JPH02265445A - 食品の消臭用組成物および消臭方法 - Google Patents

食品の消臭用組成物および消臭方法

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JPH02265445A
JPH02265445A JP1086718A JP8671889A JPH02265445A JP H02265445 A JPH02265445 A JP H02265445A JP 1086718 A JP1086718 A JP 1086718A JP 8671889 A JP8671889 A JP 8671889A JP H02265445 A JPH02265445 A JP H02265445A
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food
cyclodextrin
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odor
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Tomoyasu Nakajima
中島 智恭
Kazuhiko Nozaki
一彦 野崎
Keimei Kikuchi
菊池 啓明
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Asama Chemical Co Ltd
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Original Assignee
Asama Chemical Co Ltd
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品の消臭用組成物および消臭方法に関する
(従来の技術) 食品の原材料には、特有の臭気を有するものが数多く存
在する0例えば、魚肉、畜肉にはトリメチルアミンなど
の含チツ素化合物に由来する特有の生臭みがあり、大豆
製品は各種の脂肪族カルボニル化合物や揮発性の脂肪族
アルコールによる特有の青臭みを有する。
また、各種レトルト食品には、高温で加熱処理されるた
め、使用する調味料の有する好ましい風味が失われ、加
熱により不快な調理臭が発生する場合がある。さらに、
食品の防腐剤として、近年エタノールやエタノール含有
製剤の使用が増大しているがそれらは使用量が増えるに
つれアルコール臭が問題となっている。
これらの食品原材料、レトルト食品、防腐剤などの特有
の臭気を低減させる方法として、フラボノイド、葉緑素
、タンニンなどの植物抽出物を添加したり、例えばマト
ン含有製品や魚肉練り製品においては香辛料を添加した
り、サイクロデキストリンの包接作用を利用することが
行われている。
しかし、植物抽出物は、速効性に欠け、味や色などの点
で問題がある場合が多く、香辛料の使用は必要以上の使
用は問題が多い、また、サイクロデキストリンは、無味
、無臭、無色で食品消臭剤として優れているがその効果
は充分でない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記従来技術の課題を背景になされたもので
、食品の原材料に由来する不快臭、食品に添加したアル
コール類、酢酸などの臭気、レトルト臭などを低減する
ことができ、さらには、食品の原材料、添加剤などに由
来する苦味、渋味、えぐ味などを低減し、マイルドな味
の食品を得名ことができる各種食品の消臭用組成物を提
供すること、さらには各種食品の消臭方法を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、サイクロデキストリンと植物蛋白加水分解物
(以下rHVPJという)および/または動物蛋白加水
分解物(以下r)(APJという)とを含有してなる食
品の消臭用組成物である。
本発明において、サイクロデキストリンとは、グルコー
スがα−1,4−グルコシド結合で環状に結合したオリ
ゴ糖をいい、デンプンより特定の酵素を用いて製造され
ている。サイクロデキストリンには、グルコース分子が
それぞれ6.7および8個結合したα、β、T−サイク
ロデキストリンが知られているが、本発明のサイクロデ
キストリンはこれらα、β、またはγ−サイクロデキス
