JPH01234092A - 可変速誘導電動機 - Google Patents

可変速誘導電動機

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Publication number
JPH01234092A
JPH01234092A JP63061132A JP6113288A JPH01234092A JP H01234092 A JPH01234092 A JP H01234092A JP 63061132 A JP63061132 A JP 63061132A JP 6113288 A JP6113288 A JP 6113288A JP H01234092 A JPH01234092 A JP H01234092A
Authority
JP
Japan
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rotor
stator
conductor
speed
induction motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP63061132A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Yukio Onoki
大野木 幸男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01234092A publication Critical patent/JPH01234092A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、任意の回転速度に変速でき、それぞれの変速
領域においてトルク効率を安定的に確保することのでき
可変速誘導゛電動機に関7る。
特にファン、ポンプ等の低減トルク特性の負荷の駆動に
適する。
従来技術とその問題点 誘導電動機の速度を制御する方法の一つとして電源周波
数を変える方法がある。この方法は連続的かつ広範囲な
速度制御が可能である半面、この方法で必要とする周波
数変換装置を高価とし、また周波数変換装置により交流
を直流に変換して再度交流に変換する過程において一般
に高調波および電波が発生し、これらによってコンピュ
ーター、その地名種電気制御機器の誤動作あるいはコン
デンサーの過熱等の障害を招くことがあり、このうち高
調波障害に対しては、フィルターを設置することにより
対策を講じることもできるが、フィルターの設置にはコ
ストがかかる。また低速時において一般に性能が不十分
となる等の欠点を有するものである。
また、電動機の極数を変えて速度を制御する方法は、極
数の変換によって段階的に速度を変えることができても
、無段階的に滑かな速度制御をすることができない欠点
がある。
また、電源の電圧を変えて速度を制御する方法では、速
度制御が連続的に行える半面特に低速度領域において効
率が悪くなる欠点がある。
そして巻線型電動機において二次抵抗を変化させすべり
を変えて速度制御を行う方法は、比較的簡単に連続的な
速度制御が可能である半面、外部からブラシとスリップ
リングを介して回転子巻線回路へ抵抗を挿入するために
、ブラシの消耗による保守点検を必要とし、また、かご
形誘導電動機は、二次抵抗を変化させて速度制御を行う
ことができない問題点がある。
上記問題点に対処するものとして、たとば、特開昭54
−29005号公報に開示される技術のものは、同一軸
に設置された2組の回転子鉄心に対向してそれぞれ独立
する固定子巻線を備えた2組の固定子と、前記2組の回
転子鉄心に跨って共通に設置され、かつ両端にてそれぞ
れ短絡環を介して相互間を短絡したかご形導体と、2組
の回転子鉄心間におけるかご形導体の中央箇所にてかご
形導体の相互間を短絡する高抵抗体とを備え、回転子鉄
心に対向してそれぞれ独立する固定子に巻線を備え、始
動時には固定子巻線の相互間の位相を180°ずらせ、
