JP3923611B2 - 積層体およびそれを使用した包装用袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層体およびそれを使用した包装用袋に関し、更に詳しくは、レトルト等の加熱殺菌に適する包装用袋を製造することができる積層体およびそれを使用した包装用袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、レトルト等の加熱殺菌に適する包装用袋において、酸素ガス等のバリア−性基材としては、通常、ポリ塩化ビニリデン系樹脂層、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物層、または、MXDナイロン樹脂層等を用いることが、一般的である。
これらのものは、酸素ガス等に対し、非常に高いガスバリア−性能を有し、包装製品の保存期間、あるいは、その流通過程等において、安定的にその性能を発揮し、内容物の変質等を防止することができるものである。
ところで、近年、酸素ガス等に対するバリア−性基材として、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の薄膜が注目されている。
このものは、酸素ガス、あるいは、水蒸気等に対し、極めて高いバリア−性能を有し、しかも、温度等の影響を受けることなく、その性能を保持することができるという利点を有するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしなが、上記のポリ塩化ビニリデン系樹脂層、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物層、または、MXDナイロン樹脂層等からなるバリア−性基材において、そのガスバリア−性能は、温度依存性が極めて高く、例えば、100℃以上の加熱殺菌時には、常温での100倍以上の酸素ガス透過性を有し、酸化反応の活発な高温時において、内容物に簡単に酸素が供給されることになり、加熱殺菌後に、内容物が褐変するという問題点がある。
また、上記のバリア−性基材においては、加熱時に水蒸気透過度も高くなるのが一般的であり、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物層においては、水分を吸収することにより、その酸素ガスバリア−性能が著しく低下し、加熱殺菌後においても、元来のバリア−性能が復活するためには、約1週間以上を必要とする問題点もある。
また、上記の酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の薄膜等からなるバリア−性基材においては、それがガラス質の薄膜であることから、例えば、包装用袋の製袋時の折り込み、あるいは、加熱殺菌前後における樹脂フィルムの膨潤、あるいは、収縮、更には、包装製品の保存、流通等における運搬時の取り扱い等において、極めて簡単にクラックを発生するという問題点があり、その結果、バリア−性能が著しく低下し、例えば、著しい場合には、そのバリア−性能が、殺菌前の10倍以上の酸素透過量になるという問題点がある。
また、上記のようなクラックは、局所的に発生するために、食品等の内容物の一部が、著しく褐変するという問題点もある。
そこで本発明は、加熱殺菌前後、更に、その包装製品の流通、保存等に至るまで、酸素ガス等に対する極めて高いバリア−性能を維持し、特に、加熱殺菌中の酸化による品質劣化および流通、保存中の酸化による品質劣化を防止する良好なバリア−性能を有するハイバリア−性積層体およびそれを使用した包装用袋を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記のような問題点を解決すべく種々研究の結果、包装用袋を構成する積層体中に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂層、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物層、または、MXDナイロン樹脂層等からなるバリア−性基材と、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の薄膜等からなるバリア−性基材とを共存させることに着目し、少なくとも、ポリ塩化ビニリデン系樹脂層、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物層、または、MXDナイロン樹脂層等からなるバリア−性樹脂層と、無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムとの2層を有することからなる積層体を製造し、次いで、該積層体を使用し、それを製袋して包装用袋を製造し、しかる後、該包装用袋内に、食品等の内容物を充填包装し、更に、該充填包装製品を、レトルト等の加熱殺菌処理したところ、加熱殺菌前後、更に、その包装製品の流通、保存等に至るまで、酸素ガス、水蒸気等に対する極めて高いバリア−性能を維持し、特に、加熱殺菌中の酸化による品質劣化および流通、保存中の酸化による品質劣化を防止する良好なバリア−性能を有するハイバリア−性積層体およびそれを使用した包装用袋を製造し得ることを見出して本発明を完成したものである。
【0005】