トリンあるいはこれらの混合物を示す。
また、これらのサイクロデキストリンは必ずしも充分に
分離精製したものでなくともよく、例えば原料に由来す
るオリゴ糖を含むものであっても使用できる。
また、HVPとは、植物蛋白を塩酸で加水分解して得ら
れるアミノ酸およびペプタイドの混合物をいい、さらに
HAPとは動物蛋白を塩酸で加水分解して得られるアミ
ノ酸およびペブタイドの混合物をいう。
本発明は、サイクロデキストリンとこれらHVPおよび
/またはHAPとからなる消臭用組成物であり、本発明
の組成物はサイクロデキストリンの消臭効果をさらに増
強させるものである。
すなわち、食品の原材料の不快臭、例えば畜産加工品、
魚肉練り製品、水産加工品の臭気や食品に添加したアル
コール類、酢酸の臭気、レトルト臭などの臭気を低減さ
せる。さらには、食品の原材料や添加剤に由来する苦味
、渋味、えぐ味を除去し調味効果を増強することができ
る。
本発明においてサイクロデキストリンとHAPマタはH
VPとの使用割合は1nto−10:1とすることが好
ましい。
本発明では、HAPとHVPとを併用することもでき、
この場合上記範囲内でHAPとHVPの混合割合は任意
でよい。
なお、本発明の消臭用組成物は、公知の食品添加剤を含
むものであってもよい。
本発明の消臭用組成物は、サイクロデキストリンとHA
Pおよび/またはHVPの粉末を単純に混合して調製で
きる。
次に、本発明は、サイクロデキストリンとHAPおよび
/またはHVPとを含有させてなる食品の消臭方法であ
る。
本発明の消臭方法は、サイクロデキストリンとHAPお
よび/またはHvPとからなる組成物を食品に添加して
も、サイクロデキストリンとHAPおよび/またはHV
Pをそれぞれ添加してもよい、前記組成物を食品に添加
する場合、畜産加工品、魚肉練り製品、レトルト製品、
練りウニ、生麺などにおいてはその全量に対し0.3〜
0.6重量%、ラッキョウやしば漬けの場合、調味液に
対し0.2〜0.4重量%添加する。
本発明の方法により、食品原材料の不快臭が低減され、
添加されたアルコ−5や酢酸の刺激臭が除去され、さら
には苦味、えぐ味、渋味の改良されたマイルドな味の食
品を得ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明する
下記試験例および実施例において%は特に記載ない場合
、重量基準である。
試験例1 5%エタノール100M1を入れたビーカーを3個用意
しこれにそれぞれT−サイクロデキストリン(山場国策
バルブ■社製)0.08%、HAP(コスモ食品■製)
0.125%、T−サイクロデキストリン0.08%お
よびHAPo、125%を添加し、それぞれ10m1を
25d容試験管に入れ、シリコン栓で蜜栓した。これを
45°Cで30分加熱後試験管内に生じた蒸気を10μ
!採取し、下記条件でガスクロマトグラフィーにより分
析し、消臭率(%)を調べた。
10%酢酸および10%トリメチルアミンについてもエ
タノールと同様にして生じた蒸気を分析し、消臭率(%
)を調べた。
結果を第1表に示す。
機器 5hia+adzu G C−8Aインジェクシ
ョン温度 150°C カラム温度      100°C チッ素ガス流!i     40m1/分カラム エタノールHDiasolid  ZD3mX3m  
Glass 酢酸;ジエチレングリコールサクシネート5%十H,P
O41% Diasolid  L−1 2mn+X2m  Glass トリメチルアミン; 15%ジグリセロール+5%テトラエ チレンペンタミン+2%Na0H Diasolid  L−1 3gX3m  Glass 第1表 (表中γ−CDはγ−サイクロデキストリンを表す)消
臭率(%)は以下のようにして算出した。
消臭率(%) = (C−3) /CX 100式中C
はエタノール、酢酸またはトリメチルアミンのそれぞれ
単独でのピーク面積を、Sはエタノール、酢酸またはト
リメチルアミンにそれぞれT−サイクロデキストリン、
HAPまたはその両方を添加したものから生じた蒸気の
ピーク面積を表す。
実施例1(塩辛のアルコール臭の除去)市販のイカの塩
辛を用いて、γ−サイクロデキストリン(60%)とH
AP(40%)からなる組成物を塩辛全量に対し0.3
%および0.5%添加し、これらの10gずつを試験管