始動後の運転時には位相を合わせて給電する双鉄心かご
彫型動機であるが、このものは、始動時に固定子巻線の
相互間の位相を180°ずらすことにより始動トルクを
大にして始動特性を向上し、運転時には固定子巻線の相
互間の位相を合わせて通常のトルク特性で運転できる点
に特徴を有するものである。したがって、始動性を向上
する効果は認められたとしても、この電動機は可変速電
動機ではないから変速を必要とする負荷の動力源として
使用することができないものである。
なお、上記特開昭54−29005号公報において、起
動時から運転aNへの移行に際し、トルクの急激な変動
によるショックを緩和する目的により瞬間的に固定子巻
線の相互の給電回路を直接接続の中間ステップを設ける
ことも1例にあるが、この場合は、回転磁界の位相のず
れが0°と 180°の両時点のみに限定されるもので
変速目的のものではない。しかも直列に切り換えたこと
により固定子に加わる電圧は半減されるのでトルクは1
/4に減殺されることも相俟って変速制御が全く不可能
になることは、この公報に開示する要旨が変速を目的と
しないことからも明白なところであり、仮に「固定子巻
線を給電回路に対して直接接続と並列接続とに切り換え
る中間ステップ」云々とあるが、この直列接続は変速目
的には全く用をなさない接続に過ぎないし、また任意速
度に変速制御することができない欠陥を未解決としてい
た。
また、前記のものは回転子鉄心と導体の間が絶縁されて
いないので、移相のずれがないとき 7にはよいが移相
のずれを設けると回転子導体から回転子鉄心へ電流が流
れてしまい、前記抵抗材を有効に作用させることかでき
ず、トルクと効率を著しく低下させる。更に翼車を備え
ていないし冷却の構成もないので、可変速誘導雷動機と
しての使用はできないものであった。
発明の目的 本発明は、上記従来技術の欠点を改善し、速度制御領域
を広範囲に且つその速度制御を無段階的として任意の所
望速度に設定できると共に、任意のトルクで起動させる
ことができ、またそれぞれの速度領域における効率の改
善と、その効率を安定的に維持することのできる可変速
誘導電動機を提供することにある。
なお、本発明の可変速誘導電動機は、単相または3相の
いずれにでも形成でき、回転子の形態は、普通かご形、
二重かご形、深溝かご形。
特殊かご形0巻線形等のいずれの形式のものにも適用で
きるものであり、本発明の説明に用いる導体とは、かご
形回転子コアに装設した導体、および巻線形回転子コア
に巻装した巻線のそれぞれを総称するものである。
問題点を解決するための手段 上記技術的課題を達成するために、本発明は、機枠に並
設した複数個の固定子のうち少なくとち1個の固定子に
関連して電圧移相装置を付設し、複数個の回転子コアを
同心的に前記複数個の固定子と対峙しで内設し、前記複
数個の回転子コアに装設した複数個の導体のそれぞれを
連結して一体的な回転子に形成し、前記複数個の導体を
挿入する前記回転子コアに穿設してた導体挿入孔のそれ
ぞれに絶縁材を装着し、前記複数個の回転子コア間にお
いて前記複数個の導体を抵抗材を介して短絡し、前記複
数個の固定子間と前記複数個の回転子コア間と前記機枠
で形成する空間部を通風胴に形成し、導入した外気によ
り前記抵抗材を冷却放熱して前記機枠外に排気するよう
に前記機枠に開口部を設けて前記通風胴に連通ずると共
に、前記回転子コア間に翼車を設けることにより解決の
手段とし、また、本発明の他の構成では、前記複数個の
回転子コアのそれぞれに両端面に貫通する通風孔を開設
するか、前記回転軸を中空として前記複数個の回転子コ
ア間において前記回転軸の内周部と外周部に貫通する通
気孔を開設するか、前記複数個の固定子の外周部に両端
面に貫通する通気孔を開設するか、またはそれらの通気
孔を組み合わせて開設することにより問題点の解決の手
段とした。
作  用 任意手段により、それぞれの固定子間に生起する回転磁
界の磁束に位相のずれを生じさせると、磁束の位相のず
れに応じて回転子導体に誘起する電圧が変化し、回転子