すなわち、本発明は、少なくとも、バリア−性樹脂層と無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムとの2層を有することからなることを特徴とする加熱殺菌用透明バリア−性積層体およびそれを使用した包装用袋に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について以下に更に詳しく説明する。
まず、本発明にかかる積層体およびそれを使用した包装用袋の構成についてその二三を例示して図面を用いて説明すると、図1および図2は、本発明にかかる積層体についてその二三例の層構成を示す概略的断面図であり、図3は、上記の図1〜2に例示した本発明にかかる積層体を使用して製袋した包装用袋についてその一例の構成を示す概略的斜視図であり、図4は、上記の図3に例示した本発明にかかる包装用袋内に内容物を充填包装し、更に、加熱殺菌処理を施した包装製品についてその一例の構成を示す概略的斜視図である。
【0007】
まず、本発明において、本発明にかかる積層体についてその二三を例示して説明すると、本発明にかかる積層体としては、例えば、図1に示すように、少なくとも、バリア−性樹脂層1と無機酸化物の薄膜2を有する樹脂フィルム3との2層4を有することからなる積層体Aを挙げることができる。
更に、具体的には、本発明にかかる積層体としては、図2に示すように、上記の図1に示す積層体Aにおいて、少なくとも、その一方の側に、基材フィルム5を有し、その他方の側に、ヒ−トシ−ル性樹脂層6を有することからなる積層体Bを挙げることができる。
上記の図2に例示する積層体において、基材フィルムが、通常、包装用袋の外側を構成し、また、ヒ−トシ−ル性樹脂層が、内容物と接する包装用袋の最内層を構成するものである。
更に、本発明にかかる積層体においては、図示しないが、バリア−性樹脂層と無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムとは、無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムが、内容物側に配置されて積層してなる積層体が望ましいものである。
而して、本発明において、上記のように無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムを内容物側に配置することにより、温度依存性が少ない無機酸化物の薄膜により、加熱殺菌中のバリア−性能が良好であるだけではなく、加熱殺菌中、主として、バリア−性能を発揮する無機酸化物の薄膜より内面の内容物側の樹脂層の種類も少なくてすみ、極めて衛生性に優れ、かつ、官能的に良好な包装製品を製造することが可能であり、更に、加熱殺菌後、水分を含んだバリア−性樹脂層が外側にあることにより、その水分がなくなりバリア−性能を復活させる時間を短時間にすることができるという利点を有するものである。
また、本発明においては、バリア−性樹脂層と無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムとの2層からなるバリア−層を有することから、バリア−性能の相乗効果により、非常に高いバリア−性能を発揮することができるというものである。
次にまた、本発明にかかる積層体において、図示しないが、バリア−性樹脂層と無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムとにおいて、無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムの無機酸化物の薄膜が、バリア−性樹脂層の面と接して積層されていなくてもよいものである。
而して、上記に挙げた例は、本発明にかかる積層体を構成する二三の例示であり、これによって限定されるものではなく、例えば、本発明においては、図示しないが、基材フィルム、ヒ−トシ−ル性樹脂層等の他に、更に、その使用目的、充填包装する内容物、加熱殺菌方式、流通経路、販売形態、用途等によって、他の基材を任意に積層して、種々の形態の積層体を設計して製造することができるものである。
【0008】
次に、本発明において、上記のような積層体を使用して製袋してなる本発明にかかる包装用袋の構成について説明すると、かかる包装用袋としては、例えば、上記の図1〜2に示す積層体A、B、具体的には、積層体Bを使用して製袋した包装用袋を例示してすると、図3の斜視図に示すように、上記の積層体B、Bを2枚用意し、その最内層に位置するヒ−トシ−ル性樹脂層6、6の面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部の三方をヒ−トシ−ルしてシ−ル部7、7、7を形成して、本発明にかかる包装用袋の一例である三方シ−ル型の軟包装用袋Cを製造することができる。
【0009】
而して、本発明においては、図4に示すように、上記のように製造した包装用袋Cの上方の開口部から、例えば、加熱殺菌処理する食品等の内容物8を充填し、しかる後、その開口部の上方の端部をヒ−トシ−ルして上方シ−ル部9を形成して、内容物8を充填包装し、しかる後、該内容物8を充填包装した包装用袋体を、その内容物8に合った、例えば、レトルト等の加熱殺菌処理を施し、次いで、冷却して、本発明にかかる包装用袋Cを使用した包装製品Dを製造することができるものである。
上記に図示して例示した包装用袋、包装製品等は、本発明にかかる包装用袋、それを使用した包装製品の一例であり、これによって本発明は限定されるものでなく、その目的、用途等により、種々の形態の包装用袋、包装製品を製造することができることは言うまでもないことである。
