JPH0226561B2 - - Google Patents

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JPH0226561B2
JPH0226561B2 JP514082A JP514082A JPH0226561B2 JP H0226561 B2 JPH0226561 B2 JP H0226561B2 JP 514082 A JP514082 A JP 514082A JP 514082 A JP514082 A JP 514082A JP H0226561 B2 JPH0226561 B2 JP H0226561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saw blade
base
center
gravity
grip
Prior art date
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Expired
Application number
JP514082A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58122801A (ja
Inventor
Shigezaemon Iwasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP514082A priority Critical patent/JPS58122801A/ja
Publication of JPS58122801A publication Critical patent/JPS58122801A/ja
Publication of JPH0226561B2 publication Critical patent/JPH0226561B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)
  • Sawing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転駆動されることにより被切断材
を切断する円盤状の鋸刃を有し、ハウジングの上
部にハンドルが突設された丸鋸に関するものであ
る。
一般にこの種の丸鋸では、第1図に示すよう
に、ハンドル5の握持部6の下面に指掛部8が形
成され、この指掛部8に指7(図では中指)を当
接させることにより、ハンドル5を握る位置の位
置決めがなされる。また、指掛部8の上面を掌9
で押すことにより鋸刃2を前進させるので、掌9
からの押力を有効に利用できるように、握持部6
は鋸刃2の回転面内で鋸刃2の進行方向における
後方から前方に向かつて上り傾斜して設けられ
る。ところで、ベース3の下面を水平面上に設定
したときに指掛部8を通る鉛直線cが重心Gに対
して鋸刃2の進行方向における後方に位置する丸
鋸が従来より提供されている。手で持つときに
は、重心Gが指掛部8の鉛直下方に位置するか
ら、上記構成のものでは、第2図に示すように、
ベース3の下面が鋸刃2の進行方向における前方
から後方に向かつて上り傾斜することになるので
あつて、木質板のような被切断材4の切断位置に
鋸刃2を当てて位置決めするときには、握持部6
と掌9との接触点Aに力を加えて略水平に保持し
なければならない。すなわち、上記構成では、指
掛部8で指7が当接すると考えられる定位置に支
点Cを設定して、重心Gがハンドル5の鉛直下方
に位置するものとし、ベース3の下面を水平面上
に設定したときの支点Cを通る鉛直線cと重心G
との間の距離をl1、握持部6および掌9の接触点
Aを通る鉛直線aと支点Cとの間の距離をl2、丸
鋸の重量をWとすれば(第3図参照)、ベース3
の下面を水平にするには、接触点Aには鉛直下方
向きの成分l1W/l2である力を作用させなければ
ならない。また、このとき、支点Cには丸鋸の重
量に上述したl1W/l2の力を加えた力がかかり指
7への負担が大きいものである。このように、重
心Gが支点Cを通る鉛直線cに対して前方に位置
するものでは、被切断材4に鋸刃2を当てて位置
決めする際の使に勝手が悪いものであつた。
一方、上述の欠点を解決するために、第3図に
示すように、重心Gを鋸刃2の進行方向において
支点Cを通る鉛直線cに対して後方に位置させる
ことが考えられる。この場合、丸鋸の重量Wによ
つて支点Cの回りには第3図中右回りの力が作用
