JPH0226293A - 可変速誘導電動機の回転子 - Google Patents
可変速誘導電動機の回転子Info
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- JPH0226293A JPH0226293A JP63176075A JP17607588A JPH0226293A JP H0226293 A JPH0226293 A JP H0226293A JP 63176075 A JP63176075 A JP 63176075A JP 17607588 A JP17607588 A JP 17607588A JP H0226293 A JPH0226293 A JP H0226293A
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Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、トルク特性および効率が良く速度制御が容易
な可変速誘導電動機の回転子に関する。
な可変速誘導電動機の回転子に関する。
従来技術とその問題点
誘導電動機の速度を制御する方法の一つとして電源周波
数を変える方法がある。この方法は連続的かつ広範囲な
速度制御が可能である半面、この方法で必要とする周波
数変換装置を高価とし、また周波数変換装置により交流
を直流に変換して再度交流に変換する過程において一般
に高調波および電波が発生し、これらによってコンピュ
ーター、その地合種電気制御機器の誤動作あるいはコン
デンサーの過熱等の障害を招くことがあり、このうち高
調波障害に対しては、フィルターを設置することにより
対策を講じることもできるが、フィルターの設置にはコ
ストがかかる。また低速時において一般に性能が不十分
となる等の欠点を有するものである。
数を変える方法がある。この方法は連続的かつ広範囲な
速度制御が可能である半面、この方法で必要とする周波
数変換装置を高価とし、また周波数変換装置により交流
を直流に変換して再度交流に変換する過程において一般
に高調波および電波が発生し、これらによってコンピュ
ーター、その地合種電気制御機器の誤動作あるいはコン
デンサーの過熱等の障害を招くことがあり、このうち高
調波障害に対しては、フィルターを設置することにより
対策を講じることもできるが、フィルターの設置にはコ
ストがかかる。また低速時において一般に性能が不十分
となる等の欠点を有するものである。
また、電動機の極数を変えて速度を制御する方法は、極
数の変換によって段階的に速度を変えることができても
、無段階的に滑かな速度制御をすることができない欠点
がある。
数の変換によって段階的に速度を変えることができても
、無段階的に滑かな速度制御をすることができない欠点
がある。
また、電源の電圧を変えて速度を制御する方法では、速
度制御が連続的に行える半面、特に低速度領域において
効率が悪くなる欠点がある。
度制御が連続的に行える半面、特に低速度領域において
効率が悪くなる欠点がある。
そして巻線型電動機において二次抵抗を変化させすべり
を変えて速度制御を行う方法は、比較的簡単に連続的な
速度制御が可能である半面、外部からブラシとスリップ
リングを介して回転子巻線回路へ抵抗を挿入するために
、ブラシの消耗による保守点検を必要とし、また、かご
形誘導電動機は、二次抵抗を変化させて速度制御を行う
ことができない問題点がある。
を変えて速度制御を行う方法は、比較的簡単に連続的な
速度制御が可能である半面、外部からブラシとスリップ
リングを介して回転子巻線回路へ抵抗を挿入するために
、ブラシの消耗による保守点検を必要とし、また、かご
形誘導電動機は、二次抵抗を変化させて速度制御を行う
ことができない問題点がある。
上記問題点に対処するものとして、例えば、特開昭54
−29005号公報にその技術が開示してあり、このも
のは、同軸上に設置された2組の回転子鉄心および回転
子鉄心に対向してそれぞれ独立する固定子巻線を備えた
2組の固定子と、前記各回転子鉄心に跨って共通に設置
されかつ両端にてそれぞれ短絡環を介して相互間を短絡
したかご形導体と、2組の回転子鉄心間におけるかご形
導体の中央箇所にてかご形導体の相互間を短絡する高抵
抗体とを備え、始動時には固定子巻線の相互間の位相を
180°ずらせ、始動後の運転時には位相を合わせて給
電する双鉄心かご彫型動機であるが、始動時に固定子巻
線の相互間の位相を180°ずらすことにより始動トル
クを大にして始動特性を向上し、運転時には固定子巻線
の相互間の位相を合わせて通常のトルク特性で運転でき
る点に特徴を有するものである。したがって、始動性を
向上する効果は認められたとしても、この電動機は可変
速電動機ではないから変速を必要とする負荷の動力源と
して使用することができないものである。
−29005号公報にその技術が開示してあり、このも
のは、同軸上に設置された2組の回転子鉄心および回転
子鉄心に対向してそれぞれ独立する固定子巻線を備えた
2組の固定子と、前記各回転子鉄心に跨って共通に設置
されかつ両端にてそれぞれ短絡環を介して相互間を短絡
したかご形導体と、2組の回転子鉄心間におけるかご形
導体の中央箇所にてかご形導体の相互間を短絡する高抵
抗体とを備え、始動時には固定子巻線の相互間の位相を
180°ずらせ、始動後の運転時には位相を合わせて給
電する双鉄心かご彫型動機であるが、始動時に固定子巻
線の相互間の位相を180°ずらすことにより始動トル
クを大にして始動特性を向上し、運転時には固定子巻線
の相互間の位相を合わせて通常のトルク特性で運転でき
る点に特徴を有するものである。したがって、始動性を
向上する効果は認められたとしても、この電動機は可変
速電動機ではないから変速を必要とする負荷の動力源と
して使用することができないものである。
なお、上記特開昭54−29005号公報において、起
動時から運転時への移行に際し、トルクの急激な変動に
よるショックを緩和する目的により瞬間的に固定子巻線
