JPH0226273A - 高周波電源装置 - Google Patents

高周波電源装置

Info

Publication number
JPH0226273A
JPH0226273A JP63174909A JP17490988A JPH0226273A JP H0226273 A JPH0226273 A JP H0226273A JP 63174909 A JP63174909 A JP 63174909A JP 17490988 A JP17490988 A JP 17490988A JP H0226273 A JPH0226273 A JP H0226273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
power
voltage
high frequency
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63174909A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tanaka
茂 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP63174909A priority Critical patent/JPH0226273A/ja
Publication of JPH0226273A publication Critical patent/JPH0226273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Ac-Ac Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は他励コンバータやサイクロコンバータの電源、
あるいは交流電動機等の電源となる高周波電源装置に関
する。
(従来の技術) 商用電源(50Hzまたは60Hz)によってサイクロ
コンバータを自然転流させようとすると、その出力周波
数は当該電源周波数の1/3程度、すなわち、15〜2
0Hzが限界となる。また、循環電流式サイクロコンバ
ータでも、その出力周波数は電源周波数程度が限界とな
る。サイクロコンバータの出力電流歪みが小さい状態で
、出力周波数をさらに上げて運転させたい場合、入力周
波数(電源周波数)を高くする必要がある。
また他励コンバータにより直流電動機を駆動する場合、
当該コンバータの出力電流の脈動を小さくするには電源
周波数が高い方が望ましい。
さらに、高周波の交流電動機等を直接駆動する場合にも
、高周波電源が利用される。
このような高周波電源装置を達成する手段としては、従
来、次のような方法が考えられた。
1つは、大電力トランジスタ(GTR)やゲートターン
オフサイリスタ(GTO)等の自己消弧素子を用いて構
成した自励インバータがある。
この自励インバータは直流を交流に変換する電力変換器
で、特に最近では、パルス幅変調制御の手法を用いて、
出力電圧を正弦波に近い波形に制御することが可能とな
り、正弦波高周波電源装置としても用いられるようにな
ってきた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、自励インバータは自己消弧素子を必要と
するため、コストが高くなり、大容量化が困難となって
いた。また、上記パルス幅変調制御を行うためには、自
己消弧素子のスイッチング周波数を高める必要があり、
高周波スイッチングによる損失も無視し得なくなってき
た。
一方、高周波電源装置として、他にサイクロコンバータ
を用いる方法もある。
この方式は、循環電流式サイクロコンバータの出力側に
交流リアクトルを介して商用電源(50Hzまたは60
Hz)を接続し、またサイクロコンバータの入力側端子
に進相コンデンサを接続したもので、進相コンデンサに
印加される電圧の波高値がほぼ一定になるように、前記
商用電源から供給される電流を制御している(特願昭6
1−165028号)。
サイクロコンバータの位相制御は、外部発振器からの基
準信号によって行われ、前記進相コンデンサに印加され
る電圧の周波数(例えば1kHz)は、この外部発振器
からの基準信号の周波数に一致するように前記サイクロ
コンバータの循環電流が自動的に調整される。
この方式は、進相コンデンサに印加される電圧を利用し
てサイクロコンバータを自然転流させることができるの
で、自己消弧素子は不要となる。
従って、大容量化が容易で信頼性も高い利点がある0反
面、サイクロコンバータを構成する素子(高速サイリス
タ)の数が多くなり、コストが高くなる欠点があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、変換