するから、被切断材4に鋸刃2を接触させたとき
に、ベース3の下面も同時に被切断材4に接触す
る。その結果、被切断材4に対して鋸刃2を容易
に位置決めすることができ、位置決めの問題は解
消される。しかしながら、切断時にもベース3の
下面を被切断材4に密接させるには、握持部6と
掌9との接触点Aに力を加えなければならない。
すなわち、第3図中において鋸刃2は左回りに回
転するものであつて(つまり、回転中心がベース
3の上方に位置しているから、左回りでないと進
行方向と一致しない。また、鋸くずが下方に排出
されなければ危険であるから、被切断材4との接
触部では鋸刃2は下方に移動するのである)、被
切断材4を切断するときには、鋸刃2の回転に伴
う反力でベース3の前端部が上方に浮き上がろう
とするから、これを押える必要がある。そこで、
次に浮き上がりを押える力について考えることに
する。
まず、鋸刃2の回転により被切断材4から上方
に向かつて作用する反力Fの重心Gの回りのモー
メントを考える。接触点Aを通る鉛直線aに対し
て重心Gが前方に位置するときと後方に位置する
ときとで、重心Gから反力Fまでの腕の長さをそ
れぞれd1,d2とすれば(第1図、第3図参照)、
当然ながら、d1<d2であり、それぞれのモーメン
トはFd1,Fd2となる(ここで、重心Gの被切断
材4からの高さは変わらないものとしている)。
一方、重心Gが、接触点Aを通る鉛直線aに対し
て前方に位置するときと後方に位置するときと
で、接触点Aに前方に向かつて作用する押力をそ
れぞれP1,P2とし、重心Gから押力P1,P2まで
の腕の長さをdとすると(第1図、第3図参照)、
重心Gの回りでの押力P1,P2のモーメントはそ
れぞれP1d,P2dとなる。ベース3の浮き上がり
を防止しようとすれば、重心Gが接触点Aを通る
鉛直線aに対して前方に位置するときは、Fd1
P1dという条件を満たさなければならず、重心G
が接触点Aを通る鉛直線aに対して後方に位置す
るときには、Fd2≦P2dという条件を満たさなけ
ればならないから、d1<d2であることを考慮すれ
ば、押力P1,P2の最小値は、P1<P2の関係を満
たさなければならず、接触点Aを通る鉛直線aに
対して重心Gが後方に位置するときには、前方に
位置するときに比較して大きな押力が必要になる
という問題が発生する。
つまり、接触点Aを通る鉛直線aに対して重心
Gが前方に位置するほうが、後方に位置する場合
よりも小さな押力を作用させるだけで、ベース3
の浮き上がりを防止しつつ丸鋸を押し進めること
ができるのである。
本発明は上述の点に鑑みて為されたものであつ
て、主な目的とするところは、切断位置に鋸刃を
位置決めするとき、および切断時に、ベース下面
を水平に保つのが容易で、使い勝手のよい丸鋸を
提供することにあり、他の目的とするところは、
切断時に少ない力で押し進めることができるよう
にすることにある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。本発明に係る丸鋸は、ハウジング1の下部に
設けられ被切断材4の表面に摺接するベース3
と、一部がベース3の下面より突出し回転駆動さ
れることにより被切断材を切断する円盤状の鋸刃
2と、ハウジング1の上部に突設され鋸刃2の回
転面に平行な一つの面内で鋸刃2の進行方向にお
ける後方から前方に向かつて中心線が上り傾斜す
るとともに片手で握られる握持部6を有するハン
ドル5とを備えた丸鋸において、握持部6の下面
には指7を位置決めする指掛部8が形成され、鋸
刃2の回転面に平行な一つの面内で、指掛部8上
で設定された支点Cを通り握持部6の中心線に略
直交する一つの直線と握持部6の上面との交点を
通るとともにベース3に直交する直線aに対して
鋸刃2の進行方向における前方、かつ上記支点C
を通りベース3に直交する直線cに対して鋸刃2
の進行方向における後方に重心Gを位置させてい
るのである。
第4図に示すように、ハウジング1内にはモー
タ10が収められて円板状の鋸刃2を回転駆動す
る。モータ10へはハウジング1に着脱自在に取
着される電池パツク11から給電される。電池パ
ツク11は複数個の乾電池あるいは複数個の蓄電
池をケース内に収納したものである。鋸刃2は木
材のような被切断材4に接触する部分を除いて安
全のために鋸刃カバー12で覆われている。鋸刃
カバー12の下部は可動となつており、鋸刃2が