の相互の給電回路を直列接続の中間ステップを設けるこ
とも1例にあるが、この場合は、回転磁界の位相のずれ
がOoと180°の両時点のみに限定されるもので変速
目的のものではない。しかも直列に切り換えたことによ
り固定子に加わる電圧は半減されるのでトルクは1/4
に減殺されることも相俟って変速制御が全く不可能にな
ることは、この公報に開示する要旨が変速を目的としな
いことからも明白なところである。
動時から運転時への移行に際し、トルクの急激な変動に
よるショックを緩和する目的により瞬間的に固定子巻線
の相互の給電回路を直列接続の中間ステップを設けるこ
とも1例にあるが、この場合は、回転磁界の位相のずれ
がOoと180°の両時点のみに限定されるもので変速
目的のものではない。しかも直列に切り換えたことによ
り固定子に加わる電圧は半減されるのでトルクは1/4
に減殺されることも相俟って変速制御が全く不可能にな
ることは、この公報に開示する要旨が変速を目的としな
いことからも明白なところである。
要するに特開昭54−29005号公報のものは、仮に
「固定子巻線を給電回路に対して直列接続と並列接続と
に切り換える中間ステップ」云々とあるが、この直列接
続は変速目的には全く用をなさない接続に過ぎない。
「固定子巻線を給電回路に対して直列接続と並列接続と
に切り換える中間ステップ」云々とあるが、この直列接
続は変速目的には全く用をなさない接続に過ぎない。
また、回転子コア間において導体を抵抗材によって相互
に連結することにおいて特別な構成もないから変速して
Ooと180″以外の位相のずれで長時間運転すれば熱
と遠心力の影響で回転子が破損してしまう等の欠点を有
するものであった。
に連結することにおいて特別な構成もないから変速して
Ooと180″以外の位相のずれで長時間運転すれば熱
と遠心力の影響で回転子が破損してしまう等の欠点を有
するものであった。
本発明は、上記従来技術の欠点を改善するためのもので
、上記特開昭54−29005号公報および特開昭49
−86807号公報のそれぞれの総和では秦することの
できない特異のトルク特性を求めるものであり、速度制
御領域を広範囲に且つその速度制御を無段階的として任
意の所望速度に設定できると共に、任意のトルクで起動
させることができ、また起動点から最高回転速度までの
全速度領域に亘り、トルク特性と効率が優れ、前記抵抗
材の放熱性と抵抗材の強度及び回転子導体の強度の優れ
た可変速誘導電動機の回転子を提供することにある。
、上記特開昭54−29005号公報および特開昭49
−86807号公報のそれぞれの総和では秦することの
できない特異のトルク特性を求めるものであり、速度制
御領域を広範囲に且つその速度制御を無段階的として任
意の所望速度に設定できると共に、任意のトルクで起動
させることができ、また起動点から最高回転速度までの
全速度領域に亘り、トルク特性と効率が優れ、前記抵抗
材の放熱性と抵抗材の強度及び回転子導体の強度の優れ
た可変速誘導電動機の回転子を提供することにある。
なお、本発明の可変速誘導電動機は、単相または3相電
源等に接続して使用され、回転子の形態は、普通かご形
、二重かご形、深溝かご形。
源等に接続して使用され、回転子の形態は、普通かご形
、二重かご形、深溝かご形。
特殊かご形等のいずれの形式のものにも適用できるもの
である。
である。
上記技術的課題を達成するために、本発明は、複数個の
回転子コアのそれぞれに装設した複数個の導体のそれぞ
れを連結して一体的な回転子に形成し、同一回転軸に任
意の間隔を設けて軸着した前記複数個の回転子コアに対
峙する外周部に複数個の固定子を機枠に並設し、前記複
数個の固定子と対峙しない前記複数個の回転子コア間に
おいて、前記複数個の導体を抵抗材を介して短絡すると
共に、前記複数個の固定子のうち、少なくとも1個の固
定子に関連して前記複数個の固定子のうちのいずれか一
方の固定子に対峙する回転子の導体部分に誘起する電圧
と他方の固定子に対峙する前記回転子の対応する導体部
分に誘起する電圧との間に位相差を生じさせる電圧移相
装置を付設した電動機であって、隣接する導体と連結し
た前記抵抗材の一部分を前記導体の外周部に突出状に形
成したことにより問題解決の手段とした。また、発明の
他の構成として抵抗材を帯状または板状とするものも設
けた。
回転子コアのそれぞれに装設した複数個の導体のそれぞ
れを連結して一体的な回転子に形成し、同一回転軸に任
意の間隔を設けて軸着した前記複数個の回転子コアに対
峙する外周部に複数個の固定子を機枠に並設し、前記複
数個の固定子と対峙しない前記複数個の回転子コア間に
おいて、前記複数個の導体を抵抗材を介して短絡すると
共に、前記複数個の固定子のうち、少なくとも1個の固
定子に関連して前記複数個の固定子のうちのいずれか一
方の固定子に対峙する回転子の導体部分に誘起する電圧
と他方の固定子に対峙する前記回転子の対応する導体部
分に誘起する電圧との間に位相差を生じさせる電圧移相
装置を付設した電動機であって、隣接する導体と連結し
た前記抵抗材の一部分を前記導体の外周部に突出状に形
成したことにより問題解決の手段とした。また、発明の
他の構成として抵抗材を帯状または板状とするものも設
けた。
本発明は、任意手段により、それぞれの固定子間に生起
する回転磁界の磁束に位相のずれを生じさせると、磁束
の位相のずれに応じて回転子導体に誘起する合成電圧が
変化し、回転子導体に誘起する電圧を増減制御して回転
子の回転速度を任意に変えることができる。
する回転磁界の磁束に位相のずれを生じさせると、磁束
の位相のずれに応じて回転子導体に誘起する合成電圧が
変化し、回転子導体に誘起する電圧を増減制御して回転
子の回転速度を任意に変えることができる。
ところで、複数個の回転子コアに装設した複数個の導体
を抵抗材を介して短絡しであるので、位相のずれに応じ
て前記抵抗材に電流が流れ、大きなトルクを得ることが
できる。ところで前記抵抗材に電流が流れれば当然発熱
する訳で、れが抵抗材2回転子環体の強度を低下させる