【0010】
次に、本発明において、上記のような本発明にかかる積層材、包装用袋等を構成する材料、その製造法等について説明すると、かかる材料、あるいは、その製造法等としては、種々の材料を使用し、また、種々の方式を採用することができる。
まず、本発明において、バリア−性樹脂層としては、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止する性質を有する樹脂のフィルムないしシ−ト、あるいは、該樹脂を主成分とする樹脂組成物のコ−ティング膜等を使用することができる。
具体的には、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物(エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体)、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂からなるMXDナイロン等の樹脂のフィルムないしシ−ト、あるいは、そのコ−ティング膜等を使用することができる。
上記のフィルムないしシ−ト、あるいは、コ−ティング膜の厚さとしては、0.5〜30μm位、好ましくは、1〜20μm位が望ましい。
【0011】
次にまた、本発明において、無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムとしては、可撓性を有する樹脂のフィルムないしシ−トの上に、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の蒸着膜を形成したものを使用することができる。
更に、具体的に説明すると、上記において、可撓性を有する樹脂のフィルムないしシ−トとしては、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の非結晶性の薄膜を保持し得るプラスチックのフィルムないしシ−トであればいずれのものでも使用することができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコ−ル、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、アセタ−ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、その他等の各種の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。これらの樹脂のフィルムないしシ−トは、一軸ないし二軸方向に延伸されているものでもよく、また、その厚さとしては、10〜200μm位、好ましくは、10〜100μm位が望ましい。
また、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、必要ならば、その表面にアンカ−コ−ト剤等をコ−ティングして表面平滑化処理等を施すこともできる。
【0012】
次にまた、本発明において、無機酸化物の薄膜としては、基本的に金属の酸化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜であれば使用可能であり、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)等の金属の酸化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜を使用することができる。
而して、包装用材料等に適するものとしては、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)等の金属の酸化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜を挙げることができる。
而して、上記の金属の酸化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜は、ケイ素酸化物、アルミニウム酸化物、マグネシウム酸化物等のように金属酸化物として呼ぶことができ、その表記は、例えば、SiOX 、AlOX 、MgOX 等のようにMOX (ただし、式中、Mは、金属元素を表し、Xの値は、金属元素によってそれぞれ範囲がことなる。)で表される。
また、上記のXの値の範囲としては、ケイ素(Si)は、0〜2、アルミニウム(Al)は、0〜1.5、マグネシウム(Mg)は、0〜1、カルシウム(Ca)は、0〜1、カリウム(K)は、0〜0.5、スズ(Sn)は、0〜2、ナトリウム(Na)は、0〜0.5、ホウ素(B)は、0〜1、5、チタン(Ti)は、0〜2、鉛(Pb)は、0〜1、ジルコニウム(Zr)は0〜2、イットリウム(Y)は、0〜1.5の範囲の値をとることができる。
上記において、X=0の場合、完全な金属であり、透明ではなく全く使用することができない、また、Xの範囲の上限は、完全に酸化した値である。
本発明において、包装用材料としては、一般的に、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)以外は、使用される例に乏しく、ケイ素(Si)は、1.0〜2.0、アルミニウム(Al)は、0.5〜1.5の範囲の値のものを使用することができる。
本発明において、上記のような無機酸化物の薄膜の膜厚としては、使用する金属、または金属の酸化物の種類等によって異なるが、例えば、50〜3000Å位、好ましくは、100〜1000Å位の範囲内で任意に選択して形成することが望ましい。