導体に誘起する電圧を増減制御して回転子の回転速度を
任意に変えることができる。
ところで、複数個の固定子間に電圧の位相の差がを設け
ることにより、ずなわら、それぞれの固定子に対峙する
回転子導体部分に誘起する電圧に移相の差を設けること
により、前記複数個の導体間を短絡する抵抗材を介して
電流が流れるので、トルクと効率を改善することができ
るのである。
ところで、複数個の導体を挿入する前記回転子コアに突
設した導体挿入孔のそれぞれに絶縁材を装着しているの
で、位相の差を設けても導体から回転子コアに電流が流
れることはなく、抵抗材を通って電流が流れるので、ト
ルクを確実に得られるともに効率が改善される。また、
前記複数個の固定子間と前記複数個の回転子コア間と前
記機枠で形成する空間部を通風胴に形成し、導入した外
気により前記抵抗材を冷却放熱して前記機枠外に排気す
るように前記機枠に開口部を設けて前記通風胴に連通す
ると共に、前記回転子コア間に翼車を装着したので、抵
抗材および電動機の他の部分の冷却性は向上し、可変速
誘導電動機として優秀なものとすることができたのであ
る。
なお、前記翼車を回転軸に連結するものは、回転子コア
間の導体の強度を低下させることなく目的を達成できる
また、回転子コアに通風孔を装設したもの、回転軸を中
空としたもの、固定子の外側に通風孔を開設したものは
、それを通して空気が流入するので、冷却性能を一段と
向上さぼることができた。
なお、翼車によって吸入された風を排出する孔が機枠に
開設されていることは言うまでもない。
実施例 本発明の実施例を第1図〜第12図に基づき説明する。
第1図〜第5図により本発明の一実施例を説明する。〈
第1図、第3図参照)符号1は誘導電動機であり、該誘
導電動機1は以下のように構成しである。鉄心からなる
回転子コア2,3を任意の間隔を設けて回転子軸4に装
着し、回転子コア2,3間に非磁性体コア9を介設しで
ある。回転子コア2.3に装設した複数個の導体5・・
・のそれぞれを直列に連結して一体的な回転子8を形成
し、その直列に連結した複数個の導体5・・・の両端部
を短絡環6.7に連結しである。また回転子コア2.3
.9に回転子8の両側部10.11に連絡する複数個の
通風胴12・・・を設け、通線用12・・・から直交状
に回転子8の外周部に貫通ずる複数個の通気孔13・・
・を穿設しである。(第1図、第2図参照)円筒状の機
枠14の両側部に設けた軸受盤15.16を連結棒17
・・・にナツト18・・・留めして一体的に組付け、回
転子8の両側部に冷却用翼車19゜20を装着し、回転
子軸4の両端部を軸受盤15.16に嵌装した軸受21
.21に軸支し、回転子4を回転自在としである。
回転子コア2.3に対峙する外側部に巻線22.23を
施した第1固定子24と第2固定子25を機枠14に並
設し、機枠14と第1固定子24.第2固定子25との
間にすべり軸受26.27を装設し、すべり軸受26.
27を機枠14に嵌装したストップリング28・・・に
よって固定し、第1固定子24と第2固定子25の一側
外周面にギヤー33A、33Bを嵌着しである。(第2
図、第3図参照)機枠14の外周部に固設したパルスモ
ータ−35に駆動用歯車36を軸着し、機枠14の外側
部に装着した軸受台32に中継軸29を回転自在に軸架
し、中継軸29の両端部に中継用歯車30と回動用歯車
31とを軸着し、機枠14に設けた開口部37.37か
ら駆動用歯車36と回動用歯車31とを機枠14内に挿
入し、回動用歯車31を第2固定子25に嵌着したギヤ
ー33Bに係合させ、駆動用歯車36を第1固定子24
にV、着したギヤー33Aに係合させると共に、駆動用
歯車36と一体的に形成した連動歯車34に中継用歯車
30を係合し、第1固定子24と第2固定子25とを回
転子8と同心的に回動自在に形設し、第1固定子24と
第2固定子25とにより電圧移相装置38に形成し、可
変速誘導電動機としある。39は排風孔、40は、軸受
盤15.16に複数個穿設した通風孔である。