器を構成する素子数を低減し、かつ自然転流動作だけで
、正弦波出力の高周波電圧を発生させるようにした。高
周波電源装置を提供することを特徴とする特に、高周波
電圧源となる進相コンデンサの印加電圧の位相を安定さ
せ、かつ基準電圧との位相ずれをなくすことにより広範
囲の位相制御領域を確保し、自然転流の転流限界を向上
させた、高周波電源装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するために1本発明の高周波電源装置
は、交流電源と、該交流電源に交流側端子が接続された
第1の交直電力変換器と、当該筒1の交直電力変換器の
直流側に直流リアクトルを介して一方向の直流電流が流
れるように直流側端子が接続された第2の交直電力変換
器と、当該筒2の交直電力変換器の交流側端子に接続さ
れた高周波進相コンデンサと、当該進相コンデンサを高
周波電圧源とする負荷と、前記第2の交直電力変換器の
点弧位相を制御する位相制御回路に位相基準信号を与え
る外部発振器と、当該外部発振器から与えられる基準信
号と前記進相コンデンサに印加される電圧との位相差を
検出する手段と、当該位相差に応じて前記第2の交直電
力変換器がとる高周波側の無効電力を制御する手段と、
前記進相コンデンサに印加される電圧の波高値を制御す
る手段と、当該波高値制御手段からの出力信号に応じて
前記交流電源から供給される有効電力を制御する手段と
で構成している。
(作用) 第1の交直電力変換器は、商用周波数(50Hzまたは
60 HZ)の交流電力を直流電力に変換するもので、
前記商用電源の交流電圧を利用して自然転流する。また
、第2の交直電力変換器は、前記直流電力を高周波(例
えば1kHz)の交流電力に変換するもので、前記高周
波進相コンデンサに印加される高流電圧を利用して自然
転流する。
第2の交直電力変換器は、前記外部発振器から与えられ
る位相基準信号に基づいて位相制御され。
点弧パルスが与えられる。その結果前記進相コンデンサ
に印加される電圧の周波数は、上記位相基準信号の周波
数に一致させられる。
前記進相コンデンサに印加される電圧の波高値は、前記
交流電源から供給される有効電力を調整することにより
、はぼ一定値に制御される。
また、前記進相コンデンサtこ印加される電圧の前記位
相基準信号に対する位相差が零になるように前記第2の
交直電力変換器がとる高周波側の無効電力を制御する。
前記交流電源から供給される有効電力の値及び前記第2
の交直電力変換器がとる高周波側の無効電力の値は、2
つの変換器の直流側の電圧及び直流電流の値によって決
定される。有効電力は、直流電圧と直流電流の積に比例
し、無効電力は、直流電流に比例し、直流電圧の大きさ
に反比例する。
この関係を利用して、2つの交直電力変換器の点弧位相
角を調整することにより、上記有効電力及び無効電力を
制御する。
即ち、本発明の高周波電源装置では、2つの交直電力変
換器の点弧位相角を制御することにより。
前記交流電源から供給される有効電力及び第2の交直電
力変換器の高周波側の無効電力を同時に制御し、前記進
相コンデンサに印加される電圧の波高値及び位相の安定
化を図っている。この結果、サイクロコンバータ等の負
荷に対し、安定した高周波電源となる。
(実施例) 第1図は本発明の高周波電源装置の実施例を示す構成図
である。
図中、SUPは3相交流電源、Tpは電源トランス、S
81は第1の交直電力変換器、 Ldは直流リアクトル
、SS2は第2の交直電力変換器。
C,APは高周波進相コンデンサ、LOADは負荷であ
る。
また、制御回路として、電源電圧検出器PTs、高周波
電圧検出器PTcap、直流電流検出器CTd、整流回
路り1位相差検出器5ITA、  比較器C□〜C,、
位相差制御補償回路H#(S)、  電圧制御補償回路
GV(S)、電流制御補償回路Gx(S)、 2乗演算
回路SQよ一8Qs、平方根演算回路SQR,加算優A
、 〜A、、割算器DIV、反転増幅器INV。
演算器CAL、位相制御回路PHC,,PHC,、外部
発振器oli0及びフィードフォワード制御回路FFが
用意されている。
第1の交直電力変換器S81の交流側端子は、電源トラ
ンスTrを介して3相交流電源SUPに接続されており
、当該電源電圧を利用して自然転流する所謂他励コンバ
ータを構成している。その直流側出力電圧vd工は、変
換器S81を構成するサイリスタの点弧位相を調整する
ことにより制御される。
変換器SSIの位相制御回路PHC1は電源電圧vR*
 Vst V丁に同期した単位正弦波6R* 6S+e
丁を基準電圧として位相制御を行っている。
また、第2の交直電力変換器SS2の直流側端子は直流
リアクトルLdを介して一方向の電流が流れるように前
