JPH01248991A - 可変速誘導電動機 - Google Patents

可変速誘導電動機

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Publication number
JPH01248991A
JPH01248991A JP63072575A JP7257588A JPH01248991A JP H01248991 A JPH01248991 A JP H01248991A JP 63072575 A JP63072575 A JP 63072575A JP 7257588 A JP7257588 A JP 7257588A JP H01248991 A JPH01248991 A JP H01248991A
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JP
Japan
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rotor
stator
stators
conductors
voltage
Prior art date
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Application number
JP63072575A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Yukio Onoki
大野木 幸男
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トルク特性および効率が良く速度制御が容易
、かつ、特にファン、ポンプ等の低減トルク特性の負荷
に適する可変速誘導電動機に関する。
従来技術とその問題点 誘導電動機の速度を制御する方法の一つとして電源周波
数を変える方法がある。この方法は連続的かつ広範囲な
速度制御が可能である半面、この方法で必要とする周波
数変換装置を高価とし、また周波数変換装置により交流
を直流に変換して再度交流に変換する過程において一般
に高調波および電波が発生し、これらによってコンピュ
ーター、その地名種電気制御機器の誤動作あるいはコン
デンサーの過熱等の障害を招くことがあり、このうち高
調波障害に対しては、フィルターを設置することにより
対策を講じることもできるが、フィルターの設置にはコ
ストがかかる。また低速時において一般に性能が不十分
となる等の欠点を有するものである。
また、電動機の極数を変えて速度を制御する方法は、極
数の変換によって段階的に速度を変えることができても
、無段階的に滑かな速度制御をすることができない欠点
がある。
また、電源の電圧を変えて速度を制御する方法では、速
度制御が連続的に行える半面特に低速度領域において効
率が悪くなる欠点がある。
そして、巻線型電動機において二次抵抗を変化させすべ
りを変えて速度制御を行う方法は、比較的簡単に連続的
な速度制御が可能である半面、外部からブラシとスリッ
プリングを介して回転子巻線回路へ抵抗を挿入するため
に、ブラシの消耗による保守点検を必要とし、また、か
ご形誘導電動機は、二次抵抗を変化させて速度制御を行
うことができない問題点がある。
上記問題点に対処するものとして、例えば、特開昭54
−29005号公報にその技術が開示してあり、このも
のは、2組の回転子鉄心に跨って共通に設置されかつ両
端にてそれぞれ短絡環を介して相互間を短絡したかご形
導体と、2組の回転子鉄心間におけるかご形導体の中央
箇所にてかご形導体の相互間を短絡する高抵抗体とを備
え、回転子鉄心に対向してそれぞれ独立する固定子に巻
線を備え、始動時には固定子巻線の相互間の位相を18
0°ずらせ、始動後の運転時には位相を合わせて給電す
る双鉄心かご形電動機であるが、始動時に固定子巻線の
相互間の位相を180°ずらすことにより始動トルクを
大にして始動特性を向上し、運転時には固定子巻線の相
互間の位相を合わせて通常のトルク特性で運転できる点
に特徴を有するものである。
したがって、始動性を向上する効果は認められたとして
も、′この電動機は可変遠雷!11g1ではないから変
速を必要とする負荷の動力源として使用することができ
ないものである。
また、特開昭49−86807号公報に提案されている
ものは、多相巻線とかご形ロータとを備えたステータを
有する非同期電気モータであって伝導バー、短絡回路端
点および強磁積層からなるものにおいて、ステータは第
一と第二の巻線区分からなり、これらの区分は相互にお
よびロータの異る部分に隣接して共軸状に配置され、か
つ同じ周波数の交流を供給されることができ、また第二
巻線区分によりロータの巻線に誘導される起電力を変化
する手段を設けた非同期電気モータであるが、このもの
は、機械的あるいは電気的手段により、2個のステータ
ー区分間の位相差を設けて一応回転速度を変えることが