原因となる。遠心力の影響力もあり、回転子コア間の強
度は特に低下することになる。また高トルクを出せば出
す程抵抗材の温度が上昇して抵抗材自身の溶融あるいは
抵抗材につながっている回転子導体の溶融・破壊を引き
起こすこともある。
を抵抗材を介して短絡しであるので、位相のずれに応じ
て前記抵抗材に電流が流れ、大きなトルクを得ることが
できる。ところで前記抵抗材に電流が流れれば当然発熱
する訳で、れが抵抗材2回転子環体の強度を低下させる
原因となる。遠心力の影響力もあり、回転子コア間の強
度は特に低下することになる。また高トルクを出せば出
す程抵抗材の温度が上昇して抵抗材自身の溶融あるいは
抵抗材につながっている回転子導体の溶融・破壊を引き
起こすこともある。
ところで本発明においては抵抗材を回転子の外側に突出
した形状のものを装着したため、抵抗材の長さを十分に
大きくすることが可能になり、同一抵抗値を得るために
抵抗材の断面積を十分に大きくすることができた。この
ため抵抗材の表面積も大きくなり、放熱性が向上し、抵
抗材の温度上昇を抑えることができるようになったとと
もに、抵抗材の強度2回転子環体の強度を向上させるこ
とができた。
した形状のものを装着したため、抵抗材の長さを十分に
大きくすることが可能になり、同一抵抗値を得るために
抵抗材の断面積を十分に大きくすることができた。この
ため抵抗材の表面積も大きくなり、放熱性が向上し、抵
抗材の温度上昇を抑えることができるようになったとと
もに、抵抗材の強度2回転子環体の強度を向上させるこ
とができた。
なお、抵抗材を帯状または板状としたものは、抵抗材の
表面積が大幅に大きくなり、放熱性を顕著に向上させて
、抵抗材の温度上昇を顕著に低下させ、抵抗材1回転千
尋体の強度を大幅に向上させることができた。その結果
、広範囲の変速と広範囲の速度において高トルクを得る
ことが可能となった。
表面積が大幅に大きくなり、放熱性を顕著に向上させて
、抵抗材の温度上昇を顕著に低下させ、抵抗材1回転千
尋体の強度を大幅に向上させることができた。その結果
、広範囲の変速と広範囲の速度において高トルクを得る
ことが可能となった。
なお、隣接する導体と連結した前記抵抗材−部分を前記
導体の外周部において突出状に形成した・・・としたが
、隣接する導体間とは抵抗材が一つの導体から、次の導
体を短絡する部分を意味し、抵抗材がたとえば、ある導
体からその横に隣接する次の導体を介しないで、その次
に位置する導体に短絡される場合を含むものである。
導体の外周部において突出状に形成した・・・としたが
、隣接する導体間とは抵抗材が一つの導体から、次の導
体を短絡する部分を意味し、抵抗材がたとえば、ある導
体からその横に隣接する次の導体を介しないで、その次
に位置する導体に短絡される場合を含むものである。
実施例について図面を参照し説明する。第1図の符号1
は本発明による可変速誘導電動機であり、該誘導電動機
は以下のような構成を有する。(第1図、第21図参照
) 鉄心からなる回転子コア2,3を任意の間隔を設けて回
転子軸4に軸装し、該回転子コアは、回転子コア2,3
それぞれに装設した複数個の導体5のうち、隣接する複
数個の導体5を一組にして、その一端部を短絡環6と7
により連結し、他方側に前記複数個の導体を一組にして
、端部51を形成した。さらに回転子8は前記回転子コ
ア2.3間において、1組の導体に対し、つまり前記回
転子コア2.3の端部51に対し導体55を連通状に連
結することで一体的に形成する。回転子コア2.3間の
前記連通状に連結した導体55を抵抗材r・・・たとえ
ば、銅ニツケル合金、ニッケルクロム合金、鉄クロム合
金。
は本発明による可変速誘導電動機であり、該誘導電動機
は以下のような構成を有する。(第1図、第21図参照
) 鉄心からなる回転子コア2,3を任意の間隔を設けて回
転子軸4に軸装し、該回転子コアは、回転子コア2,3
それぞれに装設した複数個の導体5のうち、隣接する複
数個の導体5を一組にして、その一端部を短絡環6と7
により連結し、他方側に前記複数個の導体を一組にして
、端部51を形成した。さらに回転子8は前記回転子コ
ア2.3間において、1組の導体に対し、つまり前記回
転子コア2.3の端部51に対し導体55を連通状に連
結することで一体的に形成する。回転子コア2.3間の
前記連通状に連結した導体55を抵抗材r・・・たとえ
ば、銅ニツケル合金、ニッケルクロム合金、鉄クロム合
金。
ステンレス・・・を介し短絡連結しである。
また回転子コア2,3に回転子8の両側部10.11に
連絡する複数個の通風胴12・・・を設ける。また、複
数個の抵抗材r・・・は回転子外周に突出する形状を成
し任意の冷却攪拌体として冷却作用体13に形成するこ
とができる。前記抵抗材rの両側面には抵抗材rの発熱
を連間する断熱材を固着した連間板52が設けられる。
連絡する複数個の通風胴12・・・を設ける。また、複
数個の抵抗材r・・・は回転子外周に突出する形状を成
し任意の冷却攪拌体として冷却作用体13に形成するこ
とができる。前記抵抗材rの両側面には抵抗材rの発熱
を連間する断熱材を固着した連間板52が設けられる。
円筒状の機枠14の両側部に設けた軸受盤15.16を
両側部にボルト17により一体的に組付け、回転子8の
両側部に冷却用翼車19゜20を装着し、回転子軸4の
両端部を軸受盤15.16に嵌装した軸受21.21に
軸支し、回転子4を回転自在としである。
両側部にボルト17により一体的に組付け、回転子8の
両側部に冷却用翼車19゜20を装着し、回転子軸4の
両端部を軸受盤15.16に嵌装した軸受21.21に
軸支し、回転子4を回転自在としである。
第1図および第2図に示すように、回転子コア2,3に
対して同心的にその外側部に巻線22.23を施した回
動固定子31と第2固定子25を対峙並設し、機枠14
と回動固定子31との間にすべり軸受26を装設し、す
べり軸受26を機枠14に嵌装したストップリング28
・・・によって左右移動を固定し、第2固定子25は機
