JPH0226286A - 再起動遅延制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電動機などの初期起動に際してのみ遅延運
転機能を作動させないようにした再起動遅延制御装置に
関するものである。

〔従来の技術〕

空気調和機においては、圧縮機の負荷を軽減するために
、再起動に際しては遅延運転を行なうことにより、圧縮
機の出力圧を下げている。

第３図は、従来一般に用いられている再起動遅延制御が
適用された空気調和機の制御装置である。

同図において、１は空気調和機の運転スイッチ、２は停
止スイッチ、３は運転スイッチ１と停止スイッチ２を介
して電源ラインＬｌ、Ｌ２間に接続された送風機用電磁
接触器であって、この送風機用電磁接触器３は常開接点
３ａ、３ｂを備えている。常開接点３ａは運転スイッチ
１と並列に接続されている。

４は温度調節器、５は再起動遅延タイマであって、送風
機用電磁接触器３の常開接点３ｂおよび温度調節器４を
介して電源ラインＬＬ、Ｌ２間に接続されている。

６は圧縮機用電磁接触器であって、上記再起動遅延リレ
ー５の常開接点５ａとともに直列回路を形成し、この直
列回路は再起動遅延タイマ５に並列に接続されている。

次に動作について説明する。圧縮機の再起動遅延運転を
行なう場合には、まず、運転スイッチ１を押すことによ
り、送風機用電磁接触器３を付勢し、その常開接点３ａ
の閉成により送風機用電磁接触器３を自己保持する。そ
して、常開接点３ｂの閉成時に温度調節器４が閉成して
いれば、再起動遅延タイマ５が励磁されて一定時間後に
その常開接点５ａが閉成する。

この常開接点５ａが閉成されると、圧縮機用電磁接触器
６が励磁されて圧縮機が起動する。

以後、温度調節器４の発停に伴なって再起動遅延タイマ
５により、圧縮機が遅延運転を行なう。

〔発明が解決しようとする課題］ 従来の再起動遅延制御装置は以上のように構成されてい
るので、空気調和機の初期起動時に温度調節器が閉成し
ているにもかかわらず、圧縮機の保護と信頼性向上の目
的で付加された再起動遅延機能がさまたげとなって、ス
ムーズな空調運転起動が行なえなくなるという問題点が
あった。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、初期起動と温度調節器の発停を区別させて
本来の目的である再起動遅延機能を実現しつつ初期起動
のレスポンスを高め、かつシステムの機能および信頼性
の向上を図ることができる再起動遅延制御装置を得るこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る再起動遅延制御装置は、圧縮機用電磁接
触器が初期付勢したことを記憶して、初期起動時のみ遅
延運転機能を作動させない初期起動記憶リレーを設けた
ものである。

〔作　用〕

この発明における初期起動記憶リレーにより初期起動時
においてのみ、再起動遅延タイマに対して遅延運転が行
なわないようにして、初期起動時にまで遅延運転をする
ことが無くするように作用する。

〔実施例〕

以下、この発明の再起動遅延制御装置の実施例を図面に
基づいて説明する。第１図はその一実施例を空気調和機
に適用した場合の例を示すもので、１〜６は第３図で示
した従来の再起動遅延制御装置の構成と同様であり、そ
の重複説明を避ける。

圧縮機用電磁接触器６は、常開接点６ａ、６ｂを備えて
いる。７は圧縮機用電磁接触器６が初期付勢したことを
記憶する初期起動記憶リレーで、常開接点７ａおよび常
閉接点７ｂを備えている。

上記初期起動記憶リレー７は上記常開接点、７ａ。

６ａの並列回路と直列回路を形成しており、この直列回
路が送風機用電磁接触器３に並列に接続されている。

また、再起動遅延タイマ５の常開接点５ａに並列に、圧
縮機用電磁接触器６の常開接点６ｂと初期起動記憶リレ
ー７の常閉接点７ｂとの並列回路が接続されている。そ
の他の構成は第３図と同様である。

次に動作について第２図を参照しながら説明する。まず
、運転スイッチｌを押すと、その時点から送風機用電磁
接触器３が付勢され、その自己保持用の常開接点３ａが
閉成することから、二〇付勢状態は第２図（ａ）に示す
樺に継続する。

温度調節器４は第２図（ロ）に示す開成、開成を操り返
すとすると、再起動遅延タイマ５は第２　ＩＩ　（ｄ）
に示すように送風機用電磁接触器３と同時に付勢する。

一方、再起動遅延タイマ５の常開接点５ａは初期起動記
憶リレー７の常閉接点７ｂにより短絡されているため、
送風機用電磁接触器３が付勢され、かつ温度調節器４が
閉成されると、圧縮機用電磁接触器６が付勢し、圧縮機
が起動する（第６図（ｅ））。

初期起動記憶リレー７は、圧縮機用電磁接触器６の常開
接点６ａの閉成により付勢し、第２図（Ｃ）に示すよう
に、その自己保持用の常開接点７ａの閉成により付勢状
態を持続する。この場合、再起動遅延機能は作動してい
ない。

次に温度調節器４が開成すると、圧縮機用電磁接触器６
、再起動遅延タイマ５は消勢する。初期起動記憶リレー
７は自己保持用接点７ａにより付勢状態を持続する。

この状態で次に温度ｇｊｉ節器４が閉成しても、圧縮機
用！磁接触器６は、初期起動記憶リレー７の常閉接点７
ｂが開成されているため、再起動遅延タイマ５の常開接
点５ａが閉成するまで付勢しない、つまり再起動遅延運
転となる。

以後、停止スイッチ２を押さない限り、初期起動記憶リ
レー７は付勢され続けるので、温度調節器４の閉成のご
とに圧縮機は再起動遅延運転を継続する。

なお、この発明の再起動遅延制御装置は、空気調和機の
再起動遅延制御に限らずその他の遅延運転を行うユニッ
トにも適用できることは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したとおり、この発明によれば、１個の初期起
動記憶リレーにより初期起動時にだけ遅延運転をさせな
いように構成したので、従来のように初期起動時にまで
遅延運転することなく、レスポンスを高め、システムの
機能および信銀性を向上、できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による再起動遅延制御装置
を示す回路図、第２図は同上実施例の動作を示すタイミ
ングチャート、第３図は従来の再起動遅延制御装置の回
路図である。 １・・・運転スイッチ、２・・・停止スイッチ、３・・
・送風機用電磁接触器、４・・・温度Ｕ＠節器、５・・
・再起動遅延タイマ、６・・・圧縮機用ｉｔｍ接触器、
７・・・初期起動記憶リレー なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　　　大　　岩　　増　　隨 ａ 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 運転スイッチの操作により付勢、消勢動作を行う第１の
   電磁接触器と、この第１の電磁接触器の付勢と同時に付
   勢される再起動遅延タイマと、この再起動遅延タイマの
   付勢により付勢される第２の電磁接触器と、この第２の
   電磁接触器の付勢により付勢されて自己保持することに
   より初期起動を記憶して上記再起動遅延タイマに初期起
   動時のみ遅延運転機能を行わせない初期起動記憶リレー
   と、開成時に上記第２の電磁接触器および上記再起動遅
   延タイマを消勢させかつ閉成ごとに上記再起動遅延タイ
   マに再起動遅延動作を行わせる温度調節器とを備えた再
   起動遅延制御装置。