JPS6075266A - レトルト食品の製造法 - Google Patents

レトルト食品の製造法

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JPS6075266A
JPS6075266A JP58180797A JP18079783A JPS6075266A JP S6075266 A JPS6075266 A JP S6075266A JP 58180797 A JP58180797 A JP 58180797A JP 18079783 A JP18079783 A JP 18079783A JP S6075266 A JPS6075266 A JP S6075266A
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retort
miso
food
soy sauce
cyclodextrin
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Takashi Nagabori
隆 長堀
Minoru Noda
実 野田
Ikunori Koshiyama
越山 育則
Akio Nobuhara
延原 昭男
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Kikkoman Corp
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Kikkoman Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、サイクロデキストリンを添加し、100℃以
上の温度で加熱殺菌するしl・ルト食品の製造法に関し
、その目的とするところはレトルト臭、焦臭の発生が無
く褐変の少ない香味、品質の非常に優れたレトルト食品
を得ることにある。
醤油、醤油諸味、味噌、味淋、酒、食酢、発酵調味料及
び液体出しは、料理に香シ、風味あるいはコク味を賦与
するばかシでなく食品素材の臭みを消す効果もあるので
種々の料理に広く使用されている。
一方、近年いろいろの種類のレトルト食品が市場に出廻
るようになってきているが、上記の如き調味料を使用し
て香り、風味の優れた食品を調理しても、内容食品の保
存性を向上する為に、レトルトパウチに充填、シール後
品温を700℃より高い温度で一定時間保持する加熱殺
菌処理(以下レトルト処理と言う)すると、レトルト処
理前の調味料を加えて作り出された香シ、風味あるいは
コク味が加熱分解して変化消失し、またレトルト処理中
に不快々加熱調理具が発生しこれが最後までパウチ内に
閉じ込められ食品中に浸透溶解するので、得られたレト
ルト食品はレトルト処理前の調理食品とは食味が全く異
なるものとなシ、一種独特な不快なしl・ルト臭と焦臭
を有し、また褐変によシ着色が著しく、商品価値を喪失
するものが多かった。
そこで、本発明者らは、レトルト処理した場合に、醤油
等の調味料を加えて得られる優れた香り風味及びコク味
をそのtt保持し、レトルト臭、焦臭の発生を防止し、
褐変を防止する方法を開発すべく鋭意研究を重ねた結果
、サイクロデキストリンを食品に添加し、これをレトル
トパウチに充填、シールするときは、保存性を高める為
に10゜℃より高い温度でレトルト処理しても、得られ
るしトルト食品は不快なレトルト臭及び焦臭が無く、ま
た褐変による悪影暢も少い、香味、品質が非常に優れた
レトルト食品が得られることを知り、この知見に基いて
本発明を完成した。
即ち、本発明は醤油、醤油諸法、味噌、味淋、酒、食酢
、発酵調味料及び液体出しの中から選ばれた7種以上を
含有するレトルト食品の製造においてサイクロデキスト
リンを該食品に対して0. /〜夕* m %添加し、
ioo℃以上の温度で加熱殺菌することを特徴とするレ
トルト食品の製造法である。
サイクロデキストリンは種々な化合物を包接して安定な
包接化合物を生成することが知られ、いくつかの食品へ
の利用が提案されている。然しながら、このサイクロデ
キストリンをレトルト食品の製造に際し添加して非常に
不快なレトルト臭、焦臭の発生全防止し、褐変も防止す
るという知見は全く知られていない。
以下、本発明の詳細な説明する。
先ず、本発明の対象とするレトルト食品に用いられる醤
油としては、濃口醤油、淡口醤油、溜醤油、白醤油及び
再製醤油等が、また醤油諸法としては、醤油の諸法、こ
れを細かく泥状に磨砕した諸法、或いはこれに調味成分
を加えて得られた諸法等が、また味噌としては米味噌系
統の白味噌、江戸味噌、信州味噌、麦味噌系統の田舎味
噌、豆味噌系統の八丁味噌、溜味噌、調合味噌、舊味噌
等が、また味淋としては通常の味淋、味淋に調味料、酒
精含有甘味調味料等が、また酒としては清酒、ブドウ酒
、焼酎、ブランデー、ウィスキー等が、また食酢として
は通常の食酢、ドレッシング等が、また発酵調味料とし
ては前記以外の醤油風の発酵調味料、含塩発酵調味料等
が、また液体出しとしては煮干し、鰹節などを原料とし
これを熱水或いはアルコール水で抽出し、これをベース
とした調味料等が挙げられる。
本発明でいうレトルト食品とは、上記調味料の中から選
ばれた7種以上を含有する煮しめ、佃煮、魚の甘露煮等
の食品、または串焼、蒲焼の垂れ等の調味料を通常のレ
トルトパウチ或いはブリキ缶に充填、シールし、品温i
oo℃以上、好ましくは/10〜/3夕℃で、その温度
において殺菌するのに充分な時間、例えば数秒〜2!分
しトルト処理して得られる、運搬し易く、また保存性の
優れた加熱密封食品のことを言う。
次に本発明でレトルト食品に鹸加されるサイクロデキス
トリンとしてはα型、β型、γ型の3種が存在すること
が知られているが、そのいずれでも、それらの混合物で
も良いし、またそれらの含有物であっても良い。
添加量としては、レトルト食品にその重量の0.7〜5