記第1の交直電力変換器S81の直流側端子に接続され
ている。当該第2の交直電力変換器SS2の交流側端子
は高周波進相コンデンサCAPに接続され、当該進相コ
ンデンサCAPに印加される交流電圧を利用して自然転
流する。
変換器SS2の位相制御回路PHC,には、外部発振器
Os0からの基準信号eav 8bt eQが与えられ
、それを基準に位相制御を行っている。
進相コンデンサCAPに印加される電圧va。
Vbt vcの周波数と位相は上記基準信号eat 8
byecの周波数と位相に一致するように制御される。
負荷LOADは、上記進相コンデンサCAPに印加され
る電圧を高周波電源とするもので、例えば、他励コンバ
ータと直流機の組合せ、またはサイクロコンバータと交
流電動機の組合せ等がある。
次に、第1図の装置の動作を説明する。
まず、進相コンデンサCAPの電圧を確立させるための
起動動作を説明する。
第2図は、第1図の主回路部を等測的に表わしたもので
、第1の交直変換器SSIを直流電圧源Vd工として表
わしている。
第2の交直電力変換器SS2はサイリスタ S。
〜S、で構成され、進相コンデンサCAPはCab。
Cbct Ccaとして表わしている。なお、負荷LO
ADは起動時には開放されているものとする。
変換器SS2は、位相制御回路PHC,から点弧パルス
を与えられるが、例えば、素子S2とS4に点弧パルス
が与えられた場合1次の経路を通って進相コンデンサC
,b、Cb、、Ccaを充電する。
1つは、直流電源Vdz→直流リアクすルLd→サイリ
スタS4→コンデンサCab→サイリスタS2→直流電
源Vdiの経路を流れ、もう1つは直流電源vd;→直
流リアクすルL8→サイリスタS、→コンデンサCca
→コンデンサCbc→サイリスタS2→直流電源Vdt
の経路を流れる。これによって。
コンデンサCabには、電圧vab=+vdユが印加さ
れ、コンデンサCbc及びCCaには、電圧Vbc=−
(1/2)Vd、及びVca=  (1/2)Vatが
印加される。
第3図は、変換器SS2を構成する素子S1〜S、の点
弧パルス信号SGとそのときのコンデンサCabに印加
される電圧Va−b及び第2図の回路のa点の相電圧v
8を示す。
第2図のモードの次は素子S4とS、に点弧パルスが与
えられる。すると、コンデンサCbcに充電された電圧
Vbcが素子S2に逆バイアス電圧として印加され、素
子S3をオン、素子S2をオフさせる。すなわち、起動
時、進相コンデンサCAPは転流コンデンサの役目をは
たす、これにより、電圧Va−bは、+vdから、+(
1/2)Vdニ変化し、同様に他のコンデンサCbc及
びCcaの電圧も変化する。
ただし、充電電流Idは直流リアクトルLaを介して流
れ込むため、Va−bは破線の如く徐々に立上る。その
時間を25とした場合、Va−bの基本波成分はδでけ
遅れる。相電圧v8は線間電圧Va−bに対して(π/
6)ラジアンだけ位相が遅れる。
変換器SS2の点弧モードSGと相電圧Vaを比較する
とわかるように、起動時の位相制御角α2は、 α2=π−δ (ラジアン)        ・・・■
となっている。δはあまり大きくないので、近似的には
α、4180@で運転されていることになる。
このとき、変換器S82の出力電圧Vdiは、第2図の
矢印の方向を正とした場合。
vd2=  k 0Vcap 0CO87m、    
    +++■となっている。ただし、には比例定数
、 Veapは進相コンデンサCAPに印加される相電
圧波高値とする。
当該出力電圧Vdaが変換器SS1の出力電圧Vdiと
つり合っている。しかしこのままでは進相コンデンサC
APには、当該直流電圧Vdx以上の電圧は充電されな
い。
そこで、変換器SS2の点弧位相角α2を90゜の方向
に少しずらしてやる。すると、■式で示される出力電圧
Vdzが減少し、V dz > V atとなる。
この結果充電電流Idが増大し、 コンデンサ電圧vc
apを増大させ、V dx = V dzとなって落ち
着く。
さらにVC,、を増加させたいときは、α2をさらに9
0°の方向にずらし、出力電圧Vdxを減少させること
により達成できる。α2=90°ではVd2=Ovとな
り、理論的には、直流電圧Vdxがごくわずかな値でも
コンデンサ電圧vcapを大きな値に充電することがで
きる。しかし、実際には1回路損失があるため、その分
の電力供給は必要不可欠のものとなる。
次に、このようにして確立された進相コンデンサCAP
17)電圧Vat Vby vcが第1図の位相制御回
路PHC2に与えられる3相基準電圧e at e b
yeoの周波数と位相に一致することを説明する。
第4図は、変換器SS2の点弧位相角α2が90°付近
で動作しているときの位相制御基準信号8ae (1!