できるものではあるが、2個のステーター区分間の位相
角が同相のときを除いてトルクが小さく、負荷が掛ると
直ちに運転が停止する欠陥を持つ実用に全く供しないも
のであり、負荷を連結した状態において、起動・停止を
頻繁に反復する動力源として運転することのできない重
大な問題点を未解決とするものであった。
発明の目的 本発明は、上記従来技術の欠点を改善するためのもので
、優れたトルク特性を求めるものであり、速度制御領域
を広笥囲に且つその速度制御を無段階的として任意の所
望速度に設定できると共に、任意のトルクで起動させる
ことができ、また起動点から最高回転速度までの全速度
領域に■す、トルク特性と効率の優れた可変速誘導電動
機を提供することにある。
なお11本発明の可変速誘導電動機は、単相または3相
電源等に接続して使用され、回転子の形態は、普通かご
形、二重かご形、深溝かご形。
特殊かご形2巻線形等のいずれの形式のものにも適用で
きるものであり、本発明の説明に用いる導体とは、かご
形回転子コアに装設した導体、および巻線形回転子コア
に巻装した巻線のそれぞれを総称するものである。
問題点を解決するための手段 上記技術的課題を達成するために、本発明は、複数個の
回転子コアのそれぞれに装設した複数個の導体のそれぞ
れを連結して一体的な回転子に形成し、同一回転軸に任
意の間隔を設けて軸着した前記複数個の回転子コアに対
峙する外周部に複数個の固定子を機枠に並設し、前記複
数個の固定子と対峙しない前記複数個の回転子コア間に
おいて、前記複数個の導体のそれぞれを抵抗材を介して
短絡すると共に、前記複数個の固定子のそれぞれに巻装
した巻線のそれぞれを並列に連結し、前記複数個の固定
子のうち、少な(とも1個の固定子に関連して、前記複
数個の固定子のうちいずれか一方の固定子に対峙する回
転子の導体部分に誘起する電圧と他方の固定子に対峙す
る前記回転子の対応する導体部分に誘起する電圧との間
に位相差を生じさせる電圧移相装首を付設した電動機に
おいて前記回転子導体を低抵抗形をしたことにより問題
解決の手段とした。
作  用 本発明は、任意手段により、それぞれの固定子間に生起
する回転磁界の磁束に位相のずれを生じさせると、磁束
の位相のずれに応じて回転子導体に誘起する電圧が変化
し、回転子導体に ・誘起する電圧を増減制御して回転
子の回転速度を任意に変えることができる。
ところで、複数個の固定子に巻装したそれぞれの巻線を
並列に連結したことに併せ、複数個の回転子コアに装設
した複数個の導体のそれぞれを抵抗材を介して短絡した
構成により、位相差θにより前記抵抗材に流れる電流の
大ぎさを制御してトルク特性の優れた変速を可能にした
が回転子導体を低抵抗形としたことにより、より高速回
転まで変速できるという効果をもたらせた。また、後に
詳述するように、前記抵抗材の抵抗値を大きくしてファ
ン、ポンプ等の低減トルク特性の負荷に対して変速範囲
をより低速まで拡大する際に大きな効果を発揮すること
ができるようになった。
前記回転子導体の低抵抗形とは位相差θ=0°の際のず
べりSとトルクTの関係を表わすカーブにおいて、すべ
りが0から1へ向かうにつれてトルクが増大しピークに
達した後減少するという特性のものを意味する。
実施例 本発明の実施例を第1図〜第8図に基づき説明する。
第1図〜第4図により本発明の一実施例を説明する。第
1図、第3図参照して、示す符号1は誘導電動機であり
、該誘導電動5機1は以下のように構成しである。鉄心
からなる回転子コア2.3を任意の間隔を設けて回転子
軸4に装着し、回転子コア2.3間に非磁性体コア9を
介設しである。回転子コア2.3に装設した複数個の導
体5・・・のそれぞれを直列に連結して一体的な回転子
8を形成し、その直列に連結した複数個の導体5・・・
の両端部を短絡環6.7に連結しである。また回転子コ
ア2.3.9に回転子8の両側部10.11に連絡する
複数個の通風胴12・・・を設け、通風胴12・・・か
ら直交状に回転子8の外周部に貫通する複数個の通気孔
13・・・を穿設しである。回転子8は回転子コア2゜
3間の非磁性体コア9部において、複数個の導体5・・
・のそれぞれを任意のベクトルの差の電流が流れると通
電する抵抗材r・・・とじてニクロム線、炭素混入鋼1
通電性セラミック等を介して短絡しである。(第1図、
第2図参照)円筒状の機枠14の両側部に設けた軸受盤
15.16を連、結棒17・・・にナツト18・・・を
用いて一体的に組付け、回転子8の両側部に冷却用翼車
19゜20を装着し、回転子軸4の両端部を軸受盤15
.16に嵌装した軸受21,21に軸支し、回転子4を
回転自在としである。
回転子コア2,3に対峙する外側部に巻線22.23を
施した第1固定子24と第2固定子25を機枠14に並
設し、機枠14と第1固定子24.第2固定子25との
間にすべり軸受26.27を装設し、すべり軸受26.