%添加する。添加量が。、7%未満ではレトルト処理し
た際に、不快なレトルト臭と焦臭の発生を防止し、また
褐変を抑制することができない。
また反対に多過ぎるときはレトルト食品の風味を淡白な
ものとする影響がでるので好ましくない。
添加方法は散布、浸漬、塗布等いずれでもよく、レトル
ト食品或いは調味液に添加する。添加時期は、レトルト
処理する前であればいずれでも良いが、食品をレトルト
パウチに充填する時が好ましい。
レトルト処理する際の加熱温度は品温が100℃以上、
好ましくは/10℃〜/3!℃とすることが重要である
。即ち100℃よシ低い温度ではレトルト食品の殺菌効
果が充分に達成されず、従ってレトルト食品の保存性を
高めることができない。
本発明方法によれば、少量のザイクロデキストリンを添
加し、100℃以上に加熱することによって、不快なレ
トルト臭、焦臭が無く、褐変もない風味良好で高品質の
レトルト食品が得られる。
以下、実施例を示して本発明の効果を具体的に説明する
実施例/ 醤油20≠CC,粉末アミノ酸調味料「ボリアミー(大
洋魚業製)」/≠7、砂糖j31、水飴2z1、グルタ
ミン酸ソーダど1、水と1、コハク酸ソーダg1、ソル
ビット≠22、ジンジャ−パウダーo、ti−y及びグ
アーガム27の配合割合からなる蒲焼きの垂れ調味料を
調製した。これにA;ザイクロデキストリン1日本食品
化工(株)セルデツクスCH−39」、B;デキス) 
l)ン「小学化学薬品(株)J、C;キサンタンガム「
大日本製薬(株)」、D;蔗糖脂肪酸エステル「東京化
成工業(株)」をそれぞれ7.0重量%添加し、これを
アルミパウチ(100グ/袋)に充填、シールした後、
/、20℃で20分間レトルト処理した。一方、対照と
して無添加のものEについても同様の処理をした。
72人のパネルを用いてA、B、C,D及びEのしトル
ト臭の強さについて、その順序合計をめ順位法(臭いの
最も強いものを7位とする。)により臭いの強さを比較
した。その廠果を第1表に示す。
第 / 表 得点の欄は72名のパネルによる順位合計をそれぞれ示
した。また検定の欄はクレーマーの検定表によシ有意差
の認められるもの(順位合計が2j〜≠7の場合有意差
なし)に※を伺した。
第7表の結果より、サイクロデキストリンがレトルト臭
を顕著に除去する効果のあることが明らかである。
実施例コ 実施例/と同一配合で蒲焼の垂れ調味料を調製した。こ
れにサイクロデキストリン「日本食品化工(株)セルデ
ックスCH−39」を0.0 !r −j 重fl= 
%添加混合し、レトルトパウチcsoyi袋)に充填、
シールした後、727℃で7分レトルト処理した。
対照として、上記と同一の配合、方法によりサイクロデ
キストリン無添加のものを調製した。
上記で得られた蒲焼きの垂れ調味料について臭いと褐変
を比較検削した。その結果を第2表に示す。
第2表 (注) 表中の記号、−は殆んど無い、士は極く僅かに
有り、+は僅かに有り、++は強く有り、をそれぞれ意
味する(以下、実施例3及び≠についても同じ)。
第2表の結果より、サイクロデキストリンを0.7〜j
重量%添加した本発明の区分において、レトルト臭、焦
臭及び褐変が防止され、風味、色沢の優れた蒲焼きの垂
れ調味料のレトルト食品が得られることが判る。
実施例3 市販のマグロ肉/Kg、醤油200グ、砂糖夕07、し
ようが4Loff及び味淋100rrtl!を原料とし
て、常法によシ佃煮を製造した。煮熟終了後に、サイク
ロデキストリンを製品に対して2%添加し、レトルトパ
ウチ(、!tOf!/袋)に充填、シールした後、72
7℃で≠分しトル)・処理した。
対照として、上記と同一の原料、方法によりサイクロデ
キストリン無添加のものを調製した。
上記で得られた佃煮のしトルト食品について官能及び褐
変を比較検討した。その結果を第3表に示す。
第 3 表 第3表の結果から、サイクロデキストリンを添加した本
発明の佃煮のレトルト食品は、対照のそれど比べ、レト
ルト の発生がなく、褐変についても抑制効果を有し風味良好
の高品質のものであることが判る。
実施例≠ 楓油30cc、味淋39CC,液体出し[キッコーマン
(a)、ボニコン13ーCC,グルタミン酸ソーダ/7
、砂糖209及び水,:lQCCからなる原料配合で調
味液を調製した。
次いで乾コンブを水に戻し、切断による整形加工したコ
ンブ1001に、上記調味液iooccを加えて煮詰め
、常法によりコンブの佃煮を得た。
この佃煮の煮熟終了物にサイクロデキストリンを/重量
%添加混合し、レトルトパウチ(jOf/袋)に充填、
シールした後、品温/2/℃で≠分しトルト処理した。
対照として、上記と同一の配合、方法によりザイクロデ
キストリン無添加のものを調製した。
上記で得られたコンブの佃煮のレトルト食品について官
能及び褐変を比較横側した。その結果を第弘表に示す。
第 ≠ 表 第≠表の結果から、サイクロデキストリンを添加した本
発明のコンブの佃煮のレトルト食品は、対照のそれに比
べ、レトルト 臭、焦臭の発生がなく、褐変について抑制効果をイ11
〜風味良好で高品質のものであることが判る。
特許出願人 キッコーマン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. +1)醤油、醤油諸味、味噌、味淋、酒、食酢1発酵調
    味料及び液体出しの中から選ばれた/ 、In以上を含
    ・flするしトルト食品の製造において、サイクロデキ
    ストリンを該食品に対してθ、/〜J−M最多添加し、
    100℃以上の温度で加熱殺菌することを特徴とするレ
    トルト食品の製造法。
JP58180797A 1983-09-30 1983-09-30 レトルト食品の製造法 Granted JPS6075266A (ja)

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