by eGと変換器SS2の点弧パルス信号の関係を表
わす。
基準信号eat ebr aQは外部発振器OSCから
与えられるもので、次式のように表わせる。
θa=sin (ωc” t) ・・・■ eb=sin (ω6・t−2π/3)      −
@)ec=sin(ω。・t+2π/3)     ・
・・■ここで、ω。=2πf0は高周波の角周波数で例
えIf f c=1 kHz程度に選ばれる。
進相コンデンサCAPの相電圧v、、Vbp v。
が上記基準電圧eat 8bt eQの周波数と位相に
一致している場合、変換器S82の直流側出力電圧Vd
zは■式で表わした通りとなる。従って、この状態では
、V dx = V dzとなってつり合い、直流電流
Idの増減はない。
この状態から、仮りにコンデンサ電圧の周波数が低くな
り、破−線のようにVa’ e Vb’ ? Vc’と
なった場合を考える。
変換器SS2の点弧位相角はα2からα2′に変化し、
SS2の直流側出力電圧Vdiは減少しvd工> V 
d2となる。この結果、直流電流Idが増加し、次式で
示されるSS2 の交流側の無効電力Q3sxを増加さ
せる。
Qssz =ke−Veap・I d−sinα、1 
    、・、 (IEI第5図は変換器S82の交流
側の1相分の等価回路を表わしたもので、変換器S82
は遅れ電流をとる可変インダクタンスLSSa に置き
換えられる。この回路の共振周波数f eaPは。
f cap=1 / (2π君;q薇π=   ・・・
■となる。
Q 852が増大することは1等価インダクタンスLa
5sが減少することに等しく、上記周波数f QaPは
増大しv、’、vb’、vc’ の周波数fcaPは基
準電圧eat ebt eQの周波数f0に近ずく。
同様に−f cap> f cとなった場合には、直流
電流Idが減少し、LsSsが大きくなって、やはりf
eaP=feとなって落ち着く。
進相コンデンサCAPの電圧の位相が基準電圧の位相よ
り遅れた場合には、上記f cap< f 、となった
ときと同様に直流電流Idが増加し、進相コンデンサC
APの電圧位相を進める。逆に進相コンデンサCAPの
電圧位相が基準電圧より進んだ場合には、上記f ca
p> f eとなったときと同様に直流電流Idが減少
し、進相コンデンサCAPの電圧位相を遅らせる。この
ようにして進相コンデンサCAP(7)電圧Vat V
bt Veは、基準電圧ea。
ebyecと同一周波数、同位相となるように直流電流
Idの大きさが自動的に調整されるものである。
しかしながら、実際には回路損失等のため、進相コンデ
ンサCAPに印加される電圧va、 vb。
VCの位相は、基準電圧eat ebe eQより若干
遅れる。その遅れ角をθとした場合、当該コンデンサ電
圧Vay Vby v、は次式のように表わされる。
VB=Vcap ” 8in(ω(” t−θ>   
    −evb=vcap−8in(ω。・を−θ+
2g/3)−■Vc=Vcap−sin(ω(H・t−
θ−2yc / 3 ) −(10)ただし、 Vca
pは電圧波高値である。
変換11SS2の点弧位相角α、は、外部発振器08゜
からの基準信号ear ebp 8eに基づいて決定さ
れるため、当該基準信号に対して、進相コンデンサCA
Pに印加される電圧v、、Vb* vcの位相が異なる
場合、必要な出力電圧を発生させることができなくなり
、その分位相制御入力信号がずれてしまう、結果的に、
制御可能な領域を縮め、位相制御の非線形性や飽和を招
いていた。
また、負荷が急変した場合、進相コンデンサに印加され
る電圧の位相が、上記基準電圧に対して変動し、その変
化の減衰が遅いのも問題となる。
このような進相コンデンサの印加電圧の位相の変動は、
変換器SS2や負荷装!!(例えばサイクロコンバータ
等)の転流失敗を招き、過電流等により、素子に悪影響
を与える。
以下、第1図にもどって、これらの欠点を除去する制御
法を説明する。
第1図の装置の制御回路部は、大きく分けて、■進相コ
ンデンサに印加される電圧の波高値v c a pを制
御する回路と、■当該各相電圧V a = V b t
 V cの基準電圧eat eb、ecに対する位相差
θを制御する回路の2つがある。
進相コンデンサCAPに印加される電圧の波高値v c
apは、交流電源SUPから供給される有効電力Piを
制御することにより、調整することができる。当該有効
電力PLは、変換器S81の直流側の電圧Vdtと直流
電流Idの積に比例する。
変換器SS2の直流電圧をVdzとした場合、定常状態
では、 V d1= V daとなり直流電流Idの増
減はない、ここでVdよ= V daを増加させること
により、交流電源SUPから供給される有効電力Plを
増加させ、 そのエネルギーを進相コンデンサCAPに
蓄積させてコンデンサ電圧V eaPを増加させること
ができる。逆に、V dr = V daを減少させる