枠14の内壁面に固設される固着固定子である。回動固
定子31の一側外周面にはギヤー33を嵌着してあり、
機枠14の外周部に固設した駆動装置29と成す正逆回
転用小型モーター35に、駆動用歯車36を軸着し、機
枠14の外周囲部に複数個の排風口39を穿設し、軸受
盤15.16には複数個の通風孔40・・・を穿設しで
ある。
対して同心的にその外側部に巻線22.23を施した回
動固定子31と第2固定子25を対峙並設し、機枠14
と回動固定子31との間にすべり軸受26を装設し、す
べり軸受26を機枠14に嵌装したストップリング28
・・・によって左右移動を固定し、第2固定子25は機
枠14の内壁面に固設される固着固定子である。回動固
定子31の一側外周面にはギヤー33を嵌着してあり、
機枠14の外周部に固設した駆動装置29と成す正逆回
転用小型モーター35に、駆動用歯車36を軸着し、機
枠14の外周囲部に複数個の排風口39を穿設し、軸受
盤15.16には複数個の通風孔40・・・を穿設しで
ある。
回転子コア2,3間と、すべり軸受26に装着した回動
固定子31と、第2固定子251機枠14とで形成する
空間部66を通rg1胴67に形成し、機枠14に複数
個の開口部を開設して通風胴67に連通し、上記複数個
の開口部を任意個数の送風口68と排風口69とに形成
しである。風車71に軸着したモーター72を送風胴7
0に装着して送風装置73に形成する。送風装置73を
機枠14に固設すると共に、送風装′a73の吸風部7
4Aを排風口69に連絡して通風胴67に連通し、排風
口69の他方から外気を導入する送風口68を通風胴6
7に連通してあり、送風胴70には排風部74Bが形設
しである。また、送風口69に、クーラー、凝縮器、冷
媒ガス、その他種々の冷媒装置を直接に、または通管を
介して連結することがある。
固定子31と、第2固定子251機枠14とで形成する
空間部66を通rg1胴67に形成し、機枠14に複数
個の開口部を開設して通風胴67に連通し、上記複数個
の開口部を任意個数の送風口68と排風口69とに形成
しである。風車71に軸着したモーター72を送風胴7
0に装着して送風装置73に形成する。送風装置73を
機枠14に固設すると共に、送風装′a73の吸風部7
4Aを排風口69に連絡して通風胴67に連通し、排風
口69の他方から外気を導入する送風口68を通風胴6
7に連通してあり、送風胴70には排風部74Bが形設
しである。また、送風口69に、クーラー、凝縮器、冷
媒ガス、その他種々の冷媒装置を直接に、または通管を
介して連結することがある。
開口部37から機枠14内に一部を挿入した駆動用歯車
36と、回動固定子31に嵌着したギヤー33とを係合
させ、駆動装置29と成すスイッチを備えた小型モータ
ー35と、ギヤー33および駆動用歯車36とにより成
る回動機構30を介して回動固定子31に連結し、回動
固定子31を回動自在とし、機枠14に固設した第2固
定子25に関連して回動自在とした回動固定子31を、
電圧移相装置100に形設しである。
36と、回動固定子31に嵌着したギヤー33とを係合
させ、駆動装置29と成すスイッチを備えた小型モータ
ー35と、ギヤー33および駆動用歯車36とにより成
る回動機構30を介して回動固定子31に連結し、回動
固定子31を回動自在とし、機枠14に固設した第2固
定子25に関連して回動自在とした回動固定子31を、
電圧移相装置100に形設しである。
上記回転子8の回転により、軸受盤15.16に穿設し
た通風口4o・・・から冷却用翼車19゜20により機
枠14内に外気を吸引し、冷却用翼車19により巻線2
22回転子コア2.導体5・・・等を冷却して排風孔3
9・・・を介して機枠14外に排除し、冷却用翼車20
では、翼車19で吸引して余剰となった空気を通風胴1
2・・・内に流動させると共に、回転子コア2,3を冷
却し、軸受盤16から吸引した空気とを合流させて巻線
23.第2固定子25を通風させて冷却し、機枠14の
排風孔39B・・・から排出され、巻線22,23、回
転子コア2,3、導体5・・・のそれぞれに機能を安定
的に作用させる。符号38は突片を入出動制御するソレ
ノイドで、ソレノイド38は機枠14に装着してその突
片を回動固定子31に嵌着したギヤー33に装着自在に
係合させてあり、トルク発生時の固定子への反作用等、
固定子が必要以外容易に回動しないためのストッパーで
る。
た通風口4o・・・から冷却用翼車19゜20により機
枠14内に外気を吸引し、冷却用翼車19により巻線2
22回転子コア2.導体5・・・等を冷却して排風孔3
9・・・を介して機枠14外に排除し、冷却用翼車20
では、翼車19で吸引して余剰となった空気を通風胴1
2・・・内に流動させると共に、回転子コア2,3を冷
却し、軸受盤16から吸引した空気とを合流させて巻線
23.第2固定子25を通風させて冷却し、機枠14の
排風孔39B・・・から排出され、巻線22,23、回
転子コア2,3、導体5・・・のそれぞれに機能を安定
的に作用させる。符号38は突片を入出動制御するソレ
ノイドで、ソレノイド38は機枠14に装着してその突
片を回動固定子31に嵌着したギヤー33に装着自在に
係合させてあり、トルク発生時の固定子への反作用等、
固定子が必要以外容易に回動しないためのストッパーで
る。
第3図に示すように、回動固定子31と第2固定子25
のそれぞれにスター結線を施した巻線22.23とを直
列に連結する。即ち、回動固定子31の巻線22の端子
A、8.Cを商用3相電源A、B、Cに連結すると共に
巻線22の端子a、b、cを第2固定子25の巻線23
の端子A、B、Cに連結し、巻線23の端子a。
のそれぞれにスター結線を施した巻線22.23とを直
列に連結する。即ち、回動固定子31の巻線22の端子
A、8.Cを商用3相電源A、B、Cに連結すると共に
巻線22の端子a、b、cを第2固定子25の巻線23
の端子A、B、Cに連結し、巻線23の端子a。
b、cを短絡して連結しである。
以下に上記構成における作用を説明する。