27を機枠14に嵌装したストップリング28・・・に
ょって固定し、第1固定子24と第2固定子25の一側
外周面にギヤー33A、33Bを嵌着しである。(第2
図、第3図参照)機枠14の外周部に固設したパルスモ
ータ−35に駆動用歯車36を軸着し、機枠14の外側
部に装着した軸受台32に中継軸29を回転自在に軸架
し、中継軸29の両端部に中継用歯車30と回動用歯車
31とを軸着し、機枠14に設けた開口部37.37か
ら駆動用歯車36と回動用歯車31とを機枠14内に挿
入し、回動用歯車31を第2固定子25に嵌着したギヤ
ー33Bに係合させ、駆動用歯車36を第1固定子24
に嵌着したギヤー33Aに係合させると共に、駆動用歯
車36と一体的に形成した連動歯車34に中継用歯車3
0を係合し、第1固定子24と第2固定子25とを回転
子8と同心的に回動自在に形設し、第1固定子24と第
2固定子25とにより電圧移相装置38に形成し、可変
速誘導電動機としである。39は排風孔、40は、軸受
盤15.16に複数個穿設した通風孔である。
以下に上記構成における作用を説明する。
第1固定子24の巻線22に商用3相電源から通電する
と、固定子24.25に回転磁界が生じて回転子8に電
圧が誘起され、回転子8の導体5・・・に電流が流れて
回転子8は回転する。
第1固定子24に対して第2固定子25それぞれの回動
醋をゼロとしたときには、それぞれの固定子24.25
に生じる回転磁界の磁束に位相のずれがなく、その詳細
は後述する如く抵抗材r・・・には電流が流れないので
、一般の誘導電動機と同一のトルク特性を持つものであ
る。
次に、パルスモータ−35を作動して第1固定子24と
第2固定子25のそれぞれを逆方向に回動して位相角で
θだけ回動した場合について説明する。電圧移相装@3
8となす第1固定子24と第2固定子25が作る回転磁
界の磁束φ1.φ2の位相はθだけずれており、そのた
め第1固定子24と第2固定子25により回転子8の導
体5・・・に誘起される電圧619合20位相はθだけ
ずれている。今、第2固定子25によって回転子8の導
体5・・・に誘起される電圧白を基準とし、該電圧を1
:32 = S Eとする。ここでSはすべり、Eはす
べり 1のときの誘起電圧である。このとぎ第1固定子
24によって導体5Aに誘起される電圧d1は、^1=
SEεJOとなる。
第4図に示すものは、非磁性体コア9部において複数個
の導体5・・・を短絡する抵抗材「・・・が装着されて
いない場合の回転子8のすべりSと回転子入力の有効電
力Pとの関係を示すもので、電圧の位相がθ=0°のと
き有効電力Pは最大となり、0°〈θ〈180°のとき
はそれよりも小さなものとなる。ここで導体5・・・の
抵抗およびインダクタンスをRおよびLとし、電源の角
周波数をωとすれば、有効電力Pの極大は′S= (R
/ωL) のとき現われる。
有効電力Pは誘導電動機1の駆動トルクと比例するので
、パルスモータ−35を作動して電圧移相装置38の第
1固定子24と第2固定子25とを回動させることによ
って回転子8に誘起する電圧を調整し、回転子の速度を
無段階的に制御することができる。
次に、回転子8の導体5・・・の短絡環6,7から連結
材までのそれぞれの抵抗をR1,R2、またインダクタ
ンスを11.L2とし、1% gの角周波数をωとし、
各導体5・・・のそれぞれを短絡する抵抗材の抵抗をr
とすれば、回転子8の電気的等価回路は第5図のように
なり、符号I+、12.13は各枝路を流れる電流を示
すものである。
次に、第5図に示すものを両固定子24,25側からみ
た等価回路に変換すると第6図のようになり、R1=R
2,L1=L2でθ=0゜のときにはl3=I+−12
= Oとなり抵抗材rには電流が流れないことになる。
このことはθ=0°のときにはトルクT G、t rが
ないときの値に等しいことを意味している。従って、θ
=0゛のときは従来の誘導電動機と同一のトルク特性を
持つことになる。
次に・R1=R2,Ll=L2でθ=180・のときに
は、I+=−I2.l3=II−I2−211となり、
従来の誘導電動機において、回転子導体の抵抗をRI=
R2=RとすればRはR+2rに増加したと同様な結果
となっている。
上記回転子8の回転により、軸受盤15,16に穿設し
た通風口40・・・がら冷却用翼車19゜20により機
枠14内に外気を吸引し、冷却用列車19.20により
第1.第2固定子24゜25、巻線22.23に通風し
て冷却し、また通風11ii12・・・を介し通気孔1
3・・・に流通させる風により回転子コア2,3、導体
5・・・、抵抗材r・・・等を冷却してそれぞれの機能
を安定的に作用させる。また、第1.第2固定子24.