ことにより、Plを減らし、 進相コンデンサCAPの
電圧VCaPを減少させることができる。
一方、前記進相コンデンサCAPに印加される電圧Va
v Vby vcの位相角θは、第2の交直電力変換器
SS2がとる交流側(高周波側)の遅れ無効電力Q s
s*を制御することにより調整できる。
当該遅れ無効電力Q831は(へ)式にも示したように
、直流電流Idと、変換器SS2の点弧位相角α2の正
弦値との積に比例する。さらに、当該点弧位相角α2の
余弦値QO8CL zは、 SS2の直流電圧Vdtに
比例しており、次の関係式が成り立つ。
si、n a 、 = (1四−(cosai)”  
     −(11)cosα、 cc Vdx   
         +++ (t2)従って、直流電流
Idを大″きくするかあるいは、直流電圧Vdxの値を
小さくすることにより、S82の遅れ無効電力Q ss
iを増加させることができ、第5図で示した等価インダ
クタンスLa5s を減少させ、共振周波数feapを
高めることができる。
すなわち、コンデンサ電圧の位相角θを進ませることが
できる。
逆にIdを小さくするか、 Vdsを大きくすることに
よりQsszを減少させf eaFを低くすることがで
き、位相角θを遅らせることができる。
以下、その動作を第1図の実施例で説明する。
まず、進相コンデンサCAPの印加電圧VajVb* 
v、を変成器pT’capを介して検出し、外部発振器
O80から出力される基準信号8 at (3byθ。
とともに位相差検出回路5ITAに入力する。
第6図は第1図の位相差検出回路の具体例を示す構成図
である0図中、 k工〜に、は比例要素、ML1〜ML
、は乗算器、ADは加算器、Kは比例要素、VTは移相
器である。
まず、外部発振器o8゜からの出力信号Say 6bp
e0は移相器VTを介して、90°位相の進んだ信号e
λ、 e’6. e’−に変換される。すなわち、e’
a=  (ea   eb)iE =8in (ω。−1+π/2) =coj (ω。・t)         ・・・(1
3)et= (ea  ac) /E =cos (ω。・t−2π/3)    ・・・(1
4)ac= (eb−aa) /E =cos (ω。・t+2π/3)    ・・・(1
5)となる。
また、 3相電圧検出器PTcapによって検出された
進相コンデンサCAPの瞬時電圧va、 vb。
voは比例要素に1. k2. k、を介して規格化さ
れ、単位電圧fat ?b+ ?/。になおされる。
乗算器MLユ〜ML、I、加算器AD及び比例要素に用
いて、次式のように位相差θの正弦値sinθが求めら
れる。
=−sfnθ ・・・(16) 位相差θが余り大きくない範囲では、θ″:sinθと
なるので、制御量としてsinθを用いてもあまり問題
ない、なお、この後に5in−’の演算を行えば、正確
なθを求めることもできる。
位相差θは、進みを正として検出できる。
位相差の検出値θは、第1図の比較器C1に入力され指
令値0京と比較される0通常、この指令値θ町±零に設
定されている。偏差ε−=θ京−〇は1次の位相差制御
回路He(S)に入力され、比例増幅あるいは積分され
る。このHe (S)の出力信号工:は、変換器SS2
の無効電流指令値となる。
一方、変成器をpT’capによって検出されたコンデ
ンサ電圧v、、Vbt Veを整流回路りに入力し、波
高値v capを求める。
比較器C2では、上記検出値VCaPと、波高値指令値
v capを比較し、偏差εv =V cap −V 
capを求める。当該偏差εVは電圧制御補償回路Gv
(S)によって、積分あるいは比例増幅され、加算器A
1に入力される。
また、負荷LOADが消費する有効電力PLを検出し、
フィードフォワード制御回路FFによって次式の演算を
行い、有効電流指令値の一部IrOとする。
IPO”  kP” pL ・・・(17) 加算器Aよでは、GV(S)の出力信号Δx責と上記信
号Haを加え合せ、有効電流指令値I七を求める。
前記無効電流指令値工=及び上記有効電流指令値IPか
ら、2乗演算器S Q 1− S Q−と加算器A。
及び平方根演算器SQRを介して、次式のように直流電
圧指令値工:を求める。
エゴ=π「Ziでy ・・・(18) また、当該直流電流指令値I】と前記有効電流指令値I
rを割算器DIVに入力し1次のように直流電圧指令値
vごを求める。
当該直流電圧指令値v二は、1つは加算器へつを介して
、そのまま、第1の交直電力変換器S81の位相制御回
路PHC,に入力され、もう1つは。
反転増幅器INV、  加算器A、及び演算器CALを
介して、第2の交直電力変換器SS2の位相制御回路P
HC,に入力される。
位相制御回路PHC1には、変成器PTsを介して検出
された電源電圧VR,V3.v丁に同期した単位正弦波
1!lRt 63t 8丁が入力され、当該信号を基準