次に第1固定子24と第2固定子25のそれぞれに巻装
した巻線22.23の結線について説明する。(第4図
参照)第1.第2固定子24.25のそれぞれにスター
結線を施した巻線22.23とを直列に連結する。即ち
、第1固定子24の巻線22の端子△、B、Cを商用3
相電源A、B、Cに連結すると共に、巻線22の端子a
、b、cを第2固定子25の巻線23の端子A、B、C
に連結し、巻線23の端子a。
b、cを短絡して連結しである。
(第5図参照)回転子8を形成する回転子コア2,3間
に介設した非磁性体コア9部において、複数個の導体5
・・・のそれぞれを短絡する連結材として、ニクロム線
、炭素混入鋼1通電性セラミック等の抵抗材rを設け、
抵抗材rは第1、第2固定子24.25に巻装した巻線
22゜23よりも外側方に突出する環状体41に形成し
、環状体41と複数個の導体5・・・とを連結用導体4
2・・・により連結し、複数個の導体5・・・のそれぞ
れは環状体41・・・の抵抗材rによって短絡しである
なお、前記電圧移相装置は複数個の固定子のうち何れか
一方の固定子に対峙する回転子の導体部分に誘起する電
圧と他方の固定子に対峙する前記回転子の対応する導体
部分に誘起する電圧との間位相差を生じさせるものを意
味する。
なお、前記回転子導体と回転子コアの間の絶縁の実施例
としては各種のものがある。
前記複数個の回転子コア開側の浅部範囲のみの前記複数
個の導体挿入孔に絶縁材を装着したものもあり、前記回
転子コアに穿設した前記複数個の導体挿入孔の全域全数
に亘り絶縁材を装着したものもあり、複数個の珪素鋼板
を重合連結して形成した前記回転子コアの前記導体挿入
孔に絶縁塗料を塗布処理したものもあり、前記回転子コ
アに穿設した導体挿入孔に挿入する前記複数個の導体に
絶縁材を装着したものもあり、マイカ、石綿、ガラス繊
維、各種樹脂などの材料のいずれかを、または前記樹脂
に前記材料を混合して前記絶縁材に形成したものもあり
、前記複数個の導体挿入孔または前記複数個の導体のい
ずれか一方、または双方に絶縁性の陽極酸化被膜処理を
施して前記絶縁材に形成したものもあり、前記回転子コ
アに穿設した前記複数個の導体挿入孔と、該導体挿入孔
に挿入した前記複数個の導体との隙間に前記樹脂または
前記材料を混合した樹脂を充填注入したものもあり、前
記複数個の導体をアルミ材に形成すると共に、該導体の
表層面をアルマイト被膜処理を施して前記絶縁材に形成
したものもある。
なお1本発明において、「導体挿入孔および導体に絶縁
材を装着した」という用語を用いたが、「絶縁材」とは
、導体挿入孔または導体に絶縁物具材を装着することに
限定されるものではなく、回転子コアの導体挿入孔、あ
るいは導体の表層に種々絶縁処理を施したものも含めて
総称するものである。
以下に上記構成における作用を説明する。
第1固定子24の巻線22に商用3相電源がら通電する
と、固定子24.25に回転磁界が生じて回転子8に電
圧が誘起され、回転子8の導体5・・・に電流が流れて
回転子8は回転する。
第1固定子24に対して第2固定子25それぞれの回転
子をゼロとしたときには、それぞれの固定子24.25
に生じる回転磁界の磁束に位相のずれがなく、その詳細
は後述する如く連結材となす抵抗材r・・・には電流が
流れないので、一般の誘導電動機と同一のトルク特性を
持つものである。
次に、パルスモータ−35を作動して第1固定子24と
第2固定子25のそれぞれを逆方向に回動して位相角で
θだけ回動した場合について説明する。電圧移相装@3
8となす第1固定子24と第2固定子25が作る回転磁
界の磁束φ1.φ2の位相はθだけずれており、そのた
め第1固定子24と第2固定子25により回転子8の導
体5・・・に誘起される電圧tA+、@2の位相はθだ
けずれている。今、第2固定子25によって回転子8の
導体5・・・に誘起される電圧d2を基準にとし、該電
圧を02=SEとする。ここでSはすべり、Eはすべり
 1のときの誘起電圧である。このとき第1固定子24
