロックとの動的接触の故に、その熱変形お
よび構造的変形が大となり、突条(ビード)4に過大な
変形応力が繰り返し加わり、結果として突条4のへクリ
の増大および被覆材層2の横流れ等を発生し、μれへと
至り易い。
本発明は、従来のこのような欠点を解消することができ
るシリンダ・ヘッド・ガスケットを提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるシリンダ・ヘッド・ガスケットは、金属板
に、圧縮性繊維とエラストマーとの混合物からなる被覆
剤の薄い層を被覆してなるガスケット本体と、このガス
ケット本体に貫通された水孔、油孔およびシリンダ孔と
、前記ガスケット本体に、前記水孔および前記油孔を囲
むように形成された突条と、前記ガスケット本体のうち
の前記シリンダ孔の周辺に装着された金属からなる第一
のグロメットと、前記突条のうちの所定の前記油孔また
は(および)所定の前記水孔を囲む部分を覆うようにし
て前記ガスケット本体に装着された第二のグロメットと
を有してなるものである。
〔作用〕
本発明によるシリンダ・ヘッド・ガスケットにおいては
、ボルト部から離れていて締付力の弱い部分における油
孔または(および)水孔周辺に第二のグロメットを装着
する。すると、ガスケットの該部分の厚さが厚くなるの
で、該部分における油孔または(および)水孔周辺の面
圧を向上し、油孔または(および)水孔周辺のシリンダ
・ヘッドの熱変形、構造的変形を低減することができる
また、上述のように金属からなる第二のグロメットを装
着することにより、前記油孔または(および)水孔周辺
の突条部の弾性(復元性)を高めることができるととも
に、突条部のへクリ性を低減することができる。
また、被覆剤層が第二のグロメットにより覆われるので
、前記油孔または(および)水孔周辺における被覆材層
の横流れを防止することができる。
そして、これらのことにより、シリンダ・ヘッドの剛性
が比較的小さい場合でも、ボルト部から遠い位置にある
前記油孔または(および)水孔周辺においても安定した
シール性を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいてさらに詳細
に説明する。
第1〜4図は、本発明の一実施例を示す。本実施例にお
いて、第3図および4図に示されるようにガスケット本
体11は、鋼板等の金属板12と、この金属板12の両
面に被覆された被覆材の薄い層13とからなる。前記被
覆材は、圧縮性無機繊維もしくは圧縮性有機繊維または
その両者からなる基材繊維と、ゴム材と、ゴム薬品と、
無機充填材とのコンパウンドからなり、この被覆材層1
3の厚さは、好ましくは、片面につき100〜200μ
程度とされる。
前記被覆材層13を構成するコンパウンドの基材繊維を
構成する無機繊維としては、石綿、ガラス繊維、セラミ
ック繊維、岩綿、鉱滓綿、溶融石英繊維、化学処理高シ
リカ繊維、溶融硅酸アルミナ繊維、アルミナ連続繊維、
安定化ジルコニア繊維、窒化ホウ素繊維、チタン酸アル
カリ繊維、ウィスカー、ボロン繊維、炭素繊維、金属繊
維等を用いることができる。
また、前記コンパウンドの基材繊維を構成する有機繊維
としては、芳香族ポリアミド繊維、ポリアミド系繊維、
ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアク
リロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポ
リ塩化ビニル系繊維、ポリ尿素系繊維、ポリウレタン系
繊維、ポリフルオロカーボン系繊維、フェノール繊維、
セルロース系繊維等を用いることができる。
また、前記コンパウンドを構成するゴム材としては、ニ
トリルゴム(NBR) 、スチレンブタジェンゴム(S
BR)、イソプレンゴム(IR)、クロロブレンゴム(
CR) 、ブタジェンゴム(BR)、ブチルゴム(II
R)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、フッ素ゴ
ム(FPM)、シリコーンゴム(S i) 、クロロス
ルフォン化ポリエチレン(CSM)、エチレン酢ビゴム
(EVA)、塩化ポリエチレン(CPE)、塩化ブチル
ゴム(CI R) 、エピクロルヒドリンゴム(ECO
)、ニトリルイソプレンゴム(NIR)、天然ゴム(N
R)等を用いることができる。また、ゴム材の代りに他
の種のエラストマーを使用することもできる。
また、前記コンパウンドを構成するゴム薬品としては、
硫黄、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、過酸化物、ジニト
ロリベンゼン等の加硫剤、およびチアゾール系化合物、
ポリアミン系化合物、スルフェンアミド系化合物、ジチ
オカルバメート系化合物、アルデヒドアミン系化合物、
グアニジン系化合物、チオ尿素系化合物、キサンテート
系化合物等の加硫促進剤を用いることができる。
さらに、前記充填材としては、クレー、タルク、硫酸バ
リウム、重炭酸ナトリウム、グラファイト、硫酸鉛、ト