25の回動はパルスモータ−35をスイッチにより正・
逆回転させて行うが、パルスモータ−35に限定される
ものではなく他の正逆転モータでも、また気体、液体シ
リンダー等によるサーボ機構等任意の駆動装置を転用で
きるものであり、手動ハンドルによって操作する場合と
第1固定子24と第2固定子25のいずれか一方のみを
回動する場合もある。そして、固定子の回動駆動装置の
作動に関連して固定子の回動を任意の作動機構により開
放またはロックをする。
第1固定子24と第2固定子25の巻線22゜23のそ
れぞれを並列に商用3相電源に連結した場合には、第1
固定子24と第2固定子25の巻線22.23に入力す
る電圧は等しく、両固定子24.25のそれぞれから回
転子8の導体5・・・に誘起する電圧は同等でその電圧
の位相はPθだけ異なり、複数個の導体5・・・間を抵
抗材r・・・を介して流れる電流は、(1/ 2) X
(第1.第2固定子のそれぞれから回転子導体に誘起し
た差電圧)÷(抵抗材r・・・の抵抗値)にほぼ比例し
た電流となる。しかしながら、回転子8の導体5・・・
には抵抗材r・・・に流れる電流の他に(第1.第2固
定子の回転子導体に誘起する和電圧)÷(回転子導体の
インピーダンス)にほぼ比例した電流が重畳して流れる
。(上記和電圧は、Pθ=πがゼロで、Pθ=0で最大
となり、回転子導体のインピーダンスは導体の抵抗と二
次漏れリアクタンスのそれぞれよりなるのですべりによ
って異なる)したがって、回転子8の導体5・・・に流
れる電流の大ぎさに対し、複数個の導体5・・・間を抵
抗材r・・・を介して流れる電流の比率は、Pθが一定
でもすべりおよび抵抗値によっても異なり、Pθを一定
とした場合のすべりとトルク特性は、一般の巻線形誘導
電動機の二次挿入抵抗を一定失した場合の特性と、一般
の誘導電動機の一次電圧を制御した場合の特性とを混合
した特性となる。゛ 第7図は本発明の実施例、すなわち回転子導体が低抵抗
形におけるすべりとトルクの関係を表すグラフであり、
負荷トルクRに対して璋、高速度はすべりSlまで高め
ることができるばかり1なく・^速運転時119すでり
損失が少ないので高効率運転ができる。
第8図は回転子導体が高抵抗形におけるすべりとトルク
の関係を表すグラフであり、すべりSが0から 1へ向
かうにつれてトルクは常に増大傾向になる。この場合、
負荷トルクRに対して最高回転速度のすべりはSlであ
り、すべりが大きく高速域において効率も悪くなる。
前記複数個の固定子が互いに並列に接続されると直列に
接続された場合と比較して位相差θによりすべりとは無
関係に回転子導体に流れる電流と抵抗材に流れる電流の
比率を制御することができるわけではなく、複数個の導
体5・・・間を抵抗材r・・・を介して流れる電流は(
1/2 )×(第1.第2固定子のそれぞれから回転子
導体に誘起した電圧の差)÷(抵抗材rの抵抗値)にほ
ぼ比例した電流となり、たとえば、定トルク特性の負荷
の場合には制御の範囲が狭くなる。
しかしながら1、前記琳抗材の抵抗値の選定を適当に行
うことにより、ファン、ポンプ等のいわゆる低減トルク
特性の負荷に対しては十分に応用できるもの7であとと
もに、固定子巻線相互が並列に、接続されているとスイ
ッチ類を設けることによりそれを直列に接続するように
切換えることは容易であり、トルク特性を多様化して高
速範囲を容易に拡大することができる。
なお、この回転子導体の低抵抗形は前記回転子導体を回
転子コア間において短絡する抵抗材との技術的結合では
じめてその効果を発揮するものであり、前記抵抗材がな
ければ回転子導体の低抵抗形であるすべりとトルクの関
係は第4図に示されるようになり、高速に際して不安定
領域が多き過ぎて、ファン、ポンプのような低減トルク
特性の負荷にも応用できないものとなる。前記回転子コ
ア間が空間または非磁性体であれば漏れリアクタンクが
減少し、更に効率の優れた可変速誘導電動機となる。
そして、電圧位相装置は上記実施例に限定されるもので