また、本発明においては、無機酸化物の薄膜としては、無機酸化物の薄膜の1層だけではなく、2層あるいはそれ以上を積層した積層体の状態でもよく、また、使用する金属、または金属の酸化物としては、1種または2種以上の混合物で使用し、異種の材質で混合した無機酸化物の薄膜を構成することもできる。
【0013】
次に、本発明において、可撓性を有する樹脂のフィルムないしシ−トの上に、無機酸化物の薄膜を形成する方法について説明すると、かかる方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレ−ティング法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法、PVD法)、あるいは、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法、CVD法)等を挙げることができる。
なお、本発明において、包装用材料に用いる場合には、主に、真空蒸着法を用い、一部、プラズマ化学気相成長法も用いられる。
【0014】
更に、本発明において、無機酸化物の薄膜形成法について具体的に説明すると、上記のような金属の酸化物を原料とし、これを加熱して可撓性プラスチック基材の上に蒸着する真空蒸着法、または原料に金属または金属の酸化物を使用し、酸素を導入して酸化させて可撓性プラスチック基材の上に蒸着する酸化反応蒸着法、更に酸化反応をプラズマで助成するプラズマ助成式の酸化反応蒸着法等を用いて蒸着膜を形成することができる。
なお、本発明においては、酸化ケイ素の蒸着膜を形成する場合、オルガノシロキサンを原料とするプラズマ化学気相成長法を用いて蒸着膜を形成することができる。
【0015】
次に、本発明において、基材フィルムとしては、包装用袋を構成する場合、基本素材となることから、機械的、物理的、化学的、その他等において優れた性質を有し、特に、強度を有して強靱であり、かつ耐熱性を有する樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができ、具体的には、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−ト、その他等を使用することができる。
而して、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用することができる。
そのフィルムの厚さとしては、5μmないし100μm位、好ましくは、10μmないし50μm位が望ましい。
なお、本発明においては、上記のような基材フィルムには、例えば、文字、図形、記号、絵柄、模様等の所望の印刷絵柄を通常の印刷法で表刷り印刷あるいは裏刷り印刷等が施されていてもよい。
【0016】
更にまた、本発明において、ヒ−トシ−ル性樹脂層としては、積層体の最内層を構成し、熱によって溶融し相互に融着し得る樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができ、具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。
而して、上記のフィルムないしシ−トは、その樹脂を含む組成物によるコ−ティング膜の状態で使用することができる。
その膜もしくはフィルムないしシ−トの厚さとしては、5μmないし300μm位が好ましくは、更には、10μmないし100μm位が望ましい。
【0017】
次に、本発明において、本発明にかかる積層体を製造する場合、中間基材として、例えば、水蒸気、水等に対しバリア−性を有する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、あるいは、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を加えて混練してフィルム化してなる遮光性を有する各種の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することができる。
これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することができる。上記のフィルムないしシ−トの厚さとしては、任意であるが、通常、5μmないし300μm位、更には、10μmないし100μm位が望ましい。
【0018】
更に、本発明においては、通常、包装用袋は、物理的にも化学的にも過酷な条件におかれることから、包装用袋を構成する包装材料には、厳しい包装適性が要求され、変形防止強度、落下衝撃強度、耐ピンホ−ル性、耐熱性、密封性、品質保全性、作業性、衛生性、その他等の種々の条件が要求され、このために、本発明においては、上記のような諸条件を充足する材料を任意に選択して使用することができ、具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂のフィルムないしシ−トから任意に選択して使用することができる。
その他、例えば、セロハン等のフィルム、合成紙等も使用することができる。
本発明において、上記のフィルムないしシ−トは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用することができる。
また、その厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して使用することができる。