によって導体5Aに誘起される電圧d1は、白=SEε
jOとなる。
(E−すべり1の時の誘起電圧) 第6図に示すものは、非磁性体コア9部において複数個
の導体5・・・を短絡する抵抗材r・・・が装着されて
いない場合の回転子8のすべりSと回転子入力の有効電
力Pとの関係を示すもので、電圧の位相がθ=0°のと
き有効電力Pは最大となり、0°〈θ<180°のとき
はそれよりも小さなものとなる。ここで導体5・・・の
抵抗およびインダクタンスをRおよびLとし、電源の角
周波数をωとすれば、有効電力Pの極大はS= (R/
ωL) のとき現われる。
有効電力Pは誘導電動機1の駆動トルクと比例するので
、パルスモータ−35を作動して電圧移相装置38の第
1固定子24と第2固定子25とを回動させることによ
って回転子8に誘起する電圧を調整し、回転子の速度を
無段階的に制御することができる。
次に、回転子8の導体5・・・の短絡環6,7から連結
材までのそれぞれの抵抗をR1,R2、またインダクタ
ンスをLl、L2とし、電源の角周波数をωとし、各導
体5・・・のそれぞれを短絡する抵抗材の抵抗をrとす
れば、回転子8の電気的等価回路は第7図のようになり
、符号11.I2.I3は各枝路を流れる電流を示寸ち
のである。
次に、第7図に示すものを内固定子24.25側からみ
た等価回路に変換すると第8図のようになり、RI=R
2,LI=L2でθ−0゜のときには13=I+−12
= Oとなり抵抗材rには電流が流れないことになる。
このことはθ−〇°のときにはトルり下はrがないとき
の値に等しいことを意味している。従って、θ−〇°の
ときは従来の誘導電動機と同一のトルク特性を持つこと
になる。
次に、R+ =R7、L+ =12でθ−180゜のと
きには、II=−12,l3=1+−I2=21+とな
り、従来の誘導電動機において回転子導体の抵抗をRI
=R2=RとすればRはR+2rに増加したと同様な結
果となっている。
上記回転子8の回転により、軸受盤15.16に穿設し
た通風口40・・・から冷却用列車19゜20により機
枠14内に外気を吸引し、冷却用列車19.20により
第1.第2固定子24゜25、巻線22.23に通風し
て冷却し、また通風胴12・・・を介し通気孔13・・
・に流通させる川により回転子コア2,3、導体5・・
・、抵抗材r等を冷却してそれぞれの機能を安定的に作
用させる。また、第1.第2固定子24.25の回動は
パルスモータ−35をスイッチにより正・逆回転させて
行うが、第1固定子24と第2固定子25の回動差を大
きく設け、内固定子24.25それぞれの電圧の位相の
ずれを大きくして低速回転に制御すると、冷却用列車1
9゜20の旋回速度の低下により通風冷却作用が減衰し
、また、連結材rの発熱度が高くなるが、抵抗材rを巻
線22.23よりも外側方にも設けであるから、低速回
転でも周速度が大ぎいために、抵抗材r自身の旋回によ
る通気によって放熱することができる。第1.第2固定
子24゜25の回動機構としてはパルスモータ−35に
限定されるものではなく伯の正逆転モータでも、また気
体、液体シリンダー等によるサーボ機構等任意の駆動装
置を転用できるものであり、また手動ハンドルによって
操作する場合と第1固定子24と第2固定子25のいず
れか一方のみを回動する場合もある。そして、固定子の
回動駆動装置の作動に関連して固定子の回動を任意の作
動機構により開放またはロックをする。
次に、第1固定子24と第2固定子25のそれぞれに巻
装した巻m22.23を直列に連結した作用につき説明
する。
巻線22.23を直列に連結しであるために、巻線22
に商用3相電源から入力して巻線22゜23間に電流は
流れるが、仮に巻線22.23のそれぞれの抵抗の相違
あるいは内固定子24゜25の容品の大きさに相違があ
っても、それとは無関係に、それぞれの巻線22.23
に流れる電流の大きさは等しく、したがって第1固定子
24と第2固定子25のそれぞれから回転子8の導体5
・・・に誘起して流れる電流の大ぎさは等しくなる作用