はなく、両固定子間に位相のずれを生起する装置を任意
に選択して実施できるものである。
前記電圧位相装置を前記複数個の固定子のうち少なくと
も1個の固定子に巻装した巻線に連結する位相切換用ス
イッチとしたもの、前記電圧位相装置を単相変圧器と結
線切換スイッチとにより形成したもの、前記電圧位相装
置を誘導電圧調整器としたものも含まれる。また、前記
複数個の固定子のそれぞれに複数種の極数を形成する巻
線を施し、該巻線の端子に極数切換スイッチを連結する
ことを併用することもあり、更に前記複数個の固定子の
それぞれに巻装した巻iの結線をデルタ結線またはスタ
ー結線のいずれかに切換自在としてトルク特性に多様性
をもたせることを併用する場合もある。
さらに本発明の可変速誘導電動機を誘導発電機としても
使用することができるものであり、回転子軸4にタービ
ン等直接連結して発電すれば高価な調速機を省略するこ
ともできる。また内燃機を原動機として連結した場合に
は、その内燃機の最小燃費の回転数に対応することがで
き、風水をエネルギー源とするパワーが弱く不安定な場
合においても、その最高出力を取出せる回転数で発電す
ることができ、水力発電においては流速に応じて効率よ
く発電でき、それぞれ複雑高価な可変ピッチ装置あるい
は調相機を省略できる。また、外部電力に対しての同期
も高価な同期装置なしで行える。そして、回転子軸に他
の回転軸を連結すると共に固定子巻線の入力側の2相を
入替えるスイッチを設け、該スイッチにより回転子軸を
正転、逆転自在とすれば、該スイッチと電圧位相装置と
の操作より電機制動機としても使用することができ、電
圧位相装置により回転速度を制御することにより、回転
子軸に連結した回転軸の制動力を効率よく調整できる。
また、本発明の電動機を起動時には位相差を180°ま
たは適当な差に設定して起動電源を抑えるとともに高ト
ルク特性で起動して運転時には位相差をθ°または小さ
くして運転するという起動特性を改善した電動機として
使用できることはいうまでもない。
ところで、本発明の可変速誘導電動機において、仮に回
転子コア間の導体を抵抗材にて短絡することなしに複数
個の固定子の巻線を互いに直列に連結したとすれば位相
差0の場合にはよいが、位相差を設けると一方の固定子
から回転子導体にはほとんど電圧が誘起されない状態と
なり、トルクは急激にダウンし負荷がかかればただちに
停止してしまう状態となる。
複数個の固定子の巻線が互いに並列に連結される場合に
はこのようなことはなく、前述のように第4図に示すト
ルク特性を示す。
抵抗材にて短絡することがないということは要するに抵
抗値がほぼ無限大ということであり、仮に前記抵抗材を
設けたとしてもその抵抗値が十分に大きくて複数個の固
定子巻線間が直列に連結された場合には前記のように位
相差が0の場合にはよいが、位相差を設けるとトルクが
急激低下する現象となる。
従って、前記抵抗材の抵抗値が十分に大きい場合には複
数個の固定子の巻線が互いに並列に連絡されたものの方
が変速性は良いことになる。
ところで、ファン、ポンプのような低減トルク特性の負
荷の場合には、定トルク特性の負荷等の場合とは異なり
、前記抵抗材の抵抗値を十分大きくして位相差θが18
0°または十分に大きな場合のトルクカーブのすべり$
=1との交点、すなわち最低トルクを十分に下げておか
なければ低速側への変速範囲の十分な拡大はできない。
前記の理由により、本発明の構成においては、複数個の
固定子の巻線を互いに並列に連結するように成し、特に
ファン、ポンプ等の低減トルク特性の負荷の場合の変速
範囲を低速側に拡大することにも成功したのである。
発明の効果 上記に説明した如く本発明によれば、複数個の固定子に
巻装した巻線を並列に連結し、前記固定子のうち少なく
とも1個に関連して電圧移相装置を連結し、固定子と対
峙しない回転子コア間において複数個の導体のそれぞれ
を抵抗材を介し短絡しであるので、電圧移相装置を操作
して固定子に生起する回転磁界の磁束に位相のずれを生