被切断材4を切断するときには鋸刃2を露出させ
る。ハウジング1の下面には下面が面一となつた
ベース3が取着され、ベース3の下面が被切断材
4の上面に摺接して前進することにより、鋸刃2
で被切断材4が切断される。ハウジング1の上面
には鋸刃2の回転面に平行な一つの面内でハンド
ル5が取着される。ハンドル5は略コ形に形成さ
れ、その中央片を片手で握ることができる握持部
6としている。握持部6は、全長に亘つて略均一
な断面を有し、鋸刃2の進行方向における後方か
ら前方に向かつて上り傾斜している。握持部6の
前端部下面にはスイツチ釦13が突出し、これを
人差指で押し込むことにより、電池パツク11と
モータ12とを電気的に接続するようになつてい
る。スイツチ釦13の後方位置で握持部6の下面
には段差を形成して指掛部8としており、指掛部
8に指7(本実施例の構成では人差指でスイツチ
釦を操作するから中指を指掛部に当接させるよう
になつているが、スイツチ釦の操作が不要であれ
ば、指掛部に人差指を当接させるようにしてもよ
い)を当接させることにより指7の位置決めがな
される。上述のようにして、片手で握持部6を握
ると、握持部6の上面には、指掛部8より後方位
置に掌9が当接する。この状態でベース3を被切
断材4上に載せてハンドル5を押すと鋸刃2が前
進して被切断材4を切断することができるのであ
り、その押力は握持部6と掌9との接触点Aから
作用することになる。一般に、人差指や中指など
の指7を指掛部8に当接させた状態でハンドル5
の握持部6を握れば、鋸刃2の回転面に平行な面
内で指掛部8に設定された支点C(従来例と同じ)
を通り握持部6の中心線を通る直線に略直交する
一つの直線と握持部6の上面との交点が上記接触
点Aにある。この接触点Aは、指7を指掛部8に
引掛けた状態でハンドル5を握れば、手の大きさ
にかかわらずほぼ一定位置になるから、ハンドル
5の形状に応じて上記直線を決定することができ
る。
ところで、全体の重心Gの位置は、モータ1
0、電池パツク11、鋸刃カバー12などの重量
の大きな部分により略決定されるものであり、ハ
ンドル5は重心Gの位置に応じて丸鋸を最も扱い
易くする位置に取着されている。すなわち、ハン
ドル5は鋸刃2の回転面と直交する方向において
重心Gと同一面内に設けられる。また、ベース3
の下面を水平に設定したときに、鋸刃2の進行方
向において、指掛部8上の支点Cを通る鉛直線c
に対して後方、ハンドル5への押力が作用する接
触点Aを通る鉛直線aに対して前方に重心Gが位
置するようにハンドル5を取着する。ここに、重
心Gの位置は鉛直線a,cを含まない。しかる
に、丸鋸を持ち運ぶときには、第5図に示すよう
に、指掛部8上の支点Cの回りに重力によるモー
メントが作用し、ベース3の下面が鋸刃2の進行
方向における後方から前方に向かつて若干上り傾
斜して鋸刃2を被切断材4の切断箇所に位置決め
し易くなる。すなわち、丸鋸を運ぶときには、ベ
ース3の下面が進行方向において後方から前方に
向かつて上り傾斜しているから、そのままの状態
で鋸刃2を被切断材4に接触させれば、同時にベ
ース3の下面を被切断材4に接触させることがで
き、その結果、鋸刃2とベース3とを被切断材4
に対して位置決めできるのである。要するに、指
掛部8に対して前方に重心Gが位置している場合
では、薬指や小指に力を入れて丸鋸の前部を起こ
さなければ、鋸刃2とベース3との被切断材4に
対する位置決めができなかつた(そうしなけれ
ば、ベース3の前端部が被切断材4の表面に接触
し、鋸刃2と被切断材4との接触部がベース3の
下方に離れてしまう)のに対して、指に力を入れ
なくても位置決めができる分だけ操作が容易にな
るのである。一方、ベース3を被切断材4の上に
載せて押し進めるときには、押力が作用する接触
点Aに対して重心Gが前方にあるので、小さな押
力で楽に押すことができるのである。つまり、重
心Gが接触点Aに対して前方に位置しているか
ら、後方に位置している場合に比較すれば、従来
例で説明したように、ベース3の浮き上がりを防
止するのに必要な押力が小さくなるのであり、比
較的小さな押力でベース3の浮き上がりを防止し
つつ丸鋸を押し進めることができるのである。
本発明は上述のように、鋸刃の回転面に平行な
一つの面内で、丸鋸を持ち運ぶときに、指掛部上
で指が当接する位置付近に設定された支点を通り
ベースに直交する直線に対して鋸刃の進行方向に
おける後方に重心を位置させているので、丸鋸を