リポリ石、ウオラストナイト等を用いることができる。
第2図に示されるように前記ガスケット本体11には、
シリンダ孔14と、冷却水を通過させるための水孔15
と、潤滑油を送る油孔16aと、潤滑油を戻す油孔16
bと、締付ボルトを挿通するためのボルト孔17とが貫
通されている。第1図および4図に示されるように前記
ガスケット本体11のうちの、シリンダ孔14の周辺部
分には、ステンレス鋼等の金属からなる第一のグロメッ
ト18が、該周辺部分の両面を挾むようにして装着され
ている。
また、前記ガスケット本体11には、横断面円弧状の突
条19(ビード)がプレス加工により形成されている。
この突条19はガスケット本体11の一方の面側に突出
しており、油孔16a、16bおよびボルト孔17を個
々に囲むとともに、ガスケット11本体の周縁を1回り
してすべての水孔15を一括して囲んでいる。
さらに、前記ガスケット本体11には、ステンレス鋼、
銅等の金属からなる第二のグロメット20が、突条19
のうちの、戻し側の油孔16b(ボルト孔17から遠い
位置にある)を囲む部分を覆うようにして装着されてい
る。
このシリンダ・ヘッド・ガスケットにおいては、第二の
グロメット20が、突条19のうちの戻し倒曲孔16b
を囲む部分を覆うようにしてガスケット本体11に装着
されているため、ガスケットのその部分の厚さが厚くな
るので、油孔16b周辺の面圧を向上し、油孔16b周
辺のシリンダ・ヘッドの熱変形、構造的変形を低減する
ことができる。
また、第6図は前記実施例および従来のシリンダ・ヘッ
ド命ガスケットにおける油孔16b周辺の圧縮応力と歪
みとの関係を比較して示した圧縮荷重−歪線図であり、
曲線Aが第二のグロメット20を装着した本実施例の場
合、曲線Bかグロメットを装着されていない従来の場合
である。この図から明らかなように、本発明のシリンダ
・ヘッド・ガスケットにおいては、上述のように金属か
らなる第二のグロメット20が装着されているので、突
条19部分の弾性(復元性)を高めることができる。
また、金属からなる第二のグロメット20が装着されて
いることにより、突条19部分のへクリ性を低減するこ
とができる。
さらに、被覆剤層が第二のグロメット20により覆われ
るので、被覆材層13の横流れを防止することができる
そして、これらのことにより、シリンダ・ヘッドの剛性
が比較的に小さい場合でも、かつボルト部から離れてい
て締付力の弱い油孔16b周辺の部分においても安定し
たシール性を得ることができる。
なお、前記実施例においては、油孔の周辺に第二のグロ
メットを装着しているが、水孔の周辺に第二のグロメッ
トを装着してもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によるシリンダ・ヘッド・ガスケッ
トは、 (イ)ボルト部より離れていて締付力の弱い油孔または
(および)水孔周辺の面圧を向上し、油孔または(およ
び)水孔周辺のシリンダ・ヘッドの熱変形、構造的変形
を低減できる。
(ロ)前記油孔または(および)水孔周辺において、突
条部の弾性(復元性)を高めることができる。
(ハ)前記油孔または(および)水孔周辺において、突
条部のへクリ性を低減することができる。
(ニ)前記油孔または(および)水孔周辺において、被
覆材層の横流れを防止することができる。
(ホ)前記(イ)〜(ニ)の結果、シリンダ・ヘッドの
剛性が比較的に小さい場合でも、前記油孔または(およ
び)水孔周辺においても安定したシール性を得ることが
できる。
等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシリンダ・ヘッド・ガスケットの
一実施例における戻し倒曲孔付近を示す平面図、第2図
は前記ガスケット全体を示す平面図、第3図は第1図の
■−■線における断面図、第4図は第2図のIV−IV
線における断面図、第5図は従来のシリンダ・ヘッド・
ガスケットの油孔付近を示す断面図、第6図は前記実施
例および従来のシリンダ・ヘッド・ガスケットにおける
戻し倒曲孔周辺部の圧縮応力と歪みとの関係を比較して
示す圧縮荷重−歪線図である。 11・・・ガスケット本体、12・・・金属板、13被
覆月層、14・・・シリンダ孔、15・・・水孔、16
b・・・戻し倒曲孔、18・・・第一のグロメット、1
9・・突条、20・・・第二のグロメット。 第1図 6b

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、金属板に、圧縮性繊維とエラストマーとの混合物か
    らなる被覆剤の薄い層を被覆してなるガスケット本体と
    、このガスケット本体に貫通された水孔、油孔およびシ
    リンダ孔と、前記ガスケット本体に、前記水孔および前
    記油孔を囲むように形成された突条と、前記ガスケット
    本体のうちの前記シリンダ孔の周辺に装着された金属か
    らなる第一のグロメットと、前記突条のうちの所定の前
    記油孔または(および)所定の前記水孔を囲む部分を覆
    うようにして前記ガスケット本体に装着された第二のグ