と、内固定子24.25間の電圧の位相差に起因するベ
クトル差分の電流は複数個の導体5・・・のそれぞれを
連結材となす抵抗材rを介して必然的に流れるという強
制力が生じる作用との相乗効果により、第9図に示すず
べりとトルク特性のように効率の改善と低速回転領域に
おいて大きなトルクを出すことができ、負荷を連結した
状態においてもそれぞれの速度領域ごとに起動を容易と
し、負荷の起動特性に順応して滑らかな起動とすること
、あるいは高トルクで起動すること等任意に使い分けが
でき、起動・停止を頻繁に反復する動力源に最適に対応
できる。そして回転子8の変速は、電圧移相装置38に
より位相のずれを制御して回転子8の導体5・・・に流
れる電流を増減に変化させ、回転子8の回転速度を任意
に変えることができる。
なお、巻線22.23を直列に連結した第1固定子24
と第2固定子25のそれぞれから回転子8の導体5・・
・に流れる電流の大きさに対し、複数個の導体5・・・
間に抵抗材rを介して短絡して流れる電流の比率は、抵
抗材rの抵抗値およびすべりとは無関係にPθ(P=極
対数、θ−位相角)の値によって決定され、(上記比率
は、1〕θ−πが最大でPθ−0でゼロとなる)Pθが
一定であれば、一般の巻線形誘導電動機の二次挿入抵抗
を一定とした場合と同様のすべりとトルク特性になり、
Pθが小になると回転子8の導体5・・・に流れる電流
の比率が小となり、Pθを小さくすることは一般の巻線
形誘導電動機の二次挿入抵抗を小さくすることと同等の
作用をすることとなる。そして両固定子24.’25に
定格電流を流した場合において、位相差θを任意に変え
てもすべり値の選定と連結材の抵抗値の設計次第により
、最高速度の持ら定格電流とトルク特性とをそれぞれの
変速領域においてもほぼ同等に作用させることができる
。また、第1.第2固定子24.25の巻線22.23
を直列に連結してあっても、仮に導体5・・・間に連結
材を設けて短絡していない場合は、一方の固定子から回
転子導体5・・・にはほとんど電圧b(誘起されない状
態となり、両固定子24.25の巻線22.23それぞ
れを並列に電源に連結しものよりも効率、トルクは低下
する現象となる。
なお、両固定子24.25に巻装した巻線22.23を
電源に並列して連結する場合においては、巻線22.2
3の双方または一方に変流器を連結し、両固定子24.
25に流れる電流を同一にすれば前記した直列連結した
ものと同一作用を得ることができる。
第10図に示すものは、複数個の導体のそれぞれを外側
方に突出する湾曲体に形設し、連結材となす抵抗材を湾
曲体に装着した実施例である。
回転子コア2.3に装着した複数個の導体のそれぞれを
直列に連結して一体的な導体5・・・とじ、複数個の導
体5・・・のそれぞれを複数個の回転子コア2.3間に
おいて、両固定子24.25に巻装した巻線22.23
よりも外側方に突出する湾曲体43に形成し、湾曲体4
3に環状の抵抗材rを嵌挿連結し、湾曲体43に翼板4
4を装着しである。
この実施例においては、抵抗材rを回転軸4より距離を
設けた巻線22.23の外側方に突出した導体5・・・
に湾曲体43に嵌挿連結しであるから、回転軸4が低速
回転であっても周速度が大きく湾曲体43自身の旋回に
より放熱することができ、翼板44はその冷却作用をよ
り効果的とする。
第11図に示すものは、回転軸4を中空軸とし、回転子
コア2.3間において内周部45と外周部46に貫通す
る複数個の通気孔47・・・を開設した実施例であり、
回転軸4の両端部から外気を導入して抵抗材rに通気さ
せることができ、抵抗材rの冷却に効果的である。
なお、回転軸4の一側部を閉塞したその反対側に送風1
flを連結して通気孔47・・・を介し抵抗材rを冷却
する場合と、軸受盤15.16のいずれか側の通風孔4
0に送風機に連通する空気管を連結して抵抗材rおよび
巻線22.23を冷7.IIする場合もあり、送風機に
空気冷却機を介設することもある。
さらに、電圧位相装置として巻線22.23のいずれか