にして位相制御がなされる。
また、位相制御回路PHC1には、外部発振器08゜か
らの高周波(例えば1kHz)の基準信号ela+ e
bt eQが与えられ、 当該信号を基準にして位相制
御がなされる。
一方、変流器CTdにより直流電流工。が検出され、比
較器C1により前記指令値工:と比較される。
当該偏差εz=Id−Idは電流制御補償回路0x(S
)により増幅され、前述の加算器Aa及びA、に入力さ
れる。
定常状態では、直流電流Idは、その指令値工1に一致
しているものとして、まずG工(S)の出力信号を十分
小さいものと仮定して、直流電圧制御動作を説明する。
故に1位相制御回路PHC1及びPHC,の入力Vα□
、すα2は各々次のように表わされる。
Vα1 ° vo ・・・(20) ここでV□は電源電圧vR,Vst vτの波高値、v
caPはコンデンサ電圧v、、vbt vcの波高値を
示す。
第1の交直電力変換器S81の直流電圧Vd工は、上記
入力信号Vα、に比例した値となる。
Vdx  =  k  9Vg=1cosα。
=  k’・vgm・Vα1 =に’−V、。−v:       ・(22)同様に
、第1の交直電力変換@SS2の直流電圧Vdxは、 
PHC,の入力信号fcImに比例した値となる。
V17z  =  −k  番Vcap0cosa*=
 −に′・veap” fctz =  Vd□ ・・・(23) すなわち、面直流電圧V dx e V daは、直流
電圧指令値vごに比例した値となる。
次に直流電流Idの制御動作を説明する。説明を簡単に
するため、電流制御補償回路axcs>は比例要素に工
として取扱う。
(20)、 (21)式の位相制御人力Vα1及びV□
は。
次式のように書きなおされる。
?(y、=vご+εニー Kニー(24)Ia>Iaと
なった場合、偏差CIは正の値となり、その結果、vd
□> Vdzとなって、直流電流Idを増加させ、逆に
Im<xdとなった場合、偏差ixは負の値となり、V
d□< Vdzとなって。
直流型Idを減少させる。故に最終的に工d−r工dと
なって落ち着く。
次に変換器SS2の有効電流IPsと無効電流工。2の
制御動作を説明する。
第7図は、交流側(1相分)の電圧電流ベクトル図を表
わすもので、(a)は変換器S81の交流側ベクトル図
、(b)は変換器S82の交流側ベクトル図を示す。
図中、V、は電源電圧、ISiはSSIの入力電流、I
Pxy IQ□はその有効分と無効分を表わす。
また、 Vaは進相コンデンサ電圧、ISzはSS2の
入力電流、I Pi # I Qzはその有効分と無効
分を表わす。
SSI及びSS2の点弧位相角α□、α3の余弦値co
s、a、及びcosα2は1位相制御入力信号Vα1及
びVCInの値に比例する。また、S81及びSS2の
入力電流XSX及びISzの大きさは、直流電流Idの
値に比例する。このことから、各々の有効電流及び無効
電流は次のようになる。
まず、変換器S81については、Id=Iaとして。
IPz  =  I3x°cosα1 = kl・工d11cosα1 =に警・Id−V。
弁 kl・IP IQi =  I5z ” sinα1=、kl・Id
−1−(cosg、)”句 kl・工。
・・・(27) となる、また、変換器SS2については、IPs = 
 工sり” 00gα2 =  k4・It1Φcosaz I Q冨=  I s雪” 8inlX1= kz・I
d−1−(COII(!、)”となる。
すなわち、変換器SS2の有効電力P53gは、有効電
流指令値I七に比例した値となり、また。
無効電力Qaszは、無効電流指令値I:に比例した値
となる。また、第1図の矢印の方向を有効電力の正の値
とした場合、変換器S81の有効電力Pa5tに対して
、SS2の有効電力はPS3*=−PS5zの関係が成
り立つ、なお、無効電力Q S S l及びQssxに
関しては、V gm = V C□の関係にあるときに
限り、 Qsst = Qsszが成り立つ。
いずれにしても、有効電力指令値1貴及び無効電力指令
値エエを制御することにより、変換器S82の有効電力
Psss及び無効電力QSS□を調整することが可能で
ある。
次に、進相コンデンサCAPに印加される電圧Vat 
Vbt Vcの波高値VCaPの制御動作と、基準電圧
f3at ebe E3Qに対する位相差θの制御動作
を説明する。
まず、θ制御について説明する。
0束〉θとなった場合、偏差εeは正の値となり、無効
電流指令値工;を大きくする。その結果(29)式で示
されるSS2の無効電流(遅れ)Ietは増大し、第5
図の等価インダクタンスLSIgを小さくする。従って
、共振周波数f CaFが高くなり、位相θを進ませ、
 θ=θ東となるように制御される。
逆に、θ東くθとなった場合、偏差ε0は負の値となり
、工;を小さくする。故にL5Sxは大きくなり、f 
QaPが低くなって、位相θを遅らせる。最終的にθ=