更に、本発明においては、フィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性状の膜でもよい。
【0019】
次に、上記の本発明において、上記のようなバリア−性樹脂層、無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルム、基材フィルム、ヒ−トシ−ル性樹脂層、その他の基材等を使用して、本発明にかかる積層体を製造する方法について説明すると、かかる方法としては、通常の包装材料をラミネ−トする方法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ押し出し成形法、共押し出しラミネ−ション法、インフレ−ション法、共押し出しインフレ−ション法、その他等で行うことができる。
而して、本発明においては、上記の積層を行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例えば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の公知の前処理、アンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することができる。
【0020】
次に、本発明において、上記のような積層体を使用して製袋する方法について説明すると、上記のような方法で製造した積層体を使用し、その内層のヒ−トシ−ル性樹脂層の面を対向させて、それを折り重ねるか、或いはその二枚を重ね合わせ、更に、その周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けて、本発明にかかる包装用袋を構成することができる。
而して、その製袋方法としては、上記の積層体を、その内層の面を対向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わせ、更に、その外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明にかかる種々の形態の包装用袋を製造することができる。
その他、例えば、自立性包装袋(スタンディングパウチ)等も製造することが可能であり、更に、本発明においては、上記の積層体を使用してチュ−ブ容器等も製造することができる。
上記において、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
なお、本発明においては、上記のような包装用袋には、例えば、ワンピ−スタイプ、ツウ−ピ−スタイプ、その他等の注出口、あるいは開閉用ジッパ−等を任意に取り付けることができる。
【0021】
次に、本発明において、上記のようにして製造した包装用袋には、レトルト等により加熱殺菌処理する食料品、例えば、カレ−、ハッシュドビ−フ、クリ−ムシチュ−、ボルシチ、ビ−フシチュ−等のシチュ−類、中華料理、イタリア料理等のソ−ス類、ミ−トソ−ス等のスパゲッティソ−ス類、マ−ボ−豆腐、八宝菜、酢豚、筑前煮、肉じゃが、煮豆等の惣菜類、中華丼、牛丼等のどんぶりの素、コンソメ、ポタ−ジュ、ミネストロ−ネ等のス−プ類あるいはみそ汁、けんちん汁、おすまし等の汁類、カマメシの素、五目すしの素等のまぜご飯の素、米飯、赤飯、カマメシ、粥、雑炊等の米飯類、ラ−メン、うどん、パスタ等の生麺類、ぜんざい、あんみつ等のデザ−ト類、ハンバ−グ、ミ−トボ−ル、焼き鳥、焼きさかな、煮魚、ツナ、コ−ンビ−フ、蒲鉾、ハム、ソ−セ−ジ等の魚肉、畜肉加工品、その他等を充填包装することができるものである。
而して、本発明において、加熱殺菌処理法について説明すると、レトルト釜の種類としては、例えば、蒸気式、熱水式、ズプレ−(シャワ−)式等のレトルト釜を使用し、殺菌の方式としては、例えば、パウチにて通常実施される定圧式の他、容器殺菌に実施される含気式(圧力を容器内圧にあわせて調節する)や、殺菌効率を上昇させるため、回転式や揺動式等の殺菌の方式を採用し、殺菌条件としては、例えば、120℃4分相当以上行われるが、内容物の条件によっては、それ以下でも実施され、また、殺菌温度としては、例えば、120℃の他、135℃まで上昇する、いわゆる、高温短時間殺菌(High Temperature Short Time、HTST)にも使用可能であり、これらの方法によって加熱殺菌を行い、種々の内容物を充填包装した包装製品を製造することができる。
【0022】
【実施例】
上記の本発明について実施例を挙げて更に具体的に説明する。
実施例1
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、そのフィルムの一方の面に、公知の真空蒸着機を使用し、下記に示す条件で真空蒸着して、厚さ300Åの酸化アルミニウムの蒸着膜を形成した。
〔蒸着条件〕
蒸着機の加熱方式:電子線加熱方式
原料:アルミニウム
真空チャンバ−内の真空度:2×10-3mbar
酸素導入前の蒸着チャンバ−の真空度:2×10-5mbar
酸素導入後の蒸着チャンバ−の真空度:3×10-4mbar
フィルムの搬送速度:600m/分