持ち運ぶときにベースの下面が鋸刃の進行方向に
おける後方から前方に向かつて上り傾斜すること
になり、被切断材の切断箇所へ鋸刃を位置決めす
るのが容易であると共に、切断時にもベース下面
を水平に保つのが容易であるという利点を有す
る。また、指掛部上の支点を通り握持部の中心線
に略直交する一つの直線と握持部の上面との交点
を通るとともにベースに直交する直線に対して鋸
刃の進行方向における前方に重心を位置させてい
るので、力の作用点が重心に対して後方に位置す
ることになり、重心に対して前方に位置する場合
に比較すれば、小さな押力で丸鋸を押し進めるこ
とができるという利点を有する。さらに、重心が
指掛部の略鉛直下方に位置するときにベースの下
面が水平に保たれるので、水平面に対するハンド
ルの傾斜角を大きくとることができ、押力を有効
に作用させることができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来例を示す一部切欠側
面図、第4図は本発明の一実施例を示す一部切欠
側面図、第5図は同上の動作を説明する一部切欠
側面図である。 1はハウジング、2は鋸刃、3はベース、4は
被切断材、5はハンドル、6は握持部、7は指、
8は指掛部、9は掌、Aは接触点、Cは支点、G
は重心、aおよびcは鉛直線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハウジングの下部に設けられ被切断材の表面
    に摺接するベースと、一部がベースの下面より突
    出し回転駆動されることにより被切断材を切断す
    る円盤状の鋸刃と、ハウジングの上部に突設され
    鋸刃の回転面に平行な一つの面内で鋸刃の進行方
    向における後方から前方に向かつて中心線が上り
    傾斜するとともに片手で握られる握持部を有する
    ハンドルとを備えた丸鋸において、握持部の下面
    には指を位置決めする指掛部が形成され、鋸刃の
    回転面に平行な一つの面内で、指掛部上に設定さ
    れた支点を通り握持部の中心線に略直交する一つ
    の直線と握持部の上面との交点を通るとともにベ
    ースに直交する直線に対して鋸刃の進行方向にお
    ける前方、かつ上記支点を通りベースに直交する
    直線に対して鋸刃の進行方向における後方に重心
    を位置させて成ることを特徴とする丸鋸。
JP514082A 1982-01-15 1982-01-15 丸鋸 Granted JPS58122801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP514082A JPS58122801A (ja) 1982-01-15 1982-01-15 丸鋸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP514082A JPS58122801A (ja) 1982-01-15 1982-01-15 丸鋸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58122801A JPS58122801A (ja) 1983-07-21
JPH0226561B2 true JPH0226561B2 (ja) 1990-06-11

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ID=11602997

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JP514082A Granted JPS58122801A (ja) 1982-01-15 1982-01-15 丸鋸

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102017222662A1 (de) * 2017-12-13 2019-06-13 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine

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JPS58122801A (ja) 1983-07-21

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