θ軍となって落ち着く6 θ木=Oに設定すれば、進相コンデンサ電圧ValVb
+ v、は、基準電圧eat ”be eQと同一位相
となる。
一方、vcaP制御は次のようになる。
Vc:p > Veapとなった場合、偏差εVは正の
値となり、有効電流指令値1七を増加させる。その結果
、 (28)式で示されるSS2の有効電流IPzが増
大し、その分、エネルギーとして進相コンデンサCAP
に蓄積され、電圧波高値VCMPを増加させる。
逆に、Vc:p < V(H3pとなった場合、偏差ε
9は負の値となり、工;を減少させる。故に、進相コン
デンサCAPの蓄積エネルギーが減少し、電圧波高値v
capも減少する。最終的Veapキv capとなっ
て落ち着く。
負荷LOADがとる有効電力PLが急増した場合、フィ
ードフォワード回路FFを介して、有効電流指令値工t
の一部工責。を増加させることにより、電源SUPから
供給される電力P93工も負荷急変に見合った電力とな
り、進相コンデンサ電圧vcapが低下するのを防止す
ることができる。
以上・のようにして、本発明の高周波電源装置は。
当該高周波電圧の波高値V CMP及び位相θを安定に
保つことができる。
(発明の効果) 以上のように、本発明の高周波電源装置は、自然転流動
作だけで、正弦波出力の高周波電圧を発生させることが
でき、 しかもその周波数f eaF及び電圧波高値V
。apは外部から与えられる設定値に任意に与えること
が可能である。さらに、変換器は2台で済み、従来のサ
イクロコンバータ方式に比較すると格段に素子数を低減
させることができる。従って、大容量の高周波電源装置
として信頼性が高く、経済的な装置を提供することが可
能となる。
また、進相コンデンサに印加される電圧va。
V b p V Qと外部発振器から出力される基準信
号eat81)、8゜との位相を完全に一致させること
ができ。
変換器SS2の位相制御や負荷(例えばサイクロコンバ
ータ等)の位相制御に際し、非線形性や飽和等がなくな
り、広範囲な制御領域を確保することができる。さらに
負荷急変等があっても、上記進相コンデンサの電圧va
t Vbp v、と、基準信号8Jl eb* eGと
の位相差θを検出し、制御しているため、位相差θの変
動が小さくなり、かつ振動の減衰を早めることができる
。従って、変換器SS2等の転流余裕角が極端に小さく
なることがなくなり、転流失敗による素子破壊の危険も
なくなる。全体的に信頼性の高い高周波電源装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高周波電源装置の実施例を示す構成図
、第2図及び第3図は第1図の装置の起動動作を説明す
るための等価回路図とタイムチャート図、第4図及び第
5図は第1図の装置の動作を説明するためのタイムチャ
ート図と等価回路図。 第6図は第1図の装置の位相差検出回路の実施例を示す
具体的構成図、第7図は第1図の装置の動作を説明する
ためのベクトル図である。 SUP・・・3相交流電源 T1・・・電源トランスS
SI・・・第1の交直電力変換器 Ld・・・直流リアクトル SS2・・・第2の交直電力変換器 CAP・・・高周波進相コンデンサ LOAD・・・負荷 PTg、 PTcap・・・電圧検出器(変成鼎)CT
d・・・電流検出器(変流器) D・・・整流回路5I
TA・・・位相差検出回路 01〜C3・・・比較器  A1〜A、・・・加算塁H
s(S)、Gv(S)、Gx(S)−制御補償回路SQ
工〜SQ2・・・2乗演算器 SQR・・・平方根演算器  DIV・・・割算器FF
・・・フィードフォワード制御回路INV・・・反転増
幅器  CAL・・・演算器PHC1,PHC,・・・
位相制御回路08゜・・・外部発振器 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同  第子丸 健 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 交流電源と、該交流電源に交流側端子が接続された第1
    の交直電力変換器と、当該第1の交直電力変換器の直流
    側に直流リアクトルを介して一方向の直流電流が流れる
    ように直流側端子が接続された第2の交直電力変換器と
    、当該第2の交直電力変換器の交流側端子に接続された
    高周波進相コンデンサと、当該進相コンデンサを高周波
    電圧源とする負荷と前記第2の交直電力変換器の点弧位
    相を制御する位相制御回路に位相基準信号を与える外部
    発振器と、当該外部発振器から与えられる基準信号と前
    記進相コンデンサに印加される電圧との位相差を検出す
    る手段と、当該位相差に応じて前記第2の交直電力変換
    器がとる高周波側の無効電力を制御する手段と、前記進
    相コンデンサに印加される電圧の波高値を制御する手段