巻線22.23に商用3相電源から通電すると、回動固
定子31.25に回転磁界が生じて回転子8に電圧が誘
起され、回転子8の導体5・・・に電流が流れて回転子
8は回転する。回動固定子31に対して第2固定子25
それぞれの回動量をゼロとしたときには、それぞれの固
定子31.25に生じる回転磁界の磁束に位相のずれが
なく、その詳細は後述する如く連結材となす抵抗材r・
・・には電流が流れないので、一般の誘導電動機と同一
のトルク特性を持つものである。
定子31.25に回転磁界が生じて回転子8に電圧が誘
起され、回転子8の導体5・・・に電流が流れて回転子
8は回転する。回動固定子31に対して第2固定子25
それぞれの回動量をゼロとしたときには、それぞれの固
定子31.25に生じる回転磁界の磁束に位相のずれが
なく、その詳細は後述する如く連結材となす抵抗材r・
・・には電流が流れないので、一般の誘導電動機と同一
のトルク特性を持つものである。
次に、小型モーター35を作動して回動固定子31を回
動し、回動固定子31を電気位相角でθだけ回動した場
合について説明する。回動固定子31と第2固定子25
が作る回転磁界の磁束φ1.φ2の位相はθだけずれて
おり、そのため回動固定子31と第2固定子25により
回転子8の導体5・・・に誘起される電圧色、白の位相
はθだけずれている。今、第2固定子25によって回転
子8の導体5・・・に誘起される電圧ωを基準にとし、
該電圧を&−8Eとする。ここでSはすべり、Eはすべ
り 1のときの誘起電圧である。このとき第1固定子2
4によって導体5A1.:誘起される電圧6口よ、6+
−8Eε」Oとなる。
動し、回動固定子31を電気位相角でθだけ回動した場
合について説明する。回動固定子31と第2固定子25
が作る回転磁界の磁束φ1.φ2の位相はθだけずれて
おり、そのため回動固定子31と第2固定子25により
回転子8の導体5・・・に誘起される電圧色、白の位相
はθだけずれている。今、第2固定子25によって回転
子8の導体5・・・に誘起される電圧ωを基準にとし、
該電圧を&−8Eとする。ここでSはすべり、Eはすべ
り 1のときの誘起電圧である。このとき第1固定子2
4によって導体5A1.:誘起される電圧6口よ、6+
−8Eε」Oとなる。
(E=すべり1の時の誘起電圧)
第4図に示すものは、非磁性体コア9部において複数個
の導体5・・・を短絡する抵抗材r・・・が装着されて
いない場合の回転子8のすべりSと回転子入力の有効電
力Pとの関係を示すもので、電圧の位相がθ=0°のと
き有効電力Pは最大となり、0°くθ〈180°のとき
はそれよりも小さなものとなる。ここで導体5・・・の
抵抗およびインダクタンスをRおよびLとし、電源の角
周波数をωとすれば、有効電力Pの極大はS= (R/
ωL) のとき現われる。
の導体5・・・を短絡する抵抗材r・・・が装着されて
いない場合の回転子8のすべりSと回転子入力の有効電
力Pとの関係を示すもので、電圧の位相がθ=0°のと
き有効電力Pは最大となり、0°くθ〈180°のとき
はそれよりも小さなものとなる。ここで導体5・・・の
抵抗およびインダクタンスをRおよびLとし、電源の角
周波数をωとすれば、有効電力Pの極大はS= (R/
ωL) のとき現われる。
有効電力Pは誘導電動機1の駆動トルクと比例するので
、小型モーター35を作動して回動固定子31を第2固
定子25に対して回動させることによって回転子8に誘
起する電圧を調整し、回転子の速度を無段階的に制御す
ることができる。
、小型モーター35を作動して回動固定子31を第2固
定子25に対して回動させることによって回転子8に誘
起する電圧を調整し、回転子の速度を無段階的に制御す
ることができる。
次に、回転子8の導体5・・・の短絡環6,7から連結
材までのそれぞれの抵抗をR1,R2、またインダクタ
ンスをLl、L2とし、電源の角周波数をωとし、各導
体5・・・のそれぞれを短絡する抵抗材の抵抗をrとす
れば、回転子8の電気的等価回路は第5図のようになり
、符号11.12.I3は各枝路を流れる電流を示すも
のである。
材までのそれぞれの抵抗をR1,R2、またインダクタ
ンスをLl、L2とし、電源の角周波数をωとし、各導
体5・・・のそれぞれを短絡する抵抗材の抵抗をrとす
れば、回転子8の電気的等価回路は第5図のようになり
、符号11.12.I3は各枝路を流れる電流を示すも
のである。
次に、第5図に示すものを両固定子31.25側からみ
た等価回路に変換すると第6図のようになり、R1=R
2,LI=L2でθ=0゜のときには13−II−I2
= Oとなり抵抗材rには電流が流れないことになる。
た等価回路に変換すると第6図のようになり、R1=R
2,LI=L2でθ=0゜のときには13−II−I2
= Oとなり抵抗材rには電流が流れないことになる。
このことばθ=0°のときにはトルクTはrがないとき
の値に等しいことを意味している。従って、θ−〇°の
ときは従来の誘導電動機と同一のトルク特性を持つこと
になる。
の値に等しいことを意味している。従って、θ−〇°の
ときは従来の誘導電動機と同一のトルク特性を持つこと
になる。
次に、R+−R2,Ll−12でθ−180゜のときに
は、I+=−I2,13=II−I2−211となり、
従来の誘導電動機において回転子導体の抵抗をRI=R
2=RとすればRはR+2rに増加したと同様な結果と
なっている。
は、I+=−I2,13=II−I2−211となり、
従来の誘導電動機において回転子導体の抵抗をRI=R
2=RとすればRはR+2rに増加したと同様な結果と
なっている。
次に、回動固定子31と第2固定子25のそれぞれに巻
装した巻線22.23を直列に連結した作用を第1図、
第3図につき説明する。
装した巻線22.23を直列に連結した作用を第1図、
第3図につき説明する。
巻線22.23を直列に連結しであるため商用3相電源
から巻線22.23間に電流は流れるが、仮に巻線22
.23のそれぞれの抵抗の相違あるいは両固定子31.