に入れ蜜栓後、60 ’Cで120分加温した。生じた
蒸気を10μ2採取し、ガスクロマドラフィーでエタノ
ールの分析を行った。塩辛のみをLog採り同様に分析
し、消臭率を算出した。
結果を第2表に示す。
実施例2(練りうにのアルコール臭の除去)練りうにの
全量に対し、γ−サイクロデキストリン(40%)およ
びHAP(60%)からなる組成物を0.3%および0
.5%添加し、これらの10gずつを試験管に入れ、蜜
栓後、60°Cで60分加温した。生じた蒸気を実施例
1と同様にして分析した。練りうに10gを採り同様に
操作して分析し、消臭率を算出した。結果を第2表に示
す。
実施例3(みりんのアルコール臭の除去)本みりんにγ
−サイクロデキストリン(70%)およびHAP(30
%)からなる組成物を0. 3%および0.5%添加し
、これらの10dずつを試験管に入れ蜜栓した0本みり
ん10dについても同様に操作した。これらを40’C
で60分加温し生じた蒸気を実施例1と同様に分析し、
消臭率を算出した。
結果を第2表に示す。
実施例4(高酸度ビネガーの酢酸臭の除去)高酸度ビネ
ガーにT−サイクロデキストリン(80%)およびHA
P(20%)からなる組成物0.3%および0. 5%
添加し、これらの1゜gずつを試験管に入れ蜜栓した。
同様に高酸度ビネガー10gについても同様にした。こ
れらを60℃で60分加温し、生じた蒸気を10μ2採
取しガスクロマトグラフィーで酢酸の分析を行い、消臭
率を算出した。結果を第2表に示す。
実施例5(らっきょうの酢漫の酢酸臭の除去)らっきょ
うの酢漫に用いた調味液に対して0. 3%および0.
5%のα−サイクロデキストリン(塩水港製糖■社製)
(90%)および)IVP(播州調味料■製)(10%
)からなる組成物を添加し、これらの10gずつを試験
管に入れ蜜栓した。調味液10gについても同様に試験
管に入れ蜜栓した。これらを60°Cで60分加温して
生じた蒸気を実施例4と同様にして酢酸の分析を行い、
消臭率を算出した。
結果を第2表に示す。
実施例6(塩辛の住臭みの除去) イカの塩辛の全量に対してβ−サイクロデキストリン(
日本食品化工■社製)(60%)およびHVP (40
%)からなる組成物を0.3%、0.5%を添加し、ど
れらの10gずつを試験管に入れ蜜栓した。塩辛のみ1
0gについても同様に試験管に入れ蜜栓した。これらを
60″Cで30分加温し生じた蒸気を10μ!採取しト
リメチルアミンの分析を行い、消臭率を算出した。
結果を第2表に示す。
実施例7(さばの生臭みの除去) さばの切身をβ−サイクロデキストリン社製)(70%
)およびMVP (30%)からなる組成物がさばの切
身重量の0.3%および0.5%入っている水に30分
浸漬した。これらの切身を10gずつ試験管にとり、蜜
栓して60°Cで30分加温し、生じた蒸気を実施例6
と同様にしてトリメチルアミンの分析を行った。さばの
切身を同様に水に浸漬したものについても同様にしてト
リメチルアミンの分析を行い、消臭率を算出した。
結果を第2表に示す。
(以下余白) 第2表 本発明によれば食品の原材料に由来する不快臭、食品に
添加したアルコール類、酢酸などの臭気、レトルト臭な
どを低減することができ、さらには、食品の原材料、添
加剤などに由来する苦味、渋味、えぐ味などを低減し、
マイルドな味の食品を得ることができる。
特許出願人   アサマ化成株式会社 同   山陽国策バルブ株式会社 代理人  弁理士  白 井 重 隙 間   坂口啓子 〔発明の効果〕

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サイクロデキストリンと植物蛋白加水分解物およ
    び/または動物蛋白加水分解物とを含有してなる食品の
    消臭用組成物。
  2. (2)請求項1記載の組成物を食品に含有させることを
    特徴とする食品の消臭方法
JP1086718A 1989-04-07 1989-04-07 食品の消臭用組成物および消臭方法 Expired - Lifetime JPH0634683B2 (ja)

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Cited By (3)

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