に位相切換用スイッチを連結すること、あるいは単相変
圧器と結線切換スイッチとにより位相切換器とすること
、誘導電圧調整器等を連結することができる。
回転子導体と回転子コアの絶縁については第12図に示
すように位相差を設けた場合に抵抗材rと並列に回転子
コアが挿入されたと似たようになり、回転子導体から回
転子コアへ一部の電流が流れ抵抗材が有効に作用しなく
なってトルクと効率を下げるのである。
すなわち、A〜Fは回転子導体の単位良さ当りの起電力
であり、回転子磁界の速度と回転子速度の差に比例する
。pは前記起電力の和であり、抵抗材の方に向かうにつ
れて次第に大きくなる。a・・・[は珪素鋼板であり、
回転子コアと回転子導体の間の絶縁処理がなされていな
ければ、起電力の和の大きいf側では特に導体から回転
子コアにもれる電流は大きいことになる。
従って、前記絶縁処理は導体と回転子コアが接合する全
長にねたつ−C行わなくてもそれなりの目的を達成する
ことができる。
本発明は可変速誘導電動機としてではなく、始動時には
位相差を 180°または大きくして運転時には位相差
をOoまたは小さくして使用する始動性を改善した誘導
電動機にもなり得る。
この場合、始動電源を抑制すると共に始動トルクを大き
くできて電流設渦容量を小さくできる3さらに本出願の
可変速読導電@機を誘導発電機としても使用することが
できるものであり、回転子軸にタービン、ガスタービン
、太陽熱発電機等直接連結しで発電すれば高価な調速機
を省略することもできる。また内燃機を原動機として連
結した場合には、その内燃機の最小燃費の回転数に対応
することができ、風水をエネルギー源とするパワーが弱
く不安定な場合においても、その最高出力を成田せる回
転数′C−光′市することかでき、水力発電においては
流速に応じて効率よく発電でき、それぞれ複雑高価な可
変ピッチ装置あるいは調相機を省略できる。また外部電
力に対しての同期も高価な同朋装買なしで行える。また
、回転子軸に他の回転軸を連結7ると共に固定子巻線の
入力側の2相を入替えるスイッチを設け、該スイッチに
より回転子軸を正転、逆転自在とすれば、該スイッチと
電圧位相装置との操作により電気制御fIl器としても
使用することができ、電圧位相装置により回転速、 度
を制御することにより、回転子軸に連結した回転軸の制
動力を効率よく調整できる。
発明の効果 上記に説明した如く本発明によれば、電圧の位相をずら
す操作のみで任意の回転速度に変速することができ、そ
れぞれの変速領域において大きなトルクを得ることに併
せ効率の改善を達成でき、負荷の起動特性に順応して滑
らかな起動あるいは高トルクで起動すること等任意に使
いわけることができる。また、回転子導体と回転子コア
の間は絶縁されるので抵抗材に有効的に電流が流れてト
ルクと効率を良くするとともに、回転子コア間に翼車を
設けたので放熱作用を高めて回転子、固定子、抵抗材等
を損傷から守り、可変速誘導電動機として顕著な効果を
発揮することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は、本出願の実施例図である。第1図
は誘導電動機の側断面図、第2図は固定子の回動機構を
示す側面図、第3図は固定子の回動機構を示す一部を破
断した側面図、第4図は固定子に巻装した巻線のそれぞ
れを直列に連結した結線図、第5図は複数個の導体それ
ぞれを巻線の外側方に突設した連結材により短絡した部
分断面図、第6図は回転子のすべりと有効電力の関係を
示す図、第7図は回転子の電気的等価回路図、第8図は
固定子側がらみた電気的等価回路図、第9図は複数個の
導体のそれぞれを抵抗材により短絡すると共に固定子に
巻装した巻線を直列に連結した場合の速度とトルクの関
係を示す図、第10図は複数個の導体を巻線よりも外側
方に突出する湾曲体に形設した要部断面図、第11図は
回転子軸に通気孔を開設した斜視図、第12図は導体に
流れる起7fi力について説明した図である。 1・・・誘導電動機    2.3・・・回転子コア4