25の容量の大きさに相違があっても、それとは無関係
に、それぞれの巻線22.23に流れる電流の大きさは
等しく、したがって回動固定子31と第2固定子25の
それぞれから回転子8の導体5・・・に誘起して流れる
電流の大きさは等しくなる作用と、回動固定子31.第
2固定子25に対する回動差、即ち回転磁界の磁束に生
じる位相のずれに応じて再固定子31.25のそれぞれ
から回転子8の導体5・・・に流れる電流の大きざが等
しくなるという強制力が生じる作用と、再固定子31.
25間の電圧の位相差に起因するベクトル差分の電流は
複数個の導体5・・・のそれぞれを連結材となす抵抗材
r・・・を介して必然的に流れるという強制力が生れる
作用との相乗効果により、第7図に示すすべりとトルク
特性のように効率の改善とそれぞれの変速領域において
大きなトルクを出すことができ、負荷を連結した状態に
おいてもそれぞれの速度領域ごとに起動を容易とするも
ので、負荷の起動特性に順応して滑らかな起動とするこ
と、あるいは高出力で起動すること等任意に使い分けが
でき、起動・停止を頻繁に反復する動力源に最適に対応
できる。上記のように回転子8の変速は、回動固定子3
1により位相のずれを制御して回転子8の導体5・・・
に流れる電流を増減に変化させる制御のみで回転子8の
回転速度を任意に変速することができる。
から巻線22.23間に電流は流れるが、仮に巻線22
.23のそれぞれの抵抗の相違あるいは両固定子31.
25の容量の大きさに相違があっても、それとは無関係
に、それぞれの巻線22.23に流れる電流の大きさは
等しく、したがって回動固定子31と第2固定子25の
それぞれから回転子8の導体5・・・に誘起して流れる
電流の大きさは等しくなる作用と、回動固定子31.第
2固定子25に対する回動差、即ち回転磁界の磁束に生
じる位相のずれに応じて再固定子31.25のそれぞれ
から回転子8の導体5・・・に流れる電流の大きざが等
しくなるという強制力が生じる作用と、再固定子31.
25間の電圧の位相差に起因するベクトル差分の電流は
複数個の導体5・・・のそれぞれを連結材となす抵抗材
r・・・を介して必然的に流れるという強制力が生れる
作用との相乗効果により、第7図に示すすべりとトルク
特性のように効率の改善とそれぞれの変速領域において
大きなトルクを出すことができ、負荷を連結した状態に
おいてもそれぞれの速度領域ごとに起動を容易とするも
ので、負荷の起動特性に順応して滑らかな起動とするこ
と、あるいは高出力で起動すること等任意に使い分けが
でき、起動・停止を頻繁に反復する動力源に最適に対応
できる。上記のように回転子8の変速は、回動固定子3
1により位相のずれを制御して回転子8の導体5・・・
に流れる電流を増減に変化させる制御のみで回転子8の
回転速度を任意に変速することができる。
なお、巻線22.23を直列に連結した回動固定子31
と第2固定子25のそれぞれから回転子8の導体5・・
・に流れる電流の大きさに対し、複数個の導体5・・・
間に抵抗材r・・・を介して短絡して流れる電流の比率
は、抵抗材r・・・の抵抗値およびすべりとは無関係に
Pθ(P=極対数、θ=位相角)の値によって決定され
、(上記比率は、Pθ−πが最大でPθ=0でゼロとな
る)Pθが一定であれば、一般の巻線形誘導電動機の二
次挿入抵抗を一定とした場合と同様のすべりとトルク特
性になり、Pθが小になると回転子8の導体5・・・に
流れる電流の比率が小となり、Pθを小さくすることは
一般の巻線形誘導電動機の二次挿入抵抗を小さくするこ
とと同等の作用をすることとなる。そして再固定子31
.25に定格電流を流した場合において、位相差θを任
意に変えてもすべり値の選定と連結材の抵抗値の設計次
第により、最高速度の持つ定格電流と定格トルク特性と
を、それぞれの変速領域においてもほぼ同等に作用させ
ることができる。
と第2固定子25のそれぞれから回転子8の導体5・・
・に流れる電流の大きさに対し、複数個の導体5・・・
間に抵抗材r・・・を介して短絡して流れる電流の比率
は、抵抗材r・・・の抵抗値およびすべりとは無関係に
Pθ(P=極対数、θ=位相角)の値によって決定され
、(上記比率は、Pθ−πが最大でPθ=0でゼロとな
る)Pθが一定であれば、一般の巻線形誘導電動機の二
次挿入抵抗を一定とした場合と同様のすべりとトルク特
性になり、Pθが小になると回転子8の導体5・・・に
流れる電流の比率が小となり、Pθを小さくすることは
一般の巻線形誘導電動機の二次挿入抵抗を小さくするこ
とと同等の作用をすることとなる。そして再固定子31
.25に定格電流を流した場合において、位相差θを任
意に変えてもすべり値の選定と連結材の抵抗値の設計次
第により、最高速度の持つ定格電流と定格トルク特性と
を、それぞれの変速領域においてもほぼ同等に作用させ
ることができる。
また、回動固定子31と第2固定子25の巻線22.2
3を直列に連結してあっても、仮に導体5・・・間に連
結材を設けて短絡していない場合は、位相差がある時は
回転子導体5・・・にはほとんど電流が流れにくい状態
となる。
3を直列に連結してあっても、仮に導体5・・・間に連
結材を設けて短絡していない場合は、位相差がある時は
回転子導体5・・・にはほとんど電流が流れにくい状態
となる。
上記の如く構成される誘導電動機に係る回転子について
、第1図と第8図に基づき以下に説明する。
、第1図と第8図に基づき以下に説明する。
まず、回転子コア2.3は一般的に珪素鋼板。
電磁鋼板を積層したものであるが、更に詳しく説明する
と、回転子コア2.3は両側面を燐酸被膜処理した複数
個の珪素鋼板を重合結合して一体的な回転子コアに形成
される。この珪素鋼板には、複数個の導体挿入孔を穿設
しである。
と、回転子コア2.3は両側面を燐酸被膜処理した複数
個の珪素鋼板を重合結合して一体的な回転子コアに形成
される。この珪素鋼板には、複数個の導体挿入孔を穿設
しである。
上記の如く重合結合して回転子コア2,3はさらにアル
ミニウムを鋳込んで、いわゆるアルミニウムダイカスト
法により導体5と短絡環6゜7と、さらに回転子間を連
結する導体を溶接するための端部51とを同時に一体的
に形成したものである。
ミニウムを鋳込んで、いわゆるアルミニウムダイカスト
法により導体5と短絡環6゜7と、さらに回転子間を連