じさせるだけでの簡単な操作により、回転子の回転速度
を任意に変えることができる。
また、そ°れぞれの固定子の巻線を並列に連結すること
と、回転子導体のそれぞれを抵抗材を介して短絡したこ
とと、回転子導体を低抵抗形としたことの組合せによる
効果は、高速領域まで回転速度を上げることができると
ともに効率の良い運転ができることを可能にしたのであ
る。
したがって、負荷に順応した滑かな起動制御ができるこ
とは勿論、負荷に定められた任意の特性による起動と変
速を任意に制御することができ、起動・停止・変速を頻
繁に反復する動力源に用いて顕著な効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は、本発明の実施例図である。 第1図は誘導電動機の側断面図、第2図は固定子の回動
機構を示す側面図、第3図は固定子の回動機構を示す一
部を破断した側面図、第4図は回転子のすべりと有効電
力の関係を示す図、第5図は回転子の電気的等価回路図
、第6図は固定子側からみた電気的等価回路図、第7図
は本発明による回転子導体が低抵抗形の場合のトルクカ
ーブ、第8図は回転子導体が高抵抗形の場合のトルクカ
ーブである。 1・・・誘導電動機    2,3・・・回転子コア4
・・・回転子軸     5・・・導体6.7・・・短
絡環   8,8A〜8C・・・回転子9・・・非磁性
コア   10.11・・・側部12・・・通風胴  
   13・・・通気孔14・・・軸       1
5,16・・・軸受盤17・・・連結棒     18
・・・ナツト19.20・・・冷却用翼車 21・・・
軸受22.23・・・巻線   24・・・第1固定子
25・・・第2固定子   26.27・・・すべり軸
28・・・ストップリング 29・・・中継軸30・・
・中継用歯車   31・・・回動用歯車32・・・軸
受台     33A、33B・・・ギヤー34・・・
ボルト     35・・・パルスモータ−36・・・
駆動用歯車   37・・・開口部38・・・電圧移相
装置!  39・・・排風孔40・・・通風孔 特許出願人 株式会社佐竹製作所 −一〇 q   N 9判。 第4図 第5図 第6図 ト9り T スヘ゛リ S トルク T スヘ゛リ S 第8図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、複数個の回転子コアのそれぞれに装設した複数
    個の導体のそれぞれを連結して一体的な回転子に形成し
    、同一回転軸に任意の間隔を設けて軸着した前記複数個
    の回転子コアに対峙する外周部に複数個の固定子を機枠
    に並設し、前記複数個の固定子と対峙しない前記複数個
    の回転子コア間において、前記複数個の導体のそれぞれ
    を抵抗材を介して短絡すると共に、前記複数個の固定子
    のそれぞれに巻装した巻線のそれぞれを並列に連結し、
    前記複数個の固定子のうち少なくとも1個の固定子に関
    連して、前記複数個の固定子のうちいずれか一方の固定
    子に対峙する回転子の導体部分に誘起する電圧と他方の
    固定子に対峙する前記回転子の対応する導体部分に誘起
    する電圧との間に位相差を生じさせる電圧移相装置を付
    設した電動機において、前記回転子導体を低抵抗形とし
    たことを特徴とする可変速誘導電動機。
  2. (2)、前記回転子コア間は空間または非磁性体とした
    請求項(1)記載の可変速誘導電動機。
  3. (3)、前記複数個の固定子間に加える電圧の位相のず
    れを0°〜180°の範囲内において任意の位相のずれ
    に設定できるように、前記複数個の固定子のうち少なく
    とも1個の固定子を前記回転子と同心的に回動自在に形
    設して前記電圧移相装置に形成した請求項(1)記載の
    可変速誘導電動機。
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