・・・回転子軸     5誘導体 6.7・・・短絡環   8.8A〜8c・・・回転子
9・・・非磁性コア   10.11・・・側部12・
・・通/!!l胴     13・・・通気孔14・・
・軸       15,16・・・軸受盤17・・・
連結棒     18・・・ナツト19.20・・・冷
却用翼車 21・・・軸受22.23・・・巻線   
24川第1固定子25・・・第2固定子   26.2
7・・・すべり軸28・・・ストップリング 29川中
継軸30・・・中継用歯車   31・・・回動用歯車
32・・・軸受台     33A、33B・・・ギヤ
ー34・・・ボルト     35・・・パルスモータ
−36・・・駆動用歯車   37川開ロ部38・・・
電圧移相装置  39・・・排圧孔40・・・通風孔 
    41・・・環状体42・・・連結用導体   
43川湾曲体44・・・翼板      45・・・内
周部46・・・外周部     47・・・通気孔r・
・・抵抗材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、機枠に並設した複数個の固定子のうち少なくと
    ち1個の固定子に関連して前記複数個の固定子のうちの
    何れか一方の固定子に対峙する回転子の導体部分に誘起
    する電圧と他方の固定子に対峙する前記回転子の対応す
    る導体部分に誘起する電圧との間に位相差を生じさせる
    電圧移相装置を付設し、複数個の回転子コアを同心的に
    前記複数個の固定子と対峙して内設し、前記複数個の回
    転子コアに装設した複数個の導体のそれぞれを連通状に
    連結して一体的な回転子に形成し、前記複数個の導体を
    挿入する前記回転子コアに穿設した導体挿入孔に絶縁材
    を装着し、前記複数個の回転子コア間において前記複数
    個の導体を抵抗材を介して短絡し、前記複数個の固定子
    間と前記複数個の回転子コア間と前記機枠で形成する空
    間部を通風胴に形成し、導入した外気により前記抵抗材
    を冷却放熱して前記機枠外に排気するように前記機枠に
    開口部を設けて前記通風胴に連通すると共に、前記回転
    子コア間に翼車を設けたことを特徴とする可変速誘導電
    動機。
  2. (2)、前記翼車は回転軸に連結したものである請求項
    (1)に記載の可変速誘導電動機。
  3. (3)、前記複数個の回転子コアのそれぞれに両端面に
    貫通する通風孔を開設した請求項(1)または(2)に
    記載の可変速誘導電動機。
  4. (4)、前記回転軸を中空とし、前記複数個の回転子コ
    ア間において、前記回転軸の内周部と外周部に貫通する
    通風孔を開設した請求項(1)ないし(3)記載の可変
    速誘導電動機。
  5. (5)、前記複数個の固定子の外周部に、両端面に貫通
    する通気孔を開設した請求項(1)ないし(4)に記載
    した可変速誘導電動機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218859A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Hitachi Ltd エレベーター用巻上機及びエレベーター装置
CN106787447A (zh) * 2016-12-23 2017-05-31 潍坊小禾节能科技有限公司 高速旋转电机用转子冷却结构

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JP2012218859A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Hitachi Ltd エレベーター用巻上機及びエレベーター装置
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