結する導体を溶接するための端部51とを同時に一体的
に形成したものである。
ここで前記鋳込みで形成される端部51は、同じく鋳込
みで複数の導体挿入孔内に形成される複数の導体5うち
、複数を1組にしたものに1つの端部51が形成される
。ただし、導体5.1つに対し端部51が1つ形成され
ることもある。
みで複数の導体挿入孔内に形成される複数の導体5うち
、複数を1組にしたものに1つの端部51が形成される
。ただし、導体5.1つに対し端部51が1つ形成され
ることもある。
この鋳込みされた回転子コア2.3間で、前記回転子コ
ア2.3に形成された前記端部51と導体55とを溶接
し、導体55を連通状に成すことで、回転子8を形成す
る。
ア2.3に形成された前記端部51と導体55とを溶接
し、導体55を連通状に成すことで、回転子8を形成す
る。
ここに記述する導体55には、銅、しんちゅう、ステン
レス、銅ニツケル合金、鉄などを使用する。
レス、銅ニツケル合金、鉄などを使用する。
ざらに該回転子8に連通状に溶接した導体55は、帯状
抵抗材rを介して短絡し、該抵抗材rは前記導体55に
対し突出状になし、前記導体55に溶接固着したもので
ある。ここでいう前記溶接とはロウ付を含むものである
。またここでいう前記突出状とは、たとえば導体55a
の外周の回転子内側部分に外接して回転子外周に突出し
、任意延長上で折り返し、再び前記導体55aに隣接す
る次の導体55bの外周の回転子内側部分に外接して、
また回転子外周に突出することをくりかえした形状で、
該抵抗材rは各々導体55と抵抗材rの接触面あるいは
接触点で溶接され、導体55に固着される。
抵抗材rを介して短絡し、該抵抗材rは前記導体55に
対し突出状になし、前記導体55に溶接固着したもので
ある。ここでいう前記溶接とはロウ付を含むものである
。またここでいう前記突出状とは、たとえば導体55a
の外周の回転子内側部分に外接して回転子外周に突出し
、任意延長上で折り返し、再び前記導体55aに隣接す
る次の導体55bの外周の回転子内側部分に外接して、
また回転子外周に突出することをくりかえした形状で、
該抵抗材rは各々導体55と抵抗材rの接触面あるいは
接触点で溶接され、導体55に固着される。
上記実施例の外にもたとえば導体55aの外周の回転子
内側部分に外接して、さらに隣接する次の導体55bの
外周の回転子内側部分に外接し、回転子外周に突出し、
任意延長上で折り返し、再び前記導体55bに隣接する
導体55Cの外周の回転子内側部分に外接することをく
りかえした形状とか、導体55aの外周の回転子内側部
分に外接して、回転子外周に突出し、任意延長上で折り
返し、再び前記導体55aに隣接する次の導体55bの
外周の回転子内側部分に外接し、導体55bの次の導体
55Gに外接しないで、導体55Cの次の導体55dの
外周の回転子内側部分に外接し、さらに回転子外周に突
出する方法なども容易に考えられる。
内側部分に外接して、さらに隣接する次の導体55bの
外周の回転子内側部分に外接し、回転子外周に突出し、
任意延長上で折り返し、再び前記導体55bに隣接する
導体55Cの外周の回転子内側部分に外接することをく
りかえした形状とか、導体55aの外周の回転子内側部
分に外接して、回転子外周に突出し、任意延長上で折り
返し、再び前記導体55aに隣接する次の導体55bの
外周の回転子内側部分に外接し、導体55bの次の導体
55Gに外接しないで、導体55Cの次の導体55dの
外周の回転子内側部分に外接し、さらに回転子外周に突
出する方法なども容易に考えられる。
次に回転子8に連通状に溶接した導体55を板状抵抗材
rを短絡して、該抵抗材rを前記導体55に対し突出状
になしたる場合の実施例を第9図に示す。
rを短絡して、該抵抗材rを前記導体55に対し突出状
になしたる場合の実施例を第9図に示す。
つまり、導体55間に板状の抵抗材rを挿入し溶接固着
することで、回転子外周に突出状に形成する。このとき
も、それぞれの導体55間すべてに板状の抵抗材rを挿
入し溶接固着することの外に、たとえば導体55aと導
体55bの間に板状の抵抗材rを挿入し、導体55bと
導体55cの間には前記抵抗材rを挿入しないという方
法をとることもある。
することで、回転子外周に突出状に形成する。このとき
も、それぞれの導体55間すべてに板状の抵抗材rを挿
入し溶接固着することの外に、たとえば導体55aと導
体55bの間に板状の抵抗材rを挿入し、導体55bと
導体55cの間には前記抵抗材rを挿入しないという方
法をとることもある。
以上に構成される抵抗材rにおいて前述の通り本発明に
係る可変速誘導電動機の始動時及び高トルク発生時の、
電圧移相装置による位相のずれに応じて、抵抗材rには
電流が流れ大きな発熱を伴うものであるが、前記のごと
く帯状または板状の抵抗材rとしたため、その表面積は
大きくなり放熱性は大きく向上し、ざらには抵抗材の強
度1回転子導体の強度を向上させることができる。
係る可変速誘導電動機の始動時及び高トルク発生時の、
電圧移相装置による位相のずれに応じて、抵抗材rには
電流が流れ大きな発熱を伴うものであるが、前記のごと
く帯状または板状の抵抗材rとしたため、その表面積は
大きくなり放熱性は大きく向上し、ざらには抵抗材の強
度1回転子導体の強度を向上させることができる。
以上の構成・作用により本発明に係る可変速誘導電動機
の起動点から最高回転速度までの全速度領域に亘るルト
ク特性と効率の向上を追求すると、前記抵抗材の発熱に
伴う抵抗材の溶融あるいは回転子導体の溶融破壊を引き
起こすこともあった。
の起動点から最高回転速度までの全速度領域に亘るルト
ク特性と効率の向上を追求すると、前記抵抗材の発熱に
伴う抵抗材の溶融あるいは回転子導体の溶融破壊を引き
起こすこともあった。
しかし、抵抗材を回転子外周に突出させる形状にし、か
つ前記抵抗材を帯状または板状のものを使用することに
より、抵抗材の放熱性と抵抗材の強度及び回転子導体の
強度を大幅に向上することができる。つまり、前記抵抗
材の発熱の温度上昇を抑えることにより前記可変速誘導
電動機は、広範囲の変速と広範囲の速度において高トル
クを得ることが可能となった。
つ前記抵抗材を帯状または板状のものを使用することに
より、抵抗材の放熱性と抵抗材の強度及び回転子導体の
強度を大幅に向上することができる。つまり、前記抵抗