    と、当該電圧波高値制御手段からの出力信号に応じて前
    記交流電源から供給される有効電力を制御する手段とを
    具備してなる高周波電源装置。
JP63174909A 1988-07-15 1988-07-15 高周波電源装置 Pending JPH0226273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63174909A JPH0226273A (ja) 1988-07-15 1988-07-15 高周波電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63174909A JPH0226273A (ja) 1988-07-15 1988-07-15 高周波電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0226273A true JPH0226273A (ja) 1990-01-29

Family

ID=15986816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63174909A Pending JPH0226273A (ja) 1988-07-15 1988-07-15 高周波電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0226273A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019159632A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 本田技研工業株式会社 インバータ発電機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019159632A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 本田技研工業株式会社 インバータ発電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kim et al. New control scheme for AC-DC-AC converter without DC link electrolytic capacitor
US3959719A (en) Static controller for power factor correction and adaptive filtering
JPS6137864B2 (ja)
US4780660A (en) Apparatus for compensating reactive power by current-source type converter
JPS6148356B2 (ja)
JP2842587B2 (ja) 電流振動の補償法および装置
JPH0199476A (ja) 高周波リンク変換装置
US4556937A (en) DC-AC Power converter including two high frequency resonant link converters
US4401934A (en) Adaptive control system for line-commutated inverters
US4074348A (en) Circuit arrangement with a number of cycloconverters, particularly direct cycloconverters in y-connection
JPH0226273A (ja) 高周波電源装置
Misra et al. Understanding the control of 12-pulse thyristor converters in VSC-based HVDC system with passive filters
JPS58141699A (ja) 電動機制御装置
JPH07123726A (ja) 電力変換装置
JP3227009B2 (ja) 交流電気車の制御装置
JPS5819169A (ja) Pwm制御変換器の制御方法
JP2609229B2 (ja) 循環電流形サイクロコンバータにおける制御装置
JPS5910134B2 (ja) 電力調整装置
JP2777173B2 (ja) 電力変換装置
JP2598000B2 (ja) 高周波電源装置
JPS6127979B2 (ja)
EP1146631A2 (en) AC/DC converter control system
JPH01214265A (ja) 電流形変換装置の出力電圧制御装置
JPH0731192A (ja) 可変速駆動システムの制御方法及び装置
JPS5960619A (ja) 電力調整装置