次に、上記で製造した厚さ300Åの酸化アルミニウムの蒸着膜の面に、2液硬化型ポリウレタン系接着剤(5%溶液)を使用し、これを膜厚1μmにコ−ティングし接着剤層を形成し、次いで、該接着剤層面に、厚さ15μmのポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルムをドライラミネ−トして積層し、しかる後、該ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルムの面に、ポリプロピレン樹脂を使用し、これを厚さ70μmに押し出しコ−トして、下記の層構成からなる本発明にかかる積層体を製造した。
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム・厚さ300Åの酸化アルミニウムの蒸着膜/厚さ1μmの接着剤層/厚さ15μmのポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルム/厚さ70μmの未延伸ポリプロピレン樹脂層
【0023】
実施例2
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、そのフィルムの一方の面に、公知の真空蒸着機を使用し、下記に示す条件で真空蒸着して、厚さ300Åの酸化ケイ素の蒸着膜を形成した。
〔蒸着条件〕
蒸着機の加熱方式:電子線加熱方式
原料:酸化ケイ素
真空チャンバ−内の真空度:2×10-3mbar
酸素導入前の蒸着チャンバ−の真空度:2×10-5mbar
酸素導入後の蒸着チャンバ−の真空度:3×10-4mbar
フィルムの搬送速度:600m/分
次に、まず、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、上記の実施例1と同様にして、2液硬化型ポリウレタン系接着剤(5%溶液)を使用し、これを膜厚1μmにコ−ティングして接着剤層を形成し、次いで、該接着剤層面に、厚さ15μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物フィルムをドライラミネ−トして積層し、次に、上記で積層したエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物フィルムの面に、上記と同様にして2液硬化型ポリウレタン系接着剤による接着剤層を形成し、次いで、該接着剤層面に、上記で製造した酸化ケイ素の蒸着膜を有する二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを、その二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして積層し、更に、上記で積層した酸化ケイ素の蒸着膜を有する二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの酸化ケイ素の蒸着膜面に、ポリプロピレン樹脂を使用し、これを厚さ70μmに押し出しコ−トして、下記の層構成からなる本発明にかかる積層体を製造した。
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/厚さ1μmの接着剤層/厚さ15μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物フィルム/厚さ1μmの接着剤層/厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム・厚さ300Åの酸化ケイ素の蒸着膜/厚さ70μmの未延伸ポリプロピレン樹脂層
【0024】
比較例1
厚さ300Åのアルミニウムの蒸着膜を有する厚さ15μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムのアルミニウム蒸着膜面に、2液硬化型ポリウレタン系接着剤(5%溶液)を使用し、これを膜厚1μmにコ−ティングし接着剤層を形成し、次いで、該接着剤層面に、厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムをドライラミネ−トして積層し、しかる後、該2軸延伸ナイロンフィルムの面に、ポリプロピレン樹脂を使用し、これを厚さ70μmに押し出しコ−トして、下記の層構成からなる積層体を製造した。
厚さ15μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム・厚さ300Åのアルミニウム蒸着膜/厚さ1μmの接着剤層/厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルム/厚さ70μmの未延伸ポリプロピレン樹脂層
【0025】
比較例2
厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面に、上記の実施例1と同様にして、2液硬化型ポリウレタン系接着剤(5%溶液)を使用し、これを膜厚1μmにコ−ティングして接着剤層を形成し、次いで、該接着剤層面に、厚さ15μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物フィルムをドライラミネ−トして積層し、次に、上記で積層したエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物フィルムの面に、ポリプロピレン樹脂を使用し、これを厚さ70μmに押し出しコ−トして、下記の層構成からなる本発明にかかる積層体を製造した。
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/厚さ1μmの接着剤層/厚さ15μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体のケイ化物フィルム/厚さ70μmの未延伸ポリプロピレン樹脂層
【0026】
実験例
上記の実施例1〜2、および、比較例1〜2で製造した各積層体を使用し、まず、140×170mmに製袋して3方シ−ル袋を製造し、次に、該袋内に、水100ccを充填し、しかる後、110℃×30分間加熱殺菌して、包装製品を製造した。
上記で製造した包装製品について、その殺菌前、殺菌直後、殺菌し1週間後のバリア−性に関して、米国、モコン社(MOCON社)製、機種名、オクストラン(OXTRAN)の酸素透過度測定装置を使用し、温度25℃、湿度90%RHの条件で測定した。
その結果を下記の表1に示す。
【0027】
【表1】
Figure 0003923611
【0028】
上記の結果より明らかなように、実施例1〜2のものは、バリア−性能が極めて良好なものであった。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明は、包装用袋を構成する積層体中に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂層、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物層、または、MXDナイロン樹脂層等からなるバリア−性基材と、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の薄膜等からなるバリア−性基材とを共存させることに着目し、少なくとも、ポリ塩化ビニリデン系樹脂層、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物層、または、MXDナイロン樹脂層等からなるバリア−性樹脂層と、無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムとの2層を有することからなる積層体を製造し、次いで、該積層体を使用し、それを製袋して包装用袋を製造し、しかる後、該包装用袋内に、食品等の内容物を充填包装し、更に、該充填包装製品を、レトルト等の加熱殺菌処理して、加熱殺菌前後、更に、その包装製品の流通、保存等に至るまで、酸素ガス、水蒸気等に対する極めて高いバリア−性能を維持し、特に、加熱殺菌中の酸化による品質劣化および流通、保存中の酸化による品質劣化を防止する良好なバリア−性能を有するハイバリア−性積層体およびそれを使用した包装用袋を製造し得ることができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる積層体についてその一例の層構成を示す概略的断面図である。
【図2】本発明にかかる積層体についてその一例の層構成を示す概略的断面図である。
【図3】上記の図1〜2に例示した本発明にかかる積層体を使用して製袋した包装用袋についてその一例の構成を示す概略的斜視図である。
【図4】上記の図3に例示した本発明にかかる包装用袋内に内容物を充填包装し、更に、加熱殺菌処理を施した包装製品についてその一例の構成を示す概略的斜視図である。
【符号の説明】
1 バリア−性樹脂層
2 無機酸化物の薄膜
3 樹脂フィルム
4 バリア−性樹脂層と無機酸化物の薄膜を有する樹脂フィルムとの
2層
5 基材フィルム
6 ヒ−トシ−ル性樹脂層
7 シ−ル部
8 内容物
9 上方シ−ル部
A 積層体
B 積層体
C 包装用袋
D 包装製品

Claims (2)

  1. 基材フィルムの片面に、接着剤層を介して、バリア性樹脂のフィルムをドライラミネ−ト積層し、更に、上記でドライラミネ−ト積層したバリア性樹脂のフィルムの面に、接着剤層を介して、無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂フィルムを、その樹脂フィルムの面を対向させて重ね合わせてドライラミネ−ト積層し、また、上記でドライラミネ−ト積層した無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂フィルムの無機酸化物の蒸着膜の面に、ヒ−トシ−ル性樹脂層を設けたことを特徴とする加熱殺菌用透明バリア−性積層体。
  2. 2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの片面に、接着剤層を介して、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物フィルムをドライラミネ−ト積層し、更に、上記でドライラミネ−ト積層したエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物フィルムの面に、接着剤層を介して、酸化ケイ素の蒸着膜を有する2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを、その2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの面を対向させて重ね合わせてドライラミネ−ト積層し、また、上記でドライラミネ−ト積層した酸化ケイ素の蒸着膜を有する2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの酸化ケイ素の蒸着膜の面に、未延伸ポリプロピレン樹脂層を設けたことを特徴とする加熱殺菌用透明バリア−性積層体。
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