材の発熱の温度上昇を抑えることにより前記可変速誘導
電動機は、広範囲の変速と広範囲の速度において高トル
クを得ることが可能となった。
第1図は本発明に係る可変速誘導電動機の側断面図、第
2図は第1図の正断面図、第3図は巻線の結線図、第4
図は回転子のすべりと有効電力の関係を示す図、第5図
は回転子の電気等価回路、第6図は固定子側から見た回
転子の電気的等価回路、第7図は複数の回転子導体のそ
れぞれを抵抗材により短絡すると共に、固定子に巻装し
た巻線を直列に連結した場合の速度とトルクの関係を示
す図、第8図は第1図A−A部の特に回転子部分の正断
面図、第9図は板状抵抗材で短絡した場合の、第1図A
−A部の特に回転子部分の正断面図。 1・・・可変速誘導電動機、2,3・・・回転子コア、
4・・・回転子軸、5・・・回転子導体、6.7・・・
短絡環、8・・・回転子、10.11・・・両側部、1
2・・・通風胴、13・・・冷却作用体、14・・・機
枠、15゜16・・・軸受盤、17・・・ボルト、19
.20・・・冷却用翼車、21・・・軸受、22.23
・・・巻線、25・・・第2固定子、26・・・すべり
軸受、28・・・ストップリング、29・・・駆動装置
、30・・・回動機構、31・・・回動固定子、35・
・・小型モータ、36・・・駆動用歯車、37・・・開
口部、38・・・ソレノイド、39・・・排風口、40
・・・通風口、51・・・端部、52 ・・・連間板、
55,55a 、55b 、55c、55d・・・導体
、66・・・空間部、67・・・通風胴、68・・・送
風口、69・・・排風口、70・・・送風胴、71・・
・風車、72・・・モーター 73・・・送風装置、7
4A・・・吸風口部、74B・・・排風口部、r・・・
抵抗材。
2図は第1図の正断面図、第3図は巻線の結線図、第4
図は回転子のすべりと有効電力の関係を示す図、第5図
は回転子の電気等価回路、第6図は固定子側から見た回
転子の電気的等価回路、第7図は複数の回転子導体のそ
れぞれを抵抗材により短絡すると共に、固定子に巻装し
た巻線を直列に連結した場合の速度とトルクの関係を示
す図、第8図は第1図A−A部の特に回転子部分の正断
面図、第9図は板状抵抗材で短絡した場合の、第1図A
−A部の特に回転子部分の正断面図。 1・・・可変速誘導電動機、2,3・・・回転子コア、
4・・・回転子軸、5・・・回転子導体、6.7・・・
短絡環、8・・・回転子、10.11・・・両側部、1
2・・・通風胴、13・・・冷却作用体、14・・・機
枠、15゜16・・・軸受盤、17・・・ボルト、19
.20・・・冷却用翼車、21・・・軸受、22.23
・・・巻線、25・・・第2固定子、26・・・すべり
軸受、28・・・ストップリング、29・・・駆動装置
、30・・・回動機構、31・・・回動固定子、35・
・・小型モータ、36・・・駆動用歯車、37・・・開
口部、38・・・ソレノイド、39・・・排風口、40
・・・通風口、51・・・端部、52 ・・・連間板、
55,55a 、55b 、55c、55d・・・導体
、66・・・空間部、67・・・通風胴、68・・・送
風口、69・・・排風口、70・・・送風胴、71・・
・風車、72・・・モーター 73・・・送風装置、7
4A・・・吸風口部、74B・・・排風口部、r・・・
抵抗材。
Claims (2)
- (1)、同一回転軸に任意の間隔を設けて軸着した複数
個の回転子コアのそれぞれに装設した複数個の導体のそ
れぞれを連結して一体的な回転子に形成し、前記複数個
の回転子コアに対峙する外周部に複数個の固定子を機枠
に並設し、前記複数個の固定子と対峙しない前記複数個
の回転子コア間において、前記複数個の導体を、抵抗材
を介し短絡すると共に、前記複数個の固定子のうち少な
くとも1個の固定子に関連して前記複数個の固定子のう
ちいずれか一方の固定子に対峙する回転子の導体部分に
誘起する電圧と他方の固定に対峙する前記回転子の対応
する導体部分に誘起する電圧との間に位相差を生じさせ
る電圧移相装置を付設した電動機の回転子であって、隣
接する導体と連結した前記抵抗材の一部分を前記導体の
外周部に突出状に形成したことを特徴とする可変速誘導
電動機の回転子。 - (2)、前記抵抗材は板状または帯状である請求項(1
)記載の可変速誘導電動機の回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63176075A JP2739210B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 可変速誘導電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63176075A JP2739210B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 可変速誘導電動機の回転子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0226293A true JPH0226293A (ja) | 1990-01-29 |
JP2739210B2 JP2739210B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=16007283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63176075A Expired - Fee Related JP2739210B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 可変速誘導電動機の回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739210B2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-13 JP JP63176075A patent/JP2739210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2739210B2 (ja) | 1998-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |