JPH02263888A - 包装加熱体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、酒、弁当などの加熱加温容器に用いられる包
装加熱体に関する。

〔従来の技術〕

飲食物の加熱容器の加熱源として、主として生石灰が利
用されている。生石灰は水と反応して発熱するので、こ
の水利反応を加熱容器内で行なわせ、食品を加熱加温す
る◇ 加熱容器には、氷袋と生石灰が内蔵され、その上部・周
辺に食品を載置して、蓋をして密封包装する。

加熱容器を使用するときは、氷袋を破って水を生石灰に
注ぎ、そのとき発生する大量の蒸気金利用して弁当やシ
ラマイ等を加熱する場合と蒸気を外にもれないようにし
て伝熱で酒等を加温する場合がある。

生石灰は、吸湿性が大きく、吸湿すると発′ＰＡ敏は半
減するので、生石灰をアルミ箔で包装した包装加熱体と
して用いられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

生石灰を加熱体とする加熱容器では、食品の均一加熱と
安全対策が要請される。

発熱反応が均一でないと、食品の加熱ムラが生じたり、
急激に発熱して高温になり過ぎ、加熱容器が変形したり
、穴がろいたりして危険である。

また、未反応の生石灰を残したまま加熱容器全廃棄する
と発火の恐れがある。

食品を均一に加熱するためには、適量の生石灰を加熱容
器内にできるだけ均一に拡げてセットして、局部的な高
温ゾーンや低温ゾーンを作らないようにする必要がある
。

従来のアルミ箔等で生石灰を包む方法では、包む時に加
熱容器の大きさに合わせて生石灰金均−に広げるのに入
手が掛かる上に、アルミ箔包装体を加熱容器にセットす
る時、生石灰がアルミ箔内で＃勤しない様に細心の注意
を払う必要がある等の作業性に問題がある。

アルミ箔包装体では包みの中央部が厚くなり勝であり、
均一性にも問題がめった。

さらに、アルミ箔には反応用の水を給水するため穴が明
けられているので、外気からの湿気の侵入で生石灰が吸
湿し１力月位が品質を維持できる限度となっている。

シラマイや弁当用の加熱容器は、−週間以内に消費され
るので、従来の包装体でも問題は少ないが、店頭で１力
月以上並べられる食品の加熱容器では防湿について充分
ではなかった。

本発明は、これらの問題点を解決し、包装加熱体の均一
性の向上、保存性の向上、作業性の向上を図ることを目
的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は生石灰全水溶性フ
ィルムで密封包装する。

本発明で用いる水溶性フィルムは、水溶性高分子たとえ
ばポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリエ
チレンイミン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリエチレンオ
キシド、ポリビニルピロリドンなどのフィルムを用いる
ことができるが、通常はポリビニルアルコールのフィル
ム’に用いる。

生石灰を水溶性フィルムで密封包装するには、現在食品
包装分野等で行なわれている真空包装、減圧包装、加熱
収縮包装における通常の方法で行なわれる。

包装加熱体のサイズと形状は、被加熱食品の種類や加熱
容器の大きさならびに弁当箱、トンブリなどの形状に合
わせで変えることができる。通常燻、直方形または円形
で均一な厚みをもった、扁平シート状袋になる。

第１図は、本発明の生石灰を包装した包装加熱体の平面
図、第２図は断面図である。

図面において、生石灰１は水溶性フィルム２で包装され
、左右端３はヒートシールされている。

直方形状で用平均−なシート状である。

第６図は、断面図中央部の拡大図である。

生石灰粒１は、真空包装では表面全フィルムで密層され
、内部で粒同志で固定し合っている。通常の包装方法で
は内部で粒が動く程度に余裕がらる。

包装体全扁平シート状にするためには、生石灰の粒径は
１０朋以下で６９、好ましくは５ｎ以下である。

包装体が大きくなる場合、水との接触機会を均等にしか
つ生石灰の分布を均一に保つために小袋に分割する。

分割方法は、いろいろな形で出来るが通常は格子状にヒ
ートシールすることによって行なう。シール間隔は６ｃ
ｍ以下で、正方形や直方形が用いられる。

生石灰を水溶性フィルムで包装した包装加熱体は、生石
灰粒が真空や加熱収縮によりフィルムで密層固定されて
いるので、分離防上や加熱容器への詰込みなどの作業性
が向上する。

さらに、生石灰粒の＃動がないので、均一反応による加
熱のコントロールが容易となる。

アルミ箔の包装体は、水を通すための穴が開けられてい
るので、吸湿して長期間の保存ができなかったが、水溶
性フィルムでは防湿性で且つ穴？開ける必要もないので
、長期間保存しても生石灰の品質低下は少ない。

水溶性フィルムに水がかかると、フィルムが溶けはじめ
、溶けた部分から発熱反応するので、以後は従来の包装
体の場合と全く同様である。

〔実施例〕

実施例１ 厚み４０μｍの水溶性ＰＶＡフィルムを用い、ＣａＱ９
８チの生石灰１５０，９（５％篩目全通品〕を１０ｃｒ
ＩＬＸ１６ｃｍの大きさに均一に広げ真空包装した。包
装体の厚みは薄い所で０．８ｃｍ、厚い所で１．２ＣＩ
ｒＬアった。この包装体をに１１１ｃｒＩＬ、横１７傭
、高さ７ｃｍの加熱容器に入れて、水を加え加熱試験を
行なった結果、容器全体が均一に加熱されることを確認
した。

又、この包装体を３ケ月間、自然放置した。６ケ月後の
生石灰には吸湿した様子は全く見受けられなかった。

同、加熱収縮包装でも真空包装と全く同一形状の包装体
が得られた。

実４例２ 厚み４０μｍの水溶性ＰＶＡ　フィルムを用い、Ｃａ０
９８％の生石灰１４０．！ｉ＋（５Ｘ面目全通品）を全
体の大きさ１０１０ｍＸ１５で、間隔５ｃ＋ａＸＳ備に
格子状にヒートシールした。この包装体を縦１１α、横
１７ｃｍ、高さ７ｃｍの加熱容器に入れて、水を加えカ
ロ熱試験を行なった結果、容器全体が均一に加熱される
ことを確認した。

又、この包装体を６ケ月間、自然放置したが６ケ月後の
生石灰には吸湿した様子は全く見受けられなかった。

〔発明の効果〕

生石灰を水溶性フィルムで扁平シート状に包装すること
により、生石灰の移動がなくなり、加熱時の均一性が保
持できる。

フィルムが水溶性であるためにフィルムに水を通す穴を
めけたり、袋を破断する手段がなくなり、外気中の湿気
から遮断された状態に生石灰を保持できるので長期保存
が可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の包装加熱体の平面図、第２図は同１
析面図、第３図は断面図中央部分の拡大図、第４図は実
施例の平面図、第５図は同断面図である。 １・・・生石灰、２・・・水溶性フィルム、３・・・ヒ
ート特許出願人　電気化学工業株式会社 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）生石灰を水溶性フィルムで密封してなる包装加熱体 ２）真空包装または加熱収縮包装してなる請求項１記載
   の包装加熱体 ３）６ｃｍ以下の間隔で格子状にヒートシールされた請
   求項２記載の包装加熱体