    ロメットとを有してなるシリンダ・ヘッド・ガスケット
JP8866589A 1989-04-08 1989-04-08 シリンダ・ヘッド・ガスケット Pending JPH02267350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8866589A JPH02267350A (ja) 1989-04-08 1989-04-08 シリンダ・ヘッド・ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8866589A JPH02267350A (ja) 1989-04-08 1989-04-08 シリンダ・ヘッド・ガスケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02267350A true JPH02267350A (ja) 1990-11-01

Family

ID=13949117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8866589A Pending JPH02267350A (ja) 1989-04-08 1989-04-08 シリンダ・ヘッド・ガスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02267350A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018514326A (ja) * 2015-05-05 2018-06-07 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 洗濯機内槽軸の密封取付構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59113372A (ja) * 1982-12-17 1984-06-30 Yuusan Gasket Kk シリンダ・ヘツド・ガスケツト
JPS60162037A (ja) * 1984-02-02 1985-08-23 Yuusan Gasket Kk シリンダ・ヘツド・ガスケツト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59113372A (ja) * 1982-12-17 1984-06-30 Yuusan Gasket Kk シリンダ・ヘツド・ガスケツト
JPS60162037A (ja) * 1984-02-02 1985-08-23 Yuusan Gasket Kk シリンダ・ヘツド・ガスケツト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018514326A (ja) * 2015-05-05 2018-06-07 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 洗濯機内槽軸の密封取付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5311640B2 (ja) メタル環状ガスケット
JP2002013640A (ja) シリンダヘッドガスケット
JPH11223230A (ja) ディスクブレーキの鳴き防止用シムおよびディスクブレーキ
JPH0816510B2 (ja) シリンダヘツドガスケツト
JP2521485B2 (ja) シリンダヘツドガスケツト
US4630835A (en) Head gasket and sealing assembly for a V-engine at the intersection of a block, a head and an intake manifold cover
JPH02267350A (ja) シリンダ・ヘッド・ガスケット
JPS6396359A (ja) ガスケット材およびその製造方法
JP4382936B2 (ja) シリンダヘッドガスケット
JP4417083B2 (ja) シリンダヘッドガスケット
JPS63105223A (ja) 排気マニホ−ルド用ガスケツト
JP3126432B2 (ja) ガスケット
JPH0650436A (ja) ガスケット材
JPH06340024A (ja) 制振板および制振構造
JPS60162037A (ja) シリンダ・ヘツド・ガスケツト
JPS62113968A (ja) シリンダ・ヘツド・ガスケツト
JP2003148244A (ja) シリンダヘッドカバー用ラバーシール及びそれを用いたシリンダヘッドカバーの取付構造
JPH08312787A (ja) ガスケット材
JPH051726Y2 (ja)
JPH08312786A (ja) ガスケット材
JPH0228752B2 (ja)
JPH0329562Y2 (ja)
JPS643801Y2 (ja)
JPH038830Y2 (ja)
JPH0777215A (ja) フローティングワッシャ